JPH04302714A - 転がり軸受の密封装置 - Google Patents
転がり軸受の密封装置Info
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- JPH04302714A JPH04302714A JP3092797A JP9279791A JPH04302714A JP H04302714 A JPH04302714 A JP H04302714A JP 3092797 A JP3092797 A JP 3092797A JP 9279791 A JP9279791 A JP 9279791A JP H04302714 A JPH04302714 A JP H04302714A
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- lip
- bearing
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- sealing
- seal
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 4
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 7
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- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備等のロー
ル回転用に使用される転がり軸受の密封装置に関する。
ル回転用に使用される転がり軸受の密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造法は一般に、保持炉の中に保た
れている溶湯をダイス内に流し込んで固化させ、この固
化層が一定の厚みになった状態でロールによって引き抜
いて一定厚みの鋼板等を製造する製造法を言うが、ダイ
ス内での固化、引抜きの際に多量の冷却水を使用する。 したがって、冷却水および冷却水に混じったスケール等
の異物がロールを支承する軸受内に侵入するのを防止す
る必要がある。
れている溶湯をダイス内に流し込んで固化させ、この固
化層が一定の厚みになった状態でロールによって引き抜
いて一定厚みの鋼板等を製造する製造法を言うが、ダイ
ス内での固化、引抜きの際に多量の冷却水を使用する。 したがって、冷却水および冷却水に混じったスケール等
の異物がロールを支承する軸受内に侵入するのを防止す
る必要がある。
【0003】従来、軸受内への異物侵入を防止すべく、
例えば図9に示すような密封装置が用いられていた。軸
受21はロール22の小径ネック部22aに装着されて
おり、その内輪21aは小径ネック部22aの外径部に
嵌着され、外輪21bはハウジング23に嵌合固定され
ている。軸受21およびその他周辺部材は、小径ネック
部22aに装着される関係上、すべて二つ割構造とされ
ている。二つ割の内輪21aは、端部側に装着された締
付け輪26によって一体化される。そして、締付け輪2
6の内・外径部にそれぞれ凹部が形成され、この凹部に
二つのシール部材28aおよび28bが嵌合固定される
。シール部材28aはハウジング23に固定されたスリ
ンガー24の内径面に摺接し、シール部材28bは小径
ネック部22aの外径面に摺接して、それぞれ冷却水等
の異物が軸受内へ侵入するのを防止している。
例えば図9に示すような密封装置が用いられていた。軸
受21はロール22の小径ネック部22aに装着されて
おり、その内輪21aは小径ネック部22aの外径部に
嵌着され、外輪21bはハウジング23に嵌合固定され
ている。軸受21およびその他周辺部材は、小径ネック
部22aに装着される関係上、すべて二つ割構造とされ
ている。二つ割の内輪21aは、端部側に装着された締
付け輪26によって一体化される。そして、締付け輪2
6の内・外径部にそれぞれ凹部が形成され、この凹部に
二つのシール部材28aおよび28bが嵌合固定される
。シール部材28aはハウジング23に固定されたスリ
ンガー24の内径面に摺接し、シール部材28bは小径
ネック部22aの外径面に摺接して、それぞれ冷却水等
の異物が軸受内へ侵入するのを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の密封装置は
、主に外部から軸受内への異物侵入防止を目的とするも
のであり、軸受内部からのグリース流出等については考
慮されていない。つまり、締付け輪26の外径側に装着
されたシール部材28aのリップは軸受外方側に向いて
おり、異物の侵入方向にはシール性を発揮し得るが、グ
リースの流出方向にはシール性を期待することができな
い。軸受内部から洩れたグリースがロールの表面に付着
すると、ロール表面と鋼板表面との間でスリップが発生
し、引抜き速度のムラ等の原因となったり、加速によっ
て鋼板内部の溶解部分が鋼板表面の固化層を突き破って
外部に飛び出したりする現象が生じる。また、シール部
材のシール性をゴム製リップの弾性力のみに依存してい
るため、ゴム材料の永久歪により初期の締代が失われる
ことに起因して、シール性が不十分・不安定になり易い
。そして、このシール性の低下は、長期使用によってシ
ール部材の劣化が進み、リップの弾性が低下するにつれ
て顕著なものとなる。さらに、上記構成の密封装置では
、小径ネック部22aの端面22b側には冷却水が常時
侵入し得るから、この部分に錆が発生する。特に端面2
2bの下方側は応力の集中しやすいところであるから、
この部分に錆が発生するのは強度上好ましくない。
、主に外部から軸受内への異物侵入防止を目的とするも
のであり、軸受内部からのグリース流出等については考
慮されていない。つまり、締付け輪26の外径側に装着
されたシール部材28aのリップは軸受外方側に向いて
おり、異物の侵入方向にはシール性を発揮し得るが、グ
リースの流出方向にはシール性を期待することができな
い。軸受内部から洩れたグリースがロールの表面に付着
すると、ロール表面と鋼板表面との間でスリップが発生
し、引抜き速度のムラ等の原因となったり、加速によっ
て鋼板内部の溶解部分が鋼板表面の固化層を突き破って
外部に飛び出したりする現象が生じる。また、シール部
材のシール性をゴム製リップの弾性力のみに依存してい
るため、ゴム材料の永久歪により初期の締代が失われる
ことに起因して、シール性が不十分・不安定になり易い
。そして、このシール性の低下は、長期使用によってシ
ール部材の劣化が進み、リップの弾性が低下するにつれ
て顕著なものとなる。さらに、上記構成の密封装置では
、小径ネック部22aの端面22b側には冷却水が常時
侵入し得るから、この部分に錆が発生する。特に端面2
2bの下方側は応力の集中しやすいところであるから、
この部分に錆が発生するのは強度上好ましくない。
【0005】外部からの異物侵入と軸受内部からのグリ
−ス流出を同時に防止し得る構成のものが実開昭61−
133168号公報に記載されている。この密封装置は
、相手部材としてのエンドプレート(図9におけるスリ
ンガー24に相当するもの)の内径面に摺接するシール
部材のリップ部に、軸受内方側に向いた内側リップと軸
受外方側に向いた外側リップとを形成し、かつ、内側リ
ップのヘタリをゴム製中空バックアップリングにより防
止したものである。また、シール部材は小径ネック部の
端面に接触するシールレッグをも具えている。しかしな
がら、この密封装置はシール部材の形状が複雑であるた
め、コスト面での問題がある。さらに、外側リップのヘ
タリによるシール性低下の可能性が依然として存在する
。
−ス流出を同時に防止し得る構成のものが実開昭61−
133168号公報に記載されている。この密封装置は
、相手部材としてのエンドプレート(図9におけるスリ
ンガー24に相当するもの)の内径面に摺接するシール
部材のリップ部に、軸受内方側に向いた内側リップと軸
受外方側に向いた外側リップとを形成し、かつ、内側リ
ップのヘタリをゴム製中空バックアップリングにより防
止したものである。また、シール部材は小径ネック部の
端面に接触するシールレッグをも具えている。しかしな
がら、この密封装置はシール部材の形状が複雑であるた
め、コスト面での問題がある。さらに、外側リップのヘ
タリによるシール性低下の可能性が依然として存在する
。
【0006】そこで、本発明の目的は、長期間使用して
も高いシール性を維持でき、しかもコスト的に有利な密
封装置を提供することにある。
も高いシール性を維持でき、しかもコスト的に有利な密
封装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の密封装置は、軸
受内輪の端部外径側に固定されたシール部材を具えたも
のである。このシール部材は、ハウジング側に摺接する
第1のリップ部と、ロールの小径ネック部の端面に接触
する第2のリップ部とを有する。第1のリップ部は、軸
受内方に向いた内側リップと、軸受外方に向いた外側リ
ップとからなる。そして、シール部材は、内側リップと
外側リップとの間に介在する板状のバックアップリング
を具える。
受内輪の端部外径側に固定されたシール部材を具えたも
のである。このシール部材は、ハウジング側に摺接する
第1のリップ部と、ロールの小径ネック部の端面に接触
する第2のリップ部とを有する。第1のリップ部は、軸
受内方に向いた内側リップと、軸受外方に向いた外側リ
ップとからなる。そして、シール部材は、内側リップと
外側リップとの間に介在する板状のバックアップリング
を具える。
【0008】
【作用】シール部材の第1のリップ部はハウジング側に
摺接して軸受内部を密封する。第1のリップ部は、内側
リップと外側リップとからなり、内側リップは主に軸受
内部からのグリース流出を防止し、外側リップは主に外
部からの異物侵入を防止する。内・外側リップの間には
板状のバックアップリングが介在しており、両リップは
バックアップリングにより補強されるため、軸受内部の
グリースの流出圧力および軸受外部の異物の侵入圧力に
屈することなく、高いシール性を維持する。第2のリッ
プ部は、ロールの小径ネック部の端面に接触して、主に
外部からの異物侵入を防止する。
摺接して軸受内部を密封する。第1のリップ部は、内側
リップと外側リップとからなり、内側リップは主に軸受
内部からのグリース流出を防止し、外側リップは主に外
部からの異物侵入を防止する。内・外側リップの間には
板状のバックアップリングが介在しており、両リップは
バックアップリングにより補強されるため、軸受内部の
グリースの流出圧力および軸受外部の異物の侵入圧力に
屈することなく、高いシール性を維持する。第2のリッ
プ部は、ロールの小径ネック部の端面に接触して、主に
外部からの異物侵入を防止する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0010】図1に示すように、軸受1はロール2の小
径ネック部2aに装着されている。軸受1は軸方向の二
つ割構造を有するもので、小径ネック部2aの外径部に
嵌着された内輪1a、ハウジング3に嵌合固定された外
輪1b、内・外輪1a・1b間に介在する複数の転動体
1cで構成される。ハウジング3の内径部には、ボルト
5で合わせ面同士を一体に結合した二つ割構造のスリン
ガ−4が嵌合固定されている。スリンガー4の反固定側
端は、小径ネック部2aの端面2bに設けられた凹部2
cに入り込んでラビリンスシールを形成している。内輪
1aの両端部には締付け輪6が装着され、この締付け輪
6をボルト7で締付けて内輪1aを一体化している。
径ネック部2aに装着されている。軸受1は軸方向の二
つ割構造を有するもので、小径ネック部2aの外径部に
嵌着された内輪1a、ハウジング3に嵌合固定された外
輪1b、内・外輪1a・1b間に介在する複数の転動体
1cで構成される。ハウジング3の内径部には、ボルト
5で合わせ面同士を一体に結合した二つ割構造のスリン
ガ−4が嵌合固定されている。スリンガー4の反固定側
端は、小径ネック部2aの端面2bに設けられた凹部2
cに入り込んでラビリンスシールを形成している。内輪
1aの両端部には締付け輪6が装着され、この締付け輪
6をボルト7で締付けて内輪1aを一体化している。
【0011】図2に拡大して示すように、締付け輪6の
外径側に形成された段部6aにシール部材8が嵌合固定
される。シール部材8は、スリンガー4の内径面に摺接
する第1のリップ部9と小径ネック部2aの端面2bに
接触する第2のリップ部10とを有する。第1のリップ
部9は軸受内方に向いた内側リップ9aと、軸受外方に
向いた外側リップ9bとからなり、内側リップ9aは主
に軸受内部からのグリース流出を防止し、外側リップ9
bは主に外部からの冷却水・スケール等の異物侵入を防
止する役割をなす。そして、内・外側リップ9a・9b
間には板状のバックアップリング11が介在して、両リ
ップを9a・9bを補強している。バックアップリング
11は、内側リップ9aが軸受内部の圧力を受けて外部
側に屈しようとするのを防止すると同時に、外側リップ
9bが冷却水等の圧力を受けて内部側に屈しようとする
のを防止する作用をなす。つまり、シール部材8に作用
する軸受内・外部からの圧力をバックアップリング11
で受けることにより、両リップ9a・9bの座屈を防ぎ
、その本来の役割を発揮・維持させるのである。尚、同
図に示すように、スリンガー4の外径面にゴム製シール
20の内径端を接触させるようにしても良い。このよう
にすることにより、ハウジング3とスリンガー4との合
わせ面からの異物侵入を防止することができる。ゴム製
シール30は合せ金31に保持され、ハウジング3の端
面にボルト32で固定される。
外径側に形成された段部6aにシール部材8が嵌合固定
される。シール部材8は、スリンガー4の内径面に摺接
する第1のリップ部9と小径ネック部2aの端面2bに
接触する第2のリップ部10とを有する。第1のリップ
部9は軸受内方に向いた内側リップ9aと、軸受外方に
向いた外側リップ9bとからなり、内側リップ9aは主
に軸受内部からのグリース流出を防止し、外側リップ9
bは主に外部からの冷却水・スケール等の異物侵入を防
止する役割をなす。そして、内・外側リップ9a・9b
間には板状のバックアップリング11が介在して、両リ
ップを9a・9bを補強している。バックアップリング
11は、内側リップ9aが軸受内部の圧力を受けて外部
側に屈しようとするのを防止すると同時に、外側リップ
9bが冷却水等の圧力を受けて内部側に屈しようとする
のを防止する作用をなす。つまり、シール部材8に作用
する軸受内・外部からの圧力をバックアップリング11
で受けることにより、両リップ9a・9bの座屈を防ぎ
、その本来の役割を発揮・維持させるのである。尚、同
図に示すように、スリンガー4の外径面にゴム製シール
20の内径端を接触させるようにしても良い。このよう
にすることにより、ハウジング3とスリンガー4との合
わせ面からの異物侵入を防止することができる。ゴム製
シール30は合せ金31に保持され、ハウジング3の端
面にボルト32で固定される。
【0012】さらに、本実施例ではシール部材8の形状
を簡単化すべく、図3に示すシール構成部材8aを一対
にして一つのシール部材8を形成するようにした。シー
ル構成部材8aは、二つのリップ9’および10’を形
成したゴム製シール本体12の一方の端面に板状のバッ
クアップリング11’を固着したもので、ロール2の小
径ネック部2aに組み付ける関係上、バックアップリン
グ11’の固着されていないゴム部分12c・12c’
を分断して半円状に二つ割りにしてある。尚、図4に示
すように、ゴム部分12cだけを分断した一つ割構造と
し、ゴム部分12c’の弾性を利用してゴム部分12c
の合わせ面を押し広げながら組み付けするようにしても
良い。シール構成部材8aの外径側のリップ9’は、シ
ール部材8の内側リップ9aあるいは外側リップ9bと
なり、他方の端面側のリップ10’は第2のリップ部1
0となり、一対のバックアップリング11’はバックア
ップリング11となる。また、シール本体12の内径部
には突部12aが形成され、この突部12aは締付け輪
6の段部6aに形成された凹部と係合することにより、
シール構成部材8aの回止め作用をなす。そして、シー
ル構成部材8aの一方の端面同士を合わせると、左右対
称形状の一つのシール部材8が形成される。
を簡単化すべく、図3に示すシール構成部材8aを一対
にして一つのシール部材8を形成するようにした。シー
ル構成部材8aは、二つのリップ9’および10’を形
成したゴム製シール本体12の一方の端面に板状のバッ
クアップリング11’を固着したもので、ロール2の小
径ネック部2aに組み付ける関係上、バックアップリン
グ11’の固着されていないゴム部分12c・12c’
を分断して半円状に二つ割りにしてある。尚、図4に示
すように、ゴム部分12cだけを分断した一つ割構造と
し、ゴム部分12c’の弾性を利用してゴム部分12c
の合わせ面を押し広げながら組み付けするようにしても
良い。シール構成部材8aの外径側のリップ9’は、シ
ール部材8の内側リップ9aあるいは外側リップ9bと
なり、他方の端面側のリップ10’は第2のリップ部1
0となり、一対のバックアップリング11’はバックア
ップリング11となる。また、シール本体12の内径部
には突部12aが形成され、この突部12aは締付け輪
6の段部6aに形成された凹部と係合することにより、
シール構成部材8aの回止め作用をなす。そして、シー
ル構成部材8aの一方の端面同士を合わせると、左右対
称形状の一つのシール部材8が形成される。
【0013】図5は、バックアップリング11’の外径
端を、外径側のリップ9’の形状に沿って折曲した実施
例を示す。このようにすることにより、内・外側リップ
9a・9bの座屈をより一層効果的に防止することがで
きる。
端を、外径側のリップ9’の形状に沿って折曲した実施
例を示す。このようにすることにより、内・外側リップ
9a・9bの座屈をより一層効果的に防止することがで
きる。
【0014】図6は、端面側のリップ10’が複数のリ
ップ部分を構成するようにした実施例を示す。このよう
にすることにより、側壁面2b側への異物侵入防止効果
を高めることができる。
ップ部分を構成するようにした実施例を示す。このよう
にすることにより、側壁面2b側への異物侵入防止効果
を高めることができる。
【0015】図7は、シール部材8を一体形成するよう
にした実施例を示す。バックアップリング11はシール
本体12’と一体にモールドされる。
にした実施例を示す。バックアップリング11はシール
本体12’と一体にモールドされる。
【0016】図8は、締付け輪6の外径部に二つの段部
6aを形成し、それぞれの段部6aにシール構成部材8
aを固定するようにした実施例を示す。
6aを形成し、それぞれの段部6aにシール構成部材8
aを固定するようにした実施例を示す。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、シール部材の内側リッ
プおよび外側リップがバックアップリングによって補強
されるため、高いシール性が長期にわたって持続される
。
プおよび外側リップがバックアップリングによって補強
されるため、高いシール性が長期にわたって持続される
。
【0018】また、内・外側リップ間にバックアップリ
ングを介在させる構造とすることにより、両リップのヘ
タリを同時に防止することができ、しかも、シール形状
を簡単化することが可能である。シール形状の簡単化は
コスト低減になる。そして、コスト低減は、実施例に示
すように、シール部材を一体のシール構成部材から形成
することにより、より一層促進することができる。
ングを介在させる構造とすることにより、両リップのヘ
タリを同時に防止することができ、しかも、シール形状
を簡単化することが可能である。シール形状の簡単化は
コスト低減になる。そして、コスト低減は、実施例に示
すように、シール部材を一体のシール構成部材から形成
することにより、より一層促進することができる。
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】シール構成部材の断面図および正面図である。
【図4】シール構成部材の断面図および正面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係わるシール構成部材の
断面図である。
断面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係わるシール構成部材の
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係わるシール部材の断面
図である。
図である。
【図8】本発明の他の実施例に係わるシール部材の断面
図である。
図である。
【図9】従来の密封装置を示す部分拡大断面図である。
1 軸受
2 ロール
2a 小径ネック部
2b 端面
3 ハウジング
4 スリンガー
6 締付け輪
8 シール部材
8a シール構成部材
9 第1のリップ部
9a 内側リップ
9b 外側リップ
10 第2のリップ部
11 バックアップリング
Claims (1)
- 【請求項1】 ロールの小径ネック部に装着されてロ
ールをハウジングに対して回転自在に支承する二つ割構
造の転がり軸受の端部側に位置する密封装置であって、
前記密封装置が、前記軸受の内輪の端部外径側に固定さ
れたシール部材を具え、前記シール部材が、前記ハウジ
ング側に摺接する第1のリップ部と、前記小径ネック部
の端面に接触する第2のリップ部とを有し、前記第1の
リップ部が、軸受内方に向いた内側リップと、軸受外方
に向いた外側リップとからなり、かつ、前記シール部材
が、前記内側リップと前記外側リップとの間に介在する
板状のバックアップリングを具えたことを特徴とする転
がり軸受の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3092797A JPH04302714A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 転がり軸受の密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3092797A JPH04302714A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 転がり軸受の密封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04302714A true JPH04302714A (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=14064415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3092797A Pending JPH04302714A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 転がり軸受の密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04302714A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005315340A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Nsk Ltd | 転がり軸受ユニットの密封手段転がり軸受ユニット |
JP2009113056A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Kobe Steel Ltd | 連続鋳造設備のロール装置 |
JP2017190835A (ja) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | 株式会社ジェイテクト | 軸受装置及び密封装置 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3092797A patent/JPH04302714A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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