JPS60170055A - 回転ヘツド方式の情報信号記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は回転ヘッド方式の情報信号記録再生装置に係
り、特にアフターレコーディング時のトラッキング方式
の改良に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

第１図は、ア・ゾマス記録方式とよばれる１回転ヘッド
を用いた一つのトラック形成法の例を示すものである。

この方式は、アゾマス角の異る２つのヘッドＡ、Ｂ（図
示せず）を用いてテープ１に情報信号が記録される。ヘ
ッドの走行方向とテープ１の走行方向を矢印２，３であ
られす。

まず、ヘッドＡによってトラックＡ１が形成される。次
にヘッドＢによってトラックＢノが記録されるが、この
とき、ヘッドの幅より小さいトラックピッチになるよう
にテープを走行させると、トラック八１の一部を消しな
がらＢノが重なるように形成される。次に再びヘッドＡ
によってトラックＡ２が記録されるが、同様にＢ１を一
部消しなからＡ２が重るように形成される。トランクＢ
２以下同様である。従って、ヘッド軌跡の中心線と、ト
ラックの中心線との間には、ずれを生じる。トラックＢ
１についてみると、ヘッド軌跡の中心線はＣＨで、トラ
ックの中心線はＣＴとなる。

再生時は、サーボ制御によって、トラックの中心にヘッ
ド軌跡が一致するように動作する。

そのサーボ方式の一例を次に示す。

す１わち、このトラッキングサーブ方式は、制御信号と
してそれぞれ周波数の異なる４個のパイロット信号を用
い、これをトラック毎に順次切換えながらビデオ信号（
情報信号）と共に周波数多重記録する。ここで、上記パ
イロット信号の周波数をそれぞれｆ、〜ｆ４とする。こ
の・！イロット信号の周波数ｆ、〜ｆ４は、一般に ｆ　、＝　１０２．５４４　［ｋＨｚ）ｆ　ｘ　＝　１
１８．９５１　［ｋＨｚ）ｆ　ｓ　”＝　１４８．６８
９　ＣｋＨｚ　］ｆ　４　＝１６，５．２１０　ＣｋＨ
ｚ　］に設定されておシ、第２図に示すようにビデオ信
号ＴＶａ−ＴＶｂ及び音声信号Ａと共に多重記録される
ものである。

第３図は、録音テープ１に回転ヘッドによって記録され
たトラックノ９ターンを模式的に示したもので、上記４
つの周波数のパイロット信号ｆ１〜ｆ４は、上述したよ
うにトラック毎に順次かつ巡回的に切換えられて記録さ
れている。

第４図を用いて、このパイロット信号の再生される様子
を説明する。

まず、トラック２．３．４には、それぞれ上記パイロッ
ト信号ｆｘ　、ｆ−、ｆｉが記録されているものとする
。このうち、トラック３をへ、ド５がトラッキングする
場合について述べる。

尚、ヘッド５０幅はトラックの幅より広く設定されてい
る。

すなわち、ヘッド５が正しくトラッキングしている場合
（Ｂに示す位置）は、隣接する両トラック２，４から互
いに等しい振幅の／４’イロット信号ｆ２　、ｆ、が、
トラック３から再生される主信号に混入する。ところが
、トラッキングがずれている場合、つ１９ヘツド５がＡ
の位置にある場合にはパイロット信号ｆ４の振幅がパイ
ロット信号ｆ２の振幅に比べて大きく混入し、またＣの
位置にある場合にはその逆になる。

したがって、両隣接トラック２，４から得られるパイロ
ット信号ｆ＊−ｆａの振幅の差を検出スれば、トラッキ
ング誤差信号を得ることができる。そして、このトラッ
キング誤差信号に基づいて上記テープの送り速度を、へ
の場合は矢印６の方向へ、Ｃの場合は矢印７の方向へ進
ませるあるいは遅らせるように制御すれば、トラッキン
グサーボが成立することになる。

第５図は、従来の他のトラッキングサーブ方式を示すも
ので、パイロット信号８を時分割的にデジタル信号でな
る情報信号に挿入して記録しておき、再生時にヘッドの
トラッキング誤差をその挿入点において標本化し検出す
る方式のものである。

ところで、このようにトラッキングしながらトラックの
一部をアフターレコーディングすると、トラックがずれ
てしまう。第６図により説明する。トラックＡＩ、Ｂｌ
、１２・・・を再生しながら、トラックＡ　Ｉ’　、　
Ｂ　１’　、　Ａ　、”　、・・・をアフターレコーデ
ィングしていく場合を考える。トラックＢ１ｔｌ−考え
ると、トラックＢ１を再生するとき、ヘッドの軌跡は、
トラックの中心線Ｃに一致するようにサーボがかけられ
る。Ｂ　Ｊ’のアフターレコーディングの領域にくると
、前のデータを消して新たに書かれるので、トラックは
、ヘッドの幅になる。次にＡ　２’が書かれるときは、
第１図と同様にＢ　１’の一部を消して重ね書きしてい
くので、結果として、Ｂ　１’のトラックの中心線は　
Ｃ／のようにな９、Ｃからずれる。

このずれが再生時にトラッキングに支障をきたすことは
いうまでもない。

〔発明の目的〕

この発明は上記のような問題を改善するためになされた
もので、回転ヘッドを用いたアジマス記録方式において
、トラックの一部にアフターレコーディングを行なった
場合でもトラックずれを生じない、極めて良好な回転ヘ
ッド方式の情報信号記録再生装置を提供することを目的
とする。

〔発明の概要〕

すなわち、この発明による回転ヘッド方式の情報信号記
録再生装置は、走行する磁気テープにアジマス角の異な
る複数のヘッドを有する回転ヘッドを用いてヘッド幅よ
ｐ細いトラックを形成することによりトラッキング検出
信号を含む情報信号を記録し、この磁気テープに対して
前記情報信号が記録されたトラックを前記回転ヘッドの
複数のヘッドがそれぞれ走査することにより前記情報信
号を再生するもので、この再生時に同時に得られたトラ
ッキング検出用信号からトラッキング誤差信号を生成し
該トラッキング誤差信号に応じて前記磁気テープの走行
速度を可変制御することによシ前記回転ヘッドのトラッ
キング誤差を修正する第１のトラッキング制御手段と、
この第１のトラッキング制御手段による前記回転ヘッド
のトラック走査時に該トラックの所定の一部に新たな情
報信号を記録するアフターレコーディング手段とを有す
る回転ヘッド方式の情報信号記録再生装置において、Ｍ
配子フタ−レコーディング手段により新たな情報信号を
記録するときに前記ヘッドが低情報信号記録時の前記ヘ
ッドの軌跡上を走査するように前記トラッキング誤差信
号にバイアスを加える第２のトラッキング制御手段を具
備し、この第２のトラッキング制御手段により既に記録
したトラックと新しく記録するトラックとの間のずれを
減少させるようにしたことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、図面を参照しながらこの発明の一実施例について
説明する。

第７図は、この発明に係る回転ヘッド方式のＰＣＭ録音
再生装置の構成を示すものである。

すなわち、図中７１は磁気テープで、この磁気テープ７
ノは、モータ７２によって駆動されるキャプスタン７３
と、ピンチローラ７４により矢印７５の方向に走行する
。そして、この磁気テープ７１の信号記録面上を矢印７
６の方向に回転するヘッド７７ａ　、７７ｂによって走
査することにより、記録されている信号が読み出される
。この信号は、ロータＩＪ）うｙスｙ８１経て、入力ア
ンプ７９に与えられる。入力アンプ７９の出力は信号処
理ブロック８０およびフィルタ８１に与えられる。信号
処理ブロック８０では、入力信号を波形等化し、復調し
、伝送系で生じた誤りを発見し、訂正する。これらの詳
細は、ＰＣＭ伝送や記録等で、十分知られていることで
あり、ここでは省略する。

そして、信号処理ブロック８０の出力に得られるデジタ
ル標本系列は、　Ｄ／Ａコンバータ８２によってアナロ
グ信号に変換され、補間フィルタ８３．アンプ８４を経
て、アナログの音声信号として出力される。

一方、アンプ７９の出力は、フィルタ８２によりトラッ
キング検出用のノヤイロット信号のみを抜き出され、ト
ラッキング誤差検出回路８５に与えられる。このトラッ
キング誤差検出回路８５では、例えば前述したように、
両隣接トラックからのパイロット信号の大きさの差がと
られ、トラッキング誤差信号として出力される。

このトラッキング誤差信号は、加算回路８６に与えられ
、アフターレコーディング時には所定のバイアス信号が
スイッチＳを介して加えられて、モータドライブアンプ
８７を経て、モータ７２が駆動される。

第８図は、１トラツクあたりの記録フォーマットの一例
である。トラッキング信号（ＡＴＦ）は、時分割的に４
ケ所に書かれている。このフォーマットは、メインエリ
ヤＡとサシエリヤＢとに分力していて、どちらのエリヤ
もアフターレコーディング可能である。但し、ヘッドの
高さが機械によって異るなどの誤差を吸収するため。

両区間の間にはアフターレコーディングマージンが設け
られている。

第６図にもどって、上述の「所定のバイアス信号」の大
きさについて述べる。

トラックピッチをＰ、ヘッドの幅をＷとすれば、ＣとＣ
′の間隔ｄは −Ｐ ｄ＝　− である。従って、トラックＢ１を再生するときのトラッ
キングをｄだけ、テープの後方にずらせば、形成された
トラックにはずれがなく、他の誤差を無視すると、Ｂ１
と８１’等はきれいに一本のトラックになる。

但し、この場合、再生信号に多くのエラーを含み、雑音
が多くなる可能性がある。これを目立たなくするため、
帯域を制限したり、ステレオの場合、左右の相関が高い
ことを利用して、少くとも高域だけを混食するなどの手
段がある。

また、信号処理回路の誤り処理（検出・訂正・補正）能
力が高ければ、このような必要もない。

したがって、上記のように構成した回転ヘッド方式のＰ
ＣＭ録音再生装置は、回転ヘッドを用いたアゾマス記録
方式において、トラックの一部にアフターレコーディン
グを行なっても、トラックずれを生じることはない。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、回転ヘッドを用いたア
ジマス記録方式において、トラックの一部にアフターレ
コーディングを行なった場合でもトラックずれを生じな
い、極めて良好な回転ヘッド方式の情報信号記録再生装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はアジマス記録方式によるトラック形成法を示す
模式図、第２図はトラッキング検出用パイロット信号を
周波数分割で挿入したビデオ、音声信号のスペクトラム
分布を示す特性図、第３図はテープ上に記録されるトラ
ックノ９ターンを示す模式図、第４図は上記・ぐイロ、
ト信号からトラッキング誤差信号を生成する手段を説明
するための模式図、第５図は上記パイロット信号を時分
割で情報信号に挿入した場合のトラック・臂ターンを示
す模式図、第６図はアフターレコーディング時のトラッ
キング誤差を説明するための模式図、第７図及び第８図
はそれぞれこの発明に係る回転ヘッド方式の情報信号記
録再生装置の一実施例を示すもので、第７図はこの発明
に係る回転ヘッド方式のＰＣＭ記録再生装置の構成を示
すブロック回路図、第８図は上記実施例に用いられる記
録フォーマ、トを示す図である。 ７１・・・テープ、７２・・・モータ、７３・・・ギヤ
シスタン、７４　・・・ピンチローラ、７７ｈ　、７７
ｂ・・・ヘッド、７８・・・ロータリトランス、７９・
・・入カアンデ、８ｏ・・・信号処理ブロック、８１・
・・フィルタ、８２・・・Ｄ／Ａコンバータ、８３・・
・補間フィルタ、８４・・・アンプ、８５・・・トラッ
キング誤差検出回路、８６・・・加算回路、８７・・・
モータドライブアンプ、　ＡＴＦ・・・トラッキング・
パイロット信号。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第１図 １ 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 走行する磁気テープにアジマス角の異なる複数のヘッド
   を有する回転ヘッドを用いてヘッド幅よシ細いトラック
   を形成することによシトラッキング検出信号を含む情報
   信号を記録し、この磁気テープに対して前記情報信号が
   記録されたトラックを前記回転ヘッドの複数のヘッドが
   それぞれ走査することにより前記情報信号を再生するも
   ので、この再生時に同時に得られたトラ、キング検出用
   信号からトラッキング誤差信号を生成し該トラッキング
   誤差信号に応じて前記磁気テープの走行速度を可変制御
   することにより前記回転ヘッドのトラッキング誤差を修
   正する第１のトラッキング制御手段と、この第１のトラ
   ッキング制御手段による前記回転ヘッドのトラック走査
   時に該トラックの所定の一部に新たな情報信号を記録す
   るアフターレコーディング手段とを有する回転ヘッド方
   式の情報信号記録再生装置において、前記アフターレコ
   ーディング手段によシ新たな情報信号を記録するときに
   前記ヘッドが既情報信号記録時の前記ヘッドの軌跡上を
   走査するように前記トラッキング誤差信号にバイアスを
   加える第２のトラッキング制御手段を具備し、この第２
   のトラッキング制御手段によシ既に記録したトラックと
   新しく記録するトラックとの間のずれを減少させるよう
   にしたことを特徴とする回転ヘッド方式の情報信号記録
   再生装置。