JPH0429898A - 鉛筆芯の製造方法 - Google Patents

鉛筆芯の製造方法

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JPH0429898A
JPH0429898A JP13646290A JP13646290A JPH0429898A JP H0429898 A JPH0429898 A JP H0429898A JP 13646290 A JP13646290 A JP 13646290A JP 13646290 A JP13646290 A JP 13646290A JP H0429898 A JPH0429898 A JP H0429898A
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Hiroaki Okabayashi
宏明 岡林
Yoshio Tsushima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 有機結合材と体質材とを主材として使用し、混練、成形
後、焼成処理を施して鉛筆芯を製造するにあたり、解重
合により気孔を形成する気孔形成材を併用してなるもの
に関する。
(従来の技術) 上記した鉛筆芯は一般に有機焼成芯と呼ばれており、通
常、ポリ塩化ビニル系樹脂、ボ■− リビニルアルコール、フラン樹脂といった結合材と黒鉛
、窒化硼素といった体質材を主材とし、それに可塑剤、
溶剤、安定材などを必要に応じて併用し、ニーダ−13
本ロールといった混練機などで均一分散物としたものを
適宜寸法に成形し、高温熱処理して焼成芯体を得、更に
、必要に応じてシリコン油、スピンドル油、流動パラフ
ィンといった油状物質を含浸して得られている。ここで
、油状物質を含浸できるのは、焼成芯体が気孔を有する
ことによる。
この気孔を人為的に形成する手段の一つとして気孔形成
材を使用することが知られている。例えば、特公昭51
−26849号公報に開示されているような、解重合に
より気孔を形成するものなどである。
(発明が解決しようとする課題) 気孔形成材の使用により焼成芯体の気孔を人為的に形成
すると、濃度向上の点で役立つことも多いが、反面、し
ばしば強度を低下させることになってしまう。
即ち、気孔形成材を使用しても、得られる鉛筆芯の濃度
と強度の逆相関関係を改善させることはできていない。
(課題を解決するための手段) 解重合により気孔を形成する気孔形成材として、平均粒
径が2〜50μm、比表面積が1 rd/ g以上の多
孔質のものを使用する。即ち、本発明は、有機結合材と
体質材とを主材として使用し、混練、成形後、焼成処理
を施して鉛筆芯を製造するにあたり、解重合により気孔
を形成する気孔形成材を併用してなるものにおいて、前
記気孔形成材として、平均粒径が2〜50μm、比表面
積がIJ/g以上の多孔質物質を使用してなる鉛筆芯の
製造方法を要旨とする。
以下、説明する。
解重合により気孔を形成する気孔形成材として、材質的
には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイ
ソブチレン、ポリスチレン、ポリメタクリル酸エステル
、ポリテトラフルオロエチレン、ナイロン、ポリメタメ
チルスチレンなどを挙げられる。これらは、全体として
の気孔調整ができるならば、完全に解重合して100%
気孔となる必要はなく、例えば、カーボンブラックやそ
の他の粉末などを分散含有しているものでもよいし、ま
た、形状的にも、球状、繊維状、偏平状など適宜である
が、多孔質のもの、それも、平均粒径が2〜50μm、
比表面積が1 rrF / g以上のものを使用する。
平均粒径が小さすぎると、基本的に気孔形成材としての
役割を発揮できず、平均粒径が大きすぎると、濃度−強
度の逆相関関係の改善はともかく、絶対的に強度が小さ
すぎるものとなってしまう。また、比表面積が小さすぎ
ると、多孔質体としての長所があまり発揮されない。こ
こで、多孔質のものを使用すると濃度−強度の逆相関関
係が改善される理由としては、成形物の段階で、多孔質
の気孔形成材の表面凹凸や内部空間に結合材が入り込ん
だ状態となっており、これに焼成処理を施すと、焼成芯
体の気孔は壁部に炭化物の突起あるいは網目状のものを
有することになり、この結果、気孔自体が補強されたも
のとなるためと推測される。ちなみに、このような多孔
質の気孔形成材としては、市販材料を利用することもで
き、−例を挙げると、■メタルカラー製のSNPシリー
ズ(材質はナイロン)、種水化成品■製のチクポリマー
MBPシリーズ、同SBPシリーズ(各々、材質はポリ
メタクリルやポリスチレン)などがある。
このような気孔形成材を使用する以外は、前述したよう
な従来公知の方法をそのまま使用できる。尚、気孔形成
材の使用量は結合材に対する割合で、1〜30重量%程
度としておくとよい。
(実施例) 以下、単に部とあるのは重量部を示す。
失庭孤よ ポリ塩化ビニル         50部黒鉛    
          50部ジオクチルフタレート(可
塑剤)  15部ステアリン酸塩(安定剤)     
 2部メチルエチルケトン(溶剤)    50部5N
P−61310部 (■メタルカラー製の多孔質球状ナイロン:平均粒径1
2.7μm、比表面積2.8ボ/g) 上記配合物を3本ロールで混練し、細線状に押出成形後
、空気中で300℃まで加熱し更に不活性雰囲気中で1
000℃まで加熱する熱処理を施して直径約0.5mn
の焼成芯体を得、これにマイクロクリスタリンワックス
を含浸した。
失凰孤裟二五 実施例1において、5NP−613の使用量を10部か
ら0.5部(実施例2)、5部(実施例3)、15部(
実施例4)、20部(実施例5)に変えた以外、すべて
実施例1と同様にした。
ヌ】n1更−ツー 実施例1において、5NP−613の代わりに、5NP
−609B (■メタルカラー製の多孔質球状ナイロン
:平均粒径6.2μm、比表面積4.45イ/g)(実
施例6)、5NP−638(■メタルカラー製の多孔質
球状ナイロン:平均粒径38μm、比表面積1.1lr
rr/g)(実施例7)を使用した以外、すべて実施例
1と同様にした。
尖嵐孤旦二よ立 実施例1において、5NP−613の代わりに、種水化
成品■製のチクポリマーMBPシリーズのうち、材質が
ポリメタクリルであって、(平均粒径、比表面積)が(
3μm。
150m/g)(実施例8)、(20μm。
80rrr/g)(実施例9)、(50μm、60n(
/g)(実施例10)のものを使用した以外、すべて実
施例1と同様にした。
失胤桝↓よ 実施例J−において、更に、実施例9で使用のチクポリ
マーMBP(平均粒径20μm。
比表面積80i/g)を5部併用した以外、すべて実施
例1と同様にした。
ル較孤よ 実施例1において、5NP−613の代わりに、ポリテ
トラフルオロエチレン粉末(平均粒径0.2μm、比表
面積0.5イ/g)を使用した以外、すべて実施例1と
同様にした。
共l劃1し−y 実施例1において、5NP−613の代わりに、材質が
ナイロン(球状形状)であって、(平均粒径、比表面積
)が(10μm、0゜4イ/g)(比較例2)、(10
0ttmr 0.2rrr/g)(比較例3)のものを
使用した以外、すべて実施例1と同様にした。
上記各側のものについて、曲げ強さと濃度をJIS  
S  6005に準じて測定した結果を表−1に示す。
表−1 (発明の効果) 表−1において、比較例1や比較例2の濃度の値は0.
33となっており、また、曲げ強さの値は約300とな
っている。これに対一 し、実施例8においては、濃度の値がやはり0.33で
ありながら曲げ強さの値は約350となっている。また
、比較例3と実施例5とを比較しても、同様に実施例5
の方が曲げ強さの値が大きくなっている。このようなこ
とより判るように、本発明によれば、気孔形成材を使用
して気孔を積極的に形成するにあたり、濃度−強度逆相
関関係の改善された鉛筆芯を製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  有機結合材と体質材とを主材として使用し、混練、成
    形後、焼成処理を施して鉛筆芯を製造するにあたり、解
    重合により気孔を形成する気孔形成材を併用してなるも
    のにおいて、前記気孔形成材として、平均粒径が2〜5
    0μm、比表面積が1m^2/g以上の多孔質物質を使
    用してなる鉛筆芯の製造方法。
JP13646290A 1990-05-25 1990-05-25 鉛筆芯の製造方法 Expired - Lifetime JP2943242B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007176993A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Pentel Corp 鉛筆芯の製造方法

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JP2007176993A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Pentel Corp 鉛筆芯の製造方法

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