JPH04295214A - つつみ込み延線工法 - Google Patents

つつみ込み延線工法

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Publication number
JPH04295214A
JPH04295214A JP3056524A JP5652491A JPH04295214A JP H04295214 A JPH04295214 A JP H04295214A JP 3056524 A JP3056524 A JP 3056524A JP 5652491 A JP5652491 A JP 5652491A JP H04295214 A JPH04295214 A JP H04295214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
conveyor belt
tension
wires
extension
Prior art date
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Pending
Application number
JP3056524A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Takagi
博光 高木
Mikio Hirai
幹男 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空線の延線工法に係
り、特に架空線を折り畳み可能な牽引ベルトの中に包み
込んで延線を行うようにしたつつみ込み延線工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄塔に電線を延線するための延線工法に
は、大別して電線(導体)に一定のバックテンションを
与えつつ延線を行う高張力延線工法(プレハブ架線工法
など)、鉄塔に掛け渡された支持線に一定間隔ごとに吊
り金車を設け、電線をそれら吊り金車上を通過させて延
線を行う低張力延線工法がある。
【0003】(A)高張力延線 高張力延線を行う場合は、ドラム場Dに、延線ドラム及
び延線車を配置し、エンジン場Eにはウインチを配置す
ると共に、図8に示すように鉄塔12の上部腕金に所定
間隔をおいて吊り金車13を配置する。続いて、各金車
13に延線ワイヤ(または延線ロープ)1を掛け渡し、
その一端をウインチに接続し、他端を電線3の先端(ま
たはクランプ部)と接続する。なお電線3のクランプ部
側は、延線車によるバックテンション延線を行うために
、延線車のシューチェンに複数回巻き付けられる。延線
は、ウインチおよび延線車の作動によって開始され、延
線ワイヤ1乃至電線(導体)3の延線速度及び延線張力
の調整は、ウインチ側及び延線車側の双方によって行い
、延線中における径間(鉄塔間)のディップ(弛度)は
、延線張力の設定によって適正に調節する。多導体(複
導体及び4導体など)を同時延線する場合は、各鉄塔に
吊架する金車13の数が、一般的には導体数に対応した
数となるが、導体数及び鉄塔腕金の幅による制約がある
場合は、導体数の金車13を配置できなくなる。この場
合は、導体数より少ない金車13を鉄塔腕金に吊り配置
して一旦数条の延線を行い、緊線作業によりこれらの電
線3を鉄塔に電線を取り付けた後、改めて残りの電線3
を延線し緊線する工法を採る。
【0004】(B)低張力延線 この延線工法には、X形金車などを利用した吊り金車工
法、索道工法などの低張力延線工法がある。吊り金車工
法では、図9に示すように予め鉄塔間に掛け渡された支
持線にX形金車などの支持器3aを一定間隔ごとに吊架
し、これら支持器3aに延線ワイヤ1乃至電線(導体)
3を支持させることにより、径間のディップを適正に維
持した低張力の延線を行い、電線3が最終鉄塔に到着し
た後は、支持器3aを回収して緊線作業を行って電線3
を鉄塔に架設(緊線)する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし高張力延線工法
および低張力延線にはそれぞれ次のような問題があった
【0006】高張力延線の場合… (イ)延線する電線に、電線サイズ・地上離隔などに応
じた1000〜4000kg程度の高張力が加えられる
ため、延線中に金車上で電線が扱かれ電線性能に悪影響
が生じてしまう。
【0007】(ロ)金車によって電線の付属物(難着雪
リング,風騒音防止ロッドなど)も扱きを受けて、付属
物が脱落変形してしまうため、付属物の取り付けは、緊
線後、宙乗り作業により行わなければならない。
【0008】(ハ)多導体延線においては導体(電線)
の数だけ延線をしなくてはならず導体数に応じた延線時
間を要する。
【0009】低張力延線工法の場合… (ニ)電線延線完了後、支持器を回収しないと電線が支
持器の中から外れなくなるため、支持器の回収作業が必
要となり、特に多導体を延線する場合は、支持器の回収
・展開作業は繁雑となる。
【0010】本発明の目的は、電線や電線付属物に大き
な張力や無理な力を与えずに電線の延線を可能とした新
規な延線工法を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るつつみ込み
延線工法は、多条の架空線を円周方向に包み込み可能な
搬送ベルトを用いてこれに少なくとも1条以上の架空線
をつつみ込み、この搬送ベルトをそのつつみ込みを維持
した状態でワイヤ又はロープ延線するようにしたもので
ある。
【0012】
【作用】本発明に係るつつみ込み延線工法は、電線を直
接延線することなく搬送ベルトをワイヤ延線する。この
ため、電線に大きな延線張力や無理な力を作用させるこ
とがなく、また電線の付属物に損傷を与えることのない
信頼性の高い延線が行われる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るつつみ込み延線工法の一
実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0014】図1乃至図3は、本発明に係る延線工法の
各工程を示す概略図である。本工法は、従来のように延
線ワイヤ(又は延線ロープ)1の端末に電線3のクラン
プ部を直接取付けることなく、予めドラム場Dからエン
ジン場E間の鉄塔に掛け渡された延線ワイヤ1の端末に
、可撓性材料から構成された搬送ベルト2を接続する。 図4は、この搬送ベルト2の一実施例を示す構造図であ
る。搬送ベルト2は、電線3を複数条つつみ込み可能な
ベルト部4の両端に形成された断面円形の支持線埋設部
5に、張力を負担するための支持線6を一体的に埋設し
て構成され、ベルト部4は、布、ゴムなどの柔軟性に富
む材質で、かつ電線3の重量を受け持つために十分な強
度を持つ材料から構成されている。そして本工法では、
電線3の包みこみ状態のまま搬送ベルト2を鉄塔間に無
理なく延線されるようにするために、図1乃至図3に示
すように、従来の金車13に代えて鉄塔の上部に搬送ベ
ルト支持器8を取付ける。図5及び図6は、搬送ベルト
支持器8の一実施例を示している。搬送ベルト支持器8
は、基本的に大きな荷重に耐え得る剛性の高いフレーム
構造に構成され、そしてそのフレーム9には、搬送ベル
ト2の包み込み状態を維持してその搬送を良好に継続さ
せるために、中央位置に支持線埋設部5の内側部分を延
線方向へ案内するために延線方向に間隔を有して鼓形の
第1ローラ10が設けられ、また、その第1ローラを挟
んだ左右の両位置に支持線埋設部5の外側側部分に当接
させてそれら第1ローラと協同して両支持線埋設部5を
レール金具的に把持案内するために、延線方向に間隔を
有して鼓形の第2ローラ11が設けられている。
【0015】さて搬送ベルト2と延線ワイヤ1との接続
、及び搬送ベルト支持器8の鉄塔取付け後に、図1に示
す如くドラム場Dで搬送ベルト2に1以上の電線3をつ
つみ込ませた状態でウインチによるワイヤ延線を開始す
る。但し電線3の延線を確実なものとするために、縛り
紐などにより予め電線3の先端側を搬送ベルト2に縛っ
ておくことは当然なされるものである。この結果、搬送
ベルト2は、図1に示す如くドラム場Dとエンジン場E
間に配置された搬送ベルト支持器8によって順次ガイド
され、これに載置されていた複数条の電線3は、搬送ベ
ルト2から食み出すようなことがなく順次延線されてい
く。図2に示す如く電線3が最終鉄塔4に到達する位置
においてはウインチを停止して搬送ベルト2の延線作業
を終了(図2)する。そして続いて図3に示す如く鉄塔
のがいしに電線3のクランプ部を取付け、その後、搬送
ベルト2の張力を緩めて電線3を搬送ベルト2内から出
して緊線作業を終了する。
【0016】緊線作業の終了後は、延線時と逆手順で搬
送ベルト2をドラム場Dに巻き取る。
【0017】ここで延線中の搬送ベルト2には、大きな
張力(電線3重量)が加えられるため、搬送ベルト2に
適当なバックテンションを加えるためにドラム場Dでは
、延線車(図示せず)が使用される。図7は搬送ベルト
2の延線車に対する好ましい巻き取り状態を示す図であ
る。搬送ベルト2は、延線車のシューチェンのV又はU
字断面のシュー溝内に無理なく納まる構造が有利であり
、このため支持線埋設部5は、ほぼ半円形断面が好まし
い。これにより2本の支持線埋設部5がシュー溝内に納
められた状態では、搬送ベルト2は、円形乃至筒状とな
り、延線車による搬送ベルト2の巻き取り・送り出しは
きわめて良好なものとなる。
【0018】このように本工法によれば、プレハブ架線
工法における電線3のクランプ部を保護するためのプロ
テクタが不要となる他、電線3の延線伸び、回転伸びが
発生することや電線付属物の変形の虞がないため、プレ
ハブ架線精度の向上と、宙乗り作業の省略が可能になる
。また一度に多条の電線3を何等支承なく延線でき、施
工性ならびに経済性が著しく改善され、延線後において
支持線の張力を下げるだけで延線を搬送ベルト2の外に
露出させることができるため、容易に緊線作業を行うこ
とができる。さらに本工法を採用すると従来の低張力延
線工法のように吊り金車を使用することがないため、そ
の回収に伴う時間の短縮が可能となる。
【0019】なお、支持線6の条数は支持荷重、延線荷
重に応じて複数条とすることは当然であり、また、筒状
となる搬送ベルト2内に電線3を数条納める際において
の電線3同士の接触を防止すべくベルトの支持面に延線
方向に沿って仕切り(図示せず)を複数設けることも当
然可能である。また、ベルト部2の材質は、基本的には
一定強度を持つ柔軟性に富む材質であれば良く、上述の
布、ゴムなどに限らず網や、編組みしたものでも良い。 なお上記ローラ11に代えてキャタピラ式の押圧ガイド
手段を採用して搬送ベルト2のつつみ込み状態を維持す
るように構成しても構わない。
【0020】
【発明の効果】以上要するに本発明に係るつつみ込み延
線工法によれば、従来の高張力延線工法のように電線に
大きな張力や無理な力をかけないので、デリケートな電
線に何等悪影響を与えることなく延線できる、という優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るつつみ込み延線工法における延線
状態を示すシステム図である。
【図2】本発明に係るつつみ込み延線工法における延線
完了状態を示すシステム図である。
【図3】本発明に係るつつみ込み延線工法における緊線
状態を示すシステム図である。
【図4】本発明に係る搬送ベルトに電線をつつみ込んだ
状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る搬送ベルトを延線方向から見た正
面図である。
【図6】本発明に係る搬送ベルト支持器と搬送ベルトの
係合関係を示す図である。
【図7】シューチェーンに対する支持線埋設部の有利な
形状を示す図である。
【図8】従来の高張力延線工法を説明するための図であ
る。
【図9】従来の低張力延線工法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】 1  延線ワイヤ(延線ロープ) 2  搬送ベルト 3  電線(架空線)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多条の架空線を円周方向に包み込み可
    能な搬送ベルトを用いてこれに少なくとも1条以上の架
    空線をつつみ込み、該搬送ベルトをそのつつみ込みを維
    持した状態でワイヤ又はロープ延線するようにしたこと
    をことを特徴とするつつみ込み延線工法。
JP3056524A 1991-03-20 1991-03-20 つつみ込み延線工法 Pending JPH04295214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3056524A JPH04295214A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 つつみ込み延線工法

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JP3056524A JPH04295214A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 つつみ込み延線工法

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JPH04295214A true JPH04295214A (ja) 1992-10-20

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ID=13029503

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JP3056524A Pending JPH04295214A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 つつみ込み延線工法

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