JPH051964U - 冷媒回収装置 - Google Patents

冷媒回収装置

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JPH051964U
JPH051964U JP5524291U JP5524291U JPH051964U JP H051964 U JPH051964 U JP H051964U JP 5524291 U JP5524291 U JP 5524291U JP 5524291 U JP5524291 U JP 5524291U JP H051964 U JPH051964 U JP H051964U
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JP
Japan
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refrigerant
oil
filter dryer
compressor
recovery device
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Application number
JP5524291U
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Inventor
邦男 宮嵜
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Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒回収装置を構成する熱交換ユニットにオ
イルドレーンを形成することが困難な場合でも、冷媒内
のオイルの排出を可能にする。 【構成】 冷媒回収装置に設けられたフィルタードライ
ヤに、該フィルタードライヤ内で分離されたオイルを排
出するオイルドレーンを設け、冷媒回収装置の熱交換ユ
ニット以外の箇所からオイルを取り出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主に自動車用冷房装置の冷房サイクル内から冷媒(フロン)を回 収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平1─123964号公報に示される冷媒(フロン)回収装 置においては、コンプレッサによって冷房サイクルから吸引された冷媒を、熱交 換/油分離ユニットに導き、ここで冷媒を凝縮液化して冷媒貯蔵容器に送ると共 に、冷媒中の油分を分離し、熱交換/油分離ユニットの下部に設けられたオイル ドレーンから排出するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の技術においては、熱交換/油分離ユニットが熱交換ユニ ットを含むタンク型に形成されていたので、オイルドレーンをこのユニットに設 けることができたが、熱交換ユニットがタンク型でない冷媒回収装置においては 、オイルドレーンを熱交換ユニットと別個に設ける必要がある。
【0004】 そこで、この考案においては、オイルドレーンを熱交換ユニットと別個に設け 、特に構造上熱交換ユニットにオイルドレーンを形成することが困難な場合に対 処できる冷媒回収装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
しかして、この考案の要旨とするところは、コンプレッサと、前記コンプレッ サにより吸引された冷媒内の不純物を分離するフィルタードライヤと、前記コン プレッサにより吸引された冷房サイクルの冷媒を凝縮液化する熱交換ユニットと 、この凝縮液化された冷媒を回収する貯留タンクとを有し、前記フィルタードラ イヤに該フィルタードライヤ内で分離されたオイルを排出するオイルドレーンを 設けたことにある。
【0006】
【作用】
したがって、冷媒回収装置にコンプレッサによって吸引された冷媒内の不純物 を分離するフィルタードライヤが設けられているので、このフィルタードライヤ にオイルを排出するオイルドレーンを設けることで、熱交換ユニット以外の箇所 からオイルを回収できる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0008】 冷媒回収装置1は、大別すると、車両用空調装置の冷媒回路に接続されてフロ ンガス(例えばR12:化学式Cl2 2 )等の冷媒を導入する導入ユニット2 と、導入された冷媒ガスから不純物を取り除く回収側のフィルタドライヤ3と、 冷媒ガスを凝縮する熱交換器4と、冷媒ガスの吸引および圧縮用のコンプレッサ 5と、凝縮した液体冷媒を貯留する貯留タンク6と、この貯留タンク6から冷媒 を再利用する際に不純物を取り除く供給側のフィルタドライヤ7とから構成され ている。
【0009】 導入ユニット2は、車両に搭載された冷房サイクル(図示せず)の高圧側に接 続される第1の継手8と低圧側に接続される第2の継手9とを有するマニホール ド10を備えている。
【0010】 該マニホールド10には、高圧側および低圧側にそれぞれ圧力ゲージ11a, 11bを有しており、第1および第2の継手8,9間に形成された第3の継手1 2は、管路14を介して回収側のフィルタドライヤ3に接続されている。
【0011】 該管路14には、継手15とソレノイドバルブ16とがこの順序で配置されて おり、このソレノイドバルブ16の開閉により冷房サイクルからの冷媒ガスの流 れが制御されるようになっている。
【0012】 回収側のフィルタドライヤ3は、ここを通過する冷媒ガスから水分やオイル等 の不純物を捕捉し除去するものである。このフィルタドライヤ3の出口側には管 路17が接続され、該管路17は凝縮用の熱交換器4に至り、該管路17に逆止 弁18、圧力スイッチ19、圧力計20が取付られている。
【0013】 熱交換器4は、回収冷媒を冷却して液化するもので、冷却側部位4aと被冷却 側部位4bとより成り、冷却側部位4aは、導入側が管路17に、導出側が管路 21にそれぞれ接続されている。
【0014】 コンプレッサ5は、冷媒を吸引圧縮するためのもので、ここで圧縮された冷媒 ガスを管路22からオイル分離器23を介して前記熱交換器4の被冷却部位4b に導くようになっている。
【0015】 オイル分離器23は、主にコンプレッサ5からのオイルを分離するもので、分 離されたオイルは、管路24を介してコンプレッサ5の吸入側である管路21に 戻されるようになっている。
【0016】 オイル分離器23で分離された冷媒ガスは、管路26を介して前記熱交換器4 の被冷却側部位4bに流され、該被冷却側部位4bで液化された冷媒は、管路2 7を介して貯留タンク6に回収される。
【0017】 28はコンプレッサ5の吐出側圧力が所定値を越えるとコンプレッサ5の可動 を停止させる制御用の圧力スイッチ、29は圧力計、30は逆止弁である。
【0018】 貯留タンク6は、容量が数リットル程の金属性のもので、この貯留タンク6に は、エアパージ用の弁31、安全上のリリーフ弁32、満液を検出するセンサ3 3、底部にオイル、水抜き用の弁34が設けられると共に、回収された液状冷媒 を取り出すための導出管35が設けられている。
【0019】 フィルタドライヤ7は、この導出管35に圧力スイッチ36及びソレノイドバ ルブ37を介して接続され、再生された液冷媒をこのフィルタドライヤ7に導き 、ここで水分やオイル等の不純物を捕捉するようになっている。そして、フィル タドライヤ7に導かれた液冷媒は、サイトグラス38を介して接続される虫つき の取出し継手39から取り出される。
【0020】 図2において、回収側のフィルタドライヤ3の詳細な構造が示され、フィルタ ドライヤ3は、中空のシェル40に、乾燥剤41とこの乾燥剤41の両端にあて がわれたフィルタ42a,42bとを収納したもので、シェル40の一端は出口 ユニオン43を備えたシェルカバー44によって、また、他端はシェル40のフ ランジ部45にO−リング47を介し、ボルト46によってねじ止めされた蓋体 48によってそれぞれ閉塞されている。
【0021】 前記フィルタ42a,42bのさらに両側には、複数の孔を有するバッフル4 9a,49bがあてがわれ、蓋体48とこれに対抗するバッフル49aとの間に 形成された空間部50にスプリング51が収納され、このスプリング51のバネ 力でフィルタ42a,42bおよび乾燥剤41を押圧し、これらフィルタ42a ,42bと乾燥剤41を、他方のバッフル49bがシェルカバー44に当接する 位置で固定している。
【0022】 前記空間部50に望むシェル40の側面には、前記ソレノイドバルブ16を介 して導入ユニット2から送られる冷媒を導入するコネクタ52が設けられ、また 、蓋体48には、前記空間部50に溜まるオイルを排出するためのオイルドレー ン53が設けられている。
【0023】 オイルドレーン53は、空間部50の下部に臨むように設けられており、その 先端に例えば虫つきのユニオン54を有し、オイル排出時には、このユニオンに 配管55を結合させることで、フィルタドライヤ3内で分離されたオイルをオイ ル溜め容器56に取り出せるようになっている。
【0024】 尚、供給側のフィルタドライヤ7は、冷媒の出入口箇所が回収側のフィルタド ライヤ3と逆になっているが、内部構造が同様であるので、説明を省略する。
【0025】 上述の構成において、冷媒回収装置を作動させるべく、自動車用の冷房サイク ルの高圧側と低圧側とにマニホールド10を接続し、しかる後にコンプレッサ5 を作動させると、冷房サイクル内の冷媒がマニホールド10から回収側のフィル タドライヤ3を通り、熱交換器4の冷却側部位4aに流入される。
【0026】 そして、冷媒はコンプレッサ5を介して再び熱交換器4の被冷却側部位4bに 至り、ここにおいて、回収冷媒は冷却されるので凝縮液化され、しかる後に貯留 タンク6に回収される。
【0027】 この際、冷媒を冷房サイクルから急激に吸引すると、フィルタドライヤ3の空 間部50により通路面積が急激に拡大され、冷媒中のオイル分が分離されて空間 部50に溜まる。また、冷媒中の水分が乾燥剤で吸収され、その他の異物もフィ ルタによって取り除かれる。そして、空間部50に溜まったオイルは、オイルド レーン53のユニオン54に配管55を接続することでオイル溜め容器56に取 り出される。
【0028】 冷房サイクルから抜けた全てのオイルが空間部50に溜まるわけではないが、 ここで分離されたオイルを回収することで、冷房サイクルから抜けたオイル量の 目安を知り、冷房サイクルに冷媒を充填するときのオイルの補給量を決定するこ とができるものである。
【0029】 また、この実施例においては、回収側のみならず供給側においてもフィルタド ライヤ7を設けたので、回収側と供給側の2箇所で水分や塵埃を除去できると共 に、回収側のフィルタドライヤ3にオイルドレーン53を設けたので、他の回収 機内へのオイルの持込みを抑えることができる。
【0030】 尚、この実施例においては、オイルドレーン53をフィルタドライヤ3の蓋体 48に設けたが、空間部50に臨むシェル40の下部に設けるようにしてもよい 。
【0031】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、回収される冷媒内の不純物を除去する フィルタードライヤに、このフィルタードライヤ内で分離されたオイルを排出す るオイルドレーンを設けたので、熱交換ユニット以外の箇所からオイルを回収で き、特に構造上熱交換ユニットにオイルドレーンを形成することが困難な場合に 対処できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷媒回収装置を示す概略構成図である。
【図2】図2(a)は、図1の冷媒回収装置に用いられ
るフィルタードライヤを示す一部切欠きの断面図、図2
(b)は、前記フィルタードライヤの側面図である。
【符号の説明】
3 フィルタードライヤ 4 熱交換ユニット 5 コンプレッサ 6 貯留タンク 53 オイルドレーン

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 コンプレッサと、前記コンプレッサによ
    り吸引された冷媒内の不純物を分離するフィルタードラ
    イヤと、前記コンプレッサにより吸引された冷媒を凝縮
    液化する熱交換ユニットと、この凝縮液化された冷媒を
    回収する貯留タンクとを少なくとも有し、前記フィルタ
    ードライヤに該フィルタードライヤ内で分離されたオイ
    ルを排出するオイルドレーンを設けたことを特徴とする
    冷媒回収装置。
JP5524291U 1991-06-20 1991-06-20 冷媒回収装置 Pending JPH051964U (ja)

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JP5524291U JPH051964U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 冷媒回収装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5825011A (ja) * 1981-07-17 1983-02-15 ウエスタ−ン・エレクトリツク・カムパニ−・インコ−ポレ−テツド 螺状囲撓ケ−ブル

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03117862A (ja) * 1989-09-29 1991-05-20 Zexel Corp フロンガス回収装置
JPH04254173A (ja) * 1990-12-27 1992-09-09 Nippondenso Co Ltd 冷媒回収装置

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