JPH04300426A - ドグクラッチ装置 - Google Patents
ドグクラッチ装置Info
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- JPH04300426A JPH04300426A JP8730791A JP8730791A JPH04300426A JP H04300426 A JPH04300426 A JP H04300426A JP 8730791 A JP8730791 A JP 8730791A JP 8730791 A JP8730791 A JP 8730791A JP H04300426 A JPH04300426 A JP H04300426A
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- JP
- Japan
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- dog
- sleeve
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- dogs
- joining
- Prior art date
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- Pending
Links
- 241000282472 Canis lupus familiaris Species 0.000 claims abstract description 85
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 abstract description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブルドーザ等の産業車
両の変速装置に用いられるドグクラッチ装置に関するも
のである。
両の変速装置に用いられるドグクラッチ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】産業車両、例えばブルドーザのドグクラ
ッチを用いた変速装置は図10に示すようになっていて
、駆動軸1には歯数の異なる2個の駆動歯車2a,2b
が軸方向に離間し、かつ回転自在に嵌合してあり、従動
軸3には上記各駆動歯車2,3に噛合する従動歯車4a
,4bがそれぞれ従動軸3と一体回転するように設けて
ある。また、上記両駆動歯車2a,2bの対向内側部に
は同一歯数の被接合ドク5a,5bがそれぞれ一体状に
設けてある。そしてこの両駆動歯車2a,2bの間には
ハブ6が駆動軸1と一体回転するようにして嵌合してあ
り、このハブ6の外周には上記被接合ドグ5a,5bと
同一歯数の案内歯車6aが設けてあり、この案内歯車6
aにスリーブ7の内面に設けた接合ドグ8が係合し、こ
のスリーブ7が摺動自在に係合している。しかして上記
スリーブ7を、これの外周に設けた溝9に係合したシフ
タフォーク10の作動により軸方向一方へ移動すること
により、このスリーブ7の接合ドグ8が一方の駆動歯車
2aの被接合ドグ5aに係合してハブ6と一方の駆動歯
車5aがスリーブ7を介して連結し、駆動軸1の回転が
、この歯車連結を介して従動軸3に所定の減速比にて接
合されるようになっている。
ッチを用いた変速装置は図10に示すようになっていて
、駆動軸1には歯数の異なる2個の駆動歯車2a,2b
が軸方向に離間し、かつ回転自在に嵌合してあり、従動
軸3には上記各駆動歯車2,3に噛合する従動歯車4a
,4bがそれぞれ従動軸3と一体回転するように設けて
ある。また、上記両駆動歯車2a,2bの対向内側部に
は同一歯数の被接合ドク5a,5bがそれぞれ一体状に
設けてある。そしてこの両駆動歯車2a,2bの間には
ハブ6が駆動軸1と一体回転するようにして嵌合してあ
り、このハブ6の外周には上記被接合ドグ5a,5bと
同一歯数の案内歯車6aが設けてあり、この案内歯車6
aにスリーブ7の内面に設けた接合ドグ8が係合し、こ
のスリーブ7が摺動自在に係合している。しかして上記
スリーブ7を、これの外周に設けた溝9に係合したシフ
タフォーク10の作動により軸方向一方へ移動すること
により、このスリーブ7の接合ドグ8が一方の駆動歯車
2aの被接合ドグ5aに係合してハブ6と一方の駆動歯
車5aがスリーブ7を介して連結し、駆動軸1の回転が
、この歯車連結を介して従動軸3に所定の減速比にて接
合されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したドグクラッチ
を用いた変速機にあっては、ドグクラッチの噛合する部
分のスリーブ7の接合ドグ8と被接合ドグ5aあるいは
5bの回転数が略同じで、かつ位相が合うような条件の
ときしかうまく噛合しないので、上記以外の条件のとき
に変速しようとすると、被接合ドグ5a,5bとスリー
ブ7のチャンファー部がぶつかりあい激しいギヤ鳴りが
生じ、またオペレータに対しては変速レバーを通して振
動が伝えられ、大変不快であった。通常の乗用車などで
は、上記問題を解決するためにシンクロ機構と呼ばれる
同期機構を設けるのが一般的であるが、ブルドーザ等の
産業車両にあっては、シンクロ機構を設けた場合、通過
するトルクが過大であるため、現状のシンクロ機構では
同期できないという問題があり、結局従来のこの種の変
速機では駆動軸側と従動軸側を止めて、すなわち車両を
止めて変速しており、変速作動がやっかいであった。
を用いた変速機にあっては、ドグクラッチの噛合する部
分のスリーブ7の接合ドグ8と被接合ドグ5aあるいは
5bの回転数が略同じで、かつ位相が合うような条件の
ときしかうまく噛合しないので、上記以外の条件のとき
に変速しようとすると、被接合ドグ5a,5bとスリー
ブ7のチャンファー部がぶつかりあい激しいギヤ鳴りが
生じ、またオペレータに対しては変速レバーを通して振
動が伝えられ、大変不快であった。通常の乗用車などで
は、上記問題を解決するためにシンクロ機構と呼ばれる
同期機構を設けるのが一般的であるが、ブルドーザ等の
産業車両にあっては、シンクロ機構を設けた場合、通過
するトルクが過大であるため、現状のシンクロ機構では
同期できないという問題があり、結局従来のこの種の変
速機では駆動軸側と従動軸側を止めて、すなわち車両を
止めて変速しており、変速作動がやっかいであった。
【0004】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、ブルドーザ等のように大きなトルクを伝達するド
グクラッチを用いた変速機においても、特別のシンクロ
機構を用いることなしに同期変速させることができるド
グクラッチ装置を提供することを目的とするものである
。
ので、ブルドーザ等のように大きなトルクを伝達するド
グクラッチを用いた変速機においても、特別のシンクロ
機構を用いることなしに同期変速させることができるド
グクラッチ装置を提供することを目的とするものである
。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明に係るドグクラッチ装置は、駆動軸に回
転自在に嵌合し、かつ軸方向側端部に被接合ドグを設け
た駆動歯車と、駆動軸に回転方向に係合し、かつ軸方向
に移動自在に嵌合し、さらに軸方向側端部に上記駆動歯
車の被接合ドグに係脱自在に接合する接合ドグを設けた
スリーブと、このスリーブを移動する移動手段とからな
るドグクラッチ装置において、上記被接合ドグと接合ド
グのそれぞれを、軸方向に2段にし、それぞれの対向端
側の第1の被接合ドグ及び接合ドグの歯数を、それぞれ
の奥側の第2の被接合ドク及び接合ドグの歯数より少な
くした構成となっている。
に、第1の発明に係るドグクラッチ装置は、駆動軸に回
転自在に嵌合し、かつ軸方向側端部に被接合ドグを設け
た駆動歯車と、駆動軸に回転方向に係合し、かつ軸方向
に移動自在に嵌合し、さらに軸方向側端部に上記駆動歯
車の被接合ドグに係脱自在に接合する接合ドグを設けた
スリーブと、このスリーブを移動する移動手段とからな
るドグクラッチ装置において、上記被接合ドグと接合ド
グのそれぞれを、軸方向に2段にし、それぞれの対向端
側の第1の被接合ドグ及び接合ドグの歯数を、それぞれ
の奥側の第2の被接合ドク及び接合ドグの歯数より少な
くした構成となっている。
【0006】
【作 用】ドグクラッチの接合作動は、被接合ド
グと接合ドグとの相対回転数が規定値以内になってから
、スリーブの移動を開始し、まずこのスリーブを、これ
の第1の接合ドグが第1の被接合ドグに接合する位置ま
で移動し、この両者を接合する。そしてその後スリーブ
をさらに移動して第2の接合ドグを、第2の被接合ドグ
に接合させる。
グと接合ドグとの相対回転数が規定値以内になってから
、スリーブの移動を開始し、まずこのスリーブを、これ
の第1の接合ドグが第1の被接合ドグに接合する位置ま
で移動し、この両者を接合する。そしてその後スリーブ
をさらに移動して第2の接合ドグを、第2の被接合ドグ
に接合させる。
【0007】
【実 施 例】本発明の実施例を図1から図8に基
づいて説明する。なおこの実施例において図10に示す
従来例と同一構成のものは同一符号を付して説明を省略
する。図1から図6は本発明の第1の実施例を示すもの
で、11a,11bは駆動軸1に対向離間して回転自在
に嵌合した一対の駆動歯車であり、この両駆動歯車11
a,11bの対向内側部に第1・第2の被接合ドグ12
a,12bが軸方向に位置をずらせて設けてある。対向
先端側に位置する第1の被接合ドグ12aは図2に示す
ように180度位相をずらせて円周方向に2個設けてあ
り、第2の被接合ドグ12bは図3に示すように、円周
方向に多数個設けてある。なお第2の被接合ドグ12b
は第1の被接合ドグ12aの整数倍の等ピッチ上に設け
てあり、かつ第1の被接合ドグ12aは第2の被接合ド
グ12bのうちの2つのドグの延長上に構成されている
。13は駆動軸1に回転方向に係合されて、これと一体
回転するハブ6に回転方向に係合され、かつ軸方向に摺
動自在に係合したスリーブであり、このスリーブ13の
内面で、かつ軸方向両側部に、軸方向端部側から順に第
1、第2の接合ドグ13a,13bが設けてある。第1
の接合ドグ13aは図4に示すように180度位相をず
らせて円周方向に2個設けてあり、第2の接合ドグ13
bは図5に示すように、円周方向に多数個設けてあり、
かつこの第1、第2の接合ドグ13a,13bは、上記
駆動歯車11a,11b側の第1、第2の被接合ドグ1
2a,12bと係合するようになっている。
づいて説明する。なおこの実施例において図10に示す
従来例と同一構成のものは同一符号を付して説明を省略
する。図1から図6は本発明の第1の実施例を示すもの
で、11a,11bは駆動軸1に対向離間して回転自在
に嵌合した一対の駆動歯車であり、この両駆動歯車11
a,11bの対向内側部に第1・第2の被接合ドグ12
a,12bが軸方向に位置をずらせて設けてある。対向
先端側に位置する第1の被接合ドグ12aは図2に示す
ように180度位相をずらせて円周方向に2個設けてあ
り、第2の被接合ドグ12bは図3に示すように、円周
方向に多数個設けてある。なお第2の被接合ドグ12b
は第1の被接合ドグ12aの整数倍の等ピッチ上に設け
てあり、かつ第1の被接合ドグ12aは第2の被接合ド
グ12bのうちの2つのドグの延長上に構成されている
。13は駆動軸1に回転方向に係合されて、これと一体
回転するハブ6に回転方向に係合され、かつ軸方向に摺
動自在に係合したスリーブであり、このスリーブ13の
内面で、かつ軸方向両側部に、軸方向端部側から順に第
1、第2の接合ドグ13a,13bが設けてある。第1
の接合ドグ13aは図4に示すように180度位相をず
らせて円周方向に2個設けてあり、第2の接合ドグ13
bは図5に示すように、円周方向に多数個設けてあり、
かつこの第1、第2の接合ドグ13a,13bは、上記
駆動歯車11a,11b側の第1、第2の被接合ドグ1
2a,12bと係合するようになっている。
【0008】上記構成において、変速するべくシフタフ
ォーク10にてスリーブ13を、例えば左方へ移動する
と、まずスリーブ13の第1の接合ドグ13aが左側の
駆動歯車11aの第1の被接合ドグ12aに係合し、つ
いで両者の第2の接合ドグ13bと被接合ドグ12bに
接合する。このとき、第1の接合ドグ13aと被接合ド
グ12aの相互はそれぞれ円周方向の2個ずつのドグで
あるので、スリーブ13の移動の際に、両ドグ12a,
13aが軸方向に干渉することが殆どなく、スムーズに
接続する。そして、この第1の両ドグ12a,13aが
接合すると、スリーブ13と駆動歯車11aは一体に回
転し、これにより、第2の被接合ドグ12bと第2の接
合ドグ13bとの位置合せがなされることになり、この
状態でスリーブ13をさらに駆動歯車11a側へ移動す
ることにより第2の被接合ドグ12aと第2の接合ドグ
13aとが接合される。
ォーク10にてスリーブ13を、例えば左方へ移動する
と、まずスリーブ13の第1の接合ドグ13aが左側の
駆動歯車11aの第1の被接合ドグ12aに係合し、つ
いで両者の第2の接合ドグ13bと被接合ドグ12bに
接合する。このとき、第1の接合ドグ13aと被接合ド
グ12aの相互はそれぞれ円周方向の2個ずつのドグで
あるので、スリーブ13の移動の際に、両ドグ12a,
13aが軸方向に干渉することが殆どなく、スムーズに
接続する。そして、この第1の両ドグ12a,13aが
接合すると、スリーブ13と駆動歯車11aは一体に回
転し、これにより、第2の被接合ドグ12bと第2の接
合ドグ13bとの位置合せがなされることになり、この
状態でスリーブ13をさらに駆動歯車11a側へ移動す
ることにより第2の被接合ドグ12aと第2の接合ドグ
13aとが接合される。
【0009】なお上記実施例では、第1、第2の被接合
ドグ12a,12bを同一円筒上に設けた例を示したが
、図6に示すように、両被接合ドグ12a′,12b′
を半径方向に位置をずらせてもよい。
ドグ12a,12bを同一円筒上に設けた例を示したが
、図6に示すように、両被接合ドグ12a′,12b′
を半径方向に位置をずらせてもよい。
【0010】図7は第2の発明の実施例を示すものであ
る。図中15a,15bは駆動歯車11a,11bの回
転数を検出する回転数検出器、16はスリーブ13の回
転数を検出するスリーブ回転数検出器、17はシフタフ
ォーク10を作動するシフトシリンダ、18はこのシフ
トシリンダ17を切換えるための切換弁機構、19は変
速レバー、20は制御装置、21はシフトシリンダ17
の作動を検出するシフトシリンダ作動検出器、22は変
速レバー19の位置を検出する変速位置検出器である。 そして上記制御装置20は、変速位置検出器22とシフ
トシリンダ作動位置検出器21からの検出信号を処理す
る信号処理器23と、回転数検出器15a,15b及び
スリーブ回転数検出器16からの信号をカウントするカ
ウンタ24と、記憶装置25と、切換弁駆動装置26と
、中央演算処理27とからなっている。さらに、28は
エンジンの出力軸と変速機との間に介装されるメインク
ラッチ、29はブルドーザのように装軌車両の場合の操
向クラッチであり、これら及び上記の切換弁駆動装置2
6は上記中央演算装置27にて制御されるようになって
いる。
る。図中15a,15bは駆動歯車11a,11bの回
転数を検出する回転数検出器、16はスリーブ13の回
転数を検出するスリーブ回転数検出器、17はシフタフ
ォーク10を作動するシフトシリンダ、18はこのシフ
トシリンダ17を切換えるための切換弁機構、19は変
速レバー、20は制御装置、21はシフトシリンダ17
の作動を検出するシフトシリンダ作動検出器、22は変
速レバー19の位置を検出する変速位置検出器である。 そして上記制御装置20は、変速位置検出器22とシフ
トシリンダ作動位置検出器21からの検出信号を処理す
る信号処理器23と、回転数検出器15a,15b及び
スリーブ回転数検出器16からの信号をカウントするカ
ウンタ24と、記憶装置25と、切換弁駆動装置26と
、中央演算処理27とからなっている。さらに、28は
エンジンの出力軸と変速機との間に介装されるメインク
ラッチ、29はブルドーザのように装軌車両の場合の操
向クラッチであり、これら及び上記の切換弁駆動装置2
6は上記中央演算装置27にて制御されるようになって
いる。
【0011】上記構成における作用を図8に示すフロー
チャートにて説明する。変速レバー19の作動を開始す
る(ステップ1)と、これによる変速位置検出器22か
らの信号に基づいて制御装置20で演算し、これの中央
演算装置27からの指令によりメインクラッチ28が解
放される(ステップ2)。このメインクラッチ28の解
放の確認(ステップ3)後、切換弁駆動装置26が作動
してシフトシリンダ17が中立位置に作動され、スリー
ブ13が中立位置へ移動される(ステップ4)。このス
リーブ13の中立への移動の確認(ステップ5)後、制
御装置20の作動にて操向クラッチ29を解放する(ス
テップ6)。操向クラッチ29の解放の確認(ステップ
7)後、スリーブ13の回転数と変速しようとする方の
駆動歯車11aとの相対回転数nS が規定値nT よ
り低くなったことを確認し(ステップ8)、その後、ス
リーブ13を、これの第1の接合ドグ13aが駆動歯車
11aの第1の被接合ドグ12aに接合する第1位置ま
で移動させる(ステップ9)と共に、これを確認する(
ステップ10)。これにより、両接合ドグ12a,13
aが接合し、駆動歯車11aはスリーブ13を介して駆
動軸1と一体状に回転を始める。そしてこれを相対回転
nS がゼロになったことで確認し(ステップ11)、
その後、スリーブ13と、これの第2の接合ドグ13b
が駆動歯車11aの第2の被接合ドグ12bに接合する
第2位置まで移動し(ステップ12)、これを確認する
(ステップ13)。これによりスリーブ13の第1、第
2の接合ドグ13a,13bは駆動歯車11aの第1、
第2の被接合ドグ12a,12bに接合が完了し、駆動
軸1の回転動力はスリーブ13を介して駆動歯車11a
に伝達される.。その後操向クラッチ29を係合し(ス
テップ14)、かつこれを確認(ステップ15)してか
らメインクラッチ28を係合し(ステップ16)、これ
を確認して(ステップ17)で変速操作を終了する(ス
テップ18)。上記各操作のタイムチャートの一例を示
すと図9に示すようになる。ここで前段のスリーブとは
前段の変速段歯車列に用いられているスリーブのことで
あり、目的段のスリーブとはこの実施例のスリーブ13
のことである。
チャートにて説明する。変速レバー19の作動を開始す
る(ステップ1)と、これによる変速位置検出器22か
らの信号に基づいて制御装置20で演算し、これの中央
演算装置27からの指令によりメインクラッチ28が解
放される(ステップ2)。このメインクラッチ28の解
放の確認(ステップ3)後、切換弁駆動装置26が作動
してシフトシリンダ17が中立位置に作動され、スリー
ブ13が中立位置へ移動される(ステップ4)。このス
リーブ13の中立への移動の確認(ステップ5)後、制
御装置20の作動にて操向クラッチ29を解放する(ス
テップ6)。操向クラッチ29の解放の確認(ステップ
7)後、スリーブ13の回転数と変速しようとする方の
駆動歯車11aとの相対回転数nS が規定値nT よ
り低くなったことを確認し(ステップ8)、その後、ス
リーブ13を、これの第1の接合ドグ13aが駆動歯車
11aの第1の被接合ドグ12aに接合する第1位置ま
で移動させる(ステップ9)と共に、これを確認する(
ステップ10)。これにより、両接合ドグ12a,13
aが接合し、駆動歯車11aはスリーブ13を介して駆
動軸1と一体状に回転を始める。そしてこれを相対回転
nS がゼロになったことで確認し(ステップ11)、
その後、スリーブ13と、これの第2の接合ドグ13b
が駆動歯車11aの第2の被接合ドグ12bに接合する
第2位置まで移動し(ステップ12)、これを確認する
(ステップ13)。これによりスリーブ13の第1、第
2の接合ドグ13a,13bは駆動歯車11aの第1、
第2の被接合ドグ12a,12bに接合が完了し、駆動
軸1の回転動力はスリーブ13を介して駆動歯車11a
に伝達される.。その後操向クラッチ29を係合し(ス
テップ14)、かつこれを確認(ステップ15)してか
らメインクラッチ28を係合し(ステップ16)、これ
を確認して(ステップ17)で変速操作を終了する(ス
テップ18)。上記各操作のタイムチャートの一例を示
すと図9に示すようになる。ここで前段のスリーブとは
前段の変速段歯車列に用いられているスリーブのことで
あり、目的段のスリーブとはこの実施例のスリーブ13
のことである。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、スリーブの接合作動に
おいて、まず歯数の少ない第1の接合ドグと被接合ドグ
が接合し、その後歯数の多い第2の接合ドグと被接合ド
グが係合するから、ブルドーザ等のように大きなトルク
を伝達するドグクラッチ装置を用いた変速機においても
、特別のシンクロ機構を用いることなしに同期変速させ
ることができる。
おいて、まず歯数の少ない第1の接合ドグと被接合ドグ
が接合し、その後歯数の多い第2の接合ドグと被接合ド
グが係合するから、ブルドーザ等のように大きなトルク
を伝達するドグクラッチ装置を用いた変速機においても
、特別のシンクロ機構を用いることなしに同期変速させ
ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図1のC−C線に沿う断面図である。
【図5】図1のD−D線に沿う断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明のドグクラッチを操作するための構成説
明図である。
明図である。
【図8】操作行程を示すフローチャートである。
【図9】タイムチャートである。
【図10】従来例を示す断面図である。
1 駆動軸、6 ハブ、11a,11b 駆動歯
車、12a,12b,12a′,12b′ 被接合ド
グ、13 スリーブ、13a,13b,13a′,1
3b 接合ドグ。
車、12a,12b,12a′,12b′ 被接合ド
グ、13 スリーブ、13a,13b,13a′,1
3b 接合ドグ。
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動軸1に回転自在に嵌合し、かつ軸
方向側端部に被接合ドグ12a,12bを設けた駆動歯
車11a,11bと、駆動軸1に回転方向に係合し、か
つ軸方向に移動自在に嵌合し、さらに軸方向側端部に上
記駆動歯車11a,11bの被接合ドグ12a,12b
に係脱自在に接合する接合ドク13a,13bを設けた
スリーブ13と、このスリーブ13を移動する移動手段
とからなるドグクラッチ装置において、上記被接合ドク
12a,12bと接合ドク13a,13bのそれぞれを
、軸方向に2段にし、それぞれの対向端側の第1の被接
合ドク12a及び接合ドク13aの歯数を、それぞれの
奥側の第2の被接合ドク12b及び接合ドク13bの歯
数より少なくしたことを特徴とするドククラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8730791A JPH04300426A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | ドグクラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8730791A JPH04300426A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | ドグクラッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04300426A true JPH04300426A (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=13911176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8730791A Pending JPH04300426A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | ドグクラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH04300426A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6422105B1 (en) * | 2000-09-07 | 2002-07-23 | Zf Meritor, Llc | Electronic modulating synchronizer |
JP2009528488A (ja) * | 2006-03-02 | 2009-08-06 | ツェットエフ フリードリヒスハーフェン アクチエンゲゼルシャフト | リニアモーターを備えた電磁式ギヤ切換装置 |
WO2014192772A1 (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-04 | アイシン精機株式会社 | 自動変速機用ドグクラッチ制御装置 |
JP2017043314A (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-02 | アイシン精機株式会社 | ハイブリッド車両用駆動装置 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP8730791A patent/JPH04300426A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6422105B1 (en) * | 2000-09-07 | 2002-07-23 | Zf Meritor, Llc | Electronic modulating synchronizer |
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JP2017043314A (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-02 | アイシン精機株式会社 | ハイブリッド車両用駆動装置 |
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