JP4038863B2 - 送信装置、受信装置、送受信システム、送信方法、受信方法及び送受信方法 - Google Patents
送信装置、受信装置、送受信システム、送信方法、受信方法及び送受信方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット化されたデータの受信装置及び送受信システム、並びに、パケット化されたデータの受信方法及び送受信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報化社会におけるデジタル化、マルチメディア化の流れは、オフィスや業務システムのみならず一般家庭にまで及んでおり、安価、高速かつリアルタイム転送に適したデジタルインタフェースのニーズが高まっている。このようなニーズに答えるべく、安価、高速かつリアルタイム転送に適したデジタルインタフェースとしてIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engi-neers, Inc.)1394ハイ・パフォーマンス・シリアル・バス(以下IEEE1394という)が注目を集めている。
【0003】
IEEE1394では、非同期型(アシンクロナス)データ転送以外に、アイソクロナス転送という同期型のデータ転送を行うことが可能となっている。アイソクロナス転送では、データの送信側及び受信側のシステムクロックとは無関係に、常に一定の転送サイクル(125μs)ごとに1パケットのデータの伝送が確保されるため、画像データ等のリアルタイム伝送が可能となる。
【0004】
このように、IEEE1394は、音声データや画像データのリアルタイム伝送に使用することが可能であり、例えば、特開平8−79744号公報に記載されたような、送受信装置に用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
IEEE1394を用いることにより、画像データ等のリアルタイム伝送が可能となった。しかし、送信側及び受信側のシステムクロックと異なる転送サイクルでパケットを伝送するIEEE1394のようなインタフェースを用いて伝送された画像データに基づいて、例えば、レーザプリンタ、ファクシミリ等に代表される画像形成装置を用いて画像形成を行う場合、以下に示すような問題がある。
【0006】
画像形成装置が画像を形成する際には、例えば転写ドラム等の駆動系に同期して画像データが入力される必要があるため、1画素毎に同期をとるビデオクロック、1ライン毎に同期をとるライン同期信号、また、1ページ毎に同期をとるページ同期信号に基づいて、画像データが入力される。
【0007】
ここで、IEEE1394のように、送信側若しくは受信側のシステムクロックとは無関係な転送サイクルでパケットを伝送する伝送路を用いる場合、通常、図3に示すような送受信システムを用いる。すなわち、送受信システム100は、画像データを送信する送信装置110、画像データを伝送する媒体である伝送路120、及び、画像データを受信して画像形成を行う受信装置130からなる。
【0008】
受信装置130内の画像形成部132から、画像形成の開始を指示するページ同期信号OS1がオンになる(論理値1として出力されることを意味する。以下同じ。)と、送信回路134は伝送路120を介し、送信装置110に送信開始通知パケットOS2を送信する。送信装置110内の受信回路112は、上記送信開始通知パケットOS2を受信すると、画像信号源114に対する画像出力信号OS3をオンにする。この画像出力信号OS3に基づいて、画像信号源114から送信回路116に画像データOS4が出力され、この画像データOS4は送信回路116でパケット化された後、画像データパケットOS5として伝送路120に送出される。
【0009】
伝送路120を介して送信された画像データパケットOS5は、受信装置130内の受信回路136によって受信される。画像データパケットOS5に含まれる各画素データは、ライン・メモリ書き込み画素データOS6として、一時的にライン・メモリ138に格納される。ここで、受信回路136によって受信された画像データパケットOS5を一旦ライン・メモリ138に格納するのは、パケットの伝送と、上記のビデオクロック、ライン同期信号等との同期をとることができないため、各ライン毎の画素データ(以下ラインデータという)は複数の画像データパケットOS5に分割されて送信され、受信回路136で受信した画像データパケットOS5内の画素データを、形成画像のライン毎にバッファリングする必要があるからである。ライン・メモリ138に格納されたラインデータは、画像形成部132からのライン同期信号OS7により、ライン・メモリ読み出し画素データOS8として画像形成部132に読み出される。画像形成部132は、ライン・メモリ138から読み出したラインデータに基づいて、出力画像を形成する。
【0010】
IEEE1394を用いて送信された画像データに基づいて画像形成を行う場合の各信号のタイミングと形成画像との関係を図4を用いて説明する。尚、図中のL1、L2、…の符号はそれぞれ、1ライン目に含まれる画素データ、2ライン目に含まれる画素データ、…であることを示している。
【0011】
画像形成部132から、画像形成の開始を指示するページ同期信号OS1が出力されると、受信装置130内の送信回路134は送信装置110に送信開始通知パケットOS2を送信する。ここで、IEEE1394のように、受信側のシステムクロックとは無関係な転送サイクルでパケットを伝送する伝送路を用いる場合は、送信側のシステムクロックによって生成されるライン同期信号OS7がオンとなるタイミングと伝送路の各転送サイクルの開始タイミングとの相対的関係(以下、受信側のライン同期信号と伝送路の転送サイクルとのタイミング差という)は、様々に変化しうる。すなわち、図4に示すように、ページ同期信号OS1がオンになった時点から早期に送信開始通知パケットOS2が送信される状況(Case1)、及び、ページ同期信号OS1がオンになった時点から転送サイクルの1周期分に近い遅れを生じて送信開始通知パケットOS2が送信される状況(Case2)が考えられる。
【0012】
Case1に示す場合は、ページ同期信号OS1がオンになった時点から早期に送信開始通知パケットOS2が送信されるため、受信装置130の受信回路136は画像データパケットOS5を早期に受信できる。よって、画像データパケットOS5内の画素データは、ライン・メモリ書き込み画像データOS6としてライン・メモリ138に早期に格納されることになる。従って、ページ同期信号OS1がオンになった後、ライン同期信号OS7がオンになるまでにはラインデータの前半部がライン・メモリ138に格納されており、また、ライン同期信号OS7がオフになる(論理値0として出力されることを意味する。以下同じ。)までにはラインデータの全部がライン・メモリ138に格納されている。その結果、画像形成部132は、ラインデータの全てを、ライン・メモリ読み出し画像データOS8として正しく読み出すことが可能となり、正確な出力画像を形成することができる。
【0013】
一方、Case2に示す場合は、ページ同期信号OS1がオンになった時点から転送サイクルの1周期分に近い遅れを生じて送信開始通知パケットOS2が送信されるため、受信回路136による画像データパケットOS5の受信、及び、画素データのライン・メモリ138への格納は、Case1に示す場合と比較して転送サイクルの1周期分に近い遅れを生ずる。従って、ページ同期信号OS1がオンになった後、ライン同期信号OS7がオンになるまでに、ラインデータの前半部はライン・メモリ138に格納されているが、ライン同期信号OS7がオフになるまでに、ラインデータの全部がライン・メモリ138に格納されていないことになる。その結果、画像形成部132は、ライン・メモリ読み出し画像データOS8としてラインデータを読み出す際に、各ラインデータの前半部分については、当該ラインの画素データを正しく読み出すことができるが、各ラインデータの後半部分については、当該ラインの画素データがライン・メモリ138に未だ格納されていないため、1ライン前の画素データ(1ライン目については、ライン・メモリ138に残存しているinvalidなデータ)を読み出すことになり、正確な出力画像を形成することができない。
【0014】
そこで、本発明は、受信側のシステムクロックと異なる転送サイクルでパケットを伝送するインタフェースを用いて伝送された画像データに基づいて画像形成を行う際に、受信側のライン同期信号と伝送路の転送サイクルとのタイミング差によらず、受信した画像データに基づいて正確な出力画像を形成することを可能とする受信装置、送受信システム、受信方法及び送受信方法を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記課題を解決するために、本発明の受信装置は、送信装置から送信されたパケット化された画像データを受信し、該受信した画像データに基づいて画像形成を行う受信装置であって、前記画像データは、当該受信装置のシステムクロックとは異なる予め定められた転送サイクルでパケットを送信するインタフェースを用いて送信された画像データである、当該受信装置において、画像データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された画像データを格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納された画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて出力画像を形成するとともに、画像形成のためのページ同期信号を出力する画像形成手段と、前記送信装置と共通の時刻情報を出力する時刻情報出力手段と、前記時刻情報出力手段から出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記画像形成手段から出力されたページ同期信号がオンとなったタイミングを起点とした送信開始時刻情報を算出する送信開始時刻情報算出手段と、前記送信開始時刻情報算出手段によって算出された送信開始時刻情報を前記送信装置に送信する送信手段と、を備え、前記送信開始時刻情報算出手段は、予め定められた前記画像形成手段が出力するライン同期信号の周期T1、前記転送サイクルT2、予め定められた前記画像形成手段が前記記憶手段から1ライン分の画素データを読み出す時間T3、整数m、および、送信開始時刻情報tの計算式
t=T1×m−(T1−T3−T2)
によって、前記送信開始時刻情報を算出することを特徴とする。
【0021】
上記課題を解決するために、本発明の送受信システムは、パケット化された画像データを受信装置に送信する送信装置と、当該受信装置とを含んで構成された送受信システムであって、前記画像データは、前記受信装置のシステムクロックとは異なる予め定められた転送サイクルでパケットを送信するインタフェースを用いて送受信される、当該送受信システムにおいて、前記受信装置は、画像データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された画像データを格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納された画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて出力画像を形成するとともに、画像形成のためのページ同期信号を出力する画像形成手段と、前記送信装置と共通の時刻情報を出力する時刻情報出力手段と、前記時刻情報出力手段から出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記画像形成手段から出力されたページ同期信号がオンとなったタイミングを起点とした送信開始時刻情報を算出する送信開始時刻情報算出手段と、前記送信開始時刻情報算出手段によって算出された送信開始時刻情報を前記送信装置に送信する送信手段と、を備え、前記送信開始時刻情報算出手段は、予め定められた前記画像形成手段が出力するライン同期信号の周期T1、前記転送サイクルT2、予め定められた前記画像形成手段が前記記憶手段から1ライン分の画素データを読み出す時間T3、整数m、および、送信開始時刻情報tの計算式
t=T1×m−(T1−T3−T2)
によって、前記送信開始時刻情報を算出し、前記送信装置は、画像データを送信する画像データ送信手段と、前記受信装置と共通の時刻情報を出力する出力手段と、前記受信装置から送信された送信開始時刻情報を受信する情報受信手段と、前記出力手段から出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記情報受信手段によって受信された送信開始時刻情報に従って、前記画像データ送信手段が画像データを送信するよう送信タイミングを制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0025】
上記課題を解決するために、本発明の受信方法は、送信装置から送信されたパケット化された画像データを受信し、該受信した画像データに基づいて画像形成を行う受信装置により実行される受信方法であって、前記画像データは、当該受信装置のシステムクロックとは異なる予め定められた転送サイクルでパケットを送信するインタフェースを用いて送信された画像データである、当該受信方法において、画像データを受信する受信工程と、前記受信工程によって受信された画像データを記憶手段に格納する記憶工程と、前記記憶工程に格納された画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて出力画像を形成するとともに、画像形成のためのページ同期信号を出力する画像形成工程と、前記送信装置と共通の時刻情報を出力する時刻情報出力工程と、前記時刻情報出力工程にて出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記画像形成工程にて出力されたページ同期信号がオンとなったタイミングを起点とした送信開始時刻情報を算出する送信開始時刻情報算出工程と、前記送信開始時刻情報算出工程によって算出された送信開始時刻情報を前記送信装置に送信する送信工程と、を備え、前記送信開始時刻情報算出工程では、予め定められた前記画像形成工程により出力されるライン同期信号の周期T1、前記転送サイクルT2、予め定められた前記画像形成工程により前記記憶手段から1ライン分の画素データを読み出す時間T3、整数m、および、送信開始時刻情報tの計算式
t=T1×m−(T1−T3−T2)
によって、前記受信装置が前記送信開始時刻情報を算出することを特徴とする。
【0029】
上記課題を解決するために、本発明の送受信方法は、パケット化された画像データを受信装置に送信する送信装置と、当該受信装置とを含んで構成された送受信システムにおいて実行される送受信方法であって、前記画像データは、前記受信装置のシステムクロックとは異なる予め定められた転送サイクルでパケットを送信するインタフェースを用いて送受信される、当該送受信方法において、前記受信装置が画像データを受信する受信工程と、前記受信装置が前記受信工程にて受信された画像データを記憶手段に格納する記憶工程と、前記受信装置が前記記憶手段に格納された画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて出力画像を形成するとともに、画像形成のためのページ同期信号を出力する画像形成工程と、前記受信装置が前記送信装置と共通の時刻情報を出力する時刻情報出力工程と、前記受信装置が前記時刻情報出力工程にて出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記画像形成工程にて出力されたページ同期信号がオンとなったタイミングを起点とした送信開始時刻情報を算出する送信開始時刻情報算出工程と、前記受信装置が前記送信開始時刻情報算出工程にて算出された送信開始時刻情報を前記送信装置に送信する送信工程と、前記送信装置が前記受信装置と共通の時刻情報を出力する出力工程と、前記送信装置が前記受信装置から送信された送信開始時刻情報を受信する情報受信工程と、前記送信装置が前記出力工程にて出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記情報受信工程にて受信された送信開始時刻情報に従って、画像データを送信するよう送信タイミングを制御する制御工程とを備え、前記送信開始時刻情報算出工程では、予め定められた前記画像形成工程により出力されるライン同期信号の周期T1、前記転送サイクルT2、予め定められた前記画像形成工程により前記記憶手段から1ライン分の画素データを読み出す時間T3、整数m、および、送信開始時刻情報tの計算式
t=T1×m−(T1−T3−T2)
によって、前記受信装置が前記送信開始時刻情報を算出することを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態にかかる送受信システムについて説明する。尚、本実施形態にかかる送受信システムは、本発明の実施形態にかかる送信装置及び受信装置を含んでいる。
【0032】
はじめに、本発明の実施形態にかかる送受信システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる送受信システムの構成図である。送受信システム10は、画像データを送信する送信装置12、送信装置12から送信された画像データを伝送する媒体である伝送路14、及び、送信装置12から送信され、伝送路14を介して伝送された画像データを受信するとともに、受信した画像データに基づいて出力画像を形成する受信装置16を備えて構成される。
【0033】
送信装置12は、画像データ送信する送信手段である送信部、受信装置16と共通の時刻情報を出力する時刻情報出力手段であるサイクルタイム・レジスタ22、受信装置16から送信された送信開始時刻情報を受信する受信手段である受信回路24、及び、サイクルタイム・レジスタ22から出力された時刻情報と受信回路24によって受信された送信開始時刻情報とに基づいて送信部が画像データを送信するタイミングを制御する制御手段である画像信号源制御部26を備えている。以下、送信装置12の各構成要素を詳細に説明する。
【0034】
送信部は、画像データ源である画像信号源18と、画像信号源18から出力された画像データを送信する送信回路20を備えて構成される。画像信号源18は、画像データ出力開始信号SS1に基づいて、受信装置16に対して送信する画像データを画像データSS2として送信回路20に送出する。送信回路20は、画像信号源18から送出された画像データSS2をパケット化するとともに、画像データパケットTS1として伝送路14を介して受信装置16に送信する。
【0035】
サイクルタイム・レジスタ22は、IEEE1394バスによって接続されている機器に通常備えられている時刻情報発生回路である。このサイクルタイム・レジスタ22は、例えば24.576MHzのクロックを有しており、伝送路の転送サイクル毎にカウントされるカウント値をサイクルタイム・レジスタ出力値SS3として画像信号源制御部26に出力する。ここで、IEEE1394バスによって接続されている全ての機器(本実施形態においては送信装置12と受信装置16)は、伝送路の初期化の際に、サイクルタイム・レジスタのカウント値が同じ値を示すように時刻合わせがなされている。
【0036】
受信回路24は、受信装置16から送信された送信開始通知パケットTS2を受信する。送信開始通知パケットTS2内には、画像信号源18から画像データSS2が出力されるタイミングを示す送信開始時刻が、サイクルタイム・レジスタのカウント値の関数として含まれており、受信回路24は、このカウント値を送信開始時刻情報SS4として画像信号源制御部26に出力する。
【0037】
画像信号源制御部26は、上記のサイクルタイム・レジスタ出力値SS3と送信開始時刻情報SS4に基づいて、画像データ出力開始信号SS1を画像信号源18に対して出力する。
【0038】
伝送路14は、IEEE1394バスを採用した伝送路であり、送信側及び受信側のシステムクロックによらず、常に一定の転送サイクル毎に画像データパケットTS1を伝送することが可能となっている。
【0039】
受信装置16は、画像データを受信する受信手段である受信回路28、受信回路28によって受信された画像データを格納する記憶手段であるライン・メモリ30、ライン・メモリ30に格納された画像データを周期的に読み出し、読み出した画像データに基づいて出力画像を形成するとともに、画像形成のためのページ同期信号を出力する画像形成手段である画像形成部32、送信装置12と共通の時刻情報を出力する時刻情報出力手段であるサイクルタイム・レジスタ34、画像形成部32から出力されたページ同期信号とサイクルタイム・レジスタ34から出力された時刻情報とに基づいて送信開始時刻情報を算出する送信開始時刻情報算出手段である同期制御部36、及び、同期制御部36によって算出された送信開始時刻情報を送信装置12に送信する送信手段である送信回路38を備えて構成される。以下、受信装置16の各構成要素を詳細に説明する。
【0040】
受信回路28は、伝送路14を介して送信装置12から送信された画像データパケットTS1を受信し、受信した画像データパケットTS1内の画素データをライン・メモリ書き込み画素データRS1としてライン・メモリ30に送出する。
【0041】
ライン・メモリ30は、1ライン分の画素データを格納する容量を有しており、受信回路28から送出された画素データを順次格納する。また、ライン・メモリ30は、画像形成部32から送出されるライン同期信号RS2に基づいて、1ライン分の画素データをライン・メモリ読み出し画素データRS3として順次画像形成部32に送出する。
【0042】
画像形成部32は、ライン・メモリ30に対して、周期的にオン・オフを繰り返すライン同期信号RS2を送出することにより、ライン・メモリ30に格納されている画素データを順次読み出し、この画素データに基づいて出力画像を形成する。また、画像形成部32は、画像形成のための同期信号として、画像形成の開始を指示するページ同期信号RS4を生成し、同期制御部36に送出する。
【0043】
サイクルタイム・レジスタ34は、受信装置12のサイクルタイム・レジスタ22と同様に、IEEE1394バスによって接続されている機器に通常備えられている時刻情報発生回路である。このサイクルタイム・レジスタ34も、例えば24.576MHzのクロックを有しており、伝送路の転送サイクル毎にカウントされるカウント値をサイクルタイム・レジスタ出力値RS5として同期制御部36に出力する。ここで、受信装置16のサイクルタイム・レジスタ34のカウント値は、送信装置12のサイクルタイム・レジスタ22のカウント値と等しくなるように、時刻合わせがなされている。
【0044】
同期制御部36は、画像形成部32から出力されたページ同期信号RS4と、サイクルタイム・レジスタ34から出力されたサイクルタイム・レジスタ出力値RS5に基づいて、送信開始時刻情報を算出する。ここで、送信開始時刻情報は、ページ同期信号RS4がオンになった時点のサイクルタイム・レジスタ出力値RS5と、ページ同期信号RS4がオンになった時点から送信開始までのカウント数を含んでいる。例えば、送信開始までのカウント数が”8”であれば、ページ同期信号RS4がオンになった時点からサイクルタイム・レジスタ出力値RS5が”8”だけカウントされた時点、すなわち125μs(転送サイクル)×8=1ms後が送信開始時刻となる。尚、送信開始までのカウント数の具体的な算出方法については後述する。同期制御部36は、また、上記算出された送信開始までのカウント数とページ同期信号RS4がオンになった時点のサイクルタイム・レジスタ出力値RS5を送信開始時刻情報RS6として、送信回路38に対して出力する。
【0045】
送信回路38は、同期制御部36から出力された送信開始時刻情報RS6をパケット化し、送信開始通知パケットTS2として送信装置12に送信する。
【0046】
続いて、本実施形態にかかる送受信システムの作用を説明するとともに、本実施形態にかかる送受信方法について説明する。尚、本実施形態にかかる送受信方法は、本実施形態にかかる送信方法及び受信方法を含んでいる。
【0047】
図2は、本実施形態にかかる送受信システムを用いて画像形成を行う場合のタイミング図である。画像形成は、画像形成部32が同期制御部36に送出しているページ同期信号RS4がオンとなることにより開始される。
【0048】
ページ同期信号RS4がオンになると、同期制御部36によって、送信開始時刻情報が算出される。送信開始時刻情報は、ページ同期信号RS4がオンとなった時点のサイクルタイム・レジスタ出力値RS5と送信開始までのカウント数を含んでいる。
【0049】
ここで、同期制御部36における、送信開始までのカウント数の具体的な算出方法について説明する。まず、画像形成部32が出力するライン同期信号RS2の周期をT1とする。ここで、ライン同期信号RS2がオンになる毎に画像形成部32に1ライン分の画素データが読み出されるように、ライン・メモリ30に1ライン分の画素データが格納される時間はT1に等しく調整されている。すなわち、
1ライン分の画素データ量をDl、伝送路の転送サイクルをT2とすれば、各パケットに含まれる画素データ量Dpは、
Dp=Dl×T2/T1 (1)
となる。例えば、Dl=4800Byte、T1=600μs、T2=125μsであれば、1パケットあたりの画素データ量Dp=1000Byteとなる。
【0050】
また、ライン同期信号RS2がオンである時間、すなわち、画像形成部32がライン・メモリ30から1ライン分の画素データを読み出す時間をT3とする。T3は、1ライン分の画素データ量Dlと画像形成部32のシステムクロックの周波数F1から、
T3=Dl/F1 (2)
と導かれる。例えば、Dl=4800Byte、F1=10MHzであれば、T3=480μsとなる。
【0051】
ここで、ライン同期信号RS2の周期T1(ライン・メモリ30に1ライン分の画素データが格納される時間と等しい)は通常、画像形成部32がライン・メモリ30から1ライン分の画素データを読み出す時間T3と比較して大きいため、画像形成部32がライン・メモリ30から各ライン分の画素データを正確に読み出すためには、各ラインの画素データのライン・メモリ30への書き込みは、ライン同期信号RS2がオンとなるタイミングより、少なくとも、
ΔT=T1−T3 (3)
で表される差分時間ΔTだけ早く開始されなくてはならない。
【0052】
さらに、ライン同期信号RS2と伝送路の転送サイクルが非同期であるので、ページ同期信号RS4がオンとなるタイミングが同じであったとしても、受信側のライン同期信号RS2と伝送路の転送サイクルとのタイミング差によって、画像データパケットTS1を受信する時刻は最大T2の範囲で変化しうる。従って、受信側の画像形成のための同期信号(ライン同期信号RS2)と伝送路の転送サイクルとのタイミング差によらず、画像形成部32がライン・メモリ30から各ライン分の画素データを正確に読み出すためには、各ライン分の画素データのライン・メモリ30への書き込みは、ライン同期信号RS2がオンとなるタイミングよりも、少なくとも、
ΔT’=T1−T3−T2 (4)
で表される差分時間ΔT’だけ早く開始されることが必要である。
【0053】
すなわち、ページ同期信号RS4がオンとなったタイミングを起点とすれば、送信開始時刻taを、
ta=T1×m−ΔT’ (5)
とする(若しくはこれより早くする)ことで、画像形成部32がライン・メモリ30から各ライン分の画素データを正確に読み出すことが可能となる。ここで、(5)式中のmは整数である。さらに、送信開始時刻taを送信開始までのカウント数caで表すと、伝送路の転送サイクルがT2を用いて、
ca=f((T1×m−ΔT’)/T2)(6)
となる。ここで、関数f(x)は、xの小数点以下を切り上げて整数化する関数であり、mは整数である。
【0054】
同期制御部36は、上記計算に基づき、ページ同期信号RS4がオンになった時点のサイクルタイム・レジスタ出力値RS5と送信開始までのカウント数caを送信開始時刻情報RS6として送信回路38に出力する。例えば、図2に示すように、ページ同期信号RS4がオンになった時点のサイクルタイム・レジスタ出力値RS5が”N”であり、(6)式にm=2を代入して算出した送信開始までのカウント数caが8である場合は、これらの値が送信開始時刻情報RS6として送信回路38に出力される。
【0055】
同期制御部36によって算出された送信開始時刻情報RS6は送信回路38に送出され、送信回路38によってパケット化された後、送信開始通知パケットTS2として送信装置12に送信される。この際に、受信側(受信装置16)のライン同期信号RS2と伝送路の転送サイクルとのタイミング差によって、図2に示すように、ページ同期信号OS1がオンになった時点から早期に送信開始通知パケットOS2が送信される状況(Case1)と、ページ同期信号OS1がオンになった時点から転送サイクルの1周期分に近い遅れを生じて送信開始通知パケットOS2が送信される状況(Case2)が考えられる。
【0056】
送信装置12の受信回路24が送信開始通知パケットTS2を受信すると、受信回路24から画像信号源制御部26に対して送信開始時刻情報SS4が送出される。送信開始時刻情報SS4には、画像信号源18から画像データSS2が出力されるタイミングを示す送信開始時刻が、サイクルタイム・レジスタのカウント値の関数として含まれている。すなわち、ページ同期信号RS4がオンになった時点のサイクルタイム・レジスタ出力値RS5と、送信開始までのカウント数とが含まれている。
【0057】
その後、画像信号源制御部26によって、サイクルタイム・レジスタ出力値SS3と送信開始時刻情報SS4が比較され、サイクルタイム・レジスタ出力値SS3が、ページ同期信号RS4がオンになった時点のサイクルタイム・レジスタ出力値RS5(図2における”N”)から送信開始までのカウント数(図2における”8”)だけカウントされた値(図2における”N+8”)となった時点で、画像信号源制御部26から画像信号源18に対して出力されている画像データ出力開始信号SS1がオンにされる。
【0058】
画像データ出力開始信号SS1がオンになると、画像信号源18から送信回路20に対して、画像データSS2が送出され、送信回路20によって画像データがパケット化された後、このパケット化された画像データパケットTS1が受信装置16に対して送信される。
【0059】
受信装置16の受信回路28が画像データパケットTS1を受信すると、受信した画像データパケットTS1内の画素データは、ライン・メモリ書き込み画素データRS1としてライン・メモリ30に順次格納される。
【0060】
また、画像形成部32から送出されるライン同期信号RS2に基づいて、各ライン分の画素データがライン・メモリ読み出し画素データRS3として順次ライン・メモリ30から画像形成部32に読み出され、この画素データに基づいて画像形成部32により出力画像が形成される。
【0061】
この際、受信装置16から送信される送信開始通知パケットTS2内に送信開始時刻情報が含まれ、この送信開始時刻情報に基づいて、画像信号源18から画像データが出力されるタイミングが制御されることで、受信装置16が要求する送信開始時刻にあわせて、送信装置12から画像データパケットTS1の送信が開始される。従って、図2に示すように、ページ同期信号OS1がオンになった時点から早期に送信開始通知パケットOS2が送信される状況(Case1)であっても、あるいはページ同期信号OS1がオンになった時点から転送サイクルの1周期分に近い遅れを生じて送信開始通知パケットOS2が送信される状況(Case2)であっても、1ライン分の画素データがライン・メモリ30に格納される前に、画像形成部32が各ラインの画素データを読み出してしまう状況を回避することができる。
【0062】
続いて、本発明の実施形態にかかる送受信システムの効果について説明する。送受信システム10は、受信装置16から送信する送信開始通知パケットTS2内に送信開始時刻情報を含み、この送信開始時刻情報に基づいて、画像信号源18から画像データが出力されるタイミングを制御することで、受信装置16が要求する送信開始時刻にあわせて送信装置12から画像データパケットTS1を送信することを可能とする。従って、受信側のライン同期信号RS2と伝送路の転送サイクルとのタイミング差によらず、すなわち、図2に示すように、ページ同期信号OS1がオンになった時点から早期に送信開始通知パケットOS2が送信される状況(Case1)であっても、あるいはページ同期信号OS1がオンになった時点から転送サイクルの1周期分に近い遅れを生じて送信開始通知パケットOS2が送信される状況(Case2)であっても、1ライン分の画素データがライン・メモリ30に格納される前に、画像形成部32が各ラインの画素データを読み出してしまう状況を回避することができる。
【0063】
その結果、画像形成部32が各ラインの画素データを正確に読み出すことができ、正確な出力画像を形成することが可能となる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、受信側のシステムクロックと異なる転送サイクルでパケットを伝送するインタフェースを用いて伝送された画像データに基づいて画像形成を行う際に、受信側のライン同期信号と伝送路の転送サイクルとのタイミング差によらず、受信した画像データに基づいて正確な出力画像を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる送受信システムの構成図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる送受信システムにおいて画像形成を行う場合のタイミング図である。
【図3】従来技術にかかる送受信システムの構成図である。
【図4】従来技術にかかる送受信システムにおいて画像形成を行う場合のタイミング図である。
【符号の説明】
10…送受信システム、12…送信装置、14…伝送路、16…受信装置、18…画像信号源、20…送信回路、22…サイクルタイム・レジスタ、24…受信回路、26…画像信号源制御部、28…受信回路、30…ライン・メモリ、32…画像形成部、34…サイクルタイム・レジスタ、36…同期制御部、38…送信回路、100…送受信システム、110…送信装置、112…受信回路、114…画像信号源、116…送信回路、120…伝送路、130…受信装置、132…画像形成部、134…送信回路、136…受信回路、138…ライン・メモリ
Claims (4)
- 送信装置から送信されたパケット化された画像データを受信し、該受信した画像データに基づいて画像形成を行う受信装置であって、前記画像データは、当該受信装置のシステムクロックとは異なる予め定められた転送サイクルでパケットを送信するインタフェースを用いて送信された画像データである、当該受信装置において、
画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された画像データを格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納された画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて出力画像を形成するとともに、画像形成のためのページ同期信号を出力する画像形成手段と、
前記送信装置と共通の時刻情報を出力する時刻情報出力手段と、
前記時刻情報出力手段から出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記画像形成手段から出力されたページ同期信号がオンとなったタイミングを起点とした送信開始時刻情報を算出する送信開始時刻情報算出手段と、
前記送信開始時刻情報算出手段によって算出された送信開始時刻情報を前記送信装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記送信開始時刻情報算出手段は、予め定められた前記画像形成手段が出力するライン同期信号の周期T1、前記転送サイクルT2、予め定められた前記画像形成手段が前記記憶手段から1ライン分の画素データを読み出す時間T3、整数m、および、送信開始時刻情報tの計算式
t=T1×m−(T1−T3−T2)
によって、前記送信開始時刻情報を算出する、
ことを特徴とする受信装置。 - パケット化された画像データを受信装置に送信する送信装置と、当該受信装置とを含んで構成された送受信システムであって、前記画像データは、前記受信装置のシステムクロックとは異なる予め定められた転送サイクルでパケットを送信するインタフェースを用いて送受信される、当該送受信システムにおいて、
前記受信装置は、
画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された画像データを格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納された画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて出力画像を形成するとともに、画像形成のためのページ同期信号を出力する画像形成手段と、
前記送信装置と共通の時刻情報を出力する時刻情報出力手段と、
前記時刻情報出力手段から出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記画像形成手段から出力されたページ同期信号がオンとなったタイミングを起点とした送信開始時刻情報を算出する送信開始時刻情報算出手段と、
前記送信開始時刻情報算出手段によって算出された送信開始時刻情報を前記送信装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記送信開始時刻情報算出手段は、予め定められた前記画像形成手段が出力するライン同期信号の周期T1、前記転送サイクルT2、予め定められた前記画像形成手段が前記記憶手段から1ライン分の画素データを読み出す時間T3、整数m、および、送信開始時刻情報tの計算式
t=T1×m−(T1−T3−T2)
によって、前記送信開始時刻情報を算出し、
前記送信装置は、
画像データを送信する画像データ送信手段と、
前記受信装置と共通の時刻情報を出力する出力手段と、
前記受信装置から送信された送信開始時刻情報を受信する情報受信手段と、
前記出力手段から出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記情報受信手段によって受信された送信開始時刻情報に従って、前記画像データ送信手段が画像データを送信するよう送信タイミングを制御する制御手段と、
を備えた、
ことを特徴とする送受信システム。 - 送信装置から送信されたパケット化された画像データを受信し、該受信した画像データに基づいて画像形成を行う受信装置により実行される受信方法であって、前記画像データは、当該受信装置のシステムクロックとは異なる予め定められた転送サイクルでパケットを送信するインタフェースを用いて送信された画像データである、当該受信方法において、
画像データを受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信された画像データを記憶手段に格納する記憶工程と、
前記記憶工程に格納された画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて出力画像を形成するとともに、画像形成のためのページ同期信号を出力する画像形成工程と、
前記送信装置と共通の時刻情報を出力する時刻情報出力工程と、
前記時刻情報出力工程にて出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記画像形成工程にて出力されたページ同期信号がオンとなったタイミングを起点とした送信開始時刻情報を算出する送信開始時刻情報算出工程と、
前記送信開始時刻情報算出工程によって算出された送信開始時刻情報を前記送信装置に送信する送信工程と、
を備え、
前記送信開始時刻情報算出工程では、予め定められた前記画像形成工程により出力されるライン同期信号の周期T1、前記転送サイクルT2、予め定められた前記画像形成工程により前記記憶手段から1ライン分の画素データを読み出す時間T3、整数m、および、送信開始時刻情報tの計算式
t=T1×m−(T1−T3−T2)
によって、前記受信装置が前記送信開始時刻情報を算出する、
ことを特徴とする受信方法。 - パケット化された画像データを受信装置に送信する送信装置と、当該受信装置とを含んで構成された送受信システムにおいて実行される送受信方法であって、前記画像データは、前記受信装置のシステムクロックとは異なる予め定められた転送サイクルでパケットを送信するインタフェースを用いて送受信される、当該送受信方法において、
前記受信装置が画像データを受信する受信工程と、
前記受信装置が前記受信工程にて受信された画像データを記憶手段に格納する記憶工程と、
前記受信装置が前記記憶手段に格納された画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて出力画像を形成するとともに、画像形成のためのページ同期信号を出力する画像形成工程と、
前記受信装置が前記送信装置と共通の時刻情報を出力する時刻情報出力工程と、
前記受信装置が、前記時刻情報出力工程にて出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記画像形成工程にて出力されたページ同期信号がオンとなったタイミングを起点とした送信開始時刻情報を算出する送信開始時刻情報算出工程と、
前記受信装置が前記送信開始時刻情報算出工程にて算出された送信開始時刻情報を前記送信装置に送信する送信工程と、
前記送信装置が前記受信装置と共通の時刻情報を出力する出力工程と、
前記送信装置が前記受信装置から送信された送信開始時刻情報を受信する情報受信工程と、
前記送信装置が前記出力工程にて出力された時刻情報に従った時間軸上で、前記情報受信工程にて受信された送信開始時刻情報に従って、画像データを送信するよう送信タイミングを制御する制御工程と、
を備え、
前記送信開始時刻情報算出工程では、予め定められた前記画像形成工程により出力されるライン同期信号の周期T1、前記転送サイクルT2、予め定められた前記画像形成工程により前記記憶手段から1ライン分の画素データを読み出す時間T3、整数m、および、送信開始時刻情報tの計算式
t=T1×m−(T1−T3−T2)
によって、前記受信装置が前記送信開始時刻情報を算出する、
ことを特徴とする送受信方法。
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- 1998-02-06 JP JP3981698A patent/JP4038863B2/ja not_active Expired - Fee Related
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