JPH04296906A - Cad/cam装置 - Google Patents

Cad/cam装置

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JPH04296906A
JPH04296906A JP3034332A JP3433291A JPH04296906A JP H04296906 A JPH04296906 A JP H04296906A JP 3034332 A JP3034332 A JP 3034332A JP 3433291 A JP3433291 A JP 3433291A JP H04296906 A JPH04296906 A JP H04296906A
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cad
curve
shape
closed curve
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Tomoko Kato
智子 加藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加工形状を描いた原
稿を読み取ってNCデータを生成するCAD/CAM装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図77は、従来のCAD/CAM装置7
71の機能ブロック図である。1は、塗りつぶした図形
として加工形状を描いた塗りつぶし原稿を読み取って、
2値化データを得る図形読取手段である。2は、2値化
データから加工形状のアウトライン曲線を線分や円弧で
定義されるベクトルデータに変換するアウトラインベク
トル化手段である。5は、ベクトルデータを連結情報等
と共に形状データとして記憶する形状データ記憶手段で
ある。6は、形状データを画面にグラフィック表示する
形状データ表示手段である。7は、作業者の変形指示に
応じて形状データを変更する形状変形手段である。8は
、作業者の移動・反転・拡大・縮小・消去等の編集指示
に応じて形状データを変更する形状編集手段である。 35は、形状データを保存したり呼び出したりする形状
データ保存呼び出し手段である。36は、ディスク装置
等の形状データファイルである。
【0003】15は、形状データを指定値だけ外側もし
くは内側へオフセットする形状データオフセット手段で
ある。16は、オフセットしたる形状データすなわちオ
フセットデータを記憶するオフセットデータ記憶手段で
ある。41は、加工条件を記憶する加工条件記憶手段で
ある。42は、加工条件を作業者が設定するための加工
条件設定手段である。24は、設定された各種の条件を
画面に表示する各種条件表示手段である。29は、表示
条件を記憶する表示条件記憶手段である。30は、作業
者が表示条件を設定するための表示条件設定手段である
。20は、オフセットデータや加工条件に基づいてNC
データを生成するNCデータ生成手段である。
【0004】21は、生成されたNCデータを記憶する
NCデータ記憶手段である。37は、NCデータを1ブ
ロックずつ読み出して解析しチェックするNCデータチ
ェック手段である。39は、工具軌跡をグラフィック表
示する工具軌跡グラフィック表示手段である。40は、
工具中心座標及びNCデータブロックをキャラクタ表示
する工具中心座標及びNCデータブロック表示手段であ
る。図78は、塗りつぶし原稿を読み取ってから形状デ
ータに変換して記憶・表示するまでの手順を示すフロー
チャートである。塗りつぶし原稿を光学読取装置のよう
な原稿読取手段1で読み取り、2値化データとする(ス
テップ1A)。2値化データからアウトラインベクトル
化手段2によって塗りつぶし領域のアウトライン曲線を
ベクトルベクトルデータすなわち線分円弧データに変換
する(ステップ2A)。直線円弧データを連続化し、閉
曲線データにする(ステップ3A)。閉曲線データ化し
た直線円弧データを形状データとして形状データ記憶手
段5に記憶すると共に、形状データ表示手段6により画
面に表示する(ステップ4A)。
【0005】図79は、形状変形手段7により形状デー
タを変更する手順を示すフローチャートである。変形対
象曲線を図80に示すようにして選択する(ステップ1
B)。変形対象曲線の構成点の中から変形開始点と終了
点を図81に示すa4,a7のように選択する(ステッ
プ2B)。所望曲線を構成する構成点を図82に示すb
1〜b3のように入力し、最後に変形終了の指示を入力
する(ステップ3B)。変形開始点と終了点の間の元の
構成点を新たに入力された構成点に置換し、変形後の曲
線の構成点を再構築する(ステップ4B)。予め指示さ
れていた補間方法により再構築した構成点から新たな曲
線を生成すると共に図83のように表示する(ステップ
5B)。
【0006】図84は、形状編集手段8により移動操作
で形状データを変更する手順を示すフローチャートであ
る。編集対象形状を図85に示すようにして指示する(
ステップ1C)。編集基点を図86に示すE1のように
指示する(ステップ2C)。基点の移動後の位置を図8
6に示すE2のように指示する(ステップ3C)。編集
基点を移動する演算子を図87に示すxa,yaのよう
に求める(ステップ4C)。編集対象形状の各要素を前
記演算子で図88に示すように演算して移動後の位置を
求め、編集後の形状データを得る(ステップ5C)。 編集後の形状を図89のように表示する(ステップ6C
)。
【0007】図90は、形状データからNCデータを生
成する手順を示すフローチャートである。形状データは
図91に示すような曲線データであり、どこを加工する
のか分からない。そこで、島池関係を指示する(ステッ
プ1D)。すなわち、池曲線とその池曲線に含まれる島
曲線のペアを指示する。池曲線とは、該曲線の内側を加
工する性質の曲線である。島曲線とは、外曲線の外側を
加工する性質の曲線である。例えば図92に示す斜線部
を加工するなら、図91に示すL1を池曲線、曲線S1
,S2を島曲線として指示する。
【0008】次に、加工条件を設定する(ステップ2D
)。次に、形状データオフセット手段15により、池曲
線は該曲線の内側を正として工具補正量だけオフセット
し、島曲線は該曲線の外側を正として工具補正量だけオ
フセットし、オフセットデータを求める(ステップ3D
)。
【0009】次に、指定されている加工タイプに従って
加工経路を生成する(ステップ4D)。ステップ3D,
4Dを全ての池曲線について行なう。その後、工具プリ
セットブロック,早送りブロック,工具送り速度加工情
報を付加して、NCデータとする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のCAD/C
AM装置771では、次のような問題点がある。
【0011】(1)塗りつぶし原稿における塗りつぶし
領域は通常は加工部である。つまり、塗りつぶし原稿は
加工部がどこであるかの情報を含んでいる。ところが、
形状データは曲線データであり、前記加工部がどこであ
るかの情報が捨てられている。このため、オフセットデ
ータを作成するときに池島関係を改めて指示しなければ
ならず、操作に無駄がある。
【0012】(2)塗りつぶし原稿における塗りつぶし
領域内に含まれる非塗りつぶし領域やその非塗りつぶし
領域内に含まれる塗りつぶし領域などから複数のアウト
ライン曲線が得られる。これらアウトライン曲線は密接
な関係にあるが、形状データではそれら曲線間の関係情
報が捨てられている。このため、密接な関係にある曲線
群を一括して編集対象とする場合には、改めて曲線群を
グループ指定しなければならず、操作に無駄がある。
【0013】(3)形状変形において、補間方法を予め
指定する必要があり、操作が煩雑である。
【0014】(4)NCデータを生成するための加工条
件中にはNCの種類に依存しない加工条件と依存する加
工条件とがある。ところが、NCの種類に依存しない加
工条件でも、NCの種類毎に設定しなければならず、操
作に無駄がある。
【0015】(5)生成したNCデータで加工経路が干
渉する場合があるが、この干渉を生じた場合の対応が不
充分である。
【0016】この発明は、上記(1)〜(5)の問題点
を解決したCAD/CAM装置を提供することを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】
【0018】この発明は、加工形状を描いた図面原稿を
読み取り、曲線を抽出して形状データを作成し、その形
状データからNCデータを生成するCAD/CAD装置
において、ある曲線に対してその曲線を内部に含むよう
な関係にある閉曲線を検索し、前記関係にある曲線群を
一つのユニットデータとして結びつける情報を生成し、
形状データに付加するネスト判定手段を具備したことを
特徴とするCAD/CAD装置を提供する。
【0019】この発明は、加工形状を描いた図面原稿を
読み取り、曲線を抽出して形状データを作成し、その形
状データからNCデータを生成するCAD/CAD装置
において、図面原稿の塗りつぶし領域の外側閉曲線と内
側閉曲線とを抽出し、これらの閉曲線の外側/内側を示
す包含関係情報を生成し、形状データに付加する包含関
係判定手段を具備したことを特徴とするCAD/CAD
装置を提供する。
【0020】この発明は、編集対象形状に対して設定さ
れた基点を,指示された移動位置へ移動する演算式によ
って、編集対象形状を移動する編集機能を有するCAD
/CAD装置において、基点候補の性質を指定する基点
候補性質指定手段と、指定された基点候補の性質から位
置を算出しその位置に基点を設定する基点設定手段とを
具備したことを特徴とするCAD/CAD装置を提供す
る。
【0021】この発明は、上記CAD/CAM装置にお
いて、ユニットデータの最も大きい閉曲線を含むような
閉曲線が追加されたときに、その追加された閉曲線を元
のユニットデータに組み入れるネスト判定変更手段を具
備したことを特徴とするCAD/CAD装置を提供する
【0022】この発明は、上記CAD/CAM装置にお
いて、外側閉曲線の外側に閉曲線が追加されたときに、
外側閉曲線と内側閉曲線の包含関係をキャンセルし、追
加された閉曲線を新たな外側閉曲線とし元の外側閉曲線
を新たな外側閉曲線と包含関係にある内側閉曲線とする
包含関係変更手段を具備したことを特徴とするCAD/
CAD装置を提供する。
【0023】この発明は、入力された点列を補間により
結んで曲線を定義する曲線定義機能を有するCAD/C
AD装置において、入力する点の種類を指定する点種指
定手段と、入力された点の種類と入力された順序とから
所定のルールによって補間方法を自動決定する補間方法
自動決定手段とを具備したことを特徴とするCAD/C
AD装置を提供する。
【0024】この発明は、入力された点列を補間により
結んで曲線を定義する曲線定義機能を有するCAD/C
AD装置において、入力する点の種類を指定する点種指
定手段と、入力された点の種類と入力された順序とから
所定のルールによって補間方法を自動決定する補間方法
自動決定手段とを具備したことを特徴とするCAD/C
AD装置を提供する。
【0025】この発明は、入力された点列を補間により
結んだ曲線によって元の曲線の一部を置換する変形機能
を有するCAD/CAD装置において、置換可能な元の
曲線の部分が複数あるとき置換可能な候補が複数あるこ
とを表示する候補表示手段と、それらの候補の一つを作
業者が選択するための選択手段とを具備したことを特徴
とするCAD/CAD装置を提供する。
【0026】この発明は、形状データからNCデータを
生成するCAD/CAD装置において、NCデータを生
成するために参照する加工条件のうちNCの機種に依存
しない加工条件を設定する機種独立の加工条件設定手段
と、NCの機種に依存する加工条件を設定する機種依存
の加工条件設定手段とを独立に具備したことを特徴とす
るCAD/CAD装置を提供する。
【0027】この発明は、加工形状曲線を工具補正量だ
けオフセットしたオフセット曲線を生成する機能を有す
るCAD/CAD装置において、生成したオフセット曲
線についての干渉判定を行って干渉を回避するようにオ
フセット曲線を変更する干渉回避手段を具備したことを
特徴とするCAD/CAD装置を提供する。
【0028】この発明は、上記CAD/CAD装置にお
いて、干渉回避後のオフセット曲線について包含関係を
再構築する包含関係変更手段を具備したことを特徴とす
るCAD/CAD装置を提供する。
【0029】この発明は、NCデータを1ブロックづつ
読み取って画面に表示すると共にそのNCデータから算
出される工具軌跡を画面にグラフィック表示する機能を
有するCAD/CAD装置において、画面に表示された
NCデータを校正するNCデータ校正手段と、校正後の
NCデータから算出される工具軌跡を画面にグラフィッ
ク表示する工具軌跡グラフィック表示手段とを具備した
ことを特徴とするCAD/CAD装置を提供する。
【0030】この発明は、上記CAD/CA装置におい
て、包含関係に基づいて閉曲線が外側閉曲線か内側閉曲
線かを判定し、外側閉曲線ならその内側にオフセット曲
線を生成し、内側閉曲線ならその外側にオフセット曲線
を生成する形状データオフセット手段を具備したことを
特徴とするCAD/CAM装置を提供する。
【0031】この発明は、加工面における工具の回転方
向と工具の進行方向の関係が一定になるように工具軌跡
を生成するNCデータ生成手段を具備してなるCAD/
CAM装置を提供する。
【0032】この発明は、塗りつぶし原稿を図形読取装
置で読取る手段と、読取ったデータから塗りつぶし図形
のアウトラインを連続化したベクトルデータで構成され
る閉曲線データに変換する手段と、必要な情報を入力す
るキーボードと、各情報を画面表示するCRTを画面上
の任意の位置にカーソルを移動させて情報を入力手段と
を備え、読み取ったベクトルデータをNCデータに変換
するCAD/CAD装置において、読み取った閉曲線デ
ータが塗りつぶしの外側閉曲線かを判定する手段と、塗
りつぶし図形のネストを判定する手段と、前記両判定結
果を閉曲線データに付加した形状データを記憶する手段
と、該ネストの外側閉曲線が包含される様な外枠を定義
し、塗りつぶし領域と塗りつぶし領域以外の領域が反転
する様な形状データに変更する手段と、該ネストの最外
側の外側閉曲線に包含される閉曲線群単位で編集操作す
る手段と、該ネストの最外側の外側閉曲線に包含される
閉曲線群単位でデータのマージ処理をする手段と、編集
操作及び外枠定義手段により壊された前記外側内側判定
及びネスト判定を構築しなおす手段と、編集操作時の基
点を任意位置を指定して決める方法と基点の性質を指定
して決める方法を備え、設定された基点を記憶する手段
と、記憶された基点を読み出す手段と、形状データの幾
何学形状を変形する手段と、塗りつぶし領域の外側内側
判定及び閉曲線間のネスト判定データから加工情報と形
状データのつなぎあわせ及び加工情報の自動判定をする
手段と、工具補正値によるオフセット曲線間の干渉回避
処理手段と、干渉回避処理により分割及び統合された閉
曲線間の包含関係及びネスト判定手段と、出力機種依存
の加工情報と出力機種独立の加工情報を分けてそれぞれ
名称付で登録する手段と、NCデータ生成とは独立に前
記出力機種独立の加工情報及び出力機種依存の加工情報
をNC生成時に参照できるデフォルトデータとして記憶
する手段と、前記出力機種依存の加工情報データは、ル
ール化されたプロセッサファイルの性質をもちプログラ
ムレスで各種加工機対応の加工情報を入力する手段と、
NC生成時の加工軌跡表示条件を設定する手段と、該条
件をデフォルトデータとして記憶する手段と、NC生成
時に出力機種依存の加工条件及び独立の加工条件及び表
示条件の核デフォルトデータを参照してNCデータを生
成し、CRT上に加工軌跡及びNCデータブロック及び
工具中心座標を表示する手段と、生成されたNCデータ
を1ブロックずつ解析して工具軌跡のグラフィック表示
データにする手段と、該1ブロックデータをキャラクタ
編集する手段と、編集された1ブロックデータをグラフ
ィック表示データに反映する手段と、編集された1ブロ
ックデータをNCデータとして再登録する手段をかね備
えたCAD/CAM装置を提供する。
【0033】この発明は、前記形状変形手段において、
曲線群の中から変形対象の曲線を選択したときに選択点
を変形開始点とする手段と、座標値の入力だけにより要
素の性質すなわち円弧、線分等を区別して指定する手段
と、変形結果が複数ある場合は、その中から所望の結果
を選択する手段と、変形形状を構成する構成点を入力す
る手段と、曲線上の任意の位置に点を生成して前記構成
点にする手段と、構成点での接線ベクトルを指定する手
段と、元の構成点の数に無関係に変形開始点から終了点
までの点列を入力できる手段とを備えたCAD/CAM
装置を提供する。
【0034】
【作用】この発明における読み取った閉曲線データが塗
りつぶしの外側閉曲線か内曲線かを判定する手段及び塗
りつぶし図形のネストを判定する手段及びそれによる外
内判定方含情報記憶手段は、塗りつぶし原稿の構成を編
集操作する場合に塊りとして操作される及び編集操作に
よる該外側内判定及び包含情報の崩壊をふせぐ。
【0035】形状変形手段は読み取った原稿の幾何学的
形状を変更したい場合に自由曲線の特徴を生かした変形
操作ができる。
【0036】NC生成時の加工軌跡の自己干渉回避手段
及び相互干渉回避手段は加工軌跡生成時の人手処理を軽
減する。
【0037】前記外内判定包含情報判定手段は、NC生
成時の加工情報と形状情報のつなぎあわせの人手を軽減
する。
【0038】出力機種依存のルール化されたプロセッサ
情報登録及び呼び出して各機種対応のNCデータを生成
する手段は、出力機種毎にプログラムを作成して対応す
るNC生成処理を実行するのではなく、出力機種対応の
NCのデータ変換時の特徴情報をルール化したプロセッ
サ情報として記述したデータをもつことにより、NCデ
ータ生成時に指定プロセッサ情報を参照しながらプログ
ラムレスで各機種対応のNCデータを生成することがで
きる。
【0039】点の列を入力して図形変形をする場合、座
標値入力という同一操作だけで図形の性質も指定したこ
とになり、操作の簡便さが図られる。
【0040】
【実施例】以下、図に示す実施例について説明する。図
1は、この発明の一実施例のCAD/CAM装置100
0の構成図である。なお、図77に示す従来のCAD/
CAM装置771における符号と同じ符号を付した構成
要素は従来の構成要素と同様のものであり、一部説明を
省略している。
【0041】3は、アウトライン曲線が塗りつぶし領域
の外側か内側かにより曲線間の包含関係をを判定する包
含関係判定手段である。
【0042】4は、閉曲線のネストを判定するネスト判
定手段である。
【0043】5は、ベクトルデータを連結情報等と共に
形状データとして記憶する形状データ記憶手段である。 6は、形状データを画面にグラフィック表示する形状デ
ータ表示手段である。7は、作業者の変形指示に応じて
形状データを変更する形状変形手段である。8は、作業
者の移動・反転・拡大・縮小・消去等の編集指示に応じ
て形状データを変更する形状編集手段である。
【0044】9は、指定閉曲線を包含する外枠を定義す
る外枠定義手段である。
【0045】10は、形状データをマージするマージ手
段である。
【0046】11は、形状編集手段8や外枠定義手段9
やマージ手段10に連動して閉曲線間の包含関係および
ネスト判定を変更する包含関係ネスト判定変更手段であ
る。
【0047】12は、形状編集時の基点を設定するため
の基点設定手段である。14は、設定された基点を記憶
する基点記憶手段である。13は、記憶された基点を取
り出す基点とりだし手段である。
【0048】35は、形状データを保存したり呼び出し
たりする形状データ保存呼び出し手段である。36は、
ディスク装置等の形状データファイルである。
【0049】15は、形状データを指定値だけ外側もし
くは内側へオフセットする形状データオフセット手段で
ある。16は、オフセットしたる形状データすなわちオ
フセットデータを記憶するオフセットデータ記憶手段で
ある。
【0050】17は、オフセットデータ間の干渉をチェ
ックし干渉を回避した干渉回避後データを生成する干渉
回避手段である。18は、干渉回避後データを記憶する
干渉回避後データ記憶手段である。19は、干渉回避後
データについて閉曲線の包含関係を変更する包含関係変
更手段である。
【0051】22は、NCの種類に依存しない加工条件
を登録しておく出力機種独立の加工条件記憶手段である
。23は、NCの種類に依存しない加工条件を登録する
ための出力機種独立の加工条件登録手段である。33は
、NCの種類に依存しない加工条件データを設定した出
力機種独立の加工条件デフォルトデータである。34は
、NCの種類に依存しない加工条件データを設定するた
めの出力機種独立の加工条件設定手段である。
【0052】27は、NCの種類に依存する加工条件を
登録しておく出力機種依存の加工条件記憶手段である。 28は、NCの種類に依存する加工条件を登録するため
の出力機種依存の加工条件登録手段である。25は、N
Cの種類に依存する加工条件データを設定した出力機種
依存の加工条件デフォルトデータである。26は、NC
の種類に依存する加工条件データを設定するための出力
機種依存の加工条件設定手段である。
【0053】31は、干渉チェックするかしないかのデ
ータを設定した干渉チェック有無データファイルである
。32は、干渉チェックするかしないかのデータを設定
するための干渉チェック有無データ設定手段である。 24は、設定された各種の条件を画面に表示する各種条
件表示手段である。29は、表示条件を記憶する表示条
件記憶手段である。30は、作業者が表示条件を設定す
るための表示条件設定手段である。20は、オフセット
データや加工条件に基づいてNCデータを生成するNC
データ生成手段である。
【0054】21は、生成されたNCデータを記憶する
NCデータ記憶手段である。37は、NCデータを1ブ
ロックずつ読み出して解析しチェックするNCデータチ
ェック手段である。
【0055】38は、グラフィック表示により工具軌跡
データを編集する工具軌跡編集手段である。
【0056】39は、工具軌跡をグラフィック表示する
工具軌跡グラフィック表示手段である。40は、工具中
心座標及びNCデータブロックをキャラクタ表示する工
具中心座標及びNCデータブロック表示手段である。
【0057】次に動作について説明する。図2は、塗り
つぶし原稿を読み取ってから形状データに変換して記憶
・表示するまでの手順を示すフローチャートである。光
学読取装置のような原稿読取手段1で図3に示すような
塗りつぶし原稿を読み取り、図4に示すような2値化デ
ータとする(ステップ1A)。2値化データからアウト
ラインベクトル化手段2によって塗りつぶし領域のアウ
トライン曲線をベクトルベクトルデータすなわち図5の
ような線分円弧データに変換する(ステップ2A)。直
線円弧データを連続化し、図6に示すL1〜L4のよう
な閉曲線データにする(ステップ3A)。
【0058】包含関係判定手段3により各閉曲線が塗り
つぶし領域の外側か内側かを判定する(ステップ4E)
。図7に示すV1〜V4,V9〜V12,V13〜V1
6のように外側閉曲線は時計回りのベクトルとし、図7
に示すV5〜V8のように内側閉曲線は反時計回りのベ
クトルとする。閉曲線が塗りつぶし領域の外側か内側か
の関係を包含関係と呼ぶ。
【0059】ネスト判定手段4により各閉曲線がそれよ
り大きな外側閉曲線中に含まれるか否かを判定し、外側
閉曲線とその内部に含まれる閉曲線群とを一つのユニッ
トとして関係付ける(ステップ5E)。各閉曲線がそれ
より大きな外側閉曲線中に含まれるか否かの判定をネス
ト判定と呼ぶ。
【0060】閉曲線データ化した直線円弧データと包含
関係,ネスト判定の結果とを形状データとして形状デー
タ記憶手段5に記憶すると共に、形状データ表示手段6
により画面に表示する(ステップ6E)。
【0061】形状データは、図8に示すようになる。曲
線毎のデータのうち、データ44〜46およびベクトル
の方向が包含関係の情報である。また、曲線間をつなぐ
リンクおよびデータ45がネスト判定の結果の情報であ
る。データ45でいう親閉曲線とは、当該閉曲線を含む
一つ大きな閉曲線をいう。
【0062】以上のように、包含関係の情報を形状デー
タに保存するため、後述するように、オフセットデータ
の生成時に、加工領域を作業者が指定する操作が不要と
なる効果がある。また、ネスト判定の情報を形状データ
に保存するため、後述するように、形状編集時に、一括
して編集対象とする曲線群を作業者が指定する操作が不
要となる効果がある。
【0063】図9は、形状変形手段7により形状データ
を変更する手順を示すフローチャートである。マウス等
により画面の矢印を動かして変形対象曲線を選択する操
作を行う(ステップ1F)。図13に示すように、画面
に表示されている閉曲線のうち、矢印の先端位置Cに最
も近い閉曲線を変形対象として選択する(ステップ2F
)。このとき、図14に示すように、変形対象となった
閉曲線上の点で矢印の先端位置Cに最も近い点Aを、変
形開始位置とする(ステップ3F)。すなわち、変形対
象閉曲線の選択と変形開始点の指示をステップ1Fの1
操作で出来る効果がある。
【0064】次に、所望曲線を構成する点列,必要なら
直前に入力した点における所望曲線の接線ベクトルの角
度,最後に変形終了合図を入力する(ステップ4F)。 入力する点には、元の曲線上の点と,自由な点とがある
。例えば元の曲線上の点は図16に示すようなマウスの
ボタンRを押下して入力し、自由な点はマウスのボタン
Lを押下して入力する。そこで、図17の画面上の点B
を指してマウスのボタンRを押下すると、図18のよう
に点Bから最も近い曲線上の点が入力点bとなり、図1
7の画面上の点Aを指してマウスのボタンLを押下する
と、図18のように点Aが入力点aとなる。また、入力
する点には、通常点と,拘束点とがある。例えば通常点
はクリックにより入力し、拘束点はダブルクリックによ
り入力する。点列が入力されると、図15に示すように
、通常点は「・」で画面に表示し、拘束点は「□」で画
面に表示する(ステップ5F)。接線ベクトルの角度が
入力されると、そのデータを保存する(ステップ6F)
【0065】変形終了合図が入力されると、点列および
接線ベクトルの角度に基づき、次に説明するルールによ
り選択した補間方法で新たな曲線を生成する(ステップ
7F)。ルールは、図15のP3とP4のように、2つ
の拘束点が連続して入力された場合は、該2点間を線分
で結ぶ。図15のP1,P2,P3のように、拘束点,
通常点,拘束点の順に入力された場合は、該3点を円弧
で結ぶ。図3のP4,P5,P6,P7,P8のように
、2つの拘束点の間に2つ以上の通常点を挟んで入力さ
れた場合は、予め設定した補間方法(例えば、2円弧補
間)で該点列を結ぶ。このように、入力された点列の性
質から補間方法を自動的に選択するため、作業者が補間
方法を指定する操作が不要となる効果がある。
【0066】図19に示すように、点P1での接線ベク
トルの角度Tが入力されている場合は、その条件を加味
して曲線の要素e2が生成される。接線ベクトルの角度
が入力されていない場合は、図20に示すように、点P
1が自由端となる曲線が生成される。このように、接線
ベクトルの角度を指定できることから、木目の細かい形
状変形を行うことが出来る効果がある。
【0067】生成した曲線により元の曲線のどの部分を
置換するかについて複数の可能性があるときは、図21
に示すように、置換される可能性のある候補図形部分を
識別可能に画面に表示して、作業者に選択させる。図2
1に示す破線の候補図形部分を置換するように作業者が
選択すると、図22に示す曲線が生成される。一方、図
21に示す一点鎖線の候補図形部分を置換するように作
業者が選択すると、図23に示す曲線が生成される。曲
線上にない点が変形終了位置として入力されたならば、
生成される曲線は開曲線となる。例えば、図24で点P
8’が変形終了位置なら、図25または図26に示すよ
うな曲線が生成される。このように、複数の変形候補図
形が表示され、作業者はそれらの中の一つを選択すれば
よいため、操作が簡単になる効果がある。
【0068】生成した曲線は、画面に表示する(ステッ
プ7F)。
【0069】図27は、形状編集手段8により形状デー
タを変更する場合の手順を示すフローチャートである。 編集対象データに含まれる一つの閉曲線を画面上で選択
する(ステップ1G)。例えば、図28の塗りつぶし原
稿からは図29に示す形状データが得られており、これ
に基づいて図30に示す画面表示がなされているから、
もし「A」の形状データを編集対象とするなら、図31
に示すように、「A」の表示形状中の閉曲線近傍の位置
P1を指示して閉曲線L2を選択する。
【0070】すると、選択された閉曲線の形状データが
検索され(ステップ2G)、その閉曲線のネスト判定の
結果情報に基づいて、密接な関係にある曲線群が抽出さ
れ、その曲線群が編集対象データとされる(ステップ3
G)。密接な関係にある曲線群をユニットデータという
。編集はこのユニットデータを単位に行われる。図31
の閉曲線L2については、図29の形状データを検索し
て、曲線L1,L2をユニットデータとして抽出し、こ
れらを編集対象データとする。つまり、図32の破線で
示す曲線L1,L2が編集対象となる。
【0071】次に、編集対象データの編集基点を決定す
る(ステップ4G)。編集基点は、基点設定手段12で
設定されて編集基点記憶手段14に記憶されているので
、基点とりだし手段13にて取り出す。記憶されている
編集基点は、例えばxy座標原点Gである。
【0072】編集内容が移動なら、次に移動位置を指示
する(ステップ5G)。例えば図33に示すように、点
P1’を移動位置として指示する。すると、編集基点と
移動位置とを結ぶベクトルに沿って編集対象データを移
動する演算により、編集対象データの移動が行われる(
ステップ6G)。例えば図33に示すように、編集基点
がxy座標原点Gで,移動位置が点P1’なら、図34
のように編集対象データの移動が行われる。
【0073】編集内容が回転なら、次に回転角度を指示
すると(ステップ7G)、編集基点を中心として編集対
象データが回転される(ステップ8G)。図35は、x
y座標原点Gを編集基点として回転角度T1の回転が行
われた例である。
【0074】その他の拡大縮小などの編集も同様にして
行われる。
【0075】以上のように、作業者が曲線群をグループ
化する操作を行わなくても、自動的にユニットデータを
単位として形状編集を行えるため、操作が容易になる効
果がある。
【0076】形状編集後、包含関係およびネスト判定を
包含関係ネスト判定変更手段11により行い、該当情報
部分を変更する。
【0077】図36は、外枠定義手段9の動作を示すフ
ローチャートである。外枠定義対象の表示形状中の閉曲
線を図37のように選択する(ステップ1H)。この指
定は形状編集時の操作と同じである。選択された閉曲線
について図38に示す形状データが検索され、閉曲線を
含むユニットデータとして図38の破線で囲んだ部分が
抽出される(ステップ2H)。抽出されたユニットデー
タを包囲する閉曲線形状を図39に示す閉曲線L0のよ
うに定義する(ステップ3H)。該閉曲線L0を外枠と
呼ぶ。外枠を形状データに追加する(ステップ4H)。 外枠を追加した形状データについての包含関係およびネ
スト判定を包含関係ネスト判定変更手段11により行い
、該当情報部分を変更する。この結果、図40のような
形状データが再生成される。
【0078】以上のような外枠定義機能を有するため、
簡単な操作で、白黒を反転することが出来る。すなわち
、図28の塗りつぶし原稿があれば、図41のような塗
りつぶし原稿を作成する必要がなくなる。これは、浮し
彫り加工用のNCデータを生成するのに好適となる効果
がある。
【0079】図42は、マージ手段10の動作を示すフ
ローチャートである。追加対象となるユニットデータを
図43のようにして指定する(ステップ1J)。指定さ
れたユニットデータを形状データの検索により抽出する
(ステップ2J)。追加位置を図44に示す点P1のよ
うに指定する(ステップ3J)。ユニットデータの基点
が追加位置にくるようにユニットデータを形状データに
追加すると共に画面に表示する(ステップ4J)。この
結果、図45のような表示形状と図46のような形状デ
ータ構造とが得られる。
【0080】以上のように、作業者が曲線群をグループ
化する操作を行わなくても、自動的にユニットデータを
単位としてマージを行えるため、操作が容易になる効果
がある。
【0081】図47は、基点設定手段12の動作を示す
フローチャートである。基点となる位置もしくは基点の
性質を指定する(ステップ1K)。
【0082】位置が指定されれば、指定された位置を基
点として基点記憶手段14に記憶する(ステップ2K)
。例えば、図48のように位置P1が指定されれば、位
置P1が基点とし記憶される。また、図49のように画
面上の任意の要素V1が指示されれば、該要素V1の端
点のうち指示した位置に近い方の端点P1の位置が基点
として記憶される。
【0083】性質が指定されれば、その性質から得られ
る位置を基点として基点記憶手段14に記憶する。性質
としてxy座標原点が指定されれば、xy座標原点の位
置を基点として記憶する(ステップ3K)。また、対象
形状の最小包囲矩形の特徴点の一つが指定されれば、そ
の特徴点の位置を基点として記憶する(ステップ4K)
。対象形状が図50に示すユニットデータであり、特徴
点が右上頂点とすると、最小包囲矩形は図51の破線H
0のようになるから、その右上頂点の位置Pが基点とな
る。その他の性質としては、対象形状の外接円や内接円
の中心などがある。
【0084】このように基点をその性質により設定でき
るため、自由度が大きくなる効果がある。また、対象形
状の最小包囲矩形の特徴点として基点を設定できるため
、文字を表わす形状が複数あるときに、その位置揃えを
好適に行うことが出来る効果がある。
【0085】図52は、出力機種依存の加工条件登録手
段28,出力機種独立の加工条件登録手段23,出力機
種依存の加工条件設定手段26,出力機種独立の加工条
件設定手段34の動作を示すフローチャートである。N
Cデータを生成する場合に必要となる加工条件について
、それが機種依存の加工条件(例えば機械を動作させる
ための条件)か機種独立の加工条件(たとえば加工形状
に基づく条件)かを判定する(ステップ1L)。機種依
存の加工条件なら、出力機種依存の加工条件登録手段2
8により登録する(ステップ2L)。機種独立の加工条
件なら、出力機種独立の加工条件登録手段23により登
録する(ステップ3L)。機種依存の加工条件は、機種
依存の加工条件記憶手段27に記憶する(ステップ4L
)。機種独立の加工条件は、機種独立の加工条件記憶手
段22に記憶する(ステップ5L)。
【0086】登録された機種独立の加工条件を図53に
例示する。図53では、縦軸方向には加工条件の各項目
をとり、横軸方向には加工工程をとっている。
【0087】登録された機種依存の加工条件を図54に
例示する。
【0088】NCデータ生成時に参照する加工条件を設
定するときは、その加工条件が機種依存の加工条件か機
種独立の加工条件かを判定する(ステップ13L)。機
種依存の加工条件なら、該当する機種の加工条件を、登
録された機種依存の加工条件の中から出力機種依存の加
工条件設定手段26により選択し(ステップ6L)。機
種依存の加工条件デフォルトデータ25に設定する(ス
テップ8L,10L)。機種独立の加工条件なら、形状
に応じた加工条件を、登録された機種独立の加工条件の
中から出力機種独立の加工条件設定手段34により選択
し(ステップ7L)。機種独立の加工条件デフォルトデ
ータ33に設定する(ステップ9L,11L)。
【0089】NCデータ生成手段20は、設定された加
工条件を参照してNCデータを生成する(ステップ12
L)。
【0090】以上のように、機種依存の加工条件と機種
独立の加工条件とに分けて加工条件を登録・設定するた
め、重複した入力操作の手間を省くことが出来る効果が
ある。
【0091】図55は、図53の加工条件のうちの「加
工タイプ」の説明図である。なお、太線が形状を表わし
、矢印線が加工経路を表わす。タイプ1は、形状の輪郭
をたどる加工方法である。タイプ2は、形状の内側を走
査線L1,L2,…でスキャンする加工方法である。 タイプ3は、2つの走査線L1,L2でクロススキャン
する加工方法である。タイプ4は、形状のオフセット曲
線S1,S2,…をたどることをオフセットできなくな
るまで繰り返す加工方法である。
【0092】図56は、図53の加工条件のうちの「工
具補正量」の説明図である。なお、太線が形状を表わし
、破線線が加工経路を表わす。工具補正量は、加工経路
が形状に対してどちらにどれだけオフセットされるかを
指定する情報である。図56では、工具補正量はdであ
る。
【0093】図57は、形状データオフセットとNCデ
ータ生成の動作を示すフローチャートである。但し、干
渉回避処理についてはここでは考慮せず、後述する。設
定された加工条件(図53)より加工工程の順に加工条
件を取り出す(ステップ1M)。形状データの中から、
包含関係にある外側閉曲線と内側閉曲線を順に取り出す
(ステップ2M)。外側閉曲線は内側を正として工具補
正量だけオフセットし、内側閉曲線は外側を正として工
具補正量だけオフセットし、オフセット曲線を生成する
(ステップ3M)。
【0094】例えば、図59の塗りつぶし原稿からは、
図58のごとき形状データが得られる。L1とL2は包
含関係にあり、L1は外側閉曲線、L2は内側閉曲線で
ある。また、L2とL21,L22は包含関係にあり、
L2は外側閉曲線、L21,L22は内側閉曲線である
。これより、図60に示すようなオフセット曲線LL1
,LL11およびLL2,LL21,LL22が生成さ
れる。
【0095】以上のように、形状データに保存している
包含関係情報を利用してオフセット曲線を生成するため
、作業者がどの部分を加工するのかを指示する必要がな
くなる効果がある。
【0096】次に、着目している加工行程の加工タイプ
を判定し(ステップ4M)、加工タイプ別に加工経路を
生成する(ステップ5M)。ステップ2Mからステップ
5Mまでを、包含関係にある外側閉曲線と内側閉曲線の
ペアがなくなるまで行う(ステップ6M)。ステップ1
Mからステップ6Mまでを加工行程がなくなるまで行う
【0097】回転する工具を使用する場合には、加工面
における工具の回転方向を考慮して工具の進行方向を決
める必要がある。この場合には、図53の加工条件の項
目のうち「加工方向」に基づいて工具の進行方向を決め
る。すなわち、「加工方向」が「右まわり」と設定して
あれば、外側閉曲線については右まわりに加工経路を生
成し、内側閉曲線については左まわり(外側閉曲線と逆
方向)に加工経路を生成する。図61はこれを例示した
ものである。工具の回転方向がCWの場合、加工経路S
1によりできる加工面層も加工経路S2によりできる加
工面層もUPカットとなり、一定になる。
【0098】以上のように、形状データに保存している
包含関係情報を利用して回転工具の進行方向を決定する
ため、作業者が進行方向を指示しなくても、加工面の面
層が自動的に一定となるように進行方向が決定される効
果がある。
【0099】表示条件設定手段30は、加工経路を画面
表示するときの表示条件を設定する。図62は、加工深
さ毎の表示色の表示条件である。列Bの加工深さ範囲で
の表示色を列Aに設定している。これにより、画面上で
加工深さを容易に視認できるようになる効果がある。
【0100】図63は、形状データオフセットとNCデ
ータ生成の動作を示すフローチャートである。但し、図
57と異なり、ここでは干渉回避処理を含めたものであ
る。形状を工具補正量dだけオフセットしたオフセット
曲線を得る(ステップ1N)。得られたオフセット曲線
どうしの干渉回避を行うか否かを予め設定されているフ
ラグにより判定する(ステップ2N)。干渉回避を行う
ならステップ3Nに進み、行わないならステップ5Nに
進む。
【0101】ステップ3Nでは、干渉回避手段17によ
り干渉回避処理を行う。オフセット曲線どうしの干渉と
しては、図64のように2つのオフセット曲線が交差す
る場合や,図65のように一つのオフセット曲線が自分
自身内で交差する場合がある。オフセット曲線の干渉が
あると、所望形状に削り込みを生じる。例えば、図66
でオフセット曲線L1’を加工経路とすると、工具中心
がP1かP3にきた時に、斜線部に削り込みを生じる。 干渉回避処理は、削り込みを生じる箇所を除去したもの
を加工経路として出力する。例えば、図66で削り込み
を生じる加工経路(P2−P3−P4と,P4−P1−
P2)を除去し、図67に示す矢印線のような加工経路
を生成する。また、図68で削り込みを生じる加工経路
(P5−P7−P6と,P5−P8−P6)を除去し、
図69に示す矢印線のような加工経路を生成する。
【0102】以上の干渉回避処理により、所望形状に削
り込みを生じることを防止できる効果がある。
【0103】次に、干渉回避処理後のオフセット曲線に
ついて、包含関係辺子手段19により、包含関係を再構
築する。例えば、図70で削り込みを生じる加工経路を
除去すると、図71に示す破線のような加工経路が生成
される。このとき、元の形状データのオフセット曲線L
2’は、内側閉曲線の性質を持っている。干渉回避処理
後のオフセット曲線L2”は内側閉曲線の性質とされる
が、オフセット曲線L3”は内側閉曲線の性質を失う。
【0104】次に、各加工タイプ別に加工経路を生成す
る(ステップ5N)。例えば、加工タイプが輪郭加工な
らば、図72のようになる。加工タイプがスキャン加工
ならば、図73のようになる。図72,73で、「+」
は加工開始点、一点鎖線は早送りによる工具の移動、矢
印付き実線は加工経路である。生成した加工経路から各
出力機種対応のNCデータを生成する(ステップ6N)
【0105】図74は、NCデータを解析してグラフィ
ック画面にその加工経路を表示し、該NCデータが所望
のNCデータかどうかチェックし、そのチェック中に工
具の軌跡を編集する動作を示すフローチャートである。 NCデータ記憶手段21から1ブロックのNCデータを
読み込む(ステップ1Q)。読み込んだNCデータを図
75のように画面のキャラクタ表示エリア(エリア2R
)に表示する(ステップ2Q)。ステートメント1Sは
工具中心座標であり、ステートメント2SはNCデータ
ブロックである。1ブロックNCデータをNCデータチ
ェック手段37で解析し、その工具軌跡を工具軌跡グラ
フィック表示手段39で図75のように画面のグラフィ
ック表示エリア(エリア1R)に表示する(ステップ3
Q)。
【0106】NCデータを編集する場合は、キャラクタ
表示エリアに表示されているNCデータブロックを工具
軌跡編集手段38でキャラクタ編集する(ステップ4Q
)。編集結果をグラフィック表示に反映させる(ステッ
プ5Q)。例えば、図76のようになる。これにより、
工具軌跡の編集作業が容易になる効果がある。
【0107】以上の処理を、読み込むNCデータがなく
なるまで行う。
【0108】
【発明の効果】この発明のCAD/CAM装置によれば
、次の効果が得られる。
【0109】(1)塗りつぶしの外側閉曲線か内側閉曲
線かを判定する手段及び塗りつぶし図形のネストを判定
する手段及びそれらの記憶手段によれば、どこを加工す
るかという定義図形と加工情報のつなぎあわせを省略す
ることができ、又、一部加工情報の自動決定も行なうこ
とができる。
【0110】(2)塗りつぶし原稿による定義図形とい
う塊りの性質が強いことを利用したユニット毎の編集操
作及びマージ及び外枠定義による塗りつぶし領域の反転
手段によれば、塊りで取り扱うことにしたので、対象形
状選択などの操作性が良くなる。
【0111】(3)形状変形手段によれば、自由曲線の
特徴を生かして構成点の存在を意識させない様な操作に
したため、より操作性が良くなっている。
【0112】(4)NC生成時の干渉回避処理手段によ
れば、干渉する箇所のみ別の加工条件でNC生成する等
の個別処理を省略化することができる。
【0113】(5)出力機種依存のルール化されたプロ
セッサ記述による各種加工機別NCデータのプログラム
レスの出力手段によれば、機能開発の工数を削減し、よ
り柔軟で安価なCAMシステムが提供できる。
【0114】(6)点列を入力して図形変形する場合、
座標値入力という同一操作だけで図形の性質を指定した
ことになり、操作の統一、簡便さが図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の全体ブロック図である。
【図2】この発明の一実施例によるスキャナ入力手段及
び塗りつぶしの外内判定手段及びネスト判定手段の動作
の流れを示すフローチャート図。
【図3】この発明の一実施例によるスキャナで読み取る
塗りつぶし原稿を示す図。
【図4】塗りつぶし原稿を2値化したデータのモデル図
【図5】塗りつぶし原稿を読んでそのアウトラインをベ
クトルデータ化したときの図形データを示す図。
【図6】ベクトル化データを連続化し閉曲線にした時の
モデル図。
【図7】ベクトルデータのモデル図。
【図8】原稿図3を読み取って生成された形状データの
モデル図。
【図9】形状変形処理の動作の流れを示す図。
【図10】形状変形処理の一実施例の図、図5を形状変
形した結果を示す図。
【図11】形状変形処理の一実施例の図で、形状変形す
る前のモデル図。
【図12】形状変形処理の一実施例の図で、変形箇所の
変形後の図形。
【図13】形状変形処理の一実施例の図、変形対象曲線
を選択した図。
【図14】形状変形処理の一実施例の図で、変形曲線を
選択したときの選択点の拡大図。
【図15】形状変形処理の説明用モデル図。
【図16】画面上の任意の位置を指示する手段の1つで
あるマウスの外観図。
【図17】形状変形処理時に入力する構成点の入力方法
を説明するためのモデル図。
【図18】形状変形処理時に入力する構成点の入力方法
を説明するためのモデル図。
【図19】形状変形処理時の任意点での接線角度入力ケ
ースのモデル図で接線角度Tを入力した場合を示す図。
【図20】形状変形処理時の任意点での接線角度入力ケ
ースのモデル図で接線角度を入力しなかった場合を示す
図。
【図21】形状変形処理時の候補図形説明のためのモデ
ル図。
【図22】形状変形処理時の変形候補図形の一実施例を
示す図。
【図23】形状変形処理時の変形候補図形の一実施例を
示す図。
【図24】形状変形処理時の開曲線生成ケースのモデル
図。
【図25】形状変形処理時の開曲線生成ケースの変形候
補図形の一実施例を示す図。
【図26】形状変形処理時の開曲線生成ケースの変形候
補図形の一実施例を示す図。
【図27】形状編集処理の動作の流れを示す図
【図28
】形状編集処理の一実施例を説明するときの入力原稿例
を示す図。
【図29】図28を入力した時の形状データ簡略図。
【図30】図28を入力した時の形状データ画面表示図
【図31】形状編集処理の対象形状選択時のモデル図。
【図32】形状編集処理の対象形状選択時の画面表示の
例を示す図。
【図33】形状編集処理の移動を例にしたときの移動後
の位置を指示する時のモデル図。
【図34】形状編集処理の移動を例にしたときの移動途
中のモデル図。
【図35】形状編集処理の回転を例にしたときの回転途
中のモデル図。
【図36】外枠定義処理の動作の流れを示す図。
【図37】外枠定義処理の対象となるユニットを選択す
る画面図の一実施例を示す図。
【図38】外枠定義処理前の図37の実施例のデータ構
造を示す図。
【図39】図37の実施例における外枠定義処理後の画
面モデル図。
【図40】図37の実施例における外枠定義処理後のデ
ータ構造を示す図。
【図41】図37の実施例において外枠定義処理を施し
たデータの原稿イメージ図。
【図42】マージ処理の流れを示す図。
【図43】マージ処理の対象となるユニットを選択する
画面図の一実施例を示す図。
【図44】図43の実施例におけるマージ位置の  指
示のモデル図。
【図45】図43の実施例におけるマージ処理後の画面
図。
【図46】図43の実施例におけるマージ処理後のデー
タ構造図。
【図47】基点設定処理の動作の流れを示す図。
【図48】基点設定処理時の一実施例で基点位置を指示
する画面モデル図。
【図49】基点設定処理時の一実施例で基点位置を要素
選択により指示する画面モデル図。
【図50】基点設定処理時の一実施例で基点の性質を指
定して基点とするケースの処理前の画面モデル図。
【図51】図50の実施例において指定形状を包囲する
最小矩形の特徴点を基点とする画面のモデル図。
【図52】加工条件登録処理の動作の流れ及びデータの
流れ図。
【図53】出力機種独立の加工条件表の一実施例を示す
図。
【図54】出力機種依存の加工条件表の一実施例を示す
図。
【図55】加工タイプの種類の例を示す図。
【図56】工具候補正のモデル図。
【図57】NC生成の動作の流れを示す図。
【図58】NC生成の動作を説明する形状データの一実
施例を示す図。
【図59】NC生成の動作説明のため、図58の塗りつ
ぶし領域を番号付で示した図。
【図60】NC生成時の工具径オフセット直後のモデル
図。
【図61】NC生成時の加工方向自動判定のモデル図。
【図62】表示条件設定表の一実施例を示す図。
【図63】干渉回避処理の動作の流れを示す図。
【図64】干渉ケースの例を示す図。
【図65】干渉ケースの例を示す図。
【図66】干渉回避処理の一実施例で、工具径オフセッ
ト直後のモデル図。
【図67】干渉回避処理の一実施例で、干渉箇所除去後
のモデル図。
【図68】干渉回避処理の一実施例で、工具径オフセッ
ト直後のモデル図。
【図69】干渉回避処理の一実施例で、干渉箇所除去後
のモデル図。
【図70】干渉回避処理の一実施例で、工具径オフセッ
ト直後のモデル図。
【図71】干渉回避処理の一実施例で、干渉箇所除去及
びネスト構造の再構築後のモデル図。
【図72】図71の実施例において、加工タイプを輪郭
加工としたときの加工軌跡を示す図。
【図73】図71の実施例において、加工タイプをスキ
ャナ加工としたときの加工軌跡を示す図。
【図74】NCデータチェック処理の動作の流れを示す
図。
【図75】NCデータチェックの一実施例の画面モデル
図。
【図76】NCデータチェック時にNCデータ編集した
場合、編集に連動するグラフィック表示図。
【図77】従来の塗りつぶし原稿の光学読取データにお
けるNC生成システム機能ブロック図。
【図78】従来の塗りつぶし原稿よみとり手段の動作の
流れを示す図。
【図79】従来の形状変形処理の動作の流れを示す図。
【図80】従来の形状変形処理で変形対象曲線選択時の
画面モデル図。
【図81】従来の形状処理で変形箇所指定時の画面モデ
ル図。
【図82】従来の形状変形処理で変形曲線を構成する点
列入力時の画面モデル図。
【図83】従来の形状変形処理で変形処理後の画面図。
【図84】従来の形状編集処理の動作の流れを示す図。
【図85】従来の形状編集処理の一実施例で、編集対象
ユニットを選択するときの画面モデル図。
【図86】従来の形状編集処理の一実施例で、移動元点
と移動先点を指示する場合の画面モデル図。
【図87】図86にて指示した移動元点と移動先点より
求まる移動距離を示す図。
【図88】図86の一実施例による形状編集のための演
算式を示す図。
【図89】図86の一実施例で形状編集処理後の画面図
【図90】従来の図形データからNCデータ生成を行な
う処理の動作の流れを示す図。
【図91】従来のNCデータ生成処理の動作説明のため
の図形データモデル図。
【図92】従来のNCデータ生成処理の動作の説明のた
めの加工領域図。
【符号の説明】
1  図形読取装置 2  アウトラインベクトル化手段 3  ループの包含関係判定手段 4  ネスト判定手段 5  形状データ記憶手段 6  形状データ表示手段 7  形状変形手段 8  形状編集手段 9  外枠定義手段 10  マージ手段 11  ループの包含関係、ネスト判定の変更手段12
  基点設定手段 13  基点取り出し手段 14  基点記憶手段 15  形状データオフセット手段 16  オフセットデータ記憶手段 17  干渉回避手段 18  干渉回避後データ記憶手段 19  ループの包含関係変更手段 20  NCデータ生成手段 21  NCデータ記憶手段 22  出力機種独立の加工条件記憶手段23  出力
機種独立の加工条件登録手段24  各種条件表示手段 25  出力機種依存の加工条件デフォルトデータ記憶
手段 26  出力機種指定による機種依存の加工条件設定手
段27  出力機種依存の加工条件記憶手段28  出
力機種依存の加工条件登録手段29  表示条件データ
記憶手段 30  表示条件データ記憶手段 31  干渉回避処理実行か否かの判定データ32  
干渉回避処理実行か否かの設定手段33  出力機種独
立の加工条件デフォルトデータ記憶手段 34  出力機種の加工条件設定手段 35  形状データ保存呼び出し手段 36  形状データ記憶手段 37  NCデータチェック手段 38  工具軌跡編集手段 39  工具軌跡のグラフィック表示手段40  工具
中心座標及びNCデータブロック表示手段41  従来
の加工条件記憶手段 42  従来の加工条件設定手段 43  図8における形状データ構造モデルの曲線デー
タ名 44  43で示す曲線データの塗りつぶしの外側内側
判定 45  43で示す曲線データの親曲線データ名46 
 43で示す曲線データが直下に包含する曲線名47,
48,49,50  43で示す曲線データを構成する
要素データ L1,L2,L3,L4  各閉曲線仮称P1,P2 
 各閉曲線を構成する構成点√1,√2  閉曲線を構
成する要素

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  加工形状を描いた図面原稿を読み取り
    、曲線を抽出して形状データを作成し、その形状データ
    からNCデータを生成するCAD/CAD装置において
    、ある曲線に対してその曲線を内部に含むような関係に
    ある閉曲線を検索し、前記関係にある曲線群を一つのユ
    ニットデータとして結びつける情報を生成し、形状デー
    タに付加するネスト判定手段を具備したことを特徴とす
    るCAD/CAD装置。
  2. 【請求項2】  加工形状を描いた図面原稿を読み取り
    、曲線を抽出して形状データを作成し、その形状データ
    からNCデータを生成するCAD/CAD装置において
    、図面原稿の塗りつぶし領域の外側閉曲線と内側閉曲線
    とを抽出し、これらの閉曲線の外側/内側を示す包含関
    係情報を生成し、形状データに付加する包含関係判定手
    段を具備したことを特徴とするCAD/CAD装置。
  3. 【請求項3】  編集対象形状に対して設定された基点
    を,指示された移動位置へ移動する演算式によって、編
    集対象形状を移動する編集機能を有するCAD/CAD
    装置において、基点候補の性質を指定する基点候補性質
    指定手段と、指定された基点候補の性質から位置を算出
    しその位置に基点を設定する基点設定手段とを具備した
    ことを特徴とするCAD/CAD装置。
  4. 【請求項4】  請求項1のCAD/CAM装置におい
    て、ユニットデータの最も大きい閉曲線を含むような閉
    曲線が追加されたときに、その追加された閉曲線を元の
    ユニットデータに組み入れるネスト判定変更手段を具備
    したことを特徴とするCAD/CAD装置。
  5. 【請求項5】  請求項2のCAD/CAM装置におい
    て、外側閉曲線の外側に閉曲線が追加されたときに、外
    側閉曲線と内側閉曲線の包含関係をキャンセルし、追加
    された閉曲線を新たな外側閉曲線とし元の外側閉曲線を
    新たな外側閉曲線と包含関係にある内側閉曲線とする包
    含関係変更手段を具備したことを特徴とするCAD/C
    AD装置。
  6. 【請求項6】  入力された点列を補間により結んで曲
    線を定義する曲線定義機能を有するCAD/CAD装置
    において、入力する点の種類を指定する点種指定手段と
    、入力された点の種類と入力された順序とから所定のル
    ールによって補間方法を自動決定する補間方法自動決定
    手段とを具備したことを特徴とするCAD/CAD装置
  7. 【請求項7】  入力された点列を補間により結んで曲
    線を定義する曲線定義機能を有するCAD/CAD装置
    において、入力する点の種類を指定する点種指定手段と
    、入力された点の種類と入力された順序とから所定のル
    ールによって補間方法を自動決定する補間方法自動決定
    手段とを具備したことを特徴とするCAD/CAD装置
  8. 【請求項8】  入力された点列を補間により結んだ曲
    線によって元の曲線の一部を置換する変形機能を有する
    CAD/CAD装置において、置換可能な元の曲線の部
    分が複数あるとき置換可能な候補が複数あることを表示
    する候補表示手段と、それらの候補の一つを作業者が選
    択するための選択手段とを具備したことを特徴とするC
    AD/CAD装置。
  9. 【請求項9】  形状データからNCデータを生成する
    CAD/CAD装置において、NCデータを生成するた
    めに参照する加工条件のうちNCの機種に依存しない加
    工条件を設定する機種独立の加工条件設定手段と、NC
    の機種に依存する加工条件を設定する機種依存の加工条
    件設定手段とを独立に具備したことを特徴とするCAD
    /CAD装置。
  10. 【請求項10】  加工形状曲線を工具補正量だけオフ
    セットしたオフセット曲線を生成する機能を有するCA
    D/CAD装置において、生成したオフセット曲線につ
    いての干渉判定を行って干渉を回避するようにオフセッ
    ト曲線を変更する干渉回避手段を具備したことを特徴と
    するCAD/CAD装置。
  11. 【請求項11】  請求項10のCAD/CAD装置に
    おいて、干渉回避後のオフセット曲線について包含関係
    を再構築する包含関係変更手段を具備したことを特徴と
    するCAD/CAD装置。
  12. 【請求項12】  NCデータを1ブロックづつ読み取
    って画面に表示すると共にそのNCデータから算出され
    る工具軌跡を画面にグラフィック表示する機能を有する
    CAD/CAD装置において、画面に表示されたNCデ
    ータを校正するNCデータ校正手段と、校正後のNCデ
    ータから算出される工具軌跡を画面にグラフィック表示
    する工具軌跡グラフィック表示手段とを具備したことを
    特徴とするCAD/CAD装置。
  13. 【請求項13】  請求項2のCAD/CA装置におい
    て、包含関係に基づいて閉曲線が外側閉曲線か内側閉曲
    線かを判定し、外側閉曲線ならその内側にオフセット曲
    線を生成し、内側閉曲線ならその外側にオフセット曲線
    を生成する形状データオフセット手段を具備したことを
    特徴とするCAD/CAM装置。
  14. 【請求項14】  加工面における工具の回転方向と工
    具の進行方向の関係が一定になるように工具軌跡を生成
    するNCデータ生成手段を具備してなるCAD/CAM
    装置。
  15. 【請求項15】  塗りつぶし原稿を図形読取装置で読
    取る手段と、読取ったデータから塗りつぶし図形のアウ
    トラインを連続化したベクトルデータで構成される閉曲
    線データに変換する手段と、必要な情報を入力するキー
    ボードと、各情報を画面表示するCRTを画面上の任意
    の位置にカーソルを移動させて情報を入力手段とを備え
    、読み取ったベクトルデータをNCデータに変換するC
    AD/CAD装置において、読み取った閉曲線データが
    塗りつぶしの外側閉曲線かを判定する手段と、塗りつぶ
    し図形のネストを判定する手段と、前記両判定結果を閉
    曲線データに付加した形状データを記憶する手段と、該
    ネストの外側閉曲線が包含される様な外枠を定義し、塗
    りつぶし領域と塗りつぶし領域以外の領域が反転する様
    な形状データに変更する手段と、該ネストの最外側の外
    側閉曲線に包含される閉曲線群単位で編集操作する手段
    と、該ネストの最外側の外側閉曲線に包含される閉曲線
    群単位でデータのマージ処理をする手段と、編集操作及
    び外枠定義手段により壊された前記外側内側判定及びネ
    スト判定を構築しなおす手段と、編集操作時の基点を任
    意位置を指定して決める方法と基点の性質を指定して決
    める方法を備え、設定された基点を記憶する手段と、記
    憶された基点を読み出す手段と、形状データの幾何学形
    状を変形する手段と、塗りつぶし領域の外側内側判定及
    び閉曲線間のネスト判定データから加工情報と形状デー
    タのつなぎあわせ及び加工情報の自動判定をする手段と
    、工具補正値によるオフセット曲線間の干渉回避処理手
    段と、干渉回避処理により分割及び統合された閉曲線間
    の包含関係及びネスト判定手段と、出力機種依存の加工
    情報と出力機種独立の加工情報を分けてそれぞれ名称付
    で登録する手段と、NCデータ生成とは独立に前記出力
    機種独立の加工情報及び出力機種依存の加工情報をNC
    生成時に参照できるデフォルトデータとして記憶する手
    段と、前記出力機種依存の加工情報データは、ルール化
    されたプロセッサファイルの性質をもちプログラムレス
    で各種加工機対応の加工情報を入力する手段と、NC生
    成時の加工軌跡表示条件を設定する手段と、該条件をデ
    フォルトデータとして記憶する手段と、NC生成時に出
    力機種依存の加工条件及び独立の加工条件及び表示条件
    の核デフォルトデータを参照してNCデータを生成し、
    CRT上に加工軌跡及びNCデータブロック及び工具中
    心座標を表示する手段と、生成されたNCデータを1ブ
    ロックずつ解析して工具軌跡のグラフィック表示データ
    にする手段と、該1ブロックデータをキャラクタ編集す
    る手段と、編集された1ブロックデータをグラフィック
    表示データに反映する手段と、編集された1ブロックデ
    ータをNCデータとして再登録する手段をかね備えたC
    AD/CAM装置。
  16. 【請求項16】前記形状変形手段において、曲線群の中
    から変形対象の曲線を選択したときに選択点を変形開始
    点とする手段と、座標値の入力だけにより要素の性質す
    なわち円弧、線分等を区別して指定する手段と、変形結
    果が複数ある場合は、その中から所望の結果を選択する
    手段と、変形形状を構成する構成点を入力する手段と、
    曲線上の任意の位置に点を生成して前記構成点にする手
    段と、構成点での接線ベクトルを指定する手段と、元の
    構成点の数に無関係に変形開始点から終了点までの点列
    を入力できる手段とを備えた特許請求の範囲第1項に記
    載のCAD/CAM装置。
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