JPH0429705Y2 - - Google Patents

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JPH0429705Y2
JPH0429705Y2 JP1986176997U JP17699786U JPH0429705Y2 JP H0429705 Y2 JPH0429705 Y2 JP H0429705Y2 JP 1986176997 U JP1986176997 U JP 1986176997U JP 17699786 U JP17699786 U JP 17699786U JP H0429705 Y2 JPH0429705 Y2 JP H0429705Y2
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JP
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grass
collection container
wheels
grass collection
vehicle body
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JP1986176997U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、草刈機の集草容器装置に関するも
のである。
(ロ) 従来の技術 車体がわの保持部に着脱できる取付部を備えた
集草容器に車輪を設け、該車輪の接地状態におい
て集草容器を車体に装着できるようになつた草刈
機の集草容器装置が知られている(例えば、特開
昭60−237907号公報参照)。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 従来の技術に述べた集草容器装置は、車輪の接
地転動でもつて集草容器を移動させて、集草容器
がわの取付部を車体がわの保持部に係合させて装
着することができるけれども、集草容器を車体に
装備した後においても、車輪が接地し続けるもの
であつたから、次のような問題点があつた。
即ち、従来のものにあつては、集草容器の車輪
が接地した状態で車体が進行するので、車体進行
方向において地面に凹凸があると、集草容器にこ
じれ力が作用して集草容器および車体への取付部
に過大な負荷がかかることになり、さらに、車体
を左又は右に転向する場合にも上記車輪が接地し
た儘で追従するから、集草容器および車体への取
付部に横ネジリの過大負荷がかかり、また、集草
容器の車輪によつて刈跡地が荒されるといつた問
題点があつた。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、集草容器をそ
れに設けられる車輪の接地転動でもつて移動させ
ることにより操作容易に車体がわの保持部に着脱
できるものでありながら、車体の進行を良好に行
なうことができ、刈跡地を荒すことがないように
改良した草刈機の集草容器装置を提供することに
あり、さらに、上記車輪を非接地位置に引上げる
操作が簡単で、集草容器からの刈草排出をも省力
的に行うことができるようにすることである。
(ニ) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案における草刈
機の集草容器装置は、車輪を備えた集草容器に車
体への取付部を設けると共に、車体がわに前記取
付部を支受する保持部を設け、これらの取付部と
保持部を、上記車輪の転動で集草容器を移動させ
て合致させることができるように対応装設し、集
草容器を車体に装着した状態において、車輪を非
接地位置に引上げ可能に構成している。
また、車輪をスイングフレームの下部に枢支す
るとともに、その車輪枢支部よりも上方において
スイングフレームに横設される横軸を中心として
スイングフレームに対し相対回動可能に集草容器
を装備した草刈機の集草容器装置としている。
(ホ) 作用 集草容器を車体に取り付ける場合、あるいは車
体から取り外す場合には、集草容器の車輪を接地
させ、その車輪の転動によつて集草容器を移動さ
せて、集草容器の取付部を車体がわの保持部に合
致または車体がわの保持部から集草容器の取付部
を離脱することができ、集草容器を装着した状態
においては、集草容器の車輪を非接地位置に引上
げて作業すればよい。
そして、下部に車輪を備えたスイングフレーム
に対し横軸中心で相対回動可能ならしめて集草容
器を装備する場合には、スイングフレームを揺動
する極く簡単な操作でもつて非接地位置への車輪
の引上げをすることができ、さらに、集草容器か
らの刈草排出は、スイングフレームに対し横軸中
心で集草容器を回倒させることにより省労力に行
なうことができる。
(ヘ) 実施例 次に、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図および第2図において、1は草刈機を示
しており、2は草刈機1の後部に装設した集草部
である。なお、図示の草刈機1は、乗用型になつ
ているが、歩行型であつても差し支えない。
3は、車体4の下方に配設した刈取部で、これ
の刈草放出口と、集草部2を構成する集草カバー
5の刈草入口とをシユーター6により連通させて
いる。
7は後部駆動輪、8は操縦座席である。
また、9は車体4に設けられる保持部で、図示
のものは、集草カバー5を下方から支持するガイ
ドレールに形成されており、車体4の後端に立設
した左右の支持フレーム10,10aにより固定
してある。
10bは、ガイドレール9の前部を支持する補
助フレームである。
前記ガイドレール9には並行する二つの溝9
a,9aを形成し、これら溝9a,9a内に、集
草容器11がわに設けられる取付部である、上部
開口に固定した側部口金12,12aが後方から
前方へ向けて嵌入するようにしてあり、しかも、
溝9a,9a及び側部口金12,12aのそれぞ
れの側面視形状が前方から後方へ向けて漸次巾広
となるようにし、また、溝9a,9a内に側部口
金12,12aを完全に嵌入させた状態で側部口
金12,12aが前後方向移動しないように係止
するためのバツクル13を設けると共にこのバツ
クル13をワンタツチで後部口金12bに対し係
脱自在なように構成し、もつて、集草容器11を
草刈機1に対し、取外し自在なように構成してあ
る。
前記集草容器11は、布製袋、樹脂製ボツクス
等、適宜なものであつて差し支えない。
14は、集草容器11の底部に固設した下部把
手である。
15,15は、集草容器11の下部に装設され
る車輪で、図示のものはキヤスター輪になつてお
り、その接地転動で、草刈機1から取り外した集
草容器11を移動できるように構成してある。
この具体例を詳述すると、二つの各支持部材1
6,16を、その一端を各ガイドレール12,1
2aに固定した状態で垂下させ、それぞれの他端
に、周面に複数の係合孔17……を穿孔したリン
グ体18と、図示しない単なるリング体とを固着
し、一方のリング体18と他方のリング体の各中
心穴に横軸19を回動自在に挿し渡し、且つ、こ
の横軸19の両端に側面視く字状のスイングフレ
ーム20の中間突出部先端20a,20aを固着
するとともに、スイングフレーム20の一方の側
片20bに沿つて、バネ21により中間突出部先
端20aへ向けて付勢したロツクレバー22を設
け、これの先端を前記係合穴17……に選択的に
嵌入係合させ得るように成し、さらにスイングフ
レーム20の下辺20cの各側にキヤスター状の
車輪15,15をそれぞれ回動自在に設けてあ
る。
そして、スイングフレーム20の上辺20dを
把手として機能させるとともに、下辺20cに設
けた突起部20fをスタンドとして機能させるよ
うにしてある。
ついで、上記のように構成する装置の作用を説
明する。
刈取部3で刈り取られた刈草は、シユーター6
を通つた後、集草カバー5に案内されて集草容器
11内に集積される。そして、集草容器11が刈
草で満杯になつたときに、作業者は、それまで先
端がリング体18の係合穴17……に嵌入してい
たロツクレバー22をバネ21の付勢力に抗して
引上げるとともに、スイングフレーム20をその
上辺20dを持つて横軸19の廻りに下方回動さ
せ、車輪15,15を接地させるかもしくは接地
に近い位置にまで降下させ、続いてロツクレバー
22を開放してその先端を再度係合穴17……に
嵌入させるようにする。これにより、スイングフ
レーム20の位置が固定され、車輪15,15は
定位置化する。
次に、スイングフレーム20の上辺20dを手
で支えた状態にしておいて、バツクル13を開放
しかつ退避させ、続いて、スイングフレーム20
の上辺20dを持つて、集草容器11を後方へ引
つ張り出せば、集草容器11は車輪15,15に
より支持されながら後方へ移動し、第1図に示す
位置nにまで達する。
すなわち、作業者は、何ら集草容器11の持ち
上げ操作を要せずして草刈機1から集草容器11
を取り外すことができるのである。
このようにして取り外した後、集草容器11を
車輪15,15の接地転動によつて必要な場所に
移動させ、突起20fをスタンドとして集草容器
11を地面に起立させ、該起立状態においてロツ
クレバー22を引き出し、集草容器11を第3図
2点鎖線の態様に回倒させて、内部の刈草を排出
する。
刈草排出を終えたならば、集草容器11を元の
位置に復帰させ、集草容器11を車輪の接地転動
で移動させて、保持部(ガイドレール9)の真う
しろに位置させ、そのまま直進させて取付部(側
部口金12,12a)を保持部(ガイドレール
9)内に嵌入させる。
そして、集草容器11を定位置に位置させると
ともにバツクル13によりワンタツチで固定さ
せ、しかるのち、ロツクレバー22を操作してス
イングアーム20を上昇回動させ、車輪15,1
5を非接地位置に上昇させる。
(ト) 考案の効果 以上のように、本考案における草刈機の集草容
器装置は、車輪15,15を備えた集草容器11
に車体4への取付部12,12aを設けるととも
に、車体4がわに前記取付部12,12aを支受
する保持部9a,9aを設け、これらの取付部1
2,12aと保持部9a,9aを、上記車輪1
5,15の転動で集草容器11を移動させて合致
させることができるように対応装設し、集草容器
11を車体4に装着した状態において、車輪1
5,15を非接地位置に引上げ可能なものに構成
しているから、集草容器11を車体4に取り付け
る場合あるいは車体から取り外す場合には、集草
容器11の車輪15,15を接地させ、その転動
によつて集草容器を移動させながら取付部を車体
がわの保持部に合致、または車体がわの保持部か
ら取付部を離脱することができ、集草容器11の
着脱作業を省労力に行なうことができる。
また、集草容器11を車体4に装備しての走行
時には、車輪15,15を非接地位置に引き上げ
て、地面の凹凸部など干渉することがないように
運行できるので、地面の凹凸に遭遇した時や車体
転向の際などに集草容器および車体への取付部に
過大な負荷が及ぼされるようなことが一切なくな
り、車体転向時に車輪によつて刈跡地が荒される
といつたことがなくなり、さらに、車輪15,1
5をスイングフレーム20の下部に枢支するとと
もに、その車輪枢支部よりも上方においてスイン
グフレームに横設される横軸19を中心としてス
イングフレーム20に対し相対回動可能に集草容
器11を装備する集草容器装置とすることによつ
て、スイングフレーム20を揺動する極く簡単な
操作でもつて非接地装置への車輪15,15の引
上げを行なうことができ、さらに、集草容器から
の刈草排出を、スイングフレームに対し横軸19
中心で集草容器11を回倒させる簡易操作で省労
力に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は草刈機の後部と集草容器との関係を示
す側面視説明図、第2図は集草部の斜視図、第3
図は集草容器を起立させた状態を示す説明図であ
る。 4……車体、9,9a……保持部、11……集
草容器、12,12a……取付部、15……車
輪、20……スイングフレーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 車輪15,15を備えた集草容器11に車体
    4への取付部12,12aを設けると共に、車
    体4がわに前記取付部12,12aを支受する
    保持部9a,9aを設け、これらの取付部1
    2,12aと保持部9a,9aを、上記車輪1
    5,15の転動で集草容器11を移動させて合
    致させることができるように対応装設し、集草
    容器11を車体4に装着した状態において、車
    輪15,15を非接地位置に引上げ可能に構成
    してあることを特徴とする草刈機の集草容器装
    置。 2 上記車輪15,15がスイングフレーム20
    の下部に枢支され、集草容器11が前記車輪枢
    支部よりも上方においてスイングフレーム20
    に横設される横軸19を中心としてスイングフ
    レーム20に対し相対回動できるように取り付
    けられている請求項1記載の草刈機の集草容器
    装置。
JP1986176997U 1986-11-17 1986-11-17 Expired JPH0429705Y2 (ja)

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JP1986176997U JPH0429705Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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JPS6380928U JPS6380928U (ja) 1988-05-27
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018123589A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 本田技研工業株式会社 作業機
WO2018123593A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 本田技研工業株式会社 作業機

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WO2018123589A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 本田技研工業株式会社 作業機
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CN110121259A (zh) * 2016-12-26 2019-08-13 本田技研工业株式会社 工作设备

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JPS6380928U (ja) 1988-05-27

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