JPH04303305A - 自動倉庫設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数の荷収納空間を有
する棚と、前記棚の荷収納空間との荷の入出庫を行う荷
搬入出装置を備えた自動倉庫設備に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動倉庫設備の一例を、図８の配
置図に基づいて説明する。自動倉庫設備は、複数の荷収
納空間１を有する棚２と、フォークリフトなどの荷役車
両３との荷４の受け渡しを行う荷受け台５と、棚２に沿
って自走し、棚２および荷受け台５との荷４の入出庫を
行う荷搬入出装置であるクレーン６と、作業員の安全を
図るための安全柵７と、クレーン６と光伝送装置を介し
て信号の授受を行い、クレーン６の制御を行う制御装置
８などから構成されている。また、図９に示すように、
制御装置８の表面の操作バネル８Ａには、入庫モードと
出庫モードを切り換えるモードスイッチ１１と、作業完
了時に操作する完了スイッチ１２と、バーコードリーダ
１３が設置されており、さらに棚２の荷収納空間１とこ
の荷収納空間１に収納する荷４とを管理するために、品
名−棚番（棚２の荷収納空間１毎の番号）対応表１０と
、棚番がバーコードで印刷された棚２の荷収納空間１毎
の棚番カード９と、これら棚番カード９を収納する棚番
カードラック９Ａが備えられている。

【０００３】上記構成の自動倉庫の従来の作業手順を図
１０にしたがって説明する。入庫に際して、作業員は、
入荷した荷４を確認し、現物の品名を見て、品名−棚番
対応表１０で入荷した荷４を入庫する棚番を決定し、棚
番カードラック９Ａの中からこの棚番の棚番カード９を
検索する。次に、モードスイッチ１１を入庫モードに設
定し、制御装置８の表面に設けられたバーコードリーダ
１３に検索した棚番カード９をかけて、棚番を制御装置
８へ入力する。そして、荷役車両３を使用して荷４を荷
受け台５に載せる入庫作業を行い、完了スイッチ１２を
操作すると、制御装置８はクレーン６を制御して入力し
た棚番の荷収納空間１へ荷４を収納する。作業員は、入
庫作業が終了すると、棚番カード９をバーコードリーダ
１３より抜き、棚番カードラック９Ａへ戻す。

【０００４】また、出荷伝票が送られてくると、伝票の
品名を見て、品名−棚番対応表１０で出荷する荷４を収
納している棚番を検索し、棚番カードラック９Ａの中か
らこの棚番の棚番カード９を検索する。次に、モードス
イッチ１１を出庫モードに設定し、制御装置８の表面に
設けられたバーコードリーダ１３に検索した棚番カード
９をかけて、棚番を制御装置８へ入力する。そして、制
御装置８がクレーン６を制御して入力した棚番の荷収納
空間１の荷４を荷受け台５に出庫すると、作業員は荷役
車両３を使用して出庫作業を行い、出荷する。そして、
完了スイッチ１２を操作して、作業終了を制御装置８へ
入力し、棚番カード９をバーコードリーダ１３より抜き
、棚番カードラック９Ａへ戻す。

【０００５】このように、作業員は、荷４の品名と棚番
の対応を品名−棚番対応表１０を用いて管理し、入出庫
を行っている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の自動倉
庫設備では、作業員が荷４の品名と棚番の対応の管理を
行っていることにより、作業手順が多くなり、作業能率
が悪いという問題が有り、作業ミスも発生し易いという
問題があった。

【０００７】本発明は上記問題を解決するものであり、
作業員の作業能率を改善する自動倉庫設備を提供するこ
とを目的とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
自動倉庫設備は、複数の荷収納空間を有する棚と、前記
棚の荷収納空間との荷の入出庫を行う荷搬入出装置を備
え、前記荷に対応するコードが形成された表と、作業モ
ードおよび荷に対応するコードを入力する入力手段を設
け、前記入力手段から入力した、作業モード信号と荷に
対応するコード信号により、前記棚の荷収納空間とこの
荷収納空間に収納された荷の管理を行い、前記荷搬入出
装置の入出庫を制御する制御手段を備えたことを特徴と
するものである。

【０００９】

【作用】上記発明の構成により、制御手段によって、入
力手段から入力した作業モード信号と荷に対応するコー
ド信号に応じて、棚の荷収納空間とこの荷収納空間に収
納された荷の管理が行われる。よって、作業員は荷に対
応するコードを表より検索し、このコードと作業モード
を制御手段に入力することで荷収納空間の棚番を意識せ
ずに入出庫作業が行える。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、自動倉庫本体の構成は従来例の図８の構
成と同じであり、同一の符号を使用してその説明を省略
する。

【００１１】図１は本発明の一実施例における自動倉庫
設備の操作パネルの正面図、図２は同自動倉庫設備の制
御構成図、図３は同自動倉庫設備の作業用ファイルの構
成を示す斜視図である。

【００１２】従来例の図９の操作パネル８Ａに相当する
操作パネル１４には、作業モードなどの状態および故障
を表示する液晶表示装置１５、図３に示す自動倉庫設備
の作業用ファイル（以下、アイテムファイルと称す）２
３からバーコードを読み取るハンディ型バーコードリー
ダ（以下、スキャナと称す）１６、スキャナ１６を使用
しない場合に操作する作業モード設定スイッチ１７およ
びテンキースイッチ１８、完了時に操作する完了スイッ
チ１９が設けられており、これらの機器は、図２に示す
ように、マイクロコンピュータからなる自動倉庫設備の
制御装置２１に接続されている。

【００１３】アイテムファイル２３は、複数枚の、図４
，図５に示すように、一方の面に、バーコードシール２
６を貼り付ける荷４を特定する項目の欄、すなわちアイ
テム欄３０が印刷され、他方の面に作業モード（入庫、
出庫、ピッキング、補充入庫の各作業モード）と操作内
容（セット、クリアの各入力）を設定するバーコード３
１と取り扱う荷４の数量などを設定する数字のバーコー
ド３２が印刷されたアイテムシート３３がファイルされ
て構成されている。各荷４のアイテム欄３０は、自動倉
庫設備に格納する荷４の品名（図４では、ラジオ、電卓
など）が記載され、上述のようにそれぞれ異なるバーコ
ードシール２６を貼り付けることで作成される。バーコ
ードシール２６には、図４に示すように、バーコードと
そのコード番号が印刷されている。なお、アイテム欄３
０には、荷４の品名だけでなく、品番や種類など荷４を
特定する項目を記載すればよい。図３において、３４は
インデックスを示す。

【００１４】制御装置２１は、スキャナ１６の入力コー
ド信号、あるいはスイッチ１７，１８，１９の操作信号
に応じて、光伝送装置２２を介してクレーン６を制御し
て荷４の入出庫を行い、液晶表示装置類１５の表示を行
っている。制御装置２１の詳細を図６のフローチャート
にしたがって説明する。

【００１５】まず入庫設定の作業モード信号が入力され
たかを確認し（ステップ−１）、入庫設定を確認すると
、液晶表示装置１５に入庫設定モードを表示し（ステッ
プ−２）、荷４の品名に相当するアイテム欄３０のバー
コード信号が入力されると（ステップ−３）、このアイ
テム欄３０のバーコードのコード番号を液晶表示装置１
５に表示する（ステップ−４）。次に、空きの荷収納空
間１を検索して、品名に空きの荷収納空間１の棚番を割
り当てて品名−棚番データとして記憶し（ステップ−５
）、割り当てた棚番を液晶表示装置１５に表示する（ス
テップ−６）。続いて、完了スイッチ１９の操作信号の
入力を確認すると（ステップ−７）、クレーン６へ入庫
指示および荷４を収納する棚番からなる入庫指令を光伝
送装置２２を介して出力し（ステップ−８）、その後液
晶表示装置１５への出力をオフとして表示を消去する（
ステップ−９）。

【００１６】またステップー１において、入庫設定が確
認されないと、出庫設定の作業モード信号が入力された
かを確認し（ステップ−１０）、出庫設定を確認すると
、液晶表示装置１５に出庫設定モードを表示し（ステッ
プ−１１）、出庫設定が確認されないと、ピッキング設
定の作業モード信号が入力されたかを確認し（ステップ
−１２）、ピッキング設定を確認すると、液晶表示装置
１５にピッキング設定モードを表示し（ステップ−１３
）、ピッキング設定が確認されないと、補充入庫設定の
作業モード信号が入力されたかを確認し（ステップ−１
４）、補充入庫設定を確認すると、液晶表示装置１５に
補充入庫設定モードを表示する（ステップ−１５）。出
庫設定あるいはピッキング設定あるいは補充入庫設定の
場合、次に荷４の品名に相当するアイテム欄３０のバー
コード信号が入力されると（ステップ−１６）、このア
イテム欄３０のバーコードのコード番号を液晶表示装置
１５に表示し（ステップ−１７）、入力されたアイテム
欄３０のバーコード信号により、品名−棚番データから
出庫される荷４が収納された棚番を検索し（ステップ−
１８）、検索した棚番を液晶表示装置１５に表示する（
ステップ−１９）。続いて、クレーン６へ出庫指示およ
び荷４が収納された棚番からなる出庫指令を光伝送装置
２２を介して出力し（ステップ−２０）、完了スイッチ
１９の操作信号の入力を確認すると（ステップ−２１）
、出庫設定かを確認し（ステップ−２２）、出庫設定の
場合棚番に対応する品名を消去して品名−棚番データを
更新し（ステップ−２３）、その後ステップー９を実行
する。またステップー２２で出庫設定でない場合、クレ
ーン６へ入庫指示および荷４が収納されていた棚番から
なる入庫指令を光伝送装置２２を介して出力し（ステッ
プ−２４）、その後ステップー９を実行する。

【００１７】上記構成による入庫時と出庫時の作業手順
と制御装置２１の動作を図７のフローチャートにしたが
って説明する。入庫に際して、作業員は、まず入荷した
荷４を確認し、現物の品名を見て、アイテムファイル２
３のアイテムシート３３のアイテム欄３０に荷収納空間
１に格納する荷４の品名を記載し、そこにバーコードシ
ール２６を貼り付ける。このアイテムシート３３の見開
きには、図３に示すように、必ず自動倉庫設備の作業モ
ードと操作内容を設定するバーコード３１のページが開
かれているので、作業員は、この見開きでスキャナ１６
により作業のバーコード３１を読み取り、さらにアイテ
ム欄３０のバーコードを読み取り、制御装置２１に入力
する。すなわち、まずバーコード３１により入庫作業モ
ードを設定し、アイテム欄３０のバーコードにより入庫
を行う荷４の品名を設定し、スキャナ１６によりバーコ
ード３１の「セット」を入力することでこの作業モード
の作業データを設定する。なお、「クリア」の入力によ
り入力した作業データの設定をクリアできる。

【００１８】制御装置２１は、液晶表示装置１５に、バ
ーコード３１の信号により入庫作業モードを確認すると
、入庫作業モードを表示し、アイテム欄３０のバーコー
ド信号により入庫を行う荷４の品名のバーコードのコー
ド番号を表示する。

【００１９】そして、作業員は荷役車両３を使用して荷
４を荷受け台５に載せる入庫作業を行い、完了スイッチ
１２を操作する。すると、制御装置２１は、アイテム欄
３０のバーコード信号により棚番を割り当て、クレーン
６へ光伝送装置２２を介して入庫指令信号を出力して、
荷受け台５より割り当てた荷収納空間１へ荷４を収納す
る。

【００２０】また、出荷伝票が送られてくると、伝票の
品名を見て、アイテムファイル２３のアイテムシート３
３のアイテム欄３０を検索し、この見開きでスキャナ１
６により出庫作業のバーコード３１を読み取り、検索し
たアイテム欄３０のバーコードを読み取り、バーコード
３１の「セット」を入力することでこの出庫作業モード
の作業データを制御装置２１に入力する。制御装置２１
は、液晶表示装置１５に、バーコード３１により出庫作
業モードを確認すると、出庫作業モードを表示し、アイ
テム欄３０のバーコードにより出庫を行う荷４の品名に
相当するバーコードのコード番号を表示する。そして、
アイテム欄３０のバーコード信号により品名−棚番デー
タから出庫する荷４の棚番を検索して表示し、クレーン
６へ光伝送装置２２を介して出庫指令信号を出力する。

【００２１】制御装置２１がクレーン６を制御して入力
した品名の荷４を荷受け台５に出庫すると、作業員は荷
役車両３を使用して出庫作業を行い、出荷する。そして
、完了スイッチ１９を操作して、作業終了を制御装置２
１へ入力する。制御装置２１は品名−棚番データを更新
する。

【００２２】このように、制御装置２１においてスキャ
ナ１６から入力したコード信号に応じて、棚２の荷収納
空間１とこの荷収納空間１に収納された荷４の管理、す
なわち品名−棚番管理が行われることによって、作業員
は荷収納空間１の棚番を意識せずに制御装置２１への設
定を荷４の品名で行うことができ、さらに従来と比較し
て作業手順が少なくなることから、作業能率を向上させ
ることができる。また、必要なアイテム欄３０が印刷さ
れたアイテムシート３３のページを開くと、見開きに必
ず自動倉庫設備の作業モードと操作内容を設定するバー
コード３１のページが開かれることから、必要なバーコ
ードの読み取りがその見開きの両ページで終了でき、ま
た設定を誤ってもすぐに訂正でき、従来のように棚番カ
ード９を交換に行く必要がなくなり、作業効率を向上さ
せることができる。

【００２３】なお、本実施例では、自動倉庫設備として
クレーン６を使用した自動倉庫設備としているが、回転
式棚を使用した自動倉庫設備にも実施することができる
。また、アイテムファイル２３を使用しているが、荷に
対応したコードが形成された表であればよく、台帳やシ
ートなどであってもよい。さらに入力手段として、スキ
ャナ１６を使用しているが、作業モード設定スイッチ１
７により作業モードを制御装置２１へ入力し、テンキー
スイッチ１８により、荷に対応するバーコードラベル２
６に印刷されたバーコードのコード番号を制御装置２１
へ入力してもよい。また本実施例では、コードとしてバ
ーコードを使用しているが、バーコードの代わりに他の
コード、たとえばカルラコード、数字、文字などを使用
してもよい。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、制
御手段により入力手段から入力した作業モード信号と荷
に対応するコード信号に応じて、棚の荷収納空間とこの
荷収納空間に収納された荷の管理が行われることによっ
て、作業員は荷に対応するコードを表より検索し、この
コードと作業モードを入力することで荷収納空間の棚番
を意識せずに入出庫作業を行うことができ、さらに従来
と比較して作業手順が少なくなり、作業能率を向上させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における自動倉庫設備の操作
パネルの正面図である。

【図２】同自動倉庫設備の制御構成図である。

【図３】同自動倉庫設備のアイテムファイルの見開き図
である。

【図４】同自動倉庫設備のアイテムファイルのアイテム
シートの一方の面の平面図である。

【図５】同自動倉庫設備のアイテムファイルのアイテム
シートの他方の面の平面図である。

【図６】同自動倉庫設備の制御装置の動作を説明するフ
ローチャートである。

【図７】同自動倉庫設備の作業手順を説明するフローチ
ャートである。

【図８】従来の自動倉庫設備の配置図である。

【図９】従来の自動倉庫設備の棚番カードの使用を説明
するための模式図である。

【図１０】従来の自動倉庫設備の作業手順を説明するフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１　　　　荷収納空間 ２　　　　棚 ４　　　　荷 ６　　　　クレーン １６　　　　スキャナ（入力手段） ２１　　　　制御装置 ２３　　　　アイテムファイル（作業用ファイル）２６
　　　　バーコードシール ３０　　　　アイテム欄 ３１　　　　作業モードと操作内容を設定するバーコー
ド３３　　　　アイテムシート

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数の荷収納空間を有する棚と、前記
   棚の荷収納空間との荷の入出庫を行う荷搬入出装置を備
   え、前記荷に対応するコードが形成された表と、作業モ
   ードおよび荷に対応するコードを入力する入力手段を設
   け、前記入力手段から入力した、作業モード信号と荷に
   対応するコード信号により、前記棚の荷収納空間とこの
   荷収納空間に収納された荷の管理を行い、前記荷搬入出
   装置の入出庫を制御する制御手段を備えた自動倉庫設備
   。