JPH0431243B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0431243B2 JPH0431243B2 JP18467887A JP18467887A JPH0431243B2 JP H0431243 B2 JPH0431243 B2 JP H0431243B2 JP 18467887 A JP18467887 A JP 18467887A JP 18467887 A JP18467887 A JP 18467887A JP H0431243 B2 JPH0431243 B2 JP H0431243B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable
- state
- shaft
- chair
- upright
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本願は、体育館等において、一時的に観覧席を
付設する場合に用いる伸縮移動観覧席における椅
子の起伏装置に関する。
付設する場合に用いる伸縮移動観覧席における椅
子の起伏装置に関する。
従来の技術
従来、体育館等において、館内を多目的に使用
するために、不使用時には、側壁の一隅に伸縮状
態で収容され、使用時に、伸張して階段状の観覧
席を構成する伸縮移動観覧席における椅子の起伏
装置は、例えば実開昭58−121247号公報等におい
て公知である。
するために、不使用時には、側壁の一隅に伸縮状
態で収容され、使用時に、伸張して階段状の観覧
席を構成する伸縮移動観覧席における椅子の起伏
装置は、例えば実開昭58−121247号公報等におい
て公知である。
発明が解決しようとする問題点
ところが、従来公知の椅子の起伏装置は、専ら
モータ駆動によるものであつて、全体の重量が大
きくなり、かつ、駆動系の構成や作動機構の構成
も複雑となるなどの欠陥があつた。
モータ駆動によるものであつて、全体の重量が大
きくなり、かつ、駆動系の構成や作動機構の構成
も複雑となるなどの欠陥があつた。
問題点を解決するための手段
そこで本願は、各段の移動床台の後部位置に、
支軸を回転自在に横架し、この支軸に、多数の椅
子を横一列に配設したビームから直角状に延びる
支脚を軸着し、前記支軸の回転により、椅子が伏
倒するほぼ水平状態と、椅子が起立するほぼ垂直
状態との間で、支脚を起伏作動するように構成し
た伸縮移動観覧席において、各段の移動床台に、
基部が、前記支軸と平行した回転自在に横架され
た作動軸に軸着され、遊端が、弾圧付勢された状
態で、起立状態における支脚の下部後面と当接す
るロツク部材を有した起立保持機構と、伸縮作動
体を横方向に配置し、その伸縮作動体の直線運動
により、カム板を回転させ、その回転により、前
記支軸に基端が軸止された作用部材を介して、支
軸に、支脚が起立する方向の回転力を付与する起
立作動機構と、下段の移動床台の退入により、該
移動床台と作用して、支脚とロツク部材との当接
状態をロツク部材の弾圧付勢力に抗して解く方向
に、前記作動軸を回動付勢する解除機構とを夫々
装備したことにより、上記した従来のものの欠陥
を改善したものである。
支軸を回転自在に横架し、この支軸に、多数の椅
子を横一列に配設したビームから直角状に延びる
支脚を軸着し、前記支軸の回転により、椅子が伏
倒するほぼ水平状態と、椅子が起立するほぼ垂直
状態との間で、支脚を起伏作動するように構成し
た伸縮移動観覧席において、各段の移動床台に、
基部が、前記支軸と平行した回転自在に横架され
た作動軸に軸着され、遊端が、弾圧付勢された状
態で、起立状態における支脚の下部後面と当接す
るロツク部材を有した起立保持機構と、伸縮作動
体を横方向に配置し、その伸縮作動体の直線運動
により、カム板を回転させ、その回転により、前
記支軸に基端が軸止された作用部材を介して、支
軸に、支脚が起立する方向の回転力を付与する起
立作動機構と、下段の移動床台の退入により、該
移動床台と作用して、支脚とロツク部材との当接
状態をロツク部材の弾圧付勢力に抗して解く方向
に、前記作動軸を回動付勢する解除機構とを夫々
装備したことにより、上記した従来のものの欠陥
を改善したものである。
作 用
しかして、従来と同様に、各段の移動床台を順
次前方に引出して階段状に伸張し、かつ、椅子が
伏倒している状態において、伸縮作動体を作動す
ると、その伸張作動により、カム板が回転し、こ
の回転により、作用部材の遊端部が押圧されて、
支脚を起立する方向の回転力が、支軸に付与さ
れ、支脚はほぼ水平の状態からほぼ垂直の状態に
起立し、椅子も起立する。
次前方に引出して階段状に伸張し、かつ、椅子が
伏倒している状態において、伸縮作動体を作動す
ると、その伸張作動により、カム板が回転し、こ
の回転により、作用部材の遊端部が押圧されて、
支脚を起立する方向の回転力が、支軸に付与さ
れ、支脚はほぼ水平の状態からほぼ垂直の状態に
起立し、椅子も起立する。
この支脚の起立状態において、ロツク部材の遊
端部が支脚の下部後面に突つ張り状に当接して、
支脚の起立状態は保持される。
端部が支脚の下部後面に突つ張り状に当接して、
支脚の起立状態は保持される。
また観覧席を収縮する場合において、下段の移
動床台が、上段の移動床台の下部に退入すると、
その退入に伴い、移動床台の背面が、上段の移動
床台に設けた解除機構に作用して、作動軸に、ロ
ツク部材の支脚に対する当接状態を解く方向の回
動力が作用し、支脚は伏倒可能な状態におかれ
る。
動床台が、上段の移動床台の下部に退入すると、
その退入に伴い、移動床台の背面が、上段の移動
床台に設けた解除機構に作用して、作動軸に、ロ
ツク部材の支脚に対する当接状態を解く方向の回
動力が作用し、支脚は伏倒可能な状態におかれ
る。
従つて、この状態で、移動床台が退入すると、
上段の移動床台のデツキ面から突出している椅子
が、そのデツキ面により前方に押圧されて伏倒
し、下段の移動床台の椅子は、上段の移動床台の
デツキ下面に介入する。
上段の移動床台のデツキ面から突出している椅子
が、そのデツキ面により前方に押圧されて伏倒
し、下段の移動床台の椅子は、上段の移動床台の
デツキ下面に介入する。
実施例
以下図面について本願の実施例を詳述する。第
1図は観覧席を伸張した状態における側面図を示
しており、1A,1B,1C及び1Cは順次段違
い状に高さを異にして階段状に伸張したり、垂直
棚状に伸縮したりするように相互に連動連結した
構成の移動床台を示している。
1図は観覧席を伸張した状態における側面図を示
しており、1A,1B,1C及び1Cは順次段違
い状に高さを異にして階段状に伸張したり、垂直
棚状に伸縮したりするように相互に連動連結した
構成の移動床台を示している。
即ち、これら各移動床台1A乃至1Dは、各々
脚体2と、これらの上部に取り付けられた水平な
デツキ3とから構成され、その各脚体2は、各々
小径な走行ローラ4を下部に有した左右一対の脚
台5と、これら左右脚台5の後方位置から上方へ
立設された左右一対の支柱6と、この左右支柱6
の上方端部寄りの途中位置から前方へ向け水平に
突設された左右支持梁7から構成され、この左右
支持梁7上にデツキ3が水平に取り付けられてい
る。
脚体2と、これらの上部に取り付けられた水平な
デツキ3とから構成され、その各脚体2は、各々
小径な走行ローラ4を下部に有した左右一対の脚
台5と、これら左右脚台5の後方位置から上方へ
立設された左右一対の支柱6と、この左右支柱6
の上方端部寄りの途中位置から前方へ向け水平に
突設された左右支持梁7から構成され、この左右
支持梁7上にデツキ3が水平に取り付けられてい
る。
また上記各段の移動床台1A乃至1Dの脚体2
は、その上下高さが後段のものから前段のものに
行くに従い順次段階的に低くなるように構成され
ていると共に、左右幅(左右一対の脚台5の相互
間隔)が後段のものから前段のものに行くに従い
順次段階的に狭くなるように構成され最下段の移
動床台1Aを電動式または作業員による手動式等
により前進・後退させることにより各移動床台が
相互に関連して段階状に伸張したり垂直棚状に伸
縮したりできるように構成されている。
は、その上下高さが後段のものから前段のものに
行くに従い順次段階的に低くなるように構成され
ていると共に、左右幅(左右一対の脚台5の相互
間隔)が後段のものから前段のものに行くに従い
順次段階的に狭くなるように構成され最下段の移
動床台1Aを電動式または作業員による手動式等
により前進・後退させることにより各移動床台が
相互に関連して段階状に伸張したり垂直棚状に伸
縮したりできるように構成されている。
なお、各移動床台1A乃至1Dの脚体2の左右
支柱6上端にはガイドローラ8が夫々取り付けら
れて、各々の上段の移動床台の脚体2の左右支持
梁7を下側から案内支持するようになつている。
支柱6上端にはガイドローラ8が夫々取り付けら
れて、各々の上段の移動床台の脚体2の左右支持
梁7を下側から案内支持するようになつている。
このように構成された伸縮式段階状観覧席の各
段の移動床台1A乃至1Dの各デツキ3の後部に
は、その長手方向に沿つて断面が角張つたC字状
を呈する縦長方形状の枠部材9が設けられ、この
枠部材9の前面長手方向の所要位置に、ボツクス
状の支持枠10が取り付けてあり、この支持枠1
0の前方上部には、これを貫通して横方向に延び
る長尺な支軸11が、また後方下部には、これを
貫通して横方向に延びる長尺な作動軸12が夫々
回転自在に、かつ、平行状に軸承されている。前
記支軸11には、横一列に多数の座跳ね上式の椅
子13を配設した角パイプから成るビーム14を
支持するため、該ビーム14から垂直状に突出し
た支脚15が、支持枠10の前面に設けた上下方
向のスリツト10′を介して、支持枠10内に臨
み、その中間部が支軸11に対し軸着されてお
り、この支脚15は、前記支軸11の回転に伴
い、椅子13が伏倒するほぼ水平の状態から、椅
子13が起立するほぼ垂直の状態の間で起立動作
する。
段の移動床台1A乃至1Dの各デツキ3の後部に
は、その長手方向に沿つて断面が角張つたC字状
を呈する縦長方形状の枠部材9が設けられ、この
枠部材9の前面長手方向の所要位置に、ボツクス
状の支持枠10が取り付けてあり、この支持枠1
0の前方上部には、これを貫通して横方向に延び
る長尺な支軸11が、また後方下部には、これを
貫通して横方向に延びる長尺な作動軸12が夫々
回転自在に、かつ、平行状に軸承されている。前
記支軸11には、横一列に多数の座跳ね上式の椅
子13を配設した角パイプから成るビーム14を
支持するため、該ビーム14から垂直状に突出し
た支脚15が、支持枠10の前面に設けた上下方
向のスリツト10′を介して、支持枠10内に臨
み、その中間部が支軸11に対し軸着されてお
り、この支脚15は、前記支軸11の回転に伴
い、椅子13が伏倒するほぼ水平の状態から、椅
子13が起立するほぼ垂直の状態の間で起立動作
する。
前記椅子13は、前記ビーム14に立設された
多数の支柱16……と、これら各支柱16……の
各相互間に夫々回動可能に軸支された座17と、
各支柱16上端に回動可能に取り付けられた肘掛
18と、この肘掛18の後部と前記座17の後部
とに両側部を連結することで取り付けられた背凭
れ19……とから構成されている。そしてこの椅
子13は常態では座17と肘掛18とが垂直状と
なつて背凭れ19に折たたまれて、偏平状態を呈
し、その状態から着座者が座17を押し上げる
と、該座17がほぼ水平に伏倒すると同時に肘掛
18が水平状に支持されて着座できるようにな
る。
多数の支柱16……と、これら各支柱16……の
各相互間に夫々回動可能に軸支された座17と、
各支柱16上端に回動可能に取り付けられた肘掛
18と、この肘掛18の後部と前記座17の後部
とに両側部を連結することで取り付けられた背凭
れ19……とから構成されている。そしてこの椅
子13は常態では座17と肘掛18とが垂直状と
なつて背凭れ19に折たたまれて、偏平状態を呈
し、その状態から着座者が座17を押し上げる
と、該座17がほぼ水平に伏倒すると同時に肘掛
18が水平状に支持されて着座できるようにな
る。
さらに椅子13の起伏装置は、前記支脚15の
起立状態を保持する起立保持機構20と、前記支
脚15が起立する方向の回動力を支軸11に付与
する起立作動機構21と、移動床台の後退時に、
前記保持機構20による支脚15の起立保持状態
を解く解除機構22とから構成されている。
起立状態を保持する起立保持機構20と、前記支
脚15が起立する方向の回動力を支軸11に付与
する起立作動機構21と、移動床台の後退時に、
前記保持機構20による支脚15の起立保持状態
を解く解除機構22とから構成されている。
前記起立保持機構20は、基部が前記作動軸1
2に軸着されて前方に延び、かつ、遊端が支脚1
5の起立状態で、かつ、その下部後面と当接する
ロツク部材23と、このロツク部材23の基部に
捲回されて、該ロツク部材23に常時上向きの回
動力を付勢するコイルスプリング24と、前記支
脚15の起立状態で、その長手方向の軸線nに対
しロツク部材23の長手方向の軸線mが好ましく
は直角状をなすように、ロツク部材23をコイル
スプリング24に抗して受止めるストツパー25
とから成り、また前記起立作動機構21は、基端
が、前記枠部材9とデツキ3とに跨がつて設けら
れた取付部材26に、枢軸27により取り付けら
れて、前記作動軸12と平行状に延びる上下一対
の例えばガススプリング等から成る伸縮作動体2
8a,28bと、V字状に形成され、その中間部
が低い高さ位置で前記デツキ3上に設けられた取
付部材29に枢軸30により回転自在に枢着され
て、傾斜状に配置されると共に、一方の脚片31
aに、前記伸縮作動体28a,28bの各可動端
部を夫々連結軸32により、連結したカム板33
と、このカム板33の他方の脚片33bに突設し
た作用ピン34と、基部が、前記支軸11に固着
され、遊端部の端面が前記作用ピン34に当接し
ていて、前記カム板33の回転に伴い、支軸11
に回転力を付与する板状の作用部材35とから成
り、さらにまた前記解除機構22は、基部が前記
作動軸12に固着されて、デツキ3の下部後方に
屈曲して延び、先端に、下段の移動床台が退入す
るとき、その枠部材9の背面と当接する転輪36
を設けて、前記作動軸12に、コイルスプリング
24の付勢力に抗する方向の回動力を付与するレ
バー部材37から構成されている。38は支脚1
5の起立状態において、前記ロツク部材23の遊
端部と対向して支脚15の下部前面と当接する受
部材、39は枠部材9の前方に配設されたカバー
である。
2に軸着されて前方に延び、かつ、遊端が支脚1
5の起立状態で、かつ、その下部後面と当接する
ロツク部材23と、このロツク部材23の基部に
捲回されて、該ロツク部材23に常時上向きの回
動力を付勢するコイルスプリング24と、前記支
脚15の起立状態で、その長手方向の軸線nに対
しロツク部材23の長手方向の軸線mが好ましく
は直角状をなすように、ロツク部材23をコイル
スプリング24に抗して受止めるストツパー25
とから成り、また前記起立作動機構21は、基端
が、前記枠部材9とデツキ3とに跨がつて設けら
れた取付部材26に、枢軸27により取り付けら
れて、前記作動軸12と平行状に延びる上下一対
の例えばガススプリング等から成る伸縮作動体2
8a,28bと、V字状に形成され、その中間部
が低い高さ位置で前記デツキ3上に設けられた取
付部材29に枢軸30により回転自在に枢着され
て、傾斜状に配置されると共に、一方の脚片31
aに、前記伸縮作動体28a,28bの各可動端
部を夫々連結軸32により、連結したカム板33
と、このカム板33の他方の脚片33bに突設し
た作用ピン34と、基部が、前記支軸11に固着
され、遊端部の端面が前記作用ピン34に当接し
ていて、前記カム板33の回転に伴い、支軸11
に回転力を付与する板状の作用部材35とから成
り、さらにまた前記解除機構22は、基部が前記
作動軸12に固着されて、デツキ3の下部後方に
屈曲して延び、先端に、下段の移動床台が退入す
るとき、その枠部材9の背面と当接する転輪36
を設けて、前記作動軸12に、コイルスプリング
24の付勢力に抗する方向の回動力を付与するレ
バー部材37から構成されている。38は支脚1
5の起立状態において、前記ロツク部材23の遊
端部と対向して支脚15の下部前面と当接する受
部材、39は枠部材9の前方に配設されたカバー
である。
しかして、観覧席が収縮した不使用の状態にあ
るときは、第4図仮想線で示すように、支脚15
が伏倒状態にあつて、椅子13は第1図の移動床
台1Cで示すように、偏平状態で伏倒し、この状
態で各移動床台の椅子13に、各移動床台のデツ
キ3の相互間に介在されている。
るときは、第4図仮想線で示すように、支脚15
が伏倒状態にあつて、椅子13は第1図の移動床
台1Cで示すように、偏平状態で伏倒し、この状
態で各移動床台の椅子13に、各移動床台のデツ
キ3の相互間に介在されている。
この収納状態において、動力乃至手動により最
下段の移動床台1Aから順次前方に引出されて、
第1図に示すように、各移動床台1A乃至1Dの
デツキ3は、階段状態となることは公知の通りで
ある。
下段の移動床台1Aから順次前方に引出されて、
第1図に示すように、各移動床台1A乃至1Dの
デツキ3は、階段状態となることは公知の通りで
ある。
そして第1図に示す各単位体1A乃至1Dの伸
張状態において、伸縮作動体28a,28bを作
動して、そのロツドが伸張すると、カム板33が
枢軸30を中心として第3図において反時計方向
に回転し、これに伴い、作用ピン34により作用
部材35が第5図実線の状態から仮想線の状態に
押圧されて、支軸11に第4図において時計方向
の回動力が作用し、これにより、支脚15は第4
図仮想線の位置から同図実線の位置に起立する。
張状態において、伸縮作動体28a,28bを作
動して、そのロツドが伸張すると、カム板33が
枢軸30を中心として第3図において反時計方向
に回転し、これに伴い、作用ピン34により作用
部材35が第5図実線の状態から仮想線の状態に
押圧されて、支軸11に第4図において時計方向
の回動力が作用し、これにより、支脚15は第4
図仮想線の位置から同図実線の位置に起立する。
すると支脚15の下端が、ロツク部材23と接
して、これをコイルスプリング24に抗して一時
的に押圧したのち、その前面が受部材38に当接
すると共に、ロツク部材23が復元して、その起
立状態は、ロツク部材23と受部材38とによつ
て保持される。この保持状態において、支脚15
の長手方向の軸線nと、ロツク部材23の軸線m
とが直角状にあることにより、ロツク部材23は
支脚15と、作動軸12との間に突つ張り状に介
在して、椅子13に加わる荷重は、ロツク部材2
3により確実に受止められる。
して、これをコイルスプリング24に抗して一時
的に押圧したのち、その前面が受部材38に当接
すると共に、ロツク部材23が復元して、その起
立状態は、ロツク部材23と受部材38とによつ
て保持される。この保持状態において、支脚15
の長手方向の軸線nと、ロツク部材23の軸線m
とが直角状にあることにより、ロツク部材23は
支脚15と、作動軸12との間に突つ張り状に介
在して、椅子13に加わる荷重は、ロツク部材2
3により確実に受止められる。
なおこの状態は、伸縮作動体28a,28bを
伸張状態としておくことによつても保持される。
伸張状態としておくことによつても保持される。
次に観覧席を第1図の状態から収縮する場合
は、伸縮作動体28a,28bの伸張状態を解い
た状態で、移動床台1A乃至1Dを、その下部の
ものから順次上段の下方に退入させると、例えば
下段の単位体1Aの退入に伴い、その枠部材9の
背面が上段の移動床台1Bに設けたレバー部材3
7の転輪36に当接して、レバー部材37を第4
図において、反時計方向に回動し、これによりロ
ツク部材23は、同図実線の状態から、同図仮想
線の状態に回動して、支脚15の起立保持状態は
解かれる。
は、伸縮作動体28a,28bの伸張状態を解い
た状態で、移動床台1A乃至1Dを、その下部の
ものから順次上段の下方に退入させると、例えば
下段の単位体1Aの退入に伴い、その枠部材9の
背面が上段の移動床台1Bに設けたレバー部材3
7の転輪36に当接して、レバー部材37を第4
図において、反時計方向に回動し、これによりロ
ツク部材23は、同図実線の状態から、同図仮想
線の状態に回動して、支脚15の起立保持状態は
解かれる。
従つて今度は、移動床台1Bの退入に伴い、そ
の上段の移動床台1Cのデツキ3によつて起立保
持状態が解かれた椅子3の背面が前方に押圧され
るので、第4図において、支脚15が、支軸11
を支点として反時計方向に回動し、支脚15は、
第4図仮想線で示すように伏倒する。
の上段の移動床台1Cのデツキ3によつて起立保
持状態が解かれた椅子3の背面が前方に押圧され
るので、第4図において、支脚15が、支軸11
を支点として反時計方向に回動し、支脚15は、
第4図仮想線で示すように伏倒する。
即ち第1図の移動床台1Cにおいて実線で示す
ように椅子13は伏倒し、このようにして、各移
動床台1A乃至1Dは、椅子13を伏倒した状態
で、上段の移動床台の下方に退入して、観覧席は
収縮する。
ように椅子13は伏倒し、このようにして、各移
動床台1A乃至1Dは、椅子13を伏倒した状態
で、上段の移動床台の下方に退入して、観覧席は
収縮する。
なお最下段の移動床台1Aにおける椅子13の
伏倒操作については、図示しないが、該移動床台
1Aの下部に枠部材9に相当する部材を有した補
助床台を備えており、この補助床台の後退動作に
よりレバー部材37の先端を後方に押圧するよう
に構成してある。
伏倒操作については、図示しないが、該移動床台
1Aの下部に枠部材9に相当する部材を有した補
助床台を備えており、この補助床台の後退動作に
よりレバー部材37の先端を後方に押圧するよう
に構成してある。
発明の効果
本願は叙上のように、伸縮作動体により椅子を
起立作動する構成であるから、全体の軽量化がで
きて、観覧席の伸縮作動操作に有効であると共
に、構造も簡単であるなどの利点を有する。
起立作動する構成であるから、全体の軽量化がで
きて、観覧席の伸縮作動操作に有効であると共
に、構造も簡単であるなどの利点を有する。
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は観
覧席の伸張状態における側面図、第2図は最下段
の移動床台の正面図、第3図は起伏状態の一部省
略した上面図、第4図は起立保持機構及びその解
除機構を示す側面図、第5図は起立作動機構を示
す側面図であまる。 図中、1A乃至1Dは移動床台、2は脚体、1
1は支軸、12は作動軸、13は椅子、14はビ
ーム、15は支脚、20は起立保持機構、21は
起立作動機構、22は解除機構、23はロツク部
材、24はコイルスプリング、25はストツパ
ー、28a,28bは伸縮作動体、33はカム
板、34は作用ピン、35は作用部材、36は転
輪である。
覧席の伸張状態における側面図、第2図は最下段
の移動床台の正面図、第3図は起伏状態の一部省
略した上面図、第4図は起立保持機構及びその解
除機構を示す側面図、第5図は起立作動機構を示
す側面図であまる。 図中、1A乃至1Dは移動床台、2は脚体、1
1は支軸、12は作動軸、13は椅子、14はビ
ーム、15は支脚、20は起立保持機構、21は
起立作動機構、22は解除機構、23はロツク部
材、24はコイルスプリング、25はストツパ
ー、28a,28bは伸縮作動体、33はカム
板、34は作用ピン、35は作用部材、36は転
輪である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 各段の移動床台の後部位置に、支軸を回転自
在に横架し、この支軸に、多数の椅子を横一列に
配設したビームから直角状に延びる支脚を軸着
し、前記支軸の回転により、椅子が伏倒するほぼ
水平状態と、椅子が起立するほぼ垂直状態との間
で、支脚を起伏作動するように構成した伸縮移動
観覧席において、各段の移動床台に、基部が、前
記支軸と平行した回転自在に横架された作動軸に
軸着され、遊端が、弾圧付勢された状態で、起立
状態における支脚の下部後面と当接するロツク部
材を有した起立保持機構と、伸縮作動体を横方向
に配置し、その伸縮作動体の直線運動により、カ
ム板を回転させ、その回転により、前記支軸に基
端が軸止された作用部材を介して、支軸に、支脚
が起立する方向の回転力を付与する起立作動機構
と、下段の移動床台の退入により、該移動床台と
作用して、支脚とロツク部材との当接状態をロツ
ク部材の弾圧付勢力に抗して解く方向に、前記作
動軸を回動付勢する解除機構とを夫々装備したこ
とを特徴とする伸縮移動観覧席における椅子の起
伏装置。 2 起立保持機構が、ロツク部材と、これを常時
上向傾動状態に弾圧付勢するコイルスプリング
と、この弾圧付勢力に抗して、前記ロツク部材
を、その長手方向の軸線が、起立状態における支
脚の長手方向の軸線に対しほぼ直角状となるよう
に受止めるストツパーとから成る特許請求の範囲
第1項記載の伸縮移動観覧席における椅子の起立
装置。 3 起立作動機構が、基端が回動自在に枢着され
た横方向に延びる伸縮作動体と、中間部を低い位
置で、回動自在に枢着して傾動状に配置され、一
方の端部に、前記伸縮作動体の可動端を連結した
V字状のカム板と、このカム板の他方の端部に立
設した作用ピンと、基部が支軸に軸着され、遊端
部が前記作用ピンと当接している板状の作用部材
とから成る特許請求の範囲第1項または第2項記
載の伸縮移動観覧席における椅子の起伏装置。 4 解除機構が、基部が作動軸に軸着された下部
後方に屈曲して延び、先端に、下段の移動床台の
退入により、その背面と作用して、後方に押圧さ
れる転輪を有したレバー部材から成る特許請求の
範囲第1項、第2項または第3項記載の伸縮移動
観覧席における椅子の起伏装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18467887A JPS6429214A (en) | 1987-07-25 | 1987-07-25 | Raising and falling apparatus of chair in extensible moving stand |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18467887A JPS6429214A (en) | 1987-07-25 | 1987-07-25 | Raising and falling apparatus of chair in extensible moving stand |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6429214A JPS6429214A (en) | 1989-01-31 |
JPH0431243B2 true JPH0431243B2 (ja) | 1992-05-26 |
Family
ID=16157448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18467887A Granted JPS6429214A (en) | 1987-07-25 | 1987-07-25 | Raising and falling apparatus of chair in extensible moving stand |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6429214A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2649883B2 (ja) * | 1992-08-31 | 1997-09-03 | 史夫 金田 | クリーンルーム用各種機器における軸受部の発塵防止構造 |
-
1987
- 1987-07-25 JP JP18467887A patent/JPS6429214A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6429214A (en) | 1989-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2579193Y2 (ja) | 移動観覧席用椅子 | |
JPH053283B2 (ja) | ||
US20130291309A1 (en) | Bed lifting apparatus | |
JP2778464B2 (ja) | 収納式椅子 | |
US11406190B2 (en) | Recliner with extending stabilizer arms | |
JPS6316777Y2 (ja) | ||
JPH0431243B2 (ja) | ||
JPS6352190B2 (ja) | ||
JPH0463681B2 (ja) | ||
JPH0240195Y2 (ja) | ||
JPH042596Y2 (ja) | ||
JPH0126843Y2 (ja) | ||
US2968843A (en) | Folding bleachers | |
JPH0126841Y2 (ja) | ||
JPH0418425Y2 (ja) | ||
JPH0546695Y2 (ja) | ||
JPS62246316A (ja) | 観覧席等の椅子収納型床装置 | |
JPH029004Y2 (ja) | ||
JPH0126844Y2 (ja) | ||
JPS58121915A (ja) | 椅子 | |
JPS6316783Y2 (ja) | ||
JPH0418426Y2 (ja) | ||
JPS6320374Y2 (ja) | ||
JPS6316439Y2 (ja) | ||
JPH0142614Y2 (ja) |