JPH0430159B2 - - Google Patents

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JPH0430159B2
JPH0430159B2 JP2793383A JP2793383A JPH0430159B2 JP H0430159 B2 JPH0430159 B2 JP H0430159B2 JP 2793383 A JP2793383 A JP 2793383A JP 2793383 A JP2793383 A JP 2793383A JP H0430159 B2 JPH0430159 B2 JP H0430159B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は出力制御方式に特徴をもつ誘導加熱調
理器に関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来、誘導加熱調理器の出力制御方式には、周
波数変換装置の発振周波数を可変にして出力を調
整する方式と、周波数変換装置の発振周波数は固
定してデユーテイーコントロール(通電比率制
御)をすることにより出力を調整する方式とがあ
る。前者は連続通電により出力が制御できるのに
比べ、後者は断続通電により出力を制御するた
め、ある特定温度範囲では前者の方が鍋の時間的
温度ムラが生じることなく調理性能は良好であ
る。しかしながら、高出力から低出力まで幅広い
出力制御を行なうという点において、前者は、ス
イツチング素子の能力から見て限界があり、出力
調整範囲(特に低出力側)は限定されることにな
る。その点において、後者のデユーテイーコント
ロールによる方式は、前者のような制約はなくな
り幅広い出力制御ができることになり優位性を持
つ。そこでデユーテイーコントロールによる従来
の誘導加熱調理器の出力制御方式について、第1
図、及び第2図を用いて説明する。第1図におい
て、1は加熱スタート装置、2はソフトスタート
装置、3は発振制御装置、4は発振制御装置3に
より発振が制御される周波数変換装置、5は小物
負荷の場合、周波数変換装置4の発振を停止させ
る小物負荷検知装置、6は遅延装置、7は小物負
荷検知禁止装置、8は鍋検知装置を示す。第2図
は上記方式の動作を示し、aは周波数変換装置4
の出力を示し、出力はソフトスタート期間t2を経
て安定する。bは周波数変換装置4の起動信号、
cは起動信号bから所定時間t1だけ遅れた小物負
荷検知禁止信号である。
今、第2図bのように、デユーテイー周期t4
デユーテイーコントロールをした場合を考える。
ソフトスタート時間t2内で小物負荷を検知するに
は誤差が大きく、t2経過後出力が安定してからで
ないと小物負荷検知は出来ない(t3時間)。すな
わち、小物負荷検知のためにt1時間以上の負荷の
加熱が必要となり、小物負荷保護動作(小物負荷
検知禁止信号により負荷の加熱を中止して温度上
昇を抑える動作)が遅くなる。小物の場合、熱容
量が小さいので数秒で100℃に達するものもある。
又、ソフトスタート装置t2を短くすることは、加
熱コイルのQが高い時(無負荷状態など)に、電
力回路のトランゼントによる過渡電圧が発生しや
すく、部品の信頼性上、不都合が生じる。更に、
この小物負荷検知時間t1のためにデユーテイ周期
t4、及びデユーテイ周期内での通電時間t5は制約
を受けることになる。すなわち、通電時間t5は最
低でも小物負荷検知時間t1を確保しなければなら
ず、出力を絞つて低出力で加熱をする際は 出力≒最大出力×t5/t4 なる式で出力が決まることから、デユーテイー周
期t4を長くしなければならず、断続加熱による鍋
の時間的温度ムラを生じ調理性能を悪くする。こ
のように、デユーテイーコントロールによる方式
は、周波数変換装置の発振周波数を可変にして出
力を調整する方式に比してすぐれているものの、
解決しなければならない問題があつた。
発明の目的 本発明は上記のような従来の問題を解消し、小
物負荷の温度上昇を抑えて使用者の誤使用に対し
ても、やけど等の危険を与えない安全性を確保す
ると共に、正常負荷を低出力で加熱しても調理性
の良い誘導加熱調理器を提供するものである。
発明の構成 本発明の誘導加熱調理器は、デユーテイ周期に
同期し、かつデユーテイ比に対応した通電時間だ
け加熱スタート信号を発生する加熱スタート装置
と、商用電源から高周波電源に変換する高周波変
換装置と、前記周波数変換装置の発振を前記加熱
スタート信号の出力期間中に制御し、出力期間以
外に発振を停止させる発振制御装置と、起動時の
所定時間だけ周波数変換装置の出力を低出力に固
定する低出力設定装置と、小物負荷検知装置と、
低出力設定が解除されると設定出力まで所定の時
定数をもつてソフトスタートさせるソフトスター
ト装置と、鍋検知装置とを有し、前記小物負荷検
知装置は、起動時に所定時間だけ固定された低出
力設定時に作動して被加熱物の大小を判別し、被
加熱物が小物負荷の場合は周波数変換装置の発振
を停止させ、被加熱物が正常負荷の場合に低出力
設定を解除するものであり、使用上の安全性と良
好な調理性能を確保したものである。
実施例の説明 本発明の一実施例を示す出力制御方式のブロツ
ク図を第3図に、その動作を第4図に、具体回路
例を第5図にそれぞれ示す。
第3図において、9は加熱スタート信号を発生
する加熱スタート装置、10は前記加熱スタート
装置9の加熱スタート信号により起動時にのみ所
定時間だけ周波数変換装置(後記)の出力を低出
力に固定する低出力設定装置、11は周波数変換
装置の発振を制御する発振制御装置、12は商用
電源から高周波電源に変換する周波数変換装置、
13は前記低出力設定装置10の作動中に被加熱
物の大小を判別し被加熱物が小物負荷の場合は周
波数変換装置12の発振を停止させ、被加熱物が
正常負荷の場合は低出力設定を解除する小物負荷
検知装置、14は低出力設定が解除されると設定
出力まで所定の時定数をもつてソフトスタートさ
せるソフトスタート装置、15は被加熱物の磁性
の有無を検出する鍋検知装置である。
第4図において、aは周波数変換装置12の出
力、bは加熱スタート装置9により発生される周
波数変換装置12の起動信号、cは低出力設定装
置10により発生される低出力設定信号である。
今、第4図のbに示すように加熱スタート装置
9により、デユーテイー周期t8、通電時間t9なる
スタート信号を発生させると、低出力設定装置1
0が作動し、所定時間t6の期間、周波数変換装置
12の出力が低出力になるように発振制御装置1
1を制御する。そしてこの間に、小物負荷検知装
置13が働き、負荷の大小を判別し、負荷が小物
であれば直ちに発振制御装置11にり周波数変換
装置12の発振を停止させる。又、負荷が正常負
荷の場合は、低出力設定を解除してソフトスター
ト装置14を作動させ、ソフトスタート時間t7
後に周波数変換装置12の出力は設定出力とな
る。そして通電時間t9が経過すると、周波数変換
装置12は発振を停止する。更に非通電時間t10
が経過すると、再び加熱スタート信号の発生によ
り前述の動作を周期t8で繰り返す。
ここで、使用者の誤使用に対する安全性につい
て説明する。誤使用、すなわちスプーンやフオー
ク等の小物負荷を誤つて加熱しようとすると、起
動時に低出力でt6時間だけ負荷を加熱するが、小
物負荷検知装置13により発振が停止し、小物負
荷の温度上昇は極力抑えられる。更に、正常負荷
をフル通電(非通電時間t10=0)で加熱中に誤
つて鍋を取り、小物負荷を置いた場合を考える。
この場合、小物負荷検知装置13は作動状態にな
いので小物負荷は加熱され続ける。これを防止す
るために、磁石とスイツチを組合わせた鍋検知装
置15を設け、鍋がなくなると、スイツチが切れ
て周波数変換装置12の発振を停止させ、小物負
荷検知装置13を作動可能状態とする。そして小
物負荷を加熱しようとすると、周波数変換装置1
2が低出力で発振し、その間に小物負荷検知装置
13が作動して発振を停止させる。このようにし
て使用者が誤使用により小物負荷を加熱しようと
しても、起動時に短時間のうちに小物負荷を検知
し、しかも低出力発振状態で検知できるため、小
物負荷の加熱による温度上昇は極力抑えられる訳
である。
次に調理性能について説明する。正常負荷をデ
ユーテイーコントロールで出力制御する場合、デ
ユーテイー周期t8が短かいほど鍋の時間的温度ム
ラが少なくなり調理性能は良好となる。これは調
理物の熱容量が小さい程、そして出力を絞つて低
出力にする程顕著となる。ここでデユーテイー周
期t8、及び通電時間t9は小物負荷検知時間t6より
短かくは出来ないが、小物負荷検知時間t6がソフ
トスタート時間t7を含んでおらないため、小物負
荷検知時間t6はかなり短かく設定できる。そこで
デユーテイ周期t8も短かくすることが出来るため
調理性能も良好となる訳である。
第5図において、9〜15は第3図の具体実施
例である。16は商用電源、17は電源スイツ
チ、18は全波整流器、19はチヨークコイル、
20は電源コンデンサ、21は被加熱鍋、22は
加熱コイル、23は転流コンデンサ、24はパワ
ートランジスタ、25はダンパーダイオード、2
6は変流器、27は全波整流器、28はシヤント
抵抗、32は差動増巾器、33は電圧制御発振器
(V.C.O)、34はプログラマブル・ユニジヤクシ
ヨン・トランジスタ(PUT)、35は電圧比較
器、37はNANDゲート、41は電圧比較器、
43は鍋スイツチ、44はANDゲート、46は
タイマー、48はPUTである。又、VCCは制御回
路用の直流電源である。
ここで、被加熱鍋21を天板(図示せず)を介
して加熱コイル22上に置き電源スイツチ17を
入れると、鍋スイツチ43がONすると共に加熱
スタート装置9より加熱スタート信号が発生し、
ANDゲート44より出力される。するとトラン
ジスタ52,55がONし、差動増巾器32の反
転入力端子には抵抗54,53及びトランジスタ
55のVBEからなる低出力設定電位を加える。
又、差動増巾器32の非反転入力端子には、変流
器26から周波数変換装置12の出力をその入力
電流Iioにより検出し全波整流器27、シヤント抵
抗28、ダイオード29、平滑用のコンデンサ3
0および抵抗31を通して取り出された直流電圧
を加える。すると、差動増巾器32の出力により
電圧制御発振器33が発振し、電圧比較器35を
通して方形波となりパワートランジスタ24を駆
動して周波数変換装置12の出力を低出力に固定
する。この低出力状態はタイマー46の動作中の
み維持される。すなわち、トランジスタ52の
ONによりトランジスタ45がONし、PUT48
のアノードに接続されたコンデンサ47が充電を
始め、抵抗49,50により設定されたゲート電
圧を越えると、PUT48がONし、そのためにト
ランジスタ51がONし、トランジスタ52,5
5はOFFし、低出力状態の設定は解除される。
タイマー46の動作中は小物負荷検知装置13の
作動期間であり、電圧比較器41の反転入力端子
に差動増巾器32の出力を、非反転入力端子に抵
抗39,40から設定された小物負荷検知レベル
を加え、小物負荷の場合は電圧比較器41の出力
は高出力となつてトランジスタ42をONさせ、
パワートランジスタ24はOFFし、周波数変換
装置12の発振は停止する。ここでA出力とB出
力を入力したNANDゲート52およびトランジ
スタ38はタイマー46の動作中、すなわち低出
力設定期間のみ小物負荷検知を行なうために設け
たものである。負荷が正常負荷の場合、タイマー
46が動作を終了すると、ソフトスタート装置1
4により差動増巾器32の反転入力端子の電位は
所定時定数をもつて徐々に上昇し、電圧制御発振
器33、電圧比較器35を通して、周波数変換装
置12の出力を設定出力まで上昇させる。又、加
熱スタート装置9の出力が低出力になるか、もし
くは、被加熱鍋21が加熱コイル22上からずれ
て鍋スイツチ43が切れると、A出力は低出力と
なり、ダイオード36によりパワートランジスタ
24はOFFし、周波数変換装置12は発振を停
止する。このようにして、加熱スタート信号を第
4図bのように加えると、周波数変換装置12の
出力は第4図aのようになる(但し、負荷が正常
負荷の場合に限る)。
発明の効果 上記実施例からあきらかなように、本発明の誘
導加熱調理器は、とくに、小物負荷検知装置が周
波数変換装置の起動時に低出力に固定された状態
において作動するものであり、小物負荷の温度上
昇を抑えて使用者の誤使用に対しても、やけど等
の危険を与えない安全性を確保すると共に、正常
負荷においては、幅広い出力制御を可能にし、低
出力で加熱しても良好な調理性能をも確保できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の誘導加熱調理器の出力制御方式
を示すブロツク図、第2図は同動作説明図、第3
図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の出
力制御方式を示すブロツク図、第4図は同動作説
明図、第5図は同具体回路図を示す。 9……加熱スタート装置、10……低出力設定
装置、11……発振制御装置、12……周波数変
換装置、13……小物負荷検知装置、14……ソ
フトスタート装置、15……鍋検知装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 デユーテイ周期に同期し、かつデユーテイ比
    に対応した通電時間だけ加熱スタート信号を発生
    する加熱スタート装置と、商用電源から高周波電
    源に変換する周波数変換装置と、前記周波数変換
    装置の発振を前記加熱スタート信号の出力期間中
    に制御し、出力期間以外に発振を停止させる発振
    制御装置と、前記加熱スタート装置の加熱スター
    ト信号により起動時にのみ所定時間だけ周波数変
    換装置の出力を低出力に固定する低出力設定装置
    と、前記低出力設定装置の作動中に被加熱物の大
    小を判別し被加熱物が小物負荷の場合は周波数変
    換装置の発振を停止させ、被加熱物が正常負荷の
    場合は低出力設定を解除する小物負荷検知装置
    と、低出力設定が解除されると設定出力まで所定
    の時定数をもつてソフトスタートさせるソフトス
    タート装置とを有する誘導加熱調理器。
JP2793383A 1983-02-22 1983-02-22 誘導加熱調理器 Granted JPS59154790A (ja)

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JP2793383A JPS59154790A (ja) 1983-02-22 1983-02-22 誘導加熱調理器

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JPS59154790A JPS59154790A (ja) 1984-09-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6041792A (ja) * 1983-08-17 1985-03-05 三洋電機株式会社 電磁誘導加熱装置
JPH0612706B2 (ja) * 1984-02-17 1994-02-16 三洋電機株式会社 電磁誘導加熱装置
JPS6210892A (ja) * 1985-07-05 1987-01-19 シャープ株式会社 電磁誘導加熱器
JPS62122089A (ja) * 1985-11-22 1987-06-03 株式会社ウチノ 電磁誘導加熱装置
JPS62177888A (ja) * 1986-01-31 1987-08-04 松下電器産業株式会社 誘導加熱調理器用小物負荷検知装置

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JPS59154790A (ja) 1984-09-03

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