JP2007213443A - 移動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーボ制御系が宿命的に持つ位置決め完了後のゆらぎ振動現象を、実用上、問題にならない値に抑制し、位置決め完了後の位置の安定性の向上を図ること。
【解決手段】移動体13の位置を検出するリニアスケール14と、前記第1の位置検出手段の分解能より高い分解能を有し移動体駆動用のサーボモータ26の位置を検出するロータリエンコーダ34とを設け、リニアスケール14によって検出される位置情報に基づく位置決めが完了した後は、リニアスケール14によって検出される位置情報に基づく位置制御を無効にし、ロータリエンコーダ34によって検出される位置情報のみに基づいて位置制御を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、直線移動あるい回転移動する移動体を有する移動装置に関し、特に、ディジタル位置信号を用いて移動体の位置制御をフィードバック制御式に行う移動装置に関するものである。
移動体の位置決めを制御するサーボ制御系は、現在、多くのものがディジタル位置信号を用いたディジタル方式である。ディジタル位置信号を用いて移動体の位置制御をフィードバック制御式に行う移動装置は、アナログ制御方式のものでは目立たなかった現象として、位置決めが完了した定常状態において、外力の有無に拘わらず、ディジタル位置信号の最小単位のプラス1単位とマイナス1単位に相当する範囲の幅をもって移動体がゆらぐ(行ったり来たりする)、ゆらぎ振動が生じる。このゆらぎ振動の周期は、サーボ制御系の電気的パラメータ(位置ループゲイン、速度ループゲイン、時定数、PiDパラメータ等)にのみ影響され、機械的時定数の影響を受けない。
このゆらぎ振動は、一般的な工作機械では、適切な位置決め分解能の設定によって精度上、問題にならないが、機械動作中の位置変動をきらう分野、例えば、サブミクロン程度の精度を要する超精密分野における鏡面加工などにおいて問題になる。
これを避けるために、位置決めが完了した後は、数位置検出単位の幅内のディジタル位置信号の変化に対して制御指令を出さない、いわゆる不感帯を設ける手法や位置制御系の積分ゲインをオフする手法が採用されることがある。
しかし、不感帯を設ける手法は、制御系が無効になっている訳ではないので、サイクルタイムが大きくなった状態で、移動体が不感帯幅内を行ったり来たりする現象が生じるようになるだけで、ゆらぎ振動は解消しない。しかも、移動体に対して一方向に力がかかっている場合には、不感帯の片方の端に移動体が位置するため、位置制御の精度を上げる効果が小さい。
不感帯を設ける手法に比べて効果が大きいのは、移動体の位置を検出するリニアスケール等、ディジタル位置信号を出力するディジタル位置センサの分解能を高める手法である。ディジタル位置センサの分解能が高まれば、それに応じてゆらぎ振動幅を小さくできる。しかし、この場合も、ゆらぎ振動がなくなる訳でない。また、リニアスケールの分解能を高めることには、物理的に限度があり、しかも、リニアスケールは、モータ位置を検出するロータリエンコーダ等に比して、高分解能のものほど、高価なものになる。
現在、ゆらぎ振動を解消する、もっとも確実な手法として、機械的クランプとサーボ制御系の制御を無効化する手法がある。しかし、超精密加工等、サブミクロンの値が問題とになる場合には、機械的クランプの動作時に、移動体が、許容値以上、動かされてしまうことが通常であるため、低クランプ力にせざるを得えいことが多く、外力により動かされてしまう危険があった。外力によって移動体の位置にずれが生じると、位置復帰ができなかったり、位置復帰が遅れると云う問題がある。
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、サーボ制御系が宿命的に持つ位置決め完了後のゆらぎ振動現象を、実用上、問題にならない値に抑制し、併せて外乱に対しても迅速に対応することができ、位置決め完了後の位置の安定性の向上を図った移動装置を提供することを目的としている。
この発明による移動装置は、移動案内部を有する固定台と、前記固定台の前記移動案内部に案内されて移動する移動体と、前記移動体を駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置とを有する移動装置において、前記移動体の位置を検出する第1の位置検出手段と、前記第1の位置検出手段より高い分解能を有し前記駆動装置の位置を検出する第2の位置検出器とを有し、前記制御装置は、前記第1の位置検出手段によって検出される位置情報に基づく位置決めが完了した後は、当該第1の位置検出手段によって検出される位置情報に基づく位置制御を無効にし、前記第2の位置検出器によって検出される位置情報のみに基づいて位置制御を行う。
この発明による移動装置によれば、位置決めが完了した後は、移動体の位置を検出する第1の位置検出手段による位置情報に基づく位置制御を無効にし、第1の位置検出手段より高い分解能を有して駆動装置の位置を検出する第2の位置検出器による位置情報のみに基づいて位置制御を行うから、第2の位置検出器の分解能に応じて移動体のゆらぎ振動幅が小さくなる。しかも、第2の位置検出器による位置制御では、駆動装置のばね定数の影響により、駆動装置でのゆらぎ振動幅が縮小されるため、移動体のゆらぎ振動幅が、更に小さくなる効果を期待できる。これにより、この発明による移動装置によれば、サーボ制御系が宿命的に持つ位置決め完了後のゆらぎ振動現象が、実用上、問題にならない値に抑制される。
位置決めが完了した後は、第2の位置検出器によって検出される位置情報によるサーポ系が動作しているから、移動体に一定内の外力が働いても、位置ずれを生じることがなく、併せて外乱に対しても迅速に対応することができる。
(実施形態1)
この発明による移動装置の実施形態1を、図1、図2を参照して説明する。
本実施形態の移動装置は、直線型移動装置であり、上面に直線移動案内部12を有する固定台11と、固定台11の直線移動案内部12に案内されて直線移動する移動体13と、移動体13を駆動する駆動装置20と、駆動装置20を制御する制御装置50とを有する。
固定台11には、移動体13の直線移動位置を検出する第1の位置検出手段として、リニアスケール14が取り取れられている。リニアスケール14は移動体13の直線移動位置を表すディジタル位置信号を制御装置50のサーボ制御部51に入力する。
駆動装置20は、移動体13に取り付けられている送りナット21とねじ係合する送りねじ22と、送りねじ22を回転可能に支持する軸受23、24と、駆動箱25と、駆動箱25に取り付けられて送りねじ22を回転駆動するサーボモータ(電気サーボモータ)26と、必要ならば、駆動箱25に収容された減速用の歯車27、28、歯車軸29、30、軸受31、32、33等により構成される。
サーボモータ26の後端部には、駆動装置20の位置を検出する第2の位置検出器として、サーボモータ26の回転位置を検出するロータリエンコーダ34が取り付けられている。ロータリエンコーダ34は、サーボモータ26の回転位置を表すディジタル位置信号を制御装置50のサーボ制御部51に入力する。
ロータリエンコーダ31の分解能は、移動体13の送り量に換算すると、リニアスケール14の分解能より十分に高いものでなければならない。ロータリエンコーダ34の分解能が十分でない場合には、送りねじ22とサーボモータ26との間に、減速機構を設けることが必要になる。この一例が、歯車27、28による減速歯車列である。
なお、駆動装置20の位置を検出する第2の位置検出器として、サーボモータ26に直結されたロータリエンコーダ34に代えて、駆動箱25の歯車軸30に接続された別置きのロータリエンコーダ35を用いてもよい。ロータリエンコーダ35は、歯車軸30の回転位置を表すディジタル位置信号を制御装置50のサーボ制御部51に入力する。
また、サーボモータ26のロータリエンコーダ34と歯車軸30のロータリエンコーダ35とを併用し、サーボモータ26のロータリエンコーダ34をサーボ制御部51における速度制御専用(速度ループ)の位置検出器とし、位置制御(位置ループ)のための第2の位置検出器として、歯車軸30のロータリエンコーダ35を十分な高分解能をもったものとした形態のサーボ制御系を構築することも可能である。
ロータリエンコーダ35の分解能が不足する場合には、サーボモータ26より送りねじ22に至る動力伝達系の途中から分岐して増速機構を設け、これにロータリエンコーダ35を取り付けることにより、ロータリエンコーダ35の1パルス当たりの送り量を小さくすることができる。この1パルス当たりの送り量を小さくすることは、ゆらぎ振動の片振幅を小さくすることに繋がる。
この場合、注意すべきことは、増速機構にバックラッシがないことである。バックラッシがあると、バックラッシの回転角度に相当する分、ロータリエンコーダ35のサーボ回路に不感帯が生じ、当初の目的を達成することができない。
なお、サーボモータ26のロータリエンコーダ34が十分な分解能を有していれば、別置きのロータリエンコーダ35は不要である。
また、サーボモータ26のロータリエンコーダ34の分解能が不足する場合には、ロータリエンコーダ34のエンコーダ信号は、速度フィードバック補償にのみ使用し、十分な分解能を有する別置きのロータリエンコーダ35を設置して、これのエンコーダ信号を位置フィードバック補償に用いるようにしてもよい。
制御装置50は、サーボ制御部51と、マイクロコンピュータによる上位制御部52とを有する。
サーボ制御部51は、リニアスケール14からの信号がフィードバックされる回路と、ロータリエンコーダ34あるいは35あるいはその双方の信号がフィードバックされる回路とが併存する構成になっている。
リニアスケール14、ロータリエンコーダ34、35の信号回路には変換係数器53、54、55が設けられている。変換係数器53、54、55は、変換係数DMR14、DMR34、DMR35によって、リニアスケール14、ロータリエンコーダ34、35の各信号の1単位と指令信号MCMDの1単位の大きさが異なる場合、それが等値になるように補正するものである。
上位制御部52は、指令信号MCMDを出力する位置指令部56を有する。位置指令部56が出力する指令信号MCMDとロータリエンコーダ34、35の信号は、常時、比較器Cm1によって加減算され、指令値に対する偏差量が偏差カウンタ57(ER1)に記憶される。また、位置指令部56が出力する指令信号MCMDとリニアスケール14の信号は、常時、比較器Cm4によって加減算され、指令値に対する偏差量が偏差カウンタ58(ER3)に記憶される。偏差カウンタ57、58の記憶データは、上位制御部52のずれ監視部59に送信される。
変換係数器53、54、55を経たリニアスケール14とロータリエンコーダ34、35の信号は、比較器Cm6によって加減算され、その両位置検出器の相互偏差が相互偏差カウンタ60(ER4)に書き込まれる。相互偏差カウンタ60に書き込まれた相互偏差は、上位制御部52のずれ監視部59に送信されると共に、次の機能器であるゲート付きバッファ61に渡される。
ゲート付きバッファ61の設定値は、上位制御部52の定数・開閉指令部63からの信号によって変更可能であり、出力側に設けられているゲートを閉じて回路を遮断することができる。
ローパスフィルタ62は、両位置検出器の相互偏差の高周波成分を除去する働きをするものであり、一次遅れフィルタと呼ばれることもある。ローパスフィルタ62による信号流れ抑制率を決める周波数の変更と、ローパスフィルタ62の動作を止める、すなわち、相互偏差量の更新を止めることが、上位制御部52に設けられた周波数変更指令部64、機能停止指令部65によって行えるようになっている。
相互偏差は、ローパスフィルタ62を経た後、比較器Cm5によってロータリエンコーダ34あるいは35の信号と加算される。従って、相互偏差の変化率が小さい場合、サーボ制御系(位置ループ)の比較器Cm2には、リニアスケール14による位置検出値と全く同値の信号がフィードバックされることになる。つまり、この回路構成によれば、移動体13の最終位置決めは、リニアスケール14の位置信号によって実施される。
比較器Cm2は、位置指令部56が出力する指令信号MCMDと比較器Cm5の信号との加減算を行い、指令信号MCMDに対する比較器Cm5の信号(位置フィードバック信号)の偏差は偏差カウンタ68(ER2)に書き込まれる。
比較器Cm2の手前にある速度・加減速時定数設定器66は、通常の移動時とは異なった状態で、移動体13が強制的に引きずられた時の復帰動作の速度と加減速を制御するためのものである。速度・加減速時定数設定器66による復帰動作速度、加減速は、上位制御部52の定数・カーブ指令部67によって変更可能になっている。
偏差カウンタ68の偏差はゲイン設定器70を経て比較器Cm3に送られる。比較器Cm3は、ゲイン設定器70の出力に対する速度指令とロータリエンコーダ34の信号を微分器75によって微分することにより得られる速度フィードバック値との偏差を算出し、その偏差を速度制御器71に渡す。速度制御器71はサーボアンプ72に電流指令を出力する。これにより、サーボアンプ72によってサーボモータ26に流れる電流が制御される。
偏差カウンタ68は、書き込まれた偏差を上位制御部52のずれ監視部59に送る。上位制御部52のずれ監視部59は、位置決め時インポジョンチェック機能によって、偏差カウンタ68よりの偏差がゼロあるいは予め設定された値以内に入っているか否かを判別する。ずれ監視部59は、偏差カウンタ68よりの偏差がゼロあるいは予め設定された値以内に入っていれば、位置決めが完了したと判断し、位置決め完了(インポジョン)信号を出力する。
上位制御部52において、位置決め完了信号が出力されると、機能停止指令部65が機能停止信号をローパスフィルタ62に出力するか、定数・開閉指令部63がゲート付きバッファ61のゲート閉あるいはバッファ値を極大化(最大化)する指令信号をゲート付きバッファ61に出力する。
これにより、ローパスフィルタ62の機能停止(相互偏差の更新停止)、あるいはゲート付きバッファ61のゲート閉、バッファ値極大化が行われ、リニアスケール14の位置信号を用いる相互偏差回路が遮断される。この結果、ローパスフィルタ62の出力値は一定値となり、サーボ制御系(位置ループ)のフィードバック信号は、ロータリエンコーダ34あるいは35の信号に一定値を加えた値になる。
つまり、位置決めが完了した後は、リニアスケール14によって検出される位置情報に基づく位置制御が無効になり、ロータリエンコーダ34あるいは35によって検出される位置情報のみに基づいて位置制御が行われる。
なお、ローパスフィルタ62の機能停止、ゲート付きバッファ61のゲート閉、ゲート付きバッファ61のバッファ値の最大化の複数の組み合わせにより、リニアスケール14によって検出される位置情報に基づく位置制御を無効にしてもよい。
したがって、位置決め完了後は、サーボ制御系のゆらぎ振動は、ロータリエンコーダ34あるいは35の信号によるゆらぎ振動となる。つまり、位置決め完了後のゆらぎ振動の片振幅は、ロータリエンコーダ34あるいは35の最小分解能相当になり、ロータリエンコーダ34あるいは35が十分に高い分解能を有していれば、ゆらぎ振動幅を小さくすることができる。
例えば、1回転10万パルスのロータリエンコーダ34を組み込まれたサーボモータ26を、ピッチ10mmの送りねじ22に直結した場合、ロータリエンコーダ34の1パルス当たりの移動体13の送り量(=ゆらぎ振動の片振幅)は、0.1μmとなり、移動体13の移動現象にもよるが、ゆらぎ振動幅Aは、プラス・マイナス0.1μmとなる。このゆらぎ振動幅は、実用上、無視することができる。
更に、送り駆動系のばね定数Kと送り抵抗値Ffとのバランスによっては、ゆらぎ振動幅が、より一層、小さくなることを期待できる。例えば、送り駆動系のばね定数Kが送り方向(直線)換算で400N/μm(=4N/0.01μm)で、送り抵抗値Ffが50Nである場合、サーボ制御系によるゆらぎ振動片振幅(ロータリエンコーダ34の1パルス当たりの移動体13の送り量)A=0.10μmであれば、送り駆動系のばね系に作用する力は40Nであり、送り抵抗値Ff=50Nより小さいことから、移動体13が動くことはなく、送り駆動系のばね系を縮めたり、伸ばしたり(弾性変形)するだけである。つまり、A・K<Ffならば、移動体13は、ゆらぎ振動しない。
したがって、移動体13の送り抵抗Ffと、移動体13の送り駆動系のばね定数Kと、ロータリエンコーダ34の1パルス当たりの移動体13の送り量Aとが、A・K<Ffを満足するように設定されていることが好ましい。
なお、リニアスケール14の信号によるフィードバック回路を遮断した時、ローパスフィルタ62の出力が一定値になるので、相互偏差カウンタ60には、既に残量がないので、サーボ制御系が動作することはない。つまり、リニアスケール14とロータリエンコーダ34、35との間で発生する虞れのある精度上の差からくる偏差によって移動体13が不必要に動かされることはない。
位置決め完了後、移動体13は、リニアスケール14の信号によって位置決め保持されている場合よりも、遙かに小さな振幅のゆらぎ振動状態で、実質的に停止した状態にある。しかし、この状態で、送り抵抗値Ffより大きい外力Pが移動体13に働くと、移動体13は動かされ、外力Pの大きさによっては、移動体13は、リニアスケール14の最小検出単位を超えた移動量のずれを生じることがある。一般に、リニアスケール14は、最小検出単位が、望ましい位置決め精度に等しいか、約半分程度のものを用いられるので、この移動体13のずれ動きの現象は見逃すことができない。
ここで、移動体13のずれ量を具体例で見てみる。送り駆動系のばね定数K=400N/μm、移動体13の送り抵抗値Ff=50N、外力P=1000N、リニアスケール14の分解能S=1.0μm、ロータリエンコーダ34あるいは35の分解能R=0.1μmとすると、送り駆動系に作用する荷重Pfは、下式(1)により表される。
Pf=P−Ff=1000N−50N=950N …(1)
サーボモータ26がロックして動かないものと仮定すると、送り駆動系のたわみ=移動体13のずれ量Δχは、下式(2)により表される。
Δχ=Pf/K=950N/400N/μm=2.375μm
実際には、サーボモータ26は完全にはロックされておらず、機械系および電気系の要因によって決まるサーボ剛性と応答周波数を持っているので、外力が応答周波数より速い速度で移動体13に作用すると、サーボモータ26は逆転させられてしまうので、移動体13は、上述のずれ量Δχより、さらに大きい量、動かされてしまうことになる。
このような事態に対処するため、本実施形態の移動装置のサーボ制御系は、以下のような構成、特徴を有するものになっている。
位置決め完了後、移動体13は、ロータリエンコーダ34あるいは35の信号によってフィードバック補償式に位置制御されている。この状態下では、リニアスケール14の信号はサーボ制御系では無効化されているが、リニアスケール14の信号自体は存在し、フィードバック回路(位置ループ)の偏差カウンタ68は、指令信号MCMDと移動体13の現在値、つまり、リニアスケール14の信号値との偏差(ずれ)を表している。
上位制御部52は、位置決め完了後、移動体13の停止位置のずれ量を監視するずれ監視部59を有する。ずれ監視部59は、偏差カウンタ58およびリニアスケール14の信号(相互偏差カウンタ60の記憶値)を常時監視しており、指令信号MCMDとリニアスケール14の信号との偏差、つまり、移動体13の停止位置のずれ量があらかじめ設定された閾値以内であるか否かをチェック(運転中スケールずれ過大チェック)している。ずれ量があらかじめ設定された閾値を超えると、上位制御部52に設けられている特殊サーボ制御部69が必要と認めて修正信号を送出する。
この修正信号の送出により、サーボ制御系でリニアスケール14の信号が再び有効になるように、上位制御部52の定数・開閉指令部63、機能停止指令部65から、ゲート付きバッファ61、ローパスフィルタ62を元の動作状態にする制御信号が送出される。これにより、リニアスケール14の信号に基づく位置制御が有効になる。
こうして、位置決め時と同様に、ロータリエンコーダ34あるいは35とリニアスケール14の両方の信号によるサーボ制御が併存するように、サーボ制御系が切り換わる際に必要になるのは、ゲート付きバッファ61に溜まったフィードバック補償量が一気にステップ状に位置ループに突入することによりサーボモータ26を瞬時に回転させ、駆動装置20や移動体13にショックが発生することを防ぐ機能である。速度・加減速時定数設定器66と定数・カーブ指令部67が、この機能を司る。
これにより、ステップ状に流れ込んできた移動指令量は、定数・カーブ指令部67によって指定された速度、加速度およびカーブをもってサーボ制御系(位置ループ)に入り、駆動装置20や移動体13にショックが発生することが防止される。
なお、ローパスフィルタ62と周波数変更指令部64に適切な値を設定して同様の効果を得ることもできる。
また、本実施形態では、サーボアンプ72を介してサーボモータ26のトルクを変更することができるトルク可変制御指令部73が、定トルク制御指令部74に加えて、上位制御部52に設けられている。これにより、位置信号と負荷に基づいて出力トルクが制御される通常のサーボ制御に加えて、必要に応じてトルクをも制御することが可能である。
この制御機能を用いれば、移動体13が指令位置に到達するまでの間、所定のトルクをもって移動体13を送り移動させることができるほか、位置決めされてサーボ制御系がリニアスケール14の信号を無効にしてロータリエンコーダ34あるいは35の信号のみによって位置制御している間、所定のトルクをもって移動体13を定位置に保持することができる。
また、ロータリエンコーダ34あるいは35の信号のみによって位置制御している状態で、移動体13の偏差(ずれ)が大きくなり、リニアスケール14の信号を併用した位置制御に戻って、移動体13を指令位置に戻す制御が行われる時に、トルク制御を、加減速時定数処理された位置制御方式と併用あるいは単独で用いることもできる。なお、ここで云う所定のトルクは、一定のトルクだけでなく、任意に変化させたトルクをも含む。
これにより、移動体13の復帰制御において、移動体13の停止位置のずれ量をゼロあるいは所定値内に戻す動作を、指定された定トルクあるいは指定された割合で変化する可変トルク方式によって行うことができる。
(実施形態2)
この発明による移動装置の実施形態2を、図3を参照して説明する。
この実施形態では、固定台11上に二組の直線移動案内部12R、12Lが互いに平行に設けられており、直線移動案内部12Rに案内されて直線移動する移動体13Rと、直線移動案内部12Lに案内されて直線移動する移動体13Lとが並列に設けられている。移動体13Rと13Lは、連結体14によって互いに連結され、一体的に直線移動する形態をとることができる。
移動体13Rを駆動する駆動装置20Rと、移動体13Lを駆動する駆動装置20Lとが個別に設けられている。駆動装置20R、20Lは、制御装置500によって総括的に制御される。
固定台11には、移動体13R、13Lの各々の直線移動位置を検出する第1の位置検出手段として、リニアスケール14R、14Lが取り取れられている。リニアスケール14Rは移動体13Rの直線移動位置を表すディジタル位置信号を制御装置500に入力し、リニアスケール14Lは移動体13Lの直線移動位置を表すディジタル位置信号を制御装置500に入力する。
駆動装置20Rと20Lは、各々実施形態1の駆動装置20と同様に構成されており、移動体13R、13Lに取り付けられている送りナット21R、21Lとねじ係合する送りねじ22R、22Lと、駆動箱25R、25Lと、駆動箱25R、25Lに取り付けられて送りねじ22R、22Lを回転駆動するサーボモータ26R、26L等により構成される。
サーボモータ26の後端部には、駆動装置20R、20Lの位置を検出する第2の位置検出器として、サーボモータ26R、26Lの回転位置を検出するロータリエンコーダ34R、34Lが取り付けられている。ロータリエンコーダ34R、34Lは、各々、サーボモータ26R、26Lの回転位置を表すディジタル位置信号を制御装置500に入力する。
ロータリエンコーダ34R、34Lの分解能は、実施形態1と同様に、リニアスケール14R、14Lの分解能より十分に高いものでなければならない。
駆動装置20R、20Lには、必要に応じて、駆動装置20R、20Lの位置を検出する第2の位置検出器として、駆動箱25R、25L内の歯車軸(図示省略)に接続された別置きのロータリエンコーダ35R、35Lが取り付けられることがある。ロータリエンコーダ35R、35Lの分解能も、実施形態1と同様に、リニアスケール14R、14Lの分解能より十分に高いものでなければならない。
制御装置500は、詳細の図示を省略されているが、実施形態1に示されている制御装置50のサーボ制御部51と同等のサーボ制御部を、サーボモータ26R用と、サーボモータ26L用として、二台分有している。制御装置500は、実施形態1に示されている制御装置50の上位制御部51と同等の上位制御部を一つ有している。
この上位制御部は、サーボモータ26R用のサーボ制御部とサーボモータ26L用のサーボ制御部の双方を統括制御し、二台の移動体13R、13Lを、同一位置に、同一速度・加減速度をもって位置決めする指令を各サーボ制御部へ送出する。
制御装置500は、移動体13Rと13Lの位置の差が設定された閾値を超えた場合に、自動的に、あるいは上位制御部からの信号によって、直近の位置決め位置に、選択された側の移動体13Rあるいは13Lを位置復帰させる機能を有する。
制御装置500は、上位制御部がサーボモータ26R用のサーボ制御部とサーボモータ26L用のサーボ制御部の片方にのみ位置決めする指令を送出することもできる。この場合には、二台の移動体13R、13Lのうちの一方だけが、指定された位置に、指定された速度・加減速度をもって位置決めされる。
上述以外のことは、実施形態1と同様に、位置制御が行われる。したがって、実施形態2においても、実施形態1と同様の作用、効果が得られる。
(実施形態3)
この発明による移動装置の実施形態3を、図4を参照して説明する。なお、図4において、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
実施形態3は、油圧・電気サーボ式のものであり、移動体13を駆動する駆動装置80は、油圧シリンダ装置81と、油圧シリンダ装置81に送る油量を制御する電気モータ・ポンプ式油圧サーボバルブ87あるいは電磁式油圧サーボバルブ88と、油圧供給源ユニット89とを有する。電気モータ・ポンプ式油圧サーボバルブ88は、電気サーボモータ90によって駆動される油ポンプ91を有する。
油圧シリンダ装置81は、シリンダ部82を固定台11上に固定され、ピストンロッド83の先端を適当なばね定数のブラケット84によって移動体13に直結固定されている。油圧シリンダ装置81の後部ロッド85には、移動体13の位置を検出する第1の位置検出手段して、リニアスケール86が接続されている。リニアスケール86は、移動体13の直線移動位置を表すディジタル位置信号を制御装置50に入力する。
なお、リニアスケール86は、実施形態1と同様に、移動体13の位置を直接検出するように設けられていてもよい。
電気モータ・ポンプ式油圧サーボバルブ85の電気サーボモータ86には、駆動装置20の位置を検出する第2の位置検出器として、電気サーボモータ86の回転位置を検出するロータリエンコーダ92が取り付けられている。ロータリエンコーダ92は、電気サーボモータ26の回転位置を表すディジタル位置信号を制御装置50に入力する。
ロータリエンコーダ92の分解能は、実施形態1と同様に、リニアスケール86の分解能より十分に高いものでなければならない。
電磁式油圧サーボバルブ88が用いられる場合には、駆動装置20の位置を検出する第2の位置検出器として、油圧サーボバルブ88のスプール位置を検出する位置検出器93が油圧サーボバルブ88に取り付けられる。位置検出器93は、油圧サーボバルブ88のスプール位置を表すディジタル位置信号を制御装置50に入力する。この場合、位置検出器93の分解能は、油圧サーボバルブ88のスプール位置を検出する1単位がリニアスケール86の1単位より十分に小さいことが必要である。
実施形態3の制御装置50は、実施形態1の制御装置50と同様に構成されており、電気サーボモータ86あるいは油圧サーボバルブ88の制御を行う。したがって、実施形態3においても、実施形態1と同様に位置制御が行われ、実施形態1と同様の作用、効果が得られる。
(実施形態4)
この発明による移動装置の実施形態4を、図4を参照して説明する。
実施形態4は回転型の移動装置である。本実施形態の移動装置は、固定台101上に回転テーブル(回転移動体)102が、流体静圧軸受(図示省略)によって固定台101より支持された形態で、回転可能に設けられている。
固定台101には、回転テーブル102の位置を検出する第1の位置検出手段として、回転位置検出器103が取り付けられている。回転位置検出器103は、回転テーブル102の回転位置を表すディジタル位置信号を制御装置50に入力する。
固定台101には回転テーブル102を回転駆動する駆動装置110が取り付けられている。駆動装置110は、駆動箱111内に設けられた摩擦駆動式の減速部(図示省略)と、駆動箱111に取り付けられたサーボモータ(電気サーボモータ)112と有する。
サーボモータ112には、駆動装置110の位置を検出する第2の位置検出器として、サーボモータ112の回転位置を検出するロータリエンコーダ113が取り付けられている。ロータリエンコーダ113は、サーボモータ112の回転位置を表すディジタル位置信号を制御装置50に入力する。
ロータリエンコーダ113の分解能は、回転位置検出器103の分解能より十分に高いものでなければならない。
駆動装置110には、必要に応じて、駆動装置110の位置を検出する第2の位置検出器として、駆動箱111内の減速部の軸(図示省略)に接続された別置きのロータリエンコーダ114が取り付けられることがある。ロータリエンコーダ114の分解能は、回転位置検出器103の分解能より十分に高いものでなければならない。
実施形態4の制御装置50は、実施形態1の制御装置50と同様に構成されており、サーボモータ112の制御を行う。したがって、実施形態4においても、実施形態1と同様に位置制御が行われ、実施形態1と同様の作用、効果が得られる。
この発明による移動装置の実施形態1を示す斜視図である。 この発明による移動装置の実施形態1を示すブロック図である。 この発明による移動装置の実施形態2を示す斜視図である。 この発明による移動装置の実施形態3を示す斜視図である。 この発明による移動装置の実施形態4を示す斜視図である。
符号の説明
11 固定台
12、12R、12L 直線移動案内部
13、13R、13L 移動体
14、14R、14L リニアスケール
20、20R、20L 駆動装置
21、21R、21L 送りナット
22、22R、22L 送りねじ
23、24 軸受
25、25R、25L 駆動箱
26、26R、26L サーボモータ
27、28 歯車
29、30 歯車軸
31、32、33 軸受
34、34R、34L ロータリエンコーダ
35、35R、35L ロータリエンコーダ
50、500 制御装置
51 サーボ制御部
52 上位制御部
53、54、55 変換係数器
56 位置指令部
57、58 偏差カウンタ
59 ずれ監視部
60 相互偏差カウンタ
61 ゲート付きバッファ
62 ローパスフィルタ
63 定数・開閉指令部
64 周波数変更指令部
65 機能停止指令部
66 速度・加減速時定数設定器
67 定数・カーブ指令部
68 偏差カウンタ
69 特殊サーボ制御部
70 ゲイン設定器
71 速度制御器
72 サーボアンプ
73 トルク可変制御指令部
74 定トルク制御指令部
75 微分器
Cm1〜Cm6 比較器
80 駆動装置
81 油圧シリンダ装置
82 シリンダ部
83 ピストンロッド
84 ブラケット
85 後部ロッド
86 リニアスケール
87 電気モータ・ポンプ式油圧サーボバルブ
88 電磁式油圧サーボバルブ
89 油圧供給源ユニット
90 電気サーボモータ
91 油ポンプ
92 ロータリエンコーダ
93 位置検出器
101 固定台
102 回転テーブル
103 回転位置検出器
110 駆動装置
111 駆動箱
112 サーボモータ
113、114 ロータリエンコーダ

Claims (10)

  1. 固定台と、前記固定台に対して移動可能に設けられた移動体と、前記移動体を駆動する駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置とを有する移動装置において、
    前記移動体の位置を検出する第1の位置検出手段と、
    前記第1の位置検出手段の分解能より高い分解能を有し前記駆動装置の位置を検出する第2の位置検出器とを有し、
    前記制御装置は、前記第1の位置検出手段によって検出される位置情報に基づく位置決めが完了した後は、当該第1の位置検出手段によって検出される位置情報に基づく位置制御を無効にし、前記第2の位置検出器によって検出される位置情報のみに基づいて位置制御を行うことを特徴とする移動装置。
  2. 前記第1の位置検出手段の信号フィードバック回路に、ローパスフィルタと、ゲート付きバッファとが設けられており、位置決め完了後は、前記ローパスフィルタの機能停止、前記ゲート付きバッファのゲート閉、前記ゲート付きバッファのバッファ値の最大化のいずれか一つあるいは複数の組み合わせにより、前記第1の位置検出手段によって検出される位置情報に基づく位置制御を無効にする請求項1に記載の移動装置。
  3. 前記制御装置は、前記移動体の停止位置のずれ量を監視するずれ監視部を有し、前記移動体の停止位置のずれ量があらかじめ設定された閾値を超えると、前記第1の位置検出手段によって検出される位置情報に基づく位置制御を有効にし、前記移動体の停止位置のずれ量をゼロあるいは所定値内に戻す復帰制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の移動装置。
  4. 前記復帰制御において、前記移動体の停止位置のずれ量をゼロあるいは所定値内に戻す動作を、指定された速度および加減速時定数に従って行うことを特徴とする請求項3に記載の移動装置。
  5. 前記復帰制御において、前記移動体の停止位置のずれ量をゼロあるいは所定値内に戻す動作を、指定された定トルクあるいは指定された割合で変化する可変トルク方式によって行うことを特徴とする請求項3に記載の移動装置。
  6. 前記移動体は前記固定台に対して直線移動するのであり、前記第1の位置検出手段として前記移動体の直線移動位置を検出するリニアセンサが用いられ、前記第2の位置検出手段として前記移動体を駆動する電気サーボモータに接続されたロータリエンコーダが用いられていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の移動装置。
  7. 前記移動体は前記固定台に対して回転する回転テーブルであり、前記第1の位置検出手段として前記回転テーブルの回転位置を検出する回転位置検出器が用いられ、前記第2の位置検出手段として前記回転テーブルを駆動する電気サーボモータに接続されたロータリエンコーダが用いられていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の移動装置。
  8. 前記移動体は前記固定台に対して直線移動するのであり、前記第1の位置検出手段として前記移動体の直線移動位置を検出するリニアセンサが用いられ、前記第2の位置検出手段として前記移動体を駆動する油圧シリンダ装置に送る油量を制御する電気モータ・ポンプ式油圧サーボバルブの電気モータサーボモータに接続されたロータリエンコーダが用いられていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の移動装置。
  9. 前記移動体は前記固定台に対して直線移動するのであり、前記第1の位置検出手段として前記移動体の直線移動位置を検出するリニアセンサが用いられ、前記第2の位置検出手段として前記移動体を駆動する油圧シリンダ装置に送る油量を制御する電磁式油圧サーボバルブのスプール位置を検出する位置検出器が用いられていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の移動装置。
  10. 前記移動体の送り抵抗Ffと、前記移動体の送り駆動系のばね定数Kと、前記第2の位置検出手段の最小検出単位当たりの送り量Aとが、A・K<Ffを満足するように設定されている請求項1から9の何れか一項に記載の移動装置。
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