JPH0430324Y2 - - Google Patents

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JPH0430324Y2
JPH0430324Y2 JP14972785U JP14972785U JPH0430324Y2 JP H0430324 Y2 JPH0430324 Y2 JP H0430324Y2 JP 14972785 U JP14972785 U JP 14972785U JP 14972785 U JP14972785 U JP 14972785U JP H0430324 Y2 JPH0430324 Y2 JP H0430324Y2
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control valve
engine
exhaust
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exhaust system
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数の排気管の内の一つに運転状態
に応じて開閉する制御弁を設けた内燃機関用排気
装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の可変式内燃機関用排気装置とし
ては、例えば特開昭60−19907号公報又は第6図
に示すものが知られている。
図に於て、1はエンジン、3はこのエンジン1
の排気マニホールド2に連結する排気系であり、
エンジン1側からコンバータ4、プリマフラ5、
メインマフラ6が取り付けてある。そして、プリ
マフラ5とメインマフラ6との間には2本の排気
管7,8が配設され、一方の排気管7には制御弁
9が設けてある。そして、制御弁9は、コントロ
ーラ10に連結するバルブ駆動装置11によつて
駆動されるようになつている。
この可変式内燃機関用排気装置によれば、エン
ジン1の回転数を常時コントローラ10で監視
し、エンジン1の回転数が設定値以下(低回転)
の場合には、制御弁9を閉じて高排圧型として、
主に低周波数騒音を低減し、一方、エンジン1の
回転数が設定値以上(高回転)の場合には、制御
弁9を開いて低排圧型として、主に高周波数騒音
を低減することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し、この種の可変式内燃機関用排気系は、上
述の如く、制御手段としてエンジンの回転数のみ
で判断するようになつているため、負荷がある場
合にはエンジン回転数が設定値以上の時に制御弁
を開いても十分機能するが、例えばエンジン負荷
が低い時には、十分機能し得ない。即ち、エンジ
ン負荷が低い時には、排気基本周波数の音が低周
波数領域にあるため、エンジン回転数が高くなつ
て、制御弁を開くという上記システムでは、制御
弁が開くと、消音特性を悪化する虞があり、好ま
しいものではなかつた。
〔考案の目的〕
本考案は斯かる従来の問題点を解決するために
為されたものであり、その目的は、制御弁の最適
開閉時期が得られるようにした制御弁を設けた内
燃機関用排気装置を提供することにある。
〔考案が解決するための手段〕
斯かる目的を達成するために本考案に係る制御
弁を設けた内燃機関用排気装置は、内燃機関に連
結する排気経路に、少なくとも消音器を設けると
共にこの消音器のテール側に複数の排気管を連結
し、且つ、複数の排気管の内の一つに運転状態に
応じて開閉する制御弁を設けた内燃機関用排気装
置に於て、排気系の実測騒音のLin.値(聴感補正
回路を介さずに指示されるdb値)とA特性値と
のdB換算差が、設定値以上の時に制御弁を閉じ、
設定値以下の時に制御弁を開くようにした制御装
置を設けたものである。
〔作用〕
本考案に於ては、排気系の実測騒音のLin.値と
A特性値とのdB換算差に基づいて、制御弁の開
閉時期を決めるため、エンジン負荷が低くてエン
ジン回転数が高い時に、制御弁を開いて消音特性
を悪化することがない。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本実施例の構成を示すものであり、2
1はエンジン、23はこのエンジン21の排気マ
ニホールド22に連結する排気系であり、エンジ
ン21側からコンバータ24と消音器であるプリ
マフラ25及びメインマフラ26が取り付けてあ
る。そして、プリマフラ25とメインマフラ26
との間には2本の配管27,28が配設され、一
方の排気管27には制御弁29が設けてある。そ
して、制御弁29は、制御装置であるコントロー
ラ30に連結するバルブ駆動装置31によつて駆
動されるようになつている。
このように構成された本実施例によれば、例え
ば第4図に示すように、エンジン21が始動する
と、コントローラ30がこのエンジン21の吸入
空気量を常時監視すると共に、コントローラ30
ではギアがニユートラル位置にあるか否かを判断
し(ステツプS1)、『YES』の場合ちは制御弁2
9を閉じる指令を出して、バルブ駆動装置31を
介して制御弁29を閉じ、『NO』の場合には次
に進み、ギアがパーキング位置にあるか否かを判
断し(ステツプS2)、『YES』の場合には制御弁
29を閉じる指令を出して、バルブ駆動装置31
を介して制御弁29を閉じ、『NO』の場合には
次に進み、アクセルペダルがOFFか否かを判断
し(ステツプS3)、『YES』の場合には制御弁2
9を閉じる指令を出して、バルブ駆動装置31を
介して制御弁29を閉じ、『NO』の場合には次
に進み、エンジン吸入空気量が判断流量以下か否
かを判断し(ステツプS4)、『YES』の場合、即
ち排気系の実測騒音のLin.値とA特性値とのdB
換算差が設定値以上の場合には制御弁29を閉じ
る指令を出して、バルブ駆動装置31を介して制
御弁29を閉じ、『NO』の場合、即ち設定値以
下の場合には制御弁29を開く指令を出して、バ
ルブ駆動装置31を介して制御弁29を開く。そ
して、このルーチンは、エンジンが始動している
間中実行される。
次に、本実施例で規定する排気系の実測騒音の
Lin.値とのA特性値との関係を第2図に基づいて
説明する。
此処で、排気系の実測騒音のLin.値は、聴感補
正回路を介さずに指示されるdb値であつて、音
を計測器が直接感じるものをいい、又、A特性と
は周波数補正回路(ラウドネスレベル40ホーン)
により補正された値(一般に人間の耳で感じる音
に一番近いといわれている。)をいう。
例えば、3000ccのエンジンを4/4ロードで使用
した場合の消音特性をグラフにすると、第3図の
ようになる。即ち、排気系の実測騒音のLin.値は
約700〜1500回転数の領域に於て、A特性値との
dB換算に差異が見られる。
そして、これらのデータに基づいて、排気系の
実測騒音のLin.値とA特性値とのdB換算差(Lin.
−A)を縦軸とし、エンジン吸入空気量を横軸と
したグラフに置き換えたものが第2図に示す関係
図である。
この図に於て、Lin.−Aが大きいと、エンジン
が低回転、低負荷であることを示す。又、Lin.−
Aが小さいと、エンジンが高回転、高負荷である
ことを示す。
従つて、エンジン吸入空気量が増加すれば、
Lin.−Aが小さくなる。即ち、排気吐出音に占め
る排気系での噴流騒音の寄与率が大きくなること
が理解される。
そこで、本実施例では、上記の如きLin−A特
性を利用して、Lin−Aの基準値を実験により求
めることによつて、制御弁29の最適開閉時期を
決め、エンジン吸入空気量を決定する。
従つて、本実施例によれば、例えば無負荷状態
では、エンジン回転数が高くなつていても、制御
弁29を開かないので、消音性能を悪化すること
がなくなる。
又、本実施例を、運輸省令第39号に基づく測定
方法に従つて説明すると、例えば第5図に示すよ
うに進入速度50Km/hで走行している車両が、ス
ロツトルを全開してマイクがセツトしてある位置
から7.5m離れた所を20m走行した場合のLin.−A
とエンジン吸入空気量との関係は、第2図のP点
として示すようになる。この値から、Lin.−Aを
求めても良い。
尚、上記実施例ではLin.−Aを吸入空気量より
求めたが、これに限らず、例えばスロツトル開度
等により求めても良い。
〔考案の効果〕 以上説明した如く、本実施例によれば、制御弁
が最適制御ポイントで開閉するため、消音性能が
向上する。又、実走行での制御弁の動作回数が少
ないので、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す構成図、第2図
はLin.−Aとエンジン吸入量との関係を示すグラ
フ、第3図はLin.とA特性値との関係を示す消音
特性線図、第4図は本実施例に於ける動作を示す
フローチヤート、第5図は運輸省令第39号に基づ
く測定方法を示す説明図、第6図は従来の装置を
示す構成図である。 21……エンジン、25……プリマフラ、26
……メインマフラ、27,28……排気管、29
……制御弁、30……コントローラ、31……バ
ルブ駆動装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関に連結する排気通路に、少なくとも消
    音器を設けると共にこの消音器のテール側に複数
    の排気管を連結し、且つ、複数の排気管の内の一
    つに運転状況に応じて開閉する制御弁を設けた内
    燃機関用排気装置に於て、排気系の実測騒音の
    Lin.値(聴感補正回路を介さずに指示されるdb
    値)とA特性値とのdb換算差が、設定値以上の
    時に制御弁を閉じ、設定値以下の時に制御弁を開
    くようにした制御装置を設けたことを特徴とする
    制御弁を設けた内燃機関用排気装置。
JP14972785U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH0430324Y2 (ja)

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JP14972785U JPH0430324Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JP14972785U JPH0430324Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6257718U JPS6257718U (ja) 1987-04-10
JPH0430324Y2 true JPH0430324Y2 (ja) 1992-07-22

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JP14972785U Expired JPH0430324Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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