JPH04296586A - 加工仕上げ方法及び装飾加工部材 - Google Patents

加工仕上げ方法及び装飾加工部材

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JPH04296586A
JPH04296586A JP3087629A JP8762991A JPH04296586A JP H04296586 A JPH04296586 A JP H04296586A JP 3087629 A JP3087629 A JP 3087629A JP 8762991 A JP8762991 A JP 8762991A JP H04296586 A JPH04296586 A JP H04296586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
decorative
printed
base material
curved surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP3087629A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tomiyama
猛 富山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP3087629A priority Critical patent/JPH04296586A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着色や模様付を施した
曲面形状を有する部材を簡便に得られる加工仕上げ方法
に関し、さらに該加工仕上げ方法によって得られる装飾
加工部材に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】自動車や家電製品及び家庭
用品などの部材で三次曲面を有する部材等の着色や模様
付は、従来、部材の成型後、印刷インキ等を用いスプレ
ー塗装等によって着色したり、部材を着色した後部分的
にスクリーン印刷して模様付をしたりする方法によって
行なわれてきた。このような方法では、図柄によっては
曲面部に模様付などの作業を行なうのに手間がかかり、
特に部材の重量が重いとなおさらであるため、部材の成
型前に着色や模様付などを行なうことが望まれるが、部
材となる基材を着色や模様付した後に深絞りなどの絞り
加工を施すと、該基材の材質によっては着色インキ等と
の密着性に問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記点を
解決すべく鋭意検討した結果、伸びのあるベースシート
の表面に着色印刷や模様付等を行い、該フィルムの反対
の面に接着剤層を設けて該フィルムを基材に圧着した後
、絞り加工を行なうことによって、非常に簡便に着色や
模様付のなされた曲面形状を有する部材が得られること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
【0004】すなわち本発明は、片面に着色印刷及び/
又は模様形成を施して装飾被膜を有せしめたベースシー
トを、接着剤を介して基材に圧着した後、該被覆基材に
絞り加工を施して装飾被膜を有する曲面部を形成せしめ
ることを特徴とする加工仕上げ方法に関するものであり
、さらにはかかる方法によって得られる装飾加工部材に
関するものである。
【0005】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
において基材に圧着されるベースシートは、絞り加工に
耐えうるものであれば特に制限はなく、またそれ自体着
色されていても透明であってもさしつかえない。具体的
には可塑化塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂等のプラスチ
ックフィルムが好ましい。該フィルムの伸び率は基材の
加工に伴えば特に制限はなく50%以上もあれば十分で
ある。該シート状フィルムの膜厚は5〜3000μ、好
ましくは50〜300μが適当である。これらは目的と
する形状や大きさに容易にカッティングできるものが好
ましい。
【0006】本発明において上記ベースシートの片面に
施される着色印刷及び/又は模様形成は、使用される着
色インキ等と上記ベースシートとの付着性に問題がなけ
れば特に制限なく行なうことができる。該着色印刷とし
ては、着色顔料及びビヒクル成分よりなる着色塗膜を形
成したり、上記ベースシートの上に直接あるいは該着色
塗膜の上にスクリーン印刷等によって柄、文字、絵、マ
ーク等の模様を有する着色印刷層を形成することが挙げ
られる。
【0007】着色塗膜の色調は目的によって任意に選択
でき、着色顔料(有機もしくは無機系、メタリック系な
ど)の組成および比率などの調整によって容易に調整さ
れる。またビヒクル成分としては、通常の塗料用樹脂が
使用でき、例えば、塩化ビニル樹脂系、ウレタン樹脂系
などが挙げられる。
【0008】また着色印刷層は、着色料(前記着色顔料
や染料、パール状顔料、雲母、ケイ光色料等)及びビヒ
クル成分(前記と同様)を主成分とし、必要に応じて有
機溶剤;乾燥調整剤、分散剤等の添加剤を配合してなる
粉末もしくは液状の印刷インキを用いて形成することが
できる。その形成法としては、スクリーン印刷、グラビ
ア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷等の手段によっ
て印刷し(これらは色によって積層、部分印刷可能)次
いで自然乾燥、焼付乾燥、活性エネルギー線照射等によ
り乾燥することができる。
【0009】また模様形成として、粉末状磁性材料を含
有する液状塗料を前記ベースシートの上に直接あるいは
前記着色塗膜上に塗装し、該液状塗膜が溶剤を含みかつ
粉末状磁性材料が流動しうる状態において、磁石によっ
て磁力を作用させ、粉末状磁性材料の配向によって、縞
模様等の幾何学的模様を形成する方法が挙げられる。粉
末状磁性材料としては、例えばニッケル、鉄、ステンレ
ス、コバルトなどの金属粉や、これら金属を被覆又は含
有せしめたものが使用でき、形状はリン片状、粒状など
いずれでもさしつかえない。該粉末状磁性材料を含有す
る液状塗料は、ビヒクル成分および有機溶剤を主成分と
し、必要に応じて前記印刷インキで用いられるような着
色料や添加剤などを配合することができる。
【0010】上記の如き着色印刷及び/又は模様形成を
施したベースシートの上には、さらに必要に応じて透明
もしくは半透明層(顔料などを含有してもよい)を設け
ることができる。かかる透明もしくは半透明層は、スク
リーン印刷、ハケ塗り、ローラー塗装、スプレー塗装等
によって従来公知のクリヤーを塗装することによって形
成することができる。かかるクリヤーとしては、塩化ビ
ニル樹脂やウレタン樹脂などをビヒクル成分とするもの
が適当である。
【0011】本発明において上記のごとく得られる着色
印刷及び/又は模様形成を施して装飾被膜を有せしめた
ベースシートと基材と接着せしめる接着剤は、従来公知
のものが使用でき、塗工して乾燥後にべたべた状態等生
じないことが好ましく、例えばポリエステル系、フェノ
キシ系、ポリオレフィン系などが適当である。かかる接
着剤は、前記ベースシートの着色や模様付された面の反
対面に、ナイフコータ、ロールコータ、スクリーン印刷
、グラビアコータなどを用いて塗布される。装飾被膜を
有するベースシートの装飾面の反対側に上記のとおり接
着剤を塗布したもの(以下、装飾シートと略す)は、該
接着剤層の溶剤分や水分をとばすと常温ではべとつかな
いので該シートを巻きつけて置いておくことができ、基
材に圧着する際に必要な大きさにカッティングして使用
に供することができる。
【0012】上記装飾シートを基材に圧着せしめる方法
としては、通常使用される加熱ラミネートを施すことが
適当である。具体的には、前記ベースシートと基材の間
に介在する接着剤が粘着ないし溶融状態となる温度にて
加熱しながら、空気のまき込みがないようにベースシー
トと基材を圧着していくのであり、例えば、加熱された
2本又は4本のロールの間に圧着したいものを通してラ
ミネートを行なう加熱ラミネーターなどの装置を使って
行なうことができる。
【0013】本発明において基材は、前記の如き装飾シ
ートを圧着しうるような板状などの形状であって絞り加
工可能な強度を有するものであり、例えばアルミニウム
板、薄手の鉄板、ABS樹脂や塩化ビニル樹脂などの熱
可塑のプラスチック板などを使用することができる。該
基材に前記装飾シートを圧着した被覆基材に絞り加工を
施して曲面形状に成型するには、例えば絞り工作機や打
ち抜き工作機などを用いて、適宜形状を選択し成型する
ことができる。
【0014】前述のとおり本発明の方法によって着色や
模様付のなされた曲面形状を有する装飾加工部材を得る
ことができ、該部材は、例えば化粧品入れ、茶筒、缶な
どの容器や、自動車、家庭用品などの装飾材などに使用
することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の方法によって、非常に簡便に着
色や模様付のなされた曲面形状を有する部材を得ること
ができ、該方法によって得られた装飾加工部材の装飾被
膜を有する曲面部には、シワやキレツ、光沢低下などが
生じることがなく、非常に良好な仕上りが得られる。特
に粉末磁性材料を利用して得られる装飾加工部材は、曲
面部に平面部とは異なった模様が現出し、非常に個性的
な意匠を有するものである。また基材に圧着させる装飾
シートをあらかじめ作成しておくことによって、装飾加
工部材を非常に簡単に得られるだけでなく、該部材を作
成する作業環境を著しく改善することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。なお、本発明の範囲は実施例により限定され
るものではない。
【0017】実施例1 可塑化塩化ビニル樹脂製シート(黒色,厚さ150μ)
の片面に2液型ウレタンインキ(シルバー色)を用いて
膜厚25μになるようスクリーン印刷法で縞模様を印刷
した。この印刷層を80℃で20分間乾燥後、該シート
の印刷面と反対側にポリオレフィン系接着剤をナイフコ
ータで2μ(乾燥膜厚)塗布した。このようにして得た
装飾シートを接着剤層を介してアルミニウム板(200
mm×200mm,厚さ0.3mm)に、ミニホットプ
レス型加熱ラミネーター(松本機械製)によって180
℃で5秒間圧着した。ついで該アルミニウム板を深絞り
工作機(エリクセン社製)にかけ、直径6.5cm,深
さ0.8cmの深絞り部を有する装飾加工部材を得た。 該部材の印刷面には、シワやキレツなどは全く見られず
、平面部だけでなく曲面部にも縞模様がくっきりと現出
していた。
【0018】実施例2 可塑化塩化ビニル樹脂製シート(黒色,厚さ80μ)の
片面に粉末磁性材料(ステンレス,粒径10〜30μ,
リン片状)を樹脂100重量部あたり17重量部添加し
てなる2液型アクリルウレタンインキを乾燥膜厚15μ
になるようスクリーン印刷を行なった。印刷の前に該シ
ートの印刷面と反対側に固着させた永久磁石の磁力によ
って印刷されたインキ中の磁性材料の配向がおこり、横
縞模様が現出した。印刷インキ層の表面が乾いてきた時
点で永久磁石を取り除き、シート上の印刷インキ層を8
0℃で20分間乾燥した。さらに印刷インキ層の上に2
液型ウレタン系クリヤーを乾燥膜厚で25μになるよう
にスクリーン印刷し、80℃で20分間乾燥後、実施例
1と同様にして該シートの印刷面の反対側に接着剤を塗
布し、100℃、1分間乾燥した。このようにして得た
装飾シートを実施例1と同様にしてアルミニウム板(0
.25mm)に圧着した。ついで該アルミニウム板を深
絞り工作機にかけ、直径5cm,深さ2.5cmの深絞
りを有する装飾加工部材を得た。該部材の印刷面には、
シワやキレツなどは全く見られず、また曲面部には平面
部とは異なった風合のある縞模様が現出していた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  片面に着色印刷及び/又は模様形成を
    施して装飾被膜を有せしめたベースシートを、接着剤を
    介して基材に圧着した後、該被覆基材に絞り加工を施し
    て装飾被膜を有する曲面部を形成せしめることを特徴と
    する加工仕上げ方法。
  2. 【請求項2】  片面に着色印刷及び/又は模様形成を
    施して装飾被膜を有せしめたベースシートを、接着剤を
    介して基材に圧着した後、該被覆基材に絞り加工を施し
    て装飾被膜を有する曲面部を形成してなることを特徴と
    する装飾加工部材。
JP3087629A 1991-03-26 1991-03-26 加工仕上げ方法及び装飾加工部材 Pending JPH04296586A (ja)

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