JPH0429570B2 - - Google Patents

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JPH0429570B2
JPH0429570B2 JP60221421A JP22142185A JPH0429570B2 JP H0429570 B2 JPH0429570 B2 JP H0429570B2 JP 60221421 A JP60221421 A JP 60221421A JP 22142185 A JP22142185 A JP 22142185A JP H0429570 B2 JPH0429570 B2 JP H0429570B2
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JP
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core
molded body
trim
core material
resin molded
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JP60221421A
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JPS6280127A (ja
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  • Connection Of Plates (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 《発明の分野》 この発明は、ドアトリム、リアコーナ等自動車
内装用のトリム部品の芯体構造に関する。
《従来技術とその問題点》 自動車室内にはドアトリム、リアコーナ等内装
用の各種トリム部品が装着されており、これらト
リム部品の構成は、ハードボード、複合樹脂成形
体等の芯材と、緩衝性を付与するパツド材と、装
飾性表皮材の積層構造体からなつており、最近で
はこれらトリム部品の外観意匠を向上させる目的
で、トリム部品の外観表面に曲面形状を多く採用
する傾向にあり、それに伴いトリム部品の芯体に
ついても、フラツトな芯材と、表面に曲面形状を
もたせた樹脂成形体とを組合せたものを使用する
ようになつてきている。
一例を第3図ならびに第4図に基づきドアトリ
ムを例示して説明する。
第3図は自動車のフロント側ドアパネルの室内
側に内装されたドアトリムを室内側から見た正面
図であつて、このドアトリム1は、トリム芯体2
とこのトリム芯体2の表面に積層貼着されるクツ
シヨン性を有する表皮材3とから構成され、さら
にスピーカグリル4、アームレスト5、装飾部材
6をその表面に取り付けて1個の製品となる。
さらに上記トリム芯体2は、フラツトなボード
芯材7と、ボード芯材7表面に接合固着された樹
脂成形体8とからなつており、この樹脂成形体8
の表面を所要形状に成形することにより、ドアト
リム1の表面形状を形作り美観の向上に貢献して
いる。
このボード芯材7と樹脂成形体8の接合構造
は、ボード芯材7の適宜箇所に取付孔7aが穿設
され、この取付孔7aに対応して樹脂成形体8の
裏面にボス8aが突設形成されている。そしてボ
ード芯材7と樹脂成形体8を接合させ、ボス8a
を取付孔7a内に挿入した後、プツシユナツト9
をボス8a先端側から圧入嵌めすることにより、
樹脂成形体8をボード芯材7表面に接合固着させ
ている。
そしてこのように所望の曲面形状を備えたトリ
ム芯体2を形成した後、これらトリム芯体2の表
面にPEF(ポリエチレンフオーム)等のクツシヨ
ン性を備えた表皮材3を真空貼着等によりトリム
芯体2の表面に被覆し、さらにスピーカグリル
4、アームレスト5、各種装飾部材6を表面に取
り付け固定することによりドアトリム1の組付け
を完了している。
しかしながら、トリム芯体2を構成するボード
芯材7と樹脂成形体8とでは、熱収縮率に差異が
あり、車室内における日中、夜間の温度差や、経
年変化によりボード芯材7と樹脂成形体8との熱
収縮差は予想以上のものがある。
前述したようにボード芯材7と樹脂成形体8は
プツシユナツト9で接合固着され、確実に固着さ
せるために、強い圧入力でプツシユナツト9を押
圧する必要があり、そのためプツシユナツト9の
外周先端がボード芯材7に喰い込んでいるのが実
情である。そのため上述したようにボード芯材7
と樹脂成形体8との熱収縮差により、トリム芯体
2が変形し、ドアトリム1の表面外観に悪影響を
及ぼし、車室内の美観の低下をもたらす不具合が
生じていた。
さらに上記ドアトリム1の完成から車体パネル
に取り付けるまでの段階、すなわちドアトリム1
の保管ならびに搬送段階で外部環境の変化によ
り、トリム芯体2に上記変形が生じることも考え
られ、その場合は車体パネル(図示せず)の側面
形状に沿つて密に接合させることができず、取付
作業がはなはだ困難なものとなり、取付作業性を
低下させることも考えられる。
《発明の目的》 この発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ボード芯材あるい
は複合樹脂芯材等の芯材と樹脂成形体とを組合せ
たトリム芯材を用いたトリム部品において、芯材
ならびに樹脂成形体の熱収縮率の差異により上記
部材のうちいずれか一方が収縮したとしても、ト
リム芯体の変形となつて表われることを確実に防
止し、長期に亘り製品外観を美麗に保つととも
に、トリム部品の取付作業性を良好にしたトリム
部品の芯体構造を提供することにある。
《発明の構成と効果》 前記目的を達成するために、この発明はボード
芯材あるいは複合樹脂芯材で構成される芯材と、
この芯材表面に接合固着される樹脂成形体とから
なるトリム部品の芯体であつて、 前記芯材には上記樹脂成形体の外周に沿う適宜
箇所に取付孔が穿設される一方、上記樹脂成形体
の裏面には、この取付孔に対応して取付孔内で移
動可能となるボスが突設され、芯材に対し樹脂成
形体を接合させ、外周先端を上方に向け折曲形成
したプツシユナツトを、上記ボス先端側から圧入
嵌めして、芯材表面にプツシユナツトを摺接可能
に押圧することにより、樹脂成形体を芯材に対し
て、収縮挙動を許容した状態で接合したことを特
徴とする。
すなわち、本発明に係るトリム部品の芯体は、
ボード芯材あるいは複合樹脂芯材等の芯材と、こ
れら芯材表面に接合固着される樹脂成形体とから
構成され、両者の接合に使用するプツシユナツト
は、その外周を上方に向け折曲形成されており、
芯材表面に樹脂成形体を接合し、樹脂成形体のボ
スを芯材の取付孔に移動可能に挿入し、ボス先端
側からこのプツシユナツトを圧入嵌めした際、プ
ツシユナツトが芯材表面側に摺接可能に押圧され
るため、従来のようにプツシユナツト外周の先端
が芯材に食い込むことを確実に防止でき、外部の
温度変化や、経年変化により、芯材ならびに樹脂
成形体のいずれか一方に相対的に熱収縮が生じた
としても、芯材の取付孔のクリアランス範囲内で
収縮する側の部材がスライド可能となり、いずれ
か一方が収縮したとしてもこの収縮を吸収するこ
とができ、トリム芯体に変形が生じることはな
い。
従つてこのようにトリム芯体の変形を防止でき
ることにより、トリム部品の製品表面を長期に亘
り美麗に保つことができるとともに、車体パネル
への取付時、車体パネルへの側面形状に忠実にト
リム芯体裏面を接合させ取り付けることができる
ものであるから、取付作業性も良好なものとなる
などの効果を有する。
《実施例の説明》 以下本発明の実施例について図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
第1図は本発明をドアトリム芯体に適用した分
解斜視図、第2図は同ドアトリム芯体の断面図で
ある。
第1図において、符号10はドアトリム芯体を
示し、このドアトリム芯体10は、フラツトでか
つドアトリム形状にトリムカツトされたボード芯
材11と、ボード芯材11の表面の一部に接合固
着された樹脂成形体12とから構成される。
両者の接合については、まずボード芯材11に
は取付孔が適宜箇所に穿設されており、この取付
孔13の穿設箇所は、上記樹脂成形体12の外周
に沿うべく設定されている。
一方樹脂成形体12には上記取付孔13に対応
するように、その裏面にボス14が突設形成され
ており、これらボス14を取付孔13に挿入し、
樹脂成形体12をボード芯材11表面に接合した
状態でボード芯材11裏面側からプツシユナツト
15を上記ボス先端側から圧入嵌めすることによ
り両者の接合固着を図つている。
このプツシユナツト15は金属製の円板状をし
ており、中央にボス14貫通用の貫通孔16が開
口され、貫通孔16周縁には係止爪16aが複数
個切り起こされ、ボス14の外周に喰い込み堅固
な固定をなすように構成されている。さらにこの
プツシユナツト15の外周部には上方に向く折曲
片17が周設されており、この折曲片17によ
り、プツシユナツト15をボス14外周に堅固に
固定しても、プツシユナツト15の先端がボード
芯材11裏面に食い込むことはない。
従つて、第2図に示すように、取付孔13のク
リアランス範囲内において、ボス14は微小移動
可能となるので、外部環境の変化、温度変化によ
りボード芯材11ならびに樹脂成形体12に相対
的な熱収縮が生じたとしても、上記取付孔13内
のクリアランス分においてこれら収縮差を吸収す
ることができ、結果的にトリム芯体10に変形が
生じることはない。なお、ドアトリムのその他の
構成は第3図に示す従来例と同一なのでその説明
は省略する。
このように本願発明は、プツシユナツト15の
形状に改良を加えるという簡単なものでありなが
ら、温度変化、経年変化により生じるトリム芯体
の変形から基因するトリム表面外観の悪影響とい
う問題を有効に解決し、さらにトリム部品の取付
作業についても有効に行なえる等の実用的価値の
大きいものである。また、複合樹脂芯材と樹脂成
形体とを組み合せたトリム芯体にも適用可能であ
り、さらにドアトリムに限らずリアコーナ等異種
部材同士を接合するものであればとくにその製品
用途を限定するものではなく、利用価値の大きい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をドアトリム芯体に適用した状
態を示す分解斜視図、第2図は同ドアトリム芯体
を示す断面図、第3図は従来のドアトリムを示す
一部切欠き正面図、第4図は第3図中I−I線断
面図である。 10…トリム芯体、11…ボード芯材、12…
樹脂成形体、13…取付孔、14…ボス、15…
プツシユナツト、17…折曲片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ボード芯材あるいは複合樹脂芯材で構成され
    る芯材と、この芯材表面に接合固着される樹脂成
    形体とからなるトリム部品の芯体であつて、 前記芯材には上記樹脂成形体の外周に沿う適宜
    箇所に取付孔が穿設される一方、上記樹脂成形体
    の裏面には、この取付孔に対応して取付孔内で移
    動可能となるボスが突設され、芯材に対し樹脂成
    形体を接合させ、外周先端を上方に向け折曲形成
    したプツシユナツトを、上記ボス先端側から圧入
    嵌めして、芯材表面にプツシユナツトを摺接可能
    に押圧することにより、樹脂成形体を芯材に対し
    て、収縮挙動を許容した状態で接合したことを特
    徴とするトリム部品の芯体構造。
JP22142185A 1985-10-04 1985-10-04 トリム部品の芯体構造 Granted JPS6280127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22142185A JPS6280127A (ja) 1985-10-04 1985-10-04 トリム部品の芯体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22142185A JPS6280127A (ja) 1985-10-04 1985-10-04 トリム部品の芯体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6280127A JPS6280127A (ja) 1987-04-13
JPH0429570B2 true JPH0429570B2 (ja) 1992-05-19

Family

ID=16766474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22142185A Granted JPS6280127A (ja) 1985-10-04 1985-10-04 トリム部品の芯体構造

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Families Citing this family (3)

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JPH0716494Y2 (ja) * 1987-10-29 1995-04-19 株式会社ヒロタニ 自動車用内装ドアトリム
JPH0553680U (ja) * 1991-12-25 1993-07-20 株式会社キザキ スキーストックのバスケット固定金具
KR100920057B1 (ko) 2007-10-05 2009-10-07 엔브이에이치코리아(주) 커버조립체

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JPS556984U (ja) * 1978-06-28 1980-01-17

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5695919U (ja) * 1979-12-21 1981-07-30

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JPS556984U (ja) * 1978-06-28 1980-01-17

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JPS6280127A (ja) 1987-04-13

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