JPH04315553A - 位置決め制御装置 - Google Patents
位置決め制御装置Info
- Publication number
- JPH04315553A JPH04315553A JP7979591A JP7979591A JPH04315553A JP H04315553 A JPH04315553 A JP H04315553A JP 7979591 A JP7979591 A JP 7979591A JP 7979591 A JP7979591 A JP 7979591A JP H04315553 A JPH04315553 A JP H04315553A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- servo motor
- speed
- positioning control
- circuit
- positioning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 40
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 5
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置決め制御装置に係
り、特に多軸プリント基板穴明機に使用するに好適な位
置決め制御装置に関する。
り、特に多軸プリント基板穴明機に使用するに好適な位
置決め制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サーボモータを使用したこの種の位置決
め制御装置としては、サーボモータの回転角度及び回転
速度を検出してこれらの検出出力を制御系にフィードバ
ックし、これらの検出出力に基づいてサーボモータを駆
動制御することにより対象物の位置決めを行なう閉ルー
プ制御方式、制御対象物である移動体の位置を検出し、
この位置検出出力に基づいてサーボモータを駆動制御す
ることにより対象物の位置決めを行なう開ループ制御方
式が知られている。
め制御装置としては、サーボモータの回転角度及び回転
速度を検出してこれらの検出出力を制御系にフィードバ
ックし、これらの検出出力に基づいてサーボモータを駆
動制御することにより対象物の位置決めを行なう閉ルー
プ制御方式、制御対象物である移動体の位置を検出し、
この位置検出出力に基づいてサーボモータを駆動制御す
ることにより対象物の位置決めを行なう開ループ制御方
式が知られている。
【0003】開ループ制御方式は、制御系の安定限界が
高く、そのループゲインを高く設定することができるの
で位置決め指令に対する移動体(対象物)の位置追従の
遅れ位置偏差を小さくすることができる。しかしながら
、開ループ制御方式では、サーボモータと移動体との間
に介在する駆動要素(たとえば、ボールネジ)の加工精
度や熱変位等がそのまま移動体の位置決めの位置精度に
影響するために高精度の位置決め制御を行なうことが難
しい。
高く、そのループゲインを高く設定することができるの
で位置決め指令に対する移動体(対象物)の位置追従の
遅れ位置偏差を小さくすることができる。しかしながら
、開ループ制御方式では、サーボモータと移動体との間
に介在する駆動要素(たとえば、ボールネジ)の加工精
度や熱変位等がそのまま移動体の位置決めの位置精度に
影響するために高精度の位置決め制御を行なうことが難
しい。
【0004】一方、閉ループ制御方式では、移動体の位
置を直接、検出してサーボモータを駆動するので高精度
の位置決め制御が可能である。しかし、サーボモータと
移動体との間に介在する駆動要素(たとえば、ボールネ
ジ)の弾性変形やバックラッシュにより制御系の安定限
界が低くなり、制御系のループゲインを高く設定するこ
とが難しく、位置決め指令に対する移動体(対象物)の
位置追従の遅れ位置偏差が大きくなり、高速の位置決め
制御を行なうことが難しい。
置を直接、検出してサーボモータを駆動するので高精度
の位置決め制御が可能である。しかし、サーボモータと
移動体との間に介在する駆動要素(たとえば、ボールネ
ジ)の弾性変形やバックラッシュにより制御系の安定限
界が低くなり、制御系のループゲインを高く設定するこ
とが難しく、位置決め指令に対する移動体(対象物)の
位置追従の遅れ位置偏差が大きくなり、高速の位置決め
制御を行なうことが難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような位置決
め制御装置が使用される加工機械としては、たとえばプ
リント基板の製造に使用されている多軸プリント基板穴
明機がある。現在、使用されているこの多軸プリント基
板穴明機の仕様の一例を挙げると、加工対象物を載置す
るテーブルの寸法が2000×800mm,テーブル重
量が400kg,テーブルの最大移動距離が800mm
,位置決め精度が0.005mmである。
め制御装置が使用される加工機械としては、たとえばプ
リント基板の製造に使用されている多軸プリント基板穴
明機がある。現在、使用されているこの多軸プリント基
板穴明機の仕様の一例を挙げると、加工対象物を載置す
るテーブルの寸法が2000×800mm,テーブル重
量が400kg,テーブルの最大移動距離が800mm
,位置決め精度が0.005mmである。
【0006】このようにテーブルの移動距離、換言すれ
ば移動体の移動距離が長い場合においても高精度の位置
決め制御を実現するには、リニアスケール等の位置検出
器によりテーブルの位置を検出し、閉ループ制御方式に
よりテーブルの位置決め制御を行なうのが一般的である
。
ば移動体の移動距離が長い場合においても高精度の位置
決め制御を実現するには、リニアスケール等の位置検出
器によりテーブルの位置を検出し、閉ループ制御方式に
よりテーブルの位置決め制御を行なうのが一般的である
。
【0007】一方、多軸プリント基板穴明機では単位時
間あたりの加工穴数の向上が強く要請されているが、こ
のためにはテーブルの位置決め制御時の追従遅れを極力
、小さくすることが大きな課題となる。上述したような
重量物(テーブル)を長い移動距離に対して位置決め制
御を行なう装置では、既述したようにボールネジ等の駆
動要素の弾性変形等により閉ループ制御方式では開ルー
プ制御方式と比較して制御系(サーボ系)の安定限界が
小さくなり、テーブル移動時の限界加減速度が低くなる
ために位置決め制御時間が長くなる。また制御系のルー
プゲインの設定が低くなるために位置決め制御時の追従
遅れが大きくなるという問題があった。
間あたりの加工穴数の向上が強く要請されているが、こ
のためにはテーブルの位置決め制御時の追従遅れを極力
、小さくすることが大きな課題となる。上述したような
重量物(テーブル)を長い移動距離に対して位置決め制
御を行なう装置では、既述したようにボールネジ等の駆
動要素の弾性変形等により閉ループ制御方式では開ルー
プ制御方式と比較して制御系(サーボ系)の安定限界が
小さくなり、テーブル移動時の限界加減速度が低くなる
ために位置決め制御時間が長くなる。また制御系のルー
プゲインの設定が低くなるために位置決め制御時の追従
遅れが大きくなるという問題があった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、重量物である制御対象物を長い距離にわた
って高精度でかつ高速度の位置決め制御を行なうことが
できる位置決め制御装置を提供することを目的とする。
ものであり、重量物である制御対象物を長い距離にわた
って高精度でかつ高速度の位置決め制御を行なうことが
できる位置決め制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の位置決め制御装
置は、対象物の位置決め指令及び速度指令を生成する移
動情報生成手段と、対象物を移動させる駆動手段と、駆
動手段の回転角度を検出する第1の位置検出手段と、対
象物の現在位置を検出する第2の位置検出手段と、移動
情報生成手段、第1の位置検出手段及び第2の位置検出
手段の出力信号を取り込み、これらの出力信号に基づい
て駆動手段を制御する制御手段とを有し、制御手段は、
対象物の移動開始点から目標位置手前の所定位置までは
第2の位置検出手段の検出出力に基づいて、目標位置手
前の所定位置から目標位置までは第1の位置検出手段の
検出出力に基づいて駆動手段を制御することを特徴とす
る。
置は、対象物の位置決め指令及び速度指令を生成する移
動情報生成手段と、対象物を移動させる駆動手段と、駆
動手段の回転角度を検出する第1の位置検出手段と、対
象物の現在位置を検出する第2の位置検出手段と、移動
情報生成手段、第1の位置検出手段及び第2の位置検出
手段の出力信号を取り込み、これらの出力信号に基づい
て駆動手段を制御する制御手段とを有し、制御手段は、
対象物の移動開始点から目標位置手前の所定位置までは
第2の位置検出手段の検出出力に基づいて、目標位置手
前の所定位置から目標位置までは第1の位置検出手段の
検出出力に基づいて駆動手段を制御することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】上記構成の位置決め制御装置においては、移動
情報生成手段により対象物の位置決め指令及び速度指令
が生成され、制御手段を介して駆動手段に供給される。
情報生成手段により対象物の位置決め指令及び速度指令
が生成され、制御手段を介して駆動手段に供給される。
【0011】駆動手段は制御手段により与えられた位置
決め指令及び速度指令に基づいて目標位置に向けて対象
物を移動させる。駆動手段は、対象物の移動開始点から
目標位置手前の所定位置までは第2の位置検出手段の検
出出力に基づいて開ループで、目標位置手前の所定位置
から目標位置までは第1の位置検出手段の検出出力に基
づいて閉ループで制御手段により制御される。したがっ
て、長い移動距離に対して重量物の位置決め制御を行な
うものにおいて、高精度でかつ高速の位置決め制御が可
能となる。
決め指令及び速度指令に基づいて目標位置に向けて対象
物を移動させる。駆動手段は、対象物の移動開始点から
目標位置手前の所定位置までは第2の位置検出手段の検
出出力に基づいて開ループで、目標位置手前の所定位置
から目標位置までは第1の位置検出手段の検出出力に基
づいて閉ループで制御手段により制御される。したがっ
て、長い移動距離に対して重量物の位置決め制御を行な
うものにおいて、高精度でかつ高速の位置決め制御が可
能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に本発明に係る位置決め制御装置の一実施例
の電気的構成を、図2及び図3にその機械的構成を、そ
れぞれ示す。図2及び図3において、本発明に係る位置
決め制御装置は、テーブル30を有している。テーブル
30は、その下面の両側部に固設されたボールベアリン
グガイド31、31を介してベース42に敷設されたレ
ール32、32上に載置されている。またテーブル30
の下面のほぼ中央には支持部材33が固設されており、
この支持部材33にはベース42に固設されたブラケッ
ト34、34に枢支されたボールねじ35がナット43
により固定されている。
する。図1に本発明に係る位置決め制御装置の一実施例
の電気的構成を、図2及び図3にその機械的構成を、そ
れぞれ示す。図2及び図3において、本発明に係る位置
決め制御装置は、テーブル30を有している。テーブル
30は、その下面の両側部に固設されたボールベアリン
グガイド31、31を介してベース42に敷設されたレ
ール32、32上に載置されている。またテーブル30
の下面のほぼ中央には支持部材33が固設されており、
この支持部材33にはベース42に固設されたブラケッ
ト34、34に枢支されたボールねじ35がナット43
により固定されている。
【0013】テーブル30の下面にはテーブル30の位
置検出を行なうリニアスケール36の検出ヘッド37が
固設されており、この検出ヘッド37に対向してレール
32と平行にリニアスケール36がベース42に固設さ
れている。このリニアスケール36は、移動体としての
テーブル30の位置をたとえば、0.001mmの分解
能で検出する。
置検出を行なうリニアスケール36の検出ヘッド37が
固設されており、この検出ヘッド37に対向してレール
32と平行にリニアスケール36がベース42に固設さ
れている。このリニアスケール36は、移動体としての
テーブル30の位置をたとえば、0.001mmの分解
能で検出する。
【0014】またボールねじ35の一端は、カップリン
グ38を介してサーボモータ39の回転軸に結合されて
いる。サーボモータ39にはサーボモータ39の回転速
度を検出する速度検出器40と、サーボモータ39の回
転角度を検出するエンコーダ41とが設けられている。 このエンコーダ41はサーボモータ39の1回転あたり
10000個のパルス信号を出力し、テーブル30の移
動距離0.001mmに相当する分解能でサーボモータ
39の回転角度(テーブル30の移動量に相当)を検出
する。
グ38を介してサーボモータ39の回転軸に結合されて
いる。サーボモータ39にはサーボモータ39の回転速
度を検出する速度検出器40と、サーボモータ39の回
転角度を検出するエンコーダ41とが設けられている。 このエンコーダ41はサーボモータ39の1回転あたり
10000個のパルス信号を出力し、テーブル30の移
動距離0.001mmに相当する分解能でサーボモータ
39の回転角度(テーブル30の移動量に相当)を検出
する。
【0015】ここでテーブル30の重量は、たとえば6
00kg、ボールねじ35は直径が25mm,長さ10
00mmである。
00kg、ボールねじ35は直径が25mm,長さ10
00mmである。
【0016】次に本発明に係る位置決め制御装置の電気
的構成を図1を参照して説明する。図1において本発明
に係る位置決め制御装置は、移動情報生成回路10を有
している。移動情報生成回路10は、テーブル30の位
置決め指令及び速度指令を位置偏差演算回路11に出力
し、切換信号生成回路19にテーブル30の現在位置を
示す信号を出力する。
的構成を図1を参照して説明する。図1において本発明
に係る位置決め制御装置は、移動情報生成回路10を有
している。移動情報生成回路10は、テーブル30の位
置決め指令及び速度指令を位置偏差演算回路11に出力
し、切換信号生成回路19にテーブル30の現在位置を
示す信号を出力する。
【0017】位置偏差演算回路は、位置検出信号切換回
路21から出力されるテーブル30の現在位置を示す位
置検出信号と移動情報生成回路10からの位置決め指令
により特定される位置情報との偏差を算出する。位置偏
差演算回路11の出力信号は増幅回路12で増幅された
後、速度偏差演算回路13に入力される。
路21から出力されるテーブル30の現在位置を示す位
置検出信号と移動情報生成回路10からの位置決め指令
により特定される位置情報との偏差を算出する。位置偏
差演算回路11の出力信号は増幅回路12で増幅された
後、速度偏差演算回路13に入力される。
【0018】速度偏差演算回路13は、移動情報生成回
路10より位置偏差演算回路11及び増幅回路12を介
して入力される速度指令により特定される速度情報と速
度検出器40から入力されるサーボモータ39の回転速
度検出信号との偏差を算出し、モータ駆動回路14に出
力する。
路10より位置偏差演算回路11及び増幅回路12を介
して入力される速度指令により特定される速度情報と速
度検出器40から入力されるサーボモータ39の回転速
度検出信号との偏差を算出し、モータ駆動回路14に出
力する。
【0019】モータ駆動回路14は、サーボモータ39
に速度偏差演算回路13から出力される速度偏差に応じ
た駆動信号をサーボモータ39に出力する。テーブル3
0の移動速度、すなわちサーボモータ39の回転速度は
速度検出器40により、テーブル30の位置、すなわち
サーボモータ39の回転角度は位置検出器としてのエン
コーダ41により検出される。またテーブル30の位置
は移動体位置検出器18によっても検出される。この移
動体位置検出器18は、実際にはリニアスケール36及
び検出ヘッド37により構成されている。エンコーダ4
1及び移動体位置検出器18の出力信号は位置検出手信
号切換回路21に入力される。テーブル30が基準位置
に復帰した時点でエンコーダ41及び移動体位置検出器
18に内蔵されている位置信号を計数するカウンタがリ
セットされるようになっている。位置検出信号切換回路
21は切換信号生成回路19から出力される切換信号に
基づいてエンコーダ41または移動体位置検出器18の
いずれか一方の検出出力を位置偏差演算回路11に選択
的に出力する。
に速度偏差演算回路13から出力される速度偏差に応じ
た駆動信号をサーボモータ39に出力する。テーブル3
0の移動速度、すなわちサーボモータ39の回転速度は
速度検出器40により、テーブル30の位置、すなわち
サーボモータ39の回転角度は位置検出器としてのエン
コーダ41により検出される。またテーブル30の位置
は移動体位置検出器18によっても検出される。この移
動体位置検出器18は、実際にはリニアスケール36及
び検出ヘッド37により構成されている。エンコーダ4
1及び移動体位置検出器18の出力信号は位置検出手信
号切換回路21に入力される。テーブル30が基準位置
に復帰した時点でエンコーダ41及び移動体位置検出器
18に内蔵されている位置信号を計数するカウンタがリ
セットされるようになっている。位置検出信号切換回路
21は切換信号生成回路19から出力される切換信号に
基づいてエンコーダ41または移動体位置検出器18の
いずれか一方の検出出力を位置偏差演算回路11に選択
的に出力する。
【0020】切換信号生成回路19は、移動情報生成回
路10から得られた位置決め指令からテーブル30の現
在位置が目標位置の前方の所定距離内になった際に、ゲ
イン切換回路20及び位置検出信号切換回路21に切換
信号を出力する。この切換信号を受けてゲイン切換回路
20は、増幅回路12のゲインをこれまでより小さく設
定する。また位置検出信号切換回路21はテーブル30
の位置検出信号を移動体位置検出器18からエンコーダ
41に切り換える。
路10から得られた位置決め指令からテーブル30の現
在位置が目標位置の前方の所定距離内になった際に、ゲ
イン切換回路20及び位置検出信号切換回路21に切換
信号を出力する。この切換信号を受けてゲイン切換回路
20は、増幅回路12のゲインをこれまでより小さく設
定する。また位置検出信号切換回路21はテーブル30
の位置検出信号を移動体位置検出器18からエンコーダ
41に切り換える。
【0021】上記構成からなる位置決め制御装置の動作
を図4のフローチャートを参照して説明する。まずテー
ブル30を目標位置に向けて位置決め制御を行なうのに
先立ち、初期設定が行なわれる(ステップ50)。すな
わち、目標位置までのテーブル30の移動量を指示する
位置決め指令及びテーブル30の移動速度を指定する速
度指令が移動情報生成回路10より位置偏差演算回路1
1、増幅回路12、速度偏差演算回路13及びモータ駆
動回路14を介してサーボモータ39に出力される。こ
れと同時に増幅回路12のゲインGをG=A(一定値)
に設定し、かつ位置検出信号切換回路21を移動体位置
検出器18側に切り換えるための制御信号が移動情報生
成回路10よりゲイン切換回路20及び位置検出信号切
換回路21に出力される。尚、この時点でエンコーダ4
1及び移動体位置検出器18に内蔵されているカウンタ
はリセットされている。この結果、サーボモータ39は
、所定の回転速度で回転駆動され、テーブル30は目標
位置に向けて移動させられる。 次いで速度検出器4
0によりサーボモータ39の回転速度が検出され、移動
体位置検出器18によりテーブル30の現在位置が検出
される(ステップ51、52)。
を図4のフローチャートを参照して説明する。まずテー
ブル30を目標位置に向けて位置決め制御を行なうのに
先立ち、初期設定が行なわれる(ステップ50)。すな
わち、目標位置までのテーブル30の移動量を指示する
位置決め指令及びテーブル30の移動速度を指定する速
度指令が移動情報生成回路10より位置偏差演算回路1
1、増幅回路12、速度偏差演算回路13及びモータ駆
動回路14を介してサーボモータ39に出力される。こ
れと同時に増幅回路12のゲインGをG=A(一定値)
に設定し、かつ位置検出信号切換回路21を移動体位置
検出器18側に切り換えるための制御信号が移動情報生
成回路10よりゲイン切換回路20及び位置検出信号切
換回路21に出力される。尚、この時点でエンコーダ4
1及び移動体位置検出器18に内蔵されているカウンタ
はリセットされている。この結果、サーボモータ39は
、所定の回転速度で回転駆動され、テーブル30は目標
位置に向けて移動させられる。 次いで速度検出器4
0によりサーボモータ39の回転速度が検出され、移動
体位置検出器18によりテーブル30の現在位置が検出
される(ステップ51、52)。
【0022】更に検出された速度検出器40及び移動体
位置検出器18の検出出力に基づいて位置偏差演算回路
11、速度偏差演算回路13において位置偏差、速度偏
差が、それぞれ算出され、これらの演算値に対応した駆
動信号がモータ駆動回路14を介してサーボモータ39
に出力される(ステップ53、54、55)。ステップ
51〜55の処理はテーブル30が目標位置より手前側
の所定距離内に到達するまで続行される。ここで目標位
置より手前側の所定距離とはたとえば、テーブル30の
移動開始点から目標位置までの距離の90%に相当する
距離である。
位置検出器18の検出出力に基づいて位置偏差演算回路
11、速度偏差演算回路13において位置偏差、速度偏
差が、それぞれ算出され、これらの演算値に対応した駆
動信号がモータ駆動回路14を介してサーボモータ39
に出力される(ステップ53、54、55)。ステップ
51〜55の処理はテーブル30が目標位置より手前側
の所定距離内に到達するまで続行される。ここで目標位
置より手前側の所定距離とはたとえば、テーブル30の
移動開始点から目標位置までの距離の90%に相当する
距離である。
【0023】テーブル30が目標位置より手前側の所定
距離内に到達すると、切換信号生成回路19から出力さ
れる制御信号に基づいて位置検出信号切換回路21によ
りテーブル30の位置検出信号がエンコーダ41側に切
り換えられ、ゲイン切換回路20により増幅回路12の
ゲインGはG=B(B<A)に設定される(ステップ5
6、57、58)。
距離内に到達すると、切換信号生成回路19から出力さ
れる制御信号に基づいて位置検出信号切換回路21によ
りテーブル30の位置検出信号がエンコーダ41側に切
り換えられ、ゲイン切換回路20により増幅回路12の
ゲインGはG=B(B<A)に設定される(ステップ5
6、57、58)。
【0024】次いで速度検出器40によりサーボモータ
39の回転速度が検出され、移動体位置検出器18によ
りテーブル30の現在位置が検出される(ステップ59
、60)。
39の回転速度が検出され、移動体位置検出器18によ
りテーブル30の現在位置が検出される(ステップ59
、60)。
【0025】更に検出された速度検出器40及び移動体
位置検出器18の検出出力に基づいて位置偏差演算回路
11、速度偏差演算回路13において位置偏差、速度偏
差が、それぞれ算出され、これらの演算値に対応した駆
動信号がモータ駆動回路14を介してサーボモータ39
に出力される(ステップ61、62、63)。ステップ
59〜63の処理はテーブル30が目標位置に到達する
まで続行される。
位置検出器18の検出出力に基づいて位置偏差演算回路
11、速度偏差演算回路13において位置偏差、速度偏
差が、それぞれ算出され、これらの演算値に対応した駆
動信号がモータ駆動回路14を介してサーボモータ39
に出力される(ステップ61、62、63)。ステップ
59〜63の処理はテーブル30が目標位置に到達する
まで続行される。
【0026】テーブル30が目標位置に到達すると、サ
ーボモータ39の駆動は停止され、プリント基板の穴明
加工が行なわれる(ステップ64、65、66)。
ーボモータ39の駆動は停止され、プリント基板の穴明
加工が行なわれる(ステップ64、65、66)。
【0027】プリント基板の穴明加工が終了すると、サ
ーボモータ39は逆方向に回転駆動され、テーブル30
が基準位置に到達すると、サーボモータ39の駆動は停
止される(ステップ67、68、69)。このように本
実施例ではサーボモータ39はステップ51〜56では
開ループで、ステップ59〜65では閉ループで駆動制
御される。
ーボモータ39は逆方向に回転駆動され、テーブル30
が基準位置に到達すると、サーボモータ39の駆動は停
止される(ステップ67、68、69)。このように本
実施例ではサーボモータ39はステップ51〜56では
開ループで、ステップ59〜65では閉ループで駆動制
御される。
【0028】本実施例によれば従来の閉ループ制御方式
を適用した位置決め制御装置に比較して位置決め精度を
従来装置と同等の前提条件で限界ループゲインが約20
%、限界加減速度が約20%それぞれ、向上した。また
サーボモータ39に駆動停止指令が出力されてからテー
ブル30が停止するまでの時間が約30%、短縮するこ
とができた。
を適用した位置決め制御装置に比較して位置決め精度を
従来装置と同等の前提条件で限界ループゲインが約20
%、限界加減速度が約20%それぞれ、向上した。また
サーボモータ39に駆動停止指令が出力されてからテー
ブル30が停止するまでの時間が約30%、短縮するこ
とができた。
【0029】尚、本実施例ではサーボモータ39の回転
角度をエンコーダ41により検出するようにしているが
、これに限定されるものではない。また本実施例ではテ
ーブル30の位置検出を行なう移動体位置検出器18と
してリニアスケールを使用しているが、これに限定され
るものではない。
角度をエンコーダ41により検出するようにしているが
、これに限定されるものではない。また本実施例ではテ
ーブル30の位置検出を行なう移動体位置検出器18と
してリニアスケールを使用しているが、これに限定され
るものではない。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の位置決め制御装置
によれば、対象物の移動開始点から目標位置の手前側前
方の所定距離まではテーブル等の移動体の位置を間接的
に検出する第2の位置検出手段の検出出力に基づいて移
動体を移動させる駆動手段を開ループで制御し、目標位
置手前前方の所定距離から目標位置までは移動体の位置
を直接的に検出する第1の位置検出手段の検出出力に基
づいて駆動手段を閉ループで制御するように構成したの
で、重量物である制御対象物を長い距離にわたって高精
度でかつ高速度の位置決め制御を行なうことが可能とな
る。
によれば、対象物の移動開始点から目標位置の手前側前
方の所定距離まではテーブル等の移動体の位置を間接的
に検出する第2の位置検出手段の検出出力に基づいて移
動体を移動させる駆動手段を開ループで制御し、目標位
置手前前方の所定距離から目標位置までは移動体の位置
を直接的に検出する第1の位置検出手段の検出出力に基
づいて駆動手段を閉ループで制御するように構成したの
で、重量物である制御対象物を長い距離にわたって高精
度でかつ高速度の位置決め制御を行なうことが可能とな
る。
【図1】本発明に係る位置決め制御装置の一実施例の電
気的構成を示すブロック図である。
気的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る位置決め制御装置の一実施例の機
械的構成を示す正面図である。
械的構成を示す正面図である。
【図3】図2に示した位置決め制御装置のテーブル駆動
機構部の側面図である。
機構部の側面図である。
【図4】図1に示した位置決め制御装置の動作内容を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図5】図1に示した位置決め制御装置の動作内容を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
10 移動情報生成回路
11 位置偏差演算回路
12 増幅回路
13 速度偏差演算回路
14 モータ駆動回路
19 切換信号生成回路
20 ゲイン切換回路
21 位置検出信号切換回路
39 サーボモータ
40 速度検出器
41 エンコーダ
Claims (1)
- 【請求項1】 対象物の位置決め指令及び速度指令を
生成する移動情報生成手段と、対象物を移動させる駆動
手段と、該駆動手段の回転角度を検出する第1の位置検
出手段と、対象物の現在位置を検出する第2の位置検出
手段と、前記移動情報生成手段、第1の位置検出手段及
び第2の位置検出手段の出力信号を取り込み、これらの
出力信号に基づいて駆動手段を制御する制御手段とを有
し、該制御手段は、対象物の移動開始点から目標位置手
前の所定位置までは前記第2の位置検出手段の検出出力
に基づいて、目標位置手前の所定位置から目標位置まで
は第1の位置検出手段の検出出力に基づいて前記駆動手
段を制御することを特徴とする位置決め制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7979591A JPH04315553A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 位置決め制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7979591A JPH04315553A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 位置決め制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04315553A true JPH04315553A (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=13700156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7979591A Withdrawn JPH04315553A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 位置決め制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04315553A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292769A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-10-20 | Yamaha Corp | 自動演奏楽器の演奏操作子の駆動装置及びその方法 |
JP2007213443A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Toshiba Mach Co Ltd | 移動装置 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP7979591A patent/JPH04315553A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292769A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-10-20 | Yamaha Corp | 自動演奏楽器の演奏操作子の駆動装置及びその方法 |
JP2007213443A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Toshiba Mach Co Ltd | 移動装置 |
JP4568686B2 (ja) * | 2006-02-10 | 2010-10-27 | 東芝機械株式会社 | 移動装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5105135A (en) | Feedback controller for NC controlled machine tools | |
JP4100741B2 (ja) | 部品装着装置、及び方法 | |
US4447770A (en) | Precision drive system | |
US5559413A (en) | Screw shaft feed mechanism and positioning control method therefor | |
JPH04315553A (ja) | 位置決め制御装置 | |
JP3510912B2 (ja) | ヘッド部駆動機構 | |
JPH05138254A (ja) | ベンダーにおける板厚測定方法及び測定装置 | |
JPH03164811A (ja) | サーボモータの送り補正方法 | |
JP3281045B2 (ja) | 位置決め装置 | |
JPH02243248A (ja) | 工作機械における移動部位置補正装置 | |
JP2823753B2 (ja) | プリンタのギャップ調整装置 | |
JP2000176699A (ja) | プレス機械の下死点位置制御装置 | |
JPH0897590A (ja) | 自動押し当て方法及び装置 | |
JP3281033B2 (ja) | プラズマ加工機 | |
JPS6331875Y2 (ja) | ||
JP3099386B2 (ja) | 加工装置 | |
JPS634870A (ja) | 塗布機における間隙調節装置 | |
JPH0579459B2 (ja) | ||
JPH05138564A (ja) | ヘツド部駆動方法及び機構 | |
JPH0336976A (ja) | 有限回転電動機 | |
JPH1086027A (ja) | 送りねじの駆動方法および装置 | |
JPS61155901A (ja) | 触針式測定機 | |
JP2004252932A (ja) | 2重検出システム及びそれを備えた塗布装置 | |
JPH10300453A (ja) | 計測方法および計測装置 | |
JPH07112646B2 (ja) | ねじ加工装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980711 |