JPH0429719B2 - - Google Patents

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JPH0429719B2
JPH0429719B2 JP11977883A JP11977883A JPH0429719B2 JP H0429719 B2 JPH0429719 B2 JP H0429719B2 JP 11977883 A JP11977883 A JP 11977883A JP 11977883 A JP11977883 A JP 11977883A JP H0429719 B2 JPH0429719 B2 JP H0429719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はプラスチツク、陶器、タイル、目地、
排水管内部などの硬表面の汚れを効果的に除去す
ることのできる、2剤型の発泡性硬表面洗浄剤組
成物に関する。 従来、家庭用のプラスチツク、陶器、タイル用
の洗剤としては、酸またはアルカリを主成分とす
る液体洗剤が知られており、また、目地用の洗剤
としては研磨材を含む粉状または液体洗剤が知ら
れている。しかしながら、これら洗剤はいずれも
未だ洗浄力が不十分であつた。 近年、一般住宅の洋式化あるいは高層集合住宅
の出現および食生活の洋風化に伴ない、台所、浴
室、便所などの排水管、トラツプおよび過管の
内部に、食品廃棄物、排泄物、毛髪、泥、浴室汚
垢などの汚れが詰まつたり、管内壁面に付着した
りして、管内の水の流れが妨げられる現象が多く
認められる。このような排水管内部の汚れは、汚
れ部に手の届きにくいこともあつて、家庭におけ
る硬表面汚れの中でも最も除去しにくいものの一
つであつた。 従来、排水管、トラツプ、過管などの汚れを
除去する方法としては、塩素化炭化水素と活性剤
を用いて溶解、乳化する方法(米国特許第
3553145号明細書)、酵素および微生物で汚れを分
解する方法(特公昭38−26465号公報)、過炭酸ソ
ーダと活性剤による方法(特開昭52−152406)、
酸剤とアルカリ性炭酸塩を用いる方法(特開昭53
−50207号公報)、酸剤、アルカリ性炭酸塩および
過炭酸ソーダなどの酸化剤を用いる方法(特開昭
53−50208号公報)などが報告されているが、こ
れらはいずれも洗浄力が未だ十分ではなかつた。 米国特許明細書第3471407号明細書には、苛性
ソーダなどの強アルカリ、アルミニウムおよび無
機硝酸塩を投入する方法が報告されているが、こ
れは極めて危険である。また、米国特許明細書第
3538008号明細書には、H2SO4,HCl,HNO3
オルトリン酸、スルフアミン酸などの強酸とシリ
カゾルとを投入する方法が開示されているが、こ
の方法も極めて危険であり、且つ、腐食性が大き
い。 一方、エアーゾールの噴射圧を利用して完全に
詰まつた排管を導通せしめることも知られている
が、この方法は壁に堆積した汚れに対しては殆ど
効果がない。排管内の汚れを物理的に除去を行う
ことも考えられるが、これは手間がかかり、家庭
で手軽に行なうのは困難である。 本発明は、上記のような従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、プラスチツ
ク、陶器、タイル、目地、風呂釜、排水管内部等
の硬表面の汚れを容易に且つ効果的に除去し、し
かも、除臭、防臭効果を付与することのできる2
剤型の発泡性硬表面洗浄剤組成物を提供すること
を目的とする。本発明は、また、保存時において
も使用時においても安定で、且つ安全に使用しう
る洗浄剤組成物を提供することを目的とする。 すなわち、本発明の2剤型の発泡性硬表面洗浄
剤組成物は、以下のA剤およびB剤を有し、且
つ、A剤またはB剤あるいは双方に界面活性剤が
含まれ、さらにA剤またはB剤あるいは双方にテ
ルペンアルコール、環状テルペンアルコールおよ
びそれらの誘導体から選ばれる一種以上のアルコ
ール化合物を含有せしめたことを特徴とする。 (1) A剤:無機過酸化物を含み、有効酸素量が
0.25〜25%の酸素系酸化剤組成物またはこの組
成物の水溶液。 (2) B剤:次亜塩素酸塩を含み、有効塩素量が
0.25〜60%の塩素系酸化剤組成物またはこの組
成物の水溶液。 A剤とB剤とは使用に際し接触ないし混合さ
れ、必要に応じて水が添加される。 以下に本発明をさらに詳細に説明する。 A剤は無機過酸化物を含む酸素系酸化物組成物
またはその水溶液であり、A剤中の無機過酸化物
の量は液体の場合は0.5〜50重量%、固体の場合
は10〜100重量%であることが好ましく、さらに
好ましくはそれぞれ1〜35wt%および30〜90wt
%である。そして、A剤中の有効酸素量は0.25〜
25%であり、好ましくは0.5〜20%である。有効
酸素量が0.25%に満たないと十分な洗浄力が得ら
れず、一方25%を越えると保存安定性が劣化し、
また、家庭での取扱い上危険でもあり好ましくな
い。 ここで、有効酸素量とは、A剤中に含まれる漂
白等に有効な酸素量OのA剤全体に対する割合
(重量%)である。これは、過マンガン酸カリウ
ム等を用いて常法により測定できる。 A剤の無機過酸化物としては、次亜塩素酸塩と
反応して分解するものであればいずれもが使用可
能であるが、好ましくは過酸化水素および過炭酸
ナトリウム(Na2CO3・nH2O2、典型的にはn=
3/2)で代表される、過酸化水素付加物である。 その他の具体例としては、過ホウ酸ナトリウム、
硫酸ナトリウムの過酸化水素付加物、ケイ酸ナト
リウムの過酸化水素付加物、オルトリン酸ナトリ
ウムの過酸化水素付加物である。上記の中でも特
に好ましいのは過酸化水素および過炭酸ナトリウ
ムである。 B剤は次亜塩素酸塩を含む塩素系酸化物組成物
またはその水溶液であつて、B剤中の次亜塩素酸
塩の量は液体の場合は0.25〜40重量%、粉体の場
合は1〜100重量%であることが好ましく、さら
に好ましくはそれぞれ1〜15wt%および10〜
90wt%である。そして、B剤中の有効塩素量は
0.25〜60%であり、好ましくは1〜15%である。
有効塩素量が0.25%に満たないと十分な洗浄力が
得られず、一方、25%を越えると保存安定性が著
しく劣化し、また、家庭での取扱い上危険でもあ
り好ましくない。 ここで有効塩素量とは、B剤中に含まれる漂白
等に有効な塩素量(Cl2)のB剤全体に対する割
合である。 B剤の次亜塩素酸塩としては次亜塩素酸ナトリ
ウム、次亜塩素酸カリウム、高度サラシ粉が例示
でき、特に好ましいのは次亜塩素酸ナトリウムま
たはカリウムである。 テルペンアルコール、環状テルペンアルコール
またはそれら誘導体はA剤および/またはB剤中
に0.001〜10重量%添加することが好ましい。こ
の量が0.001wt%に満たないと、十分な添加効果
が得られず、また10wt%を越えると保存時にお
ける安定性が劣化する。さらに好ましくはこれら
のアルコール化合物はA剤および/またはB剤中
に総量で0.01〜5wt%添加される。テルペンアル
コールまたはその誘導体の具体例としては、2,
3−ジヒドロゲラニオール、ゲラニオール、ミル
セノール、ロジノール、ネロール、リナロール、
ジヒドロエルゲノール、テトラヒドロリナロー
ル、ジヒドロミルセノール、リナリルアセテート
などが挙げられ、特に好ましくはジヒドロミルセ
ノール、リナリルアセテート、ゲラニオールであ
る。環状テルペンアルコールまたはその誘導体と
しては、メントール、テルピネオール、ボルネオ
ールなどが挙げられる。 A剤およびB剤の性状は液体(溶液)でも固体
(通常粉粒状)でもよい。A剤とB剤との組合せ
の中で特に好ましいものを例示すれば次の通りで
あつて、さらにA剤またはB剤中に0.5〜10wt%
の界面活性剤および0.01〜5wt%のテルペンアル
コール、環状テルペンアルコール類が含まれる。 (1) 液体/液体タイプ A剤:1.0〜35wt%の過酸化水素水溶液 B剤:1.0〜15wt%の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液 (2) 粉体/液体タイプ A剤:過炭酸ナトリウムを10〜100wt%含
む粉状組成物 B剤:0.5〜15wt%の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液 (3) 液体/粉体タイプ A剤:1.0〜35wt%の過酸化水素水溶液 B剤:さらし粉を2.0〜100wt%含む粉状組
成物 (4) 粉体/粉体タイプ A剤:過炭酸ソーダを10〜100wt%含む粉
状組成物 B剤:さらし粉を2.0〜100wt%含む粉状組
成物 本発明の発泡性洗浄剤組成物は、さらにA剤お
よびB剤のいずれの一方に、あるいは双方に界面
活性剤が添加される。界面活性剤は後に詳述する
ように主として発泡の安定性に寄与するものであ
る。したがつて、このような効果を有するもので
あればいずれも使用でき、A剤成分あるいはB剤
成分と安定に保存しうるものが好ましい。界面活
性剤としては、陰イオン界面活性剤、非イオン界
面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤
のいずれもが使用可能であるが、特に好ましいの
は陰イオン界面活性剤および非イオン界面活性剤
である。このような界面活性剤の具体例としては
以下のものが挙げられる。 (1) 陰イオン界面活性剤 炭素数10〜20の脂肪酸塩 炭素数10〜18のアルキルサルフエート 炭素数10〜18のアルキルベンゼンスルホネ
ート 炭素数8〜18のα−オレフインスルホネー
ト 炭素数8〜18でエチレンオキシド(EO)
の平均付加モル数EOが1〜10モルのポ
リオキシエチレンアルキルエールスルホネ
ート 炭素数6〜12でEO=6〜20のポリオキ
シエチレンアルキルフエニルエーテルスル
ホネート (2) 非イオン界面活性剤 炭素数10〜20のアルコールEO付加物(EO
P=6〜20) アルキル基の炭素数が6〜12のアルキルフ
エノールEO付加物(EO=6〜20) アルキル基の炭素数が12〜18のソルビタン
アルキルエーテルEO付加物(EO=3〜
30) 炭素数12〜18の脂肪酸EO付加物(EO=
5〜50) (3) 陽イオン界面活性剤 4級アンモニウム塩 イミダゾリニウム4級塩 (4) 両性界面活性剤 ベタイン アミノ酸 イミダゾリン 上記界面活性剤の中でも、起泡性の点で特に勝
れているものは、平均炭素数が12のアルキルサル
フエート、アルキル基の平均炭素数が12のアルキ
ルベンゼンスルホネート、炭素数12〜18のα−オ
レフインスルホネート、ポリオキシエチレンノニ
ルフエニルエーテル(EO=8〜10)スルホネ
ートなどの陰イオン界面活性剤、ラウリルアルコ
ールEO付加物(EO=8〜10)、ノニルフエニ
ルエーテルEO付加物(EO=8〜10)などの非
イオン界面活性剤などが例示できる。また保存時
の安定性では、平均炭素数が12のアルキルサルフ
エート、ポリオキシエチレンノニルフエニルエー
テル(EO=8〜10)スルホネート、ラウリル
アルコールEO付加物(EO=8〜10)、ノニル
フエニルエーテルEO付加物(EO=8〜10)な
どが勝れている。さらに汚垢に対する浸透作用を
助長する効果の勝れているものとしては、平均炭
素数が12のアルキルサルフエート、アルキル基の
平均炭素数が12のアルキルベンゼンスルホネー
ト、炭素数12〜18のα−オレフインスルホネー
ト、ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
(EO=8〜10)スルホネートなどの陰イオン界
面活性剤などが例示できる。 界面活性剤はA剤またはB剤に0.1〜20重量%
含まれるように添加されることが好ましく、さら
に好ましくは0.5〜10重量%である。この量が0.1
%に満たないと十分な起泡力ないし泡安定性が得
られず、20%を越えると保存時における安定性が
著しく劣化すると共に、有効成分の低下に伴う洗
浄効果の低下をきたす。 次に本発明の硬表面洗浄剤組成物の使用方法な
いし洗浄機構について説明する。 A剤およびB剤は別々に保存され、使用に際し
て硬表面汚垢上にそれぞれ別個に適用される。適
用の順序はいずれが先でも構わないし、同時でも
よい。液体/粉体タイプおよび粉体/液体タイプ
の場合は、先ず粉体の方を散布し、ついで液体を
注ぐ方が実際的である。また、粉体/粉体タイプ
では双方を散布した後に適量の水を加える。液
体/液体タイプが取扱いも簡単であり、また、所
望量を任意の硬表面、特に手の届きにくい場所や
垂直面などの硬表面に適用するのに便利である。
この点からは液体でも安定に保存しうる過酸化水
素および次亜塩素酸ナトリウムが好都合である。 A剤とB剤とが硬表面汚垢上で接触して反応す
ると、無機過酸化物と次亜塩素酸塩との双方が分
解して酸素が発生し、この発生酸素の酸化力によ
り汚垢の分解が行なわれる。この際、A剤または
B剤中に含まれるテルペンアルコール、環状テル
ペンアルコール類が無機過酸化物の分解促進剤と
して働き、本発明によつて得られる汚垢除去効果
を一層推進し、処理時間を短縮することができ
る。また、次亜塩素酸塩は強力な殺菌力を有する
ので、殺菌剤、殊にカビ取り剤としても働く。 また、反応により多量に生ずる気泡は、汚垢を
物理的な力によつて除去する。したがつて、手の
届きにくい箇所でも有効に除去でき、また外表面
も場合もこする等の作業をしなくても除去が行な
える。さらに、気泡が発生することにより、凹部
などの洗浄剤の行きわたりにくい場所にも、気泡
の充満力によつて洗浄剤が行きわたり、洗浄を効
率的に行なうことができる。また、発泡すること
によつて洗浄剤が硬表面に付着しやすくなり、傾
斜面や垂直面にも洗浄に必要な十分な時間とどま
ることが可能となる。 さらに、A剤とB剤との反応熱により汚垢の付
着力を低下させることができる。 以上のように、本発明の洗浄剤組成物では、過
酸化物および次亜塩素酸塩の分解による、 (1) 酸化力さらには殺菌力 (2) 発泡に伴なう汚垢への物理的外力、洗浄剤の
充填および洗浄剤の付着ないし停滞 (3) 反応熱 が相乗的に働き、従来の洗浄剤では想像できなか
つたような優れた洗浄力が得られる。 さらに、A剤またはB剤中にテルペンアルコー
ル、環状テルペンアルコール類を添加することに
より除臭、防臭効果が得られ、処理後長期間に亘
り悪臭の発生を防止することができる。 洗浄すべき硬表面に傾斜面があつたり、凹部や
隅部のように洗浄しにくい面があるのは極めて普
通のことである。したがつて、発泡力あるいは泡
の安定性は重要な要素である。たとえば家庭用の
流し台の排水管を例に考えてみる。この排水管は
ほぼまつすぐに下降しており、また側壁には蛇腹
構造を有するものが多い。そして管内には所定の
流水路が形成されており、水を流した場合、水は
管内を均一に流れるのではなく、その流水路に沿
つて流れる。このような排水管に洗浄剤を流し込
んでも、洗浄剤は特定部にしか接触せず、また、
すぐに流れ落ちてしまい効率的に洗浄することが
できない。すでに示した特開昭52−152406号公
報、同53−50207号公報、同53−50208号公報にも
粉状の発泡性組成物が報告されているが、これら
は発泡量、発泡力共に不十分であつて、上記の排
水管に適用した場合には発泡しながら速やかに流
れ落ちる。 これに対して、本発明のA剤とB剤とを用いた
場合は、発泡量、発泡力共に強大であつて、排水
管の内部全体に充満して汚垢に物理的な力を作用
せしめ、しかも、排水管内をゆつくりと下降して
汚垢と十分な時間に亘つて接触する。特に、A剤
またはB剤の少なくとも一方に界面活性剤が含ま
れている場合は、発泡力が増すと共に生成する気
泡が安定となり、上記の発泡効果がさらに増進さ
れる。 以上の説明からも明らかなように、本発明の2
剤型発泡性洗浄剤組成物は硬表面全般に有効であ
つて、カビの生えた面や、傾斜面、垂直面などの
洗浄剤の流れやすい部位や、あるいは、凹部、隅
部、管内部などの洗浄しにくい部位に特に有効で
ある。具体的には、トイレ用洗浄剤、カビ除去
剤、換気扇汚れ除去剤、排水管クリーナーとして
好適であり、特に排水管クリーナーとして効果的
である。 本発明の洗浄剤組成物中には、さらにA剤およ
び/またはB剤中に、芒硝、炭酸ソーダ、食塩、
三リン酸ソーダ、二リン酸ソーダ、トリポリホス
フエート、ピロカリホスフエートなどの増量剤、
着色剤、香料、殺菌剤、キレート剤、活性化剤、
アルカリ剤、あるいはその他の洗浄剤に通常添加
される添加物を添加することができる。これら添
加物は、A剤およびB剤の安定性や機能を損なわ
ないように添加されることが好ましく、たとえば
キレート剤や活性化剤はA剤中に添加することが
好ましい。以下、実施例を挙げて本発明をさらに
詳細に説明する。 実施例 1 下記の組成物を作成し、台所汚垢の洗浄力およ
び防臭効果を評価し、その結果を第1表にまとめ
た。 (1) 組成物1(本発明品) A剤:過酸化水素 5wt% 塩化ベンザルコニウム 2wt% ジヒドロミルセノール 1.0wt% 水 92wt% B剤:次亜塩素酸ソーダ 5wt% 苛性ソーダ 2wt% 水 93wt% (2) 組成物2(本発明品) A剤:過酸化水素 5wt% ソフタノール90 5wt% 〔2級アルコールEO付加物(EO=
9)〕 ゲラニオール 0.5wt% テルピネオール 0.5wt% 水 89wt% B剤:高度サラシ粉 90wt% 苛性ソーダ 2wt% 芒 硝 8wt% (3) 組成物3(本発明品) A剤:過炭酸ソーダ 85wt% ソフタノール90 5wt% ソーダ灰 2wt% 芒 硝 7wt% ミルセノール 0.2wt% メントール 0.6wt% リナロール 0.2wt% B剤:次亜塩素酸ソーダ 5wt% 苛性ソーダ 2wt% 水 93wt% (4) 組成物4(本発明品) A剤:過炭酸ソーダ 85wt% 塩化ベンザルコニウム 5wt% ソーダ灰 .2.5wt% 芒 硝 6wt% ミルセノール 0.5wt% メントール 0.5wt% 水 0.5wt% B剤:高度サラシ粉 90wt% 苛性ソーダ 2wt% 芒 硝 8wt% (5) 組成物5(比較例) 過炭酸ソーダ 40wt% トリポリリン酸ソーダ 20wt% 芒 硝 40wt% (6) 組成物6(比較例) 次亜塩素酸ソーダ 5wt% 塩化ベンザルコニウム 2wt% 苛性ソーダ 2wt% ミルセノール 0.5wt% メントール 0.5wt% 水 90wt% (7) 組成物7(比較例) A剤:過酸化水素 5wt% 水 95wt% B剤:次亜塩素酸ソーダ 5wt% NES−D 2wt% 〔ポリオキシエチレンノニルフエニルエ
ーテルスルホネート(EO=10)〕 苛性ソーダ 2wt% 水 91wt% (8) 市販品A スルフアミン酸 40 炭酸ソーダ 15 芒 硝 42 水 分 3 (9) 市販品B 塩素化炭化水素 90 (トリクロルエタン) 界面活性剤 10 (POEアルキルフエノール) (10) 市販品C 酵素微生物 (特公昭38−26465号記載の清浄剤) 洗浄力の評価方法 50°DHの硬水20Kgに粉石けん200g、天ぷら油
100g、可溶性でんぷん50g、ゼラチン20gおよび
無機汚垢(粘土鉱物)40gを添加してよく混合し
たものを、循環ポンプを用いて内径2cmの透明な
塩化ビニールホース内を循環させた。20〜24時間
循環させると塩化ビニール内壁全面にモデル汚垢
が堆積し、これはもはや水洗だけでは殆ど除くこ
とができない。このホースを適当な長さに切り、
評価汚垢として用いた。 上記のホースを家庭用流し台の排水口に取付け
て洗浄力を評価した。 組成物1,7はA剤、B剤50gを別々に排水口
に注入して混合し、所定時間後に水を流した。 組成物2はB剤50gを排水口の囲りにまわるく
散布し、A剤50gをB剤の囲りに注ぎ少量の水で
ホース内に流し込み、所定時間後に水を流した。 組成物3はA剤50gを排水口の囲りにまわるく
散布し、B剤50gをA剤の囲りに注ぎ、少量の水
で流し込み、所定時間後に水を流した。 組成物4はA剤およびB剤50gづつを排水口の
囲りに散布し、水100mlをまわりから流し込み、
所定時間後に水を流した。 組成物5、市販品A,Cは100gを排水口の囲
りに散布し、水100mlをまわりから流し込み、所
定時間後に水を流した。 組成物6、市販品Bは100gを排水口に注ぎ込
み、所定時間後に水を流した。 ◎ 60〜100%除去 ○ 30〜60%除去 △ 10〜30%除去 × 10%以下(殆ど除去されない) 防臭力評価方法 実際の台所汚垢(無機成分:5%、有機成分:
15%、水分:80%)が0.2g/3cm2付着した塩化ビ
ニールホースを、3cm2各組成物(総量10g)で処
理し10分放置後、水100mlで濯いだものをサンプ
ルとし、所定時間後、専門パネラー3名による官
能法により評価を行なつた。 ◎……悪臭がない ○……殆ど悪臭がない △……わずかに悪臭がある ×……極めて悪臭が強い
【表】
【表】 実施例 2 モデル浴室汚垢を用いる他は実施例1と同様に
して洗浄力ならびに防臭力を評価し、その結果を
第2表に示した。 浴室汚垢 50°DHの硬水20Kgに粉石けん200g、脂肪酸(オ
レイン酸/ステアリン酸=60/40)100g、ゼラ
チン50gおよび無機汚垢(関東ローム層表土)
50gを添加、混合する他は台所汚垢と同様にして
ホースを調製した。
【表】 実施例 3 浴室、台所流し台、洗面所、トイレなどの排水
口から異臭が発生したり、詰つたりしている家庭
22軒を対象にして、下記の組成物8を使つて評価
してもらつた。 組成物 8 A剤:過酸化水素 5wt% 塩化ベンザルコニウム 2wt% メントール 0.3wt% ミルセノール 0.2wt% リナロール 0.3wt% ゲラニオール 0.2wt% 水 92wt% B剤:次亜塩素酸ソーダ 6wt% 苛性ソーダ 2wt% ソフタノール90 2wt% 水 90wt% 就寝前に上記A剤およびB剤を50g排水口に流
入時に混合し、そのまま翌朝まで水を流さないで
おく。翌朝、水を充分流し、その後の異臭の有
無、流れの具合を判定し、その結果を第3表に示
した。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 無機過酸化物を含み有効酸素量が0.25〜25%
    酸素系酸化剤組成物またはその水溶液をA剤と
    し、次亜塩素酸塩を含み有効塩素量が0.25〜60%
    の塩素系酸化剤組成物またはその水溶液をB剤と
    し、且つ、上記A剤およびB剤の少なくともいず
    れか一方に界面活性剤が含まれ、さらにA剤およ
    び/またはB剤中にテルペンアルコール、環状テ
    ルペンアルコールおよびそれらの誘導体から選ば
    れる一種以上のアルコール化合物を含有せしめた
    ことを特徴とする2剤型の発泡性硬表面洗浄剤組
    成物。
JP11977883A 1983-07-01 1983-07-01 発泡性硬表面洗浄剤組成物 Granted JPS6013897A (ja)

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JP11977883A JPS6013897A (ja) 1983-07-01 1983-07-01 発泡性硬表面洗浄剤組成物

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JPS6013897A JPS6013897A (ja) 1985-01-24
JPH0429719B2 true JPH0429719B2 (ja) 1992-05-19

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