JPH0430596B2 - - Google Patents

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JPH0430596B2
JPH0430596B2 JP58082330A JP8233083A JPH0430596B2 JP H0430596 B2 JPH0430596 B2 JP H0430596B2 JP 58082330 A JP58082330 A JP 58082330A JP 8233083 A JP8233083 A JP 8233083A JP H0430596 B2 JPH0430596 B2 JP H0430596B2
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JP
Japan
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synchronization signal
performance information
period
electronic musical
musical instrument
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JP58082330A
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Publication of JPH0430596B2 publication Critical patent/JPH0430596B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0033Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
    • G10H1/0041Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
    • G10H1/0058Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、同期信号にもとずき制御されて作動
する第1の電子楽器からの第1の演奏情報を受け
る第2の電子楽器を有し、そして、その第2の電
子楽器から、第1の演奏情報と第2の電子楽器に
予め記憶している第2の演奏情報との多重化され
ている情報を生成させたり、第2の演奏情報を読
出させたりする演奏情報生成装置に関する。
【従来の技術】
従来、第1図を伴つて次に述べる演奏情報生成
装置が提案されている。 すなわち、第1の電子楽器(第1のシークエン
サ)Dと、その第1の電子楽器Dに演奏情報用伝
送線(データ伝送線)Eを介して接続されている
第2の電子楽器(第2のシークエンサ)Cと、そ
の第2の電子楽器Cに接続されている音源装置A
と、その音源装置Aに接続されているスピーカな
どでなる発音体Bとを有する。 第1の電子楽器Dは、第2の電子楽器C側から
同期信号用伝送線Fを介して供給される同期信号
(典型的にはクロツクパルス)によつて制御され
て、演奏情報用伝送線Eに、第1の演奏情報(典
型的には一連のキーイベントデータでなり、その
一連のキーイベントデータを構成している各イベ
ントデータは、キーが押された状態になつたかキ
ーが押されている状態から押されていない状態に
なつたかを2値表示の「1」及び「0」でそれぞ
れ表しているステータスと、キーが押された場合
における、そのキーに割りつけられた音高を2進
数で表しているキーコードと、そのキーが押され
た強さを2進数で表しているダイナミツクコード
とを有する。)を送出するように構成されている。 第2の電子楽器Cは、第1の電子楽器Dから演
奏情報用伝送線に送出される第1の演奏情報を受
け、そして、第1の電子楽器Dに同期信号用伝送
線Fを介して供給する同期信号によつて制御され
て、第1の演奏情報と、第2の電子楽器に予め記
憶されている第2の演奏情報との多重化されてい
る情報を生成し、その多重化されている情報を音
源装置Aに供給するように構成され、また、第2
の電子楽器に予め記憶されている第2の演奏情報
を読出し、その読出された第2の演奏情報を音源
装置Aに供給するように構成されている。 音源装置Aは、第2の電子楽器Cからの第1及
び第2の演奏情報の多重化されている演奏情報、
または第2の演奏情報を受けて、それが表してい
る内容に応じた楽音信号を発音体Bに供給する。
この場合、楽音信号は、第1及び第2の演奏情報
の多重化されている演奏情報、または第2の演奏
情報が、典型的な上述した一連のキーイベントデ
ータである場合、その各キーイベントデータのキ
ーコードが表している音高を表している。 発音体Bは、音源装置Aからの楽音信号を受け
て、楽音を発する。 以上が、従来提案されている演奏情報生成装置
の構成である。 このような構成を有する従来の演奏情報生成装
置によれば、第2の電子楽器Cにおいて、第1の
電子楽器Dからの第1の演奏情報と第2の電子楽
器Cに予め記憶されている第2の演奏情報との多
重化されている演奏情報を生成させることがで
き、また、第2の電子楽器Cから、それに予め記
憶されている第2の演奏情報を読出させることが
できる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1図に示す従来の演奏情報生
成装置の場合、第1の電子楽器Dからの第1の演
奏情報と第2の電子楽器Cに予め記憶されている
第2の演奏情報との多重化されている演奏情報を
生成させるにつき、第2の電子楽器Cを、その第
2の電子楽器C側で得られる同期信号にもとずき
制御させて動作させ、また、第1の電子楽器D
を、第2の電子楽器C側から同期信号用伝送線F
を介して供給される同期信号にもとずき制御させ
て作動させている。 このため、第1図に示す従来の演奏情報生成装
置の場合、第1の電子楽器Dと第2の電子楽器C
との間に、第2の電子楽器C側から第1の電子楽
器D側に延長している同期信号用伝送線Fを、演
奏情報用伝送線Eの外、別途必要とする、という
欠点を有していた。 また、第1図に示す従来の演奏情報生成装置の
場合、第1の電子楽器Dからの第1の演奏情報と
第2の電子楽器Cに予め記憶されている第2の演
奏情報との多重化されている演奏情報を生成させ
るにつき、第1の電子楽器D及び第2の電子楽器
C間に延長している同期信号を伝送させる同期信
号用伝送線Fには、第2の電子楽器Cを制御して
動作させる同期信号を伝送させており、一方、第
2の電子楽器Cを制御して動作させる同期信号
は、一般に、演奏情報用伝送線Eに伝送させる演
奏情報に比し高い周期を有している。 このため、第1図に示す従来の演奏情報生成装
置の場合、同期信号用伝送線Fとして、高価な高
速信号用伝送線を用いる必要がある。という欠点
を有していた。 よつて、本発明は、上述した欠点のない、新規
な演奏情報生成装置を提案せんとするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
本願第1番目の発明による演奏情報生成装置
は、(イ)第1の同期信号にもとずき制御されて作動
する第1の電子楽器からの第1の演奏情報と上記
第1の同期信号にもとずく第2の同期信号との多
重化されている情報を、演奏情報用伝送線を用い
て受けるとともに、第2の演奏情報を記憶してい
る第2の電子楽器を有し、そして、(ロ)上記第2の
電子楽器において、上記第1の演奏情報と上記
第2の同期信号との多重化されている情報から、
上記第2の同期信号を取出し、その第2の同期
信号にもとずき上記第2の電子楽器を制御して作
動させることによつて、上記第2の電子楽器から
上記第2の演奏情報を読出させ、その読出され
た上記第2の演奏情報と上記第1の演奏情報とか
ら、それらの多重化されている演奏情報を生成さ
せる。 本願第2番目の発明による演奏情報生成装置
は、(イ)第1の同期信号にもとずき制御されて作動
する第1の電子楽器からの第1の演奏情報と上記
第1の同期信号にもとずく第2の同期信号との多
重化されている情報を、演奏情報用伝送線を用い
て受けるとともに、第2の演奏情報を記憶してい
る第2の電子楽器を有し、そして、(ロ)上記第2の
電子楽器において、上記第1の演奏情報と上記
第2の同期信号との多重化されている情報から、
上記第2の同期信号を取出し、その第2の同期
信号から、それに比し短い周期を有する第3の同
期信号を生成させ、その第3の同期信号にもと
ずき上記第2の電子楽器を制御して作動させるこ
とによつて、上記第2の電子楽器から上記第2の
演奏情報を読出させる。 本願第3番目の発明による演奏情報生成装置
は、(イ)第1の同期信号にもとずき制御されて作動
する第1の電子楽器からの第1の演奏情報と上記
第1の同期信号にもとずく第2の同期信号との多
重化されている情報を、演奏情報用伝送線を用い
て受けるとともに、第2の演奏情報を記憶してい
る第2の電子楽器を有し、そして、(ロ)上記第2の
電子楽器において、上記第1の演奏情報と上記
第2の同期信号との多重化されている情報から、
上記第2の同期信号を取出し、その第2の同期
信号から、(i)上記第2の同期信号の周期が、
一定値を有する予定の参照時間と等しい周期から
変化していない場合、上記参照時間及び上記第2
の同期信号の周期に比し短く且つ一定値の周期を
有する第4の同期信号を第3の同期信号として生
成させ、()上記第2の同期信号の周期が、上
記参照時間に比し長い周期に変化した場合、上記
第4の同期信号の周期に比し長く且つ一定値の周
期を有する第5の同期信号を、上記第3の同期信
号として生成させ、()上記第2の同期信号の
周期が、上記参照時間に比し短い周期に変化した
場合、上記第4の同期信号の周期に比し短く且つ
一定値の周期を有する第6の同期信号を、上記第
3の同期信号として生成させ、上記第3の同期
信号にもとずき上記第2の電子楽器を制御して作
動させることによつて、上記第2の電子楽器から
上記第2の演奏情報を読出させる。
【作用・効果】
本願第1番目の発明による演奏情報生成装置に
よれば、第2の電子楽器において、第1図で前述
した従来の演奏情報生成装置の場合と同様に、第
1の電子楽器からの第1の演奏情報と第2の電子
楽器に予め記憶されている第2の演奏情報との多
重化されている演奏情報を生成させることができ
る。 しかしながら、この場合、第1の電子楽器か
ら、第1の演奏情報と、第1の電子楽器を制御し
て動作させる第1の同期信号にもとずく第2の同
期信号との多重化されている情報を、演奏情報用
伝送線を介して、第2の電子楽器に受けさせ、そ
して、第2の電子楽器側において、その第2の電
子楽器を、演奏情報用伝送線を介して受けた多重
化されている情報から取出された第2の同期信号
にもとずき制御して作動させている。 このため、本願第1番目の発明による演奏情報
生成装置の場合、第1の電子楽器と第2の電子楽
器との間に、演奏情報用伝送線の外、別途に、第
1図で前述した従来の演奏情報生成装置の場合の
ように同期信号用伝送線を延長させる、という必
要がない。 また、本願第2番目の発明による演奏情報生成
装置によれば、第1図で上述した従来の演奏情報
生成装置の場合と同様に、第2の電子楽器から、
それに予め記憶されている第2の演奏情報を読出
させることができる。 しかしながら、この場合、本願第1番目の発明
による演奏情報生成装置の場合と同様に、第1の
電子楽器から、第1の演奏情報と、第1の電子楽
器を制御して動作させる第1の同期信号にもとず
く第2の同期信号との多重化されている情報を、
演奏情報用伝送線を介して、第2の電子楽器に受
けさせ、そして、第2の電子楽器側において、そ
の第2の電子楽器を、演奏情報用伝送線を介して
受けた多重化された情報から取出された第2の同
期信号から生成され且つ第2の同期信号に比し周
期を有する第3の同期信号にもとずき制御して作
動させている。 従つて、第1の電子楽器からは、第2の電子楽
器側に、伝送線を介して、第2の電子楽器を制御
して作動させる第3の同期信号に比し長い周期を
有する第2の同期信号を伝送させるが、第2の電
子楽器を、第2の同期信号に比し短い周期を有す
る第3の同期信号によつて、制御して作動させて
いる。 このため、本願第2番目の発明による演奏情報
生成装置の場合、第1及び第2の電子楽器間に同
期信号を伝送させるための伝送線として、高速信
号用伝送線を用いる必要がなく、また、同期信号
を、第1の演奏情報と多重化して演奏情報用伝送
線を用いて伝送させることができる。 さらに、本願第3番目の発明による演奏情報生
成装置によれば、本願第2番目の発明による演奏
情報生成装置の場合と同様に、第2の電子楽器か
ら、それに予め記憶されている第2の演奏情報を
読出させることができる。 また、この場合、本願第2番目の発明による演
奏情報生成装置の場合と同様に、第1の電子楽器
から、第1の演奏情報と、第1の電子楽器を制御
して動作させる第1の同期信号にもとずく第2の
同期信号との多重化されている情報を、演奏情報
用伝送線を介して、第2の電子楽器に受けさせ、
そして、第2の電子楽器側において、その第2の
電子楽器を、演奏情報用伝送線を介して受けた多
重化された情報から取出された第2の同期信号か
ら生成され且つ第2の同期信号に比し短い周期を
有する第3の同期信号にもとずき制御して作動さ
せている。 従つて、本願第2番目の発明による演奏情報生
成装置の場合と同様に、第1の電子楽器からは、
第2の電子楽器側に、伝送線を介して、第2の電
子楽器を制御して作動させる第3の同期信号に比
し長い周期を有する第2の同期信号を伝送させる
が、その第2の電子楽器を、第2の同期信号に比
し短い周期を有する第3の同期信号によつて、制
御して作動させている。 このため、本願第3番目の発明による演奏情報
生成装置の場合も、本願第2番目の発明による演
奏情報生成装置の場合と同様に、第1及び第2の
電子楽器間に同期信号を伝送させるための伝送線
として、高速信号用伝送線を用いる必要がなく、
また、同期信号を、本願第2番目の発明による演
奏情報生成装置の場合と同様に、第1の演奏情報
と多重化して演奏情報用伝送線を用いて伝送させ
ることができる。 さらに、本願第3番目の発明による演奏情報生
成装置の場合、第3の同期信号は、第2の同期
信号の周期が一定値を有する参照時間と等しい周
期から変化していない場合、一定値を有する第4
の同期信号でなり、第2の同期信号の周期が同
じ参照時間に比し長い周期に変化した場合、第4
の同期信号に比し長い一定値の周期を有する第5
の同期信号でなり、第2の同期信号の周期が同
じ参照時間に比し短い周期に変化した場合、第6
の同期信号でなり、一方、第2の同期信号は、第
1の電子楽器を制御して作動させる第1の同期信
号にもとずく同期信号である。 このため、本願第3番目の発明による演奏情報
生成装置の場合、第2の電子楽器からの第2の演
奏情報を、第1の演奏情報の流れに良好に追随し
ているものとして読出し得る。
【実施例】
次に、第2図を伴つて、本発明による演奏情報
生成装置の実施例を述べよう。 本発明による演奏情報生成装置の実施例は、第
1図で前述した従来の演奏情報生成装置の場合と
同様の第1の電子楽器Dと、その第1の電子楽器
Dに演奏情報用伝送線Eを介して接続されてい
る、第1図で前述した従来の演奏情報生成装置の
場合と同様の第2の電子楽器Cと、その第2の電
子楽器Cに接続されている第1図で前述した従来
の演奏情報生成装置の場合と同様の音源装置A
(図示せず)と、その音源装置Aに接続されてい
る、第1図で前述した従来の演奏情報生成装置の
場合と同様の発音体B(図示せず)とを有する。 ここで、第2の電子楽器C側から第1の電子楽
器D側に第1図で前述した従来の演奏情報生成装
置における同期信号用伝送線Fに対応している同
期信号用伝送線が延長していないことは注意すべ
きである。 また、第1の電子楽器Dは、第1の同期信号に
もとずき制御されて作動し、第1の演奏情報と第
1の同期信号にもとずく第2の同期信号との多重
化されている情報を、演奏情報用伝送線Eに送出
する。この多重化されている情報を構成している
第2の同期信号は、典型的にはクロツクパルスで
なる。 さらに、第2の電子楽器Cは、第1の電子楽器
D′からの多重化されている情報を、それを構成
している第2の同期信号がクロツクパルスである
とし(以下同様)、クロツクパルス弁別器Gによ
つて受けさせている。 このクロツクパルス弁別器Gは、第1の電子楽
器D′からの多重化されている情報におけるクロ
ツクパルスを弁別し、そのクロツクパルスをクロ
ツクパルス処理装置Iに供給する。 クロツクパルス処理装置Iの実施例は、クロツ
クパルス弁別器Gからのクロツクパルスに比し高
速度のクロツクパルスを、第3の同期信号として
発生し、その第3の同期信号としてのクロツクパ
ルスを、クロツクパルス伝送線Hを通じて、第2
の電子楽器本体C′に供給する。 クロツクパルス処理装置Iの実施例は、機能的
には、第3図を伴つて次に述べる構成を有する。 すなわち、第1の計時手段1が、クロツクパル
ス弁別器Gからのクロツクパルス(これを入力ク
ロツクパルスS1と称す)の供給を受け、その入力
クロツクパルスS1のパルス期間tを計時し、その
計時時間を表しているパルス期間信号Stを出力す
る。 また、このとき、第2の計時手段2が、入力ク
ロツクパルスS1のパルス期間tに比し十分短い期
間の参照期間tsの経過を計時し、1つの参照期間
が経過する毎に、参照期間信号S3を、参照期間信
号計数手段3に供給する。 この参照期間信号計数手段3は、参照期間信号
S3を計数し、その計数値N′を出力する。 また、第2の計時手段2からの参照期間信号S3
は、出力クロツクパルス反転阻止手段4を無処理
通過して、出力クロツクパルス反転手段5にも供
給される。 この出力クロツクパルス反転手段5は、参照期
間信号S3が到来する毎に、出力クロツクパルスS2
を反転させて出力させる。 一方、出力クロツクパルス修正信号生成手段6
が、入力クロツクパルスS1の1つのパルス期間t
が経過する以前に、参照期間信号計数手段3によ
る計数値N′が予め設定された基準分周値に到達
したとき、これを弁別して、第1の出力クロツク
パルス修正信号S4を出力クロツクパルス反転阻止
手段4に供給し、出力クロツクパルスS2の反転を
停止させる。 また、出力クロツクパルス修正信号生成手段6
が、入力クロツクパルスS1が到来した時点での参
照期間信号計数手段3による計数値N′が基準分
周値に到達していないとき、これを弁別して、第
2の出力クロツクパルス修正信号S5を参照期間制
御手段7に供給する。 この参照期間制御手段7は、第2の出力クロツ
クパルス修正信号S5に応答して、入力クロツクパ
ルスS1の隣接する2つのパルス期間中に出力され
る参照期間信号S3の数が基準分周値の2倍値とな
るように参照期間tsを制御する。より詳細には、
第2の出力クロツクパルス修正信号S5を受けた時
点での参照期間信号計数手段3による計数値
N′と第2の出力クロツクパルス修正信号S5を受
けた時点で到来した入力クロツクパルスとこれに
隣接する次の入力クロツクパルスS1との間のパル
ス期間中に、制御された参照期間に対応して出力
されるべき参照期間信号S3の数Zとの和が基準分
周値の2倍値となるように、参照期間tsを制御す
る。 このため、入力クロツクパルスS1の隣接する2
つのパルス期間中に出力される出力クロツクパル
スS2の反転数が、入力クロツクパルスS1のパルス
期間の変化に追従して、基準分周値の2倍値に保
たれる。換言すれば、入力クロツクパルスS1の隣
接する2つのパルス期間中での出力クロツクパル
スS2の数が基準分周値と等値に保たれる。 以上が、機能的にみた、クロツクパルス処理装
置Iの実施例の構成である。 次に、クロツクパルス処理装置Iの実施例を、
ハードウエア的にみれば、第4図を伴つて次に述
べる構成を有する。 すなわち、マイクロプロセツサでなる演算処理
部CPUと、これに相互接続している第1の自走
カウンタFRC1と、第2の自走カウンタFRC2と、
カウンタCNT3と、タイマレジスタTRGと、ア
ウトプツトコンペアレジスタORGと、アウトプ
ツトコンペアレジスタORGと自走カウンタFRC2
とに後続するデイジタル比較器COMとを有する。 演算処理部CPUの第1及び第2の割込制御端
子は、クロツクパルス弁別器Gの出力端子及びデ
イジタル比較器COMの出力端子にそれぞれ接続
されている。 また、処理部CPUの出力端子は、出力クロツ
クパルス伝送線Hを通じて、第2の電子楽器本体
C′に接続されている。 ここで、カウンタCNT3は、第3図で上述した
参照期間信号計数手段3を構成している。 また、タイマレジスタTRGと、アウトプツト
コンペアレジスタORGと、第2の自走カウンタ
FRC2と、デイジタル比較器COMとは、第3図で
上述した第2の計時手段2を構成している。 以上が、ハードウエア的にみたクロツクパルス
処理装置Iの実施例の構成である。 このようなハードウエア的にみた構成を有する
クロツクパルス処理装置Iによれば、演算処理部
CPUが、第5図及び第6図に示すフローチヤー
トで表されているプログラムを実行することによ
つて、第3図で上述した機能が得られる。 すなわち、演算処理部CPUは、第7図Aに示
すような等しいパルス期間tを有する入力クロツ
クパルスS1が供給されれば(第7図A,a)、こ
れを、第1の割込信号INT1として受け、第1の
自走カウンタFRC1の内容、すなわち、パルス期
間tを表すパルス期間信号Stを読み、次で、第1
の自走カウンタFRC1をクリアする(第5図a,
第7図B,b)。 次に、演算処理部CPUは、後述する割込2を
禁止して(第5図b)から、初期動作を表すフラ
グを見て(第5図c)、これが「0」であるとき、
すなわち、初期動作であるとき、フラグを「1」
にセツトすることによつて(第5図d)、カウン
タCNT3をクリアする(第5図e,第7図D,
c)。 次に、演算処理部CPUは、復帰して、初期動
作状態を整え、次の入力クロツクパルスS1の到
来、すなわち、次回の割込1の発生を待つ。 一方、演算処理部CPUは、定常動作状態にお
いて、フラグを「1」にセツトさせているので、
第5図cの判定処理の後、カウンタCNT3の内容
Nが数値0であるか否かを判定する(第5図f)。 このとき、入力クロツクパルスS1のパルス期間
tが一定であれば、カウンタCNT3の内容Nは、
第5図eのクリア処理を受けなくても、後述する
ところから明らかとなるように、数値0となつて
いるので、第5図fの判定結果がYESとなる。 このため、演算処理部CPUは、第1の自走カ
ウンタFRC1の内容T、すなわち、パルス期間信
号Stによつて表されるパルス期間tを基準分周値
(この実施例では、数値10)で割り、その回答値
Tsを、タイマレジスタTRGとアウトプツトコン
ペアレジスタORGとに転送し(第5図g,第7
図C,d)、次で、第2の自走カウンタFRC2をク
リアする(第5図h,第7図C,e)。 次に、演算処理部CPUは、カウンタCNT3に基
準分周値としての数値10をセツトし(第5図i,
第7図D,f)、次で、出力クロツクパルスS2
しての「1」を出力させ(第5図j,第7図E,
g)、次で、割込2の禁止を解除し(第5図k)、
次で、復帰して割込2の発生を待つ。 パルス期間信号Stの後続するパルス期間t内に
おいて、第2の自走カウンタFRC2の内容が、自
走増大することによつて(第7図C,h)、アウ
トプツトコンペアレジスタORGの内容Tsまで到
達すれば(第7図C,i)、第2の自走カウンタ
FRC2の内容とアウトプツトコンペアレジスタ
ORGの内容の一致をデイジタル比較器COMが判
別し、参照期間信号S3を、第2の割込信号INT2
として、演算処理部CPUに供給する。 演算処理部CPUは、これに応答して、カウン
タCNT3の内容Nが数値0であるか否かを判定す
る(第6図)が、この時点では、カウンタ
CNT3には、数値10がセツトされている。このた
め、第6図の判定結果がNOとなるので、カウ
ンタCNT3を1だけデクリメントさせる(第6図
m,第7図D,j)。 演算処理部CPUは、次に、第2の自走カウン
タFRC2をクリアし(第6図n,第7図C,k)、
タイマレジスタTRGの内容Tsをアウトプツトコ
ンペアレジスタORGに転送させて(第6図o)
から、出力クロツクパルスS2を反転させ(第6
図p,第7図E,)、次で、復帰し、次回の第
2の割込信号INT2が到来するまで待機する。換
言すれば、一旦クリアされた(第6図n,第7図
C,k)第2の自走カウンタFRC2の内容が再び
自走増大して、アウトプツトコンペアレジスタ
ORGの内容Tsに到達するまで、待機する。 上述した一連の処理(第6図〜p)が、入力
クロツクパルスS1のパルス期間t内で繰り返し実
行され、後続の入力クロツクパルスS1(第7図A,
m)の到来時点で、前述したと同様に、第1の自
走カウンタFRC1が、再びクリアされる(第7図
B,n)。 しかしながら、この場合、上述したように、パ
ルス期間tが一定である場合、このパルス期間t
内に出力される参照期間信号S3の数を、丁度、基
準分周値10に保たせるべく、入力クロツクパルス
の到来時点での、第1の自走カウンタFRC1の内
容Tを基準分周値10で割つて得られる数値Ts
アウトプツトコンペアレジスタORGにセツトす
ることによつて、第2の自走カウンタFRC2の掃
引周期、すなわち参照期間tsを、パルス期間tの
1/10に制御し(第7図C)、また、先の入力クロ
ツクパルスS2(第7図A,a)の到来時点で、カ
ウンタCNT3に基準分周値10がセツトされている
(第7図D,f)ことから、後続の入力クロツク
パルスS2(第7図A,m)の到来時点で、カウン
タCNT3の内容Nが、丁度、数値0までデクリメ
ントされている(第7図O)。 そして、この間、第2の割込信号INT2、すな
わち参照期間S3が、生成されるたびに反転し、そ
して、1つのパルス期間t内でのパルス数が、基
準分周値の1/2倍、すなわち5であり且つ入力ク
ロツクパルスS1に同期している出力クロツクパル
スS2が出力される(第7図E,p)。 以上のようにして、隣接する2つのパルス期間
(t+t)内に出力される出力クロツクパルスS2
の数が、基準分周値と等値、すなわち10であり、
その反転数が、基準分周値の2倍値、すなわち20
になつている(第7図E,q)。 次に、第8図に示されているように、先の入力
クロツクパルスS1(第8図A,a)と後続の入力
クロツクパルスS1(第8図A,b)との間のパル
ス期間t′が先行隣接するパルス期間tに対して延
長すれば、第2の自走カウンタFRC2が、先行隣
接するパルス期間t中の処理によつて決定された
アウトプツトコンペアレジスタORGの内容Ts
対応する参照期間tsで、掃引を続行し(第8図
C,c)、その掃引数、すなわちカウンタCNT3
による参照期間信号S3の計数値N′が、基準分周
値に到達し、カウンタCNT3の内容Nが数値0に
なつた時点でも、その時点までの期間t(第8図
C,d)は、延長したパルス期間t′に比して短小
である。 このため、演算処理部CPUが、その時点で発
生する第2の割込信号INT2に応答して、カウン
タCNT3の内容Nが数値0であるか否かを判定す
れば(第6図)、その判定結果がYESとなる
(第8図D,e)。 このため、演算処理部CPUは、第1の出力ク
ロツクパルス修正信号S4にもとずいて、第2の自
走カウンタFRC2を停止させ(第6図q、第8図
C,D,f)、次で復帰し、後続の第2の割込信
号INT2の到来を待つ。 一方、出力クロツクパルスS2は、後続の入力ク
ロツクパルスS1(第8図A,b)が到来するまで
は、第2の割込信号INT2の到来がないので、反
転することはない(第8図E,g)。 しかしながら、後続の入力クロツクパルスS1
(第8図A,b)が到来すれば、前述したと同様
に、第1の自走カウンタFRC1がクリアされ(第
5図a,第8図B,h)、また、カウンタCNT3
に基準分周値10がセツトされる(第5図i,第8
図D,i)。 そして、このとき、クリア直前の第1の自走カ
ウンタFRC1の内容T′(第8図B,j)、すなわ
ち期間信号Stが表すパルス期間t′は、先行のパル
ス期間tよりも延長している。 このため、これを基準分周値10で割つた回答で
設定される(第5図g)アウトプツトコンペアレ
ジスタORGの内容Ts′(第8図C,k)が、先行
するパルス期間t中のそれTs(第8図C,)に
対してt′/t倍となる。 その結果、パルス期間t′中の参照期間ts′も、パ
ルス期間t中のそれtsに対してt′/t倍となる。 従つて、後続の入力クロツクパルスS1(第8図
A,b)と、さらに後続する入力クロツクパルス
S1(第8図A,m)との間のパルス期間も、互い
に等しいt′であると仮定すれば、前述した処理
(第5図a〜c,f〜j,第6図〜p)の繰り
返し実行によつて、そのパルス期間(第8図A,
b,m)内に、基準分周値の1/2倍、すなわち5
つの出力クロツクパルスS2が出力される(第8図
E,n)。 よつて、上述した動作例の場合も、隣接する2
つのパルス期間t内で出力される出力クロツクパ
ルスS2の数は、基準分周値と等値、すなわち10で
あり、その反転数は基準分周値の2倍値、すなわ
ち20であつて、入力クロツクパルスS1のパルス期
間の延長にも拘わらず、一定値に保たれる。 次に、第9図に示すように、先の入力クロツク
パルスS1(第9図A,a)と後続の入力クロツク
パルスS1(第9図A,b)との間のパルス期間t
が、先行隣接するパルス期間t′に対して縮小した
場合は、第2の自走カウンタFRC2が、先行隣接
するパルス期間t′中の処理によつて決定されたア
ウトプツトコンペアレジスタORGの内容Ts′に対
応する参照期間ts′で、掃引を続行する(第9図
C,c)。この点は、第8図を参照した前述の動
作例の場合と同様である。 しかしながら、この動作例では、掃引ごとに生
成される参照期間信号S3の数N′が基準分周値に
到達する以前、換言すれば、カウンタCNT3の内
容Nが数値0に到達する以前(第9図D,d)に
おいて、且つ、一般的には、第2の自走カウンタ
FRC2の内容が自走増大している最中(第9図C,
e)において、後続の入力クロツクパルスS1(第
9図A,b)が到来することとなる。 そこで、演算処理部CPUは、入力クロツクパ
ルス(第9図A,b)を第1の割込信号INT1
して受けて、前述した処理(第5図a〜c)を経
て、第5図fの処理に至り、カウンタCNT3の内
容Nが数値0であるか否かを判定する。 そして、その時点では、上述のように、カウン
タCNT3の内容Nが、数値6(第9図D,d)で
あるので、判定結果(第5図f)はNOとなる。 次に、該処理部CPUは、第2の出力クロツク
パルス修正信号S5にもとずいて、タイマレジスタ
TRGの内容Ts′から第2の自走カウンタFRC2
の内容を引いて回答XをXレジスタに格納し(第
5図f)、また、第1の自走カウンタFRC1の内容
TからXレジスタの内容Xを引き、その回答(T
−X)をYレジスタに格納する(第5図s)。 このような処理(第5図r,s)は、その時点
において、タイマレジスタTRGの内容Ts′とアウ
トプツトコンペアレジスタの内容Ts′とが一致し
ていることを参酌すれば、先ず、入力クロツクパ
ルスS1(第9図A,b)の到来時点での第2の自
走カウンタFRC2の内容(第9図C,e)とアウ
トプツトコンペアレジスタORGの内容(第9図
C,f)の差(第9図C,X)を算出する処理で
あり、換言すればパルス(第9図A,b)到来時
点以後初めて第2の自走カウンタFRC2の内容が
アウトプツトコンペアレジスタORGの内容Ts′に
到来する時点(第9図C,g)までの期間(第9
図C,tx)を算出し、次で、一般的な意味でのパ
ルス期間tから、第9図C中txで示される期間を
引いた期間(t−tx)を算出する処理である。 そして、入力クロツクパルスS1(第9図A,b)
と、これに後続する入力クロツクパルスS1(第9
図A,h)との間の縮小されたパルス期間も、等
しくtであると仮定すれば、上述した処理(第5
図s)によつて算出されるYは、入力クロツクパ
ルスS1(第9図A,b)の到来時点以後初めて第
2の自走カウンタFRC2の内容がアウトプツトコ
ンペアレジスタORGの内容Ts′に一致した時点
(第9図C,g)から、後続の入力クロツクパル
スS1(第9図A,h)の到来時点までの残りの期
間(第9図Ct−tx)を表している。 また、上述した残りの期間(t−tx)内での第
2の自走カウンタFRC2の掃引数、すなわち参照
期間信号S3の生成数(第9図C,Z)と、隣接す
る2つの縮小されたパルス期間(t+t)から残
りの期間(t−tx)を除いた期間内での参照期間
信号S3の生成数との和を、基準分周値10の2倍値
である20に維持するためには、残りの期間(t−
tx)内に発生すべき参照期間信号S3の数Zは、N
を、入力クロツクパルス(第9図A,b)の到来
時点でのカウンタCNT3の内容(第9図D,d)
とするとき、 Z+(10−N+1)=20 ……(1) 従つて、 Z=N−1+10 ……(2) で表される。 このため、演算処理部CPUは、(2)式に従つて、
Zを算出する(第5図t)。 さらに、残りの期間(t−tx)内での参照期間
信号S3の生成数をZにするためには、第2の自走
カウンタFRC2の1掃引の期間、すなわち参照期
間ts″を、 ts″=(t−tx)/Z ……(3) となるように制御する必要がある。 ところで、(3)式を、第1及び第2の自走カウン
タFRC1及びFRC2、及びアウトプツトコンペアレ
ジスタORGの内容の次元で表せば、レジスタ
ORGにセツトされるべき数値Tsは、 Ts=Y/Z ……(4) となる。 このため、演算処理部CPUは、(4)式に従つて、
この時点でのTs′を算出し(第5図u)、これを、
タイマレジスタTRGにセツトする(第5図v)。 さらに述べれば、この時点、すなわち入力クロ
ツクパルス(第9図A,b)の到来時点では、い
まだ、第2の自走カウンタFRC2が、この時点で
のアウトプツトコンペアレジスタORGの内容
Ts′まで到達していないので、その到達を待つ
て、アウトプツトコンペアレジスタORGに対し
て、新たに算出された数値Ts″をセツトすべく、
これをタイマレジスタTRGに控えさせておく必
要がある。 このため、次に、演算処理部CPUは、(Z+
1)を第3のカウンタCNT3にセツトする(第5
図w,第9図D,i)。 この処理は、前述したように、ZはYで表され
る残りの期間(t−tx)内に生成されるべき参照
期間信号S3の数を表すものであるところ、その残
りの期間に入る直前に、第2の自走カウンタ
FRC2の内容がアウトプツトコンペアレジスタ
ORGの内容Ts′に一致する時点(第9図C,g)
で、さらに1つの参照期間信号S3が生成されるの
で、これを含めて、隣接する2つのパルス期間
(t+t)内での参照期間信号S3の生成数を基準
分周値の2倍値20に合せるための補正処理であ
る。 そして、演算処理部CPUは、第9図C,gの
時点(この時点では、アウトプツトコンペアレジ
スタORGには、隣接先行するパルス期間中の処
理での参照期間ts′に対応する数値Ts′が格納され
ている。)で生成される参照期間信号S3を、第2
の割込信号INT2として受け、カウンタCNT3
内容Nが数値0であるか否かを判定する(第6図
)。 この時点では、カウンタCNT3には、Z+1、
すなわち16がセツトされている(第9図D,i)
ので、第6図の判定結果はNOとなり、次で、
前述したように、カウンタCNT3をデイクリメン
トし(第6図m)、第2の自走カウンタFRC2をク
リアし(第6図n)、これに続くタイマレジスタ
TRGの内容をアウトプツトコンペアレジスタ
ORGへ転送する処理(第6図O)によつて第5
図vの処理によつて、タイマレジスタTRGに格
納しておいた縮小された参照期間ts″に対応する
数値Ts″をアウトプツトコンペアレジスタORGに
セツトして(第9図C,j)以後、第2の自走カ
ウンタFRC2を、縮小された参照期間ts″で掃引可
能としてから、出力クロツクパルスS2を反転させ
(第6図p)、次で復帰する。 以後は、縮小された参照期間ts″ごとに発生す
る第2の割込信号INT2に応答して、上述した一
連の処理(第6図〜p)を繰り返し実行するこ
とによつて、入力クロツクパルスS1の隣接する2
つの縮小されたパルス期間が等しくtであれば、
隣接後続するパルス期間の残りの期間(t−tx
内に生成される参照期間信号S3の数と、2つのパ
ルス期間(t+t)中の残りの期間(t−tx)以
前の期間内にすでに生成された参照期間信号S3
の和を、基準分周値の2倍値20に合せることがで
きる。 よつて、この動作例でも、隣接する2つのパル
ス期間(t+t)内に出力される出力クロツクパ
ルスS2の数は、基準分周値と等値、すなわち10
であり、その反転数は、基準分周値の倍値、すな
わち20であつて、入力クロツクパルスS1のパルス
期間の縮小にも拘わらず、一定値に保たれる。 さらに述べれば、上述した各動作例では、入力
クロツクパルスS1のパルス期間の延長あるいは縮
小に際して、隣接する2つのパルス期間が等しい
ものと仮定したが、これは、単に説明の簡明のた
めであり、隣接する2つのパルス期間が相違して
いる場合、例えばパルス期間の延長あるいは縮小
傾向が継続する場合には、1組の隣接する2つの
パルス期間内では、出力クロツクパルスS2の数を
基準分周値と等値にすることはできないが、新た
な入力クロツクパルスS1が到来するたびに、その
入力クロツクパルスによる新たなパルス期間と、
それに先行隣接するパルス期間とからなる新たな
1組の隣接する2つのパルス期間内での出力クロ
ツクパルスS2の数を基準分周値に合せるための参
照期間の制御が、継続的に行われるので、各組の
隣接する2つのパルス期間内での出力クロツクパ
ルスS2の数を基準分周値に常に漸近させる作用が
達成される。 上述したように、2台の電子楽器を協働させる
際、1つの電子楽器からの、低速度(低周波数)
の入力クロツクパルスに基ずいて、これに同期す
る高速度(高周波数)の、より具体的には、予め
設定された基準分周値の1/2倍の周波数の出力ク
ロツクパルスを生成して、これを他の電子楽器に
供給できるように構成されていれば、低速度のク
ロツクパルスを、単一のチヤンネルによつて、キ
ーイベントデータとともに時分割多重伝送した
後、高速度のクロツクパルス変換することができ
る。 このため、従来必要であつた両電子楽器間を結
ぶ高速度のクロツクパルスのための伝送線を不要
なものとし、これにより、両電子楽器の結線を簡
素化し、ひいては、結線操作や外観上の煩雑さを
解消するという優れた効果がある。 また、入力クロツクパルスの周波数変動に伴つ
て、クロツクパルスのパルス期間が延長し、ある
いは縮小する場合であつても、クロツクパルスの
隣接する2つのパルス期間内に出力される出力ク
ロツクパルスの数が、常に予め設定された基準分
周値に漸近するように制御されるので、入力クロ
ツクパルスのパルス期間の急激な変化に起因して
一時的に脱調状態に至つても、長期的にみれば、
出力クロツクパルスの発生数が時間に対して平坦
化され、しかも、入力クロツクパルスのパルス期
間の延長あるいは縮小傾向が解消すれば、その時
点のパルス期間に対して、直ちに同期状態に入
り、このため、出力クロツクパルスに応答する後
続の信号処理への波及的影響が極小化されるとい
う効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の演奏情報生成装置を示す系統
的接続図である。第2図は、本発明による演奏情
報生成装置の実施例を示す系統的接続図である。
第3図及び第4図は、クロツクパルス処理装置の
実施例を機能的及びハードウエア的にそれぞれ示
す図である。第5図及び第6図は、演算処理部
CPUにおいて、実行されるプログラムのフロー
チヤートである。第7図、第8図及び第9図は、
A入力クロツクパルスS1、B第1の自走カウンタ
FRC1の内容、C第2の自走カウンタFRC2の内
容、D第3のカウンタCNT3の内容、E出力クロ
ツクパルスS2の関係を対比して示すタイムチヤー
トである。 1……第1の計時手段、2……第2の計時手
段、3……参照期間信号計数手段、4……出力ク
ロツクパルス反転阻止手段、5……出力クロツク
パルス反転手段、6……出力クロツクパルス修正
信号生成手段、7……参照期間制御手段、A……
音源装置、B……発音体、C……第2の電子楽
器、C′……電子楽器本体、D……第1の電子楽
器、E……演奏情報用伝送線、F……同期信号用
伝送線、G……クロツクパルス弁別器、I……ク
ロツクパルス処理装置、CPU……演算処理部、
FRC1……第1の自走カウンタ、FRC2……第2
の自走カウンタ、CNT3……カウンタ、TRG…
…タイマレジスタ、ORG……アウトプツトコン
ペアレジスタ、COM……デイジタル比較器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の同期信号にもとずき制御されて作動す
    る第1の電子楽器からの第1の演奏情報と上記第
    1の同期信号にもとずく第2の同期信号との多重
    化されている情報を、演奏情報用伝送線を用いて
    受けるとともに、第2の演奏情報を記憶している
    第2の電子楽器を有し、 上記第2の電子楽器において、上記第1の演
    奏情報と上記第2の同期信号との多重化されてい
    る情報から、上記第2の同期信号を取出し、そ
    の第2の同期信号にもとずき上記第2の電子楽器
    を制御して作動させることによつて、上記第2の
    電子楽器から上記第2の演奏情報を読出させ、
    その読出された上記第2の演奏情報と上記第1の
    演奏情報とから、それらの多重化されている演奏
    情報を生成させることを特徴とする演奏情報生成
    装置。 2 第1の同期信号にもとずき制御されて作動す
    る第1の電子楽器からの第1の演奏情報と上記第
    1の同期信号にもとずく第2の同期信号との多重
    化されている情報を、演奏情報用伝送線を用いて
    受けるとともに、第2の演奏情報を記憶している
    第2の電子楽器を有し、 上記第2の電子楽器において、上記第1の演
    奏情報と上記第2の同期信号との多重化されてい
    る情報から、上記第2の同期信号を取出し、そ
    の第2の同期信号から、それに比し短い周期を有
    する第3の同期信号を生成させ、その第3の同
    期信号にもとずき上記第2の電子楽器を制御して
    作動させることによつて、上記第2の電子楽器か
    ら上記第2の演奏情報を読出させることを特徴と
    する演奏情報生成装置。 3 第1の同期信号にもとずき制御されて作動す
    る第1の電子楽器からの第1の演奏情報と上記第
    1の同期信号にもとずく第2の同期信号との多重
    化されている情報を、演奏情報用伝送線を用いて
    受けるとともに、第2の演奏情報を記憶している
    第2の電子楽器を有し、 上記第2の電子楽器において、上記第1の演
    奏情報と上記第2の同期信号との多重化されてい
    る情報から、上記第2の同期信号を取出し、そ
    の第2の同期信号から、(i)上記第2の同期信
    号の周期が、一定値を有する予定の参照時間と等
    しい周期から変化していない場合、上記参照時間
    及び上記第2の同期信号の周期に比し短く且つ一
    定値の周期を有する第4の同期信号を第3の同期
    信号として生成させ、()上記第2の同期信号
    の周期が、上記参照時間に比し長い周期に変化し
    た場合、上記第4の同期信号の周期に比し長く且
    つ一定値の周期を有する第5の同期信号を、上記
    第3の同期信号として生成させ、()上記第2
    の同期信号の周期が、上記参照時間に比し短い周
    期に変化した場合、上記第4の同期信号の周期に
    比し短く且つ一定値の周期を有する第6の同期信
    号を、上記第3の同期信号として生成させ、上
    記第3の同期信号にもとずき上記第2の電子楽器
    を制御して作動させることによつて、上記第2の
    電子楽器から上記第2の演奏情報を読出させるこ
    とを特徴とする演奏情報生成装置。
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