JPH04302698A - トンネル出口における空気圧音の低減装置 - Google Patents
トンネル出口における空気圧音の低減装置Info
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- JPH04302698A JPH04302698A JP6602891A JP6602891A JPH04302698A JP H04302698 A JPH04302698 A JP H04302698A JP 6602891 A JP6602891 A JP 6602891A JP 6602891 A JP6602891 A JP 6602891A JP H04302698 A JPH04302698 A JP H04302698A
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- tunnel
- hood
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- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 title 1
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 8
- 239000011162 core material Substances 0.000 abstract description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 16
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、列車が高速でトンネル
に突入した際に発生する圧縮波がトンネル内を伝播し、
その一部がトンネル出口から放射されて生じる空気圧音
の低減装置に関するものである。
に突入した際に発生する圧縮波がトンネル内を伝播し、
その一部がトンネル出口から放射されて生じる空気圧音
の低減装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】通常、列車が高速でトンネルに突入する
と、トンネル内の空気は圧縮され、圧縮波が生じる。こ
の圧縮波はトンネル内を出口へ向かって音速で伝播し、
トンネル出口に達した時、圧縮波の一部が坑口から外部
に向かってパルス状の圧力波として放射され、空気圧音
あるいは、この空気圧音が２次的に家屋の振動音をもた
らす。この空気圧音の大きさは、トンネル出口に到達し
た圧縮波の波面の圧力勾配に比例し、かつ、トンネルに
突入した際に発生する圧縮波の波面の圧力勾配は列車の
突入速度のほぼ３乗に比例して形成される性質を有する
。
と、トンネル内の空気は圧縮され、圧縮波が生じる。こ
の圧縮波はトンネル内を出口へ向かって音速で伝播し、
トンネル出口に達した時、圧縮波の一部が坑口から外部
に向かってパルス状の圧力波として放射され、空気圧音
あるいは、この空気圧音が２次的に家屋の振動音をもた
らす。この空気圧音の大きさは、トンネル出口に到達し
た圧縮波の波面の圧力勾配に比例し、かつ、トンネルに
突入した際に発生する圧縮波の波面の圧力勾配は列車の
突入速度のほぼ３乗に比例して形成される性質を有する
。
【０００３】従来のトンネル出口における空気圧音の低
減方法としては、例えば、特公昭５５−３１２７４号公
報に記載のように、トンネルの坑口に開口断面の大きさ
がトンネルよりも大きく、長さがトンネルの直径より大
なる覆体即ち、フ−ドを設置し、そのフ−ドの側面に最
適面積を有する開口部を設ける方法が知られている。こ
の技術は、列車のトンネル突入により生じる圧縮波を、
列車がフ−ド入口に突入する時とフ−ド出口からトンネ
ル入口へ突入する時の２段階にわたって形成させ、した
がって、列車のトンネル突入により生じる圧縮波の波面
は２段となり、その時間微分である圧力勾配をトンネル
の入口側で緩やかにする効果をもたらす。その結果、ト
ンネル内を伝ぱした後、出口側から放射される空気圧音
を低減する。
減方法としては、例えば、特公昭５５−３１２７４号公
報に記載のように、トンネルの坑口に開口断面の大きさ
がトンネルよりも大きく、長さがトンネルの直径より大
なる覆体即ち、フ−ドを設置し、そのフ−ドの側面に最
適面積を有する開口部を設ける方法が知られている。こ
の技術は、列車のトンネル突入により生じる圧縮波を、
列車がフ−ド入口に突入する時とフ−ド出口からトンネ
ル入口へ突入する時の２段階にわたって形成させ、した
がって、列車のトンネル突入により生じる圧縮波の波面
は２段となり、その時間微分である圧力勾配をトンネル
の入口側で緩やかにする効果をもたらす。その結果、ト
ンネル内を伝ぱした後、出口側から放射される空気圧音
を低減する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、トン
ネル坑口周辺の住宅環境によつては、トンネルの両坑口
に設置され、その場合、列車のトンネル突入方向に対し
て出口側のフ−ドの空気圧音への低減効果は小さく、し
たがって、出口側のフ−ドが空気圧音の低減に対して有
効に活かされてないという問題があった。
ネル坑口周辺の住宅環境によつては、トンネルの両坑口
に設置され、その場合、列車のトンネル突入方向に対し
て出口側のフ−ドの空気圧音への低減効果は小さく、し
たがって、出口側のフ−ドが空気圧音の低減に対して有
効に活かされてないという問題があった。
【０００５】本発明の目的は、トンネル突入時に生じた
圧縮波がトンネル内を音速で伝播し、その圧縮波の一部
が坑口から外部に向かってパルス状の圧力波として放射
され生じるする空気圧音を、出口側において有効に低減
する効果の発揮できるトンネル出口空気圧音の低減装置
を提供することにある。
圧縮波がトンネル内を音速で伝播し、その圧縮波の一部
が坑口から外部に向かってパルス状の圧力波として放射
され生じるする空気圧音を、出口側において有効に低減
する効果の発揮できるトンネル出口空気圧音の低減装置
を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、トンネルの坑口に、ハニカム材からなる積層板を殻
部に用いてフ−ドを構成し、積層板の内側表面にハニカ
ム材の空気室と連通する孔を設けたものである。
に、トンネルの坑口に、ハニカム材からなる積層板を殻
部に用いてフ−ドを構成し、積層板の内側表面にハニカ
ム材の空気室と連通する孔を設けたものである。
【０００７】
【作用】上記構成において、列車のトンネル突入に対し
て、圧縮波はトンネル内を伝ぱし、出口側のフ−ドに到
達する。ここで、圧縮波は出口側のフ−ドの内側表面に
設けられた多数の小孔及び背後のハニカム材の空気室と
から構成される空洞との共鳴により吸音されたのち、出
口側のフ−ドの開口部から外部に向かって放射される。 この、出口側のフ−ドでの共鳴吸音により空気圧音の低
減が図れる。
て、圧縮波はトンネル内を伝ぱし、出口側のフ−ドに到
達する。ここで、圧縮波は出口側のフ−ドの内側表面に
設けられた多数の小孔及び背後のハニカム材の空気室と
から構成される空洞との共鳴により吸音されたのち、出
口側のフ−ドの開口部から外部に向かって放射される。 この、出口側のフ−ドでの共鳴吸音により空気圧音の低
減が図れる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図３に示す
実施例により説明する。ここで、図１は本発明によるト
ンネル出口における空気圧音の低減装置の一実施例の縦
断面正面図、図２は図１に示した空気圧音の低減方法の
側面図、図３は図１のＡ−Ａ部断面図である。
実施例により説明する。ここで、図１は本発明によるト
ンネル出口における空気圧音の低減装置の一実施例の縦
断面正面図、図２は図１に示した空気圧音の低減方法の
側面図、図３は図１のＡ−Ａ部断面図である。
【０００９】図１及び図２において、トンネル１の坑口
にフ−ド２が設けられ、フ−ド２はＨ形鋼等を用いた門
型ラ−メン部材４の外側を殻部材３で覆った構造で構成
されている。殻部材３は面板５及び６と、面板５と６の
間に配置された芯材７とから成る積層構造となつており
、芯材７は軽合金製ハニカム材が用いられている。面板
５，６及び芯材７は、ろう付けによつて接合され、強度
部材として十分な剛性を有している。面板５及び６のう
ち一方がフ−ド２の殻部材３の外表面側側面板５を成し
ている。一方、内表面側面板６には図１及び図３に示す
ように所定の開口率を有する複数個の小孔８が適宜設け
られており、列車のトンネル１突入後、トンネル１内を
伝播し、フ−ド２に到達した圧縮波はこれらの小孔８、
背後の面板５，６及び芯材７から構成される空洞との共
鳴により吸音される。
にフ−ド２が設けられ、フ−ド２はＨ形鋼等を用いた門
型ラ−メン部材４の外側を殻部材３で覆った構造で構成
されている。殻部材３は面板５及び６と、面板５と６の
間に配置された芯材７とから成る積層構造となつており
、芯材７は軽合金製ハニカム材が用いられている。面板
５，６及び芯材７は、ろう付けによつて接合され、強度
部材として十分な剛性を有している。面板５及び６のう
ち一方がフ−ド２の殻部材３の外表面側側面板５を成し
ている。一方、内表面側面板６には図１及び図３に示す
ように所定の開口率を有する複数個の小孔８が適宜設け
られており、列車のトンネル１突入後、トンネル１内を
伝播し、フ−ド２に到達した圧縮波はこれらの小孔８、
背後の面板５，６及び芯材７から構成される空洞との共
鳴により吸音される。
【００１０】ここで、列車のトンネル１突入により生じ
た圧縮波がトンネル１を伝播し、出口より放射されて生
じる空気圧音は衝撃的な音波であり、各トンネル及び列
車の突入速度に応じた特有のピ−ク周波数ｆ１を有して
いるため、小孔８の開口率及び背後の面板５，６及び芯
材７から構成される空洞の大きさは、次式で決まる共鳴
周波数ｆ０を上記のｆ１と合わせるようにすればよい。
た圧縮波がトンネル１を伝播し、出口より放射されて生
じる空気圧音は衝撃的な音波であり、各トンネル及び列
車の突入速度に応じた特有のピ−ク周波数ｆ１を有して
いるため、小孔８の開口率及び背後の面板５，６及び芯
材７から構成される空洞の大きさは、次式で決まる共鳴
周波数ｆ０を上記のｆ１と合わせるようにすればよい。
【００１１】
【数１】
【００１２】尚、上式で、Ｃ＝音速、Ｐ＝小孔８の開口
率、ｔ’＝小孔８の開口端補正を行った実効板厚、Ｌ＝
面板５，６間の空気層の厚さである。
率、ｔ’＝小孔８の開口端補正を行った実効板厚、Ｌ＝
面板５，６間の空気層の厚さである。
【００１３】以上の構成によれば、トンネル１を伝ぱし
てきた圧縮波をフ−ド２の殻部材３により吸音すること
により、フ−ド２の開口部から放射される空気圧音の音
圧レベルを低減する効果が得られる。
てきた圧縮波をフ−ド２の殻部材３により吸音すること
により、フ−ド２の開口部から放射される空気圧音の音
圧レベルを低減する効果が得られる。
【００１４】なお、従来は殻部材３にメッキ鋼板等を用
いていたが、本実施例では殻部材３を積層構造で構成し
ているので殻部材３を強度部材として使用でき、構造及
び組立てを簡単化することが可能である。
いていたが、本実施例では殻部材３を積層構造で構成し
ているので殻部材３を強度部材として使用でき、構造及
び組立てを簡単化することが可能である。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、列車のトンネル突入に
対して生じる圧縮波を出口側のフ−ドにおいて、フ−ド
の内側表面に設けられた孔及び背後のハニカム材の空気
室とから構成される空洞との共鳴により吸音し、空気圧
音を低減する効果が得られる。
対して生じる圧縮波を出口側のフ−ドにおいて、フ−ド
の内側表面に設けられた孔及び背後のハニカム材の空気
室とから構成される空洞との共鳴により吸音し、空気圧
音を低減する効果が得られる。
【図１】本発明の一実施例のトンネル出口における空気
圧音の低減装置の縦断面正面図である。
圧音の低減装置の縦断面正面図である。
【図２】図１の空気圧音の低減装置の側面図である。
【図３】図１のＡ−Ａ部断面図である。
１…トンネル、２…フ−ド、３…殻部材、５，６…面板
、７…芯材、８…小穴。
、７…芯材、８…小穴。
Claims (1)
- 【請求項１】トンネルの坑口に設けられた覆体よりなる
トンネル出口における空気圧音の低減装置において、前
記覆体の殻部をハニカム材からなる積層板より構成し、
該積層板の内側表面に前記ハニカム材の空気室と連通す
る孔を設けたことを特徴とするトンネル出口における空
気圧音の低減装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6602891A JPH04302698A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | トンネル出口における空気圧音の低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6602891A JPH04302698A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | トンネル出口における空気圧音の低減装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04302698A true JPH04302698A (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=13304049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6602891A Pending JPH04302698A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | トンネル出口における空気圧音の低減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04302698A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100355946B1 (ko) * | 1999-12-24 | 2002-10-12 | 주식회사 제일엔지니어링 | 개착터널 시공방법 |
| KR100446644B1 (ko) * | 2000-10-31 | 2004-09-04 | 한국철도기술연구원 | 연속터널용 미기압파 저감 슬릿커버셀터 |
| JP2005126917A (ja) * | 2003-10-21 | 2005-05-19 | Techno Pro Kk | 鉄骨造竹割り坑門 |
| JP2007120199A (ja) * | 2005-10-29 | 2007-05-17 | Gaeart Tk:Kk | 吸音壁 |
| CN114183164A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-15 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 用于高速铁路隧道洞口的扩大型降压缓冲装置及设计方法 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP6602891A patent/JPH04302698A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100355946B1 (ko) * | 1999-12-24 | 2002-10-12 | 주식회사 제일엔지니어링 | 개착터널 시공방법 |
| KR100446644B1 (ko) * | 2000-10-31 | 2004-09-04 | 한국철도기술연구원 | 연속터널용 미기압파 저감 슬릿커버셀터 |
| JP2005126917A (ja) * | 2003-10-21 | 2005-05-19 | Techno Pro Kk | 鉄骨造竹割り坑門 |
| JP2007120199A (ja) * | 2005-10-29 | 2007-05-17 | Gaeart Tk:Kk | 吸音壁 |
| JP4634278B2 (ja) * | 2005-10-29 | 2011-02-16 | 株式会社ガイアートＴ・Ｋ | 吸音壁 |
| CN114183164A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-15 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 用于高速铁路隧道洞口的扩大型降压缓冲装置及设计方法 |
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