JPH0430196A - 電子楽器の楽音周波数変調装置 - Google Patents

電子楽器の楽音周波数変調装置

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JPH0430196A
JPH0430196A JP2136650A JP13665090A JPH0430196A JP H0430196 A JPH0430196 A JP H0430196A JP 2136650 A JP2136650 A JP 2136650A JP 13665090 A JP13665090 A JP 13665090A JP H0430196 A JPH0430196 A JP H0430196A
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Tsutomu Saito
勉 斉藤
Masayuki Suda
須田 正行
Seijirou Imamura
今村 聖次郎
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、波形データの発生速度を変えて周波数変調を
行う電子楽器の楽音周波数変調装置に関し、特に音高ま
たは放音操作状態に応して周波数変調の状態を変化させ
る点の改良に関する。
[発明の概要コ 本発明は、複数の変調情報に基づいて波形データの発生
速度を変化させる楽音周波数変調装置において、音高ま
たは放音操作状態に応じて周波数変調の状態を変化させ
ることにより、各演奏状態に最適な変調内容を、少ない
変調データにて多種多様に統一して実現したものである
[従来技術] 従来、このような電子楽器の楽音周波数変調装置として
は、本件出願人は波形データの発生速度を変えて周波数
変調を行うものを出願している(特願平1−22883
)。これは、波形データの読み出し速度を変化させる変
調情報を予め複数記憶しておき、この変調情報に基づい
て楽音波形データの読み出し速度を変化させるものであ
る。
これによれば、1つの変調装置で、音色や音長等の変化
や1つの楽音的効果の変化に応じた変調情報を複数記憶
させることができて、変調内容をかなり広く自由に変化
させることができるとともに、音色や音長等に応じても
変調内容を変化させることができ、しかも1つの変調装
置で周波数変調によるあらゆる音楽的効果を実現できて
、各楽音に最適な変調内容を簡単に得ることができる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、この楽音周波数変調装置に対し、さらに音高
または放音操作状態に応じて周波数変調の状態を変化さ
せて、変調内容をかなり広く変化させることができると
ともに、1つの変調装置で周波数変調によるあらゆる音
楽的効果を実現できて、各演奏に最適な変調内容を簡単
に得ることのできる電子楽器の楽音周波数変調装置を提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明においては、波形デー
タの発生速度を変化させる変調情報を予め複数記憶して
おき、この複数の変調情報のうち音高または放音操作状
態例えば押鍵状態に応じたものを出力させ、この出力さ
れた変調情報に基づいて波形データの発生速度を変化さ
せるとしたものである。
ここで、波形データとは、ピアノ、バイオリン、ドラム
等の楽器音や人声の音等、自然界の音の波形を表す楽音
波形データ、または実時間サイン合成、FM音源、PD
音源等に用いられる、サイン波、三角波、矩形波、のこ
ぎり波等の基本波形を表す基本波形データ等、楽音の要
素となるあらゆる波形データが含まれる。また、音高は
複数の音高群を指す音域を含んだ広い概念である。
[作用] 上記構成により、1つの変調装置で、音高または放音操
作状態に応じた変調情報を複数出力させることができて
、種々の演奏状態に応じた最適な変調内容を簡単に多種
多様に実現できる。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して詳
述する。
1、全体回路 第2図は、本発明の全体回路図を示すもので、キーボー
ド1の各キー及び音色スイッチ2の各スイッチは、キー
アサイナ回路30によって走査され、操作キーに応じた
音高で、操作音色スィッチに応じた音色の楽音が16チ
ヤンネルの楽音生成系の空チャンネルに割り当てられる
。このチャンネル割り当て内容は、アサイメントメモリ
回路32に記憶される。キーボード1は、楽音の放音の
指示を行うものであり、弦楽器、管楽器、打楽器、オル
ガンタイプの楽器等で代用しても良い。
また、キーボード1の6鍵の押鍵圧力は、6鍵に設けら
れた圧力センサで検出され、A−D変換器で押鍵圧力を
示すデジタル形式の選択アフタータッチデータに変換さ
れて、後述するCPU300に送られる。さらに、キー
ボード1の6鍵の押鍵速度は、6鍵に設けられた複数の
段差スイッチのオンタイミングのずれ時間を示す選択イ
ニシャルタッチデータとして、検出回路で検出され、後
述するCPU300に送られる。
ROM20には、楽音信号を生成するための処理プログ
ラムと、波形及びエンベロープに関する音色データと、
波形データRDそのもの等が記憶されており、ROMア
ドレス制御回路31によって読出アドレスが制御され、
処理プログラム又は音色データの読み出しと、波形デー
タRDの読み出しとが切り換えられる。ROM20より
読み出された処理プログラムは、キーアサイナ回路30
の後述するCPU300に送られて各種処理か実行され
、また同じ<ROM20より読み出された波形やエンベ
ロープに関する音色データは、アサイメントメモリ回路
32の空チャンネルに応じたエリアに書き込まれ、さら
に同じ(ROM20より読み出された波形データRDそ
のものは波形データ伸長補間回路50へと送られる。ア
サイメントメモリ回路32には、キーボード1の操作キ
ーに応じた周波数ナンバスピードデータFSも空チャン
ネルに応じたエリアに書き込まれる。
上記周波数ナンバスピードデータFSは、周波数ナンバ
累算器40で各チャンネルごとに順次累算され、ROM
アドレス制御回路31を介してROM20に読出アドレ
スデータとして与えられ、波形データRDが周波数ナン
バスピードデータFSに応じた速度、すなわち音高に応
じた速度で読み出され、波形データ伸長補間回路50に
人力される。読み出される波形データRDはROM20
内に多数記憶されており、これらの選択はアサイメント
メモリ回路32より読み出されるバンクデータによって
行われる。上記波形データ伸長補間回路50では、デー
タ圧縮された状態でROM20より読み出されてきた差
分データが伸長されるとともに、各波形データRDのサ
ンプルポイント地点の間の補間地点も求められて乗算回
路70に送られる。この補間は周波数ナンバ累算器40
からの周波数ナンバ累算値FAの一部を使って行われる
また、アサイメントメモリ回路32からのエンベロープ
に関するデータは、エンベロープ発生器60へ送られて
エンベロープ波形が生成され、上記乗算回路70へ送ら
れる。乗算回路70ては、上記伸長補間波形データIP
の各サンプル値とエンベロープ波形の各サンプル値EA
とが乗算され、シフト回路80てデータシフトが行われ
て、系列累算回路90で系列ごとに累算され、D−A変
換器100を介してサウンドシステム110より放音出
力される。
上記エンベロープ発生器60より、アサイメントメモリ
回路32には、エンベロープ波形の現在のフェーズ値P
Hが送られ、次の新しいフェーズに関するエンベロープ
データを出力するように働きかける。またエンベロープ
発生器60より、周波数ナンバ累算器40には、キーオ
ンのタイミングでオンイベント信号が送られ、周波数ナ
ンバスピードデータFSの累算が開始される。さらにエ
ンベロープ発生器60より、波形データ伸長補間回路5
0にはデータ長信号D816が送られ、波形データRD
の補間を行うか、行わないかの選択が行われる。データ
長信号D816は、波形データRDが8ビツトのサンプ
ル値2つよりなるか、10ビツトのサンプル値と6ビツ
トの差分データよりなるかの区別を示すもので、10ビ
ツトのサンプル値と6ビツトの差分データが読み出され
たとき、波形データRDの補間が行われる。
上記シフト回路80は、乗算後の楽音データをエンベロ
ープ累算値EAの上位ビットであるエンベロープパワー
データEA12〜15の大きさに応じてシフトダウンし
、デイケイ、リリースの減衰時の立下りをエクスポーネ
ンシャルな特性にして、自然音に近づけるためのもので
ある。
また上記D−A変換器100には、4つの楽音生成系が
時分割により形成されており、系列累算回路90におい
て、アサイメントメモリ回路32からの系列データGR
に応じて、いずれの生成系に楽音データを送り込むかが
決定される。この系列累算回路90には、周波数ナンバ
累算器40から、波形折返し信号FDUも与えられてお
り、この波形折返し信号FDUは波形データの一波形の
うち前半の半波形の生成が終わって、後半の半波形の生
成にはいるときハイレベルとなり、これにより系列累算
回路90では、楽音データをプラスマイナス反転した値
とされる。また、系列累算回路90には、キーアサイナ
回路30より、D−Aゲート信号も与えられており、D
−A変換器100への楽音データ出力コントロールが行
われる。
システムクロック発生器10から、第1図の各回路30
.40.50.60.90には、周期か1:2:4:8
・・・の比にある各種クロック信号CK1、CK2、C
K3、CK4・・・等や、これらを分周したもの、論理
和、論理積をとったもの等が与えられており、各回路の
タイミングコントロールが行われる。
2、  ROM20 第5図はROM20の記憶内容を示すもので、このRO
M20は、「0」〜「15」の16個のバンクエリアに
分割され、各バンクエリアは「0000H(Hは16進
値であることを示す記号)」〜rFFFFaJの番地を
有しており、バンクrOJ のrooooHJ 〜rO
FFFuJ はcPU300用17)CPU  RAM
301、アサイメントメモリ320、変調演算RAM3
31等の使用エリアであり、rlo00ttJ〜rlF
FFnJは後述するMMUラッチ310の使用エリアで
あり、r2000nJ〜rFFFFaJには楽音tK号
を生成するための処理プログラムが記憶されている。バ
ンク「1」の、r000clnJ〜r3FFF iJに
は、波形及びエンベロープの内容を選択決定するための
音色係数データが128音色分記憶されている。
バンク「1」のr4000HJ以降からバンク「15」
のrFFFFaJまでは、各バンクごとに1つの選択音
色にて読み出される(A)(B)2つの楽音波形データ
RDが同じアドレスに記憶されている。この楽音波形デ
ータRDは、ピアノ、バイオリン、ドラム等の楽器音や
人声の音等、自然界の音の波形を表す楽音波形データ、
または実時間サイン合成、FM音源、PD音源等に用い
られる、サイン波、三角波、矩形波、のこぎり波等の基
本波形を表す基本波形データ、ノイズ音波形等々やこれ
らを合成した波形のほか、特定フォルマントに対応じた
複数の特定周波数帯域のスペクトルグループに対応する
各周波数成分を合成した複数種類の波形等であってもよ
いし、ループトップ、ループエンド等を利用したPCM
波形であってもよく、楽音の要素となるどのような波形
データでもよい。音色データの記憶エリアは処理プログ
ラムの記憶エリアより、後述するMMUアドレスデータ
分だけずれた位置にある。
第6図は、上記バンク「0」のr0000uJ〜rOF
FFaJのエリアの詳しい内容を示すもので、rooo
o■J〜rOFFFiJのうち、r0000t+J〜r
07FFaJはCPU  RAM301用の使用エリア
、r0800nJ〜「08FFHJはアサイメントメモ
リ320用の使用エリア、r0900aJ〜r09FF
nJは変調演算RAM331用の使用エリア、r OA
 00 n J〜rOEFF HJは使用されず、rO
FOOnJ〜rOFFFnJは各回路間のインタフェー
ス用の使用エリアである。このうち、rOFOOuJ〜
rOFOFHJは後述するキーボード1におけるインプ
ットバッファ307、アウトプットラッチ306等のイ
ンタフェース用の使用エリアてあり、rOF10nJ〜
rOFIFHJはやはり後述する音色スイッチ2におけ
るインプットバッファ305、アウトプットラッチ30
4等のインタエース用の使用エリアであり、rOF20
nJ〜rOF2FuJは同じく後述するMMUラッチB
lO用の使°用エリアであり、rOF30aJ〜rOF
3FuJはやはり後述するタイマ302用の使用エリア
であり、rOF40nJ 〜rOFFFHJは使用され
ない。
第7A図(1)及び第7B図(1)は、上述の音色係数
データの内容を示すもので、1つの音色はキースケーリ
ング0.1.2.3の4つの分のデータと1つの変調係
数とより構成されている。
キースケーリング0.1.2.3は、キーボード1を4
つの音域に分け、この音域により高調波成分やノイズ成
分を変えたり、エンベロープ波形を変えたりするキーボ
ードスケーリングに応じた音色を実現するために、1つ
の音色でもさらに細がく音色内容を変化させるために記
憶されている。
変調係数は、1つの楽音の放音中に、この楽音周波数を
微妙に変化させて、より自然に近い楽音を実現するため
のデータである。
このうち、キースケーリング0〜3の波形O〜3の各音
色係数データは、楽音波形についてのものとエンベロー
プについてのものとがあり、楽音波形についての音色係
数データは、バンクデータ、キーナンバーバイアスデー
タ(KEY  No  バイアス)、セントバイアスデ
ータ(CENT  バイアス)、データ長信号データD
816、系列データGR,イニシャル周波数ナンバデー
タ、ループトップデータ、ループエンドデータよりなっ
ている。エンベロープについての音色係数データは、1
つのチャンネルに割り当てられる1つの音色につき、(
A)(B)2つのエンベロープが選択される。この(A
)(B)2つのエンベロープデータ夫々は、例えばアタ
ック、デイケイ、サスティン、リリースの4 つ+7)
 7 x−ズPHO,PHI、PH2、PH3について
夫々存在する。この各フニーズごとのエンベロープデー
タは、さらにエンベロープレベルデータEL、エンベロ
ープ加減信号データEDU、シンアウトデータTH,エ
ンベロープスピードデータESよりなっている。変調係
数についての音色係数データは、変調スピードデータM
SPD、変調デプスデータMDEP、フェーズスピード
データPSPD、キースケール選択信号データKS、キ
ータッチ選択信号データKT1イニシャルアフター選択
信号データI /A。
リターン信号データRET、スタートトリガ選択信号デ
ータTRG、イニシャル位相角データ(イニシャルMS
ACC)よりなっている。
バンクデータは、15種類の楽音波形データRDのうち
の1つを選択指定するためのもので、1つのチャンネル
に割り当てられる1つの音色につき、(A)(B)2つ
の波形が選択される。
キーナンバーバイアスデータは、音色係数データの基準
フィートレンジ(音程)に対し、キーボード1て指定さ
れた音高を実現するために、キーボード1の指定音高に
対し加減されるバイアスデータである。例えば音色係数
データが4フイート基準であり、楽音波形データRDが
8フイート基準であるとき、キーナンバーバイアスデー
タをr12 (OOOIlooB (Bは2進数である
ことを示す記号))」とすれば1オクターブアツプして
、楽音波形データRDのフィートレンジを音色係数デー
タのフィートレンジに一致させることができる。また音
色係数データが16フイート基準であるとき、キーナン
バーバイアスデータをr−12(IIIOlooB)J
として1オクターブダウンして、楽音波形データRDの
フィートレンジを音色係数データのフィートレンジに一
致させることができる。この「12」という値は、1オ
クタ一ブ分の音高数に応じたものであり、フィートレン
ジ差が1オクターブ以下であれば、キーナンバーバイア
スデータも「12」以下となる。
そして、フィートレンジ差が音高差1つ分の整数値以下
であれば、この整数値以下の小数値を示すのが、セント
バイアスデータであり、100セントを6ビツト分のデ
ータで64等分1.た、100/64=;1.56セン
ト単位でシフトできるようになっている。これらキーナ
ンバーバイアスデータ及びセントバイアスデータの値は
、後述する第14図のキーナンバデータ及びセントデー
タと同じ基準で決定される。
データ長信号D816は、上述したように波形データR
Dが8ビツトのサンプル値2つよりなるか、10ビツト
のサンプル値と6ビツトの差分データよりなるかの区別
を示すもので、系列データGR0,1も上述したように
、上記乗算後の楽音データSTを4つのいずれの楽音生
成系に割り当てるかを示すものである。
イニシャル周波数ナンバデータは、第11図に示すよう
に、周波数ナンバスピードデータFSを順次累算して波
形データRDを読み出していくにあたってのスタート時
点の周波数ナンバ累算値を示し、ループエンドデータは
、周波数ナンバスピードデータFSの累算を加算方向か
ら減算方向へ折り返す地点の周波数ナンバ累算値FAを
示し、ループトップデータは、周波数ナンバスピードデ
ータFSの累算方向を減算方向から加算方向へ折り返す
地点の周波数ナンバ累算値FAを示し、第11図に示す
ようにループトップとループエンドとの間で周波数ナン
バ累算値FAをループ変化させることにより、半波形骨
の波形データを連続した波形の状態で読み出して行くこ
とができる。
なお第11図の波形折返し信号FDUは、周波数ナンバ
累算値FAの最上位ビットデータであり、波形データの
一波長のうち前半の半波長の生成が終わって、後半の半
波長の生成にはいるときハイレベルとなるものであって
、この信号FDUに基づいて周波数ナンバ累算値FAの
加減演算切換と、波形データ(楽音データ)のサンプル
値(振幅値)のプラスマイナス切換が行われる。
エンベロープデータの中のエンベロープレベルデータE
Lは、エンベロープ波形のアック、デイケイ、サスティ
ン、リリースの各フェーズPHO〜3の最終地点におけ
るエンベロープ累算値を示し、エンベロープ加減信号デ
ータEDUは、各フェーズPHO〜3のエンベロープ累
算値EAを加算していくのか、減算していくのかを示す
ものである。またエンベロープデータのエンベロープス
ピードデータESは、各フェーズPHO〜3のエンベロ
ープ累算値EAの加減速度を示すデータで、この値が大
きいほどエンベロープ波形の傾きが大きくなる。エンベ
ロープスピードデータESとエンベロープレベルデータ
ELとは、キーボード1のキーの押鍵速度、又は押鍵圧
力に応じたキータッチデータに応じて決定される。
エンベロープの中のシンアウトデータTHは、各フェー
ズPHO〜3のエンベロープ累算値EAの累算システム
へのエンベロープ累算値EAの取り入れラッチの間引き
率を示すデータであり、本来のエンベロープ累算値EA
の取り入れラッチは、繰り返し行われる全チャンネル分
のタイムスロットに1回行なわれる。このデータが「1
1」のとき間引きはなく、「10」のとき4回に1回取
り入れ、「01」のとき16回に1回取り入れ、「00
」のとき64回に1回取り入れる。0.1は2値論理レ
ベルのlow状態、high状態を示すものである。こ
のシンアウト(取り入れラッチ間引き)により、同じエ
ンベロープスピードデータでもエンベロープのスピード
を等倍、4倍、16倍、64倍に変化させることができ
る。このシンアウトデータTHもキーボード1のキーの
押鍵速度、又は押鍵圧力に応じたキータッチデータに応
じて変化させても良い。
変調係数データの変調スピードデータMSPDは、第1
A図(1)に示すように、周波数変調の周期に応じたデ
ータであり、変調デプスデータMDEPは、第1A図(
1)に示すように、周波数変調の振幅に応じたデータあ
り、フェーズスピードデータPSPDは、1つの楽音に
ついての周波数変調の4つのフェーズ0〜3の夫々のフ
ェース時間を決定するデータであり、第1A図(2)に
示すように、値が大きいほどフェーズ時間は短くなる。
キースケール選択信号データKSは、キースケール内容
に応じて周波数変調内容を変化させるか(rlJ ) 
、させないか(rOJ )を選択するものであり、キー
ボード1の操作キーの音高に応じて、周波数変調の変調
スピードデータMSPD、変調デプスデータMDPE、
フェーズスピードデータPSPDが変化させられること
が可能となる。
キータッチ選択信号データKTは、キータッチ内容に応
じて周波数変調内容を変化させるか(rlJ ) 、さ
せないか(rOJ )を選択するものであり、キーボー
ド1の操作キーの速さ(イニシャルタッチ)、強さ(ア
フタータッチ)に応じて、周波数変調の変調スピードデ
ータMSPD、変調デプスデータMDPE、フェーズス
ピードデータPSPDが変化させられることが可能とな
る。
イニシャルアフター選択信号データI/Aは、キータッ
チ内容に応じて周波数変調の内容を変化させる場合、キ
ータッチデータKTDとして、イニシャルタッチデータ
(押鍵速度)IKTを用いるか、アフタータッチデータ
(押鍵圧力)AKTを用いるかを選択するものである。
これにより、第1A図及び第1B図に示すフェーズ0.
1.2.3のうち、はじめのフェーズはイニシャルタッ
チデータIKTを使用し、後のフェーズはアフタータッ
チデータAKTを使用することもてきる。
リターン信号データRETは、最終フェーズ3が終った
あと、フェーズ2の先頭までリターンしてフェーズ(2
)とフェーズ(3)とを繰り返すか(rlJ ) 、そ
のままフェーズ3を持続するか(rOJ )の選択を行
うものである。第1A図(3)はフェーズ(2)までの
リターンが繰り返し行われる状態を示している。
スタートトリガ選択信号データTRGは、周波数変調を
スタートさせるトリガ信号を選択するもので、このトリ
ガ信号には、第12図に示すようにキーオンイベント信
号ON  EVNTと、キーオンサミング信号ON  
SUMMとがある。スタートトリガ選択信号データTR
G−0てキーオンイベント信号の方が選択され、同時操
作のキーか多数あるときでも、各キーのオンタイミング
で周波数変調がスタートする。また、スタートトリガ選
択信号データTRG−1でキーオンサミング信号の方が
選択され、すてに押鍵中のキーがある時は、重ねて別の
キーかオンされても周波数変調は開始されない。
イニシャル位相角データ(イニシャルMSACC)は、
第13図に示すように、周波数変調のスタート時の変調
波形の位相角を示し、「000000 0000BJで
位相角±0度、[0100000000BJて位相角+
90度、「10 0000 0000BJで位相角±1
80度、rll  0000 0000BJて位相角−
90度となる。もちろん、これらの値の中間値をとるこ
とも可能である。
このようにROM20には、楽音を生成放音するための
処理プログラムと、楽音の内容を表わす楽音データとが
記憶されているので、プログラムとデータを記憶するメ
モリが1つで済み、その分回路構成を簡易なものとする
ことができる。
r74nJ番地〜r7FHJ番地の記憶内容は、第7A
図(1)と第7B図(1)とて異なっている。これは、
第7A図が、演算処理データにより、キースケールデー
タKSD及びキータッチデータKTDに基づいて周波数
変調の内容を修正する例を示し、第7図Bか、スケール
テーブル(KS)(ROM)231、タッチテーブル(
KT)(ROM)235からの読み出しデータにより、
キースケールデータKSDおよびキータッチデータKT
Dに基づいて周波数変調の内容を修正する例を示してい
るからである。
このような演算処理またはテーブル231.235から
の読み出しを行うのは、キースケールデータKSDおよ
びキータッチデータKTDを、直接変調スピードデータ
MSPD、変調デプスデータMDEPおよびフェーズス
ピードデータPSPDに乗算するにあたって、より自然
音に近い楽音を実現するためである。むろん、直接その
ままキースケールデータKSD及びキータッチデータK
TDを乗算するようにしてもよい。
第7A図(1)の上述のr74iJ番地〜「7FHJ番
地に記憶されているスロープデータ5LOPE、バイア
スデータBIASは、上述した演算処理の係数データで
ある。このような係数データは、キースケールデータK
SD及びキータッチデータKTDそれぞれにつき、変調
スピードデータMSPD、変調デプスデータMDEP及
びフェーズスピードデータPSPDごとに記憶されてい
る。係数データは音色が異なれば、値も異なってくるか
、同してあってもよい。スロープデータ5LOPEの最
上位ビットは、データのプラス、マイナスを表わしてい
る。この演算処理の式は、キースケールデータKSDを
f(S)、キータッチデータKTDをj  (T)とす
ると、g (S)=SLOPE (KS)xf (S)
+BIAS (KS) k (T)−3LOPE (KT)Xj  (T)+B
IAS(KT) で表わされる。
これらの式をグラフで示したのが第7A図(2)である
。変調スピードデータMSPDは、入力キースケールデ
ータf(S)、人力キータッチデータj  (T)が大
きいほど、増大するが、変調デプスデータMDEPおよ
びフェーズスピードデータPSPDは逆に減少する。ま
た、この演算処理により、変換後の出力キースケールデ
ータg (S)及び出力キータッチデータk (T)の
とりうる値の幅は、入カキースールデータf (S)及
び入力キータッチデータj  (T)のとりうる値の幅
より狭くなる。
これらの演算式は、変調スピードデータMSPD1変調
デプスデータMDEP及びフェーズスピードデータPS
PDそれぞれにつき、キースケールデータKSD及びキ
ータッチデータKTDともに同じであるが、異なるもの
であってもよい。また、演算式も一次関数ではなく、も
っと複雑な式であってもよいし、各演算式はすべて同じ
ものとしてもよいし、個々異なる式としてもよい。
第7B図(1)の上述のr74uJ番地〜「7FHJ番
地に記憶されているテーブルナンバデータTBL  N
o、は上述したテーブル231.235の読み出しにお
けるテーブルのナンバを示している。テーブル231.
235は、第7B図(2)に示すように、64個のテー
ブル群よりなリ、これらのテーブル群は上述した6A音
色の1つ1つに対応しており、上記テーブルナンノ(デ
ータTBL  NO,はこれを指定している。むろんこ
れらのテーブルは各音色共通したものとしてもよい。
変調スピードデータMSPDは、人力キースケールデー
タf(S)、入力キータッチデータj(T)が大きいほ
ど、増大するが、変調デプスデータMDEPおよびフェ
ーズスピードデータPSPDは逆に減少する。これらの
テーブル231.235は、変調スピードデータMSP
D、変調デプスデータMDEP及びフェーズスピードデ
ータPSPDそれぞれにつき、キースケールデータKS
D及びキータッチデータKTDともに同じであるが、異
なるものであってもよい。またテーブル231.235
のデータ内容も第7B図(2)に限られるものてはない
し、各テーブルのデータ内容も同じものとしてよい。
第7A図(3)及び第7B図(3)は、上述したキース
ケールデータKSD及びキータッチデータKTに基づい
て、周波数変調の内容を修正する修正回路200a (
200b、200c)を示すものである。
この修正回路200a、200b、200cは、第17
図及び第18図に示す変調演算処理を行う変調演算回路
33の中の3個所に組み込まれている。そして、変調ス
ピードデータMSPD、変調デプスデータMDEP、フ
ェーズスピードデータPSPDに対し、キースケールデ
ータ及びキータッチデータに応じた修正がなされる。
第7A図(3)において、変調スピードデータMSPD
は、乗算器210で、変換キースケールデータg (S
)が乗算されて、キースケールデータKSDに応じた修
正が行われる。次いて、乗算器213で、変換キータッ
チデータk (T)が乗算されて、キータッチデータK
Tに応じた修正が行われて、出力される。
また、第7A図(3)において、入力されるキースケー
ルデータKSD及びキータッチデータKTDは、選択キ
ースケールデータSKS、選択イニシャルタッチデータ
5IKT及び選択アフタータッチデータ5AKTとなっ
ていて、「選択」の言葉が付加されている。これは、同
時押されている複数のキーの各キースケールデータKS
Dと各キータッチデータKTDの中からいずれかを選択
した1つの値であることを示している。具体的には、選
択キースケールデータSKSは、現在アサインされてい
る楽音の各音高(キーナンバ)のうち、最低音のキーナ
ンバと最高音のキーナンバの平均値とされている。また
、選択キータッチデータSKTは、現在アイサンされて
いる楽音のうち、最大の値のものとされる。むろん、こ
れ以外の低音優先、高音優先、後押優先、先押優先など
による値でもよい。これらの選択処理は、CPU300
によって実行される。なお、時分割処理により、アイサ
ンされている各楽音ごとに、キースケールデータKSD
及びキータッチデータKTDに基づいて、周波数変調の
内容を修正するようにしてもよい。
上記選択キースケールデータSKSは、セレクタ212
を介して、関数発生器211に入力される。関数発生器
211には、上述したスロープデータ5LOPE (K
S)とバイアスデータBIAS (KS)も与えられて
おり、上述のg (S) −8LOP (KS)xf 
(S) +BIAS (KS)の演算処理が実行されて
、変換キースケールデータg (S)が上記乗算器21
0に入力される。この関数発生器211は、乗算器と加
算器とオーバフローまたはアンダーフローしたときに使
用されるセレクタとで構成することができるが、プログ
ラムに基づいて演算処理を行うマイクロコンピュータに
よって構成することもてきる。
また、上記セレクタ212を介して、固定データFIX
も関数発生器211に与えられ、この固定データFIX
がセレクタ212てセレクトされるときは、キースケー
ルデータに応じて周波数変調の内容の修正は行われない
。このセレクタ212のセレクト信号は、上述したキー
スケール選択信号データKSである。
上記選択イニシャルタッチデータ5IKTと選択アフタ
ータッチデータ5AKTとは、セレクタ216でいずれ
かが選択され、さらにセレクタ215を介して、関数発
生器214に入力される。
関数発生器214には、上述したスロープデータ5LO
PE (KT)とバイアスデータBIAS(KT)も与
えられており、上述のk (T) −5LOPE (K
T)X j  (T)+B IAS (KT)の演算処
理が実行されて、変換キータッチデータk (T)が上
記乗算器213に入力される。この関数発生器214は
、上記関数発生器211と同様に、乗算器と加算器とオ
ーバーフローまたはアンダーフローしたときに使用され
るセレクタとで構成することができるが、プログラムに
基づいて演算処理を行うマイクロコンピュータによって
構成することもできる。
また、上記セレクタ215を介して、固定データFIX
も関数発生器214に与えられ、この固定データFIX
がセレクタ214でセレクトされるときは、キータッチ
データに応じて周波数変調の内容の修正は行われない。
このセレクタ215のセレクト信号は、上述したキータ
ッチ選択信号データKTである。さらに、セレクタ23
8のセレクト信号は、上述したイニシャルアフター選択
信号1/Aである。
この関数発生器211.214の演算内容は、上述した
第7A図(2)に示すとうりである。
これらの選択キースルデータSKS、選択イニシャルタ
ッチデータ5IKT、選択アフタータッチデータ5AK
T、スロープデータ5LOPE(KS) 、5LOPE
 (KT) 、バイアスデータBIAS (KS) 、
BIAS (KT) 、固定データFIX、選択信号デ
ータKS1KT、I/Aは、CPU300によって、修
正回路200a (200b、200c)に与えられる
この場合、修正回路200aは、変調スピードデータM
SPDに対して修正を行うため、スロープデータ5LO
PE (KS) 、5LOPE (KT)及びバイアス
データBIAS (KS) 、BIAS(KT)は変調
スピードデータMSPDについてのものの5LOPE 
(MSPD) 、BIAS (MSPD)となり、修正
回路200bは、変調デプスデータMDEPに対して修
正を行うため、スロープデータ5LOPE (KS) 
、5LOPE (KT)及びバイアスデータB IAS
 (KS) 、B IAS (KT)は変調デプスデー
タMDEPについてのものの5LOPE (MDEP)
 、B IAS(MDEP)となり、さらに修正回路2
00Cは、フェーズスピードデータPSPDに対して修
正を行うため、スロープデータ5LOPE (KS)、
5LOPE (KT)及びバイアスデータBIAS(K
S) 、B I AS (KT)はフェーズスピードデ
ータPSPDについてのものの5LOPE (PSPD
) 、BIAS (PSPD)となる。
第7B図(3)は、修正回路200a (200b、2
00c)の別の実施例を示すもので、上述した第7B図
(2)に示すように、テーブル231.235からの読
み出しにより、周波数変調の内容を修正するものである
第7B図(3)の修正回路200a (200b。
200c)は、第7A図(3)の修正回路200a (
200b、200c)の関数発生器211.214をス
ケールテーブル(KS)231、タッチテーブル(KT
)235、リミッタ232及びリミッタ236に置き換
えたものである。
セレクタ212からの選択キースケールデータSKSま
たは固定データFIXは、リミッタ232で7ビツトデ
ータから4ビツトデータに圧縮され、上述の6ビツトの
テーブルナンバデータTBL  NO,(KS)が上位
に付加され、スケールテーブル231にアドレスデータ
として入力される。このスケールテーブル231から変
換キースケールデータが乗算器210に入力されて、変
調スピードデータMSPD、変調デプスデータMDEP
またはフエーズスデータPSPDに乗算される。
また、セレクタ215からの選択イニシャルデータ5I
KTもしくは選択アフタータッチデータ5AKTまたは
固定データFIXは、リミッタ236で7ビツトデータ
から4ビツトデタに圧縮され、上述の6ビツトのテーブ
ルナンバデータTBL  No、(KT)が上位に付加
され、タッチテーブル235にアドレスデータとして入
力される。
このタッチテーブル235から変換キータッチデータが
乗算器213に入力されて、変調スピードデータMSP
D、変調デプスデータMDEPまたはフェーズスデータ
PSPDに乗算される。
このスケールテーブル231、タッチテーブル235の
データ記憶内容は、上述した第7B(2)に示すとおり
である。
上記リミッタ232は、入力される7ビツトの選択キー
スケールデータSKSのうち、高音02以下のものはす
べて高音Cとし、高音C7以上のものはすべて高音C7
として、高音02〜C7のものは、4つごとにまとめて
roooo (0)Jroool(,1)J・・・rl
lll(15)Jとして出力するものである。具体的に
は、入力される選択キースケールデータSKSから高音
C2のキーナンバデータを差し引き、最上位ビットと下
位2ビツトとを取り除いた4ビツトデータを出力する。
この場合、最上位ビットが「1」のものはすべてrll
ll(15)Jとする。
従って、リミッタ232は、このような変換処理を行う
論理回路で実現される。むろん、プログラムに基づいて
演算処理を行なうマイクロコンピュータによって実現す
ることもできる。これは次遅するリミッタ236でも同
じである。高音02以下と高音07以上のキースケール
データKSを無視するのは、この音域はあまり使用され
ないからである。むろん、4ビツトデータ以外の形で出
力するようにしてもよいし、リミッタ232を省略して
選択キースケールデータSKSをそのままスケールテー
ブル231に入力するようにしてもよい。
上記リミッタ236は、232と同様の変換を行うもの
で、入力される7ビツトの選択キータッチデータSKT
のうち、値の小さいものと、値の大きいものは無視し、
4ビツトデータの形で出力するものである。例えば、キ
ータッチデータKTのうち、「16」以下とrl12J
以上を無視し、「16」〜rl 12Jのデータを6つ
ずつまとめて、roooo (0)J  roool 
(1)J・・・rllll (15)Jとして出力する
ことができる。むろん、リミッタ232と全く同じ変換
を行ってもよいし、リミッタ236を省略して、選択キ
ータッチデータSKTをそのままタッチテーブル235
に入力するようにしてもよい。
他の内容は、上述の第7A図(3)の修正回路200a
 (200b、200c)と同じである。
なお、テーブルナンバデータTBL  No、(KS)
 、TBL  No、(KT)も、修正回路200a、
200b、200cごとに異なる値をとる。
4、キーアサイナ回路30 第3図は、キーアサイナ回路30を示すもので、CPU
300は与えられるマスタクロック信号φ(CK 2)
が、ハイレベルのときのみで動作可能なもので、ROM
20のデータバスライン及びアドレスバスラインには、
マスククロック信号CK2がハイレベル「1」のとき、
CPU300に関するデータが流れ、ローレベル「0」
のとき、CPU300に無関係なデータが流れる。
4−1.ROMアドレス制御回路31 このCPU300からのROM20や各種メモリのアク
セス用のアドレスデータCAO〜15は16ビツトデー
タであるが、最下位ビットを除く下位11ビツトCAI
〜11はセレクタ313に与えられる。また、上位4ビ
ツトCAl2〜15は上位にro 000Jの4ビツト
データが付加されて、セレクタ312のB入力を通して
上記下位11ビツトCAI〜11とともに19ビツトの
アドレスデータとして、セレクタ313を介してROM
20に与えられ、主に処理プログラムの読み出しが行わ
れる。またCPU300が処理プログラム以外の音色デ
ータやその他データを読み出す時には、CPU300よ
り8ビツトのMMUアドレスデータがデータバスライン
を通じて出力され、これがMMUラッチ310を介して
上記セレクタ312を通じ、上述の下位11ビツトCA
I〜11に付加されて、セレクタ313を介しROM2
0に与えられる。
このアドレスデータの切り換え状態を示したのが、第1
6図であり、ROM20のアドレスデータは19ビツト
であるにもかかわらず、CPU300のアドレスデータ
は16ビツトであるため、ro 000Jの付加や、M
MUアドレスデータの付加が行われる。
こうして、MMUアドレスを付加するか、「0000」
を付加するかで、プログラムの読み出しと音色データの
読み出しが簡単に切り換えられ、CPU300の読出ア
ドレスデータがROM20の読出アドレスデータより少
ないビット数でも、ROM20の全領域の読み出しを行
うことができる。
従って、ROM20のバンク「0」は(、PU300が
MMUラッチ310を使わずに直接アクセスできるので
、CPU300専用の処理プログラム等が記憶されるの
である。また、CPU300が、例えばバンク「1」の
r3524uJ番地をアクセスするには、MMUラッチ
310に「13H」をセットし、CPU300のアドレ
スデータとしてr1524aJをセットすれば、合成ア
ドレスデータは、r13524uJとなって、バンク「
1」のr3524aJ番地がアクセスされることになる
。この場合CPU300のアドレスデータr1524u
、Jの最上位4ビツトの「IH」は、セレクタ312で
キャンセルされる。
上記上位4ビツトデータCAl2〜15はコンパレータ
311にも与えられており、このコンパレータ311に
は4ビツトのf (x)データも与えられており、両デ
ータが一致しない時、「0000」と上位4ビツトアド
レスデータCAl2〜15の方が選択される。また両デ
ータが一致した時、一致信号がコンパレータ311から
上記セレクタ312に与えられて、MMUラッチ310
の方が選択される。従って上位4ビツトのアドレスデー
タCAl2〜15がf (x)データに一致していない
時に、CPU300の処理プログラム等の読み出しが行
われ、一致した時は音色データ等が読み出される。この
f (x)データはCPU300によって選択設定して
もよいし、予め固定された値でもよい。このf (x)
を「IH」に固定すると、RAM20のバンク「0」の
rloooH」〜rlFFFaJのMMUラッチ310
用のエリアがアクセスされ、f (x)をrOnJに固
定すると、RAM20のバンク「0」の「0000HJ
〜rOFFFnJのエリアがアクセスされることとなる
上記セレクタ313には、後述するアサイメントメモリ
320よりCPU300によって読み出されたバンクデ
ータと、周波数ナンバ累算器40からの周波数ナンバ累
算値FA12〜26も与えられ、このセレクタ313を
介してROM20に与えられ、対応するバンクの波形デ
ータRDが読み出される。セレクタ313における、デ
ータセレクト切換は、上記システムクロック発生器1゜
からのクロック信号CK2によって行われ、第2図下方
に示すように、処理プログラムの読み出しと波形データ
RDのサンプル値との読み出しが切り換えられる。この
うち、処理プログラムの読み出しのタイミングにおいて
は、上記f (x)データに基づいて、処理プログラム
の読み出しと音色データの読み出しが切り換えられる。
そして、これらの読出処理が16チヤンネル分繰返し行
われて行く。
ROM2Qより読み出されるデータのうち、波形データ
RDはそのまま波形データ伸長補間回路50へ送られ、
処理プログラムや音色データは、8ビツトデータずつに
2分割され、セレクタ314を介してCPU300に送
られたり、ゲートバッファ323を介してアサイメント
メモリ320に送られたりする。セレクタ314におけ
る、データセレクト切換は、上記CPU300がらのア
ドレスデータCAの最下位ビットCAOに基づいて行わ
れる。
これにより、CPU300の処理速度に追随してROM
20からのデータ取り込みが行われる。
また、CPU300のデータバスラインのビット数に対
しROM20からの読み出しデータのビット数が多くて
も、スムーズにデータ処理を行うことができる。
4−2.変調演算回路33 変調演算回路33では、上記音色スイッチ2の指定音色
に応じた音色係数データの中の変調係数データが、CP
U300によってまず変調演算RAM331に書き込ま
れ、次いで、CPU300により各系列ごとに時分割で
変調演算RAM331内の変調係数データとキーデータ
、タブレットデータとが読み出され、変調演算回路33
で変調演算が行われた後、この結果が次遅する変調デー
タとして、再び変調演算RAM331の中へ書きこまれ
る。この変調データの中の最終結果である変調演算デー
タMDATAを用いて、各系列の各チャンネルごとに、
第15図に示す変調付加の演算処理が行われ、その結果
は、いったんアサイメントメモリ320の変調キーナン
バデータ(MKEY  NO)のエリアと、変調セント
データ(M  CENT)のエリアに書き込まれる。ア
サイメントメモリ320のこれらの値は、周波数ナンバ
累算器40へ送られて、各系列ごとに独立に周波数変調
が実行される。この「変調演算回路33」とは、「変調
演算プロセッサ」であり、これがあれば高速に変調演算
が行なえるが、もしなくてもCPU300にて、この処
理をプログラムにより行なうことができる。この変調演
算回路33には、変調演算RAM331と後述する第1
7図〜第21図に示すような、変調演算を行う回路群等
が設けられている。
第8A図及び第8B図は変調演算RAM331を示すも
ので、このRAM331には上述の4つの系列0〜3の
うち、3つの系列0〜2夫々につき、変調係数、キーデ
ータとタブレットデータ、変調データ、キースケール係
数データ、キータッチ係数データが記憶される。変調係
数は、第1A図(1)(2)に示す変調波形の4つのフ
ェーズ(0)〜(3)夫々につき、変調デプスデータM
DEP、変調スピードデータMSPD、フェーズスピー
ドデータPSPD、キースケール選択信号データKS、
キータッチ選択信号データKT、イニシャルアフター選
択信号データI/A、リターン信号データRET、スタ
ートトリガ選択信号データTRG、イニシャル位相角デ
ータ(イニシャルMSACC)よりなっている。これら
のデータについては、すでにRAM20の音色係数デー
タの説明で述べたとおりである。
キーデータとダブレットデータとは、選択キースケール
データSKSと、選択イニシャルタッチデータ5IKT
と、選択アフタータッチデータ5AKTと、キーオンサ
ミング信号ON  SUMMと、キーオンイベント信号
ON  EVNTと、音色ナンバとよりなっている。選
択キースケールデータSKSと、選択イニシャルタッチ
データ5IKTと、選択アフタータッチデータ5AKT
と、キーオンサミング信号ON  SUMMと、キーオ
ンイベント信号ON  EVNTとは、すでにRAM2
0の音色係数データの説明で述べたとおりてあり、第1
2図に示すとおりの信号である。音色ナンバは、上述の
音色スイッチ2て操作されたスイッチに応じた音色を表
わすデータである。
変調データは、フェーズスピード累算データPSACC
,変調スピード累算データMSACC。
変調演算データMDATAとよりなっている。フェーズ
スピード累算データPSACCは、第1図(2)に示す
ように、フェーズスピードデータPSPDの累算データ
であり、変調の各フェーズの好適時間を示すものである
。変調スピード累算データMSACCは、第1図(1)
左に示すように、変調スピードデータMSFDの累算デ
ータであり、変調波形の一周期の中の経過地点を示すも
のである。変調演算データMDATAは、その時々の変
調度合の大きさを示すデータであり、後述する変調波形
データMWAVEと変調の深さを示す変調デプスデータ
MDEPとを乗算したものである。
キースケール係数データ及びキータッチ係数データも、
すでにRAM20の音色係数データの説明で述べた通り
である。第8A図のキースケール係数データ及びキータ
ッチ係数データのスロープデータ5LOPE及びバイア
スデータB IASは第7A図(2)の演算式の係数デ
ータであり、第8B図のキースケール係数データ及びキ
ータッチ係数データのテーブルナンバデータTBL  
N。
は、第7B図(2)の各テーブルのナンバを示すデータ
である。
上述の系列0〜2の内、系列0はキーボード1の上鍵盤
、系列1は同じく下鍵盤、系列2は同じく足鍵盤が各々
割り当てられ、各鍵盤ごとに異なる音色、異なる変調内
容が設定可能である。むろん、各チャンネルごとに異な
る音色、異なる変調内容を設定可能としてもよい。
このように1つの変調演算回路33て、多種多様な変調
内容を設定できる。
4−3.CPU   RAM301 第9図は、CPU  RAM301の内容の一部を示す
もので、16個のチャンネルに夫々割り当てられる楽音
についての、キーオン信号KEYON、キーナンバデー
タKEY  No、セントデータCENT、系列データ
GR,アフタータッチデータ、イニシャルタッチデータ
が、上述したように各チャンネルごとに記憶されている
。このうち、系列0には、チャンネルCHO〜7が割り
当てられ、系列1には、チャンネルCH8〜14が割り
当てられ、系列2には、チャンネルCH15が割り当て
らる。
キーオン信号KEY  ONは、キーボード1のキーが
押鍵中にあることを示す信号データであり、キーオンで
「1」、キーオフで「0」となる。キーナンバデータK
EY  Noは、キーボード1の指定音高に応じたキー
ナンバを示すデータであり、セントデータは、キーナン
バ以下の細かい音高差を示すデータであり、この各デー
タに応じた周波数値は第14図に示すとおりである。系
列データGRは、上述したように、上述の乗算後の楽音
データSTを4つのいずれの楽音生成系に割り当てるか
を示すものである。アフタータッチデータは、キーボー
ド1の押鍵圧力を示すデータであり、イニシャルタッチ
データは、キーボード1の押鍵速度を示すデータである
4−4.アサイメントメモリ回路32 第10図は、アサイメントメモリ回路32のアサイメン
トメモリ320の記憶内容を示すもので、アサイメント
メモリ320は、16チヤンネル分の音色データのメモ
リエリアが形成されており、各チャンネルエリアにRO
M20からの音色データがセットされる。この場合、セ
ットされる音色データのうちエンベロープデータはEG
O〜15の各エンベロープグループエリアにセットされ
、それ以外のデータはCHO〜15の各チャンネルエリ
アに分けてセットされる。CHO〜15にセットされる
データは、バンクデータ(A)(B)、エンベロープグ
ループデータ(A)(B)、変調キーナンバデータ(M
  KEY  No)、変調セントデータ(M  CE
NT)、キーオン信号データ、データ長信号データD8
16、系列データGR1イニシャル周波数ナンバデータ
、ループトップデータ、ループエンドデータよりなって
おり、このうち変調キーナンバデータ(M  KEY 
 NO)、変調セントデータ(M  CENT)、エン
ベロープグループデータ(A)(B)以外のブタについ
ては、ROM20の記憶内容のところで説明したとおり
である。
変調キーナンバデータ及び変調セントデータは、第15
図に示すように、上述のキーナンバデータKEY  N
oとセントデータCE N T j、:対し、指定音色
に応じた上記キーナンバーバイアスデータとセントバイ
アスデータ、及び後述する周波数変調を実現するための
変調データMDATAが加算修正されたものであり、こ
の加算修正データに応じたデータが波形データRDの読
出アト1/スデータの累算ステップ値として用いられる
。この処理はCPU3QQによって行なわれ、チャンネ
ル〇〜7の系列0では、変調演算RAM331の中の系
列Oの変調データを用い、チャンネル8〜14の系列l
では同じく系列lの変調データを用い、チャンネル15
の系列2では同じく系列2の変調データを用いる。エン
ベローブグループデータ(A)(B)は、当該チャンネ
ルエリアの音色に応じたエンベロープデータの記憶され
ているエンベロープグループエリアEGO〜15のアド
レスを示すデータであり、1つのチャンネルに割り当て
られる音色は2つの楽音よりなるものであるため、(A
)(B)と2つ存在することになる。これに応じて、波
形データRDも2つ存在するため、バンクデータも(A
)(B)2つの存在することになる。EGO〜15にセ
ットされるエンベロープデータについても、上述ROM
20の記憶内容の説明のところで説明したとおりである
上記変調キーナンバデータ及び変調セントデータは、(
A)(B)2つの楽音について共用され、キーボード1
の1つの操作キーに応じて(A)(B)2つの楽音が合
成出力されることになる。
この(A)(B)2つの楽音は、バンクデータ又はエン
ベロープグループデータが異なるため、異なる音色の楽
音となっており、また別々にエンベロープ制御も行われ
ることになる。
このアサイメントメモリ320より読み出されたデータ
はAM(アサイメントメモリ)バスを介して周波数ナン
バ累算器40やエンベロープ発生器60等へ送出された
り、ゲートバッファ322を介してCPU300に与え
られる。また4ビツトのエンベロープグループデータ(
A)(B)については、ラッチ324を介し、エンベロ
ープ発生器60からの2ビツトのフェーズデータPAが
下位に付加され、1ビツトの「1」が上位に付加されて
、計7ビツトとなり、セレクタ321を介し、再びアサ
イメントメモリ320に与えられ、対応するエンベロー
プのエンベローブレベルテータEL、シンアウトデータ
TH,エンベロープグループデータES等が読み出され
てエンベロープ発生器60に送られる。このセレクタ3
21を介してシステムクロック発生器1oがらのクロッ
ク信号CKの集合である続出アドレスデータもアサイメ
ントメモリ320に与えられるほが、CPU300から
のアクセスアドレスデータも与えられる。
リセット回路303は、電源投入時にCPU300とア
ウトプットラッチ304にリセットをかけるものである
。アウトプットラッチ304.306には音色スイッチ
2、キーボード1のサンプリングアドレスが一時セット
され、インプットバッファ305.307には、そのサ
ンプリング結果が入力される。上記アウトプットラッチ
304のサンプリングデータのうち1ビツトのみ上記D
−A変換器100のゲート信号として用いられる。
[以下余白] 5、変調演算回路33 第17図(1)及び第18図(1)は、変調演算回路3
3を示すもので、第17図(1)はフェーズスピード累
算データPSACCを算出する回路部分で、第18図(
1)は変調演算データMDATAを算出する回路部分で
ある。
まず、第17図(1)において、変調演算RAM331
よりCPU300によって読み出された、各フェーズ(
0)〜(3)のフェーズスピードデータPSPDは、セ
レクタ331でその時実行中のフェーズのデータPSP
Dが選択され、アダー332でそれまでのフェーズスピ
ード累算データPSACCに加算され、オアゲート群3
39、アンドゲート群336を介して、フェーズスピー
ド累算データPSACCとして出力される。
第17図(2)は、フェーズスピードデータPSPDと
フェーズスピード累算データPSACCとを示すもので
、13ビツトのフェーズスピードデータPSPDが順次
累算されてフェーズスピード累算データPSACCとな
る。このフェーズスピ゛−ド累算データPSACCの、
最上位ビ、ソトPALは、第1A図(3)に示すように
フェーズ(2)〜(3)の繰り返し変調を行っている最
中であることを示すジ−タン中データとなる。次の上位
2ビツトはPA13.14は、その時のフェーズを示す
フェーズデータとなり、「00」でフェーズ(0)、「
01」でフェーズ(1)、「10」でフェーズ(2)、
「11」でフェーズ(3)となる。さらに次の4ビツト
PA9〜12は、フェーズを移動する際の重み付はデー
タ(Rate)となっている。
上記第17図(1)において、フェーズスピード累算デ
ータPSACCのフェーズデータPAI3.14は、上
記セレクタ331に与えられて、その時実行中のフェー
ズのフェーズスピードデータPSPDが選択される。こ
の選択されたフェーズスピードデータPSPDは、修正
回路200Cに入力されて、キースケールデータKS、
キータッチデータKTの値に応じた修正が行われる。
上記アダー332よりキャリアウド信号Coutが出力
されると、リターン信号データRET−「0」のときは
、アンドゲート338を介してオアゲート群339より
「11・・・1」がフェーズスピード累算データPSA
CCとして出力されて、この状態が維持され、第17図
(3)の(1)に示すように、最終フェーズ(3)の最
終地点まで到達し、この地点の変調状態が保持される。
また、リターン信号データRET−rlJのときは、ア
ンドゲート340を介しオアゲートを介してフェーズデ
ータの上位側PA14が常時「1」とされ、第17図(
3)の(B)に示すように、フェーズrl O(2) 
J  rl 1 (3) Jのみ繰り返し選択される。
この時、オアゲートを解してフェーズスピード累算デー
タPSACCの最上位ビットのリターン中データPAL
も「1」となる。
上記第12図で説明したキーオンサミング信号ON  
SUMM、キーオンイベント信号ON  EVNTのい
ずれかは、上記スタートトリガ選択信号TRGにより、
セレクタ333で選択後、インバータ334で反転され
て、上記アンドゲート群336を閉成させることにより
、フェーズスピード累算データPSACCを「00・・
・0」のイニシャル状態とする。このインバータ334
からの反転信号は、後述するイニシャル信号CLKとし
て用いられる。
第18図(1)において、変調演算RAM331よりC
PU300によって読み出された各フェーズの変調スピ
ードデータMSPDは、セレクタ351でその時実行中
のフェーズの変調スピードデータMSPDが選択される
とともに、セレクタ350で次に実行予定のフェーズの
変調スピードデータMSPDが選択される。現在実行中
のフェーズの変調スピードデータMSPDは、乗算器3
54で補数重み付はデータ(1−R)が乗算されてアダ
ー356に与えられ、次に実行予定のフェーズの変調ス
ピードデータMSPDは、乗算器353で重み付はデー
タRが乗算されてアダー356に与えられ、両データが
加算される。このアダー356での加算によ・す、現在
実行中のフェーズの変調スピードデータMSPDと次に
実行予定のフェーズの変調スピードデータMSPDとの
補間処理が行われる。
このアダー356からの補間された変調スピドデータM
SPDは、修正回路200aに入力されて、キースケー
ルデータKS、キータッチデタKTの値に応じた修正が
行われる。そして、この修正された変調スピードデータ
MSPDは、アダー362で、それまでの変調スピード
累算データMSACCに加算され、セレクタ363を介
して、変調スピード累算データMSACCとして出力さ
れる。この変調スピード累算データMSACCと変調ス
ピードデータMSPDとの関係は第18図(2)に示す
とおりである。セレクタ363は、上記イニシャル信号
CLRにより、イニシャル位相角データ(イニシャルM
SACC)を選択するものである。上記変調スピード累
算データMSACCは、変調波形作成回路364に与え
られて、後述する第19図(a)〜(d)に示すような
、変調波形データの各ステップデータMWA VEが作
成されて、乗算器365に与えられる。
また、変調演算RAM331よりCPU300によって
読み出される、各フェーズの変調デプスデータMDEP
は、セレクタ358で現在実行中のフェーズの変調デプ
スデータMDEPが選択されるとともに、セレクタ35
7で次に実行予定のフェーズの変調デプスデータMDE
Pが選択される。現在実行中のフェーズの変調デプスデ
ータMDEPは、乗算器360で補数重み付はデータ(
1−R)が乗算されてアダー361に与えられ、次に実
行予定のフェーズの変調デプスデータMDEPは、乗算
器359で重み付はデータRが乗算されてアダー361
に与えられ、両データが加算される。このアダー361
での加算により、現在実行中のフェーズの変調デプスデ
ータMDEPと次に実行予定のフェーズの変調デプスデ
ータMDEPとの補間処理が行われる。
このアダー361からの補間された変調デプスデータM
DEPは、修正回路200bに人力されて、キースケー
ルデータKS、キータヅチデータKTの値に応じた修正
が行われる。そして、この修正された変調デプスデータ
MDEPは、上述の乗算器365で、変調波形データM
WAVEに乗算され、変調デプスデータMDEPの大き
さに応じた振幅をもつ変調波形データMWAVEとされ
、「2」の補数回路366で変調波形データMWAVE
の最上位ビットのサインビットデータに応して、そのま
ま又は2の補数データに変換されて、変調演算データM
DATAとして出力される。
上記フェーズスピード累算データPSACCのフェーズ
データPA13.14は、ネクストフェーズ作成回路3
52で、上記リターン信号データPNXTに基づいて、
次に実行予定のフェーズを示すネクストフェーズデータ
PNXTが作成されて、上記セレクタ350.357に
与えられる。
現在実行中のフェーズを示すフェーズデータPA13.
14は、そのまま上記セレクタ351.358に与えら
れる。
また上記フェーズスピード累算データPSACCの重み
付はデータPA9〜12は、乗算係数制御回路355で
、現在実行中のフェーズの重み付けを示す補数重み付は
データ(1−R)と、次に実行予定のフェーズの重み付
けを示す重み付はデータRとが作成される。補数重み付
はデータ(1−R)は上記乗算器354.360に与え
られ、重み付はデータRは上記乗算器353.359に
与えられる。
6、変調波形作成回路364 第19A図、第19B図の(A)〜(D)は、変調波形
作成回路364の具体的な回路を示すもので、(A)(
B)(C)(D)の各変調波形作成回路364は、夫々
(a)(b)(c)(d)に示すような変調波形データ
MWAVEを作成する。
(A)の変調波形作成回路364は、まず「2」の補数
回路371で、変調スピード累算データMSACCの上
位2ビツトのうち2ビツト目で、下位8ビツトを「2」
の補数値に変換し、さらに「2」の補数回路372で最
上位ビットで、下位9ビツトを「2」の補数値に変換す
るものであり、これにより第19A図(a)に示すよう
な三角波形の変調波形データMWAVEが得られる。
(B)の変調波形作成回路364は、変調ROM373
に第19A図(b)に示すような各種波形の変調波形デ
ータMWAVEを記憶しておき、これを変調スピード累
算データMSACCを読出アドレスデータとして読み出
すものである。
(C)の変調波形作成回路364は、各フェーズ(0)
(1)(2)(3)ごとに、異なる波形の変調波形デー
タMWAVEを記憶した、変調ROM374.375.
376.377を用意し、これら変@ROM374.3
75.376.377に対し、変調スピード累算データ
MSACCを続出アドレスデータとして与えたものであ
る。さらにフェーズスピード累算データPSACCのフ
ェーズデータPA13.14を、デコーダ378でデコ
ードした、4ビットセレクト信号の各ビットを、チップ
イネーブル信号CEとして各変調ROM374.375
.376.377に与えるようにしたものである。これ
により、例えば第19A図(C)に示すように各フェー
ズ(0)〜(3)ごとに興なる変調波形を得ることがで
きる。
(D)の変調波形作成回路364は、上記(C)の変周
波形作成回路364に対し、変調波形の各フェーズ間の
補間を行うようにしたものである。
すなわち、変調ROM374.375.376.377
は、(C)のものと同じであり、各変調ROM374〜
377より変調スピード累算データMSACCによって
読み出された各変調波形データMWAVEは、セレクタ
379で、上記ネクストフェースデータPNXTにより
、次に実行予定のフェーズの変調波形データMWAVE
が選択されるとともに、セレクタ380で、上記フェー
スデータPA13.14により、現在実行中のフェーズ
の変調波形データMWAVEが選択される。
このうち、次に実行予定のフェーズの変調波形データM
WAVEは、乗算器381で、上記重み付はデータRが
乗算されて、アダー383に与えられるとともに、現在
実行中のフェーズの変調波形データMWAVEは、乗算
器382で、上記補数重み付はデータ(1−R)が乗算
されて、アダー383に与えられ、両データが加算され
る。これにより、第19図(d)に示すように、現在実
行中のフェーズの変調波形と次に実行予定のフェーズの
変調波形との補間が行われる。
なお、上記「2」の補数回路371.372.366は
イクスクルシブオアゲート群とアダーとで構成すること
ができる。
第20図(1)は、上記第18図(1)のネクストフェ
ーズ作成回路352の具体的回路を示すもので、フェー
ズスピード累算データPSACCのフェーズデータPA
13.14のうち下位データPA13は、ナントゲート
NA1を介してセレクタ391のA側下位(0)に入力
されるとともに、オアゲートORIを介してセレクタ3
91のA側上位(1)に入力され、上位データPA14
は、インバータINIで反転され、ナントゲートNAI
を介してセレクタ391のA側下位(0)に入力される
とともに、オアゲートORIを介してセレクタ391の
A側上位(1)に入力される。
これにより、セレクタ391のA側には、フェーズデー
タPA13.14に+1したデータが人力されるととも
に、フェーズデータPA13.14が「11」のときは
、そのまま「11」が入力され、第20図(2)の(1
)に示すように、変調波形のフェーズが最終フェーズr
ll(3)Jまで到達すると、ネクストフェーズもrl
l(3)Jとされ、第1図(2)右に示すように、最終
フェーズのみが繰り返し実行される。
これは、リターン信号データRET−rOJで、ナント
ゲートNA2の出力が常時「1」で、セレクタ391の
A側が常時選択されていた場合であるが、リターン信号
データRET−rlJのときは、フェーズデータPA1
3.14が「11」の場合のみ、セレクタ391のB側
のrlo (2)Jが選択される。この結果、第20図
(2)(7)(2)に示すように、変調のフェーズが最
終フェーズrll(3)Jまで到達すると、ネクストフ
ェーズがrlO(2)Jとされ、第1図(3)に示すよ
うに、フェーズ(2)と(3)とが繰り返し実行される
第21図は、乗算係数制御回路356の具体的回路を示
すもので、フェーズスピード累算データPSACCの重
み付はデータPA9〜12は、アンドゲートAN2〜A
N5を介して、そのまま上位に「0」が付加されて上記
重み付はデータRとして出力される。また、アンドゲー
トAN2〜AN5を介し、インバータIN2〜INSで
反転され、上位に「0」が付加されてアダー392で+
1されることにより、「2」の補数とされて、これが上
記補数重み付はデータ(1−R)として出力される。
7、周波数変調例 第1B図(A)(B)(C)(D)は周波数変調の例を
示すものであり、この変調波形を実現するための各デー
タの設定値例を以下に示す。
(A)トランペット音型変調 フェーズ(0) イニシャル位相角データ  二〇 変調スピードデータMSPD:大きい値変調デプスデー
タMDEP  :大きい値フェーズ(1) 変調スピードデータMSPD:0 変調デプスデータMDEP  :0 フエーズ(2) 変調スピードデータMSPD:0 変調デプスデータMDEP  :0 フエーズ(3) 変調スピードデータMSPD:中位の値変調デプスデー
タMDEP  :中位の値リターン信号データRET 
 :0 (B)オートベント型変調 フェーズ(0) イニシャル位相角データ 300n (−90度) 変調スピードデータMSPD:0 変調デプスデータMDEP  :中位の値フェーズ(1
) 変調スピードデータMSPD:0 変調デプスデータMDEP  :Q フェーズ(2) 変調スピードデータMSPD:0 変調デプスデータMDEP  :0 フエーズ(3) 変調スピードデータMSPD:中位の値変調デプスデー
タMDEP  :中位の値リターン信号データRET 
 :0 フエーズ(0)のスタート時点で、周波数変調がかかっ
た状態で、楽音の発音を開始させていくことができる。
(C)グライド型変調 フェーズ(0) イニシャル位相角データ 30011 (−90度) 変調スピードデータMSPD:0 変調デプスデータMDEP  :Q フェーズ(1) 変調スピードデータMSPD:0 変調デプスデータMDEP  二中位の値フェーズ(2
)、フェーズ(3) 変調スピードデータMSPD:0 変調デプスデータMDEP  :0 リタ一ン信号データRET  :0 フエーズ(0)からフェーズ(1)にかけて、変調スピ
ード累算データMSACCは、イニシャル位相角データ
r300uJのまま変化せず、変調デプスデータMDE
Pのみ大きくなっていくので、変調レベルがゆっくり除
々に大きくなっていく。
(D)ストリンゲス型変調 フェーズ(0) イニシャル位相角データ  :0 変調スピードデータMSPD:0 変調デプスデータMDEP  :0 フエーズ(1) 変調スピードデータMSPD:0 変調デプスデータMDEP  :Q フェーズ(2) 変調スピードデータMSPD:やや小さい値変調デプス
データMDEP  :やや大きい値フェーズ(3) 変調スピードデータMSPD:やや大きい値変調デプス
データMDEP  :やや小すい値リターン信号データ
RET  :1 これにより、変調の速さとが振幅が入れ換わり大きくな
ったり小さくなったりする複雑な変調波形を得ることが
できる。
なお、フェーズスピードデータPSPDの大きさは、第
1図(A)(B)(C)(D)に図示した各フェーズの
長さに反比例した大きさとなる。
こうして、各フェーズごとに異なる変調係数に基づいて
、1つの楽音の周波数を順次多種多様に変化させていく
ことができる。
8、周波数ナン・く累算器4゜ 第4図は、周波数ナンバ累算器4oを示すもので、上記
アサイメントメモリ回路32がらの変調キーナンバデー
タ及び変調セントデータは、ラッチ404を介し、周波
数ナンバスピードROM419に読出アドレスデータと
して与えられ、変調キーナンバデータM  KEY  
NO及び変調セントデータM  CENTに応じた周波
値を示す周波数ナンバスピードデータFSが読み出され
る。この周波数ナンバスピードデータFSは、イクスク
ルシブオアゲート群405を介して、アダー407で、
それまでの周波数ナンバ累算値FAに累算され、上位8
ビツトFA19〜26はセレクタ413を介し、下位1
9ビツトFAO〜18はイクスクルシブオアゲート群4
14を介し、ラッチ群415、セレクタ416を介して
、上記周波数ナンバ累算値FAとして再びアダー407
に与えられる。これにより、周波数ナンバ累算値FAが
周波数ナンバス′ピードデータFSの大きさに応じた速
度で累算され、この累算値FAはラッチ418を介し、
上位の整数部分にあたる15ビツトFA12〜26が上
記ROMアドレス制御回路31に送られ、波形データR
Dの読み出しが行われる。
また小数部分の上位3ビツトFA9〜11と最上位ビッ
トの波形折返し信号FDUは、上記波形データ伸長補間
回路50へ送られて、波形データRDのサンプル値の伸
長と補間に用いられる。
このような周波数ナンバ累算値FAの内容を示したのが
第22図であり、周波数ナンバ累算値FAは全部で28
ビツトのデータであり、最上位ビットは波形折返し信号
FDUで、次の8ビツトFA19〜26はコンパレート
ビットで、後述するループエンド、ループトップに到達
したか否かの対比に用いられ、さらに次の7ビツトFA
12〜18が整数部分、最後の12ビツトFAO〜11
が小数部分となっている。このような周波数ナンバスピ
ードデータFSは、CHO〜15の16チヤンネル分、
周波数ナンバ累算器40で累算され、各チャンネルの周
波数ナンバ累算値FAは上記ラッチ群415にメモリさ
れている。このラッチ群415は16個のラッチよりな
り、周波数ナンバスピードデータの累算の行われるラッ
チはクロック信号CK3のタイミングで切り換えられて
いき、ラッチからの読出はクロック信号CK3の一周期
の間のタイミングで行われ、ラッチへの書込はクロック
信号CK3の後半の最後のタイミングで行われる。この
ラッチ群415の各ラッチには(A)(B)2つの楽音
成分につき、同じ読み出しアドレス(同じ周波数ナンバ
累算値FA12〜FA26)がセットされる。音色の違
いは上記バンクデータ(A)(B)の違いに基づいてい
る。
また、アサイメントメモリ回路32からの8ビツトのイ
ニシャル周波数ナンバは、ラッチ406を介しセレクタ
416にて、上位に1ビツトの「0」、下位に19ビツ
トの「00・・・0」が付加されて、周波数ナンバ累算
値FAと同じ28ビツトデータとしてセレクトされる。
このセレクタ416におけるセレクト信号は、エンベロ
ープ発生器60からのキーオンタイミングに出力される
オンイベント信号が用いられ、第11図に示すように、
キーオンタイミングから、このイニシャル周波数ナンバ
に対し、順次周波数ナンバスピードデータFSが累算さ
れていく。
さらに、アサイメントメモリ回路32からのループエン
ドデータ、ループトップデータは、ラッチ402を介し
、セレクタ403でループエンド、ループトップいずれ
かが選択され、コンパレータ409に与えられるととも
に、セレクタ413にも与えられる。コンパレータ40
9では、周波数ナンバ累算値FAの上位8ビツトコンパ
レートビツトFA19〜26との比較が行われ、周波数
ナンバ累算値FAがループエンドとループトップの間の
範囲を越えたとき、セレクタ410よりオーバラン信号
FCPが出力され、オアゲート411を介し、上記イク
スクルシブオアゲート群414及びセレクタ413に与
えられ、ループエンドデータ又はループトップデータが
周波数ナンバ累算値FAの上位のコンパレートビットF
A19〜26に代わって、新たなデータとして取り込ま
れる。
このとき、イクスクルシブオアゲート群414では、そ
れまでの周波数ナンバ累算値FAの整数部分及び小数部
分の値がプラスマイナス反転されるが、これは波形デー
タRDの読出方向をループエンド又はループトップで反
転させるにあたって、それまでの周波数ナンバ累算値F
Aの端数をプラスマイナス反転した状態でそのまま使い
、波形デ−タRDの反転読み出しに整合性をもたせるた
めのものである。
上記オーバラン信号FCPは、イクスクルシブオアゲー
ト412にも与えられて、周波数ナンバ累算値FAの最
上位ビットである波形折返し信号FDUを反転させ、こ
れによりイクスクルシブオアゲート群405における周
波数ナンバスピードデータFSの値がプラスマイナス反
転され、アダー407における周波数ナンバ累算値FA
の累算方向が加減切り換えされる。このような周波数ナ
ンバスピードデータFSの加減切換による半波形ごとの
ループ再生の状態を示したのが第11図である。
上記波形折返し信号FDUは、セレクタ403.410
にセレクト信号として与えられ、周波数ナンバスピード
データFSの加算時にはループエンドデータとA<B検
出信号の方が選択され、減算時にはループトップデータ
とA>B検出信号の方が選択される。また波形折返し信
号FDUは、アダー407のCin端子にも人力され、
周波数ナンバスピードデータFSの減算時に周波数ナン
バ累算値FAの+1処理が行われるほか、イクスクルシ
ブオアゲート408にも与えられる。このイクスクルシ
ブオアゲート408には、アダー407のCout端子
からの出力信号も与えられており、周波数ナンバ累算値
FAがオーバーフロー又はアンダーフローしたことが検
出され、これも上記オーバラン信号FCPとして出力さ
れる。
さらに、アサイメントメモリ回路32からのバンクデー
タ(A)(B)は、ラッチ400を介して、セレクタ4
01で(A)、(B)いずれか−方のバンクデータが選
択され、ラッチ417を介して、上述周波数ナンバ累算
値FAの整数部分とともにROMアドレス制御回路31
へ送られ、波形データRDの読み出しが行われる。
これにより、1つのチャンネルに割り当てられる2つの
楽音成分(A)(B)は、バンクデータは異なっている
ものの、共通の周波数ナンバ累算値FAが用いられ、楽
音生成処理のタイミング同期がとられる。
上記セレクタ401のセレクト信号には、システムクロ
ック発生器10からのクロック信号CK3が用いられ、
このクロック信号CK3の前半で(A)についての楽音
生成処理が行われ、後半で(B)についての楽音生成処
理が行われることになる。システムクロック発生器10
からのクロック信号群CKは、上記ラッチ400.40
2.404.406.415.417.418にもラッ
チ信号として与えられ、チャンネル周期及びタイミング
同期がとられる。
本発明は上記実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能である。例えば、キースケー
ルデータKSD及びキータッチデータKTDによって、
周波数・変調の内容を変化させるにあたって、変調スピ
ードデータMSPD。
変調デプスデータMDEP及びフェーズスピードデータ
PSPDに対し乗算器210.213で乗算するのでは
なく、加減算、除算などの演算処理を行ったり、演算式
に基づいて演算したりしてもよい。また、変調情報は音
色スイッチ2で設定するほかに、数値キーと数値表示部
とにより、フェーズスピードデータPSPD、変調スピ
ードデータMSPD、変調デプスデータMDEP、変調
波形データMWAVE、キースケール選択信号データK
S、キータッチ選択信号データKT、イニシャルアフタ
ー選択信号データI /A、リターン信号データRET
等を個別に設定しても良く、変調の波形の形状は上述し
た周期的な波形や直線的なもののほか、乱数発生器によ
るランダムな形状のものでも良いし、変調情報はエンベ
ロープレベルや時間炭化するデータに基づいて変化した
り、選択リズム、設定テンポ、設定ボリュームに基づい
て変化させても良く、この場合、各選択又は設定データ
値を順次変調演算RAM331内の各データに加減乗除
算等の演算をしてもよいし、各選択又は設定データ値を
修正回路200a (200b、200c)に入力して
いけばよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、波形データの発生
速度を変化させる変調情報を予め複数記憶しておき、こ
の複数の変調情報のうち音高または放音操作状態に応じ
たものを出力させ、この出力された変調情報に基づいて
波形データの発生速度を変化させるとしたから、1つの
変調装置で、音高または放音操作状態に応じた変調情報
を複数出力させることができて、種々の演奏状態に応じ
た最適な変調内容を簡単に多種多様に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図は変調波形の内容と具体例を示す
図であり、第2図は電子楽器の全体回路図であり、第3
図はキーアサイナ回路30の回路図であり、第4図は周
波数ナンバ累算器40の回路図であり、第5図はROM
20の記憶内容を示す図であり、第6図はRAM20以
外のCPU300に関するアドレスマツピングであり、
第7A図及び第7B図は音色係数データの内容及び修正
回路200g (200b、200c)示す図であり、
第8A図及び第8B図、第9図及び第10図は変調演算
RAM331、CPU  RAM301、アサイメント
メモリ320の内容を示す図であり、第11図は波形デ
ータRDの読出状態を示す図であり、第12図はキーオ
ンイベント信号ON  EVENT及びキーオンサミン
グ信号ON  SUMMと変調制御開始との関係を示す
タイムチャート図であり、第13図はイニシャル位相角
データINITIAL  MSACCと変調制御開始時
の位相角との関係を示す図であり、第14図はキーナン
バデータとセントデータの具体例を示す図であり、第1
5図はキーナンバデータKEY  Noとセントデータ
CENT、変調演算データMDATA1キーナンバーバ
イアスデータ(KEY  N。 バイアス)とセントバイアスデータ(CENTバイアス
)、変調キーナンバデータM  KEYNoと変調セン
トデータM  CENTの関係を示す図であり、第16
図はCPU300のアドレスデータとROM20のアド
レスデータとの対応関係を示す図であり、第17図及び
第18図は変調演算回路33の回路図であり、第19A
図及び第19B図は変調波形作成回路364の回路図と
変調波形の例を示す図であり、第20図はネクストフェ
ーズ作成回路352の回路図であり、第21図は乗算係
数制御回路356の回路図であり、第22図は周波数ナ
ンバ累算値FAの内容を示す図である。 200 a 、 200 b 、 200 c ・・・
修正回路、210.213・・・乗算器、211.21
4・・・関数発生器、232.236・・・リミッタ、
33・・・変調演算回路、331・・・変調演算RAM
、352・・・ネクストフェーズ作成回路、355・・
・乗算係数制御回路、364・・・変調波形作成回路、
366.371.372・・・「2」の補数回路、37
3.374.375.376.377・・・変調ROM

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)波形データを発生する波形発生手段と、この波形
    発生手段の波形データの発生速度を設定する発生速度設
    定手段を備えた電子楽器において、 楽音の音高を指定する音高指定手段と、 上記波形発生手段の波形データの発生速度を変化させる
    変調情報を複数記憶する変調情報記憶手段と、 この変調情報記憶手段より、上記音高指定手段の指定内
    容に応じた変調情報を出力させる変調情報出力手段と、 この変調情報出力手段によって出力された変調情報に基
    づいて、上記発生速度設定手段で設定された波形データ
    の発生速度を変化させる発生速度制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子楽器の楽音周波数変調装置。
  2. (2)波形データを発生する波形発生手段と、この波形
    発生手段の波形データの発生速度を設定する発生速度設
    定手段を備えた電子楽器において、 楽音の放音操作を行う放音操作手段と、 この放音操作手段の放音操作の状態を検出する放音操作
    状態検出手段と、 上記波形発生手段の波形データの発生速度を変化させる
    変調情報を複数記憶する変調情報記憶手段と、 この変調情報記憶手段より、上記放音操作状態検出手段
    の検出内容に応じた変調情報を出力させる変調情報出力
    手段と、 この変調情報出力手段によって出力された変調情報に基
    づいて、上記発生速度設定手段で設定された波形データ
    の発生速度を変化させる発生速度制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子楽器の楽音周波数変調装置。
  3. (3)上記波形発生手段は、楽音波形データを発生する
    手段であることを特徴とする請求項1または2記載の電
    子楽器の楽音周波数変調装置。
  4. (4)上記変調情報出力手段は、複数の変調情報を出力
    する手段であり、 上記発生速度制御手段は、この出力された複数の変調情
    報に基づいて、上記発生速度設定手段で設定された波形
    データの発生速度を順次変化させる手段であることを特
    徴とする請求項1または2記載の電子楽器の楽音周波数
    変調装置。
  5. (5)上記放音操作状態検出手段は、楽音の放音操作の
    速さであることを特徴とする請求項2記載の電子楽器の
    楽音周波数変調装置。
  6. (6)上記放音操作状態検出手段は、楽音の放音操作の
    強さであることを特徴とする請求項2記載の電子楽器の
    楽音周波数変調装置。
  7. (7)上記変調情報出力手段は、上記音高指定手段の指
    定内容に応じた演算処理または上記放音操作状態検出手
    段の検出内容に応じた演算処理を行うものであることを
    特徴とする請求項1または2記載の電子楽器の楽音周波
    数変調装置。
  8. (8)上記変調情報出力手段は、上記音高指定手段の指
    定内容に応じた値を変換出力または上記放音操作状態検
    出手段の検出内容に応じた値を変換出力を行うものであ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の電子楽器の
    楽音周波数変調装置。
  9. (9)上記変調情報出力手段は、複数の変調情報を出力
    するとともに、このうち任意の2つの変調情報につき重
    み付けを行い、この重み付けを時間の経過とともに、一
    方から他方へシフトさせる手段であることを特徴とする
    請求項1または2記載の電子楽器の楽音周波数変調装置
  10. (10)上記変調情報出力手段は、複数の変調情報を順
    次出力するとともに、各変調情報を時間の経過とともに
    、順次切り換えていく手段であることを特徴とする請求
    項1または2記載の電子楽器の楽音周波数変調装置。
  11. (11)上記変調情報出力手段は、1つの変調情報を繰
    り返し出力する手段であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の電子楽器の楽音周波数変調装置。
  12. (12)上記変調情報記憶手段に記憶されている変調情
    報は変調の速度を示す情報であることを特徴とする請求
    項1または2記載の電子楽器の楽音周波数変調装置。
  13. (13)上記変調情報記憶手段に記憶されている変調情
    報は変調の深さを示す情報であることを特徴とする請求
    項1または2記載の電子楽器の楽音周波数変調装置。
  14. (14)上記変調の速度と変調の深さとの周期的変化の
    変化の開始時点の位相情報を記憶する位相情報記憶手段
    と、 この位相情報記憶手段より位相情報を出力させる位相情
    報出力手段と、 この位相情報出力手段によって出力された位相情報に応
    じた位相で、変調の速度と変調の深さとの周期的変化を
    開始させる変調開始手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1または2に記載の電子楽器の楽音周波数変調装置
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