JPH0429651A - 3組の遊星歯車列を用いた一体遊星歯車変速機 - Google Patents

3組の遊星歯車列を用いた一体遊星歯車変速機

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JPH0429651A
JPH0429651A JP2135780A JP13578090A JPH0429651A JP H0429651 A JPH0429651 A JP H0429651A JP 2135780 A JP2135780 A JP 2135780A JP 13578090 A JP13578090 A JP 13578090A JP H0429651 A JPH0429651 A JP H0429651A
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planetary gear
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Takashi Hotta
高司 堀田
Yukio Morita
森田 由起夫
Yoichi Kojima
洋一 小島
Kimihiko Kikuchi
菊池 公彦
Tsunefumi Niiyama
常文 新山
Yorinori Kumagai
頼範 熊谷
Shinichi Sakaguchi
阪口 伸一
Tomoharu Kumagai
熊谷 智治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ11発明目的 (産業上の利用分野) 本発明は、3組の遊星歯車列を用いて構成した遊星歯車
変速機に関する。
(従来の技術) 遊星歯車変速機は自動車の自動変速機用等として広く用
いられている。これら遊星歯車変速機においては、従来
、2組の遊星歯車列から構成されたものが多く用いられ
ていたが、走行特性の向上等を目的とした変速段の多段
化の要求に対応して、例えば、特開平1−320384
号、同1−320366号公報に開示されているように
、3組の遊星歯車列、3個以上のクラッチおよび3個以
上のブレーキ(以下、これらクラッチおよびブレーキを
保合手段と称する)を同軸上に並列に配設した変速機も
多く提案されている。これら3組の遊星歯車列を用いた
遊星歯車変速機では、上記係合手段のうち2つが係合す
ることにより1の変速段の設定がなされ、隣合う変速段
間での変速制御は、係合している2つの保合手段のうち
一方はそのまま係合させ、他方の保合手段のみ解除させ
て別の保合手段を係合させるというように容易に行われ
るよう構成されていることが多い。また、各変速段にお
ける変速比の選択自由度は2組の遊星歯車列から構成さ
れた変速機に比べて広く、走行特性の向上に有利である
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、例えば、前者公報に開示されたような変
速機では、変速機の出力ギヤが、3組の遊星歯車列およ
び複数の保合手段の配列関係上、変速機の軸方向最端部
に配置されることが多い。
このような変速機を車両に横置きに搭載した場合には、
出力ギヤの回転を、両端に配設されたギヤによってデフ
ァレンシャル機構(特に、前輪駆動車の場合は、操作性
の問題からデファレンシャル機構を左右の車輪から等距
離に配置して、左右アクスルシャフトの長さを揃えるの
が望ましい)に伝達するカウンタシャフトの長さが長く
なり、変速機の大型化および重量増加に繋がるという問
題がある。
また、例えば、後者公報に開示されたような変速機では
、−群に配設された3個のクラッチは、−群に配設され
た3組の遊星歯車列の側方にまとめて配置されているが
、1個のブレーキは、他の2個のブレーキから離れた位
置(当該1個のブレーキと2個のブレーキとの間には2
組の遊星歯車列が配設されている)に配設されている。
このため、3個のブレーキへの作動油路をまとめて形成
することができず、ブレーキの係合制御上も不利である
という問題がある。
以上の問題に鑑み、本発明では、出力ギヤを変速機の中
央部に近付け、また、クラッチ群およびブレーキ群をそ
れぞれ遊星歯車列群の側方にまとめて配設した一体遊星
変速機を提供することを目的としている。
口0発明の構成 以下、本発明の一体遊星歯車変速機の構成をその作用と
ともに、実施例に基づいて説明する。
本発明の一体遊星歯車変速機は、第1図のスケルトンに
示すように、同軸上に配設された第1、第2および第3
遊星歯車列G1、G2、G3を有する。各遊星歯車列G
1、G2、G3は、中央に位置する第1サンギヤSI、
第2サンギヤS2、第3サンギヤS3と、これらサンギ
ヤに噛合してサンギヤの回りを自転しながら公転する第
1プラネタリピニオンPL、第2プラネタリピニオンP
2、第3プラネタリピニオンP3と、このビニオンの公
転と同一回転する第1キャリアCz第2キャリアC2、
第3キャリアC3と、上記ピニオンと噛合する内歯を有
した第1リングギヤR1、第2リングギヤR2、第3リ
ングギヤR3とから構成される。
第1サンギヤS□は、第1クラッチに8を介して係脱自
在に変速機入力軸3に連結されている。
第1リングギヤR工と第2リングギヤR2と第3キャリ
アC3とは直結されている。さらに、これら第1リング
ギヤR1、第2リングギヤR2および第3キャリアC3
にはこれらを固定保持可能な第1ブレーキB1が取り付
けられている。第2すンギャS2は、第2クラッチに2
を介して係脱自在に入力軸1に連結されている。さらに
、この第2サンギヤS2にはこれを固定保持可能な第2
ブレーキB2が取り付けられている。第2キャリアC2
と第3サンギヤS3とは直結され、第3クラッチに3を
介して係脱自在に入力軸1に連結されている。さらに、
これら第2キャリアC2と第3サンギヤS3には、これ
らを固定保持可能な第3ブレーキB3が取り付けられて
いる。第1キャリアC8と第3リングギヤR3は直結さ
れるとともに出力ギヤ2に直結されている。
また、第1〜第3クラッチに1、K2、K3は、並設さ
れた第1〜第3遊星歯車列G1、G2、G3の右側方(
第1遊星歯車列G1側)にまとめて配設されており、第
1〜第3ブレーキB1、B2、B3は、第1〜第3遊星
歯車列Gl、G2、G3および出力ギヤ5の左側方にま
とめて配設されている。
上記変速機入力軸3はトルクコンバータ2を介してエン
ジン出力軸1に連結されている。なお、トルクコンバー
タ2は、ポンプ2a、ステータ2b、タービン2cから
なり、ポンプ2aがエンジン出力軸1に連結され、ター
ビン2Cが変速機入力軸3に連結される。
一方、上記変速機出力ギヤ5は、第1カウンタギヤ6に
噛合し、変速機出力ギヤ5の出力回転はそのまま第1カ
ウンタギヤ6に伝達される。この出力回転はカウンタ軸
7を介して第2カウンタギヤ8に伝達され、この第2カ
ウンタギヤ8と噛合するファイナルギヤ9を介してディ
ファレンシャル機構10に伝達され、ディファレンシャ
ル機構10から左右のアクスルシャフト11.12に分
割されて伝達される。
以上のように構成した遊星歯車変速機において、第1〜
第3クラッチに1〜に3および第1〜第3ブレーキB、
〜B3の係脱制御を行うことにより、変速段の設定およ
び変速制御を行うことができる。具体的には、第2図の
表に示すように係脱制御を行えば、前進5速(LOWl
 1ST、2ND13RD14THおよび5TH) 、
後進1速(REV)を設定できる。なお、第2図の表に
おけるO印は、当該クラッチまたはブレーキが係合され
ていることを示す。
ここで、前述のように第1〜第3クラッチK。
、K2、K3 (クラッチ群)および第1〜第3ブレー
キB□、B2、B3 (ブレーキ群)は、それぞれ遊星
歯車列群の両側方にまとめて配置されているので、これ
ら係合要素に上記のような係脱制御を行わせる作動油を
供給するための油路を、クラッチ群用のものとブレーキ
群用のものとにまとめて形成することができる。また、
このように形成された油路の長さは、各群内の油路につ
いては、はぼ同じ長さとなるので、同じ群内における各
油路の作動油の損失等はほぼ等しくなり、保合要素の制
御性が向上する。
また、出力ギヤ5は、変速機のやや中央よりに配設され
ることとなり、従来の変速機のように出力ギヤが最端部
に配設されたものに比べて左右ファイナルシャフトlL
12を長さをほぼ等しくすることができる。
以上のような構成の変速機における各要素の速度の関係
を示す速度線図を第3図に示しており、この速度線図お
よび第2図の表に基づいて、前進1速から5速までおよ
び後進における変速制御について順に説明する。
第3図の速度線図では、第1〜第3遊星歯車列G1〜G
3毎に分けて線図を示しており、各遊星歯車列に対応す
る線図において、各縦線がその構成要素を示すとともに
縦線の長さが回転数に対応する。各縦線の間隔は、サン
ギヤの歯数の逆数およびリングギヤの歯数の逆数に比例
する。
第1遊星歯車列G1を例にとって説明すると、3本の縦
線は、右から順に、第1サンギヤS1、第1キャリアC
IN第1リングギヤR□に対応し、各縦線の上方向への
長さが前進方向の回転数nを示す。また、第1サンギヤ
S、を示す縦線と第1キャリアC1を示す縦線との間隔
”a″″は、第1サンギヤS工の歯数Zsの逆数(=1
/ZS)に対応し、第1キャリアC1を示す縦線と第1
リングギヤR,を示す縦線との間隔“b”は、第1リン
グギヤR1の歯数Zrの逆数(=1/Zr)に対応する
。このため、第1クラッチに1を係合させることにより
入力軸3に連結される第1サンギヤS1を回転数nで回
転し、第1リングギヤR1を第1ブレーキB、により固
定保持すると、両状態を示す点AとBとを結ぶ線Cと第
1キャリアC1を示す縦線との交点の回転数ncが第1
キャリアC1の回転数となる。
第2および第3遊星歯車列G2.G3についても上記と
同様であり、クラッチに1〜に3およびブレーキB、〜
B3が各要素に対応する位置に示されている。
このような速度線図を用いて各速度レンジにおける入力
軸3の回転に対する出力ギヤ5の回転を作図により求め
るのであるが、本変速機では、第1遊星歯車列G、の2
要素(第1キャリアC5と第1リングギヤR,)が第3
遊星歯車列G3の2要素(第3リングギヤR3と第3キ
ャリアC3)に直結されており、また、第2遊星歯車列
G2の2要素(第2サンギヤS2と第2キャリアC2)
が第3遊星歯車列G3の2要素(第3キャリアC3と第
3サンギヤS3)に直結されているため、第1〜第3遊
星歯車列G、〜G3の全てが合体された状態で作動し、
速度線図も合体して表される。
まず、1速(LOW)のときには、第1クラッチに1が
係合され、第1サンギヤS1が回転数(エンジン回転数
)noで回転されるとともに、第1ブレーキB、が係合
されて第1リングギヤR1、第2サンギヤS2および第
3キャリアC3が固定保持される。このため、直線L1
と第1キャリアC1および第3リングギヤR3を示す縦
線との交点n1が出力ギヤ5の回転数となる。
1速から2速(2ND)への変速時には、第1クラッチ
KIはそのまま係合される一方、第1ブレーキB1が解
放されるとともに第3プレー−1B3が係合される。こ
れにより、第1サンギヤS1が回転数n。で回転される
とともに、第2キャリアC2および第3サンギヤS3が
固定保持される。このため、直線L2と第1キャリアC
1および第3リングギヤR3を示す縦線との交点n2が
2速における出力ギヤ5の回転数となる。
2速から3速(3RD)への変速時には、第1クラッチ
に1はそのまま係合される一方、第3ブレーキB3が解
放されるとともに、第2ブレーキB2が係合される。こ
れにより、第1サンギヤS1が回転数n。で回転される
とともに、第2リングギアR2固定保持される。このた
め、直線L3と第1キャリアC8および第3リングギヤ
R3を示す縦線との交点n3が3速における出力ギヤ5
の回転数となる。
3速から4速(4TH)への変速時には、第1クラッチ
に1はそのまま係合される一方、第2ブレーキB2が解
放されるとともに第3クラッチに3が係合される。これ
により、第1サンギヤS1、第2キャリアC2および第
3サンギヤS3が一体となって回転数n。で回転される
。このため、直線L4と第1キャリアCIおよび第3リ
ングギヤR3を示す縦線との交点n4、即ち、noが4
速における出力ギヤ5の回転数となる。
4速から5速(5TH)への変速時には、第3クラッチ
に3がそのまま係合される一方、第1クラッチに1が解
放されるとともに、第2ブレーキB2が係合される。こ
れにより、第2キャリアC2および第3サンギヤS3が
回転数n。で回転されるとともに、第2リングギヤR2
が固定保持される。このため、直線L5と第1キャリア
C1および第3リングギヤR3を示す縦線との交点n5
が5速における出力ギヤ5の回転数となる。
以上のように、前進1速から5速までの変速に際しては
、係合された2つのクラッチ、ブレーキ(これらを係合
手段と称する)の内の1つを解放し、別の1つの保合手
段を係合させて行うようになっており、2つの保合手段
の同時解放もしくは同時係合を行うことはない。このた
め、変速制御が簡単である。なお、ここでは隣り合う変
速レンジにおける一方向、即ち、低速レンジから高速レ
ンジ方向への変速時のみ説明したが、他方向、即ち、高
速レンジから低速レンジ方向への変速時も同様である。
一方、後進(REV)のときには、第2クラッチに2が
係合され、第2リングギヤR2が回転数noで回転され
るとともに、第3ブレーキB3が係合され、第2キャリ
アC2および第3サンギヤS3が固定保持される。この
ため、直線LRと第1キャリアCIおよび第3リングギ
ヤR3を示す縦線との交点nRが出力ギヤ5の回転数と
なる。
なお、回転数nRは負の値であり、出力ギヤ5は後進方
向に回転する。
以上のようにして変速された変速機出力ギヤ5の回転は
、第1図に示すように、第1カウンタギヤ6、カウンタ
軸7および第2カウンタギヤ8を介してファイナルギヤ
9に伝達され、ディファレンシャル[110から左右の
アクスルシャフト11.12を介して左右の前輪(図示
せず)に伝達される。なお、第1図はFF横置タイプの
変速機配列を示しており、この場合、変速機出力ギヤ5
は変速機の中央寄りに位置しているため、車体のほぼ中
央部に配設されるディファレンシャル機構10と変速機
出力ギヤ5とを連結するカウンタシャフト7を比較的短
くすることができ、変速機全体を小型軽量化することが
できる。
ハ6発明の効果 以上のように、本発明によれば、クラッチ群およびブレ
ーキ群をそれぞれ遊星歯車列群の側方にまとめて配設す
ることができる。このため、各係合手段群への作動油の
油路形成が容易となるとともに、各群への油路の長さを
ほぼ等しくすることができるので、作動油圧の制御性、
ひいては係合手段の制御性を向上させることができる。
また、出力部材を変速機の中央部よりに配設することが
できるので、車体のほぼ中央部に配設されるディファレ
ンシャル機構と出力ギヤとを連結するカウンタシャフト
を比較的短くすることができ、変速機全体を小型軽量化
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る遊星歯車変速機の構成を示すス
ケルトン図、 第2図は、この遊星歯車変速機でのクラッチ、ブレーキ
の作動と変速レンジとの関係を示す表図、 第3図および第4図は、上記遊星歯車変速機での各要素
の回転関係を表す速度線図である。 1・・・エンジン出力軸  2・・・トルクコンバータ
3・・・変速機入力軸   5・・・出力ギヤ7・・・
カウンタシャフト G1、G2、G3・・・遊星歯車列 に、 、K2、K3・・・クラッチ B、、B2、B3・・・ブレーキ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)第1サンギヤ要素、第1キャリア要素および第1リ
    ングギヤ要素から構成された第1遊星歯車列と、第2サ
    ンギヤ要素、第2キャリア要素および第2リングギヤ要
    素から構成された第2遊星歯車列と、第3サンギヤ要素
    、第3キャリア要素および第3リングギヤ要素から構成
    された第3遊星歯車列とを同軸上に並列に配設し、前記
    第1サンギヤ要素を第1クラッチを介して係脱自在に入
    力部材に連結し、前記第1リングギヤ要素と前記第2リ
    ングギヤ要素と前記第3キャリア要素とを直結するとと
    もにこれら直結された第1リングギヤ要素、第2リング
    ギヤ要素および第3キャリア要素を固定保持可能な第1
    ブレーキを配設し、前記第2サンギヤ要素を第2クラッ
    チを介して係脱自在に前記入力部材に連結するとともに
    この第2サンギヤ要素を固定保持可能な第2ブレーキを
    配設し、前記第2キャリア要素と前記第3サンギヤ要素
    とを直結し、これら直結された第2キャリア要素および
    第3サンギヤ要素を第3クラッチを介して係脱自在に前
    記入力部材に連結するとともにこれら第2キャリア要素
    および第3サンギヤ要素を固定保持可能な第3ブレーキ
    を配設し、前記第1キャリア要素と前記第3リングギヤ
    要素とを直結するとともにこれら直結された第1キャリ
    ア要素および前記第3リングギヤ要素を出力部材に直結
    してなり、 前記第1、第2および第3クラッチと、前記第1、第2
    および第3ブレーキとを、並設された前記第1、第2お
    よび第3遊星歯車列の側方にそれぞれまとめて配置した
    ことを特徴とする3組の遊星歯車列を用いた一体遊星歯
    車変速機。
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US6231471B1 (en) * 1999-07-08 2001-05-15 Hyundai Motor Company Gear train for an automatic transmission used in vehicles
CN1093050C (zh) * 1999-07-08 2002-10-23 现代自动车株式会社 用于车辆自动变速器的齿轮传动系
AU757633B2 (en) * 1999-07-08 2003-02-27 Hyundai Motor Company Gear train for an automatic transmission used in vehicles

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