JPS62177888A - 誘導加熱調理器用小物負荷検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスプーン、フォークなどの小負荷を検知する誘
導加熱調理器用小物負荷装置に関するものである。

従来の技術 従来、金属製鎖を高周波磁束により誘導加熱する誘導加
熱調理器では１誤まってスプーンやフォークなどの小物
金属を電源が人の状態の誘導加熱調理器に置くと、これ
ら小物金属が加熱されて高温になり、人が触れると火傷
するなどの危険性があ−）た。そのため、小物金属では
加熱されないように、また無負荷時等の異常電圧により
スイッチング素子が破壊しないように小物負荷検知装置
を設けていた。この小物負荷検知装置としては誘導加熱
調理用高周波電源である周波数変換回路の入力電流ある
いは出力加熱コイル電流を検知し、その電流値により小
物負荷かどうかを検知していた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の小物負荷検知装置は電流検知のた
めに、カレントトランス等の電流検知装装置を必要とし
、そのため、複雑で高価格なものとなり、また検知装置
にピークホールド回路等の時定数を持つ回路を設けてい
るため検知速度が遅いという問題点があった。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、簡易な構成
で、がつ１速やかに小物負荷検知を行なうことのできる
誘導加熱調理器用小物負荷検知装置を提供するものであ
る。

問題点を解決するだめの手段 本発明は上記問題点を解決するため、逆阻止形スイッチ
ング素子のオン、オフにより共振コンデンサおよび加熱
コイルに高周波電力を供給するインバータ回路と、前記
逆阻止形スイッチング素子のオン、オフを制御する制御
回路と前記逆阻止形スイッチング素子の両端の電圧を検
知する電圧検知回路と、起動時に前記逆阻止形スイッチ
ング素子のオン時間を制限する起動制御回路とを有し。

前記制御回路は前記起動制御回路によシ前記逆阻止形ス
イッチング素子のオン時間を制限し、前記電圧検知回路
からの電圧が所定以上のとき小物負荷を検知する構成で
ちる。

作用 上記構成により、逆阻止形スイッチング素子を用いた電
圧形シングルエンド共振インバータによる誘導加熱調理
器では、電源側への回生ループがないため、無負荷また
は小物負荷時において前記逆阻止形スイッチング素子の
両端に非常に高い電圧が発生する。従って、起動時に前
記逆阻止形スイッチング素子の導通時間を短かく設定し
、一定期間略一定とし、その期間においての前記逆阻止
形スイッチング素子の両端に発生する電圧を検知し、あ
るレベル以上か否かにより小物負荷検知を行なうもので
ある。

実施例 以下５本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

第１図において、直流電源１１には加熱コイル１３と共
振コンデンサ１４の並列回路、逆阻止形スイッチング素
子１２が接続されている。この逆阻止形スイッチング素
子１２は逆耐圧が実用動作領域のとれる構成をしており
またとえばＦＥＴサイリスタがある。前記逆阻止形スイ
ッチング素子１２のオン、オフを制御する制御回路１５
は、前記逆阻止形スイッチング素子１２の両端の電圧を
検知する電圧検知回路１６と、起動時に前記逆阻止形ス
イッチング素子１２の導通時間を制限する起動制御回路
１７の信号を入力している。

この起動制御回路１７は起動時に制御回路１５が逆阻止
形スイッチング素子１２のオン、オフ制御を第２図人に
示すようにオン時間をオフ時間より短くなるようにする
。すなわち、小物負荷あるいは無負荷時には逆阻止形ス
イッチング素子１２に大電流が流れやすいためオン時間
を短くシ、スイッチング素子１２の破損を防止している
。この起動時における無負荷あるいは小物負荷時の電圧
検知回路１６の電圧波形は第２図Ｂに示すように時間の
経過とともに増大する。これに対し１正常な負荷におけ
る前記逆阻止形スイッチング素子１２の両端の電圧（電
圧検知回路１６の電圧波形）は第２図Ｃに示すように最
大の絶対電圧値がほぼ一定である。

以上のように無負荷あるいは小物負荷時においては前記
逆阻止形スイッチング素子１２の両端の電圧の絶対値は
増加し、高い電圧が発生することになる。従って予め設
定した電圧レベル以上の電圧が発生するか否かにより小
物負荷検知が可能となる。よって、設定した電圧レベル
に逆阻止形スイッチング素子１２の両端電圧が到達すれ
ば、電圧検知回路１６から制御回路１５に信号が送られ
、制御回路１５は逆阻止形スイッチング素子１２のオン
を停止し、インバータの発撮を停止する。なお１本実施
例では逆耐圧を実用領域で十分使用可能な逆阻止形スイ
ッチング素子を用いているため、スイッチング素子と逆
並列に設けるダンパーダイオードを必要としない電圧形
シングルエンド共振インバータを実現でき、スイッチン
グ素子の両端に非常に高い電圧が生じ、この両端電圧を
検知すれば、無負荷あるいは小物負荷と正常負荷の発生
電圧値が明らかな差となって現われる。

本発明による他の実施例は第３図に示すように。

共振コンデンサ１４が逆阻止形スイッチング素子１２に
並列に接続され、これら並列回路が加熱コイル１３を介
して直流電源１１に接続されている。

本実施例においても逆阻止形スイッチング素子１２の両
端電圧の波形は第２図に示した電圧波形と同様な傾向が
発生して、無負荷あるいは小物負荷検知が可能である。

なお１本実施例においては上記２種類の電圧形シングル
エンド共振インバータを示したが、他の種類の電圧形シ
ングルエンド共振インバータを用いても、逆阻止形スイ
ッチング素子の両端電圧波形は同様であり、同様の小物
負荷、無負荷検知が可能である。

発明の効果 以上述べてきたように本発明の誘導加熱調理器用小物負
荷検知装置によると、逆阻止形スイッチング素子の両端
の電圧を検知する電圧検知回路と起動時に前記スイッチ
ング素子のオン時間を制限する起動制御回路を設けた簡
易な構成ですみ１またピークホールド回路等の時定数を
もつ回路を必要としないため、速やかに小物負荷の検知
を行うことが可能であり、その効果は犬なるものがある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の誘導加熱調理器用小物負荷
検知装置の回路図１第２図は同誘導加熱調理器用小物負
荷検知装置の動作を示す波形図、第３図は本発明の他の
実施例における誘導加熱調理器用小物負荷検知装置の回
路図である。 １２・・・・・・逆阻止形スイッチング素子、１３・・
・・・・加熱コイル、１４・・・・・・共振コンデンサ
、１６・川・・制御回路、１６・・・・・・電圧検知装
置、１７・・・・・・起動制御回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１毛玉Ｔ １．３−１ｍＷ！、コイＩし １４−ｍ−尺臀、コ／デ゛ンブ 第２図 ｏｐｔ−＝ｔ：糟閉

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）逆阻止形スイッチング素子のオン、オフにより共
   振コンデンサおよび加熱コイルに高周波電力を供給する
   インバータ回路と、前記逆阻止形スイッチング素子のオ
   ン、オフを制御する制御回路と、前記逆阻止形スイッチ
   ング素子の両端の電圧を検知する電圧検知回路と、起動
   時に前記逆阻止形スイッチング素子のオン時間を制限す
   る起動制御回路とを有し、前記制御回路は前記起動制御
   回路により前記逆阻止形スイッチング素子のオン時間を
   制限し、前記電圧検知回路からの電圧が所定以上のとき
   小物負荷として検知する誘導加熱調理器用小物負荷検知
   装置。
2. （２）起動制御回路は、逆阻止形スイッチング素子のオ
   ン時間をほぼ一定とする特許請求の範囲第１項記載の誘
   導加熱調理器用小物負荷検知装置。