JPH04299019A - Pcm電流差動継電装置の再閉路回路 - Google Patents

Pcm電流差動継電装置の再閉路回路

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JPH04299019A
JPH04299019A JP3087702A JP8770291A JPH04299019A JP H04299019 A JPH04299019 A JP H04299019A JP 3087702 A JP3087702 A JP 3087702A JP 8770291 A JP8770291 A JP 8770291A JP H04299019 A JPH04299019 A JP H04299019A
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小牧 友義
Koichi Sawai
剛一 澤井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送電線を保護する保護継
電装置の再閉路回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、送電線を保護する保護継電装置
には再閉路回路が付加されており、送電線に系統事故が
発生した場合は、送電線の両端に設けた保護継電装置が
動作して送電線両端のしゃ断器をトリップさせ、所定の
線路無電圧時間経過後に、再閉路指令をしゃ断器へ与え
てしゃ断器を再閉路させるのが通例である。
【0003】送電線の保護装置として近年の主流は、デ
ィジタルコンピュータを用いたPCM電流差動継電装置
であり、これは送電線の電流をCTを介して取込み、こ
のCTの2次電流をディジタル量に変換して電流データ
を得た後に、送電線の両端の装置間で伝送手段を介して
相互に伝送し、電流差動保護を実現する。また、しゃ断
器の開閉状態等も同時に装置内に取込み制御データとし
、先の電流情報と合わせて相互に伝送していることは周
知である。
【0004】また、再閉路の方式としては、系統の安定
度維持を目的として1秒程度以下で再閉路を実施する高
速度再閉路,高速度再閉路が実施できない場合に10〜
20秒程度で系統復旧することを目的とした中速度再閉
路,高速度再閉路を失敗した時に1分程度でしゃ断器を
再投入させることを目的とした低速度再閉路が組合せて
用いられることが多い。ここで、高速度再閉路において
は、送電線の事故相のしゃ断器のみをしゃ断した後に再
閉路させる単相再閉路あるいは多相再閉路と、事故相と
同時に健全相を含む送電線の3相をしゃ断器でしゃ断し
た後に再閉路させる3相再閉路がある。一方、電力系統
において、発電機の動揺を軽減する目的で、発電機側の
端子の高速度再閉路を相手端より遅らせて、送電線の永
久事故により相手端の再閉路が失敗した場合は、発電機
側の端子を再閉路させないようにすることがしばしばあ
る。
【0005】これについて図7,図8を用いて説明する
。図7は電力系統の図でA端とB端はしゃ断器2A,2
B及びCT101A,101Bを介して接続される。A
端子,B端子の電流はCT101A,CT101Bを介
してPCM電流差動継電装置100A,100Bに導入
され、前記100A,100B間は伝送手段により相互
にデータの送受信が行なわれる。各端の線路側にはPT
104A,104Bが設けられ線路電圧を装置100A
,100Bに導入し、線路電圧の有無を電圧継電器によ
り検出できる。なお、B端の背後に発電機103Bがあ
り、B端高速度再閉路をA端より遅らせるようにした場
合である。
【0006】ここで図7(a) に示すように送電線に
事故Fが発生すると、両端のしゃ断器2A,2Bがしゃ
断し、所定の線路無電圧時間経過後に図7(b) に示
すように装置100Aの高速度再閉路指令によりしゃ断
器2Aが再閉路し、図7(c) に示すように永久事故
で事故Fが継続すれば装置100Aが動作し、しゃ断器
2Aを再しゃ断させる。図7でB端はPT104Bを介
して線路電圧が確立したことを確認して高速度再閉路を
実施するよう構成(図2で詳述)するので、図7(b)
 で事故Fが永久事故である時は、B端の高速度再閉路
は実施されず、事故Fが消滅している時は高速度再閉路
が実施される。以上の応動によりB端の発電機103B
への動揺を軽減させている。ここで、高速度再閉路の方
式が事故のみをしゃ断する単相再閉路又は多相再閉路の
場合は、線路側のPT104Bは3相分設ける必要があ
る。
【0007】次に図8により再閉路回路の例について説
明する。高速度再閉路使用条件回路1の出力とCB入条
件2はAND回路21を介してオンディレイタイマ41
に接続され、タイマ41とトリップ指令条件3はAND
回路22を介して高速度再閉路起動回路4に入力を与え
る。高速度再閉路起動回路4の出力はオンディレイタイ
マ42,43を駆動する。線路電圧有検出回路15の出
力はオンディレイタイマ49を介しOR回路35へ入力
され、OR回路35の別の入力へは再閉路の先行端条件
16を接続し、OR回路35の出力,高速度再閉路連系
条件回路5の出力及びタイマ42の出力はAND回路2
3を介して高速度再閉路指令回路6へ入力される。AN
D回路23の出力とタイマ43の出力はOR回路31を
介して再閉路起動回路4のリセット入力へ接続される。
【0008】中速度・低速度再閉路使用条件回路7の出
力とCB入条件2は、AND回路24を介してオンディ
レイタイマ44に接続され、タイマ44とトリップ指令
条件3はAND回路25を介して低速度再閉路起動回路
8及び中速度再閉路起動回路9に入力を与える。低速度
再閉路起動回路8の出力はオンディレイタイマ45を介
して、中速度再閉路起動回路9の出力は、オンディレイ
タイマ26を介してOR回路32へ接続され、OR回路
32の出力はAND回路26及びインヒビット回路61
の許可入力側へ接続される。AND回路26の残りの入
力及びインヒビット回路61の禁止入力側には、中速度
・低速度再閉路連系条件回路10の出力が接続され、A
ND回路26の出力は、中速度・低速度再閉路指令回路
11へ入力されると同時にOR回路34へも入力される
。OR回路34の残りの入力はインヒビット回路61の
出力がオンディレいタイマ47を介して接続され、OR
回路34の出力は低速度再閉路起動回路8のリセット入
力へ接続される。高速度再閉路指令回路の出力とOR回
路34の出力は、OR回路33を介して中速度再閉路起
動回路9のリセット入力へ接続される。
【0009】次に、図8の回路の高速度再閉路の応動に
ついて説明する。通常、高速度再閉路使用条件は成立し
CB入条件2も成立しているため、AND回路21が成
立し、タイマ41も出力を発生している。ここで、送電
線に事故が発生するとこれを検出してトリップ指令3が
発生し、AND回路22を介して高速度再閉路起動回路
4が動作する。高速度再閉路が起動されるとタイマ42
で線路無電圧時間をカウントし、高速度再閉路連系条件
回路5の出力が成立し、高速度再閉路の先行端において
は先行端条件16が成立しているため、OR回路35を
経由しAND回路23が成立して高速度再閉路指令回路
6が動作し、高速度再閉路指令をしゃ断器に与えて再閉
路を実施する。
【0010】一方、高速度再閉路の後続端においては、
先行端条件16が成立していないため、先行端で再閉路
が実施され線路電圧有検出回路15により送電線に電圧
が印加されたことをタイマ49で一定時間確認した後、
OR回路35を経由してAND回路23が成立し、高速
度再閉路指令回路6が動作して、高速度再閉路指令をし
ゃ断器に与えて再閉路を実施する。先行端,後続端とも
、高速度再閉路指令へ動作入力を与えるとOR回路31
を経由し、高速度再閉路起動回路4をリセットする。タ
イマ43は高速度再閉路連系条件5が不成立の場合に、
一定時間後にOR回路31を経由して高速度再閉路起動
回路4をリセットする作用がある。
【0011】以上、高速度再閉路の先行するケースにつ
いて説明したが、高速度再閉路を失敗するケースについ
て以下に説明する。先行端において、高速度再閉路を実
施するまでは前記の高速度再閉路が先行するケースと同
じである。先行端の高速度再閉路が失敗する場合はしゃ
断器が投入された直後に、装置は事故を検出しトリップ
指令3を再び発生する。高速度再閉路起動中にCB入条
件は成立していないため、AND回路21は成立せずタ
イマ41も復帰したいるため、高速度再閉路の直後に再
しゃ断する時にはタイマ41が出力を出しておらずAN
D回路22が阻止されており、同様にAND回路25も
阻止されている。
【0012】中速度・低速度再閉路については、最初の
トリップ指令で中速度再閉路起動回路9が一旦動作する
が、高速度再閉路指令により中速度再閉路実施以前にリ
セットされ、低速度再閉路起動回路8も最初のトリップ
指令で起動されているので、タイマ45で線路無電圧時
間を経過した後にOR回路32を経由し中速度・低速度
再閉路連系条件10の成立をAND回路26で確認し、
低速度再閉路指令回路11より低速度再閉路指令を出力
し再閉路を実施する。インヒビット回路61及びタイマ
47は中速度・低速度再閉路連系条件が成立していない
時の再閉路のリセット条件で、OR回路34を経由し再
閉路をリセットする。
【0013】一方、中速度・低速度再閉路連系条件回路
10には図示していないが、通常、線路電圧の有無の確
認回路が設けられており、中速度・低速度再閉路は3相
再閉路であるため、線路電圧のうちの任意の1相を使用
し、先行端は線路電圧なしを条件に、後続端は少なくと
も線路電圧ありを条件に出力を生ずる。また、先行端は
高速度再閉路を失敗しているため、中速度再閉路起動回
路9をリセットし低速度再閉路を実施するが、後続端に
おいては、AND回路23が阻止されているためタイマ
43がタイムアップし、高速度再閉路をあきらめOR回
路31を経由して高速度再閉路起動回路4をリセットす
る。
【0014】この場合、高速度再閉路指令6より出力を
生じていないのでOR回路33を経由して中速度再閉路
起動回路9のリセットが行なわれず、中速度再閉路を実
施することになる。しかし、中速度・低速度再閉路連系
条件10は、先に述べたように先行端が再閉路して線路
電圧ありになってから、その出力を生じるため、AND
回路26が阻止され、インヒビット回路61が成立しタ
イマ47の時間経過後にOR回路34を経由して再閉路
をリセットし、後続端の再閉路指令が出力させず、低速
度再閉路の不成功に至る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
なように、従来の技術によると発電機側の相手端での再
閉路を先行して実施させ、これが失敗した場合には発電
機側の端子の再閉路を実施させないようにするには、線
路側にPTを3相分設置し、この入力を3相とも電圧あ
り,なしを検出する必要がある。また、線路側にPTは
1相だけ設備している電気所が殆んどであるため、前記
の再閉路を実施するためには残りの2相分のPTを設置
することが必要になり、PTの運用,工事費用が増大し
かなり高価になる。また、先行端が高速度再閉路を失敗
した場合においては、先行端が低速度再閉路を実施する
ものの、後続端は中速度・低速度再閉路をあきらめて再
閉路回路をリセットするので再閉路不成功になる。本発
明は上記問題点を解決するためになされたものであり、
再閉路失敗時の発電機への動揺を軽減するために発電機
端の相手端を再閉路の先行端とすると共に、発電機端を
再閉路の後続端とし、線路側のPTが3相分なくても、
1相分だけあれば可能とする再閉路回路を与え、先行端
が高速度再閉路を失敗し低速度再閉路を実施する場合に
おいて、後続端も低速度再閉路を可能とする送電線を保
護するPCM電流差動継電装置の再閉路回路を提供する
ことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は送電線の両端に
設置され、各端の電流をディジタル量である電流データ
に変換した後に伝送路を介して各端の電流データと同時
に、しゃ断器の状態を含む制御データを相互に伝送する
PCM電流差動継電装置において、再閉路の先行端子に
は再閉路指令によりしゃ断器が投入されたことを検出す
る第1の手段と、再閉路指令によりしゃ断器が投入され
再しゃ断したことを検出する第2の手段とを設け、これ
ら第1の手段と第2の手段により得られた信号を前記制
御データに含めて伝送し、再閉路の後続端子には前記制
御データを受信して先行端からの再閉路指令によりしゃ
断器が投入されたことを条件に、後続端の高速度再閉路
の再閉路指令を許可する手段と、先行端からの再閉路指
令によりしゃ断器が投入され再しゃ断したことを条件に
、後続端の中速度再閉路の再閉路を中止する手段を設け
るよう構成した。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明によるPCM電流差動継電装置の再閉路回路の
一実施例の構成図であり、先行端用である。図1におい
て、図8と同一部分については同一符号を付して説明を
省略する。以下では相違部分についてのみ説明する。高
速度再閉路指令回路6の出力である高速度再閉路指令は
オフディレイタイマ51を介して、CB入条件2の出力
であるCB入と共にAND回路27に接続し、その出力
を再閉路先行信号12として相手端へ制御データとして
送信すること、及び前記高速度再閉路指令とトリップ指
令3の出力であるトリップ指令をAND回路28に接続
し、その出力を再閉路失敗信号13として相手端へ制御
データとして送信することに特徴がある。
【0018】図2は本発明による後続端側の一実施例の
構成図であり、前記同様に相違部分についてのみ説明す
る。本実施例では図8に示される線路電圧有検出回路1
5、タイマ49及びOR回路35を削除し、代わりに再
閉路の先行端から受信する再閉路成功信号受信14をA
ND回路23に接続したこと、及び再閉路の先行端から
受信する再閉路失敗信号受信15をOR回路33に追加
して入力することに特徴がある。
【0019】上記回路の応動について、図3で高速度再
閉路の成功ケースを、図4で高速度再閉路失敗のケース
を夫々タイムチャートを用いて説明する。図3において
、送電線の事故により成功端,後続端ともほぼ同時にト
リップ指令3を出力しCBが“0”になる、即ち、CB
がしゃ断する。成功端においては、高速度再閉路起動回
路4が動作し、高速度再閉路指令回路6よりCBへ再閉
路指令を与え、CBが投入されてCB入が“1”になる
。この時に、高速度再閉路指令はタイマ51で引延しさ
れており、AND回路27から一定時間だけ再閉路成功
信号12を送信する。後続端においては、高速度再閉路
起動回路4が動作し、線路無電圧時間をカウントするタ
イマ42が出力を生ずる。ここで、先行端から受信され
る再閉路成功信号受信14は、タイマ42の出力より以
前に条件成立しており、AND回路23成立して高速度
再閉路指令回路6が出力を生じ、CBへ再閉路指令を与
えCBが投入されて高速度再閉路が成功する。
【0020】図4において、先行端,後続端とも送電線
の事故によりトリップ指令3を出力してCBがしゃ断し
、同時に高速度再閉路起動回路4が動作する。この時、
中速度再閉路起動回路9,低速度再閉路起動回路8とも
動作する。先行端においては、高速度再閉路指令回路6
の出力により中速度再閉路起動回路がリセットされるの
と同時に、CBへ再閉路指令を与えてCBが投入される
が、送電線の事故が継続していると、この直後にトリッ
プ指令3を出力しCBが再しゃ断しCB入が“0”とな
る。このため、AND回路27の出力は短時間だけ出力
されることになる。また、高速度再閉路指令と同時にト
リップ指令が出るのでAND回路28が成立する。従っ
て、再閉路成功信号12、再閉路失敗信号とも短時間だ
け送信される。
【0021】後続端においては、線路無電圧時間をカウ
ントするタイマ42が出力を発生した時点で、先行端か
ら受信した再閉路成功信号受信14は“0”になってお
り、AND回路23が成立しないため、高速度再閉路指
令回路6は出力を発生せず、タイマ43の時間経過後に
高速度再閉路起動回路4がリセットされる。また、先行
端から受信した再閉路失敗信号15によりOR回路33
を経由して中速度再閉路起動回路9がリセットされる。 従って、タイマ46の時間経過後にAND回路26が成
立し、中速度・低速度再閉路指令回路11より再閉路指
令を出力し、CBが投入され低速度再閉路が成功する。
【0022】以上の説明から明らかなように、本発明に
よれば再閉路失敗時の発電機への動揺を軽減するために
、先行端が再閉路を失敗した場合において後続端の再閉
路は実施されない方式を提供でき、この場合においても
、高速度再閉路において線路電圧有検出を必要としない
ので線路側のPTは3相分設置する必要がなく、中速度
・低速度再閉路に使用する1相分だけあればよい。また
、先行端が再閉路失敗し低速度再閉路を実施する場合に
おいても、後続端の中速度再閉路がリセットされるので
低速度再閉路を可能とするPCM電流差動継電装置の再
閉路回路を提供できる。
【0023】上記実施例では高速度再閉路指令とCB入
条件を組合せた信号、及び高速度再閉路指令とトリップ
指令を組合せた信号を再閉路の先行端から後続端へ送信
しているが、前記の組合せをする以前の条件を夫々送信
し、後続端において同様の論理シーケンスを構成しても
その効果は何ら変わることはない。また、上記実施例で
は2端子の送電線系統について説明したが、3端子以上
の送電線系統に適用することも可能である。また、上記
実施例で高速度再閉路指令をオフディレイタイマ51で
引延しているが、高速度再閉路指令が十分長ければタイ
マ51は省略することも可能である。
【0024】図5は図1の変形例であり、高速度再閉路
指令とCB入条件をAND回路27に接続し、オンディ
レイタイマ48,オフディレイタイマ51を介した信号
を再閉路成功信号12としたものである。高速度再閉路
の失敗時には、高速度再閉路指令とCB入条件のAND
回路27が一旦成立するので、これをタイマ48でマス
クした後にタイマ51で引延して送信するもので、再閉
路成功時のみに限り再閉路成功信号を送信ることができ
、この場合でもその効果は図1,図2の実施例と変わら
ない。ここで、高速度再閉路指令が十分長ければタイマ
51を省略できるのは言うまでもない。また、上記の論
理を受信端のみで構成したり、送信端と受信端で分散し
て構成してもその効果は同じである。
【0025】図6は図1の変形例であり、図1における
AND回路27をインヒビット回路62におきかえ、再
閉路失敗信号13により再閉路成功信号12を禁止する
ようにしたものである。この場合においてもあ、その効
果は図1,図2の実施例と基本的に変わることはない上
に、再閉路失敗時に、再閉路成功信号12の送信をCB
入が“0”になることにより停止するより以前に停止す
ることができるので、再閉路成功信号12を送信してい
る時間を短くすることができ、この結果、図2における
後続端の線路無電圧時間をカウントするタイマ42を短
縮できる効果がある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば発
電機端の相手端を再閉路の先行端とすると共に発電機端
を再閉路の後続端とし、先行端が再閉路を失敗した場合
には後続端の再閉路を実施しない再閉路方式とし、線路
側のPTが3相分なくても、1相分だけあれば可能とす
る再閉路回路を与え、先行端が高速度再閉路を失敗し低
速度再閉路を実施する場合において、後続端も低速度再
閉路を可能とするPCM電流差動継電装置の再閉路回路
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPCM電流差動継電装置の先行端
の再閉路回路の一実施例の構成図。
【図2】本発明によるPCM電流差動継電装置の後続端
の再閉路回路の一実施例の構成図。
【図3】図1,図2の実施例の高速度再閉路の成功ケー
スのタイムチャート。
【図4】図1,図2の実施例の高速度再閉路の失敗ケー
スのタイムチャート。
【図5】,
【図6】他の実施例の構成図。
【図7】電力系統の図。
【図8】従来のPCM電流差動継電装置の再閉路回路の
構成図。
【符号の説明】
1  高速度再閉路使用条件の回路 2  CB入条件回路 2A,2B  しゃ断器 3  トリップ指令回路 4  高速度再閉路起動回路 5  高速度再閉路連系条件回路 6  高速度再閉路指令回路 7  中速度・低速度再閉路使用条件回路8  低速度
再閉路起動回路 9  中速度再閉路起動回路 10  中速度再閉路連系条件回路 11  中速度・低速度再閉路指令回路51  オフデ
ィレイタイマ 61,62  インヒビット回路 100A,100B  PCM電流差動継電装置101
A,101B  CT 103B  発電機 104A,104B  PT

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  送電線の両端に設置され、各端の電流
    をディジタル量である電流データに変換した後に伝送路
    を介して各端の電流データと同時に、しゃ断器の状態を
    含む制御データを相互に伝送するPCM電流差動継電装
    置において、再閉路の先行端子には再閉路指令によりし
    ゃ断器が投入されたことを検出する第1の手段と、再閉
    路指令によりしゃ断器が投入され再しゃ断したことを検
    出する第2の手段とを設け、これら第1の手段と第2の
    手段により得られた信号を前記制御データに含めて伝送
    し、再閉路の後続端子には前記制御データを受信して先
    行端からの再閉路指令によりしゃ断器が投入されたこと
    を条件に、後続端の高速度再閉路の再閉路指令を許可す
    る手段と、先行端からの再閉路指令によりしゃ断器が投
    入され再しゃ断したことを条件に、後続端の中速度再閉
    路の再閉路を中止する手段を設けたことを特徴とするP
    CM電流差動継電装置の再閉路回路。
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