JPH11281211A - ガス分離装置 - Google Patents

ガス分離装置

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JPH11281211A
JPH11281211A JP8329498A JP8329498A JPH11281211A JP H11281211 A JPH11281211 A JP H11281211A JP 8329498 A JP8329498 A JP 8329498A JP 8329498 A JP8329498 A JP 8329498A JP H11281211 A JPH11281211 A JP H11281211A
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JP
Japan
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gas
oil
container
recovery
recovered
Prior art date
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Pending
Application number
JP8329498A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhisa Shioda
治久 潮田
Masahiko Ueda
正彦 植田
Taishin Kashiwagi
大心 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
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Publication date
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収ガス中に含まれるオイル等の不純物を容
易且つ完全に分離除去できるようにする。 【解決手段】 フロンガス等のガスGを内蔵した回収対
象物に入口側配管3aを介して接続される回収ガス入口
5と、回収機に出口側配管3bを介して接続される回収
ガス出口6とを上部に備えた容器4からなるガス分離装
置において、前記容器4の内底部に、回収ガスGから分
離されたオイルFを貯溜するオイル溜め部8を形成する
とともに、該オイル溜め部8に、前記オイルFを加熱す
る加熱手段9を設けて、回収対象物から入口側配管3a
を介して容器4内に抜き出されたガスG中に含まれるオ
イルFを、容器4内において分離して該容器4内底部の
オイル溜め部8に貯溜する一方、分離されたガスGを回
収ガス出口6から回収機へ回収するとともに、前記オイ
ル溜め部8に貯溜されるオイルFを加熱手段9により加
熱することにより、オイルF中に混入しているガスGを
蒸発気化させて、回収ガス出口6から回収機へ回収する
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、フロンガス等の
ガスを内蔵した機器(例えば、冷蔵庫、エアコン等)か
らガスを回収する際に、回収ガス中に含まれるオイル等
の不純物を分離除去してガスのみを分離回収するために
用いられるガス分離装置である。
【0002】
【従来の技術】従来、フロンガス等のガスを内蔵した機
器(例えば、冷蔵庫、エアコン等)からガスを回収する
際には、図3に示すように、回収対象物(例えば、圧縮
機)aと回収機bとの間を配管cで連結し、回収機bを
駆動させることにより、ガスを抜き出す方式が用いられ
ていた。さらに、回収対象物aが複数ある場合には、前
記配管cの途中に分岐器具dを介設し、複数の回収対象
物aから同時にガスを抜き出し、効率を良くする方法も
用いられていた。
【0003】ところで、冷媒用として用いられるガス
(例えば、フロンガス)には、潤滑用のオイルが混入し
ており、該オイルを回収ガスから分離除去する必要があ
るところから、従来は、前記配管cの途中あるいは回収
機bにフィルター式のオイルセパレータeを付設し、該
オイルセパレータeによりオイルの分離除去を行うよう
にしていた。符号fは回収ガスを貯溜するガスボンベで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来方式の場合、フィルター式のオイルセパレータを用い
ているため、回収ガス中からのオイルの分離除去が完全
に行えない場合が多かった。また、オプションとして別
途用意しなければならないとともに、分離されたオイル
はフィルターとともに焼却処分されるが、オイル中にフ
ロンガスが残留していると、焼却処分によりダイオキシ
ンが発生するおそれがあり、環境汚染を起こすおそれが
ある。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、回収ガス中に含まれるオイル等の不純物を容易且
つ完全に分離除去できるようにすることを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明では、上記課題
を解決するための手段として、フロンガス等のガスGを
内蔵した回収対象物1に入口側配管3aを介して接続さ
れる回収ガス入口5と、回収機2に出口側配管3bを介
して接続される回収ガス出口6とを上部に備えた容器4
からなるガス分離装置において、前記容器4の内底部
に、回収ガスGから分離されたオイルFを貯溜するオイ
ル溜め部8を形成するとともに、該オイル溜め部8に、
前記オイルFを加熱する加熱手段9を設けている。
【0007】上記のように構成したことにより、回収機
2の駆動により回収対象物1から入口側配管3aを介し
て容器4内に抜き出されたガスG中に含まれるオイルF
は、容器4内において分離されて該容器4内底部のオイ
ル溜め部8に貯溜され、分離されたガスGは回収ガス出
口6から回収機2へ回収される。前記オイル溜め部8に
貯溜されるオイルF中にもガスGが混入しているが、加
熱手段9によりオイルFが加熱されると、オイルF中の
ガスGが蒸発気化し、回収ガス出口6から回収機2へ回
収される。つまり、オイルFとガスGとが完全に分離さ
れることとなり、回収機2へはガスのみが回収されるこ
ととなるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0009】このガス分離装置は、図1に示すように、
回収対象物である冷蔵庫用圧縮機1と回収機2とを接続
する配管3の途中に介設されるものであり、前記圧縮機
1に入口側配管3aを介して接続される複数の回収ガス
入口5,5・・と、前記回収機2に出口側配管3bを介
して接続される回収ガス出口6とを上部に備えた容器4
により構成されている。なお、前記回収ガス入口5は、
複数(例えば、6台)の冷蔵庫用圧縮機1,1・・から
同時にガス(即ち、フロンガス)Gを抜き出すことがで
きるように前記容器4の側壁4a上部に複数個(例え
ば、6個)設けられており、前記回収ガス出口6は前記
容器4の上壁4bに設けられている。符号7は回収ガス
Gを貯溜するガスボンベ、Aは回収対象物1を備えた冷
蔵庫である。
【0010】前記容器4の内底部には、図2に示すよう
に、回収ガスGから分離されたオイルFを貯溜するオイ
ル溜め部8が形成されており、該オイル溜め部8には、
該オイルFを加熱する加熱手段として作用する電気ヒー
タ9が設けられている。つまり、容器4内に回収ガス入
口5から導入された回収ガスGは、急激な体積膨張を起
こし、該体積膨張に伴って回収ガスG中に混入されたオ
イルOが分離され、オイル溜め部8に貯溜され、貯溜さ
れたオイルFは電気ヒータ9により加熱されることとな
っているのである。
【0011】前記容器4の側壁4aの内面には、回収ガ
ス入口5,5・・に対向した状態で邪魔板10が設けら
れている。該邪魔板10は、回収ガスGを衝突させるこ
とにより回収ガスG中に混入されたオイルFの分離を促
進する作用と、分離されたオイルFが回収ガス出口6に
向かって直接流出するのを防止する作用とをなす。
【0012】前記容器4の上壁4Bの内面には、回収ガ
ス出口6へ流れる回収ガスG中になお混入されているオ
イル等の不純物を最終的に捕獲するためのデミスタ11
が設けられている。
【0013】前記容器4の底壁4cには、オイル溜め部
8に貯溜されたオイルFを取り出すためのオイル取出口
12が設けられている。
【0014】図面中、符号13はオイル溜め部8に貯溜
されたオイルFの温度を検出する温度センサーであり、
オイル溜め部8のオイルFは、前記温度センサー13に
よってオイルFの温度を監視しながら適正温度(即ち、
回収ガスGの沸点近く=50〜60℃)に加熱される。
14は空焚きを防止するためにオイル溜め部8における
オイルFの下限量を検知するオイル下限センサー、15
はオイルの満タン状態を検知するためのオイル上限セン
サー、16は容器4内の圧力を検知する圧力計、17は
回収ガス入口5,5・・への回収ガスGの供給を制御す
る開閉弁、18は回収ガス出口6からの回収ガスGの流
出を制御する開閉弁、19はオイル取出口12からオイ
ルFを取り出すときに開作動される開閉弁である。
【0015】上記のように構成されたガス分離装置は、
次のように作用する。
【0016】回収機2の駆動により回収対象物(例え
ば、冷蔵庫用圧縮機1)から入口側配管5を介して容器
4内に抜き出されたガスG中に含まれるオイルFは、容
器4内において分離されて該容器4内底部のオイル溜め
部8に貯溜され、分離されたガスGは回収ガス出口6か
ら回収機2へ回収される。
【0017】前記オイル溜め部8に貯溜されるオイルF
中にもガスGが混入しているが、電気ヒータ9によりオ
イルFが加熱されると、オイルF中のガスGが蒸発気化
し、回収ガス出口6から回収機2へ回収される。つま
り、オイルFとガスGとが完全に分離されることとな
り、回収機2へはガスGのみが回収されることとなるの
である。
【0018】そして、容器4内のオイル溜め部8に貯溜
されるオイルFが満タン状態となったことをオイル上限
センサー15が検知すると、開閉弁19が開作動され
て、オイルFが取り出され、その後焼却処分されるが、
本実施の形態の場合、オイルF中にガス(例えば、フロ
ンガス)が混入されていないため、ダイオキシンのよう
な有害物質が発生することがない。
【0019】また、オイル下限センサー14によりオイ
ルFの量が下限値となっていることが検知された場合に
は、空焚き防止のために電気ヒータ9への通電が停止さ
れる。
【0020】
【発明の効果】本願発明によれば、フロンガス等のガス
Gを内蔵した回収対象物1に入口側配管3aを介して接
続される回収ガス入口5と、回収機2に出口側配管3b
を介して接続される回収ガス出口6とを上部に備えた容
器4からなるガス分離装置において、前記容器4の内底
部に、回収ガスGから分離されたオイルFを貯溜するオ
イル溜め部8を形成するとともに、該オイル溜め部8
に、前記オイルFを加熱する加熱手段9を設けて、回収
機2の駆動により回収対象物1から入口側配管3aを介
して容器4内に抜き出されたガスG中に含まれるオイル
Fを、容器4内において分離して該容器4内底部のオイ
ル溜め部8に貯溜する一方、分離されたガスGを回収ガ
ス出口6から回収機2へ回収するとともに、前記オイル
溜め部8に貯溜されるオイルFを加熱手段9により加熱
することにより、オイルF中に混入しているガスGを蒸
発気化させて、回収ガス出口6から回収機2へ回収する
ようにしているので、オイルFとガスGとが完全に分離
されることとなり、回収機2へはガスのみが回収される
こととなるという優れた効果がある。
【0021】また、オイルFとガスGとが完全に分離さ
れるため、分離されたオイルFを焼却処分したとして
も、ダイオキシン等の有害物質を発生させるおそれがな
くなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかるガス分離装置を
用いたガス回収装置のシステム図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかるガス分離装置の
拡大縦断面図である。
【図3】従来のガス回収装置のシステム図である。
【符号の説明】
1は回収対象物(圧縮機)、2は回収機、3aは入口側
配管、3bは出口側配管、4は容器、5は回収ガス入
口、6は回収ガス出口、8はオイル溜め部、9は加熱手
段(電気ヒータ)、Fはオイル、Gは回収ガス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロンガス等のガス(G)を内蔵した回
    収対象物(1)に入口側配管(3a)を介して接続され
    る回収ガス入口(5)と、回収機(2)に出口側配管
    (3b)を介して接続される回収ガス出口(6)とを上
    部に備えた容器(4)からなり、該容器(4)の内底部
    には、回収ガス(G)から分離されたオイル(F)を貯
    溜するオイル溜め部(8)を形成するとともに、該オイ
    ル溜め部(8)には、前記オイル(F)を加熱する加熱
    手段(9)を設けたことを特徴とするガス分離装置。
JP8329498A 1998-03-30 1998-03-30 ガス分離装置 Pending JPH11281211A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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