JPH04303132A - エンジンのカバー構造 - Google Patents
エンジンのカバー構造Info
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- JPH04303132A JPH04303132A JP6726491A JP6726491A JPH04303132A JP H04303132 A JPH04303132 A JP H04303132A JP 6726491 A JP6726491 A JP 6726491A JP 6726491 A JP6726491 A JP 6726491A JP H04303132 A JPH04303132 A JP H04303132A
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- JP
- Japan
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- engine
- cover
- camshaft
- cylinder head
- driving force
- Prior art date
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Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 22
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000005347 demagnetization Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＤＯＨＣタイプで、少
なくとも一方のカムシャフトのエンジン前方側端部に補
機が取付けられ、かつ、両カムシャフト間で駆動力を伝
達する駆動力伝達機構が設けられているエンジンにおけ
るカバー構造に関するものである。
なくとも一方のカムシャフトのエンジン前方側端部に補
機が取付けられ、かつ、両カムシャフト間で駆動力を伝
達する駆動力伝達機構が設けられているエンジンにおけ
るカバー構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、シリンダヘッド上に吸気弁用
と排気弁用の一対のカムシャフトを平行に配置し、シリ
ンダヘッドの前方においてクランクシャフトから上記各
カムシャフトにタイミングベルトまたはチェーンを介し
て駆動力を伝達するようにしたＤＯＨＣエンジンは一般
に知られている（例えば特開昭６２−２４８８２９号公
報参照）。
と排気弁用の一対のカムシャフトを平行に配置し、シリ
ンダヘッドの前方においてクランクシャフトから上記各
カムシャフトにタイミングベルトまたはチェーンを介し
て駆動力を伝達するようにしたＤＯＨＣエンジンは一般
に知られている（例えば特開昭６２−２４８８２９号公
報参照）。
【０００３】また、この種のＤＯＨＣエンジンにおいて
、クランクシャフトからタイミングベルト等により一方
のカムシャフトに駆動力を伝達するとともに、両カムシ
ャフト間で駆動力を伝達するように、両カムシャフトに
わたって駆動力伝達機構（例えばスプロケットおよびチ
ェーン）を設けた構造がある。
、クランクシャフトからタイミングベルト等により一方
のカムシャフトに駆動力を伝達するとともに、両カムシ
ャフト間で駆動力を伝達するように、両カムシャフトに
わたって駆動力伝達機構（例えばスプロケットおよびチ
ェーン）を設けた構造がある。
【０００４】さらに、一方のカムシャフトのエンジン前
方側の端部に、バルブタイミング可変機構等の補機を取
付けたものがある。例えば、特開昭６３−１６２９１０
号公報に示された構造では、カムシャフトの前端側の外
方に駆動力入力用の部材（カムプーリ）が配置され、こ
の部材の内部に、カムシャフトに取り付けられたハブ部
材と、これに螺合するアドバンシングリングと、これに
相対回転可能に結合されるとともに上記入力部材および
ハブ部材に軸方向移動可能に係合するアドバンシング部
材と、電磁コイルからなるリターダとが設けられている
。そして、上記リターダが通電時に上記アドバンシング
リングに押しつけられ、それに応じたアドバンシングリ
ングおよびアドバンシング部材の変位により、入力部材
とカムシャフトとの相対位相が変化してバルブタイミン
グが変わるようになっている。
方側の端部に、バルブタイミング可変機構等の補機を取
付けたものがある。例えば、特開昭６３−１６２９１０
号公報に示された構造では、カムシャフトの前端側の外
方に駆動力入力用の部材（カムプーリ）が配置され、こ
の部材の内部に、カムシャフトに取り付けられたハブ部
材と、これに螺合するアドバンシングリングと、これに
相対回転可能に結合されるとともに上記入力部材および
ハブ部材に軸方向移動可能に係合するアドバンシング部
材と、電磁コイルからなるリターダとが設けられている
。そして、上記リターダが通電時に上記アドバンシング
リングに押しつけられ、それに応じたアドバンシングリ
ングおよびアドバンシング部材の変位により、入力部材
とカムシャフトとの相対位相が変化してバルブタイミン
グが変わるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カムシ
ャフト前端側にバルブタイミング可変機構等の比較的重
たい補機が取り付けられ、これがシリンダヘッドの前端
よりも前方に配置されている構造においては、シリンダ
ヘッドに設けられたカムシャフトに対する軸受部だけで
は上記補機に対する支持力を確保することが難しくて、
補機取付け部分の変形を生じるおそれがあるとともに、
この部分に振動が生じ易くなる。また、カムシャフト同
志の間で駆動力を伝達する駆動力伝達機構が両カムシャ
フトにわたって設けられている場合、この部分にエンジ
ンからの振動が伝わると、バックラッシ等により噛み合
いがくるって機能が低下する可能性があり、一方、この
駆動力伝達機構自体も振動の発生源となり、この振動が
他の部分に伝わることも好ましくなく、これらの点でも
改善の余地があった。
ャフト前端側にバルブタイミング可変機構等の比較的重
たい補機が取り付けられ、これがシリンダヘッドの前端
よりも前方に配置されている構造においては、シリンダ
ヘッドに設けられたカムシャフトに対する軸受部だけで
は上記補機に対する支持力を確保することが難しくて、
補機取付け部分の変形を生じるおそれがあるとともに、
この部分に振動が生じ易くなる。また、カムシャフト同
志の間で駆動力を伝達する駆動力伝達機構が両カムシャ
フトにわたって設けられている場合、この部分にエンジ
ンからの振動が伝わると、バックラッシ等により噛み合
いがくるって機能が低下する可能性があり、一方、この
駆動力伝達機構自体も振動の発生源となり、この振動が
他の部分に伝わることも好ましくなく、これらの点でも
改善の余地があった。
【０００６】本発明は、上記問題を解決するもので、カ
ムシャフト一端側に補機が取り付けられた部分に対する
支持強度を高め、この部分の振動を抑制するとともに、
カムシャフト間の駆動力伝達機構が設けられた部分にお
いても支持力を確保しつつ、この部分に対して振動が伝
わることを抑制することができ、機能性および信頼性を
高めることができるエンジンのカバー構造を提供するこ
とを目的とする。
ムシャフト一端側に補機が取り付けられた部分に対する
支持強度を高め、この部分の振動を抑制するとともに、
カムシャフト間の駆動力伝達機構が設けられた部分にお
いても支持力を確保しつつ、この部分に対して振動が伝
わることを抑制することができ、機能性および信頼性を
高めることができるエンジンのカバー構造を提供するこ
とを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シリンダヘッド上に一対のカムシャフト
が配置されるとともに、少なくとも一方のカムシャフト
のエンジン前方側端部に補機が取付けられ、かつ、両カ
ムシャフト間で駆動力を伝達する駆動力伝達機構が両カ
ムシャフトにわたって設けられているエンジンにおいて
、クランクシャフトからカムシャフトへの駆動力伝達用
のタイミングベルトまたはチェーンを被うエンジン前方
側カバーに、上記カムシャフト端部の補機を支持する軸
受部が設けられる一方、シリンダヘッドにヘッドカバー
が結合され、かつ、上記駆動力伝達機構の近傍ではヘッ
ドカバーがシリンダヘッドに対してフローティング支持
されている構造としたものである。
に、本発明は、シリンダヘッド上に一対のカムシャフト
が配置されるとともに、少なくとも一方のカムシャフト
のエンジン前方側端部に補機が取付けられ、かつ、両カ
ムシャフト間で駆動力を伝達する駆動力伝達機構が両カ
ムシャフトにわたって設けられているエンジンにおいて
、クランクシャフトからカムシャフトへの駆動力伝達用
のタイミングベルトまたはチェーンを被うエンジン前方
側カバーに、上記カムシャフト端部の補機を支持する軸
受部が設けられる一方、シリンダヘッドにヘッドカバー
が結合され、かつ、上記駆動力伝達機構の近傍ではヘッ
ドカバーがシリンダヘッドに対してフローティング支持
されている構造としたものである。
【０００８】この構成において、一方のカムシャフトの
エンジン前方側端部に補機としてバルブタイミング可変
機構が取り付けられるとともに、他方のカムシャフトの
エンジン前方側端部にクランク角センサ構成部分が設け
られ、該他方のカムシャフトに対応する箇所のエンジン
前方側カバーに上記クランク角センサ構成部分の支持部
が設けられることが好ましい。
エンジン前方側端部に補機としてバルブタイミング可変
機構が取り付けられるとともに、他方のカムシャフトの
エンジン前方側端部にクランク角センサ構成部分が設け
られ、該他方のカムシャフトに対応する箇所のエンジン
前方側カバーに上記クランク角センサ構成部分の支持部
が設けられることが好ましい。
【０００９】また、エンジン前方側カバーとヘッドカバ
ーとの接合部分は緩結合となっていることが好ましい。
ーとの接合部分は緩結合となっていることが好ましい。
【００１０】
【作用】上記構成によれば、上記エンジン前方側カバー
に設けられた補機支持用の軸受部により、補機が取り付
けられたカムシャフト端部に対する支持強度が高められ
、また、上記駆動力伝達機構の近傍ではヘッドカバーが
シリンダヘッドに対してフローティング支持されている
ことにより、この部分で振動が吸収されて、エンジンか
らの振動の影響による駆動力伝達機構の機能の悪化やヘ
ッドカバーの膜振動等が防止される。
に設けられた補機支持用の軸受部により、補機が取り付
けられたカムシャフト端部に対する支持強度が高められ
、また、上記駆動力伝達機構の近傍ではヘッドカバーが
シリンダヘッドに対してフローティング支持されている
ことにより、この部分で振動が吸収されて、エンジンか
らの振動の影響による駆動力伝達機構の機能の悪化やヘ
ッドカバーの膜振動等が防止される。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【００１２】図１は本考案のカバー構造を有するエンジ
ンの概略平面図、図２はシリンダヘッドの上端近傍の位
置で断面した断面平面図であり、これらの図において、
シリンダヘッド１上には、吸気側と排気側の一対のカム
シャフト２，３が、互いに平行に、エンジンの前後方向
に延びるように配置されている。図３にも示すように、
上記各カムシャフト２，３には、カム４が配設されると
ともに、複数箇所にジャーナル部５が設けられ、シリン
ダヘッド１の軸受部６とこれに締結されたカムキャップ
７とで回転可能に支持されている。
ンの概略平面図、図２はシリンダヘッドの上端近傍の位
置で断面した断面平面図であり、これらの図において、
シリンダヘッド１上には、吸気側と排気側の一対のカム
シャフト２，３が、互いに平行に、エンジンの前後方向
に延びるように配置されている。図３にも示すように、
上記各カムシャフト２，３には、カム４が配設されると
ともに、複数箇所にジャーナル部５が設けられ、シリン
ダヘッド１の軸受部６とこれに締結されたカムキャップ
７とで回転可能に支持されている。
【００１３】上記両カムシャフト２，３には、シリンダ
ヘッド１の前端部に支持されるジャーナル部５の近傍の
位置に、スプロケット１１，１２が取り付けられており
、両スプロケット１１，１２にチェーン１３が掛けられ
ている。これらスプロケット１１，１２およびチェーン
１３により、両カムシャフト２，３間で駆動力を伝達す
る駆動力伝達機構１０が構成されている。そして、図外
のクランクシャフトからの駆動力が、タイミングベルト
（またはチェーン）１４を介して一方のカムシャフト２
に伝達されるとともに、この一方のカムシャフト２から
上記スプロケット１１，１２およびチェーン１３を介し
て他方のカムシャフト３へも伝達されるようになってい
る。
ヘッド１の前端部に支持されるジャーナル部５の近傍の
位置に、スプロケット１１，１２が取り付けられており
、両スプロケット１１，１２にチェーン１３が掛けられ
ている。これらスプロケット１１，１２およびチェーン
１３により、両カムシャフト２，３間で駆動力を伝達す
る駆動力伝達機構１０が構成されている。そして、図外
のクランクシャフトからの駆動力が、タイミングベルト
（またはチェーン）１４を介して一方のカムシャフト２
に伝達されるとともに、この一方のカムシャフト２から
上記スプロケット１１，１２およびチェーン１３を介し
て他方のカムシャフト３へも伝達されるようになってい
る。
【００１４】また、シリンダヘッド１の前端部よりも前
方において一方のカムシャフト２の端部には、補機とし
て、バルブタイミング可変機構１５が取り付けられてい
る。このバルブタイミング可変機構１５は、原理的には
従来から知られているため具体的構造の図示は省略する
が、タイミングベルト１４が掛けられるプーリ１６を外
周面に有する入力部材１７の内部に、電磁コイルとその
励磁、消磁に応じて変位するアドバンシングリングおよ
びアドバンシング部材、ハブ等を具備し、上記電磁コイ
ルに対する通電の制御により、上記入力部材１７とカム
シャフト２との相対位相が変わるようになっている。
方において一方のカムシャフト２の端部には、補機とし
て、バルブタイミング可変機構１５が取り付けられてい
る。このバルブタイミング可変機構１５は、原理的には
従来から知られているため具体的構造の図示は省略する
が、タイミングベルト１４が掛けられるプーリ１６を外
周面に有する入力部材１７の内部に、電磁コイルとその
励磁、消磁に応じて変位するアドバンシングリングおよ
びアドバンシング部材、ハブ等を具備し、上記電磁コイ
ルに対する通電の制御により、上記入力部材１７とカム
シャフト２との相対位相が変わるようになっている。
【００１５】また、他方のカムシャフト３の前方には、
アイドラ支持部材２１に回転自在に支持されたアイドル
プーリ２２が配置され、このアイドルプーリ２２にリン
グ状の検出子２３が取り付けられ、これと後記の光学セ
ンサ２４とで、クランク角センサが構成されている。そ
して、上記タイミングベルト１４がアイドルプーリ２２
にも掛けられている。
アイドラ支持部材２１に回転自在に支持されたアイドル
プーリ２２が配置され、このアイドルプーリ２２にリン
グ状の検出子２３が取り付けられ、これと後記の光学セ
ンサ２４とで、クランク角センサが構成されている。そ
して、上記タイミングベルト１４がアイドルプーリ２２
にも掛けられている。
【００１６】シリンダヘッド１の前方には、上記タイミ
ングベルト１４を被うベルトカバー（エンジン前方側カ
バー）３０が配置され、また、シリンダヘッド１の上方
には、カムシャフト２，３等を被うヘッドカバー４０が
配置されている。
ングベルト１４を被うベルトカバー（エンジン前方側カ
バー）３０が配置され、また、シリンダヘッド１の上方
には、カムシャフト２，３等を被うヘッドカバー４０が
配置されている。
【００１７】上記ベルトカバー３０は、タイミングベル
ト１４およびプーリ１６，２２の前方から上方にわたる
部分を被うように形成され、側辺部等においてシリンダ
ヘッド１に固着されている。このベルトカバー３０の、
上記一方のカムシャフト２の端部に対応する箇所には、
上記バルブタイミング可変機構１５を支持する軸受部３
１が設けられている。この軸受部３１は比較的厚肉の筒
上に形成され、これに対し、上記バルブタイミング可変
機構１５の入力部材１７の前端には軸３２が突出し、こ
の軸３２が上記軸受部３１にメタル３３を介して回転自
在に支持されている。また、このベルトカバー３０の、
アイドラ支持部材２１に対応する箇所には、後方に向け
て突出する突出部３４が一体に設けられ、この突出部３
４がアイドラ支持部材２１の前端部２１ａに嵌着される
ことにより、クランク角センサ構成部分の支持部となっ
ている。さらにベルトカバー３０には、上記検出子２３
に設けられた開口を検出するための発光素子と受光素子
とからなる光学センサ２４が取り付けられている。
ト１４およびプーリ１６，２２の前方から上方にわたる
部分を被うように形成され、側辺部等においてシリンダ
ヘッド１に固着されている。このベルトカバー３０の、
上記一方のカムシャフト２の端部に対応する箇所には、
上記バルブタイミング可変機構１５を支持する軸受部３
１が設けられている。この軸受部３１は比較的厚肉の筒
上に形成され、これに対し、上記バルブタイミング可変
機構１５の入力部材１７の前端には軸３２が突出し、こ
の軸３２が上記軸受部３１にメタル３３を介して回転自
在に支持されている。また、このベルトカバー３０の、
アイドラ支持部材２１に対応する箇所には、後方に向け
て突出する突出部３４が一体に設けられ、この突出部３
４がアイドラ支持部材２１の前端部２１ａに嵌着される
ことにより、クランク角センサ構成部分の支持部となっ
ている。さらにベルトカバー３０には、上記検出子２３
に設けられた開口を検出するための発光素子と受光素子
とからなる光学センサ２４が取り付けられている。
【００１８】上記ヘッドカバー４０は、シリンダヘッド
１上の各カムシャフト２，３を被う部分４０ａ，４０ｂ
と、これらの部分４０ａ，４０ｂの間に連なる幅方向中
央部分４０ｃとを一体に有し、幅方向中央部分４０ｃは
、上記駆動力伝達機構を被う部分を除いて下方に凹んだ
形となっている。そして、ヘッドカバーの周辺のフラン
ジ部がシリンダヘッド周辺部上面にガスケット（図示せ
ず）を介して接合された状態で、その複数箇所がボルト
４１でシリンダヘッド１に固定的に締結されている。 また、シリンダヘッド１の軸受部６からカムシャフト２
にわたって形成されたオイル通路４２を通して上記バル
ブタイミング可変機構１５の摺動部分に潤滑用のオイル
が供給されるようになっているので、シリンダヘッド１
の前端部とこれに対応するヘッドカバー４０の前端部付
近に、オイルシール部４３，４４が設けられ、このオイ
ルシール部４３，４４によっても上記バルブタイミング
可変機構１５が支持されるようになっている。
１上の各カムシャフト２，３を被う部分４０ａ，４０ｂ
と、これらの部分４０ａ，４０ｂの間に連なる幅方向中
央部分４０ｃとを一体に有し、幅方向中央部分４０ｃは
、上記駆動力伝達機構を被う部分を除いて下方に凹んだ
形となっている。そして、ヘッドカバーの周辺のフラン
ジ部がシリンダヘッド周辺部上面にガスケット（図示せ
ず）を介して接合された状態で、その複数箇所がボルト
４１でシリンダヘッド１に固定的に締結されている。 また、シリンダヘッド１の軸受部６からカムシャフト２
にわたって形成されたオイル通路４２を通して上記バル
ブタイミング可変機構１５の摺動部分に潤滑用のオイル
が供給されるようになっているので、シリンダヘッド１
の前端部とこれに対応するヘッドカバー４０の前端部付
近に、オイルシール部４３，４４が設けられ、このオイ
ルシール部４３，４４によっても上記バルブタイミング
可変機構１５が支持されるようになっている。
【００１９】上記駆動力伝達機構１０の配置箇所に対応
する部分のヘッドカバー４０には、前後一対の縦壁４６
ａ，４６ｂおよび同４７ａ，４７ｂにより、スプロケッ
ト１１およびチェーン１２を囲うような枠状部分が形成
されている。そして、図４にも示すように、幅方向略中
央部における駆動力伝達機構１０の前後両側で上記縦壁
４７ａ，４７ｂの下端に連なる部分は、シリンダヘッド
１上面との間に弾力性を有するラバー４８を介在させた
状態で、このラバー４８を貫通するボルト４９でシリン
ダヘッド１に結合されることにより、シリンダヘッド１
にフローティング支持されている。
する部分のヘッドカバー４０には、前後一対の縦壁４６
ａ，４６ｂおよび同４７ａ，４７ｂにより、スプロケッ
ト１１およびチェーン１２を囲うような枠状部分が形成
されている。そして、図４にも示すように、幅方向略中
央部における駆動力伝達機構１０の前後両側で上記縦壁
４７ａ，４７ｂの下端に連なる部分は、シリンダヘッド
１上面との間に弾力性を有するラバー４８を介在させた
状態で、このラバー４８を貫通するボルト４９でシリン
ダヘッド１に結合されることにより、シリンダヘッド１
にフローティング支持されている。
【００２０】上記ベルトカバー３０とヘッドカバー４０
とは、シリンダヘッド１前端部付近の上方の位置で互い
の端部が結合され、この両カバー３０，４０の結合部分
５０は、溝５１と端縁部５２とがある程度のクリアラン
スをもって緩やかに嵌まり合うような緩結合となってい
る。
とは、シリンダヘッド１前端部付近の上方の位置で互い
の端部が結合され、この両カバー３０，４０の結合部分
５０は、溝５１と端縁部５２とがある程度のクリアラン
スをもって緩やかに嵌まり合うような緩結合となってい
る。
【００２１】以上のような当実施例の構造によると、シ
リンダヘッド１の前方において、カムシャフト２の端部
に取り付けられた比較的重たいバルブタイミング可変機
構１５に対し、その前端側を支持する軸受部３０がベル
トカバー３０に設けられていることにより、これとシリ
ンダヘッド前端の軸受部６およびシール部４３，４４で
バルブタイミング可変機構１５の荷重が支えられ、十分
に支持強度が確保される。
リンダヘッド１の前方において、カムシャフト２の端部
に取り付けられた比較的重たいバルブタイミング可変機
構１５に対し、その前端側を支持する軸受部３０がベル
トカバー３０に設けられていることにより、これとシリ
ンダヘッド前端の軸受部６およびシール部４３，４４で
バルブタイミング可変機構１５の荷重が支えられ、十分
に支持強度が確保される。
【００２２】また、両カムシャフト２，３間の駆動力伝
達機構１０が配置されている部分では、ヘッドカバー４
０がシリンダヘッド１に対しラバー４８およびボルト４
９でフローティング支持されていることにより、有効に
振動が低減される。すなわち、この部分が全く支持され
ていないと、周辺部での支持だけではヘッドカバーの膜
振動が生じ易くなり、また剛対的に結合されているとエ
ンジンからの振動や駆動力伝達機構１０自体からの振動
が伝わりやすいが、上記フローティング支持とされるこ
とにより、ヘッドカバー４０の膜振動が抑制されるとと
もに、エンジンから伝わる振動や上記機構１０からヘッ
ドカバー４０へ伝わる振動が吸収される。
達機構１０が配置されている部分では、ヘッドカバー４
０がシリンダヘッド１に対しラバー４８およびボルト４
９でフローティング支持されていることにより、有効に
振動が低減される。すなわち、この部分が全く支持され
ていないと、周辺部での支持だけではヘッドカバーの膜
振動が生じ易くなり、また剛対的に結合されているとエ
ンジンからの振動や駆動力伝達機構１０自体からの振動
が伝わりやすいが、上記フローティング支持とされるこ
とにより、ヘッドカバー４０の膜振動が抑制されるとと
もに、エンジンから伝わる振動や上記機構１０からヘッ
ドカバー４０へ伝わる振動が吸収される。
【００２３】また、ベルトカバー３０とヘッドカバー４
０が緩結合となっていることにより、ここで振動の伝達
が遮断されて、ベルトカバー３０からヘッドカバー４０
へ振動が伝わることが防止される。
０が緩結合となっていることにより、ここで振動の伝達
が遮断されて、ベルトカバー３０からヘッドカバー４０
へ振動が伝わることが防止される。
【００２４】他方のカムシャフト３の前端側には、その
スペースを利用してクランク角センサを構成する部分が
アイドルプーリ２２とともに設けられている。そしてこ
れに対し、クランク角センサ構成部分の支持部となる突
出部３４がベルトカバー３０に設けられていることによ
り、この部分の支持強度も確保されている。
スペースを利用してクランク角センサを構成する部分が
アイドルプーリ２２とともに設けられている。そしてこ
れに対し、クランク角センサ構成部分の支持部となる突
出部３４がベルトカバー３０に設けられていることによ
り、この部分の支持強度も確保されている。
【００２５】なお、上記実施例ではカムシャフト一端側
に取り付けられる補機としてバルブタイミング可変機構
１５が設けられているが、他の補機、例えばディストリ
ビュータ等が取り付けられてもよい。また、両カムシャ
フト間の駆動力伝達機構は、互いに噛み合う複数のギヤ
等であってもよい。
に取り付けられる補機としてバルブタイミング可変機構
１５が設けられているが、他の補機、例えばディストリ
ビュータ等が取り付けられてもよい。また、両カムシャ
フト間の駆動力伝達機構は、互いに噛み合う複数のギヤ
等であってもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上のように本発明は、エンジン前方側
カバーに、カムシャフト端部のバルブタイミング可変機
構等の補機を支持する軸受部が設けられているため、上
記補機取付け部分に対する支持強度を高めるとともに、
カムシャフト端部側の振動を抑制することができる。ま
た、シリンダヘッドにヘッドカバーが結合され、かつ、
上記駆動力伝達機構の近傍ではヘッドカバーがシリンダ
ヘッドに対してフローティング支持されているため、エ
ンジンからの振動を吸収して上記駆動力伝達機構の機能
性を確保し、かつヘッドカバーの膜振動等も防止するこ
とができる。
カバーに、カムシャフト端部のバルブタイミング可変機
構等の補機を支持する軸受部が設けられているため、上
記補機取付け部分に対する支持強度を高めるとともに、
カムシャフト端部側の振動を抑制することができる。ま
た、シリンダヘッドにヘッドカバーが結合され、かつ、
上記駆動力伝達機構の近傍ではヘッドカバーがシリンダ
ヘッドに対してフローティング支持されているため、エ
ンジンからの振動を吸収して上記駆動力伝達機構の機能
性を確保し、かつヘッドカバーの膜振動等も防止するこ
とができる。
【００２７】一方のカムシャフトのエンジン前方側端部
にバルブタイミング可変機構が取り付けられるとともに
、他方のカムシャフトのエンジン前方側端部にクランク
角センサ構成部分が設けられ、エンジン前方側カバーに
上記クランク角センサ構成部分の支持部が設けられてい
ると、上記クランク角センサ構成部分が設けられている
カムシャフトの端部に対しても支持強度を高めることが
できる。
にバルブタイミング可変機構が取り付けられるとともに
、他方のカムシャフトのエンジン前方側端部にクランク
角センサ構成部分が設けられ、エンジン前方側カバーに
上記クランク角センサ構成部分の支持部が設けられてい
ると、上記クランク角センサ構成部分が設けられている
カムシャフトの端部に対しても支持強度を高めることが
できる。
【００２８】エンジン前方側カバーとヘッドカバーとの
接合部分が緩結合となっていると、この部分で振動が遮
断されるため、振動軽減に一層有利となる。
接合部分が緩結合となっていると、この部分で振動が遮
断されるため、振動軽減に一層有利となる。
【図１】本発明の一実施例による構造の概略平面図であ
る。
る。
【図２】同構造の断面平面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線に沿った断面図である。
【図４】図２のＢ−Ｂ線に沿った断面図である。
１ シリンダヘッド
２，３ カムシャフト
１０ 駆動力伝達機構
１５ バルブタイミング可変機構
３０ ベルトカバー
３１ 軸受部
４０ ヘッドカバー
４８ ラバー
４９ ボルト
Claims (3)
- 【請求項１】 シリンダヘッド上に一対のカムシャフ
トが配置されるとともに、少なくとも一方のカムシャフ
トのエンジン前方側端部に補機が取付けられ、かつ、両
カムシャフト間で駆動力を伝達する駆動力伝達機構が両
カムシャフトにわたって設けられているエンジンにおい
て、クランクシャフトからカムシャフトへの駆動力伝達
用のタイミングベルトまたはチェーンを被うエンジン前
方側カバーに、上記カムシャフト端部の補機を支持する
軸受部が設けられる一方、シリンダヘッドにヘッドカバ
ーが結合され、かつ、上記駆動力伝達機構の近傍ではヘ
ッドカバーがシリンダヘッドに対してフローティング支
持されていることを特徴とするエンジンのカバー構造。 - 【請求項２】 一方のカムシャフトのエンジン前方側
端部に補機としてバルブタイミング可変機構が取り付け
られるとともに、他方のカムシャフトのエンジン前方側
端部にクランク角センサ構成部分が設けられ、該他方の
カムシャフトに対応する箇所のエンジン前方側カバーに
上記クランク角センサ構成部分の支持部が設けられてい
ることを特徴とする請求項１記載のエンジンのカバー構
造。 - 【請求項３】 エンジン前方側カバーとヘッドカバー
との接合部分は緩結合となっていることを特徴とする請
求項１記載のエンジンのカバー構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6726491A JPH04303132A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | エンジンのカバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6726491A JPH04303132A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | エンジンのカバー構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04303132A true JPH04303132A (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=13339928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6726491A Pending JPH04303132A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | エンジンのカバー構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04303132A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004068708A (ja) * | 2002-08-07 | 2004-03-04 | Hino Motors Ltd | 電子制御エンジンのシリンダヘッドカバー |
| DE102007020431A1 (de) * | 2007-04-27 | 2008-10-30 | Schwäbische Hüttenwerke Automotive GmbH & Co. KG | Nockenwellenphasensteller und Vakuumpumpe für eine Brennkraftmaschine |
| JP2014227834A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-08 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の補機取付構造 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP6726491A patent/JPH04303132A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004068708A (ja) * | 2002-08-07 | 2004-03-04 | Hino Motors Ltd | 電子制御エンジンのシリンダヘッドカバー |
| DE102007020431A1 (de) * | 2007-04-27 | 2008-10-30 | Schwäbische Hüttenwerke Automotive GmbH & Co. KG | Nockenwellenphasensteller und Vakuumpumpe für eine Brennkraftmaschine |
| DE102007020431B4 (de) * | 2007-04-27 | 2010-07-22 | Schwäbische Hüttenwerke Automotive GmbH & Co. KG | Nockenwellenphasensteller und Vakuumpumpe für eine Brennkraftmaschine |
| US8061317B2 (en) | 2007-04-27 | 2011-11-22 | Schwabische Huttenwerke Automotive Gmbh & Co. Kg | Cam shaft phase setter and vacuum pump for an internal combustion engine |
| JP2014227834A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-08 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の補機取付構造 |
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