JPH04315105A - 偏光装置および該偏光装置を用いた投写型表示装置 - Google Patents
偏光装置および該偏光装置を用いた投写型表示装置Info
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- JPH04315105A JPH04315105A JP3082271A JP8227191A JPH04315105A JP H04315105 A JPH04315105 A JP H04315105A JP 3082271 A JP3082271 A JP 3082271A JP 8227191 A JP8227191 A JP 8227191A JP H04315105 A JPH04315105 A JP H04315105A
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Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自然光が入射すると直線
偏光に近い光が出射する偏光装置およびその偏光装置を
用いた投写型表示装置に関するものである。
偏光に近い光が出射する偏光装置およびその偏光装置を
用いた投写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大画面映像を得るために、ライトバルブ
に映像信号に応じた光学像を形成し、その光学像に光を
照射し、投写レンズによりスクリーン上に拡大投写する
方法が従来よりよく知られている。最近では、ライトバ
ルブとして液晶表示装置を用いる投写型表示装置が注目
されている。
に映像信号に応じた光学像を形成し、その光学像に光を
照射し、投写レンズによりスクリーン上に拡大投写する
方法が従来よりよく知られている。最近では、ライトバ
ルブとして液晶表示装置を用いる投写型表示装置が注目
されている。
【0003】この液晶表示装置を用いた投写型表示装置
の概略構成を(図10)に示す。光源1から出た光は液
晶表示装置2を透過して投写レンズ3に入射する。液晶
表示装置2は、液晶セル4、入射側偏光板5、出射側偏
光板6で構成されている。液晶セル4は、2枚のガラス
基板7,8の間にツイストネマティック液晶9を封入し
たものであり、ガラス基板7,8の液晶層側面には、そ
れぞれマトリックス状透明電極が設けられている。入射
側偏光板5と出射側偏光板6の各吸収軸は直交している
。透明電極に電圧を印加しない場合、入射側偏光板を出
射した直線偏光が液晶セル4内で旋光性により90°回
転するので、透過率は最大となる。電圧を印加すると電
圧に応じて旋光性が減少し、透過率が減少する。このよ
うにして、液晶表示装置2に透過率の変化として映像信
号に応じた光学像が形成され、この光学像は投写レンズ
3によりスクリーン10上に拡大投写される。
の概略構成を(図10)に示す。光源1から出た光は液
晶表示装置2を透過して投写レンズ3に入射する。液晶
表示装置2は、液晶セル4、入射側偏光板5、出射側偏
光板6で構成されている。液晶セル4は、2枚のガラス
基板7,8の間にツイストネマティック液晶9を封入し
たものであり、ガラス基板7,8の液晶層側面には、そ
れぞれマトリックス状透明電極が設けられている。入射
側偏光板5と出射側偏光板6の各吸収軸は直交している
。透明電極に電圧を印加しない場合、入射側偏光板を出
射した直線偏光が液晶セル4内で旋光性により90°回
転するので、透過率は最大となる。電圧を印加すると電
圧に応じて旋光性が減少し、透過率が減少する。このよ
うにして、液晶表示装置2に透過率の変化として映像信
号に応じた光学像が形成され、この光学像は投写レンズ
3によりスクリーン10上に拡大投写される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(図10)に示した構
成で、入射側偏光板5の自然光に対する透過率は約40
%であり、透過しない成分の大半は吸収され熱になる。 入射側偏光板5の温度が上昇すると、輻射により液晶セ
ル4も温度上昇する。偏光板と液晶は耐熱性と耐光性に
限界があり、強烈光の照射により偏光板の偏光度が劣化
したり、液晶セルの画質が劣化するため、長期にわたり
高画質の投写画像を表示できないという問題がある。
成で、入射側偏光板5の自然光に対する透過率は約40
%であり、透過しない成分の大半は吸収され熱になる。 入射側偏光板5の温度が上昇すると、輻射により液晶セ
ル4も温度上昇する。偏光板と液晶は耐熱性と耐光性に
限界があり、強烈光の照射により偏光板の偏光度が劣化
したり、液晶セルの画質が劣化するため、長期にわたり
高画質の投写画像を表示できないという問題がある。
【0005】この問題に対し、一般には液晶セル4、偏
光板5,6を冷却ファンにより冷却する方法があるが、
冷却ファンの騒音が問題となるため、投写画像の明るさ
を長期にわたり維持することは期待できない。入射側偏
光板5に直線偏光を入射させれば、入射側偏光板の光吸
収量が低減することから、光源の直後に偏光ビームスプ
リッタを配置する方法(米国特許第4,464,018
号明細書)や、ガラス製プリズムを用いた偏光ビームス
プリッタは非常に高価であるので、ガラスの代わりに液
体を用いた偏光ビームスプリッタ(米国特許第4,46
4,019号明細書)が提案されている。
光板5,6を冷却ファンにより冷却する方法があるが、
冷却ファンの騒音が問題となるため、投写画像の明るさ
を長期にわたり維持することは期待できない。入射側偏
光板5に直線偏光を入射させれば、入射側偏光板の光吸
収量が低減することから、光源の直後に偏光ビームスプ
リッタを配置する方法(米国特許第4,464,018
号明細書)や、ガラス製プリズムを用いた偏光ビームス
プリッタは非常に高価であるので、ガラスの代わりに液
体を用いた偏光ビームスプリッタ(米国特許第4,46
4,019号明細書)が提案されている。
【0006】しかし、従来提案されている偏光ビームス
プリッタはいずれも体積が大きく、セットをコンパクト
にまとめるのが困難という問題がある。光源の直後に前
置偏光板を配置することも考えられる。前置偏光板は入
射側偏光板ほど高い偏光度が要求されないので、前置偏
光板としてヨウ素系偏光板に比べて耐熱性、耐光性が有
利な染料系偏光板を用いることができる。しかし、前置
偏光板により入射側偏光板の発熱は抑制されるが、光源
の近くは温度が高く、前置偏光板の耐熱性、耐光性の限
界を越えてしまうので、採用は困難である。いずれにし
ても、入射側偏光板の耐熱性、耐光性の限界を克服しよ
うとすると、新たな問題を生じ、(図10)に示した構
成で明るく高画質の投写画像を得るのは困難であった。
プリッタはいずれも体積が大きく、セットをコンパクト
にまとめるのが困難という問題がある。光源の直後に前
置偏光板を配置することも考えられる。前置偏光板は入
射側偏光板ほど高い偏光度が要求されないので、前置偏
光板としてヨウ素系偏光板に比べて耐熱性、耐光性が有
利な染料系偏光板を用いることができる。しかし、前置
偏光板により入射側偏光板の発熱は抑制されるが、光源
の近くは温度が高く、前置偏光板の耐熱性、耐光性の限
界を越えてしまうので、採用は困難である。いずれにし
ても、入射側偏光板の耐熱性、耐光性の限界を克服しよ
うとすると、新たな問題を生じ、(図10)に示した構
成で明るく高画質の投写画像を得るのは困難であった。
【0007】本発明は上記問題を解決し、しかも安価で
コンパクトな偏光装置を提供することを目的とする。ま
た、その偏光装置を用いて長期にわたり明るく高画質の
投写画像を表示できる投写型表示装置を提供することを
目的とする。
コンパクトな偏光装置を提供することを目的とする。ま
た、その偏光装置を用いて長期にわたり明るく高画質の
投写画像を表示できる投写型表示装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の偏光装置は、容器の内部に断面がジグザグと
なるように平板状の偏光選択性ミラーを配置し、容器内
に少なくとも組立て時に液体である透明体を充填したも
のであり、さらには、入射窓に垂直入射し偏光選択性ミ
ラーで反射する光線が隣接する偏光選択性ミラーを透過
し出射窓の出射側面で全反射するようにしている。
に本発明の偏光装置は、容器の内部に断面がジグザグと
なるように平板状の偏光選択性ミラーを配置し、容器内
に少なくとも組立て時に液体である透明体を充填したも
のであり、さらには、入射窓に垂直入射し偏光選択性ミ
ラーで反射する光線が隣接する偏光選択性ミラーを透過
し出射窓の出射側面で全反射するようにしている。
【0009】また本発明の投写型表示装置は、光源と、
前記光源の出射光から略直線偏光を取り出す偏光装置と
、少なくとも入射側に偏光板を有するライトバルブと、
前記ライトバルブに形成された光学像をスクリーン上に
拡大投写する投写レンズとを具備し、前記偏光装置は上
述した本発明の偏光装置を用い、この偏光装置の出射光
が前記入射側偏光板を略最大の透過率で透過するように
構成している。
前記光源の出射光から略直線偏光を取り出す偏光装置と
、少なくとも入射側に偏光板を有するライトバルブと、
前記ライトバルブに形成された光学像をスクリーン上に
拡大投写する投写レンズとを具備し、前記偏光装置は上
述した本発明の偏光装置を用い、この偏光装置の出射光
が前記入射側偏光板を略最大の透過率で透過するように
構成している。
【0010】さらに本発明の投写型表示装置は、3原色
の色成分を放射する光源と、前記光源の出射光から略直
線偏光を取り出す偏光装置と、前記偏光装置からの出力
光を3つの原色光に分解する色分解手段と、前記色分解
手段からの出力光が入射し少なくとも入射側に偏光板を
有する3枚のライトバルブと、前記ライトバルブに形成
された光学像をスクリーン上に拡大投写する投写レンズ
とを具備し、前記偏光装置は上述した本発明の偏光装置
を用い、この偏光装置の出射光が前記入射側偏光板を略
最大の透過率で透過するように構成している。
の色成分を放射する光源と、前記光源の出射光から略直
線偏光を取り出す偏光装置と、前記偏光装置からの出力
光を3つの原色光に分解する色分解手段と、前記色分解
手段からの出力光が入射し少なくとも入射側に偏光板を
有する3枚のライトバルブと、前記ライトバルブに形成
された光学像をスクリーン上に拡大投写する投写レンズ
とを具備し、前記偏光装置は上述した本発明の偏光装置
を用い、この偏光装置の出射光が前記入射側偏光板を略
最大の透過率で透過するように構成している。
【0011】
【作用】本発明の偏光装置は、ガラス基板に多層膜を着
けた偏光選択性ミラーと透明体とを組み合わせることに
より、偏光ビームスプリッタとして機能させる。この偏
光装置を偏光板を用いる投写型表示装置に用いれば、入
射側偏光板の吸収量を低減できるので、入射側偏光板の
信頼性を向上できる。
けた偏光選択性ミラーと透明体とを組み合わせることに
より、偏光ビームスプリッタとして機能させる。この偏
光装置を偏光板を用いる投写型表示装置に用いれば、入
射側偏光板の吸収量を低減できるので、入射側偏光板の
信頼性を向上できる。
【0012】複数の偏光選択性ミラーをジグザグに配置
するので、偏光装置の厚さを薄くできる。その結果、こ
の偏光装置を用いた投写型表示装置をコンパクトにまと
められる。
するので、偏光装置の厚さを薄くできる。その結果、こ
の偏光装置を用いた投写型表示装置をコンパクトにまと
められる。
【0013】透明体として少なくとも組立て時に液体の
材料を用いるので、偏光選択性ミラーの枚数が多くても
、きわめて容易に透明体を容器、偏光選択性ミラーに密
着させることができる。ガラス基板はガラスプリズムよ
り安価であり、透明体も安価な材料を選択でき、組立て
作業、液体充填作業も容易であるので、本発明の偏光装
置はガラスプリズムを用いた偏光ビームスプリッタに比
べて安価に製造できる。
材料を用いるので、偏光選択性ミラーの枚数が多くても
、きわめて容易に透明体を容器、偏光選択性ミラーに密
着させることができる。ガラス基板はガラスプリズムよ
り安価であり、透明体も安価な材料を選択でき、組立て
作業、液体充填作業も容易であるので、本発明の偏光装
置はガラスプリズムを用いた偏光ビームスプリッタに比
べて安価に製造できる。
【0014】また、本発明の偏光装置は、入射窓に垂直
入射し偏光選択性ミラーで反射した光線が隣接する偏光
選択性ミラーを透過し出射窓の出射側面で全反射するよ
うにしているので、不要な光の出射が少ない。
入射し偏光選択性ミラーで反射した光線が隣接する偏光
選択性ミラーを透過し出射窓の出射側面で全反射するよ
うにしているので、不要な光の出射が少ない。
【0015】本発明の偏光装置の利点は以上明らかなよ
うに、安価で、不要光の出射が少なく、しかも厚さが薄
いことである。また、本発明の偏光装置を用いて投写型
表示装置を構成すれば、長期にわたり明るく高画質の投
写画像を表示でき、安価で、しかもセットをコンパクト
にすることができる。
うに、安価で、不要光の出射が少なく、しかも厚さが薄
いことである。また、本発明の偏光装置を用いて投写型
表示装置を構成すれば、長期にわたり明るく高画質の投
写画像を表示でき、安価で、しかもセットをコンパクト
にすることができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0017】(図1)は本発明の偏光装置の一実施例の
構成を示すもので、21は枠体、22,23は透明板、
25は偏光選択性ミラー、27は透明体である。
構成を示すもので、21は枠体、22,23は透明板、
25は偏光選択性ミラー、27は透明体である。
【0018】枠体21の両端に2枚のガラス製の透明板
22,23が装着され、液体を保持できる容器が構成さ
れている。2枚の透明板22,23は平行であり、それ
ぞれ入射窓、出射窓となる。枠体21の内側にはジグザ
クの溝24が形成され、その溝24に偏光選択性ミラー
25の端部を挿入し、複数の偏光選択性ミラー25を断
面がジグザグになるように配置している。容器の内部に
は、注入口26から、少なくとも組立て時に液体である
透明体27を充填している。
22,23が装着され、液体を保持できる容器が構成さ
れている。2枚の透明板22,23は平行であり、それ
ぞれ入射窓、出射窓となる。枠体21の内側にはジグザ
クの溝24が形成され、その溝24に偏光選択性ミラー
25の端部を挿入し、複数の偏光選択性ミラー25を断
面がジグザグになるように配置している。容器の内部に
は、注入口26から、少なくとも組立て時に液体である
透明体27を充填している。
【0019】偏光選択性ミラー25の構成を(図2)に
示す。ガラス基板28の一方の面に多層膜29を蒸着し
ている。多層膜29は低屈折率膜30と高屈折率膜31
を所定の厚さで交互に積層したものであり、周囲の透明
体27と密着することにより、偏光ビームスプリッタと
して機能する。詳細は後述するが、P偏光成分の透過率
が100%に近く、S偏光成分の透過率が低くなるよう
にしている。
示す。ガラス基板28の一方の面に多層膜29を蒸着し
ている。多層膜29は低屈折率膜30と高屈折率膜31
を所定の厚さで交互に積層したものであり、周囲の透明
体27と密着することにより、偏光ビームスプリッタと
して機能する。詳細は後述するが、P偏光成分の透過率
が100%に近く、S偏光成分の透過率が低くなるよう
にしている。
【0020】偏光装置からの出射光の光強度分布の均一
性を確保するために、偏光選択性ミラー25の枚数は偶
数とし、また、両端にある偏光選択性ミラーの多層膜面
の交線が出射側にくるように光を入射させるとよい。そ
うでない場合には、偏光選択性ミラー25で反射した光
が枠体21に入射して迷光となるため、偏光装置からの
出射光の光強度分布が不均一となり、この影響が投写画
像に現われやすい。
性を確保するために、偏光選択性ミラー25の枚数は偶
数とし、また、両端にある偏光選択性ミラーの多層膜面
の交線が出射側にくるように光を入射させるとよい。そ
うでない場合には、偏光選択性ミラー25で反射した光
が枠体21に入射して迷光となるため、偏光装置からの
出射光の光強度分布が不均一となり、この影響が投写画
像に現われやすい。
【0021】(図3)は本発明の偏光装置を用いた投写
型表示装置の一実施例の構成を示すもので、32は光源
、33は偏光装置、34は入射側偏光板、35は液晶セ
ル、36は出射側偏光板、37は投写レンズである。 偏光装置33は(図1)に示したものと同一の構成であ
る。
型表示装置の一実施例の構成を示すもので、32は光源
、33は偏光装置、34は入射側偏光板、35は液晶セ
ル、36は出射側偏光板、37は投写レンズである。 偏光装置33は(図1)に示したものと同一の構成であ
る。
【0022】光源32から出た光は、偏光装置33、入
射側偏光板34、液晶セル35、出射側偏光板36の順
に透過して、投写レンズ37に入射する。入射側偏光板
34の偏光軸38と出射側偏光板36の偏光軸39は、
それぞれ画面垂直方向40に対して+45°、−45°
としている。偏光装置33は、隣接する偏光選択性ミラ
ー25の交線41が入射側偏光板34の偏光軸38と直
交するように配置している。
射側偏光板34、液晶セル35、出射側偏光板36の順
に透過して、投写レンズ37に入射する。入射側偏光板
34の偏光軸38と出射側偏光板36の偏光軸39は、
それぞれ画面垂直方向40に対して+45°、−45°
としている。偏光装置33は、隣接する偏光選択性ミラ
ー25の交線41が入射側偏光板34の偏光軸38と直
交するように配置している。
【0023】光源32からの自然光が偏光装置33に入
射すると、強いP成分42と弱いS成分43が出射する
。P成分は入射側偏光板34を最大の透過率で透過し、
S成分は入射側偏光板34で吸収される。偏光装置33
を用いない場合に比べると、入射側偏光板34の光の吸
収量が大幅に低減するので、発熱量が少なくなり、入射
側偏光板34の温度上昇が小さくなる。また、液晶セル
35の温度上昇も抑制される。このため、入射側偏光板
34と液晶セル35の信頼性が向上する。
射すると、強いP成分42と弱いS成分43が出射する
。P成分は入射側偏光板34を最大の透過率で透過し、
S成分は入射側偏光板34で吸収される。偏光装置33
を用いない場合に比べると、入射側偏光板34の光の吸
収量が大幅に低減するので、発熱量が少なくなり、入射
側偏光板34の温度上昇が小さくなる。また、液晶セル
35の温度上昇も抑制される。このため、入射側偏光板
34と液晶セル35の信頼性が向上する。
【0024】本発明の偏光装置は、偏光選択性ミラー2
5をジグザグに配置するので、厚さが薄くなる。そのた
め、投写型表示装置の中で偏光装置を配置する場所の制
約が少なくなる。例えば、光源32と液晶セル35の間
に平面ミラーと偏光装置33を配置することができ、平
面ミラーの使用により投写型表示装置をコンパクトにす
ることができる。
5をジグザグに配置するので、厚さが薄くなる。そのた
め、投写型表示装置の中で偏光装置を配置する場所の制
約が少なくなる。例えば、光源32と液晶セル35の間
に平面ミラーと偏光装置33を配置することができ、平
面ミラーの使用により投写型表示装置をコンパクトにす
ることができる。
【0025】偏光装置に用いる透明体27は、少なくと
も組立て時に液体であるのが都合がよい。組立て時に液
体であれば、透明体23が偏光選択性ミラー25、透明
板22,23に空気を含むことなく密着させることが容
易である。ガラス製の偏光ビームスプリッタで、多層膜
面をジグザグにすると、ガラスプリズムの加工、接合の
作業が複雑になるために、大幅なコスト高を招く。しか
し、本発明の偏光装置の場合、ガラス基板はガラスプリ
ズムに比べて圧倒的に安価であり、透明体は体積が小さ
いので材料コストは安価となり、ガラス基板の枚数が増
えても液体の充填作業は容易であるので、ガラス製プリ
ズムを用いた偏光ビームスプリッタに比べて圧倒的に安
価に製造できる。
も組立て時に液体であるのが都合がよい。組立て時に液
体であれば、透明体23が偏光選択性ミラー25、透明
板22,23に空気を含むことなく密着させることが容
易である。ガラス製の偏光ビームスプリッタで、多層膜
面をジグザグにすると、ガラスプリズムの加工、接合の
作業が複雑になるために、大幅なコスト高を招く。しか
し、本発明の偏光装置の場合、ガラス基板はガラスプリ
ズムに比べて圧倒的に安価であり、透明体は体積が小さ
いので材料コストは安価となり、ガラス基板の枚数が増
えても液体の充填作業は容易であるので、ガラス製プリ
ズムを用いた偏光ビームスプリッタに比べて圧倒的に安
価に製造できる。
【0026】透明体27として透明シリコーン樹脂を用
いるとよい。シリコーン樹脂は一般に耐熱性が良好であ
り、またガラス基板、多層膜も耐熱性が良好であるので
、偏光装置を高温の光源に近接して配置することができ
る。液体の場合にはシリコーンオイルを用いるとよい。 透明体としてさらに望ましい材料は、組立て時に液体、
組立て完了後は固体またはゲル状の材料であり、使用時
に液体漏洩の心配が回避される。このような材料として
、信越化学工業(株)製の透明シリコーン樹脂KE−1
051を用いることができる。これは、2種類の液体で
供給されており、A液とB液の両方に化学式
いるとよい。シリコーン樹脂は一般に耐熱性が良好であ
り、またガラス基板、多層膜も耐熱性が良好であるので
、偏光装置を高温の光源に近接して配置することができ
る。液体の場合にはシリコーンオイルを用いるとよい。 透明体としてさらに望ましい材料は、組立て時に液体、
組立て完了後は固体またはゲル状の材料であり、使用時
に液体漏洩の心配が回避される。このような材料として
、信越化学工業(株)製の透明シリコーン樹脂KE−1
051を用いることができる。これは、2種類の液体で
供給されており、A液とB液の両方に化学式
【0027
】
】
【化1】
【0028】で表わされるシリコーンオイルが含まれ、
A液には化学式
A液には化学式
【0029】
【化2】
【0030】で表わされる本体物質と、微量の白金触媒
が含まれ、B液には化学式
が含まれ、B液には化学式
【0031】
【化3】
【0032】で表わされる架橋物質が含まれている。A
液とB液を混合し、室温放置または加熱すると、本体物
質のビニル基と架橋物質の水素が結合し、シリコーンゴ
ムの巨大分子を形成する。シリコーンオイルは架橋反応
の前後で変化せず、シリコーンゴムの間にシリコーンオ
イルがはいり込んだ構造となる。この反応は付加反応で
あるので、原理的には副生成物を生じず、架橋反応が表
面、内部とも均一に進行する。また、ゲル状で変形しや
すいため、周囲温度により熱膨脹しても全体が均一に体
積変化し、応力歪みをほとんど発生しない。そのため、
偏光ビームスプリッタで排除しなければならない複屈折
が非常に少ないという特徴がある。また、透明体27と
して組立て時に液体であり、紫外線照射によりゲル状に
変化する透明シリコーン樹脂を用いてもよい。例えば、
信越化学工業(株)製の透明シリコーン樹脂OF−11
3を用いることができる。
液とB液を混合し、室温放置または加熱すると、本体物
質のビニル基と架橋物質の水素が結合し、シリコーンゴ
ムの巨大分子を形成する。シリコーンオイルは架橋反応
の前後で変化せず、シリコーンゴムの間にシリコーンオ
イルがはいり込んだ構造となる。この反応は付加反応で
あるので、原理的には副生成物を生じず、架橋反応が表
面、内部とも均一に進行する。また、ゲル状で変形しや
すいため、周囲温度により熱膨脹しても全体が均一に体
積変化し、応力歪みをほとんど発生しない。そのため、
偏光ビームスプリッタで排除しなければならない複屈折
が非常に少ないという特徴がある。また、透明体27と
して組立て時に液体であり、紫外線照射によりゲル状に
変化する透明シリコーン樹脂を用いてもよい。例えば、
信越化学工業(株)製の透明シリコーン樹脂OF−11
3を用いることができる。
【0033】偏光装置を光源に近接して配置する場合、
透明体の温度変化による体積変化が問題となる。この問
題の解決には、枠体21の一部を透明体の体積変化に応
じて容易に変形する構成にするとよい。このような枠体
の構成を(図4)に示す。薄いシリコーンゴムで構成さ
れた内枠体44が、金属製の外枠体45の内側に配置さ
れている。内枠体44の両端部にフランジ48が設けら
れており、フランジ48を挟んで透明板22,23を外
枠体45に押えつけることにより、内枠体44と透明板
22,23で液体を保持する容器が構成される。内枠体
44の構成を(図5)に示す。内枠体44には偏光選択
性ミラー25の端部を挿入する溝46が形成され、隣接
する溝の間には容易に変形する凸部47が形成されてい
る。温度変化により透明体の体積が変化しても、凸部4
7が変形するので、例えば透明板22,23が割れると
いう問題は解決される。
透明体の温度変化による体積変化が問題となる。この問
題の解決には、枠体21の一部を透明体の体積変化に応
じて容易に変形する構成にするとよい。このような枠体
の構成を(図4)に示す。薄いシリコーンゴムで構成さ
れた内枠体44が、金属製の外枠体45の内側に配置さ
れている。内枠体44の両端部にフランジ48が設けら
れており、フランジ48を挟んで透明板22,23を外
枠体45に押えつけることにより、内枠体44と透明板
22,23で液体を保持する容器が構成される。内枠体
44の構成を(図5)に示す。内枠体44には偏光選択
性ミラー25の端部を挿入する溝46が形成され、隣接
する溝の間には容易に変形する凸部47が形成されてい
る。温度変化により透明体の体積が変化しても、凸部4
7が変形するので、例えば透明板22,23が割れると
いう問題は解決される。
【0034】偏光装置の偏光選択性ミラーのS成分は、
入射側偏光板36に到達しないようにする必要がある。 そうでない場合には、S成分が迷光となって投写画像の
コントラスト低下や輝度分布の不均一を招くことがある
。そこで、本発明の偏光装置は、偏光選択性ミラー25
で反射した光は出射側透明板23の外表面で全反射させ
て、出射側透明板23から出射しないようにする。この
ための条件は、偏光選択性ミラー25で反射した光線の
出射側透明板23への入射角が、透明体27が空気と接
する場合の全反射臨界角より大きいこと、また、出射側
透明板23で反射した光が別の偏光選択性ミラー25で
反射した後、入射側透明板22を垂直に透過して光源の
方に戻ることである。後者の条件は、偏光選択性ミラー
25法線と入射側透明板22の法線とのなす角度をθと
すると、θ=45°またはθ=60°となる。θ=45
°とすると、透明体27の屈折率が低い場合に、前者の
条件を満足しないので、θ=60°とするのがよい。 こうすると、(図6)に示すように、入射側透明板22
に垂直に入射し偏光選択性ミラー50で反射した光線5
1は隣接する偏光選択性ミラー52に垂直に入射するの
で、その透過光線53と反射光線54はいずれも入射側
透明板22と垂直となり、光源の方に戻っていく。
入射側偏光板36に到達しないようにする必要がある。 そうでない場合には、S成分が迷光となって投写画像の
コントラスト低下や輝度分布の不均一を招くことがある
。そこで、本発明の偏光装置は、偏光選択性ミラー25
で反射した光は出射側透明板23の外表面で全反射させ
て、出射側透明板23から出射しないようにする。この
ための条件は、偏光選択性ミラー25で反射した光線の
出射側透明板23への入射角が、透明体27が空気と接
する場合の全反射臨界角より大きいこと、また、出射側
透明板23で反射した光が別の偏光選択性ミラー25で
反射した後、入射側透明板22を垂直に透過して光源の
方に戻ることである。後者の条件は、偏光選択性ミラー
25法線と入射側透明板22の法線とのなす角度をθと
すると、θ=45°またはθ=60°となる。θ=45
°とすると、透明体27の屈折率が低い場合に、前者の
条件を満足しないので、θ=60°とするのがよい。 こうすると、(図6)に示すように、入射側透明板22
に垂直に入射し偏光選択性ミラー50で反射した光線5
1は隣接する偏光選択性ミラー52に垂直に入射するの
で、その透過光線53と反射光線54はいずれも入射側
透明板22と垂直となり、光源の方に戻っていく。
【0035】次に、偏光装置のP成分の透過率が100
%に近い必要があるので、結局、θ=60°の場合に多
層膜の各層の境界における入射角がブリュースタ角(P
成分の反射率が0%となる入射角)またはそれに近い角
度となるようにするとよい。
%に近い必要があるので、結局、θ=60°の場合に多
層膜の各層の境界における入射角がブリュースタ角(P
成分の反射率が0%となる入射角)またはそれに近い角
度となるようにするとよい。
【0036】(図2)に示した構成で、多層膜の各境界
における入射角がブリュースタ角となる条件は、透明体
27の屈折率をnT 、高屈折率層の屈折率をnH 、
低屈折率層の屈折率をnL 、透明体27から多層膜2
9への入射角をθT とすると、
における入射角がブリュースタ角となる条件は、透明体
27の屈折率をnT 、高屈折率層の屈折率をnH 、
低屈折率層の屈折率をnL 、透明体27から多層膜2
9への入射角をθT とすると、
【0037】
【数1】
【0038】となる(藤原史郎ほか、「光学薄膜」、共
立出版、p.126)。なお、ガラス基板28の屈折率
は、透明体の屈折率に近ければよい。透明体27として
透明シリコーン樹脂KE−1051、高屈折率層として
二酸化チタン、低屈折率層として二酸化シリコンを用い
るとすると、各屈折率はnT =1.4、nH =2.
3、nL =1.45であるから、θT =61°とな
る。これは、θ=60°の条件に近いので、偏光装置か
P成分の透過率は100%に近くなる。逆に、θ=60
°とするには、透明体27の屈折率が1.36から1.
45の範囲にあればよい。なお、多層膜29の各層の膜
厚を最適化することにより、S成分の透過率を低くする
ことができる。偏光装置33のP成分とS成分の光に対
する分光透過率特性を(図7)に示す。(図7)から、
P成分の透過率が100%に近く、S成分の透過率が十
分小さいことが分かる。
立出版、p.126)。なお、ガラス基板28の屈折率
は、透明体の屈折率に近ければよい。透明体27として
透明シリコーン樹脂KE−1051、高屈折率層として
二酸化チタン、低屈折率層として二酸化シリコンを用い
るとすると、各屈折率はnT =1.4、nH =2.
3、nL =1.45であるから、θT =61°とな
る。これは、θ=60°の条件に近いので、偏光装置か
P成分の透過率は100%に近くなる。逆に、θ=60
°とするには、透明体27の屈折率が1.36から1.
45の範囲にあればよい。なお、多層膜29の各層の膜
厚を最適化することにより、S成分の透過率を低くする
ことができる。偏光装置33のP成分とS成分の光に対
する分光透過率特性を(図7)に示す。(図7)から、
P成分の透過率が100%に近く、S成分の透過率が十
分小さいことが分かる。
【0039】投写型表示装置のランプとしては、一般に
ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドラン
プを用いられる。これらのランプはすべて赤外線を放射
し、キセノンランプ、メタルハライドランプは紫外線を
放射する。紫外線は液晶の劣化を促進し、赤外線は液晶
の温度を上昇させるという問題がある。そのため、偏光
装置の入射側または出射側の透明板22,23に可視光
を透過し、赤外線および紫外線を反射する多層膜を蒸着
するとよい。また、入射側透明板22または出射側透明
板23を赤外線吸収ガラスや紫外線吸収ガラスとするこ
ともできる。こうすれば、偏光装置が赤外線と紫外線を
除去するので、部品点数を削減でき、合理的である。
ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドラン
プを用いられる。これらのランプはすべて赤外線を放射
し、キセノンランプ、メタルハライドランプは紫外線を
放射する。紫外線は液晶の劣化を促進し、赤外線は液晶
の温度を上昇させるという問題がある。そのため、偏光
装置の入射側または出射側の透明板22,23に可視光
を透過し、赤外線および紫外線を反射する多層膜を蒸着
するとよい。また、入射側透明板22または出射側透明
板23を赤外線吸収ガラスや紫外線吸収ガラスとするこ
ともできる。こうすれば、偏光装置が赤外線と紫外線を
除去するので、部品点数を削減でき、合理的である。
【0040】ライトバルブとして液晶表示装置を用いる
場合、投写画像の画質を左右対称とするために、(図3
)に示したように、入射側偏光板36と出射側偏光板3
8の各吸収軸40,41を画面垂直方向に対して+45
°または−45°のいずれかにするのが一般的である。 この場合、偏光装置33からの出射光が効率良く入射側
偏光板36を透過する必要があるので、偏光装置33は
その枠体21の各側面が画面垂直方向を基準にして45
°傾斜させて配置することになる。これでは、セット全
体をコンパクトにまとめにくい。セットをコンパクトに
まとめるには、偏光装置33の枠体21の各側面が画面
垂直方向および画面水平方向に向くのが望ましい。
場合、投写画像の画質を左右対称とするために、(図3
)に示したように、入射側偏光板36と出射側偏光板3
8の各吸収軸40,41を画面垂直方向に対して+45
°または−45°のいずれかにするのが一般的である。 この場合、偏光装置33からの出射光が効率良く入射側
偏光板36を透過する必要があるので、偏光装置33は
その枠体21の各側面が画面垂直方向を基準にして45
°傾斜させて配置することになる。これでは、セット全
体をコンパクトにまとめにくい。セットをコンパクトに
まとめるには、偏光装置33の枠体21の各側面が画面
垂直方向および画面水平方向に向くのが望ましい。
【0041】このためには、(図8)に示すように、入
射側偏光板34の直前に1/2波長板56を配置すると
よい。偏光装置33から画面垂直方向40に向いた直線
偏光57が出射し、1/2波長板56はその進相軸58
が画面垂直方向40に対して22.5°の方向に向いて
いる。偏光装置33からの直線偏光57が1/2波長板
56に入射すると、画面垂直方向に対して偏波面が45
°の方向に向いた直線偏光が出射する。この直線偏光は
、偏波面が入射側偏光板34の偏光軸38と平行である
ので、入射側偏光板34を透過する。1/2波長板56
は、その進相軸または遅相軸の方向が、偏光装置33か
ら出るP成分の方向と入射側偏光板34の偏光軸38の
方向を2等分する方向に向くように配置するとよい。 1/2波長板56は、進相軸に向いた直線偏光と遅相軸
に向いた直線偏光が同一位相で入射した場合に、出射面
で両者の位相差が1/2波長となるものである。(図8
)の構成では、光源32から出る光のスペクトルが広い
ので、全波長で位相差を1/2波長とすることは不可能
であるが、視感度の高い緑のスペクトルで位相差が1/
2波長となるようにすれば、実用上問題はないようであ
る。
射側偏光板34の直前に1/2波長板56を配置すると
よい。偏光装置33から画面垂直方向40に向いた直線
偏光57が出射し、1/2波長板56はその進相軸58
が画面垂直方向40に対して22.5°の方向に向いて
いる。偏光装置33からの直線偏光57が1/2波長板
56に入射すると、画面垂直方向に対して偏波面が45
°の方向に向いた直線偏光が出射する。この直線偏光は
、偏波面が入射側偏光板34の偏光軸38と平行である
ので、入射側偏光板34を透過する。1/2波長板56
は、その進相軸または遅相軸の方向が、偏光装置33か
ら出るP成分の方向と入射側偏光板34の偏光軸38の
方向を2等分する方向に向くように配置するとよい。 1/2波長板56は、進相軸に向いた直線偏光と遅相軸
に向いた直線偏光が同一位相で入射した場合に、出射面
で両者の位相差が1/2波長となるものである。(図8
)の構成では、光源32から出る光のスペクトルが広い
ので、全波長で位相差を1/2波長とすることは不可能
であるが、視感度の高い緑のスペクトルで位相差が1/
2波長となるようにすれば、実用上問題はないようであ
る。
【0042】以下に、本発明の投写型表示装置の他の実
施例について説明する。(図9)はその構成を示したも
のであり、61は光源、62は偏光装置、66,67,
68は1/2波長板、69,70,71は入射側偏光板
、72,73,74は液晶セル、75,76,77は出
射側偏光板、81は投写レンズである。偏光装置62は
(図1)に示したものと同じである。
施例について説明する。(図9)はその構成を示したも
のであり、61は光源、62は偏光装置、66,67,
68は1/2波長板、69,70,71は入射側偏光板
、72,73,74は液晶セル、75,76,77は出
射側偏光板、81は投写レンズである。偏光装置62は
(図1)に示したものと同じである。
【0043】光源61は赤,緑,青の3原色の色成分を
含む光を出射する。光源61からの光は偏光装置62に
入射し、画面垂直方向に向いた直線偏光が出射する。直
線偏光はダイクロイックミラー63,64、平面ミラー
65を組み合わせた色分解光学系に入射し、3つの原色
光に分解される。各原色光は、それぞれ1/2波長板6
6,67,68、入射側偏光板69,70,71、液晶
セル72,73,74、出射側偏光板75,76,77
の順に透過する。各出射側偏光板75,76,77を出
射した光は、ダイクロイックミラー78,79、平面ミ
ラー80を組み合わせた色合成光学系により1つの光に
合成された後、投写レンズ81に入射する。
含む光を出射する。光源61からの光は偏光装置62に
入射し、画面垂直方向に向いた直線偏光が出射する。直
線偏光はダイクロイックミラー63,64、平面ミラー
65を組み合わせた色分解光学系に入射し、3つの原色
光に分解される。各原色光は、それぞれ1/2波長板6
6,67,68、入射側偏光板69,70,71、液晶
セル72,73,74、出射側偏光板75,76,77
の順に透過する。各出射側偏光板75,76,77を出
射した光は、ダイクロイックミラー78,79、平面ミ
ラー80を組み合わせた色合成光学系により1つの光に
合成された後、投写レンズ81に入射する。
【0044】この場合も、入射側偏光板69,70,7
1を最大の透過率で透過するように1/2波長板66,
67,68が配置されている。また、偏光装置62の透
明体には2液混合後ゲル状に変化する透明シリコーン樹
脂を用いている。偏光装置62が直線偏光に近い光を出
射し、入射側偏光板69,70,71の吸収が低減され
るため、入射側偏光板69,70,71の発熱は抑制さ
れる。また、偏光装置62は耐熱性が良好なため偏光装
置62を光源61に近接して配置することができ、また
偏光装置62が薄いのでセットをコンパクトにまとめる
ことができる。
1を最大の透過率で透過するように1/2波長板66,
67,68が配置されている。また、偏光装置62の透
明体には2液混合後ゲル状に変化する透明シリコーン樹
脂を用いている。偏光装置62が直線偏光に近い光を出
射し、入射側偏光板69,70,71の吸収が低減され
るため、入射側偏光板69,70,71の発熱は抑制さ
れる。また、偏光装置62は耐熱性が良好なため偏光装
置62を光源61に近接して配置することができ、また
偏光装置62が薄いのでセットをコンパクトにまとめる
ことができる。
【0045】以上の実施例ではライトバルブとして液晶
表示装置を用いた例を示したが、電気光学結晶など映像
信号に応じて旋光性や複屈折性などの変化として光学像
を形成し、少なくとも入射側に偏光板を用いるものなら
ライトバルブとして用いることができる。
表示装置を用いた例を示したが、電気光学結晶など映像
信号に応じて旋光性や複屈折性などの変化として光学像
を形成し、少なくとも入射側に偏光板を用いるものなら
ライトバルブとして用いることができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の偏
光選択性ミラーを断面がジグザグになるように配置し、
組立て時に液体の透明体を偏光選択性ミラーに密着させ
るので、安価で、しかも厚さの薄い偏光装置を提供する
ことができる。また、この偏光装置を用いることにより
入射側偏光板の信頼性が向上するので、長期にわたり明
るく高画質の投写画像を表示でき、安価で、しかもコン
パクトな投写型表示装置を提供することができ、非常に
大きな効果がある。
光選択性ミラーを断面がジグザグになるように配置し、
組立て時に液体の透明体を偏光選択性ミラーに密着させ
るので、安価で、しかも厚さの薄い偏光装置を提供する
ことができる。また、この偏光装置を用いることにより
入射側偏光板の信頼性が向上するので、長期にわたり明
るく高画質の投写画像を表示でき、安価で、しかもコン
パクトな投写型表示装置を提供することができ、非常に
大きな効果がある。
【図1】本発明の偏光装置の一実施例における一部破断
斜視図である。
斜視図である。
【図2】偏光選択性ミラーの一実施例の概略構成図であ
る。
る。
【図3】本発明の投写型表示装置の一実施例における概
略構成図である。
略構成図である。
【図4】本発明の偏光装置に適用される枠体の側断面図
である。
である。
【図5】本発明の偏光装置に適用される内枠体の破断斜
視図である。
視図である。
【図6】本発明の偏光装置の光線の進み方の説明図であ
る。
る。
【図7】本発明の偏光選択性ミラーの分光透過率特性図
である。
である。
【図8】本発明の投写型表示装置の一実施例における概
略構成図である。
略構成図である。
【図9】本発明の投写型表示装置の他の実施例における
概略構成図である。
概略構成図である。
【図10】従来の投写型表示装置の概略構成図である。
21 枠体
22 入射側透明板
23 出射側透明板
25 偏光選択性ミラー
27 透明体
32 光源
33 偏光装置
34 入射側偏光板
35 液晶セル
36 出射側偏光板
37 投写レンズ
62 偏光装置
69,70,71 入射側偏光板
72,73,74 液晶セル
75,76,77 出射側偏光板
81 投写レンズ
Claims (20)
- 【請求項1】 入射窓と出射窓を有し液体を保持する
容器と、ガラス基板の上に多層膜を着けた複数の偏光選
択性ミラーと、少なくとも組立て時に液体である透明体
とを具備し、前記容器内に前記偏光選択性ミラーを断面
がジグザグとなるように配置し、前記容器内に前記透明
体を充填した偏光装置。 - 【請求項2】 透明体は透明シリコーン樹脂である請
求項1記載の偏光装置。 - 【請求項3】 透明体は組立て完了後に固体またはゲ
ル状である請求項1記載の偏光装置。 - 【請求項4】 透明体は2液混合後に付加反応により
ゲル状に変化する透明シリコーン樹脂である請求項1記
載の偏光装置。 - 【請求項5】 透明体は紫外線照射によりゲル状に変
化する透明シリコーン樹脂である請求項1記載の偏光装
置。 - 【請求項6】 入射窓に垂直入射した光線が多層膜の
各境界を略ブリュースタ角で透過するようにした請求項
1記載の偏光装置。 - 【請求項7】 透明体の体積変化に応じて容器の一部
が変形する請求項1記載の偏光装置。 - 【請求項8】 入射窓または出射窓が赤外線除去手段
と紫外線除去手段の少なくとも一方を有する請求項1記
載の偏光装置。 - 【請求項9】 入射窓と出射窓を有し液体を保持する
容器と、ガラス基板の上に多層膜を着けた複数の偏光選
択性ミラーと、少なくとも組立て時に液体である透明体
とを具備し、前記容器内に前記偏光選択性ミラーを断面
がジグザグとなるように配置し、前記容器内に前記透明
体を充填し、前記入射窓に垂直入射し前記偏光選択性ミ
ラーを反射した光線が隣接する前記偏光選択性ミラーを
透過し前記出射窓の出射面で全反射するようにした偏光
装置。 - 【請求項10】 入射窓に垂直入射した光線が偏光選
択性ミラーに略60°で入射するようにした請求項9記
載の偏光装置。 - 【請求項11】 偏光選択性ミラーはガラス基板の上
に二酸化シリコンと二酸化チタンを交互に積層したもの
であり、透明体の屈折率が1.36から1.45の範囲
である請求項9記載の偏光装置。 - 【請求項12】 偏光選択性ミラーの枚数は偶数であ
る請求項9記載の偏光装置。 - 【請求項13】 光源と、前記光源の出射光から略直
線偏光を取り出す偏光装置と、少なくとも入射側に偏光
板を有するライトバルブと、前記ライトバルブに形成さ
れた光学像をスクリーン上に拡大投写する投写レンズと
を具備し、前記偏光装置は請求項1または請求項9記載
の偏光装置であり、前記偏光装置の出射光が前記入射側
偏光板を略最大の透過率で透過するようにした投写型表
示装置。 - 【請求項14】 ライトバルブは液晶表示装置である
請求項13記載の投写型表示装置。 - 【請求項15】 ライトバルブの入射側偏光板の直前
に1/2波長板が配置され、前記入射側偏光板の吸収軸
の方向は画面垂直方向に対して略45°であり、偏光装
置は略直線偏光の偏波面が画面垂直方向または画面水平
方向に向くようにし、前記偏光装置の出射光が略最大の
透過率で前記入射側偏光板を透過するように前記1/2
波長板を配置した請求項13記載の投写型表示装置。 - 【請求項16】 偏光選択性ミラーの枚数は偶数であ
り、前記偏光選択性ミラーのうち両端の2枚の反射面の
交線が投写レンズ側にある請求項13記載の投写型表示
装置。 - 【請求項17】 3原色の色成分を放射する光源と、
前記光源の出射光から略直線偏光を取り出す偏光装置と
、前記偏光装置からの出力光を3つの原色光に分解する
色分解手段と、前記色分解手段からの出力光が入射し少
なくとも入射側に偏光板を有する3枚のライトバルブと
、前記ライトバルブに形成された光学像をスクリーン上
に拡大投写する投写レンズとを具備し、前記偏光装置は
請求項1または請求項9記載の偏光装置であり、前記偏
光装置の出射光が前記入射側偏光板を略最大の透過率で
透過するようにした投写型表示装置。 - 【請求項18】 ライトバルブは、液晶表示装置であ
る請求項17記載の投写型表示装置。 - 【請求項19】 ライトバルブの入射側偏光板の直前
に1/2波長板が配置され、前記入射側偏光板の吸収軸
の方向は画面垂直方向に対して略45°であり、偏光装
置は略直線偏光の偏波面が画面垂直方向または画面水平
方向に向くようにし、前記偏光装置の出射光が略最大の
透過率で前記入射側偏光板を透過するように前記1/2
波長板を配置した請求項17記載の投写型表示装置。 - 【請求項20】 偏光選択性ミラーの枚数は偶数であ
り、前記偏光選択性ミラーのうち両端の2枚の反射面の
交線が投写レンズ側にある請求項17記載の投写型表示
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082271A JPH04315105A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 偏光装置および該偏光装置を用いた投写型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082271A JPH04315105A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 偏光装置および該偏光装置を用いた投写型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04315105A true JPH04315105A (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=13769823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3082271A Pending JPH04315105A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 偏光装置および該偏光装置を用いた投写型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04315105A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6535334B2 (en) * | 2001-04-05 | 2003-03-18 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Polarization conversion system for projection displays resistant to damage from heat and light |
US6667834B2 (en) * | 1994-12-28 | 2003-12-23 | Seiko Epson Corporation | Polarization luminaire and projection display |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP3082271A patent/JPH04315105A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6667834B2 (en) * | 1994-12-28 | 2003-12-23 | Seiko Epson Corporation | Polarization luminaire and projection display |
US6535334B2 (en) * | 2001-04-05 | 2003-03-18 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Polarization conversion system for projection displays resistant to damage from heat and light |
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