JPH0431054B2 - - Google Patents

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JPH0431054B2
JPH0431054B2 JP5336785A JP5336785A JPH0431054B2 JP H0431054 B2 JPH0431054 B2 JP H0431054B2 JP 5336785 A JP5336785 A JP 5336785A JP 5336785 A JP5336785 A JP 5336785A JP H0431054 B2 JPH0431054 B2 JP H0431054B2
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  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、物体内の微細な構造または組成等を
散乱光または螢光を利用して解析するための装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の光散乱画像解析装置として、被
検物体に対して前記被検物体を透過する所定の径
の光束を照射し、前記光束の光軸と交叉する方向
を観察光軸とすると共にその観察光軸内に分光手
段を設け、被検物体内の前記光束による散乱光の
うち特定波長の光のみ抽出してこれを画像情報と
して得るようにしたものが知られている(特開昭
54−109488号公報参照)。
被検物体内を透過する光束による散乱光は、被
検物体が結晶体であれば、光束透過部分における
結晶構造の影響を受け、例えば屈折率変動、コロ
イダル粒子の混在、格子欠陥、結晶の方位性不均
一などがあれば、均質結晶には見られない散乱を
呈する。上記装置は、この散乱光を検出して解析
し、被検物体内の結晶構造等を知ろうとするもの
である。
また、散乱光には、照射光束と同一周波数の弾
性散乱光と、周波数が遷移するラマン散乱光やブ
リルアン散乱光があり、これら各種の散乱光の輝
度や周波数変化量は、その散乱光が発生した点の
状況をそれぞれ異なる面から表わしている。例え
ば、ラマン散乱は結晶の格子振動に対応する周波
数変化をともなうので、散乱光の分光特性からラ
マン散乱光のピーク波長のずれや光量の増減を検
査すれば、結晶の格子欠陥や不純物濃度について
の情報を定量的に得ることができる。また、ブリ
ルアン散乱は結晶格子の熱振動を反映しており、
ラマン散乱と同様に格子欠陥や含有不純物に関す
る情報を表わしている。
したがつて、上記装置においては、散乱光の種
類ごとに周波数が異なることに着目して分光手段
を用いて特定の散乱光を検出し、より正確な解析
を行なおうとしている。
ところで、被検物体に光束を透過させると、被
検物体からは上記の各種散乱光とともに螢光が発
生することがあり、これらの螢光と散乱光とは合
成されて観察光軸に入射する(以下、この入射光
を観察光という)。そして、この螢光と散乱光の
波長が分光手段の同一波長帯にある場合、これら
の螢光と散乱光は上記分光手段では分離できな
い。すなわち、上記従来装置においては、螢光の
波長および輝度によつては、各散乱光の輝度や波
長の測定精度が悪くなり、したがつて被検物体の
微細な構造および組成等の結晶解析が不正確とな
つたり、解析不可能となるおそれがあつた。
〔発明の目的〕
本発明は、上述の従来形における問題点に鑑み
てなされたもので、螢光と散乱光とを、たとえこ
れらが同一波長帯にあつても分離可能な光散乱画
像解析装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、散乱光が光束照射時のみ発生するの
に対し、螢光は光束照射を停止した後もある時間
かかつて減衰することに着目して完成されたもの
で、光束を断続的に照射し、光束の休止期間の観
察光を螢光として検出し、この螢光の輝度に基づ
いて上記休止期間前の光束照射中における螢光成
分を算出し、光束照射中の観察光よりこの螢光成
分を差し引いて散乱光成分を得るものである。
〔実施例の説明〕
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例に係る光散乱画像
解析装置の構成を示す。同図において、1は連続
光を出射するレーザ発振器、2はレーザ発振器1
からの光を所定の周期で断続するキヤビテイダン
パ(光束遮断器)、3はミラー、4は集光レンズ、
5は試料、6は試料載置台、7は試料5からの観
察光を集光するレンズ、8は干渉形分光器であ
る。9はゲート付イメージインテンシフアイア等
の撮像管やCCD等の固体撮像素子または2次元
受光素子アレイ等の2次元光検出器である。10
はCPUで、この装置全体の動作を制御するとと
もに2次元光検出器9の出力を画像情報として演
算処理により試料5の断層像を画像化する。11
はフレームメモリ、12はCRT等のデイスプレ
イである。この装置においては、2次元光検出器
9上に投影される像(分光像)をそのまま画像と
してデイスプレイ12に表示することも可能であ
る。
第2図は、上記分光像のデイスプレイ12への
表示例を示す。同図において、水平方向の位置が
波長を表わし、垂直方向の位置は試料5内の透過
光束光軸上の位置を表わす。例えば、横線a,
b,cがそれぞれ第1図の試料5上の点a,b,
cに対応する。つまり、試料5内を透過する光束
上の1点からの観察光は分光器8により水平方向
に展開され、観察光が連続スペクトラム光であれ
ば水平方向の直線として2次元検出器9上に投影
される。
第1図に戻つて、13は試料載置台6を水平方
向に駆動するパルスモータで、これにより、試料
5を移動して試料5の所望の断面を光束により走
査させることができる。14は観察光の一部を目
視観察用のスコープ15に分配するためのハーフ
ミラーである。スコープ15では、試料5の透過
光束による散乱光を直線像として直接目視観察す
ることができる。
第1図の装置において、レーザ発振器1から出
射された光束はキヤビテイダンパ2で所定の周期
で開閉される。キヤビテイダンパ2を通過した光
束は、ミラー3で光路を定められ、必要に応じて
偏光方向も決められて、レンズ4により細く絞ら
れ、試料5に側面(図では下方)から入射する。
入射した光束は試料5を透過するが、その過程に
おいて散乱される。この散乱光は、試料5の上方
に配置したレンズ7で集光されスリツト16を介
し光束の光軸に沿つた直線像として分光器8内に
導入される。この場合、分光器8が無いものとす
れば、試料5からの上記直線像は2次元光検出器
9上に縦方向の直線上の像として投影されるので
あるが、分光器8ではこの直線像を波長帯別に横
方向に展開して2次元光検出器9上に投影する。
2次元光検出器9では、CPU10からのパルス
信号に応答してその時の投影像に応じた画像信号
を出力する。CPU10では、2次元光検出器9
からの画像信号を画像情報として取り込む。
但しこの場合の画像信号は、上述のように試料
5内の光束が透過する直線部分のみの情報でしか
ない。そこで、この装置では、CPU10により
パルスモータ13を駆動し、試料載置台6、した
がつて試料5を光束の光軸と交叉する方向(図で
は左右方向)に微小量ずつ移動しながら上記画像
情報を取り込み記憶することにより、試料5の所
定の断面の全体についての画像情報を得ている。
そして、記憶した試料5内の上記断面の各部の画
像情報に基づいて画像化処理を行ない、フレーム
メモリ11に記憶し、この記憶した画像をデイス
プレイ12に表示する。また、試料を図面垂直方
向に移動させながら上記画像情報を取り込めば、
垂直方向の断面画像を得て表示することもでき
る。また、この画像情報から、試料内5の所望の
点、線、断面または試料全体等所望部分における
散乱光の波長特性を得ることもできる。
つまり、分光器8の射出口は、第2図に示すよ
うに結晶内のレーザビームが透過した位置と波長
軸になつている。したがつて、特定の波長例えば
λ1,λ2についてのみ測光し、結晶を移動していく
と、結晶内の分光像が得られる。また、この測定
により、3次元的な欠陥の位置情報と波長特性が
得られる。
次に、散乱光と螢光の波長帯とが同一である場
合について説明する。試料5に光束を入射する
と、試料5からは、非線形光、透過光、螢光およ
び散乱光が出射される。非線形光は、波長が透過
光の1/2または1/3の光であり、分光手段に
より容易に分離することができる。また、透過光
は光束の光軸と交叉する方向を観察光軸とすれ
ば、これも分離は容易である。しかし、螢光は、
上述のように波長が散乱光の波長と極めて近似し
ている場合がある。この場合、螢光と散乱光とは
分光手段によつては分離し得ない。
そこで、ここでは、試料5への透過光束を遮断
したとき、非線形光、透過光および散乱光では緩
和時間が0であるのに対し、螢光では寿命がある
という点に着目している。すなわち、キヤビテイ
ダンパ2によつてレーザ発振器1からの光束を断
続し、光束透過中に2次元光検出器9の出力より
各波長成分の輝度を予め測定する。一方、光束が
遮断した時(光束の休止期間中)は、第3図の示
す所定の時間t1,t2,…秒における2次元光検出
器9の出力を検査し、この時検出された波長の光
を螢光と判断して螢光の輝度を測定し螢光の減衰
曲線(第3図)を得る。そして、この減衰曲線よ
り、光束透過中の螢光成分の想定を行ない、光束
透過中の出力信号よりこの螢光分を引き、散乱分
を求める。この螢光成分分離方法は、散乱光の中
でもラマン散乱およびブリルアン散乱の測定に都
合がよい。
これらの動作は、第1図の装置においては
CPU10の制御の下に行なわれる。また、上記
螢光成分の想定は、上記第3図を参照して説明す
ると、この減衰曲線を時間0側に延長することに
よつて光束透過中の時間t0における螢光成分を求
める。CPU10の動作としては、例えば上記減
衰曲線を時間t1,t2のデータを用いて指数関数等
で近似し、次にこの関数に時間t0を代入すればこ
の時間t0の螢光成分を得ることができる。
第1図の装置においては、このような時分割分
光法を採用することにより、光束入射中の特定波
長の散乱光と螢光の輝度を分離でき、分離された
データを基に被検物体の螢光断面像や散乱光断面
像を得ることができる。また、螢光は波長によつ
て寿命が異なるが、上記の寿命測定を各波長成分
について行なうことにより、第4図に示すような
螢光寿命曲線像を得ることも可能である。さら
に、入力パルスレーザビームのパルス幅を変えて
螢光強度を測定することにより、第5図に示すよ
うな発光強度のフアテイーグ現象を観測すること
も可能である。これらの曲線像も上記断面像と同
様にデイスプレイ12に表示することが可能であ
る。
〔発明の効果〕
このように本発明によると、光散乱画像解析装
置において、螢光のみの輝度を検出するようにし
たため、光散乱に伴なう螢光を分離して散乱光の
みの輝度を検出することが可能となり、弾性散
乱、ラマン散乱、ブリルアン散乱および螢光の輝
度を確実に分離して測定することができ、したが
つて、被検物体内の微細な構造あるいは組成等を
より正確に解析することができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る光散乱画像解
析装置の概略構成図、第2図は第1図の装置の分
光器出射口から2次元光検出器へ投影される像の
説明図、第3図は第1図の装置の時分割分光動作
における信号の関係を示すグラフ、第4図は螢光
寿命像の図、第5図は発光強度のフアテイーグ現
象を示すグラフである。 1:レーザ発振器、2:キヤビテイダンパ、
5:試料、8:分光器、9:2次元光検出器、1
0:CPU、12:デイスプレイ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被検物体に対して該被検物体を透過する所定
    の径の光束を間欠的に照射するパルス光束照射手
    段と、該光束の光軸と交叉する方向を観察光軸と
    して該光束により被検物体内で発生する散乱光お
    よび螢光からなる観察光を画像情報として検出す
    る画像情報検出手段とを具備する光散乱画像解析
    装置であつて、上記パルス光束の休止期間中の観
    察光の残光成分に基づき上記パルス光束出射期間
    中の螢光成分量を算出する螢光分検出手段と、上
    記観察光から上記螢光成分量を除去する螢光分分
    離手段を設けたことを特徴とする光散乱画像解析
    装置。 2 前記画像情報検出手段が、前記観察光を各波
    長帯成分に分光する分光手段を有する特許請求の
    範囲第1項記載の光散乱画像解析装置。 3 前記螢光分検出手段が、前記分光手段からの
    出力より波長別に前記残光成分を検出するもので
    ある特許請求の範囲第2項記載の光散乱画像解析
    装置。 4 前記螢光検出手段が、前記残光成分を前記光
    束休止後の所定時間ごとに検出して前記螢光成分
    の減衰特性を関数で近似し、次いで、この関数に
    光束休止前の時間を間挿して前記照射期間中の螢
    光成分量を算出するものである特許請求の範囲第
    1、2または3項記載の光散乱画像解析装置。
JP5336785A 1985-03-19 1985-03-19 光散乱画像解析装置 Granted JPS61213974A (ja)

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JPS61213974A JPS61213974A (ja) 1986-09-22
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JP2702920B2 (ja) * 1987-03-20 1998-01-26 株式会社日立製作所 電気泳動分離検出方法及び装置
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