JPH04300901A - 熱可塑性樹脂の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂の製造方法

Info

Publication number
JPH04300901A
JPH04300901A JP8730391A JP8730391A JPH04300901A JP H04300901 A JPH04300901 A JP H04300901A JP 8730391 A JP8730391 A JP 8730391A JP 8730391 A JP8730391 A JP 8730391A JP H04300901 A JPH04300901 A JP H04300901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
level
radiation
powder
polymerization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8730391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hirose
廣瀬 研志
Hideki Imabayashi
今林 秀樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP8730391A priority Critical patent/JPH04300901A/ja
Publication of JPH04300901A publication Critical patent/JPH04300901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂の製造方法
に関し、特に高度のシンジオタクチック構造を有するス
チレン系重合体などを連続重合するのに適した熱可塑性
樹脂の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら熱可塑性樹脂,例えば高度のシンジオタクチック構造
を有するスチレン系重合体(以下、SPSと称する)を
連続重合する際には、攪拌翼を有する反応器内に所定量
のモノマーと共に触媒などを導入し、重合反応を終えた
製品を反応器から連続的に抜き出すようにしていた。
【0003】しかしながら、上記SPSのように、連続
重合の過程において嵩密度が著しく変化する(SPSで
は、0.2〜0.5g/cc)ものでは、原料であるモ
ノマーの供給量を一定として、一定質量あるいは一定体
積を反応器から取り出す一般的な方法では、反応器内の
レベルが経時的に変動するために、所定の重合度の製品
を得ることができなかった。そのため、たとえばSPS
では、モノマーとしてのスチレンを毎時10リットル供
給した場合、その嵩密度が0.2g/cc程度の場合で
は、毎時45リットル程度が生成し、嵩密度が0.5g
/ccの場合には毎時18リットル程度しか生成しない
ため、嵩密度に応じて適当量の生成ポリマーを反応器か
ら抜き出したり、モノマーの供給量を制御する必要があ
った。
【0004】さらに生成したポリマーに付着性がある場
合、反応器内のレベルが高くなると反応器天板部へのポ
リマーの付着や反応器内での密充填化が生じ、逆にレベ
ルが低くなると攪拌翼や軸部が露出するために、該攪拌
翼や軸部にポリマーが付着し、充分な攪拌が行えなかっ
たり、ポリマーの塊が生じるという問題があった。
【0005】このような反応器内のレベルに加えて、攪
拌中心に生じるボルテックスの深さも連続重合を行う上
で重要な問題であった。すなわち、ボルテックス深さが
深くなると攪拌翼の軸部や翼中心部が露出するため、上
記レベル低下と同様に、攪拌翼や軸部にポリマーが付着
したり、ポリマーの塊が生じることがあった。また、ボ
ルテックス深さが浅いということは、攪拌力が不充分で
あることを意味し、反応器内の循環量が少なく、モノマ
ーや触媒を充分に分散させることができず、分散不足に
よる塊が生成してしまうという問題があった。
【0006】ところで、上記のような反応器内のレベル
を検出する手段として、放射線式レベル計が知られてい
るが、この放射線式レベル計は、放射線が物質を透過す
る時の透過放射線量が物質の厚さ及び密度によって変化
することを利用しているため、上記のSPSのような性
質を有する熱可塑性樹脂の合成を行う反応器内のレベル
やボルテックス深さを確実に検出することができなかっ
た。
【0007】本発明者らは、上記状況を鑑み、SPSの
ような熱可塑性樹脂を連続合成する反応器内のレベルや
ボルテックス深さを確実に検出することができ、容器各
部へのポリマーの付着やポリマーの塊が生じることを防
止して長期安定運転を行うことができる熱可塑性樹脂の
製造方法を開発すべく鋭意研究を重ねた。その結果、放
射線レベル計の線源及び検出器を同調させて駆動するこ
とにより上記目的を達成できることを見出した。本発明
はかかる知見に基いて完成したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、反
応器を用いて連続重合を行う熱可塑性樹脂の製造方法に
おいて、反応器内のレベルまたはボルテックス深さを、
放射線レベル計の線源及び検出器を同調させて駆動する
ことにより検出し、前記反応器内のレベル変動を該反応
器の直径の1/2以内、もしくは前記ボルテックス深さ
を前記反応器の直径の1/3以内に制御することを特徴
とする熱可塑性樹脂の製造方法を提供するものである。
【0009】本発明の製造方法において対象となる熱可
塑性樹脂としては、各種のものを挙げることができるが
、代表的なものとして高度のシンジオタクチック構造を
有するスチレン系重合体を挙げることができる。この高
度のシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体
とは、立体化学構造が高度のシンジオタクチック構造を
有するもの、即ち炭素−炭素結合から形成される主鎖に
対して側鎖であるフェニル基や置換フェニル基が交互に
反対方向に位置する立体構造を有するものであり、その
タクティシティーは同位体炭素による核磁気共鳴法(1
3C−NMR法)により定量される。13C−NMR法
により測定されるタクティシティーは、連続する複数個
の構成単位の存在割合、例えば2個の場合はダイアッド
,3個の場合はトリアッド,5個の場合はペンタッドに
よって示すことができるが、本発明に言う高度のシンジ
オタクチック構造を有するスチレン系重合体とは、通常
はラセミダイアッドで75%以上、好ましくは85%以
上、若しくはラセミペンタッドで30%以上、好ましく
は50%以上のシンジオタクティシティーを有するポリ
スチレン,ポリ(アルキルスチレン),ポリ(ハロゲン
化スチレン),ポリ(アルコキシスチレン),ポリ(ビ
ニル安息香酸エステル),これらの水素化重合体および
これらの混合物、あるいはこれらの構造単位を含む共重
合体を指称する。なお、ここでポリ(アルキルスチレン
)としては、ポリ(メチルスチレン),ポリ(エチルス
チレン),ポリ(プロピルスチレン),ポリ(ブチルス
チレン),ポリ(フェニルスチレン),ポリ(ビニルナ
フタレン),ポリ(ビニルスチレン),ポリ(アセナフ
チレン)などがあり、ポリ(ハロゲン化スチレン)とし
ては、ポリ(クロロスチレン),ポリ(ブロモスチレン
),ポリ(フルオロスチレン) などがある。また、ポ
リ(アルコキシスチレン)としては、ポリ(メトキシス
チレン),ポリ(エトキシスチレン)などがある。これ
らのうち特に好ましいスチレン系重合体としては、ポリ
スチレン,ポリ(p−メチルスチレン),ポリ(m−メ
チルスチレン),ポリ(p−ターシャリーブチルスチレ
ン),ポリ(p−クロロスチレン),ポリ(m−クロロ
スチレン),ポリ(p−フルオロスチレン)、またスチ
レンとp−メチルスチレンとの共重合体をあげることが
できる(特開昭62−187708号公報)。
【0010】更に、スチレン系共重合体におけるコモノ
マーあるいは他の熱可塑性樹脂の原料モノマーとしては
、エチレン,プロピレン,ブテン,ヘキセン,オクテン
等のオレフィンモノマー、ブタジエン,イソプレン等の
ジエンモノマー、環状ジエンモノマーやメタクリル酸メ
チル,無水マレイン酸,アクリロニトリル等の極性ビニ
ルモノマー等をあげることができる。
【0011】また本発明により製造するスチレン系重合
体をはじめとする熱可塑性樹脂は、分子量について特に
制限はないが、重量平均分子量が 5,000以上、好
ましくは10,000〜20,000,000、数平均
分子量 2,500以上、好ましくは 5,000〜1
0,000,000のものであり10,000〜3,0
00,000 のものが好ましく、とりわけ50,00
0〜1,500,000のものが最適である。さらに分
子量分布についてもその広狭は制約がなく、 様々なも
のを充当することが可能であるが、重量平均分子量(M
w)/数平均分子量(Mn)が1.5〜8が好ましい。 なお、本発明の方法で製造されるシンジオタクチック構
造を有するスチレン系重合体は、従来のアタクチック構
造のスチレン系重合体に比べて耐熱性が格段に優れてい
る。また、重合後には、必要に応じて塩酸等を含む洗浄
液で脱灰処理し、さらに洗浄,減圧乾燥を経てメチルエ
チルケトン等の溶媒で洗浄して可溶分を除去し、得られ
る不溶分をさらにクロロホルム等を用いて処理すれば、
極めてシンジオタクティシティーの大きい高純度のスチ
レン系重合体が入手できる。
【0012】上記の如き高度のシンジオタクチック構造
を有するスチレン系重合体は、例えば不活性炭化水素溶
媒中または溶媒の不存在下に、チタン化合物及び有機ア
ルミニウム化合物と縮合剤との接触生成物からなる触媒
を存在させ、スチレン系モノマー(上記スチレン系重合
体に対するモノマーであり、スチレンあるいはその誘導
体)を重合することにより製造することができる。
【0013】ここで、上記触媒として用いられるチタン
化合物としては様々なものがあるが、好ましくは、一般
【0014】
【化1】
【0015】〔式中、R1 ,R2 およびR3 はそ
れぞれ水素原子,炭素数1〜20のアルキル基,炭素数
1〜20のアルコキシ基,炭素数6〜20のアリール基
,アルキルアリール基,アリールアルキル基,炭素数1
〜20のアシルオキシ基,シクロペンタジエニル基,置
換シクロペンタジエニル基あるいはインデニル基を示し
、X1 はハロゲン原子を示す。a,b,cはそれぞれ
0〜4の整数を示し、d,eはそれぞれ0〜3の整数を
示す。〕で表わされるチタン化合物およびチタンキレー
ト化合物よりなる群から選ばれた少なくとも一種の化合
物である。
【0016】また、チタン化合物として上記一般式で表
わされるもののほか、一般式
【0017】
【化2】
【0018】〔式中、R4 , R5 はそれぞれハロ
ゲン原子,炭素数1〜20のアルコキシ基,アシロキシ
基を示し、kは2〜20を示す。〕で表わされる縮合チ
タン化合物を用いてもよい。さらに、上記チタン化合物
は、エステルやエーテルなどと錯体を形成させたものを
用いてもよい。
【0019】一方、上記チタン化合物とともに触媒の主
成分を構成する有機アルミニウム化合物と縮合剤との接
触生成物は、各種の有機アルミニウム化合物と縮合剤と
を接触して得られるものである。ここで有機アルミニウ
ムとしては各種のものが使用可能であるが、通常は一般
【0020】
【化3】
【0021】〔式中、R6 は炭素数1〜8のアルキル
基を示す。〕で表わされる有機アルミニウム化合物を挙
げることができる。この有機アルミニウム化合物を縮合
させる縮合剤としては、典型的には水が挙げられるが、
このほかにアルキルアルミニウム等の有機アルミニウム
化合物が縮合反応する如何なるものを用いてもよい。こ
の接触生成物の代表例としては、トリアルキルアルミニ
ウム化合物と水との反応生成物をあげることができるが
、具体的には、一般式
【0022】
【化4】
【0023】〔式中、nは重合度を示す。〕で表わされ
る鎖状アルキルアルミノキサンあるいは一般式
【002
4】
【化5】
【0025】で表わされる繰り返し単位を有する環状ア
ルキルアルミノキサン等がある。一般に、トリアルキル
アルミニウム等の有機アルミニウム化合物と水との接触
生成物は、上述の鎖状アルキルアルミノキサンや環状ア
ルキルアルミノキサンとともに、未反応のトリアルキル
アルミニウム、各種の縮合生成物の混合物、さらにはこ
れらが複雑に会合した分子であり、これらはトリアルキ
ルアルミニウムと水との接触条件によって様々な生成物
となる。
【0026】この際の有機アルミニウム化合物と水との
反応は特に限定はなく、公知の手法に準じて反応させれ
ばよい。例えば、■有機アルミニウム化合物を有機溶剤
に溶解しておき、これを水と接触させる方法、■重合時
に当初有機アルミニウム化合物を加えておき、後に水を
添加する方法、さらには■金属塩等に含有されている結
晶水、無機物や有機物への吸着水を有機アルミニウム化
合物と反応させる等の方法がある。ここで上記の水には
アンモニア,エチルアミン等のアミン,硫化水素等の硫
黄化合物,亜燐酸エステル等の燐化合物などが20%程
度まで含有されていてもよい。
【0027】なお、これを触媒として用いる際には、上
記接触生成物を単独で用いることは勿論、前記有機アル
ミニウム化合物を混合した態様で、さらには他の有機金
属化合物を混合し、あるいは接触生成物を無機物等へ吸
着または担持した態様で用いることもできる。
【0028】上記チタン化合物及び有機アルミニウム化
合物と縮合剤との接触生成物の量は、重合するスチレン
系モノマー(スチレンあるいはスチレン誘導体)の種類
、触媒成分の種類、その他の条件により適宜に設定され
るものである。またこの触媒には、他の触媒成分を加え
ることもできる。
【0029】本発明では、好ましくは上記原料(スチレ
ン系モノマー)と触媒を、重合体が融着する温度以下、
即ち110℃以下の温度、好ましくは0〜90℃の温度
で、多分散状態に保つに充分な剪断力を加えながら、実
質的に固体多分散体となるように撹拌して重合反応を行
い、シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体
を生成する。
【0030】ここで、重合反応時の撹拌は、■重合温度
下で、モノマー,オリゴマーおよびポリマーが液体状態
であるか、あるいは一部のポリマーがモノマー中で液体
にならずスラリー状になっている状態、または他の溶剤
を含んだ実質的に液体であるポリマーの低粘度状態での
撹拌から、■重合の進行に伴い高粘度状態の剪断力を加
えながらの撹拌となり、■最終的には実質的に全てが固
体多分散化し、固体多分散体の撹拌となる三段階の撹拌
状態が行われる。
【0031】従って、高度のシンジオタクチック構造を
有するスチレン系重合体を連続的に製造するにあたって
は、上記各攪拌状態を適切な状態に保つことが望ましい
。即ち、反応器内の系の大部分が上記■の液体の状態で
は未反応モノマーの量が多いため、反応器から排出する
ポリマーに含まれるモノマーの量が増し、これの分離,
回収系の負担が増し、効率を低下させてしまう。また■
の高粘度状態では攪拌力が増大するとともに、甚だしい
場合には系内がゲル状態となり、巨大粒子の生成や反応
器,攪拌翼などへのポリマーの付着を生じ、運転の継続
が困難となる場合がある。
【0032】そのため、反応器内の状態を上記■の状態
、即ち大部分が固体多分散体であるようにして連続的に
重合を進めることが望ましい。このような反応器内の状
態は、反応器に供給するモノマー及び/又は触媒の量と
、反応器から排出する生成ポリマーの量とを制御して、
反応器内の生成ポリマーの割合を、モノマーとポリマー
との合計量の10重量%以上、好ましくは25重量%以
上、さらに好ましく40〜90重量%の範囲に定めるこ
とにより達成することができる。上記供給量あるいは排
出量は、原料モノマーや触媒の種類、重合温度,攪拌速
度,反応器の容量その他各種の条件により適宜決定され
るものであり、様々な条件を勘案して最適な条件に設定
すべきであるが、通常は、反応器内のレベルやボルテッ
クス深さを所定の範囲に制御することにより、反応器内
を最適な状態に維持することが可能である。
【0033】このように反応器内のレベルやボルテック
ス深さを所定の範囲に制御することによって、反応器内
の生成ポリマーの割合、即ち反応器内のモノマーの転化
率を制御することができ、反応器内の状態を、常に固体
多分散体を攪拌する状態とすることができる。その結果
、攪拌動力を低減させることができると同時に、巨大粒
子の生成や反応器,攪拌翼への生成ポリマー等の付着を
防止することができる。なお上記生成ポリマーの割合を
90重量%以上に保ちながら行うことも可能であるが、
反応器内での滞留時間が長くなり、また原料モノマーの
割合が減少するため、反応器の容積効率を低下させるお
それがある。
【0034】ここで、反応器としては、一般に用いられ
ている温度制御が可能な完全混合槽型重合器を用いるこ
とが好ましい。なお、この反応器の形状は特に限定され
るものではない。また反応器に設けられる攪拌翼も粉体
混合が充分に行えるものであれば、特に限定されるもの
ではなく、例えば多段パドル型,ヘリカルリボン型等各
種のものを用いることができる。この反応器は、単段で
も、また二段(基) 以上を直列に配列した多段でも同
様に重合を行うことができる。
【0035】この反応器への原料モノマーや触媒の供給
は、容量ポンプ等により一定速度で連続して行うことも
できるが、検量ポット等により一定時間毎に所定量を間
歇的に供給することもできる。同様に、生成したポリマ
ーの反応器からの排出も、連続して、あるいは間歇的に
行うことができる。ポリマーの排出を間歇的に行う場合
には、例えば反応器下部に抜出しノズルを設けて、これ
を間歇的に開閉することにより行うことができる。また
連続して排出を行う場合には、スクリューフィーダー等
を設けることにより行うことができる。
【0036】またシンジオタクチック構造を有するスチ
レン系重合体の製造方法を開始する際には、例えば次の
二つの手段により行うことができる。まず第一の手段と
しては、はじめに通常の回分重合を実施し、反応器内が
粉体状態に達した後、原料の供給と生成したポリマーの
排出を開始する方法が挙げられる。即ち、乾燥させた反
応器にスチレン系モノマーを規定量張込み、重合温度ま
で昇温し、次いで規定量の触媒等を添加して通常の回分
塊状重合を実施する。そして反応器内のポリマーの割合
が前述の如く10重量%以上の所定量となり、系が粉体
状態に達した後に、スチレンモノマー及び触媒等を一定
速度で供給し、それとともに、反応器から生成したシン
ジオタクチック構造を有するスチレン系重合体パウダー
の排出を開始する方法である。
【0037】また第二の手段としては、はじめに粉体床
の元(触媒の均一分散媒)になるシンジオタクチック構
造を有するスチレン系重合体パウダー、又はこれに代わ
る触媒の均一分散媒としてポリプロピレンパウダー,ポ
リエチレンパウダー等の樹脂粉末、もしくはシリカ等の
無機粉末を反応器内に充填し、充分な乾燥や粉体の前処
理を実施した後、原料モノマーの供給と生成ポリマーの
排出を行う方法が挙げられる。即ち、乾燥させた反応器
に触媒の均一分散媒であるシンジオタクチック構造を有
するスチレン系重合体を規定量充填し、必要に応じて不
活性ガスを流通させて、あるいは真空乾燥やアルキルア
ルミニウム処理により、触媒毒となる水分等の除去を実
施する。次いで攪拌を行いながら重合温度まで昇温し、
原料モノマーや触媒を一定速度で供給し始め、それとと
もに、生成した重合体パウダーの排出を開始する方法で
ある。
【0038】上記いずれの方法で連続運転を開始しても
、以後の原料モノマーや触媒の供給量と生成ポリマーの
排出量とを、反応器内のレベルやボルテックス深さを測
定して制御することにより、反応器内の生成ポリマーの
量を最適な割合に保つことができる。その結果、小さい
攪拌動力で、巨大粒子の生成を抑制しつつ、反応器や攪
拌翼へのポリマー等の付着のない状態で連続的にシンジ
オタクチック構造を有するスチレン系重合体を製造する
ことが可能となるのである。
【0039】次に図を参照しながら本発明の方法を説明
する。まず、図1は本発明を実施するのに適した反応器
の構成を示すものである。この反応器1は、その外周部
に加熱,冷却を行う温度制御用のジャケット2を有する
槽型重合器であり、底部には、重合生成した重合体パウ
ダーを排出する排出機構3が設けられている。この排出
機構3は、反応器1底部のタンクバルブ4に短管5を接
続し、この短管5の下部にボールバルブ6を設けたもの
で、両バルブ4,6間の短管5内に適当なの排出室7を
形成している。この排出室7には、内部観察用の除き窓
8と窒素ガスノズル9が設置してある。
【0040】このような排出機構3を設けることにより
、タンクバルブ4を開いて排出室7内に反応器1内のパ
ウダーを落下させ、次いでタンクバルブ4を閉じ、ボー
ルバルブ6を開くことで、1回ごとに所定量のパウダー
を下方のパウダー受槽10に移送させることができる。 このパウダー排出操作は、後述の制御装置からの指令に
より自動的に行うことができるようにしている。
【0041】また反応器1内に回転可能に設けられてい
る攪拌翼11には、最下部のみアンカー翼とした5段の
パドル翼を用いている。さらに反応器1の上部には、容
量ポンプを有する原料供給管と触媒供給管とが設けられ
ている。そして、図2及び図3に示すように、反応器1
の両側には、反応器内のレベルとボルテックス深さを測
定するための放射線式レベル計の線源21と検出器22
とが対向して設けられている。この線源21と検出器2
2とは、それぞれ反応器1の両側に立設した支柱23,
24に上下動可能に設けられており、モーター25で駆
動されるネジ棒やチェーン,ワイヤーなどを用いた駆動
機構26により上下動するように形成されている。なお
、反応器中心に攪拌軸が存在する場合には、攪拌軸を避
けて線源21と検出器22とが対向するように設置する
ことが好ましい。
【0042】上記駆動機構による線源21と検出器22
の上下動は、互いに同調してほぼ同じ高さに移動し、線
源21からの放射線が反応器1を径方向に横切って検出
器22に至るように設定されている。また、上下動の速
度は、反応器1の高さや直径,樹脂の反応速度などの条
件により異なり、測定対象の検出に適した速度ならば特
に限定されないが、検出のタイムラグや駆動機構の精度
等の面から、1〜20cm/分程度が好ましい。
【0043】ここで、放射線式レベル計の線源21とし
ては、γ線等の透過性の高いX線を発することが可能な
もの、例えば、60Co 3.7MBq(100μC1
)や 137Cs(100μC1)などを用いることが
できる。 一方の検出器22には、線源21に用いた放射線を検知
し、その強度を一意に対応する出力信号に変換できるも
のならば、各種のものを使用することが可能であり、例
えば、非破壊検査工業製のNaI−2”とフォトマルの
組合せのものを使用することができる。
【0044】上記のような放射線式レベル計の線源21
と検出器22とを、駆動機構26で駆動して反応器1を
走査させ、その透過放射線強度を走査方向、即ち反応器
1の高さ方向に沿ってプロットすることにより、例えば
図4に示すようなグラフが得られる。なお、上記グラフ
の作成にあたっては、あらかじめ反応器1内にパウダー
が無い状態の時の透過放射線強度を測定しておき、パウ
ダーが存在する時の検出器出力からその出力を差し引く
ことにより、パウダー正味の透過放射線強度が得られる
ようにする。したがって、実際の反応操作時には、前記
パウダーが無い状態の時の透過放射線強度を100%、
パウダーが径方向全てに存在する時の透過放射線強度を
0%とすれば、ボルテックス部分のパウダーの存在状態
を容易に知ることができる。
【0045】上記グラフ(図4)から明らかなように、
反応器内のレベルとボルテックス深さを容易に測定でき
、例えば反応器高さを740mmとした時に、現在のレ
ベルが約480mmで、塔高の約65%であり、ボルテ
ックス深さが約120mmであることがわかる。
【0046】このようにして反応器内のレベルとボルテ
ックス深さを測定し、パウダーレベルの変動幅が反応器
直径の1/2以内に収まるようにパウダーの排出量を制
御することが好ましい。このレベル変動幅は、反応器高
さや攪拌翼の形状などにより異なるが、レベル変動幅が
大きいとレベル推移部分の槽壁に生成物が多量に付着し
、該付着物が製品中に混入することがあるため好ましく
ない。
【0047】またボルテックス深さは、反応器直径の1
/3以内に収まるようにすることが好ましい。このボル
テックス深さが大きくなると攪拌翼の露出部分が多くな
り、上記同様に翼に付着した生成物が製品の質に悪影響
を及ぼす。逆にボルテックス深さが小さすぎる場合には
、攪拌力不十分で重合反応の速度に影響を与えることが
あるため好ましくない。このボルテックス深さの制御は
、攪拌翼の回転数を調節することにより行うことができ
る。
【0048】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により更に
詳しく説明する。
【0049】実施例1 重合槽(反応器)としては、前記図1に示すように攪拌
翼としてマルチパドル翼を有する構造のものを使用した
。この重合槽は容量100リットル,槽高(H)740
mm,内径(D)435mm,H/D=1.7である。
【0050】まず、上記重合槽に、スチレンモノマー3
0リットル,トリイソブチルアルミニウム300ミリモ
ル,ポリメチルアルミノキサン300ミリモル,ペンタ
メチルシクロペンタジエニルチタントリメトキサイド2
.9ミリモルを仕込み、攪拌翼の回転数を毎分150回
転、重合温度を75℃として回分塊状重合を4時間行い
、転化率約65%,嵩密度0.43g/cc,レベル4
65mm(槽高の63%),ボルテックス深さ約100
mm(内径の13.5%)となったところで、連続重合
を開始した。
【0051】連続重合は、攪拌翼の回転数を毎分150
回転、重合温度を75℃としてスチレンモノマーを10
リットル/時,トリイソブチルアルミニウムを72.0
ミリモル/時,ポリメチルアルミノキサンを72.0ミ
リモル/時,ペンタメチルシクロペンタジエニルチタン
トリメトキサイドを0.37ミリモル/時の割合で連続
供給した。排出したパウダーの重量は自動計量される。 また、1回の排出操作により、図1に示すバルブ4から
バルブ6間の一定体積、3.5リットルが排出量となる
ため、先の重量測定値とこの体積より、パウダーの嵩密
度を算出することができる。
【0052】放射線式レベル計は非破綻検査工業(株)
製(特注品)であり、線源は60Co3.7MBq(1
00μC1)、検出部はNaI−2”である。走査速度
は5cm/分とし、走査範囲は槽底部より200〜70
0mmとした。またレベル測定頻度は、1回/10分間
で自動運転とした。
【0053】パウダー排出頻度は、1回/10分間で自
動運転として1時間毎に自動排出を一時解除し、直前の
レベル測定値と排出重量より算出した嵩密度を用いて、
レベルが520mmとなるような排出量を算出し、その
値となるまで排出操作を繰り返した。なお、ボルテック
ス深さは制御しなかった。
【0054】100時間連続運転を行った後に運転を停
止して重合槽を開放して内部を観察した。この連続重合
により得られたポリマーのパウダー生産速度は9.1k
g/h,パウダー嵩密度は0.28〜0.51g/cc
,転化率は68%,シンジオタクティシティー:98.
0%,重量平均分子量は58.5万であった。また運転
状況は排出不良もなく、供給系の詰まりもなく安定して
おり、レベル変動幅は約450〜590mmであり、ボ
ルテックス深さは約100mmで安定していた。
【0055】重合槽内部は、レベルが推移していた付近
にリング状の付着物があり、重合槽天板部等、その他の
壁面はパウダー飛散によると思われる付着物が極微量観
察された。またパウダーレベルより上の攪拌翼部には翼
を芯としたような巨大付着物が生成していたが、パウダ
ーレベルより下の攪拌翼部の付着物は極微量であった。 さらにパウダーレベルより上の攪拌軸部には、軸を芯と
したような巨大付着物が生成していたが、パウダーレベ
ルより下の攪拌軸部には5cm程度の大きさの塊が多数
付着していた。これらの付着物重量は約2.5kgであ
った。
【0056】比較例1 レベル計として固定式を使用した以外は実施例1と同じ
操作を行った。但し、レベル測定は常時行い、連続運転
開始時のレベル計出力を維持(以前の重合で470mm
であることを確認)するように、10分間毎にパウダー
排出操作を繰り返した。この結果、連続運転中はレベル
計出力(透過放射線強度)はほとんど一定に保つことが
できたが、20時間後に攪拌が困難となったため運転を
停止した。運転停止後に重合槽を開放したところ、重合
槽内はパウダーで満たされた状態であり、パウダー中に
は直径5cm程度の大きさの塊が多数存在していた。ま
た攪拌翼部は翼を芯として肉厚5cm程度の付着に覆わ
れており、攪拌軸部には全体に軸を芯としたような巨大
付着物が生成していた。
【0057】実施例2 図5に示すように、重合槽(反応器)31として下持ち
駆動ヘリカル翼32を有する構造の500リットル重合
槽を使用した。この重合槽は槽高(H)1325mm,
内径(D)695mm,H/D=1.9である。
【0058】まず、上記重合槽に、以前の重合で得られ
たSPSパウダー(分子量50万)を充分に乾燥したも
のを130kg仕込んで、攪拌翼を毎分60回転として
攪拌を開始した。このときのレベルは990mm(槽高
の75%),ボルテックス深さは約220mm(内径の
17%)となった。
【0059】連続重合は、攪拌翼の回転数を毎分60回
転、重合温度を75℃としてスチレンモノマーを50リ
ットル/時,トリイソブチルアルミニウムを360.0
ミリモル/時,ポリメチルアルミノキサンを360.0
ミリモル/時,ペンタメチルシクロペンタジエニルチタ
ントリメトキサイドを1.85ミリモル/時の割合で連
続供給した。また、生成したポリマーパウダーの排出量
は、1回当たり17.5リットルである。
【0060】放射線式レベル計は、実施例1と同じもの
を用い、駆動機構を槽の大きさに合わせて作成した。走
査速度は10cm/分、走査範囲は槽底部より300〜
1300mmとした。またレベル測定頻度は、1回/1
0分間で自動運転とした。
【0061】パウダー排出法は、レベル測定毎に、その
レベル測定値と排出重量より算出した嵩密度を用いて、
レベルが930mmとなるような排出量を算出し、その
値となるまで排出操作を繰り返すような自動運転とした
。また、ボルテックス深さがパウダーレベルより230
mm未満となるように攪拌翼の回転数を調整した。なお
、このボルテックス深さでは、攪拌翼部及び軸部は常に
粉体床中に存在している。
【0062】100時間連続運転を行った後に運転を停
止して重合槽を開放して内部を観察した。この連続重合
により得られたポリマーのパウダー生産速度は45.3
kg/h,パウダー嵩密度は0.21〜0.49g/c
c,転化率は70%,シンジオタクティシティー:98
.0%,重量平均分子量は60.5万であった。また運
転状況は排出不良もなく、供給系の詰まりもなく安定し
ており、レベル変動幅は約820〜1040mmであり
、ボルテックス深さは220mmで安定していた。また
、実施例1と同様にして嵩密度を測定した。
【0063】重合槽内部は、レベルが推移していた付近
にリング状の付着物があり、重合槽天板部等、その他の
壁面はパウダー飛散によると思われる付着物が極微量観
察された。また攪拌翼部及び攪拌軸部には、厚さ1cm
程度の付着物が付着していた。これらの付着物重量は約
3.0kgであった。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
嵩密度の変動しやすい熱可塑性樹脂の連続重合において
反応器内のレベルの安定管理が行え、それによる長期安
定運転が可能となり、樹脂の連続重合を効率よく行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するのに適した反応器の一例を示
す断面図である。
【図2】図1と同じく反応器の正面図である。
【図3】図1と同じく反応器の平面図である。
【図4】透過放射線強度をプロットしたグラフである。
【図5】実施例2で用いた反応器の断面図である。
【符号の説明】
1:反応器    2:ジャケット    3:排出機
構      4:タンクバルブ 5:短管    6:ボールバルブ    7:排出室
    8:覗き窓 9:窒素ガスノズル    10:パウダー受槽   
 11:攪拌翼    21:線源 22:検出器    23,24:支柱    25:
モーター    26:駆動機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  反応器を用いて連続重合を行う熱可塑
    性樹脂の製造方法において、反応器内のレベルを、放射
    線レベル計の線源及び検出器を同調させて駆動すること
    により検出し、前記反応器内のレベル変動を、該反応器
    の直径の1/2以内に制御することを特徴とする熱可塑
    性樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】  攪拌翼を有する反応器を用いて連続重
    合を行う熱可塑性樹脂の製造方法において、反応器内の
    ボルテックス深さを、放射線レベル計の線源及び検出器
    を同調させて駆動することにより検出して前記攪拌翼の
    回転数を制御し、前記ボルテックス深さを前記反応器の
    直径の1/3以内に制御することを特徴とする熱可塑性
    樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】  熱可塑性樹脂が、高度のシンジオタク
    チック構造を有するスチレン系重合体であることを特徴
    とする請求項1または2記載の熱可塑性樹脂の製造方法
JP8730391A 1991-03-28 1991-03-28 熱可塑性樹脂の製造方法 Pending JPH04300901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8730391A JPH04300901A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 熱可塑性樹脂の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8730391A JPH04300901A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 熱可塑性樹脂の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04300901A true JPH04300901A (ja) 1992-10-23

Family

ID=13911061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8730391A Pending JPH04300901A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 熱可塑性樹脂の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04300901A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100871065B1 (ko) * 2007-04-17 2008-11-27 현대건설주식회사 준설 배송관내 밀도 스캔 측정장치
KR100871064B1 (ko) * 2007-04-17 2008-11-27 현대건설주식회사 방사선을 이용한 준설 배송관의 연직방향 층별 밀도 측정장치
JP2009512745A (ja) * 2005-10-21 2009-03-26 リンデ アーゲー レベル測定装置を備えた気泡塔反応器およびその中のレベル測定方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009512745A (ja) * 2005-10-21 2009-03-26 リンデ アーゲー レベル測定装置を備えた気泡塔反応器およびその中のレベル測定方法
KR100871065B1 (ko) * 2007-04-17 2008-11-27 현대건설주식회사 준설 배송관내 밀도 스캔 측정장치
KR100871064B1 (ko) * 2007-04-17 2008-11-27 현대건설주식회사 방사선을 이용한 준설 배송관의 연직방향 층별 밀도 측정장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2923383B2 (ja) スチレン系重合体の製造方法
EP0365838B1 (en) Process for producing styrene-based polymers
JP2735596B2 (ja) スチレン系重合体の製造方法
JPH04300901A (ja) 熱可塑性樹脂の製造方法
JP2752695B2 (ja) アルミノキサンの乾燥方法およびポリマーの製造方法
AU611758B2 (en) Process for producing styrene-based polymers and apparatus for producing said polymers
JP3378563B2 (ja) 生成物循環方式を用いたシンジオタクチックスチレン系重合体の製造方法
EP2952542B1 (en) Bulk pvc composition and bulk pvc polymerization method
FI99018C (fi) Menetelmä styreenipohjaisen polymeerin valmistamiseksi
JP2742063B2 (ja) スチレン系重合体の製造装置及び製造方法
JPH0275607A (ja) スチレン系重合体の製造装置及び製造方法
JP2695469B2 (ja) スチレン系重合体の製造装置及び製造方法
JP2700189B2 (ja) スチレン系重合体の製造方法
JPH0320308A (ja) スチレン系重合体の製造方法
US7084220B2 (en) Catalyst system for preparing styrene polymer and method for preparing of styrene polymer using the same
JPH0820602A (ja) 結晶性スチレン系重合体の製造法
JPH08283312A (ja) 結晶性スチレン系重合体の製造方法
KR100837422B1 (ko) 중합체 제조 장치 및 그를 이용한 중합체 제조 방법
Meier Fluidized bed reactor for catalytic olefin polymerization
JPH11236404A (ja) スチレン系重合体の製造方法
JPH11236405A (ja) スチレン系重合体の製造方法