JPH04297503A - 真空脱脂焼結炉の脱脂方法及びその装置 - Google Patents
真空脱脂焼結炉の脱脂方法及びその装置Info
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- JPH04297503A JPH04297503A JP8765791A JP8765791A JPH04297503A JP H04297503 A JPH04297503 A JP H04297503A JP 8765791 A JP8765791 A JP 8765791A JP 8765791 A JP8765791 A JP 8765791A JP H04297503 A JPH04297503 A JP H04297503A
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- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バインダーを含む真空
焼結材料を焼結する真空脱脂焼結炉から気体バインダー
を吸引するとともに、このバインダーを、凝縮または凝
固させることによって回収する真空脱脂焼結炉の脱脂方
法及びその装置に関する。
焼結材料を焼結する真空脱脂焼結炉から気体バインダー
を吸引するとともに、このバインダーを、凝縮または凝
固させることによって回収する真空脱脂焼結炉の脱脂方
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図2を参照して、従来の真空脱脂
焼結炉の脱脂方法及びその装置を説明する。
焼結炉の脱脂方法及びその装置を説明する。
【0003】従来、真空脱脂焼結炉の脱脂にあっては、
図2に示す脱脂装置1により行なわれている。
図2に示す脱脂装置1により行なわれている。
【0004】図2に示すように、脱脂装置1は、真空脱
脂焼結炉2に接続された脱脂排気用の配管3と、気体バ
インダーから液体バインダーを分離するセパレータ4と
、気体バインダーを捕集するトラップ装置5と、そのト
ラップ装置5に接続された最終トラップ装置6と、気体
バインダーを吸引する排気装置7とで構成されている。
脂焼結炉2に接続された脱脂排気用の配管3と、気体バ
インダーから液体バインダーを分離するセパレータ4と
、気体バインダーを捕集するトラップ装置5と、そのト
ラップ装置5に接続された最終トラップ装置6と、気体
バインダーを吸引する排気装置7とで構成されている。
【0005】トラップ装置5には、気体バインダーが凝
縮しかつ凝固しない温度範囲に保持するヒーター8(温
度調節装置)が取り付けられている。
縮しかつ凝固しない温度範囲に保持するヒーター8(温
度調節装置)が取り付けられている。
【0006】真空脱脂焼結炉2は、内部にバインダーが
混合されて成る粉末焼結材料が置かれ、この粉末焼結材
料を高温で加熱することによって所定の形状に焼結する
ように形成されている。
混合されて成る粉末焼結材料が置かれ、この粉末焼結材
料を高温で加熱することによって所定の形状に焼結する
ように形成されている。
【0007】セパレーター4は、真空脱脂焼結炉2から
吸引された気体バインダーとこの気体バインダーが温度
の低下にともなって凝縮して液化した液体バインダーと
を分離可能に形成されている。
吸引された気体バインダーとこの気体バインダーが温度
の低下にともなって凝縮して液化した液体バインダーと
を分離可能に形成されている。
【0008】トラップ装置5は、円筒状に形成され、そ
の下部に設けられた液体バインダー貯溜用のバケット9
から垂直に立設されている。また、そのトラップ装置5
の内部には、冷却水管5aと、フィン5bと、第1のフ
ィルター5cが設けられている。
の下部に設けられた液体バインダー貯溜用のバケット9
から垂直に立設されている。また、そのトラップ装置5
の内部には、冷却水管5aと、フィン5bと、第1のフ
ィルター5cが設けられている。
【0009】冷却水管5aは、トラップ装置5の長さ方
向に上端から下部にわたって配設されて、気体バインダ
ーを冷却するための冷却水を循環式に給排可能に形成さ
れている。
向に上端から下部にわたって配設されて、気体バインダ
ーを冷却するための冷却水を循環式に給排可能に形成さ
れている。
【0010】フィン5bは、円弧板状に形成された部材
であって、湾曲の内面を下方に向けてトラップ装置5の
長さ方向中央部の内部に多数設けられている。また、フ
ィン5bは、冷却水管5aに接続されて、気体バインダ
ーの熱の冷却水への伝熱効果を高めている。
であって、湾曲の内面を下方に向けてトラップ装置5の
長さ方向中央部の内部に多数設けられている。また、フ
ィン5bは、冷却水管5aに接続されて、気体バインダ
ーの熱の冷却水への伝熱効果を高めている。
【0011】第1のフィルター5cは、バインダーを捕
捉可能な集塵作用を有する繊維状の部材であって、トラ
ップ装置5の上部に充填されている。
捉可能な集塵作用を有する繊維状の部材であって、トラ
ップ装置5の上部に充填されている。
【0012】バケット9には、液体バインダーの貯溜槽
9aが設けられている。
9aが設けられている。
【0013】最終トラップ装置6は、円筒状に形成され
、内部の上部には第2のフィルター6aが充填されてい
る。また、最終トラップ装置6の上部には、排気装置7
が接続されている。
、内部の上部には第2のフィルター6aが充填されてい
る。また、最終トラップ装置6の上部には、排気装置7
が接続されている。
【0014】前記従来の脱脂装置1では、まず、真空脱
脂焼結炉2内で発生した気体バインダーを、排気装置7
の吸引力により脱脂装置1に導引する。なお、このとき
、真空脱脂焼結炉2には常にキャリアガスを供給し、気
体バインダーは、このキャリアガスとともに脱脂装置1
に吸引される。導引された気体バインダーは、配管3及
びセパレータ4内を通って、トラップ装置5に導かれる
。
脂焼結炉2内で発生した気体バインダーを、排気装置7
の吸引力により脱脂装置1に導引する。なお、このとき
、真空脱脂焼結炉2には常にキャリアガスを供給し、気
体バインダーは、このキャリアガスとともに脱脂装置1
に吸引される。導引された気体バインダーは、配管3及
びセパレータ4内を通って、トラップ装置5に導かれる
。
【0015】トラップ装置5内にあっては、気体バイン
ダーが、フィン5bに接して急激に冷却されて凝固して
固着する。
ダーが、フィン5bに接して急激に冷却されて凝固して
固着する。
【0016】トラップ装置5での冷却によって凝固回収
されなかった気体バインダーについては、第1、第2の
フィルター5c、6aで回収する。
されなかった気体バインダーについては、第1、第2の
フィルター5c、6aで回収する。
【0017】そして、真空脱脂焼結炉2内の脱脂工程の
完了後、ヒーター8を作動させてトラップ装置5内の固
体バインダーを加熱することにより溶解して液体バイン
ダーとし、下方に降下した液体バインダーを貯溜槽9a
に回収する。
完了後、ヒーター8を作動させてトラップ装置5内の固
体バインダーを加熱することにより溶解して液体バイン
ダーとし、下方に降下した液体バインダーを貯溜槽9a
に回収する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような真空脱脂焼結炉の脱脂方法及びその装置の場合、
以下のような問題が生じていた。
ような真空脱脂焼結炉の脱脂方法及びその装置の場合、
以下のような問題が生じていた。
【0019】すなわち、前記脱脂装置1にあっては、配
管3、セパレータ4、第2のフィルター6aにおいて気
体バインダーが冷却されて凝固し、固体バインダーとな
るが、この固体バインダーの固着量が増加すると、配管
3、セパレータ4のキャリアガス及び気体バインダーの
流路が狭くなり、バインダーの回収能率が低下する。ま
た、配管3、セパレータ4、第2のフィルター6aにつ
まりが発生すれば、真空脱脂焼結炉2からのバインダー
の排出が不十分となり、製品内のカーボンの残留量が増
加して不良が生じるといった問題も生じる。
管3、セパレータ4、第2のフィルター6aにおいて気
体バインダーが冷却されて凝固し、固体バインダーとな
るが、この固体バインダーの固着量が増加すると、配管
3、セパレータ4のキャリアガス及び気体バインダーの
流路が狭くなり、バインダーの回収能率が低下する。ま
た、配管3、セパレータ4、第2のフィルター6aにつ
まりが発生すれば、真空脱脂焼結炉2からのバインダー
の排出が不十分となり、製品内のカーボンの残留量が増
加して不良が生じるといった問題も生じる。
【0020】また、キャリアガスの流量が多ければ、気
体バインダーが、トラップ装置5で捕集されずに排気装
置7側に持ち越されるため、第2のフィルター6aにお
けるバインダーの固着がさらに促進される。
体バインダーが、トラップ装置5で捕集されずに排気装
置7側に持ち越されるため、第2のフィルター6aにお
けるバインダーの固着がさらに促進される。
【0021】さらに、前記問題を解消するためには、配
管3及びセパレータ4内部を清掃するなどの必要が有り
、脱脂装置1の性能を維持するためのコストを高める原
因となっていた。
管3及びセパレータ4内部を清掃するなどの必要が有り
、脱脂装置1の性能を維持するためのコストを高める原
因となっていた。
【0022】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、脱脂装置1内のバインダーの固着を防止してバイ
ンダーの回収能率を維持することができる真空焼結炉の
脱脂方法及びその装置を提供することを目的とするもの
である。
ので、脱脂装置1内のバインダーの固着を防止してバイ
ンダーの回収能率を維持することができる真空焼結炉の
脱脂方法及びその装置を提供することを目的とするもの
である。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の真空焼結炉の脱
脂方法は、バインダーを含む焼結材料を焼結する真空脱
脂焼結炉から気体バインダーを吸引するとともに、この
バインダーを、凝縮または凝固させることによって回収
する真空脱脂焼結炉の脱脂方法であって、真空脱脂焼結
炉に接続された脱脂排気用の配管と、気体バインダーか
ら液体バインダーを分離するセパレータと、気体バイン
ダーを捕集するトラップ装置のそれぞれに温度調節装置
を取り付けて気体バインダーが凝縮しかつ凝固しない温
度に維持することにより、液体バインダーを回収すると
ともに、最終トラップ装置で固体バインダーを回収する
こと、ならびに、バインダーを含む焼結材料を焼結する
真空脱脂焼結炉から気体バインダーを吸引するとともに
、このバインダーを、凝縮または凝固させることによっ
て回収する真空脱脂焼結炉の脱脂装置であって、真空脱
脂焼結炉に接続された脱脂排気用の配管と、気体バイン
ダーから液体バインダーを分離するセパレータと、気体
バインダーを捕集するトラップ装置と、トラップ装置に
接続された最終トラップ装置と、気体バインダーを吸引
する排気装置で構成し、少なくとも配管と、セパレータ
と、トラップ装置には、それぞれを気体バインダーが凝
縮しかつ凝固しない温度範囲に保持する温度調節装置を
取り付けることを前記課題の解決手段とした。
脂方法は、バインダーを含む焼結材料を焼結する真空脱
脂焼結炉から気体バインダーを吸引するとともに、この
バインダーを、凝縮または凝固させることによって回収
する真空脱脂焼結炉の脱脂方法であって、真空脱脂焼結
炉に接続された脱脂排気用の配管と、気体バインダーか
ら液体バインダーを分離するセパレータと、気体バイン
ダーを捕集するトラップ装置のそれぞれに温度調節装置
を取り付けて気体バインダーが凝縮しかつ凝固しない温
度に維持することにより、液体バインダーを回収すると
ともに、最終トラップ装置で固体バインダーを回収する
こと、ならびに、バインダーを含む焼結材料を焼結する
真空脱脂焼結炉から気体バインダーを吸引するとともに
、このバインダーを、凝縮または凝固させることによっ
て回収する真空脱脂焼結炉の脱脂装置であって、真空脱
脂焼結炉に接続された脱脂排気用の配管と、気体バイン
ダーから液体バインダーを分離するセパレータと、気体
バインダーを捕集するトラップ装置と、トラップ装置に
接続された最終トラップ装置と、気体バインダーを吸引
する排気装置で構成し、少なくとも配管と、セパレータ
と、トラップ装置には、それぞれを気体バインダーが凝
縮しかつ凝固しない温度範囲に保持する温度調節装置を
取り付けることを前記課題の解決手段とした。
【0024】
【作用】本発明の真空焼結炉の脱脂方法及びその装置に
よれば、真空脱脂焼結炉に接続された脱脂排気用の配管
と、気体バインダーから液体バインダーを分離するセパ
レータと、気体バインダーを捕集するトラップ装置を、
それぞれに温度調節装置を取り付けて気体バインダーが
凝縮しかつ凝固しない温度に維持することにより、気体
バインダーを凝縮して液体バインダーとして回収する。
よれば、真空脱脂焼結炉に接続された脱脂排気用の配管
と、気体バインダーから液体バインダーを分離するセパ
レータと、気体バインダーを捕集するトラップ装置を、
それぞれに温度調節装置を取り付けて気体バインダーが
凝縮しかつ凝固しない温度に維持することにより、気体
バインダーを凝縮して液体バインダーとして回収する。
【0025】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1を参照して説
明する。なお、前記図2と同一の構成部分には、同一の
符号を付し、その説明を簡略化する。
明する。なお、前記図2と同一の構成部分には、同一の
符号を付し、その説明を簡略化する。
【0026】図中符号10は、本実施例の真空脱脂焼結
炉の脱脂装置(以下単に脱脂装置と称する)である。こ
の脱脂装置10は、前記従来の脱脂装置1における配管
3及びセパレータ4のそれぞれにヒーター8a及び8b
が取り付けられた構成とされ、これら、ヒーター8a及
び8bは、前記ヒーター8と同様に配管3およびセパレ
ータ4を、気体バインダーが凝縮しかつ凝固しない温度
に維持するように作動するようになっている。
炉の脱脂装置(以下単に脱脂装置と称する)である。こ
の脱脂装置10は、前記従来の脱脂装置1における配管
3及びセパレータ4のそれぞれにヒーター8a及び8b
が取り付けられた構成とされ、これら、ヒーター8a及
び8bは、前記ヒーター8と同様に配管3およびセパレ
ータ4を、気体バインダーが凝縮しかつ凝固しない温度
に維持するように作動するようになっている。
【0027】また、従来の脱脂装置1においてトラップ
装置5の上部に設けられていた冷却水管5aは、本実施
例においては省略されている。
装置5の上部に設けられていた冷却水管5aは、本実施
例においては省略されている。
【0028】以下、本実施例の脱脂装置10による脱脂
方法を説明する。
方法を説明する。
【0029】前記構成の脱脂装置10により、真空脱脂
焼結炉2内のバインダーを除去するには、まず、排気装
置7の吸引力で真空脱脂焼結炉2内のバインダーを、キ
ャリアガスと混合した気体バインダーの状態で配管3か
ら吸引する。この気体バインダーが配管3内を通過する
際に温度の低下によって生じる液体バインダーは、セパ
レータ4で分離される。
焼結炉2内のバインダーを除去するには、まず、排気装
置7の吸引力で真空脱脂焼結炉2内のバインダーを、キ
ャリアガスと混合した気体バインダーの状態で配管3か
ら吸引する。この気体バインダーが配管3内を通過する
際に温度の低下によって生じる液体バインダーは、セパ
レータ4で分離される。
【0030】なお、この場合、真空脱脂焼結炉2内は、
圧力を0.5〜10Torr、キャリアガス流量を0〜
10Nl/minとすることが最も好ましい。
圧力を0.5〜10Torr、キャリアガス流量を0〜
10Nl/minとすることが最も好ましい。
【0031】次いで気体バインダーをトラップ装置5に
導引して、その内壁面5dとフィン5bに接触するよう
にして通過させて1次トラップを行なう。トラップ装置
5は、ヒーター8により内部を気体バインダーが凝縮し
かつ凝固しない温度に維持されることにより、内壁面5
d及びフィン5bに接触した気体バインダーを液体バイ
ンダーとして捕集する。そして、トラップ装置5は、さ
らに、第1のフィルター5cで気体バインダーを捕集す
る。なお、たとえばバインダーに融点65度のパラフィ
ンを用いた場合には、脱脂工程中、トラップ装置5内部
を65度よりやや高い温度に保持する。
導引して、その内壁面5dとフィン5bに接触するよう
にして通過させて1次トラップを行なう。トラップ装置
5は、ヒーター8により内部を気体バインダーが凝縮し
かつ凝固しない温度に維持されることにより、内壁面5
d及びフィン5bに接触した気体バインダーを液体バイ
ンダーとして捕集する。そして、トラップ装置5は、さ
らに、第1のフィルター5cで気体バインダーを捕集す
る。なお、たとえばバインダーに融点65度のパラフィ
ンを用いた場合には、脱脂工程中、トラップ装置5内部
を65度よりやや高い温度に保持する。
【0032】トラップ装置5に捕集された液体バインダ
ーは、そのまま下方に降下してバケット9に貯溜される
ことにより回収され、また、捕集されずにキャリアガス
中に残存する気体バインダーは、最終トラップ装置6の
第2のフィルター6aで固体バインダーとして回収され
る。
ーは、そのまま下方に降下してバケット9に貯溜される
ことにより回収され、また、捕集されずにキャリアガス
中に残存する気体バインダーは、最終トラップ装置6の
第2のフィルター6aで固体バインダーとして回収され
る。
【0033】前記脱脂装置10によれば、配管3及びセ
パレータ4の温度を、それぞれヒーター8a、8bによ
り、常にバインダーの凝固温度以上に維持する。そして
、配管3及びセパレータ4内で温度の低下した気体バイ
ンダーを、凝固させることなく液体バインダーとして回
収することができ、脱脂工程中、配管3及びセパレータ
4の内面に気体バインダーが固着することがないから、
配管3及びセパレータ4の内径が維持されてキャリアガ
ス及び気体バインダーの滞留を解消してバインダーの回
収能率が向上する。
パレータ4の温度を、それぞれヒーター8a、8bによ
り、常にバインダーの凝固温度以上に維持する。そして
、配管3及びセパレータ4内で温度の低下した気体バイ
ンダーを、凝固させることなく液体バインダーとして回
収することができ、脱脂工程中、配管3及びセパレータ
4の内面に気体バインダーが固着することがないから、
配管3及びセパレータ4の内径が維持されてキャリアガ
ス及び気体バインダーの滞留を解消してバインダーの回
収能率が向上する。
【0034】また、配管3及びセパレータ4の内部の清
掃の必要が減少して、脱脂装置10の性能を維持するた
めのコストが減少する。
掃の必要が減少して、脱脂装置10の性能を維持するた
めのコストが減少する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の真空脱脂
焼結炉の脱脂方法によれば、バインダーを含む焼結材料
を焼結する真空脱脂焼結炉から気体バインダーを吸引す
るとともに、このバインダーを、凝縮または凝固させる
ことによって回収する真空脱脂焼結炉の脱脂方法であっ
て、真空脱脂焼結炉に接続された脱脂排気用の配管と、
気体バインダーから液体バインダーを分離するセパレー
タと、気体バインダーを捕集するトラップ装置のそれぞ
れに温度調節装置を取り付けて気体バインダーが凝縮し
かつ凝固しない温度に維持することにより、液体バイン
ダーを回収するとともに、最終トラップ装置で固体バイ
ンダーを回収すること、ならびに、バインダーを含む焼
結材料を焼結する真空脱脂焼結炉から気体バインダーを
吸引するとともに、このバインダーを、凝縮または凝固
させることによって回収する真空脱脂焼結炉の脱脂装置
であって、真空脱脂焼結炉に接続された脱脂排気用の配
管と、気体バインダーから液体バインダーを分離するセ
パレータと、気体バインダーを捕集するトラップ装置と
、トラップ装置に接続された最終トラップ装置と、気体
バインダーを吸引する排気装置で構成し、少なくとも配
管と、セパレータと、トラップ装置には、それぞれを気
体バインダーが凝縮しかつ凝固しない温度範囲に保持す
る温度調節装置を取り付けることを特徴とするから、配
管及びセパレータの温度を、それぞれ温度調節装置によ
り、常にバインダーの凝固温度以上に維持することによ
って、脱脂工程中、配管及びセパレータの内面への気体
バインダーの固着を無くすとともに、キャリアガス及び
気体バインダーの滞留を解消してバインダーの回収能率
が向上する。
焼結炉の脱脂方法によれば、バインダーを含む焼結材料
を焼結する真空脱脂焼結炉から気体バインダーを吸引す
るとともに、このバインダーを、凝縮または凝固させる
ことによって回収する真空脱脂焼結炉の脱脂方法であっ
て、真空脱脂焼結炉に接続された脱脂排気用の配管と、
気体バインダーから液体バインダーを分離するセパレー
タと、気体バインダーを捕集するトラップ装置のそれぞ
れに温度調節装置を取り付けて気体バインダーが凝縮し
かつ凝固しない温度に維持することにより、液体バイン
ダーを回収するとともに、最終トラップ装置で固体バイ
ンダーを回収すること、ならびに、バインダーを含む焼
結材料を焼結する真空脱脂焼結炉から気体バインダーを
吸引するとともに、このバインダーを、凝縮または凝固
させることによって回収する真空脱脂焼結炉の脱脂装置
であって、真空脱脂焼結炉に接続された脱脂排気用の配
管と、気体バインダーから液体バインダーを分離するセ
パレータと、気体バインダーを捕集するトラップ装置と
、トラップ装置に接続された最終トラップ装置と、気体
バインダーを吸引する排気装置で構成し、少なくとも配
管と、セパレータと、トラップ装置には、それぞれを気
体バインダーが凝縮しかつ凝固しない温度範囲に保持す
る温度調節装置を取り付けることを特徴とするから、配
管及びセパレータの温度を、それぞれ温度調節装置によ
り、常にバインダーの凝固温度以上に維持することによ
って、脱脂工程中、配管及びセパレータの内面への気体
バインダーの固着を無くすとともに、キャリアガス及び
気体バインダーの滞留を解消してバインダーの回収能率
が向上する。
【0036】また、配管及びセパレータの内部の清掃の
必要が減少して、脱脂装置の性能を維持するためのコス
トが減少する。
必要が減少して、脱脂装置の性能を維持するためのコス
トが減少する。
【図1】本発明の一実施例を示す全体図である。
【図2】従来の真空脱脂焼結炉を示す全体図である。
2 真空脱脂焼結炉
3 配管
4 セパレータ
5 トラップ装置
6 最終トラップ装置
7 排気装置
8 ヒーター(温度調節装置)
8a ヒーター(温度調節装置)
8b ヒーター(温度調節装置)
10 脱脂装置
Claims (2)
- 【請求項1】バインダーを含む焼結材料を焼結する真空
脱脂焼結炉から気体バインダーを吸引するとともに、こ
のバインダーを、凝縮または凝固させることによって回
収する真空脱脂焼結炉の脱脂方法であって、真空脱脂焼
結炉に接続された脱脂排気用の配管と、気体バインダー
から液体バインダーを分離するセパレータと、気体バイ
ンダーを捕集するトラップ装置とを、それぞれに温度調
節装置を取り付けて気体バインダーが凝縮しかつ凝固し
ない温度に維持することにより、液体バインダーを回収
するとともに、最終トラップ装置で固体バインダーを回
収することを特徴とする真空脱脂焼結炉の脱脂方法。 - 【請求項2】バインダーを含む焼結材料を焼結する真空
脱脂焼結炉から気体バインダーを吸引するとともに、こ
のバインダーを、凝縮または凝固させることによって回
収する真空脱脂焼結炉の脱脂装置であって、真空脱脂焼
結炉に接続された脱脂排気用の配管と、気体バインダー
から液体バインダーを分離するセパレータと、気体バイ
ンダーを捕集するトラップ装置と、トラップ装置に接続
された最終トラップ装置と、気体バインダーを吸引する
排気装置で構成され、少なくとも配管と、セパレータと
、トラップ装置には、それぞれを気体バインダーが凝縮
しかつ凝固しない温度範囲に保持する温度調節装置が取
り付けられていることを特徴とする真空脱脂焼結炉の脱
脂装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8765791A JPH04297503A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 真空脱脂焼結炉の脱脂方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8765791A JPH04297503A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 真空脱脂焼結炉の脱脂方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04297503A true JPH04297503A (ja) | 1992-10-21 |
Family
ID=13921031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8765791A Withdrawn JPH04297503A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 真空脱脂焼結炉の脱脂方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04297503A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103203454A (zh) * | 2013-03-25 | 2013-07-17 | 沈阳北真真空科技有限公司 | 一种真空脱蜡系统 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP8765791A patent/JPH04297503A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103203454A (zh) * | 2013-03-25 | 2013-07-17 | 沈阳北真真空科技有限公司 | 一种真空脱蜡系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |