JPH04305315A - 金属帯の張力付与装置 - Google Patents

金属帯の張力付与装置

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JPH04305315A
JPH04305315A JP6707491A JP6707491A JPH04305315A JP H04305315 A JPH04305315 A JP H04305315A JP 6707491 A JP6707491 A JP 6707491A JP 6707491 A JP6707491 A JP 6707491A JP H04305315 A JPH04305315 A JP H04305315A
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Japan
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belt
metal band
tension
metal
presser plate
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JP6707491A
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Shinji Sasaki
伸二 佐々木
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数条に裁断された金
属帯に張力を付与して巻取る際に、各金属帯の蛇行を防
止できると共に巻取張力を均一にして、各金属帯毎に蛇
行せずにきれいに揃えて正確にテンションリールに巻上
げることが可能となり、高品質のコイル製品を得ること
のできる複数条の金属帯の張力付与装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】複数条の金属帯コイル製品を製造するス
リッタラインにおいては、一般に図10に示すごとく、
ペイオフリール3から繰出された広幅な金属帯Sが、ま
ず入側ルーピングピット4を経てきれいに条切りできる
ドライブカット方式のスリッター5によって複数条に裁
断され、次に出側ルーピングピット6を経て張力付与装
置1aによって張力を付与されつつテンションリール7
に巻取られて、複数条の狭幅な金属帯コイル製品が製造
される。
【0003】以上のような工程における張力付与装置1
aは、通常エンドレスベルトの摩擦力を利用したベルト
ブライドル(無駆動)が使用されている。しかしながら
、従来の張力付与装置1aにおいては、裁断された金属
帯Saの幅方向の板厚差、凹凸、形状むら等の原因で裁
断された金属帯Saが巻取られる際に蛇行するという問
題がある。
【0004】このような張力付与装置1aの典型的な先
行技術は、たとえば特公昭61−25617および特公
昭62−29347などに開示されている。水平に搬送
される複数条に裁断された金属帯の上下に一対の張力付
与ユニットが配置され、この張力付与ユニットは、2つ
のベルトに巻掛けられて無端状とされる複数条のベルト
が張架され、その各ベルトの張架部分を、金属帯の幅方
向に延びる単一の押え板で金属帯に向けて押圧する。複
数条の各ベルトは、裁断された複数条の各金属帯に対応
して設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、各張力付与ユニットにおいて、複数条のベルトに共
通に、単一の押え板が設けられるので、各ベルトと、共
通の押え板との接触状態が相互に異なっており、したが
って各ベルトおよび押え板が偏摩耗する。このため金属
帯へのベルトの押圧力が金属帯の幅方向に異なり、した
がって各金属帯の幅方向の張力に違いが生じる。これに
よって金属帯が幅方向に変位して蛇行することになる。
【0006】また複数条の各金属帯の厚みは幅方向に異
なっており、したがって各ベルトと押え板との押圧力が
異なり、このことによってもまた、各金属帯が蛇行しや
すくなる。
【0007】またこの先行技術では、各ベルトと押え板
との摩擦熱を、単に自然放冷するだけであり、冷却する
ための工夫はなされていない。したがって各ベルトおよ
び押え板に温度むらが生じ、これによって押え板による
各ベルトの押圧力が相互に異なることになり、そのため
各ベルトと押え板との間の摩擦係数μが変化する。これ
によって各ベルト毎に同一張力になり難く、各条毎のベ
ルトの張力にばらつきが生じて、ベルトの張力が不均一
になり、これによって各金属帯が蛇行しやすくなる。特
に金属帯が薄い板であるときには、その金属帯の熱容量
が小さく、したがって温度変化を生じやすく、金属帯の
蛇行を生じやすい。
【0008】またこの先行技術では、金属帯の両側方に
それぞれ設けられたシリンダによって、張力付与ユニッ
トを金属帯に圧下するように構成されているので、押え
板による金属帯の幅方向の押圧力にばらつきが生じ、こ
のことによってもまた、各条の金属帯が蛇行する。各金
属帯へのベルトによる押圧力に差が生じると、各金属帯
の張力に差が生じ、その結果、各金属帯の伸びに差が生
じて、各コイル毎に金属帯の長さが大きく相違すること
になり、また板厚が0.3mm以下の薄い金属帯では、
張力が大きくなって亀裂発生が生じ、極端な場合には板
破断が生じて巻取りを行えないという問題が生じる。
【0009】本発明の目的は、各金属帯に適切な張力を
付与した状態で、各金属帯の蛇行を確実に防止し、これ
によって両側部がきれいに揃えられた金属帯コイル製品
を製造することができるようにした金属帯の張力付与装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数条に形成
された金属帯の移動方向に沿って張架された無端状ベル
トを、回転自在のプーリに巻掛けて支持し、ベルトの金
属帯側の張架部分を押え板によって金属帯に向けて押圧
する一対の張力付与ユニットを、金属帯が各ベルトの前
記張架部分によって挟持されるように配置した金属帯の
張力付与装置において、少なくとも一方の張力付与ユニ
ットは、前記ベルトが幅方向に複数に分割され、分割さ
れた各ベルトが、個別的に対応するプーリに巻掛けられ
、押え板は、分割された各ベルト毎に設けられ、各押え
板の押圧力を個別的に押圧調整手段によって調整するこ
とができるように構成されることを特徴とする金属帯の
張力付与装置である。
【0011】また本発明は、押え板は、冷却水によって
冷却される支持体に着脱交換可能に装着され、前記押圧
調整手段は、支持体に当接するくさび片と、このくさび
片をねじ駆動して、支持体をベルトの金属帯側の張架部
分に近接離反変位調整する手段とを有することを特徴と
する。
【0012】また本発明は、押え板の上流側には、押え
板とベルトの前記張架部分との間に向けて圧縮空気を噴
射するノズル部材が設けられ、押え板には、金属帯の移
動方向に沿って延びる溝が形成されることを特徴とする
【0013】
【作用】本発明に従えば、一対の各張力付与ユニットの
無端状の各ベルトの張架部分が金属帯を挟持して金属帯
がテンションリールによって巻取られて引っ張られて移
動するとき、各ベルトが金属帯と摩擦接触して滑りを生
じることなくベルトが回転され、このときベルトの張架
部分と押え板とは摩擦接触をして滑りを生じ、金属帯に
張力が付与される。
【0014】特に本発明に従えば、一対の張力付与ユニ
ットのうちの少なくとも一方では、各ベルトが複数条の
各金属帯に対応して幅方向に複数に分割されており、各
分割されたベルトは、個別的に対応するプーリによって
支持され、各ベルト毎に、押え板が個別的に設けられ、
この押え板のベルトへの押圧力を、押圧調整手段によっ
て個別的に調整する。これによって分割された各ベルト
とそのベルトに個別的に対応する押え板との押圧力の調
整を行って、各ベルトおよび各押え板の偏摩耗を防止し
、あるいは抑制することができる。また裁断された複数
条の各金属帯の幅方向に板厚のばらつきがあっても、各
金属帯に適正な張力を付与することができる。こうして
金属帯の蛇行を防ぐことができ、また各金属帯に付与す
る張力を安定して、しかも均一にすることができる。 このことは特に金属帯が薄板であるとき、そのような金
属帯のいわゆる腰が弱いので、ベルトによる金属帯への
押圧力を適切にして、しわの発生および腰折れを防止す
ることが可能となる。
【0015】さらにまたベルトおよび押え板の寿命を延
長し、保全修理の期間を延長することができる。またベ
ルトおよび押え板を個別的に交換することができ、保全
修理に好都合である。
【0016】さらに本発明に従えば、押え板は支持板に
着脱交換可能に装着されており、したがって押え板だけ
を摩耗時に交換することができ、この支持板は冷却水に
よって冷却されるので、押え板とベルトとの間で発生す
る摩擦熱を効率よく逃がして、ベルトに温度むらが生じ
ることを防ぎ、これによって押え板による押圧力および
ベルトと押え板との間の摩擦係数が変化することが防が
れ、したがって蛇行が防がれる。
【0017】さらに本発明に従えば、押圧調整手段は、
支持体に当接するくさび片と、このくさび片をねじ駆動
する手段とを含み、こうして押え板によるベルトの押圧
力の微調整を正確にかつ確実に行うことができる。
【0018】さらに本発明に従えば、押え板の上流側に
設けられているノズル部材から圧縮空気が噴射され、こ
の圧縮空気は押え板に形成されている溝内に入込み、し
たがって押え板とベルトとの摩擦接触による温度上昇を
抑制することができ、ベルトに温度むらが生じることを
防ぐ。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例の一部の側面図であ
り、図2はその実施例の全体の側面図であり、図3はそ
の実施例の金属帯入側から見た正面図である。前述の図
10と同様にして、スリッタによって複数条に裁断され
たステンレス鋼などの金属帯Saは、対をなす下張力付
与ユニット10と上張力付与ユニット11との各ベルト
26,55によって上下両表面が挟持され、通板方向下
流側のテンションリールによって引っ張られて巻取られ
、こうしてテンションリールによって巻取られる金属帯
Saに張力が付与される。これらの張力付与ユニット1
0,11は、図4に示されるハウジング12,13に支
持される。金属帯Saは矢符14で示されるように、移
動される。
【0020】図5は下張力付与ユニット10の分解斜視
図である。金属帯Saの幅方向両側方で、ユニット本体
15の端部はハウジング12,13の上下に伸びる窓1
6,17に嵌り込み、このユニット本体15には、金属
帯Saの上流側にブラケット18,19が設けられ、こ
れによって、軸20が支持され、この軸20には複数条
の金属帯Saに個別的に対応する複数のプーリ21が回
転自在に軸支される。ユニット本体15にはまた、下流
側でブラケット22,23が設けられ、このブラケット
22,23によって軸24が支持され、プーリ21に対
応してプーリ25が相互に回転自在に軸支される。これ
らのプーリ21,25には、複数条に分割された無端状
のベルトが巻掛けられて張架される。各ベルト26は、
複数条の各金属帯Saに個別的に対応し、各金属帯Sa
の下面に当接する。ベルト26はたとえばポリウレタン
などの材料から成る。
【0021】図6はユニット本体15の一部を切換えて
示す斜視図である。このユニット本体15の幅方向両端
部の下部には架台27が設けられ、ジャッキ28によっ
て、ハウジング12,13の窓16,17の下部に支持
され、このジャッキ28によって、ユニット本体15が
昇降変位調整され、金属帯Saのバスラインの高さにベ
ルト26の位置が調整されて設定される。ユニット本体
15の対向する壁29,30には、上下に伸びる案内突
部31,32が固定されている。これらの案内突部31
,32は、分割された複数条の各ベルト26に対応する
図7に示される支持体33を案内する。
【0022】図7に示される支持体33には、案内突部
31,32が嵌り込む案内凹所34,35が形成され、
これによって支持体33は上下に昇降変位可能である。 支持体33内には、冷却水が供給される冷却室36が形
成され、冷却水は入口37から供給され、出口38から
排出される。この支持体33の上部の取付け部39には
、ベルト26の金属帯Saに沿って伸びる張架部分26
aの下面に接触する押え板40が、ボルト41によって
着脱交換可能に装着される。支持体33および押え板4
0は金属製であり、押え板40の上面がベルト26の張
架部分26aに摩擦接触することによって発生する熱の
放散が図られて、その押え板40およびベルト26の加
熱が防がれる。
【0023】支持体33は、その下方に設けられる押圧
調整手段42によって上下に微調整される。この押圧調
整手段42において、支持体33の下部には、摺接片4
3が固定されており、この摺接片43の下面43aには
、くさび片44のくさび面44aが摺接する。このくさ
び片44は、ユニット本体15の底板45上で、金属帯
Saの移動方向14およびその逆方向に変位可能である
。ユニット本体15の壁30にはねじ孔46が形成され
、このねじ孔46にはボルト47が螺合し、このボルト
47の端部は、くさび片44の端部48を押圧変位する
。こうしてくさび片44が前記移動方向14の前後に変
位されることによって、支持体33、したがって押え板
40が上下に変位調整される。これによって押え板40
によるベルト26の張架部分26aへの押圧力が微調整
される。
【0024】押え板40の上流側には、押え板40とベ
ルト26の張架部分26aとの間に向けて圧縮空気を噴
射するノズル部材50が配置される。このノズル部材5
0は、支持体33に固定される。
【0025】図8は、図7の切断面線VIII−VII
Iから見た押え板40の断面図である。この押え板40
には、金属帯Saの移動方向14(図8の紙面に垂直方
向)に沿って伸びる複数の溝51が、金属帯Saの幅方
向に間隔をあけて形成される。押え板40の金属帯移動
方向14上流側の部分52は、上流になるにつれてベル
ト26の張架部分26aから離反する方向に弯曲して形
成される。ノズル部材50からの圧縮空気は、このベル
ト26の張架部分26aと押え板40の間に向けて圧縮
空気を噴射し、この噴射された圧縮空気は、溝51内を
通って、移動方向14下流側に排出される。このことに
よって、ベルト26の張架部分26aと押え板40との
摩擦によって発生される熱の放散が行われる。溝51の
幅d1はたとえば0.5〜1.0mmであり、そのピッ
チp1はたとえば10mmであり、溝51の深さd2は
、たとえば0.5〜1.0mmである。押え板40の幅
(図8の左右方向の長さ)は、複数条に裁断された各金
属帯Saの幅、したがって複数条の分割された各ベルト
26の幅に等しく、たとえば50mmである。
【0026】こうして複数条の各金属帯Saの下面に個
別的に、複数条の分割された各ベルト26の張架部分2
6aの上面が接触してベルト26が回転され、このとき
張架部分26aの下面と押え板40の上面とが摩擦接触
して滑り、これによって押え板40とベルト26との偏
摩耗を防止ないしは抑制することができ、金属帯Saに
個別的に最適の張力を付与し、金属帯Saが幅方向に変
位して蛇行することが防がれる。またベルト26の張架
部分26aと押え板40との摩擦によって発生される熱
は、支持体33の冷却室36に供給される水によって放
熱され、またノズル部材50から噴射される空気によっ
て冷却され、こうしてベルト26および押え板40の加
熱が抑制されて、温度むらが防がれ、これによってベル
ト26と押え板40との摩擦係数μが安定化され、この
ことによって各金属帯Saに作用する張力をほぼ等しく
することができ、このようにして金属帯Saの蛇行をさ
らに一層防ぐことができる。
【0027】図9は、上張力付与ユニット11の簡略化
した分解斜視図である。この上張力付与ユニット11で
は、ユニット本体53の下部に、単一枚の押え板54が
溶接などによって固定されており、無端状ベルト55の
下張架部分55aは、押え板54の下面に摩擦接触しつ
つ、金属帯Saの上表面に当接してその金属帯Saの移
動とともに回転する。この無端状ベルト55は、プーリ
56,57に巻掛けられて張架され、プーリ56,57
は軸58,59に回転自在に設けられ、ブラケット60
,61によってユニット本体53に支持される。ユニッ
ト本体53には、金属帯Saの両端部で複動シリンダ6
2のピストン棒63にピン66によって結合され、この
シリンダ62は、前述の図4に示されるハウジング12
,13の上部に設けられた支持部材64に固定され、こ
うしてユニット本体53が昇降変位調整される。こうし
て金属帯Saは、ベルト26の張架部分26aとベルト
55の張架部分55aとによって挟持され、金属帯Sa
と滑りを生じることなく、回転される。
【0028】無端状ベルト55は、複数条の各金属帯S
aに個別的に対応して複数に分割され、各分割されたベ
ルト55に個別的に対応してプーリ56,57が設けら
れていてもよく、また他の実施例として、ベルト55は
単一であり、プーリ56,57はその軸線方向に分割さ
れていなくてもよい。金属帯Saの上面が品質保証面で
あるときには、上張力付与ユニット11の構成を、下張
力付与ユニット10の構成に比べて簡略化し、その品質
保証面への損傷を可及的に防いで、金属帯Saの品質保
証面でない下表面に接触するベルト26を備える下張力
付与ユニット10によって、金属帯Saの張力の付与と
蛇行防止などの調整を行うことが好ましい。
【0029】本発明の他の実施例として、上張力付与ユ
ニット11は、下張力付与ユニット10と同様な構成と
し、下張力付与ユニット10の上下を逆にした姿勢で用
いられもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数条に
裁断された金属帯をそれぞれ挟持するベルトを備える一
対の張力付与ユニットが設けられ、少なくとも一方の張
力付与ユニットは、幅方向に複数に分割されたベルトを
備え、各分割されたベルトは、複数条の各金属帯に対応
しており、押え板は、分割された各ベルト毎に設けられ
ており、この押え板による分割されたベルトへの押圧力
を押圧調整手段によって個別的に調整するようにしたの
で、分割された各ベルトおよび押え板の偏摩耗を防止な
いしは抑制することができ、これによって金属帯の蛇行
が防がれ、また分割された各ベルトに作用する張力のば
らつきを防ぐことが可能であり、さらにベルトの寿命を
延長することができ、また押え板の寿命を延長すること
ができ、さらにこれらのベルトおよび押え板の保全修理
の期間を延長することができる。さらにまた各ベルト毎
に個別に張力の設定を行うことができ、裁断された複数
条の各金属帯毎に最適な張力を設定して、きれいに揃え
られた金属帯ロール製品を得ることができ、このことは
特に、厚みが0.3mm以下の薄板であるとき、そのよ
うな金属帯にしわおよび腰折れを発生することなく、コ
イル製品を得ることができる。さらにまた分割された各
ベルトおよび各押え板を個別的に交換することができ、
メンテナンス性に優れている。
【0031】さらに本発明によれば、押え板を支持体に
着脱交換可能であり、したがって押え板のみの交換が可
能であるので、この点でもメンテナス性が優れている。 さらに支持体は冷却水によって冷却されるので、押え板
とベルトとの摩擦による熱の放散を効率よく行うことが
でき、このことによって温度の上昇による押圧力の変化
、摩擦係数の変化が防がれ、このことによってもまた、
金属帯の蛇行を防ぎ、張力を判定して作用させることが
できる。押圧調整手段は、くさび片を用い、これによっ
て押え板によるベルトへの押圧力の微調整を行うことが
できる。
【0032】さらに本発明によれば、押え板の上流側に
設けられたノズル部材から圧縮空気を噴射し、この噴射
された圧縮空気は、金属帯の移動方向に沿って押え板に
形成された溝内に導かれ、そのため押え板とベルトとの
摩擦による熱の放散を促進することができ、このことに
よってもまた上述のように金属帯の蛇行を防いで金属帯
コイル製品をきれいに揃えて得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部の断面図である。
【図2】本件実施例の側面図である。
【図3】本件実施例の金属帯入側から見た正面図である
【図4】ハウジング12,13を示す斜視図である。
【図5】下張力付与ユニット10の分解斜視図である。
【図6】下張力付与ユニット10のユニット本体15の
一部を切換えて示す斜視図である。
【図7】下張力付与ユニット10の支持体33などを示
す分解斜視図である。
【図8】図7の切断面線VIII−VIIIから見た押
え板40の断面図である。
【図9】上張力付与ユニット11の分解斜視図である。
【図10】従来および本発明の一実施例の金属帯コイル
製品の製造装置の全体を簡略化して示す図である。
【符号の説明】
10  下張力付与ユニット 11  上張力付与ユニット 12,13  ハウジング 15  ユニット本体 21,25,56,57  プーリ 26,55  ベルト 26a,55a  張架部分 33  支持体 36  冷却室 40  押え板 44  くさび片 47  ボルト 50  ノズル部材 51  溝 53  ユニット本体 54  押え板 62  複動シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数条に形成された金属帯の移動方向
    に沿って張架された無端状ベルトを、回転自在のプーリ
    に巻掛けて支持し、ベルトの金属帯側の張架部分を押え
    板によって金属帯に向けて押圧する一対の張力付与ユニ
    ットを、金属帯が各ベルトの前記張架部分によって挟持
    されるように配置した金属帯の張力付与装置において、
    少なくとも一方の張力付与ユニットは、前記ベルトが幅
    方向に複数に分割され、分割された各ベルトが、個別的
    に対応するプーリに巻掛けられ、押え板は、分割された
    各ベルト毎に設けられ、各押え板の押圧力を個別的に押
    圧調整手段によって調整することができるように構成さ
    れることを特徴とする金属帯の張力付与装置。
  2. 【請求項2】  押え板は、冷却水によって冷却される
    支持体に着脱交換可能に装着され、前記押圧調整手段は
    、支持体に当接するくさび片と、このくさび片をねじ駆
    動して、支持体をベルトの金属帯側の張架部分に近接離
    反変位調整する手段とを有することを特徴とする請求項
    1記載の金属帯の張力付与装置。
  3. 【請求項3】  押え板の上流側には、押え板とベルト
    の前記張架部分との間に向けて圧縮空気を噴射するノズ
    ル部材が設けられ、押え板には、金属帯の移動方向に沿
    って延びる溝が形成されることを特徴とする請求項1記
    載の金属帯の張力付与装置。
JP6707491A 1991-03-29 1991-03-29 金属帯の張力付与装置 Withdrawn JPH04305315A (ja)

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