JPH0430133Y2 - - Google Patents

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JPH0430133Y2
JPH0430133Y2 JP1984012382U JP1238284U JPH0430133Y2 JP H0430133 Y2 JPH0430133 Y2 JP H0430133Y2 JP 1984012382 U JP1984012382 U JP 1984012382U JP 1238284 U JP1238284 U JP 1238284U JP H0430133 Y2 JPH0430133 Y2 JP H0430133Y2
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JP
Japan
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rotor
annular groove
grease
cap body
sheath
Prior art date
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JP1984012382U
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JPS60123364U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両における給油管を閉鎖するキヤツ
プ、詳しくはキヤツプロツクの防水構造に関する
ものである。
[従来の技術] 従来のキー付きキヤツプではキヤツプ本体と、
キーにより回転されるロータとの隙間から、キヤ
ツプ本体の内部へ水などが浸入しやすく、ロツク
板やロータの腐食や凍結などにより、キーの挿入
荷重の増大やロータの回転不良を生じることがあ
る。
従来はこの問題を回避するために、ロータのキ
ー挿入部に防水カバーを取り付ける(特開昭50−
13185号公報参照)か、またはロータとキヤツプ
本体との間にOリングなどのシール部材を取り付
ける(実開昭58−143341号公報参照)などの手段
が講じられているが、この手段は構成が複雑とな
り、コストの増加を招き、またOリングを取り付
けると、キーの操作トルクが大きくなるなどの問
題がある。
なお、ロータにグリースを塗布したうえで組み
付けることも試みられているが、グリースの塗布
量が少ないと十分な防水効果が得られない反面、
グリースの塗布量が多いとキヤツプ本体の溝部
(タンブラが係合する溝)に入り込み、ロツク機
構の動作性能に悪影響を及ぼす。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、キヤツプ本
体のロータ穴とロータとの間に十分なグリースが
保持されて防水効果を発揮するが、グリースがキ
ヤツプ本体のシースへ洩れる恐れがない、キヤツ
プロツクの防水構造を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はロ
ータの外端部に形成したフランジ部を嵌合するキ
ヤツプ本体のロータ穴に環状溝を設け、キヤツプ
本体の環状溝とシースとの間に形成される段部
と、ロータのフランジ部の内面との間に、バツク
アツプリングを介装し、ロータ穴と環状溝にグリ
ースを充填したものである。
[作用] 環状溝に充填したグリースにより外部からロー
タ回転部への水などの浸入が抑えられ、ロータの
円滑な回転が維持される。環状溝とシースとの間
の段部とロータのフランジ部の内面との間に介装
したバツクアツプリングにより、環状溝に保持さ
れるグリースのシースへの流入が阻止される。
[考案の実施例] 第1図に示すように、キヤツプ2はこの給油管
へ挿入されるキヤツプ本体3の基端部につまみを
兼ねるフランジ部3aが一体に形成され、フラン
ジ部3aの内面に給油管の縁部に衝合する弾性シ
ール部材10が係止されている。
キヤツプ本体3の先端部にカツプ状のカバー1
5が複数のボルト14により係合され、カバー1
5の周壁部に給油管の内周壁に設けたねじ溝に沿
つて係合する係合片19が設けられる。また、カ
バー15の周壁部に開口16が設けられ、開口1
6からロツク板6が突出し、給油管の内周壁に設
けた溝へ係合可能とされる。
キヤツプ本体3にシース13と円筒部13aが
設けられ、これらの内部へロータ20が挿入され
る。シース13よりも先端側に大径の円筒部13
bが設けられ、円筒部13bにシール部材22を
介して底蓋24が嵌合される。ロータ20の端部
に、長穴を有するロツク板6が径方向移動可能に
支持される。
ロータ20に中心軸線方向に間隔を存して多数
の横方向に延びる溝が設けられ、これに公知のタ
ンブラ12が摺動可能に支持される。タンブラ1
2にキー5が挿通されるスリツトが設けられ、図
示してないばねにより右方へ付勢されている。キ
ー5を引き抜くと、タンブラ12がばねによりシ
ース13の内周壁に設けた溝(図示を省略)に係
合されてロータ20の回転が阻止され、ロツク板
6によりキヤツプ2の回転が阻止されるように構
成される。
キー5をロータ20へ差し込むと、タンブラ1
2のスリツトにキー5が係合してタンブラ12が
ロータ20の内部へ引込められるので、ロータ2
0の回転が可能となり、ロータ20を所定量(約
90゜)回転すると、ロータ20の内端に設けたピ
ンとロツク板6に設けた長穴との係合関係の変化
によりロツク板6がカバー15の内部へ引込めら
れるから、この時キヤツプ2を回転して給油管と
係合片19との係合を解き、キヤツプ2を取り外
すことが可能となる。このような構成は従来のキ
ヤツプと同様であるのでこれ以上説明しない。
本考案によれば、シース13の上端側にロータ
穴17を設け、ロータ穴17にカバー9により覆
われるロータ20のフランジ部20aを支持する
とともに、ロータ穴17とシース13との間に環
状溝18を設けて段部13cを形成する。段部1
3cとフランジ部20aの下面との間に、合成樹
脂などからなるバツクアツプリング25を支持
し、シース13を閉鎖するように構成する。フラ
ンジ部20aとロータ穴17との間の隙間と、環
状溝18の内部とにグリース8を充填する。
本考案は上述のように、ロータ20のフランジ
部20aを支持するキヤツプ本体3のロータ穴1
7と、ロータ20のタンブラ12を支持する部分
を収容するシース13とが、バツクアツプリング
25により互いに遮蔽されるので、ロータ穴17
と環状溝18に充填したグリース8がシース13
へ流入して、タンブラ12の動作に悪影響を及ぼ
すのを防止することができ、キヤツプ2の外表面
からロータ穴17とフランジ部20aとの間の隙
間へ水などが浸入するのを、グリース8により防
水することができる。特に、十分なグリース量が
環状溝18の内部に保持されているので、長期使
用に対しても防水効果を失うことはない。
[考案の効果] 本考案は上述のように、ロータの外端部に形成
したフランジ部を嵌合するキヤツプ本体のロータ
穴に環状溝を設け、キヤツプ本体の環状溝とシー
スとの間に形成される段部と、ロータのフランジ
部の内面との間に、バツクアツプリングを介装
し、ロータ穴と環状溝にグリースを充填したの
で、次のような効果を奏する。
(a) キヤツプ本体のロータ穴とキーにより操作さ
れるロータとの間の機密性が、環状溝に充填し
たグリースにより保持され、外部からロツク機
構への水や埃などの浸入が防止される。
(b) キヤツプ本体のロータ穴とロータとの嵌合部
へ、グリースが常に保持されるので、ロータの
円滑な回転動作が維持され、軽快なキー操作が
得られる。
(c) ロータ穴に環状溝を設けたことにより、ロー
タの回転部を潤滑するに十分なグリースが保持
される。
(d) キヤツプ本体のロータ穴とシースとの間に形
成した段部と、ロータのフランジ部の内面との
間へ、バツクアツプリングを介装したことによ
り、環状溝からシースへのグリース洩れが防止
され、これによりロツク機構のタンブラなどの
円滑な動作が妨げられない。
(e) 従来のキヤツプに大幅な構成上の変更を及ぼ
すことなく実施できるので、コストへの影響が
少なく、信頼性の高いものが得られる。
特に、キヤツプ本体の操作部の外径が小さく、
ロータ穴の壁部の肉厚を厚くできない場合に、O
リングを係止する環状溝よりも浅くても幅を広い
環状溝とすれば、十分な量のグリースを保持でき
るので、デザイン上や車体に対する給油口の配置
上の制約を受けない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るキヤツプロツクの防水構
造を示す側面断面図である。 2……キヤツプ、3……キヤツプ本体、5……
キー、6……ロツク板、13……シース、13c
……段部、17……ロータ穴、18……環状溝、
20……ロータ、20a……フランジ部、25…
…バツクアツプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータの外端部に形成したフランジ部を嵌合す
    るキヤツプ本体のロータ穴に環状溝を設け、キヤ
    ツプ本体の環状溝とシースとの間に形成される段
    部と、ロータのフランジ部の内面との間に、バツ
    クアツプリングを介装し、ロータ穴と環状溝にグ
    リースを充填したことを特徴とする、キヤツプロ
    ツクの防水構造。
JP1238284U 1984-01-31 1984-01-31 キヤツプロツクの防水構造 Granted JPS60123364U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1238284U JPS60123364U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 キヤツプロツクの防水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1238284U JPS60123364U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 キヤツプロツクの防水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60123364U JPS60123364U (ja) 1985-08-20
JPH0430133Y2 true JPH0430133Y2 (ja) 1992-07-21

Family

ID=30495387

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1238284U Granted JPS60123364U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 キヤツプロツクの防水構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506171A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 ヴァレオ セキュリテ アビタクル ロック機構のためのロータ、および対応するロック機構

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5013185A (ja) * 1973-04-26 1975-02-12

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143341U (ja) * 1982-03-18 1983-09-27 株式会社東海理化電機製作所 燃料タンクの蓋装置

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JP2011506171A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 ヴァレオ セキュリテ アビタクル ロック機構のためのロータ、および対応するロック機構

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Publication number Publication date
JPS60123364U (ja) 1985-08-20

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