JPH0429922Y2 - - Google Patents

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JPH0429922Y2
JPH0429922Y2 JP11088086U JP11088086U JPH0429922Y2 JP H0429922 Y2 JPH0429922 Y2 JP H0429922Y2 JP 11088086 U JP11088086 U JP 11088086U JP 11088086 U JP11088086 U JP 11088086U JP H0429922 Y2 JPH0429922 Y2 JP H0429922Y2
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JP
Japan
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heavy metal
boring bar
divided
hole
divided piece
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JP11088086U
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JPS6317705U (ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、多気筒エンジンの主軸孔やカム軸孔
のような長尺の孔を加工するボーリングマシン用
の長尺ボーリングバーに関するものである。
(従来の技術) 多気筒エンジンの主軸孔やカム軸孔を加工する
長尺ボーリングバーは、その長さに較べて外径が
小さいために、切削抵抗によりびびり振動を発生
しやすく、びびり振動が発生すると、切削加工面
の仕上精度が劣化する不具合がある。そこで、従
来上記ボーリングバーのびびり振動を防止するた
めに、ボーリングバーの軸心部に孔を設け、同孔
内に高比重の所謂ヘビイメタル(通常タングステ
ンを主材とし、これに銅、ニツケル、鉄等を少量
添加したものであつて、比重は17.0〜18.5程度で
ある)を挿入している。しかし、ヘビイメタルを
挿入すべき軸心部の孔径は、主として捩り強度上
の要請から、刃物取付部分の肉厚を或る寸度以上
確保する必要があつて、小径のものに制限され、
このためヘビイメタルの挿入量が制限され、その
量を増加することによつて、防振効果を更に向上
し、一層良好な仕上面を得ようとしても、これを
達成することができなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、従来の長尺ボーリングバーにおける
上述の欠点を解消し、従来より多量のヘビイメタ
ルを収蔵し、従つて振動が少く、より優れた仕上
面を得ることができるボーリングバーを提供する
ことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために創案され
たもので、ボーリングバーを長さ方向に分割して
複数個の分割片とし、各分割片には、刃物取付部
分に小径のヘビイメタルを内挿すると共に、刃物
取付部以外の部分に大径のヘビイメタルを装入
し、各分割片を順次一体的に連結してなることを
特徴とする長尺ボーリングバーを要旨とするもの
である。
(作用) 本考案によれば、ボーリングバーが長さ方向に
関し複数個の分割片に分割され、各分割片は、刃
物取付部分では強度上の制約を受けるので小径の
ヘビイメタルを挿入するが、その他の部分は強度
上許容される限度まで十分大径のヘビイメタルを
内挿することができるので、各分割片を順次一体
的に連結して完成されたボーリングバーは、従来
より防振性が向上し、従つてより秀れた仕上面を
得ることができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付図面について具体的
に説明する。図中符号10は総括的に長尺ボーリ
ングバーを示し、同ボーリングバー10は、その
長手方向に分割された複数の分割片10a,10
b,10c……10n(図ではボーリングバーの
全長の一部のみが示されている)を具えている。
分割片10aは、その左端部に、横型ボーリング
マシンの主軸にボルト等により駆動的に連結され
る取付フランジ12を具え、また図示されていな
いが、最右端の分割片10nには、ボーリングバ
ーが廻転しながら軸線方向に変位し得るようなガ
イド部分が設けられており、同ガイド部分の構造
は、自体周知でありかつ本考案とは直接関係がな
いので、図示説明は省略する。上記主軸駆動端の
分割片10aには、その外周に図示しないカム軸
孔や主軸孔の所要部分を切削する刃物14aが、
便宜上その中心線のみを示した取付ボルト又はね
じ16aによつて装着されている。取付フランジ
12から刃物14aの取付部分までは、刃物14
aの取付により強度上(特に捩り強度)の有効径
が小さくなるので、小径孔18aが軸心部に穿設
され、刃物14aの取付部から図において右側の
部分では、強度的に許容される範囲で可及的に大
きい直径を有する大径孔20aが同軸的に穿設さ
れ、小径孔18aには小径のヘビイメタル22a
が、又大径孔20a内には大径のヘビイメタル2
4aが挿入されている。ヘビイメタル22a及び
24bは、何れも半径方向に関して0.1〜0.2mm程
度の小間隙を存して小径孔18a及び大径孔20
a内に挿入され、また軸線方向には稍大きい間隙
例えば1mm程度の変位を許容されるように各孔内
に挿入されている。なお、上記小径孔18aの主
軸側の端部にはプラグ26が螺合され、小径のヘ
ビイメタル22aの抜け出しを防止すると共に、
孔内に外部から塵埃その他の異物が侵入すること
を防止している。
次に、分割片10bも、同様に、ボルト又はね
じ16bによつて着脱自在に装着された刃物14
bを具え、刃物取付部分には、小径孔18bが設
けられて小径のヘビイメタル22bが挿入され、
刃物取付部分以外には、大径孔20bが設けられ
て大径のヘビイメタル24bが挿入されており、
各ヘビイメタル22b及び24bの半径方向のク
リヤランス及び軸線方向の許容変位量は上記と全
く同様である。更に、分割片10bには、これと
全く同様の分割片10cが連結され、順次分割片
10d……10n(図示せず)が連結されて、ボ
ーリングバー10が完成する。図示の実施例で
は、各分割片10aと10b、10bと10c…
…相互間が所謂インロー連結されている。インロ
ー連結部28は、接着剤を塗布したうえ嵌合して
切削トルクを伝達するようにしてもよいし、接着
剤を塗布したうえ、図中中心線だけを示したノツ
クピン或いは止めねじ30を打込み或いは螺合し
てもよく、またインロー連結により正しく芯出し
たのち接合部28′を例えば電子ビーム溶接によ
り溶接し、更には銀鑞等を用いてろう付けしても
よい。
上記のようにして構成された長尺のボーリング
バー10は、強度上の関係から全長に渉つて小径
孔18a,18b……に相当する小径孔を具え、
その中に小径ヘビイメタル22a,22b……に
相当するヘビイメタルを挿入した前述のものと較
べ、十分大径のヘビイメタル24a,24b……
を各分割片毎に挿入することができるので、全体
として従来のボーリングバーよりも著しく多量の
ヘビイメタルを収容することができ、従つてボー
リングバー10の振動を効果的に抑制し、優れた
仕上面を得ることができる。
(考案の効果) 叙上のように、本考案に係る長尺ボーリングバ
ーは、ボーリングバーを長さ方向に分割して複数
個の分割片とし、各分割片には、刃物取付部分に
小径のヘビイメタルを内挿すると共に、刃物取付
部以外の部分に大径のヘビイメタルを装入し、各
分割片を順次一体的に連結してなることを特徴と
し、切削時におけるボーリングバーの振動を効果
的に抑止し、良好な仕上面を得ることができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。 10……ボーリングバー、10a,10b,1
0c……分割片、14a,14b……刃物、18
a,18b,18c……小径孔、20a,20b
……大径孔、22a,22b,22c……小径ヘ
ビイメタル、24a,24b……大径ヘビイメタ
ル、28……インロー連結部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボーリングバーを長さ方向に分割して複数個の
    分割片とし、各分割片には、刃物取付部分に小径
    のヘビイメタルを内挿すると共に、刃物取付部以
    外の部分に大径のヘビイメタルを装入し、各分割
    片を順次一体的に連結してなることを特徴とする
    長尺ボーリングバー。
JP11088086U 1986-07-19 1986-07-19 Expired JPH0429922Y2 (ja)

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JP11088086U JPH0429922Y2 (ja) 1986-07-19 1986-07-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11088086U JPH0429922Y2 (ja) 1986-07-19 1986-07-19

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JPS6317705U JPS6317705U (ja) 1988-02-05
JPH0429922Y2 true JPH0429922Y2 (ja) 1992-07-20

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WO2003009957A1 (en) * 2001-07-23 2003-02-06 Korea Advanced Institute Of Science And Technology High stiffness composition tool bar

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JPS6317705U (ja) 1988-02-05

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