JPH04302311A - バイアス回路とバイアス電圧発生方法 - Google Patents

バイアス回路とバイアス電圧発生方法

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JPH04302311A
JPH04302311A JP3353202A JP35320291A JPH04302311A JP H04302311 A JPH04302311 A JP H04302311A JP 3353202 A JP3353202 A JP 3353202A JP 35320291 A JP35320291 A JP 35320291A JP H04302311 A JPH04302311 A JP H04302311A
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transistor
collector
power supply
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transistors
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JP3353202A
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Robert Joly
ロバート・ジョリ
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations

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  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、指定電圧レベルを発生す
る回路に関する。更に詳細に述べれば、本発明は、EC
L基準電圧を発生するバイアス回路網の改良に関する。
【0002】
【発明の従来技術と問題点】エミッタ結合論理(ECL
)回路は、非常に有能な一団のディジタル集積回路から
構成されている。ECL回路は、集積回路の発明より久
しく前に発明されている。ICプロセスによりこのよう
な回路の開発が可能になったので、ECL回路は現在の
ところ、典型的な伝播遅れ時間が1ns未満で、クロッ
ク速度が1GHzに近い、市場入手可能な最高速のディ
ジタルICである。
【0003】ECL回路は、エミッタ結合対としても知
られている非飽和電流スイッチに基いている。回路パラ
メータ(供給電流を含む)を慎重に選定することにより
、基本ECL回路を、電流スイッチのバイポーラトラン
ジスタが飽和しないように構成することができ、それが
ECL回路に典型的な短い伝播遅れ時間の一因を成して
いる。
【0004】ECL  I/O(入出力回路)を備えた
BiCMOSチップは、一般に地電位と約−5ボルトの
供給電圧との間で動作し、約−1.3ボルトの参照電圧
V1 を必要とする。完全ECL段をも実現する場合に
は、供給電圧(VSS)より約1.2ボルト高い別の基
準電圧V2 を必要とする。
【0005】基準電圧を温度および供給電圧の変動から
可能な限り無関係にして安定な論理基準電圧および出力
電圧レベルを維持すべきである。残念ながら、これら二
つの重要な値は温度および供給電圧から影響を受ける。 電圧転送特性がずれると、各々が別々の供給電圧および
周囲温度を受ける多数の小さいユニットを組込んでいる
大型ディジタルシステムにおいて特に大きな設計上の問
題が生ずる。
【0006】従来より温度に無関係なバイアを得ようと
多数の方法が考え出された。一つの方法では、ツェナー
ダイオード基準を採用し、高電圧を必要とする。代案と
して、負の温度係数を有する電圧(たとえば、ベース・
エミッタ間電圧)を正の温度係数を有する電圧(すなわ
ち、熱電圧VT =κT/qに比例する電圧。ただしκ
=ボルツマン常数、T=温度、q=電子の電荷)と組合
せたバンドギャップ基準を使用することができる。後者
の形式のバイアス回路網を図5に示す。
【0007】温度効果に打勝つ上で幾らかの成功を収め
てきたが、供給電圧の不整を中和しようとする努力は、
従来技術では成功しなかった。このような変動を補償す
る普通の方法は、レギュレータとして働く分路トランジ
スタを付加し、電圧発生器のトランジスタのコレクタ電
流を一定に保持することであった。残念ながら、このよ
うな装置には分路素子としてpnpトランジスタを使用
する必要がある。その結果、適切な装置の製作がpnp
装置に固有の横方向の形状寸法によりかなり複雑になる
(他方、npnトランジスタは垂直構造の装置である)
。垂直pnp装置の製作は、極めて困難且つ高価になる
可能性がある。更に、pnpトランジスタはnpn装置
によりかなり低速であることが問題である。
【0008】
【発明の目的】従って本発明の目的は、新規な回路構成
により上記の問題点を克服し、電源電圧変動に強い基準
電圧を与えることにある。
【0009】
【発明の概要】本発明の一実施例では、従来技術の短所
を、第1および第2のECL基準電圧を供給するバイア
ス回路網を改良することにより克服している。この改良
は、そのベースが第ふのバイポーラトランジスタのベー
スに接続されている第1のバイポーラトランジスタを備
え、第2のトランジスタのエミッタが第1の電源端子に
接続され、第1のトランジスタのエミッタが抵抗器を介
して第1の電源端子に接続されている形式のバイアス回
路網を目標としている。トランジスタのコレクタは、抵
抗器を介して共通のノードに接続されている。第3のバ
イポーラトランジスタのエミッタはこのノードに接続さ
れている。上述の形式のバイアス回路網において、本発
明は、このような回路網を第1の電源端子に加えられる
供給電圧の変化に対して、第3のバイポーラトランジス
タのベース電圧を調節する差動増幅器を設けて第1およ
び第2のバイポーラトランジスタのコレタク端子の電圧
を等しくすることにより安定化する改良を施している。
【0010】他の実施例では、本発明は、そのベースが
第2のバイポーラトランジスタのベースに接続されてい
る第1のバイポーラトランジスタを備えている形式のE
CLバイアス回路網を制御する方法を提供する。第2の
トランジスタのエミッタは、第1の電源端子に接続され
ており、第1のトランジスタのエミッタは、抵抗器を介
して第1の電源端子に接続されている。トランジスタの
コレクタは、抵抗器を介して共通ノードに接続されてお
り、第3のバイポーラトランジスタのエミッタは共通ノ
ードに接続されている。このようなECLバイアス回路
網装置において、本発明の方法は、共通ノードの電圧を
第1および第2のトランジスタのコレクタ端子の電圧が
等しくなるように調製する段階を含んでいる。
【0011】
【発明の実施例の詳細な説明】
図5は、ECL論理回路に必要な基準電圧VREF1お
よびVREF2を供給する共通回路構成の概要図である
。このような回路網は、バイアス電圧に及ぼす温度の影
響に対抗する機構 (下に説明する) を備えているが
、100kシリーズのECLと関連して特に有効である
【0012】バイアス回路網は、第1の電源端子10と
第2の電源端子12との間に挿入される。ECLI/O
を有するBiCMOSチップは一般に、地電位と−5ボ
ルトとの間で動作し、図5による装置では、第1の電源
端子10は地電位に保持され、第2の電源端子12は−
5ボルトに保持されている。並列回路分岐14および1
6は、第1の電源端子10を第2の電源端子12に接続
する。
【0013】回路分岐14は、図示のとおり直列に接続
されているnpnバイポーラトランジスタ18および2
0から構成されている。抵抗器22はトランジスタ20
のエミッタと第2の電源端子12との間に挿入されてい
る。
【0014】回路分岐16は、第1の電源端子10と、
npnバイポーラトランジスタ26のコレクタ端子との
間に挿入されている抵抗器24を備えている。回路分岐
14のトランジスタ18のベースは、トランジスタ26
のコレクタ端子に接続されているが、トランジスタ26
のベースは、回路分岐14のトランジスタ20のベース
に接続されている。
【0015】トランジスタ26のエミッタ端子は、ノー
ド28に接続されており、これにより並列回路の副分岐
30および32に加える電圧レベルが決まる。
【0016】副分岐30は、抵抗器33、npnトラン
ジスタ34、および図示のようにトランジスタ34のエ
ミッタ端子と第2の電源端子12との間に設置されてい
る抵抗器35、から構成されている。
【0017】副分岐32は、そのエミッタ端子が第2の
電源端子12に直接接続され、そのベースが副分岐30
のバイポーラトランジスタ34のベースに接続されてい
るnpnバイポーラトランジスタ40を備えている。抵
抗器42がトランジスタ40のコレクタ端子とノード2
8との間に設置されている。
【0018】図5に図解した形式のECLバイアス回路
網の動作は周知である。バイポーラトランジスタがベー
ス電流を無視することができ、且つIS を飽和電流と
するときIC =IE =IS exp(VBE/VT
 )である理想的装置であると仮定し、更にトランジス
タ26のベース電圧が、副分岐30のノード44と副分
岐32のノード46との電圧が同じであるようになって
いると仮定すれば、下に示す解析が適用される。
【0019】 R42i32=R33i30            
                         
           (1)i32=Is40 ex
p(VBE40/VT )             
                   (2)i30
=Is34 exp((VBE40−R35i30)/
VT )                  (3)
上式より:                    
                         
                 R33/R42=
i32/i30=(Is40 /Is34 )exp(
R35i30/VT )(4)従って: i30=(VT /R35)ln (R33IS34 
/R42IS40 )               
 (5)i32+i30=(R33/R42+1)(V
T /R35)ln (R33IS34 /R42IS
40 )                     
                         
                  (6)結局、二
つの基準電は次のようになる。 VREF1=R24(i32+i30)VBE18=V
T (R24/R35)(R33/R42+1)ln 
(R33IS34 /R42IS40 )+VBE18
                         
                         
          (7)VREF2≒V28−V1
2=R42i32+VBE40=VT (R33/R3
5)ln (R33/IS34 /R42IS40 )
VBE40        (8)VREF2−(V2
8−V12)=VBE26−VBE20=VT (ln
 ((i32+i30)/IS26 )−ln (VR
EF2/R22ln20 ))は小さいが正確に0には
ならないことに注目する。たとえば、二つのトランジス
タが同じで且つコレクタ電流の比が2である場合、ΔV
BE=VT ln 2=18mvである。
【0020】VBEの温度係数は負(≒−1.5mV/
℃)であり、その絶対値はIc が増大するにつれて減
少する。R24およびR42にかかる電圧は単に抵抗と
飽和電流との比のみによって決まる。R35、R42、
R33、およびR24の温度変化は、抵抗器の温度係数
が同じであれば相殺されるが、IS40 /IS34 
は同じ形式のトランジスタに対して温度不変量である。
【0021】抵抗器24にかかる電圧V24は、式7か
ら次のように得られる。 V24=VT (R24/R35)(R33/R42+
1)ln (R33IS34 /R42IS40   
                         
                         
              (9)
【0022】図5
の回路から得られる基準電圧の温度依存については次の
ように説明することができる。抵抗比および飽和電流比
が温度依存性であると仮定すると、V24はTに関して
線形であり、したがってΔV24/ΔT=V24/Tで
ある。たとえば、V24=500mVでT=300°K
であれば、ΔV24/ΔT=500/300=1.67
mV/℃およびΔVREF1/ΔT=ΔV24/ΔT+
VBE18/ΔT≒1.67−1.5=0.17mV/
℃であり、VREF1≒500mV+800mV=1.
3Vである。同様な解析はVREF2にも適用される。 したがって、図1の回路は温度に無関係のバイアスを得
るのに負の温度係数を有する電圧と正の係数を有する電
圧とを利用している。その結果、得られるVREF1お
よびVREF2の値は実質上温度に関して不変である。 しかし、ふりかえってみると、この解析にはV44=V
46であるという仮定を前提としている。すなわち、基
準電圧の温度不変性はノード44および46の電位が等
しいという仮定に伴うものである。
【0023】図6は、ノード44および46の(供給電
圧に対する)電位をノード28の電位の関数として示す
グラフである。48で示した、回路の安定動作点は、二
つのノード44および46が同じ電位にあるとき生ずる
。ノード28の電位は、回路分岐16の電流の増加と共
に増大する。図示したように、低電流では回路副分岐3
0の抵抗器35を横断する電圧降下を無視できる。した
がって、トランジスタ34の飽和電流がトランジスタ4
0の飽和電流より大きいと仮定すれば、副分岐30の電
流は、副分岐32の電流より大きく、ノード44の電位
はノード46の電位より小さい。
【0024】電流が大きくなると、VBE34は、抵抗
器35を横断する電圧降下が増大するだけ実質的に小さ
くなる。この大きな電流のときは、副分岐32の電流は
、副分岐30の電流より大きく、ノード44の電位は、
ノード46の電位より高い。以下に示すように、本発明
は、図5の回路を図6の交叉動作点48に強制する。本
発明では回路のこのような都合の良い動作を、入力をノ
ード44および46に結合し、出力をトランジスタ26
のベースに連結したBiCMOS差動増幅器を利用する
ことにより達成している。増幅器の高利得は、ノード4
4および46のほぼ同一の電圧に対応し、かつVREF
1およびVREF2の供給電圧V12−V10に対する
低感度に対応する。前述の解析から、ノード44および
46の電位を等しくすることにより、VREF1および
VREF2の温度不変性が達成されることが認められる
であろう。したがって、本発明は、温度および供給電圧
の双方の変動を取扱っている。
【0025】図1は、本発明による改良ECLバイアス
回路網の回路概要図である。図5の温度補償を備えた従
来のECLバイアス回路網の要素を対応する数字で示し
て説明を簡単にしている。
【0026】ノード44および46の電位は、npnバ
イポーラトランジスタ50および52を入力装置として
備えている差動増幅器により動作点48に維持されてい
る。pチャンネルFET54および56はミラー構成を
成して設置されている。以下に示すように、このような
構成は非対称出力に良く適している。抵抗器58および
60は、ノード62におけるpチャンネルFET54の
出力インピーダンスを大きくし、したがって差動増幅器
の利得を大きくする。pチャンネルFET46はnpn
トランジスタ26のコレクタ端子をノード28に接続す
る。FET64が存在しない場合には、図1の回路は、
すべてのトランジスタがオフでVREF1=VREF2
=0の状態である安定な動作点を有することになる。図
示するように、FET64は、この状態が発生したとき
供給電圧をノード28に確実に伝えて回路が無活動状態
に「固着」状態にならないようにする。
【0027】動作中に、差動増幅器のバイポーラトラン
ジスタ50および52がオフであると仮定すると、ノー
ド28および62は共に地電位にある。トランジスタ2
0もオフであり、そのベース電圧は地電位より600m
V以上は高くないのでVREF2=0である。以上述べ
たとうり、pチャンネルFET64が存在することによ
りこの状態が続行することはできない。トランジスタ2
0の低いベース電圧は、FET64のゲートに加えられ
るが、FETをオンにし、ノード28を第1の電圧供給
端子10のレベルに引込む。その結果、回路副分岐30
および32から成るバイアス回路網が作動され、差動増
幅器が以下に説明するようにバイアス回路網を供給電圧
の揺動から保護するよう動作することができる。この回
路は、FET64が短絡回路として作用しないかぎり適
格に動作し、電流をトランジスタ26から取出す。FE
T64の存在の効果は小さく、VREF2がVBE26
がわずか下るためにわずかに下がってもVREF1は変
らない。
【0028】周知のように、差動増幅器では二つの入力
電圧の間にわずかな差があっても大きな出力変化を生ず
る可能性がある。動作中に、ノード44および46の電
位は、上に規定した差動増幅器への入力として働く。更
に、上にも記したとおり、回路網の適格な動作は、二つ
のノードでの電位が等しいことによって特徴づけられる
動作点で働く回路によって決まる。図6に示したとおり
、バイアス回路網の動作点は、ノード28の電位の値の
関数である。第1の電圧供給端子10における供給電圧
の変動は、ノード28の電位電圧に影響し、回路の動作
を妨げてノード44と46との電位を不平衡にする。
【0029】トランジスタ50および52が同一である
と仮定すると、ノード44および46の電位が等しいと
き差動増幅器の左右の分岐を通って等しい電流が流れる
。たとえば、ノード46の電位がノード28の電位の変
動に応じてノード44の電位より高くなると、対応して
トランジスタ50および52を通って流れる電流の大き
さが変化する。すなわち、トランジスタ52を通る電流
が、npnトランジスタ52の順方向バイアスが増す結
果、トランジスタ50を通る電流に対して大きくなる。 トランジスタ52を通る電流が増大すると、そのドレイ
ンがトランジスタ52のコレクタに取付けられているp
チャンネルFET56を通る電流が増大する。
【0030】FET54および56のミラー構成により
FET54を通る電流の大きさが対応して増大する。ノ
ード44と46との間の電位の不平衡から生ずる正味の
結果は、トランジスタ34の順方向バイアスの減少のた
め最初は電流が減少した差動増幅器の左分岐の上半に流
れる電流を増大に転ずることである。
【0031】差動増幅器の左分岐の(上半の)電流が増
大するとノード62の電位が引上げられる。ノード62
の電圧値は、npnトランジスタ20のベースの他に、
npnトランジスタ26のベースおよびpチャンネルF
ET64のゲートにも伝えられる。
【0032】トランジスタ26は、エミッタフォロワ構
成として設置されている。すなわち、トランジスタ26
のエミッタ端子の電位は、トランジスタ26がオンであ
れば、常にベース26の電位より0.7ボルト低い。こ
の例では、ノード62の電位が増大するとそれに従って
対応してトランジスタ26のエミッタ端子に結合されて
いるノード28の電位が増大する。図6を参照して、ノ
ード28におけるこの増大により、この回路の所要動作
点であるノード44および46の電位が等しくなる。対
応する解析を、ノード44の電圧がノード46の電圧よ
り高いときの差動増幅器の動作に適用してノード28の
電位を減少させ、ノード44の電位をノード46の電位
に対して下げ、このようにして再びバイアス回路網を所
要動作点に追い込むことができることが容易に認められ
るであろう。
【0033】本発明の教示を組入れた電圧発生器の動作
を図2(a)、図2(b)、図3(a)、図3(b)、
図4(a)、および図4(b)に示す。図2(a)およ
び図2(b)は、25℃における供給電圧とそれぞれV
REF1およびVREF2との間の関係の曲線であり、
図3(a)および図3(b)は、125℃におけるシミ
ュレーションの結果を示す。これらの図から、供給電圧
の1ボルトの変化に対してVREF1とVREF2の変
化がそれぞれ10mV未満であることがわかる。二つの
グラフを比較して、ΔVREF1/ΔT=0.27mV
/℃、およびΔVREF2/ΔT=0.24mV/℃で
ある。
【0034】図4(a)および図4(b)は、組合せて
、電圧発生器の、供給電圧に重なったパルス(すなわち
、ノイズ)に対する応答を示す。図から本発明の一実施
例の発生器が動揺から回復するのに2ns未満でよいこ
とがわかる。高容量性負荷のもとでの不平衡の場合には
、小さなコンデンサを高インピーダンスノード62に結
合して安定性を回復することができる。
【0035】
【発明の効果】このようにして本発明は、ECL基準電
圧を発生するバイアス回路網を改良することがわかる。 本発明の教示を利用することにより、温度および供給電
圧が不安定であるときでも所要のECL基準電圧を確実
に得ることができる。所定ノードの電圧を調整して等し
くすることにより、バイアス回路網の良好な温度特性が
、回路を供給電圧の変動から保護する他に実現される。 またこの回路は、pnp装置が存在しないため製造容易
でかつ確実な動作が得られる。本発明をその好適実施例
を参照して説明してきたが、これに限られるものではな
い。そうではなく、本発明は、特許請求の範囲によって
規定される限りにおいてのみ限定され、同等なものをす
べてその範囲内に包含している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバイアス発生回路の概略回
路図である。
【図2(a)】25℃における図1の回路のVREF1
の特性を示す図である。
【図2(b)】25℃における図1の回路のVREF2
の特性を示す図である。
【図3(a)】125℃における図1のVREF1の特
性を示す図である。
【図3(b)】125℃における図1のVREF2の特
性を示す図である。
【図4(a)】図1の回路のVREF1の図4(b)に
示す電源への印加パスルに対する応答を示す図である。
【図4(b)】図1の回路の電源に印加されたパルスを
示す図である。
【図5】従来技術のバイアス発生回路の回路図である。
【図6】図5のバイアス回路の所定ノードの電圧特性を
示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後記(イ)及至(ホ)より成るバイアス回
    路。 (イ)第1のトランジスタ。該第1のトランジスタのエ
    ミッタは第1の電源端子と電気的に連絡し、該第1のト
    ランジスタのコレクタは共通ノードに電気的に連絡する
    。 (ロ)第2のトランジスタ。該第2のトランジスタのエ
    ミッタは前記第1の電源端子と電気的に連絡し、該第2
    のトランジスタのコレクタは共通ノードに電気的に連絡
    する。 (ハ)第3のトランジスタ。該第3のトランジスタのエ
    ミッタは前記共通ノードに電気的に連絡し、該第3のト
    ランジスタのコレクタは第2の電源端子に電気的に連絡
    する。 (ニ)前記第1、第2の電源端子の電位から基準電圧を
    誘導するために前記第1、第2、第3のトランジスタと
    電気的に連絡する手段。 (ホ)第1、第2の入力と出力とを有する差動増幅手段
    、前記第1の入力は前記第1のトランジスタのコレクタ
    電位を受信し、前記第2の入力は前記第2のトランジス
    タのコレクタ電位を受信し、前記出力は前記第3のトラ
    ンジスタに制御信号と供給する。記制御信号は前記第1
    、第2のトランジスタのコレクタ電位を等しくなるよう
    にせしめ、もって前記第1、第2の電源端子の電位の変
    動にかかわらず前記基準電圧と一定に保つよう作用する
  2. 【請求項2】前記連絡する手段が二つの基準電圧を誘導
    するように動作し、前記制御信号が該二つの基準電圧の
    双方ともを前記第1、第2の電源端子の電位変動にかか
    わらず一定に保つ特徴を有して成る請求項1記載のバイ
    アス回路。
  3. 【請求項3】前記差動増幅手段が第1、第2の入力トラ
    ンジスタを有し、前記第1の入力トランジスタは前記第
    1のトランジスタのコレクタと電気的に連絡し、前記第
    2の入力トランジスタは前記第2のトランジスタのコレ
    クタと電気的に連絡する2とを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のバイアス回路。
  4. 【請求項4】後記(A)及至(B)より成るバイアス回
    路により与えられる基準電圧を調整するための後記(イ
    )及至(ハ)のステップより成るバイアス電圧発生方法
    。 (A)第1、第2のトランジスタ。 第1、第2のトランジスタの双方のエミッタは第1の電
    源端子と電気的に連絡し、双方のコレクタは共通ノード
    と電気的に連絡する。 (B)第3のトランジスタ。 該第3のトランジスタのエミッタは前記共通ノードと電
    気的に連絡し、コレクタは第2の電源端子と電気的に連
    絡する。 (イ)第1、第2のトランジスタのコレクタ電位を比較
    するステップ。 (ロ)前記電位の差によって決定される大きさを有する
    制御信号を誘導するステップ。 (ハ)前記第1、第2の電源端子の電位の変動にかかわ
    らず、前記基準電圧が一定値を保つように前記第1、第
    2のトランジスタのコレクタ電位を等しくすべく前記制
    御信号を前記第3のトランジスタに印加するステップ。
  5. 【請求項5】前記第1、第2の電源端子の電位変動にか
    かわらず、第2の基準電圧と前記基準電圧の双方を一定
    に保つように前記制御信号を前記第3のトランジスタに
    印加するステップを追加して成る請求項4記載のバイア
    ス電圧発生方法。
  6. 【請求項6】前記バイアス回路が静止点で動作するよう
    に前記制御信号を前記第3のトランジスタに印加するス
    テップを追加して成る請求項4あるいは請求項5記載の
    バイアス電圧発生方法。
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