JP2002319953A - パケット送信装置 - Google Patents

パケット送信装置

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JP2002319953A
JP2002319953A JP2001120989A JP2001120989A JP2002319953A JP 2002319953 A JP2002319953 A JP 2002319953A JP 2001120989 A JP2001120989 A JP 2001120989A JP 2001120989 A JP2001120989 A JP 2001120989A JP 2002319953 A JP2002319953 A JP 2002319953A
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Osamu Suzuki
修 鈴木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルVCRデータのデジタルインターフ
ェース送信時において送信タイミング規定を守るために
必要なエンプティパケットの挿入をメモリを用いずに行
うパケット送信装置を提供する。 【解決手段】 送信側のデジタルVCRと1394デー
タバスとの間に介装され、1394データバスのサイク
ルを検出しサイクル基準信号を出力するサイクル基準信
号生成手段5と、サイクル基準信号をインクリメントし
カウンタ値を出力するカウント手段4と、カウンタ値に
基づきデータ出力要求となる第1の出力選択信号と第2
の出力選択信号を出力する出力信号選択手段3と、第2
の出力選択信号によりエンプティパケットとデジタルV
CRデータのパケットを選択し1394データバスへ出
力するパケット生成手段6とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル信号をIE
EE1394データバスに送信するパケット送信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルVCR信号の、Isochro
nous通信を用いたIEEE1394データバスへの
転送は、民生用DVCRにおけるデジタルインターフェ
ース仕様で、伝送タイミングが規定されている。ビデオ
フレーム信号が発生した時刻をIEEE1394データ
バスがもつサイクルタイムレジスタの値でサンプリング
し、それにオフセット値を加えて、SYTとして1フレ
ームに1回送信する。SYTは、送信機器と受信機器の
同期を取るための情報を送るのに使われる。
【0003】たとえばNTSC(National T
elevision SystemCommitte
e)信号では、デジタルVCR信号のデータは、DIF
blockと呼ばれる80バイトのブロックデータの並
びとして伝送される。
【0004】より具体的には、6DIFblockを1
パケットとして、この1パケットは、Isochron
ousパケットとして、Isochronous通信で
125μsecごとにIEEE1394データバスへ送
出され、1ビデオフレームのデータは、250のIso
chronousパケットでIEEE1394データバ
スへ伝送される。
【0005】このとき、250のIsochronou
sパケットを構成するデータブロックn(n=0〜24
9)は、SYTから次のSYTまでをフレーム分割値で
250に分割したn番目の時刻と、その時刻の450μ
sec前の時刻との間に送信を開始し、送信を終了しな
ければならない。これがIsochronous通信に
おける、1フレームのデータを送出するための送出タイ
ミング規定である。
【0006】ところで、一般のIsochronous
通信においては、IEEE1394データバスへのIs
ochronousパケットの送出は、125μsec
ごとに行われるよう規定されているのに対し、NTSC
のフレーム周波数は30Hzであり、フレーム分割値は
125μsecよりも大きい約133.3μsec(=
(1sec/30)/250)である。すなわち、1つ
のIsochronousパケットの伝送周期の方が、
NTSCの1ビデオフレームから、1つのIsochr
onousパケットに対応するデータブロックが送出さ
れる周期よりも短い。これは、ビデオフレームのデータ
ブロックが送出されない間にも、IEEE1394デー
タバス上にはIsochronousパケットが伝送さ
れなければならないことを意味する。
【0007】したがって、ビデオフレームのデータを有
するパケットが生成されず、かつIsochronou
sパケットを送出しなければならないタイミングにおい
ては、コンテンツを有しない(実データを含まない)エ
ンプティパケットを生成して挿入することにより、上述
した、一般のIsochronous通信における、伝
送タイミングの規定を守る。
【0008】なお、エンプティパケットの挿入は、1ビ
デオフレームあたり約16(=(1/30(Hz))/
125(μsec)−250)回行われる。このためデ
ジタルVCRデータをIEEE1394データバスへ転
送する際は、上述した、1フレームのデータを送出する
ための送出タイミング規定を守りながら、エンプティパ
ケットを挿入する必要がある。
【0009】ここで、従来のパケット送信装置の構成図
である図4を参照しながら、従来のパケット送信装置の
構成および動作について説明する。
【0010】図4に示すように、従来のパケット送信装
置は、ビデオフレーム信号を出力する基準信号生成手段
16、およびデータ出力要求に基づき送信デジタルデー
タを出力する送信データ生成手段17を有する送信側の
デジタルVCRと、IEEE1394データバスとの間
に介装される。
【0011】そして、パケット送信装置は、基準信号生
成手段16から出力されるビデオフレーム信号の周期を
計測しフレーム周期と計測時のインクリメント値を出力
するフレーム周期カウンタ手段18と、フレーム周期を
除算し除算結果をフレーム分割値として出力する除算手
段19と、インクリメント値がフレーム分割値の整数倍
となる値で送信基準信号を生成し送信データ生成手段1
7に出力する送信基準信号生成手段20と、送信データ
生成手段17からの送信デジタルデータを蓄積するため
のメモリ22と、メモリ22を制御するメモリ制御手段
21と、Isochronous通信のサイクル(12
5μsec)毎にメモリ22に蓄積されている送信デジ
タルデータからパケットを生成してIEEE1394デ
ータバスに出力するパケット生成手段23で構成されて
いる。ただし送信データ生成手段17は送信基準信号生
成手段20からの送信基準信号によるデータ出力要求に
より送信デジタルデータを出力する。また、送信側のデ
ジタルVCRの送信データ生成手段17は、1ビデオフ
レーム分のデジタルビデオデータを、250個のデータ
ブロック単位で蓄積可能なデータバッファを内蔵してい
るものとする。
【0012】この構成において、送信側デジタルVCR
からの、基準信号生成手段16からのビデオフレーム信
号はフレーム周期を計測後、除算手段19により250
分割され250分割した時刻が得られる。その時間毎に
送信データ生成手段17にアクセスしデジタルVCRの
データをメモリ22に書き込む。つまり、送信データ生
成手段17からは、NTSCのフレーム周期に基づきデ
ータの読み出しが行われている。
【0013】一方、読み出し側では、メモリ制御手段2
1がIEEE1394データバスのIsochrono
us通信のサイクル(125μsec)毎にメモリ22
にアクセスし、メモリ22にデータが書き込まれていれ
ばIEEE1394データバスに書き込まれたデータを
出力する。またメモリ22にデータが書き込まれていな
い(または書き込み中)であれば、IEEE1394デ
ータバスにエンプティパケットを送信する。
【0014】このようにメモリ22への書き込みを1F
rame/250毎に、読み出しを125μsec毎に
行い、メモリ22にデータが書き込まれているか否かに
よりデジタルVCRデータを転送するパケットとエンプ
ティパケットを選択してIEEE1394データバスに
出力することにより、民生用DVCRにおけるデジタル
インターフェース仕様で規定されている伝送タイミング
を得る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成においては、1Frame/250毎の処理と
125μsec毎の処理の干渉によるエンプティパケッ
トの挿入に、IEEE1394データバスの伝送周期に
基づき動作するメモリ22が必要となり、デジタルVC
Rを含めたシステム全体では、NTSC信号の周期に基
づき動作する送信データ生成手段17のメモリと合わせ
て、それぞれ異なる周期に基づき動作する二つのメモリ
が必要となるという課題があった。メモリ22の容量は
最低1Isochronousパケット必要であり、処
理における遅延を考えると2Isochronousパ
ケット以上必要となりうる。
【0016】本発明は、上記従来のこのような課題を考
慮し、送信タイミング規定を守るために必要なエンプテ
ィパケットの挿入を、それぞれ異なる周期に基づき動作
するメモリを用いることなく実行できるパケット送信装
置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、外部のデー
タバッファから、所定の通信系に要求されるパケット通
信間隔に相当する周期でブロック単位のデータを読み出
させる第1の命令を出力し、また、データを有さないエ
ンプティパケットを送信させる第2の命令を出力する命
令手段と、前記読み出されたブロック単位のデータをデ
ータパケットにして送信し、また前記第2の命令を受け
て前記エンプティパケットを送信するパケット送信手段
とを備え、前記命令手段は、予め決められた前記データ
の読み出し回数毎に前記読み出しを停止させ、その間に
前記第2の命令を出力するパケット送信装置である。
【0018】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、外部のデータバッファから、所定の通信系に要求さ
れるパケット通信間隔に相当する周期でブロック単位の
データを読み出させる第1の命令を出力し、また、デー
タを有さないエンプティパケットを送信させる第2の命
令を出力する命令手段と、前記外部のデータバッファか
ら、前記データバッファが前記ブロック単位のデータを
読み出し可能かどうかを検知する検知手段と、前記読み
出されたブロック単位のデータをデータパケットにして
送信し、また前記第2の命令を受けて前記エンプティパ
ケットを送信するパケット送信手段とを備え、前記命令
手段は、前記検知手段が読み出し不能を検知すると前記
読み出しを停止させ、その間に前記第2の命令を出力す
るパケット送信装置である。
【0019】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、前記命令手段は、前記パケット通信間隔に基づき前
記第1の命令または前記第2の命令を出力する第1また
は第2の本発明のパケット通信装置である。
【0020】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記パケット送信手段は、前記パケット通信間隔に
て前記データパケットまたは前記エンプティパケットを
送信する第1または第2の本発明のパケット通信装置で
ある。
【0021】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記命令手段は、前記パケット通信間隔に対応した
サイクル基準信号を生成するサイクル基準信号生成手段
と、前記サイクル基準信号の入力を受け、その入力回数
をカウントし、そのカウント値が割り当てられた基準信
号を出力するカウント手段とを備え、前記命令手段は、
前記カウント値が所定の値である時は、前記第1の命令
を出力し、前記カウント値が所定の値でない時は、前記
第2の命令を出力する第1の本発明のパケット送信装置
である。
【0022】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記検知手段は、前記ブロック単位を定める所定の
周期を検出する周期検出手段と、前記所定の周期に基づ
き所定のリミット値を決定するリミット値決定手段と、
前記命令手段は、前記パケット通信間隔に対応したサイ
クル基準信号を生成するサイクル基準信号生成手段と、
前記所定のリミット値および前記サイクル基準信号の入
力を受け、その入力回数をカウントし、そのカウント値
が割り当てられた基準信号を出力するカウント手段とを
有し、前記命令手段は、前記カウント値が前記リミット
値でない時は、前記第1の命令を出力し、前記カウント
値が前記リミット値である時は、前記第2の命令を出力
する第2の本発明のパケット通信装置である。
【0023】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、前記所定の通信系はIEEE1394データバスで
あり、前記パケット通信間隔はIsochronous
サイクルである第1または第2の本発明のパケット通信
装置である。
【0024】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、前記外部のデータバッファから読み出されるブロッ
ク単位のデータは、NTSC映像信号に基づくものであ
る第1または第2の本発明のパケット通信装置である。
【0025】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、前記所定の周期は、映像信号の1フレーム分または
ビデオ信号の1トラック分に基づくものである第6の本
発明のパケット送信装置である。
【0026】また、第10の本発明(請求項10に対
応)は、第1の本発明のパケット送信装置の、外部のデ
ータバッファから、所定の通信系に要求されるパケット
通信間隔に相当する周期でブロック単位のデータを読み
出させる第1の命令を出力し、また、データを有さない
エンプティパケットを送信させる第2の命令を出力する
命令手段と、前記読み出されたブロック単位のデータを
データパケットにして送信し、また前記第2の命令を受
けて前記エンプティパケットを送信するパケット送信手
段との全部または一部としてコンピュータを機能させる
ためのプログラムである。
【0027】また、第11の本発明(請求項11に対
応)は、第2の本発明のパケット通信装置の、外部のデ
ータバッファから、所定の通信系に要求されるパケット
通信間隔に相当する周期でブロック単位のデータを読み
出させる第1の命令を出力し、また、データを有さない
エンプティパケットを送信させる第2の命令を出力する
命令手段と、前記外部のデータバッファから、前記デー
タバッファが前記データを読み出し可能かどうかを検知
する検知手段と、前記読み出されたブロック単位のデー
タをデータパケットにして送信し、また前記第2の命令
を受けて前記エンプティパケットを送信するパケット送
信手段との全部または一部としてコンピュータを機能さ
せるためのプログラムである。
【0028】以上のような本発明のパケット送信装置
は、その一例として所定のデータ単位に基づく基準信号
を生成する基準信号生成手段、および前記データ単位を
複数含みデータ出力要求に基づき送信すべき送信データ
を生成する送信データ生成手段を備えたデータ機器と、
データバスとの間に設けられる、前記送信データに基づ
くパケットを前記データバスに出力するためのパケット
送信装置であって、前記データバスのサイクルを検出し
サイクル基準信号を出力するサイクル基準信号生成手段
と、前記サイクル基準信号を利用して前記データバスの
サイクルを数えカウント値を出力するカウント手段と、
前記パケットの出力に利用するための前記データ出力要
求となる第1の出力選択信号および第2の出力選択信号
を前記カウンタ値に基づいて生成する出力信号選択手段
と、生成された前記第1の出力選択信号に基づいて生成
された送信すべき前記送信データを前記送信データ生成
手段から入力し、また前記第2の出力選択信号に基づい
て前記出力すべき前記パケットを生成して、前記データ
バスに出力するためのパケット生成手段とを備えるよう
に構成したものであり、予め決定していたデータバスの
サイクルに特定のパケットを出力し、それ以外のサイク
ルでは送信すべきデータを出力することにより、特定の
パケット出力のために干渉のメモリを用いることなく実
現できることに適したパケット送信装置が得られる。
【0029】また、他の一例の本発明のパケット送信装
置は、前記所定のデータ単位はビデオフレームであり、
前記データバスはIEEE1394データバスであり、
前記サイクルはIsochronousサイクルである
ように構成したものであり、予め決定していたIEEE
1394データバスのサイクルにエンプティパケットを
出力し、それ以外のサイクルではデジタルVCRデータ
を出力することにより、エンプティパケット出力のため
に干渉のメモリを用いることなく、民生用DVCRにお
けるデジタルインターフェース仕様で規定されているエ
ンプティパケットの挿入を満たすことに適したパケット
送信装置が得られる。
【0030】次に、本発明の請求項3に記載のパケット
送信装置は、前記ビデオフレーム信号は1ビデオフレー
ムの周波数が1/30Hzである前記ビデオフレーム信
号であるように構成したものであり、デジタルVCRデ
ータに伴うフレーム周期が標準信号(1/30Hz)で
ある時にIEEE1394データバスのサイクルに16
回連続してデジタルVCRデータのパケットを出力した
後、1回エンプティパケットを出力する、を繰り返すこ
とによりエンプティパケット出力のために干渉のメモリ
を用いることなく、民生用DVCRにおけるデジタルイ
ンターフェース仕様で規定されているエンプティパケッ
トの挿入を満たすことに適したパケット送信装置が得ら
れる。
【0031】また、他の一例の本発明のパケット送信装
置は、所定のデータ単位に基づく基準信号を生成する基
準信号生成手段、および前記データ単位を複数含みデー
タ出力要求に基づき送信すべき送信データを生成する送
信データ生成手段を備えたデータ機器と、データバスと
の間に設けられる、前記送信データに基づくパケットを
前記データバスに出力するためのパケット送信装置であ
って、前記データバスのサイクルを検出しサイクル基準
信号を出力するサイクル基準信号生成手段と、前記サイ
クル基準信号を利用して前記前記データバスの前記サイ
クルを数えカウンタ値を出力するカウント手段と、すで
に生成された前記基準信号の全部または一部を利用して
新たに生成される前記パケットの種類のサイクルの選択
を行うためのテーブル値を決定するサイクル決定手段
と、前記パケットの出力に利用するための前記データ出
力要求となる第1の出力選択信号および第2の出力選択
信号を前記テーブル値および前記カウンタ値に基づいて
生成する出力信号選択手段と、生成された前記第1の出
力選択信号に基づいて生成された送信すべき前記送信デ
ータを前記送信データ生成手段から入力し、また前記第
2の出力選択信号に基づいて前記出力すべき前記パケッ
トを生成して、前記データバスに出力するためのパケッ
ト生成手段とを備えるように構成したものであり、デー
タに対応する基準信号の周期が異なる場合、データバス
のサイクルにデータに対応してそのサイクル位置が変化
する特定のパケットを出力し、それ以外のサイクルでは
送信すべきデータを出力することにより、特定のパケッ
ト出力のために干渉のメモリを用いることなく実現でき
ることに適したパケット送信装置が得られる。
【0032】また、他の一例の本発明のパケット送信装
置は、前記サイクル決定手段は、すでに生成された前記
基準信号の全部または一部を利用して前記基準信号の周
期を計測し周期信号を出力する周期計測手段と、前記周
期信号により予め設定されたカウンタ手段のリミット値
を出力するテーブル手段とで構成されており、前記カウ
ント手段は前記リミット値により制限され前記サイクル
基準信号を利用して前記前記データバスのサイクルを数
えるように構成したものであり、データバスのサイクル
をカウントするカウンタの必要ビット数が最小であるパ
ケット送信装置が得られる。
【0033】また、他の一例の本発明のパケット送信装
置は、前記所定のデータ単位はビデオフレームであり、
前記データバスはIEEE1394データバスであり、
前記サイクルはIsochronousサイクルであ
り、前記周期計測手段は前記ビデオフレームの周期を計
測するように構成したものでありデジタルVCRデータ
に伴うフレーム周期が毎フレーム変動する時にIEEE
1394データバスにデジタルビデオデータとエンプテ
ィパケットを出力するサイクルを変化させることによ
り、エンプティパケット出力のために干渉のメモリを用
いることなく、民生用DVCRにおけるデジタルインタ
ーフェース仕様で規定されているエンプティパケットの
挿入を満たすことに適したパケット送信装置が得られ
る。
【0034】また、他の一例の本発明のパケット送信装
置は、前記所定のデータ単位はビデオトラックであり、
前記周期計測手段は前記ビデオトラックの周期を計測す
るように構成したものでありデジタルVCRデータに伴
うトラック周期が毎トラック変動する時にIEEE13
94データバスにデジタルビデオデータとエンプティパ
ケットを出力するサイクルを変化させることにより、エ
ンプティパケット出力のために干渉のメモリを用いるこ
となく、民生用DVCRにおけるデジタルインターフェ
ース仕様で規定されているエンプティパケットの挿入を
満たすことに適したパケット送信装置が得られる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下は、本発明にかかる実施の形
態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0036】(実施の形態1)はじめに、図1を参照し
ながら、本発明の実施の形態1のパケット送信装置の構
成について説明する。なお、図1は、本実施の形態のパ
ケット送信装置のブロック図である。
【0037】本実施の形態のパケット送信装置は、ビデ
オフレーム信号を出力する基準信号生成手段1と、デー
タ出力要求に基づきデジタルVCRデータを出力する送
信データ生成手段2を有する送信側のデジタルVCRと
IEEE1394データバスとの間に介装され、Iso
chronous通信のサイクル(125μsec)の
先頭を検出しサイクル基準信号を出力するサイクル基準
信号生成手段5と、サイクル基準信号をインクリメント
しカウンタ値を出力するカウント手段4と、ビデオフレ
ーム信号とカウンタ値によりデータ出力要求となる第1
の出力選択信号と第2の出力選択信号を出力する出力信
号選択手段3と、第2の出力選択信号によりエンプティ
パケットとデジタルVCRデータのパケットを選択しI
EEE1394データバスへ出力するパケット生成手段
6とで構成されている。なお、従来の例と同様、デジタ
ルVCRはフレーム周波数30HzのNTSC信号を扱
うものとし、送信側のデジタルVCRの送信データ生成
手段2は、1フレーム分のデータを、250個のデータ
ブロック単位で蓄積可能なデータバッファを内蔵してい
るものとする。
【0038】以上のような構成を有する、本実施の形態
のパケット送信装置の動作について以下に説明する。
【0039】サイクル基準信号生成手段5で検出された
Isochronous通信のサイクル(125μse
c)の先頭をカウント手段4でインクリメントし、IE
EE1394データバスのサイクル数をカウントする。
出力信号選択手段3では予め決められたカウント値で第
1の出力選択信号及び第2の出力選択信号を出力する。
パケット生成手段6では第2の出力選択信号によりエン
プティパケットをIEEE1394データバスに出力
し、それ以外のパケットは第1の出力選択信号による送
信データ生成手段8からのデジタルVCRデータをIE
EE1394データバスに出力する。
【0040】より具体的に説明すると、前述したよう
に、Isochronous通信においては、IEEE
1394データバスへのパケットの送出が125μse
cごとに行われる。ところが、デジタルVCRにおける
フレーム分割値は、125μsecよりも大きい約13
3.3μsecであって、パケットの送出される頻度
は、送信基準信号の生成される頻度よりもやや大きくな
る。この干渉のためにエンプティパケットが利用され
る。
【0041】このエンプティパケットを生成するため
に、基準信号生成手段1からのビデオフレーム信号の周
波数が1/30Hz(標準周期信号・NTSC信号)で
ある場合、カウント手段4は、サイクル基準信号生成手
段から、1Isochronousサイクルである12
5μsec毎に入力するサイクル基準信号をカウントし
し、カウント値を出力信号選択手段3へ出力する。出力
信号選択手段3は、このカウント値が16Isochr
onousサイクルとなる周期(例えばカウント値が0
から出発したとして16,33,40、、、となる値)
で、第2の出力選択信号を出力し、エンプティパケット
の挿入を行う。またカウント値が他の値となる場合に
は、第1の出力選択信号をデジタルVCRの送信データ
生成手段2に出力し、送信データ生成手段2から出力さ
れるデジタルVCRデータからパケットを生成しIEE
E1394データバスにデータパケットとして送信を行
う。
【0042】このとき、出力信号選択手段3から出力さ
れる第1の選択信号は、IEEE1394データバスの
Isochronousサイクルに基づき出力されてい
る。すなわち、従来例とは異なり、送信データ生成手段
2からは、IEEE1394のIsochronous
サイクルにて直接データの読み出しが行われており、デ
ジタルVCRを含めたシステム全体では、NTSC信号
の周期に基づき動作するメモリを廃して、IEEE13
94のIsochronousに基づき動作する1つの
メモリからのみでデータの読み出しを実現しており、エ
ンプティパケットを生成するためだけのメモリを省略す
ることができる。
【0043】次に、前述のエンプティパケットを挿入す
るIsochronousサイクルについて、図3も参
照しながらより詳しく説明する。なお、図3は、本実施
の形態のパケット送信装置の動作を説明するためのタイ
ミング図である。
【0044】図3において、AはデジタルVCRデータ
の分割データブロックに対する分割時刻N(0〜24
9)、BはIEEE1394バス出力タイミングを表し
(Mは整数)分割データブロックが生成される時刻を時
系列に表したものである。a、bおよびcはそれぞれの
分割データにおける送信時間規定の始点からの時間、
d,eおよびfは分割データパケット、gはエンプティ
パケットを表す。なおAとBが非同期であるため、本説
明ではそれぞれの分割データにおける送信時間規定の始
点からの時間はa、bおよびcと表す。
【0045】従来の技術にて説明したように、IEEE
1394バス上に送信された分割データパケットdは、
1フレームのデータを送出するための送出タイミング規
定として、分割時刻Nとその450μsec前の時間で
その送信可能時間が規定されている。送信可能時間の始
点からの時刻をaとする。125μsec毎に分割デー
タを送信すると、分割データパケットeに対応する送信
可能時間の始点からの時刻はbとなる。さらに125μ
sec毎に分割データを送信し、分割データパケットf
に対応する送信可能時間の始点からの時刻はcとなる。
a、bおよびcの時間長さの関係は、a>b>cであ
り、次第に送信可能時間の始点に近づくが、125×
(N+16)μsecでエンプティパケットをIEEE
1394バスへ送信することにより分割データパケット
は再び送信可能時間の始点から離れた位置で送信する。
【0046】このように、デジタルVCRのデータがフ
レーム周波数30HzのNTSC信号である場合は、I
EEE1394データバスのサイクルに16回連続して
デジタルVCRデータのパケットを出力した後、1回エ
ンプティパケットを出力するというタイミングを繰り返
すことにより個々の分割データパケットは送信時間規定
を満たすことが出来る。
【0047】なお、パケット生成手段6におけるパケッ
トの生成に必要な時間は、数百nsecオーダーであ
り、約133.3μsecのフレーム分割値及び125
μsecのIsochronousサイクルに比べると
かなり小さい。本実施の形態における方法では、伝送タ
イミング規定の許容範囲内であれば任意のタイミングで
送信を行ってもよいという理由により、16サイクル毎
にエンプティパケットを送信しても送信時間規定を精度
よく満たす。このことは大きな問題にはならず、容量の
大きいエンプティパケット生成メモリが不要となること
による効果が大きい。
【0048】さらに、エンプティパケットを挿入するタ
イミングを与える、カウント手段4に設定されるカウン
ト値はデジタルVCRの扱う信号の規格が予め解ってい
る場合は、基準信号生成手段1からのビデオフレーム信
号の入力を用いる必要がない。したがって、本実施の形
態のパケット送信装置はデジタルVCRが、基準信号生
成手段1を省いた構成として実現してもよく、この場合
もデータの読み出しを行うことができる。ただし、単な
るエンプティパケットの挿入以外の動作、例えば再生さ
れる映像信号において、フレームの先頭を検知する等の
動作においては、基準信号生成手段1を備えた構成とす
るのが望ましい。
【0049】以上のように、本実施の形態1によれば、
ビデオフレーム信号の周波数が1/30Hz(標準周期
信号・NTSC信号)である場合に、Isochron
ousサイクルにおいてデジタルVCRデータで構成さ
れるパケットが16パケット連続した後にエンプティパ
ケットを1パケットIEEE1394データバスへ出力
することにより、民生用DVCRにおけるデジタルイン
ターフェース仕様で規定されている伝送タイミング規定
を満たすことが可能である。また、デジタルVCRを含
むシステム全体において、エンプティパケット挿入のた
め、異なる周波数で動作する2種類のメモリを、一つの
周波数で動作する一つのメモリに一元化して省いて、安
価で、簡単な構成で実現できる特徴を有する。
【0050】なお、上記の実施の形態においては、エン
プティパケットの挿入タイミングおよびカウント手段4
に設定されるカウント値は、NTSC信号のフレーム周
波数30Hzに基づく16Isochronousサイ
クルに基づくものとして説明を行ったが、これは一例で
あって、デジタルVCRが扱う信号のフレーム周波数に
応じて、エンプティパケットの挿入タイミングは可変す
るので、カウント値は外部からデータブロックの出力を
行うデジタルVCR他の機器の映像信号のフレーム周波
数に合わせて設定するようにする。
【0051】(実施の形態2)つぎに、図2を参照しな
がら、本発明の実施の形態2の装置の構成について説明
する。なお、図2は、本実施の形態のパケット送信装置
のブロック図である。
【0052】本実施の形態のパケット送信装置は、ビデ
オフレーム信号を出力する基準信号生成手段7とデータ
出力要求に基づきデジタルVCRデータを出力する送信
データ生成手段8を有する送信側のデジタルVCRとI
EEE1394データバスとの間に介装され、ビデオフ
レーム信号の周期を計測しフレーム周期信号を出力する
フレーム周期カウンタ手段9及びフレーム周期信号によ
りリミット値を選択し出力するテーブル手段10を有す
るサイクル決定手段11と、Isochronous通
信のサイクル(125μsec)の先頭を検出しサイク
ル基準信号を出力するサイクル基準信号生成手段14
と、リミット値によりインクリメント値が制限されサイ
クル基準信号をインクリメントしカウンタ値を出力する
カウント手段13と、ビデオフレーム信号とカウンタ値
によりデータ出力要求となる第1の出力選択信号と第2
の出力選択信号を出力する出力信号選択手段12と、第
2の出力選択信号によりエンプティパケットとデジタル
VCRデータのパケットを選択しIEEE1394デー
タバスへ出力するパケット生成手段15とで構成されて
いる。なお、実施の形態1と同様、送信側のデジタルV
CRの送信データ生成手段8は、1ビデオフレーム分の
デジタルビデオデータを、250個のデータブロック単
位で蓄積可能なデータバッファを内蔵しているものとす
る。
【0053】以上のような構成を有する、本実施の形態
のパケット送信装置の動作について以下に説明する。
【0054】基準信号生成手段7からのビデオフレーム
信号の周期は、フレーム周期カウンタ手段9で計測され
る。このときカウンタ手段9は所定の閾値までの有限個
のカウントが可能となっており、カウント値が閾値を超
えた場合はリセットされる。テーブル手段10は、予め
設定されている複数のテーブル値から、計測されたフレ
ーム周期信号に対応するものを選択する。このテーブル
値はカウント手段13のカウンタのリミット値となる。
ただしこのリミット値はフレーム周期カウンタ手段9に
設定された閾値より少ない値として設定される。
【0055】次にサイクル基準信号生成手段14で検出
されたIsochronous通信のサイクル(125
μsec)の先頭をカウント手段13でインクリメント
しIEEE1394データバスのサイクル数をカウント
する。ただしカウンタはリミット値を超えるとオーバー
フローして再び0に戻りインクリメントする。カウント
手段13のカウント値により出力信号選択手段12はI
EEE1394データバスに出力するパケットがデジタ
ルVCRデータのパケットかエンプティパケットを選択
する第1および第2の選択信号を出力する。カウンタ値
が0〜(リミット値−1)は第1の選択信号、カウンタ
値がリミット値では第2の選択信号を出力する。
【0056】パケット生成回路14では、第2の選択信
号によりエンプティパケットを、それ以外のサイクルに
は第1の選択信号による送信データ生成手段8からのデ
ジタルVCRデータをIEEE1394データバスに出
力する。
【0057】このように、実施の形態1において、エン
プティパケットを挿入するタイミングは、予め定数とし
て設定されていたのに対し、上記の本実施の形態は、エ
ンプティパケットを挿入するタイミングを、デジタルV
CRの基準信号生成手段7から出力されるビデオフレー
ム信号を逐次カウントすることによって決定している点
が異なる。他の動作は、実施の形態1と同様に行われ
る。
【0058】次に、テーブル手段10における、入力す
るビデオフレーム信号の周期に対応したテーブル値の決
定について説明を行う。テーブル値の決定は、フレーム
周期カウンタ手段9によりカウントされたビデオフレー
ム周期をr(Hz)、とし、r周期毎にインクリメント
される値をp、IEEE1394のIsochrono
usサイクルである125μsec周期毎にインクリメ
ントされる値をqとすると、(r÷250)×p>12
5(μsec)×q の計算式を用いることができる。
【0059】すなわち、デジタルVCRの信号のビデオ
フレームの周期を検出し、その周期を250分割した時
間を求めその整数倍の時刻より、Isochronou
s通信のサイクル(125μsec)の整数倍の時刻が
小さくなる、上記比較式を満たす時がエンプティパケッ
トの出力タイミングとなる。エンプティパケットの出力
タイミングは周期が近い入力ビデオフレームではほぼ同
じタイミングとなる。このため予め計算した値をテーブ
ル値として設定しても回路規模の増大の問題にならない
ほど小さい。具体的には、ビデオフレーム周期の既定値
の1%以内程度について予め設定してあればよい。
【0060】逆にテーブル手段10に予め設定するテー
ブル値を多くすることにより、より広い範囲の周期のビ
デオフレーム信号に対応することができる。また、テー
ブル回路の処理は、上述した計算式をソフトウェアでも
実現可能である。
【0061】このような構成とすることにより、本実施
の形態は、1ビデオフレームの時間が変動したりする場
合や、ビデオ信号のフレーム周波数が異なる複数のデジ
タルVCRのような機器を扱う場合や、前もってフレー
ム周波数が不明であるデジタルVCRを接続する場合で
も、入力するビデオフレーム信号のその変化に追従して
エンプティパケットの挿入タイミングおよび個数を決定
でき、1フレームのデータの送出タイミング規定を確実
に守って、IEEE1394バスへデータパケットの伝
送を行うことができる。
【0062】なお、上記実施の形態では、カウンタ手段
9は所定の閾値までの有限個のカウントが可能となって
おり、サイクル決定手段11は、ビデオフレーム信号の
周期から閾値を越えないカウント値を、カウント手段1
3のリミット値として割り当て、このリミット値で第2
の選択信号を出力するタイミングを得るようにしたが、
カウンタ手段9は無制限にカウントが可能な構成とし
て、カウント手段13でサイクル基準信号によりインク
リメントされたカウント値と、テーブル手段10で生成
したテーブル値により、テーブル値の整数倍となるカウ
ント値を、上記リミット値の代わりに出力信号選択手段
12が第2の選択信号を出力する値として割り当てるよ
うな構成も考えられる。
【0063】なお、上記実施の形態では、基準信号生成
手段7からの基準信号はビデオフレーム信号であるが、
基準信号生成手段7からの基準信号はビデオトラック信
号であり、フレーム周期カウンタ手段9で計測される周
期はビデオトラック信号であり、テーブル手段10で設
定されるテーブル値はビデオトラック信号に対して設定
する構成であってもよい。この場合、入力ビデオトラッ
クの周期を検出し、その周期を25分割した時間を求め
その整数倍の時刻より、Isochronous通信の
サイクル(125μsec)の整数倍の時刻が小さくな
る時がエンプティパケットの出力タイミングである。ま
た、ビデオフレーム信号やビデオトラック信号以外に、
デジタルビデオデータに同期したビデオフィールド信号
や、ビデオシンクブロック信号などを基準信号として用
いても良い。
【0064】以上のように、本発明によれば、偏差を伴
うビデオフレーム信号に伴うデジタルVCR信号のIs
ochronous通信を用いたIEEE1394デー
タバスへの転送において、ビデオフレーム信号またはビ
デオトラック信号の周期を元にエンプティパケットを挿
入するサイクルを決めることにより、民生用DVCRに
おけるデジタルインターフェース仕様で規定されている
エンプティパケットの挿入を、互いに異なる周期にて動
作する二つのメモリを用いずに、一つの周期で動作する
一つのメモリに一元化して行うことのパケット送信装置
を提供することができ、メモリ不要によるコストの削
減、省電力化を実現することができる。
【0065】なお、上記の各実施の形態において、出力
選択信号選択手段3および12、カウント手段4および
13は本発明の命令手段の一例であり、パケット生成手
段6および15は、本発明のパケット送信手段の一例で
ある。またサイクル決定手段11は本発明の検知手段の
一例である。また、サイクル基準信号生成手段5および
14は本発明のサイクル基準信号生成手段の一例であ
り、カウント手段4および13は本発明のカウント手段
の一例である。また、フレーム周期カウンタ手段9は本
発明の周期検出手段の一例であり、テーブル手段10本
発明のリミット値決定手段の一例である。また、送信デ
ータ生成手段2または8に内蔵されるデータバッファ
は、本発明の外部のデータバッファに相当し、また、第
1の出力選択信号は本発明の第1の命令に相当し、第2
の出力選択信号は本発明の第2の命令に相当する。さら
に、1394データバスは本発明の所定の通信系に相当
する。
【0066】したがって、上記の実施の形態において
は、サイクル基準信号生成手段5または14が検出する
Isochronousサイクルに基づきカウント手段
4または13がカウントを行うものとして説明を行った
が、カウント手段がIsochronous周期に基づ
きカウントが行うことができれば、サイクル基準信号生
成手段5または14は省略した構成として実現しても良
い。また、上記の実施の形態2においては、サイクル決
定手段11の決定するリミット値およびカウント手段1
3がカウントするカウント値とに基づきエンプティパケ
ットの挿入タイミングが決定されたが、第2の本発明の
命令手段の動作は、リミット値およびカウント値のカウ
ントに基づくものでなく、他の構成によって行っても良
い。要するに、本発明の検知手段は、少なくともデータ
バッファパケットを生成するための、外部データバッフ
ァからのデータ読み出しが不能となることをを検知でき
ればよく、具体的な構成に限定されることはない。
【0067】また、本発明の通信系は、所定のパケット
通信間隔でデータの伝送を行うものであればよく、IE
EE1394データバスに限定されるものではなく、他
にIsochronus通信を行うUSB(Unive
rsal Serial Bus)などであってもよ
い。
【0068】また、上記の実施の形態においては、パケ
ット送信装置はデジタルVCRからのデータを1394
データバスにデータパケットとして伝送するものとして
説明を行ったが、本発明のパケット送信装置は外部のデ
ータバッファからブロック単位でデータを読み出せれば
よく、この外部のデータバッファを有する機械の具体的
な構成によって限定されるものではなく、他にデータを
記録した記録媒体からデータの読み出しを行うものであ
ってもよい。
【0069】また、本発明は、上述した本発明のパケッ
ト送信の全部又は一部の手段(又は、装置、素子、回
路、部等)の機能をコンピュータにより実行させるため
のプログラムであって、コンピュータと協働して動作す
るプログラムである。
【0070】なお、本発明の一部の手段(又は、装置、
素子、回路、部等)とは、それらの複数の手段の内の幾
つかの手段を意味し、あるいは一つの手段の内の一部の
機能を意味するものである。
【0071】また、本発明の一部の装置(又は、素子、
回路、部等)とは、それらの複数の装置の内の、幾つか
の装置を意味し、あるいは、一つの装置の内の、一部の
手段(又は、素子、回路、部等)を意味し、あるいは、
一つの手段の内の、一部の機能を意味するものである。
【0072】また、本発明のプログラムを記録した、コ
ンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれ
る。
【0073】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録
され、コンピュータと協働して動作する態様であっても
良い。
【0074】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとら
れ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良
い。
【0075】また、本発明のデータ構造としては、デー
タベース、データフォーマット、データテーブル、デー
タリスト、データの種類などを含む。
【0076】また、記録媒体としては、ROM等が含ま
れ、伝送媒体としては、インターネット、光ファイバ等
の伝送機構、光・電波・音波等が含まれる。
【0077】また、上述した本発明のコンピュータは、
CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウ
ェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良
い。
【0078】なお、以上説明した様に、本発明の構成
は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア
的に実現しても良い。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、データを所定の通信周期を有する通信系に出力する
際、異なる周期で動作する2つのメモリを用いずにデー
タパケットおよびエンプティパケットの送信を行うこと
ができるパケット送信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるパケット送信装
置を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2におけるパケット送信装
置を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1の動作を説明するための
タイミング図
【図4】従来例におけるパケット送信装置を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1、7、16 基準信号生成手段 2、8、17 送信データ生成手段 3、12 出力信号選択手段 4、13 カウント手段 5、14 サイクル基準信号生成手段 6、15、23 パケット生成手段 9、18 フレーム周期カウンタ手段 10 テーブル手段 11 サイクル決定手段 19 除算手段 20 送信基準信号生成手段 21 メモリ制御手段 22 メモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部のデータバッファから、所定の通信
    系に要求されるパケット通信間隔に相当する周期でブロ
    ック単位のデータを読み出させる第1の命令を出力し、
    また、データを有さないエンプティパケットを送信させ
    る第2の命令を出力する命令手段と、 前記読み出されたブロック単位のデータをデータパケッ
    トにして送信し、また前記第2の命令を受けて前記エン
    プティパケットを送信するパケット送信手段とを備え、 前記命令手段は、予め決められた前記データの読み出し
    回数毎に前記読み出しを停止させ、その間に前記第2の
    命令を出力するパケット送信装置。
  2. 【請求項2】 外部のデータバッファから、所定の通信
    系に要求されるパケット通信間隔に相当する周期でブロ
    ック単位のデータを読み出させる第1の命令を出力し、
    また、データを有さないエンプティパケットを送信させ
    る第2の命令を出力する命令手段と、 前記外部のデータバッファから、前記データバッファが
    前記ブロック単位のデータを読み出し可能かどうかを検
    知する検知手段と、 前記読み出されたブロック単位のデータをデータパケッ
    トにして送信し、また前記第2の命令を受けて前記エン
    プティパケットを送信するパケット送信手段とを備え、 前記命令手段は、前記検知手段が読み出し不能を検知す
    ると前記読み出しを停止させ、その間に前記第2の命令
    を出力するパケット送信装置。
  3. 【請求項3】 前記命令手段は、前記パケット通信間隔
    に基づき前記第1の命令または前記第2の命令を出力す
    る請求項1または2に記載のパケット通信装置。
  4. 【請求項4】 前記パケット送信手段は、前記パケット
    通信間隔にて前記データパケットまたは前記エンプティ
    パケットを送信する請求項1または2に記載のパケット
    通信装置。
  5. 【請求項5】 前記命令手段は、前記パケット通信間隔
    に対応したサイクル基準信号を生成するサイクル基準信
    号生成手段と、 前記サイクル基準信号の入力を受け、その入力回数をカ
    ウントし、そのカウント値が割り当てられた基準信号を
    出力するカウント手段とを備え、 前記命令手段は、前記カウント値が所定の値である時
    は、前記第1の命令を出力し、 前記カウント値が所定の値でない時は、前記第2の命令
    を出力する請求項1に記載のパケット送信装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段は、 前記ブロック単位を定める所定の周期を検出する周期検
    出手段と、 前記所定の周期に基づき所定のリミット値を決定するリ
    ミット値決定手段と、 前記命令手段は、前記パケット通信間隔に対応したサイ
    クル基準信号を生成するサイクル基準信号生成手段と、 前記所定のリミット値および前記サイクル基準信号の入
    力を受け、その入力回数をカウントし、そのカウント値
    が割り当てられた基準信号を出力するカウント手段とを
    有し、 前記命令手段は、前記カウント値が前記リミット値でな
    い時は、前記第1の命令を出力し、 前記カウント値が前記リミット値である時は、前記第2
    の命令を出力する請求項2に記載のパケット通信装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の通信系はIEEE1394デ
    ータバスであり、前記パケット通信間隔はIsochr
    onousサイクルである請求項1または2に記載のパ
    ケット送信装置。
  8. 【請求項8】 前記外部のデータバッファから読み出さ
    れるブロック単位のデータは、NTSC映像信号に基づ
    くものである請求項1または2に記載のパケット送信装
    置。
  9. 【請求項9】 前記所定の周期は、映像信号の1フレー
    ム分またはビデオ信号の1トラック分に基づくものであ
    る請求項6に記載のパケット送信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のパケット送信装置
    の、外部のデータバッファから、所定の通信系に要求さ
    れるパケット通信間隔に相当する周期でブロック単位の
    データを読み出させる第1の命令を出力し、また、デー
    タを有さないエンプティパケットを送信させる第2の命
    令を出力する命令手段と、前記読み出されたブロック単
    位のデータをデータパケットにして送信し、また前記第
    2の命令を受けて前記エンプティパケットを送信するパ
    ケット送信手段との全部または一部としてコンピュータ
    を機能させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載のパケット通信装置
    の、外部のデータバッファから、所定の通信系に要求さ
    れるパケット通信間隔に相当する周期でブロック単位の
    データを読み出させる第1の命令を出力し、また、デー
    タを有さないエンプティパケットを送信させる第2の命
    令を出力する命令手段と、前記外部のデータバッファか
    ら、前記データバッファが前記データを読み出し可能か
    どうかを検知する検知手段と、前記読み出されたブロッ
    ク単位のデータをデータパケットにして送信し、また前
    記第2の命令を受けて前記エンプティパケットを送信す
    るパケット送信手段との全部または一部としてコンピュ
    ータを機能させるためのプログラム。
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