JPH04300010A - タンデム圧延機における蛇行制御方法 - Google Patents
タンデム圧延機における蛇行制御方法Info
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- JPH04300010A JPH04300010A JP3066089A JP6608991A JPH04300010A JP H04300010 A JPH04300010 A JP H04300010A JP 3066089 A JP3066089 A JP 3066089A JP 6608991 A JP6608991 A JP 6608991A JP H04300010 A JPH04300010 A JP H04300010A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 29
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 3
- 101100311260 Caenorhabditis elegans sti-1 gene Proteins 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
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- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/68—Camber or steering control for strip, sheets or plates, e.g. preventing meandering
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の圧延スタンドか
らなるタンデム圧延機において圧延材の蛇行現象の発生
を防止するための蛇行制御方法に関する。
らなるタンデム圧延機において圧延材の蛇行現象の発生
を防止するための蛇行制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、板材のタンデム圧延においては
、しばしば圧延機および被圧延材の作業側と駆動側につ
いて種々の非対称に起因して、被圧延材に蛇行現象が生
じることがある。
、しばしば圧延機および被圧延材の作業側と駆動側につ
いて種々の非対称に起因して、被圧延材に蛇行現象が生
じることがある。
【0003】蛇行の程度が大きい場合には、被圧延材が
サイドガイドに接触し、圧延トラブルの原因となる。特
に、板後端部は、無張力の状態で圧延されるため、蛇行
が発生しやすく、上述のようなトラブルが発生しやすい
。
サイドガイドに接触し、圧延トラブルの原因となる。特
に、板後端部は、無張力の状態で圧延されるため、蛇行
が発生しやすく、上述のようなトラブルが発生しやすい
。
【0004】これに対して、蛇行により発生する作業側
と駆動側との圧延荷重の差を検出し、レベリングを調整
する手段がある。
と駆動側との圧延荷重の差を検出し、レベリングを調整
する手段がある。
【0005】圧延材に板ウエッジがある場合、板厚の厚
い側で圧下率が大きくなり、板は圧下率の小さい側へ蛇
行する。制御入力に駆動側,作業側の圧延荷重の差を用
いる荷重差方式蛇行制御では荷重の高い側、即ち圧下率
の大きい側をさらに圧下し、蛇行をさらに促進するとい
った誤動作を生じる。
い側で圧下率が大きくなり、板は圧下率の小さい側へ蛇
行する。制御入力に駆動側,作業側の圧延荷重の差を用
いる荷重差方式蛇行制御では荷重の高い側、即ち圧下率
の大きい側をさらに圧下し、蛇行をさらに促進するとい
った誤動作を生じる。
【0006】誤動作を修正する手段として、例えば、特
公昭63−32525号公報に示されるように、蛇行相
当量の微分値を用いた微分制御を加えることにより、誤
動作により生じた蛇行量を修正する方向へレベリングを
操作することが可能となる。
公昭63−32525号公報に示されるように、蛇行相
当量の微分値を用いた微分制御を加えることにより、誤
動作により生じた蛇行量を修正する方向へレベリングを
操作することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱間仕
上げ圧延における先後端部分のように制御対象時間が短
い場合、一旦蛇行を生じてから適正な方向へレベリング
を行なっても、板逃げに対して制御が間にあわない場合
がある。
上げ圧延における先後端部分のように制御対象時間が短
い場合、一旦蛇行を生じてから適正な方向へレベリング
を行なっても、板逃げに対して制御が間にあわない場合
がある。
【0008】特に、タンデム圧延機において連続した圧
延スタンドで蛇行制御を行なった場合、上流スタンドで
のレベリング操作により板の圧延方向での板ウエッジの
ポジションが変化するので、下流スタンドになるほど板
ウエッジの変化量が大きくなり、且つ、制御対象時間が
短くなり、制御の条件が厳しくなる。
延スタンドで蛇行制御を行なった場合、上流スタンドで
のレベリング操作により板の圧延方向での板ウエッジの
ポジションが変化するので、下流スタンドになるほど板
ウエッジの変化量が大きくなり、且つ、制御対象時間が
短くなり、制御の条件が厳しくなる。
【0009】従って、従来の荷重差によるレベリングの
制御では、蛇行を防止する効果が十分に得られていない
。
制御では、蛇行を防止する効果が十分に得られていない
。
【0010】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、フィードフォワード制御の導入により、圧
延材後端部の蛇行を効果的に防止できるタンデム圧延機
における蛇行制御方法を提供することを目的とする。
するもので、フィードフォワード制御の導入により、圧
延材後端部の蛇行を効果的に防止できるタンデム圧延機
における蛇行制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のタンデム圧延機における蛇行制御方法は、
各圧延スタンドについて、■当該圧延スタンドの前段の
圧延スタンドにおけるレベリング操作量を記憶し、■記
憶した該レベリング操作量に基づいて、前記前段の圧延
スタンド出側の板ウエッジ変化量を求め、■該板ウエッ
ジ変化量に基づいて、当該圧延スタンドでの蛇行発生方
向を推定してから、■当該圧延スタンドでの蛇行を修正
しうるレベリング補正量を求め、■該レベリング補正量
を、蛇行制御によるレベリング操作量に加算することを
特徴としている。
に、本発明のタンデム圧延機における蛇行制御方法は、
各圧延スタンドについて、■当該圧延スタンドの前段の
圧延スタンドにおけるレベリング操作量を記憶し、■記
憶した該レベリング操作量に基づいて、前記前段の圧延
スタンド出側の板ウエッジ変化量を求め、■該板ウエッ
ジ変化量に基づいて、当該圧延スタンドでの蛇行発生方
向を推定してから、■当該圧延スタンドでの蛇行を修正
しうるレベリング補正量を求め、■該レベリング補正量
を、蛇行制御によるレベリング操作量に加算することを
特徴としている。
【0012】
【作用】上述した本発明のタンデム圧延機における蛇行
制御方法では、前段の圧延スタンドでのレベリング操作
量を当該圧延スタンドにフィードフォワードし、蛇行現
象の変化を予測し、蛇行が発生すると同時にレベリング
を操作することにより、従来の蛇行発生を検出して操作
を開始するフィードバック制御に比べて、より効果的に
蛇行の発生を防止することができる。
制御方法では、前段の圧延スタンドでのレベリング操作
量を当該圧延スタンドにフィードフォワードし、蛇行現
象の変化を予測し、蛇行が発生すると同時にレベリング
を操作することにより、従来の蛇行発生を検出して操作
を開始するフィードバック制御に比べて、より効果的に
蛇行の発生を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
タンデム圧延機における蛇行制御方法について説明する
と、図1はその手順を説明するためのフローチャート、
図2は本実施例の方法を適用されるタンデム圧延機およ
びその圧延制御系の要部を示すブロック図である。
タンデム圧延機における蛇行制御方法について説明する
と、図1はその手順を説明するためのフローチャート、
図2は本実施例の方法を適用されるタンデム圧延機およ
びその圧延制御系の要部を示すブロック図である。
【0014】まず、図2により本実施例の方法を適用さ
れるタンデム圧延機およびその圧延制御系について説明
する。なお、図2においては、特に、第i圧延スタンド
の制御に本方法を適用した場合について示しているが、
他の圧延スタンドにも本方法が同様に適用されることは
云うまでもない。
れるタンデム圧延機およびその圧延制御系について説明
する。なお、図2においては、特に、第i圧延スタンド
の制御に本方法を適用した場合について示しているが、
他の圧延スタンドにも本方法が同様に適用されることは
云うまでもない。
【0015】図2において、STi−1,STiはそれ
ぞれタンデム圧延機を構成する第i−1番目および第i
番目の圧延スタンド、1はタンデム圧延機により圧延さ
れる圧延材、2−(i−1),2−iはそれぞれ圧延ス
タンドSTi−1,STiにおいて左右荷重差(駆動側
荷重PDと作業側荷重PWとの差;図3参照)を検出す
るためのロードセル、3−(i−1),3−iはそれぞ
れロードセル2−(i−1),2−iからの検出結果(
左右荷重差)に基づいて圧延材1の蛇行を抑制するレベ
リング操作量を演算するレベリング操作量演算部、4−
(i−1),4−iはそれぞれレベリング操作量演算部
3−(i−1),3−iからの演算結果(レベリング操
作量)に基づいて実際に圧延スタンドSTi−1,ST
iを制御する圧下制御系である。
ぞれタンデム圧延機を構成する第i−1番目および第i
番目の圧延スタンド、1はタンデム圧延機により圧延さ
れる圧延材、2−(i−1),2−iはそれぞれ圧延ス
タンドSTi−1,STiにおいて左右荷重差(駆動側
荷重PDと作業側荷重PWとの差;図3参照)を検出す
るためのロードセル、3−(i−1),3−iはそれぞ
れロードセル2−(i−1),2−iからの検出結果(
左右荷重差)に基づいて圧延材1の蛇行を抑制するレベ
リング操作量を演算するレベリング操作量演算部、4−
(i−1),4−iはそれぞれレベリング操作量演算部
3−(i−1),3−iからの演算結果(レベリング操
作量)に基づいて実際に圧延スタンドSTi−1,ST
iを制御する圧下制御系である。
【0016】また、5は圧延スタンドSTi前段の圧延
スタンドSTi−1におけるレベリング操作量を記憶す
るメモリ、6はこのメモリ5に記憶されたレベリング操
作量(レベリング履歴)に基づいて圧延スタンドSTi
−1出側の板ウエッジ変化量δDHi−1を求める板ウ
エッジ変化量演算部、7はこの板ウエッジ変化量演算部
6からの板ウエッジ変化量δDHi−1に基づいて圧延
スタンドSTiでの蛇行発生方向を推定する蛇行変化推
定部、8はこの蛇行変化推定部7の推定結果に基づいて
圧延スタンドSTiでの蛇行を修正しうるレベリング補
正量δSiを求めるレベリング補正量演算部、9はこの
レベリング補正量演算部8にて演算されたレベリング補
正量δSiを蛇行制御によるレベリング操作量(レベリ
ング操作量演算部3−iの出力)SLiに加算する加算
器である。
スタンドSTi−1におけるレベリング操作量を記憶す
るメモリ、6はこのメモリ5に記憶されたレベリング操
作量(レベリング履歴)に基づいて圧延スタンドSTi
−1出側の板ウエッジ変化量δDHi−1を求める板ウ
エッジ変化量演算部、7はこの板ウエッジ変化量演算部
6からの板ウエッジ変化量δDHi−1に基づいて圧延
スタンドSTiでの蛇行発生方向を推定する蛇行変化推
定部、8はこの蛇行変化推定部7の推定結果に基づいて
圧延スタンドSTiでの蛇行を修正しうるレベリング補
正量δSiを求めるレベリング補正量演算部、9はこの
レベリング補正量演算部8にて演算されたレベリング補
正量δSiを蛇行制御によるレベリング操作量(レベリ
ング操作量演算部3−iの出力)SLiに加算する加算
器である。
【0017】上述のごとく構成された圧延制御系により
、本実施例では、図1に示す手順に従って蛇行制御が行
なわれる。
、本実施例では、図1に示す手順に従って蛇行制御が行
なわれる。
【0018】第i−2番目の圧延スタンド(図示せず)
で圧延材1の尻抜け後(ステップS1)、圧延スタンド
STi−1では、圧延材1の蛇行発生(ステップS2)
に伴い、これをロードセル2−(i−1)にて左右荷重
差として検出し、レベリング操作量演算部3−(i−1
)により蛇行を抑制するようにレベリング操作量を求め
て圧下制御系にてレベリング操作を行なう(ステップS
3)。
で圧延材1の尻抜け後(ステップS1)、圧延スタンド
STi−1では、圧延材1の蛇行発生(ステップS2)
に伴い、これをロードセル2−(i−1)にて左右荷重
差として検出し、レベリング操作量演算部3−(i−1
)により蛇行を抑制するようにレベリング操作量を求め
て圧下制御系にてレベリング操作を行なう(ステップS
3)。
【0019】このとき、第i−2番目の圧延スタンド尻
抜けから圧延スタンドSTi−1尻抜け(ステップS5
)までの間、圧延スタンドSTi−1のレベリング操作
量SLi−1を、ロックオン値からの変化量(レベリン
グ変化量δSLi−1;図4参照)としてメモリ6に記
憶する(ステップS4)。
抜けから圧延スタンドSTi−1尻抜け(ステップS5
)までの間、圧延スタンドSTi−1のレベリング操作
量SLi−1を、ロックオン値からの変化量(レベリン
グ変化量δSLi−1;図4参照)としてメモリ6に記
憶する(ステップS4)。
【0020】そして、補正レベリングを加えるか否か判
断し(ステップS6)、加えない場合には、従来の通り
、圧延スタンドSTiでの蛇行発生(ステップS11)
に伴い、左右荷重差に基づいてレベリング操作量演算部
3−iにより蛇行を抑制するようにレベリング操作量を
求めて圧下制御系にてレベリング操作(ステップS12
)を行なう。
断し(ステップS6)、加えない場合には、従来の通り
、圧延スタンドSTiでの蛇行発生(ステップS11)
に伴い、左右荷重差に基づいてレベリング操作量演算部
3−iにより蛇行を抑制するようにレベリング操作量を
求めて圧下制御系にてレベリング操作(ステップS12
)を行なう。
【0021】ステップS7において、補正レベリングを
加えると判断した場合、つまり本方法を実施する場合に
は、圧延スタンドSTi−1尻抜け(ステップS5)時
点より、圧延スタンドSTiでの当該圧延材1の、圧延
スタンドSTi−1におけるレベリング履歴をメモリ5
から呼び出す(ステップS7)。
加えると判断した場合、つまり本方法を実施する場合に
は、圧延スタンドSTi−1尻抜け(ステップS5)時
点より、圧延スタンドSTiでの当該圧延材1の、圧延
スタンドSTi−1におけるレベリング履歴をメモリ5
から呼び出す(ステップS7)。
【0022】このとき、図5に示すように、圧延スタン
ドSTi−1出側の圧延材1の速度vi−1と、圧延ス
タンドSTi−1,STi間距離lxとに基づいて、圧
延スタンドSTi圧延時の圧延材1の圧延スタンドST
i−1でのレベリング操作量(レベリング変化量δSL
i−1)は、時間(トラッキングの時間遅れ分)lx/
vi−1だけ遅れた値を用いる。
ドSTi−1出側の圧延材1の速度vi−1と、圧延ス
タンドSTi−1,STi間距離lxとに基づいて、圧
延スタンドSTi圧延時の圧延材1の圧延スタンドST
i−1でのレベリング操作量(レベリング変化量δSL
i−1)は、時間(トラッキングの時間遅れ分)lx/
vi−1だけ遅れた値を用いる。
【0023】メモリ5から呼び出されたレベリング変化
量δSLi−1に基づき、板ウエッジ変化量演算部6に
おいて、圧延スタンドSTi−1出側の板ウエッジ変化
量δDHi−1を求める(ステップS8)。
量δSLi−1に基づき、板ウエッジ変化量演算部6に
おいて、圧延スタンドSTi−1出側の板ウエッジ変化
量δDHi−1を求める(ステップS8)。
【0024】ここで、板ウエッジが、圧延スタンドST
i−1のワークロールの傾きにならって生じるとすれば
、幾何学的な関係からウエッジ量DH(左右板厚差)と
、レベリング操作量SLとの関係は次式で表わされる。
i−1のワークロールの傾きにならって生じるとすれば
、幾何学的な関係からウエッジ量DH(左右板厚差)と
、レベリング操作量SLとの関係は次式で表わされる。
【0025】DH=(W/LR)・SLただし、Wは圧
延材1の板幅、LRはワークロールの支点間距離である
。
延材1の板幅、LRはワークロールの支点間距離である
。
【0026】さらに、圧延でのワークロールのたわみに
より板ウエッジが変化するために、上式を補正するため
の補正係数Khs′をかけると、次式となる。
より板ウエッジが変化するために、上式を補正するため
の補正係数Khs′をかけると、次式となる。
【0027】DH=(W/LR)・SL・Khs′従っ
て、レベリング変化量δSLi−1に対する板ウエッジ
変化量δDHi−1は、次式で表わされる。
て、レベリング変化量δSLi−1に対する板ウエッジ
変化量δDHi−1は、次式で表わされる。
【0028】δDHi−1=(W/LR)・δSLi−
1・Khs′板ウエッジは、圧延材1の寸法により蛇行
に及ぼす影響が変わるため、板厚,板幅で除算したウエ
ッジ率φi−1(蛇行に及ぼす影響係数)を次式で定義
する。
1・Khs′板ウエッジは、圧延材1の寸法により蛇行
に及ぼす影響が変わるため、板厚,板幅で除算したウエ
ッジ率φi−1(蛇行に及ぼす影響係数)を次式で定義
する。
【0029】φi−1=DH/(h・W)ただし、hは
平均の出側板厚(算出値)である。
平均の出側板厚(算出値)である。
【0030】従って、ウエッジ率変化δφi−1は、δ
φi−1=δDHi−1/(hi・W)=(1/h)・
(δSLi−1/LR)・Khs′=Khs・δSLi
−1 となる。
φi−1=δDHi−1/(hi・W)=(1/h)・
(δSLi−1/LR)・Khs′=Khs・δSLi
−1 となる。
【0031】ついで、上述のごとく算出されたウエッジ
率変化δφi−1に基づき、蛇行変化推定部7において
、蛇行の変化を求める(ステップS9)。図3に示すよ
うに、圧延材1にウエッジが存在すると、ワークロール
が水平に設定されている圧延スタンドSTiにおいても
、作業側と駆動側で圧延材1の伸び率λに差が生じ、蛇
行yiが生じるが、その蛇行変化量δyiは、ウエッジ
率変化δφi−1により、下式から推定される。
率変化δφi−1に基づき、蛇行変化推定部7において
、蛇行の変化を求める(ステップS9)。図3に示すよ
うに、圧延材1にウエッジが存在すると、ワークロール
が水平に設定されている圧延スタンドSTiにおいても
、作業側と駆動側で圧延材1の伸び率λに差が生じ、蛇
行yiが生じるが、その蛇行変化量δyiは、ウエッジ
率変化δφi−1により、下式から推定される。
【0032】δyi=KYH・δφi−1ただし、KY
Hは圧延材1のウエッジが蛇行に及ぼす影響係数である
。
Hは圧延材1のウエッジが蛇行に及ぼす影響係数である
。
【0033】そして、上式にて得られた蛇行変化量δy
iに基づき、レベリング補正量演算部8において、圧延
スタンドSTiでの蛇行を修正しうるレベリング補正量
δSiを下式により求める(ステップS10)。
iに基づき、レベリング補正量演算部8において、圧延
スタンドSTiでの蛇行を修正しうるレベリング補正量
δSiを下式により求める(ステップS10)。
【0034】δφi−1=KHSi−1・δSLi−1
δyi=KYHi−1・δφi−1 δyi=KYHi−1・KHSi−1・δSLi−1δ
Si=(1/(KYHi・KHSi))・δyiただし
、上式中、δyiは当該圧延スタンドSTiにおける蛇
行変化量、KYHi−1,KHSi−1,KYHi,K
HSiは各圧延スタンドSTi−1,STiでの影響係
数である。
δyi=KYHi−1・δφi−1 δyi=KYHi−1・KHSi−1・δSLi−1δ
Si=(1/(KYHi・KHSi))・δyiただし
、上式中、δyiは当該圧延スタンドSTiにおける蛇
行変化量、KYHi−1,KHSi−1,KYHi,K
HSiは各圧延スタンドSTi−1,STiでの影響係
数である。
【0035】上式で求められたレベリング補正量δSi
を、加算器9にて、当該圧延スタンドSTiでの蛇行制
御によるレベリング操作量(レベリング操作量演算部3
−iからの出力)SLiに加算して圧下制御系4−iへ
送出し、圧延スタンドSTiにおけるレベリングの制御
を行ない蛇行制御が行なわれる(ステップS12)。
を、加算器9にて、当該圧延スタンドSTiでの蛇行制
御によるレベリング操作量(レベリング操作量演算部3
−iからの出力)SLiに加算して圧下制御系4−iへ
送出し、圧延スタンドSTiにおけるレベリングの制御
を行ない蛇行制御が行なわれる(ステップS12)。
【0036】このように、本実施例のタンデム圧延機に
おける蛇行制御方法によれば、前段の圧延スタンドST
i−1でのレベリング操作量を当該圧延スタンドSTi
にフィードフォワードし、蛇行現象の変化を予測し、蛇
行が発生すると同時に、レベリングを操作することによ
り、従来の蛇行発生を検出して操作を開始するフィード
バック制御に比べて、より効果的に蛇行を防止できるよ
うになる。
おける蛇行制御方法によれば、前段の圧延スタンドST
i−1でのレベリング操作量を当該圧延スタンドSTi
にフィードフォワードし、蛇行現象の変化を予測し、蛇
行が発生すると同時に、レベリングを操作することによ
り、従来の蛇行発生を検出して操作を開始するフィード
バック制御に比べて、より効果的に蛇行を防止できるよ
うになる。
【0037】その具体的な効果の一例を図6に示す。こ
の図6では、第7圧延スタンドについての制御を、第6
圧延スタンドのレベリング操作量をフィードフォワード
して行なった場合を示しており、同図の最下段に示すよ
うに、板逃げ(目標位置である定常状態における板セン
タからのずれ)を従来に比べて大幅に抑えることができ
る。
の図6では、第7圧延スタンドについての制御を、第6
圧延スタンドのレベリング操作量をフィードフォワード
して行なった場合を示しており、同図の最下段に示すよ
うに、板逃げ(目標位置である定常状態における板セン
タからのずれ)を従来に比べて大幅に抑えることができ
る。
【0038】なお、上記実施例では、荷重差方式を用い
、ロードセル2−iをそなえて第i圧延スタンドSTi
の蛇行制御出力を得る場合について説明しているが、本
発明は、これに限定されるものではなく、センサ方式,
接触方式等の種々の方式を用いてもよい。ここで、セン
サ方式としては、カメラ,幅計等を用いて蛇行量を検出
するものがあるほか、接触方式としては、ローラを直接
圧延材縁部に接触させて蛇行量を検出するものがある。
、ロードセル2−iをそなえて第i圧延スタンドSTi
の蛇行制御出力を得る場合について説明しているが、本
発明は、これに限定されるものではなく、センサ方式,
接触方式等の種々の方式を用いてもよい。ここで、セン
サ方式としては、カメラ,幅計等を用いて蛇行量を検出
するものがあるほか、接触方式としては、ローラを直接
圧延材縁部に接触させて蛇行量を検出するものがある。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のタンデム
圧延機における蛇行制御方法によれば、各圧延スタンド
について、当該圧延スタンドの前段の圧延スタンドにお
けるレベリング操作量を記憶し、記憶した該レベリング
操作量に基づいて前段の圧延スタンド出側の板ウエッジ
変化量を求め、この板ウエッジ変化量に基づいて当該圧
延スタンドでの蛇行発生方向を推定してから、当該圧延
スタンドでの蛇行を修正しうるレベリング補正量を求め
、このレベリング補正量を蛇行制御によるレベリング操
作量に加算することにより、圧延材後端部の蛇行を極め
て効果的に防止できる効果がある。
圧延機における蛇行制御方法によれば、各圧延スタンド
について、当該圧延スタンドの前段の圧延スタンドにお
けるレベリング操作量を記憶し、記憶した該レベリング
操作量に基づいて前段の圧延スタンド出側の板ウエッジ
変化量を求め、この板ウエッジ変化量に基づいて当該圧
延スタンドでの蛇行発生方向を推定してから、当該圧延
スタンドでの蛇行を修正しうるレベリング補正量を求め
、このレベリング補正量を蛇行制御によるレベリング操
作量に加算することにより、圧延材後端部の蛇行を極め
て効果的に防止できる効果がある。
【図1】本発明の一実施例としてのタンデム圧延機にお
ける蛇行制御方法の手順を説明するためのフローチャー
トである。
ける蛇行制御方法の手順を説明するためのフローチャー
トである。
【図2】本実施例の方法を適用されるタンデム圧延機お
よびその圧延制御系の要部を示すブロック図である。
よびその圧延制御系の要部を示すブロック図である。
【図3】圧延材の蛇行状態を示す平面図である。
【図4】メモリに記憶される前段圧延スタンドのレベリ
ング操作量を示すグラフである。
ング操作量を示すグラフである。
【図5】メモリから呼び出されるレベリング履歴を示す
グラフである。
グラフである。
【図6】本実施例による効果を説明するためのグラフで
ある。
ある。
1 圧延材
2−(i−1),2−i ロードセル3−(i−
1),3−i レベリング操作量演算部4−(i
−1),4−i 圧下制御系5 メモリ 6 板ウエッジ変化量演算部 7 蛇行変化推定部 8 レベリング補正量演算部 9 加算器
1),3−i レベリング操作量演算部4−(i
−1),4−i 圧下制御系5 メモリ 6 板ウエッジ変化量演算部 7 蛇行変化推定部 8 レベリング補正量演算部 9 加算器
Claims (1)
- 【請求項1】複数の圧延スタンドからなるタンデム圧延
機における圧延材の蛇行現象の発生を防止すべく、前記
の各圧延スタンドのレベリングを制御する蛇行制御方法
において、前記の各圧延スタンドについて、当該圧延ス
タンドの前段の圧延スタンドにおけるレベリング操作量
を記憶し、記憶した該レベリング操作量に基づいて、前
記前段の圧延スタンド出側の板ウエッジ変化量を求め、
該板ウエッジ変化量に基づいて、当該圧延スタンドでの
蛇行発生方向を推定してから、当該圧延スタンドでの蛇
行を修正しうるレベリング補正量を求め、該レベリング
補正量を、蛇行制御によるレベリング操作量に加算する
ことを特徴とするタンデム圧延機における蛇行制御方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3066089A JPH04300010A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | タンデム圧延機における蛇行制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3066089A JPH04300010A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | タンデム圧延機における蛇行制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04300010A true JPH04300010A (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=13305788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3066089A Withdrawn JPH04300010A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | タンデム圧延機における蛇行制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04300010A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013075326A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Jfe Steel Corp | 熱間圧延設備 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3066089A patent/JPH04300010A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013075326A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Jfe Steel Corp | 熱間圧延設備 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |