JPH04294492A - クーポン管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、メーカー又は小売店で
、新規試用者の獲得、販売量の拡大、商品分析等の機能
を担うために、消費者向けに発行されるクーポンを総合
的に管理することができるクーポン管理システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の消費者向けのクーポンとしては、
小売店の意思が介在して発行されるストアクーポンと、
小売店の意思が介在せず、メーカーの意思で発行される
メーカークーポンとが知られている。ストアクーポンは
、消費者にメディアを通して配布したクーポンを小売店
に提出し、小売店がそのクーポンの額面を値引くことで
商行為が終了する。メーカークーポンは、メーカーが消
費者にメディアを介して配布したクーポンを小売店に提
出し、小売店でクーポンの額面を値引きし、小売店では
消費者から受取ったクーポンを発行メーカーに請求して
、精算を行うようにしている。最近の小売店では、販売
時点情報管理システム（以下、ＰＯＳシステムと称す）
の発達により、小売店で取り扱う商品にバーコード等の
識別情報を記録したカードを貼付し、このカードを所定
の読取装置で読取ることにより、購入額の合計金額を算
出して精算を行うと共に、読取装置での読取情報をもと
に商品の在庫管理、発注管理等をも行うようにしている
。ところが、クーポンに関する処理としては、メディア
を介して配布する関係上、バーコード等の識別情報を付
加することが困難であり、小売店では、クーポンの提出
によるクーポン情報の入力を手動操作で行うようにして
いるのが現状である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のクーポン処理方
法では、手動操作によってクーポン情報の入力を行うよ
うにしているので、入力ミスが発生する頻度が高くなる
と共に、クーポン情報には使用期限が記載されているの
で、入力者がこれを確認する必要があり、その入力操作
が煩わしく、さらにクーポン券の現物による集計作業が
必要となり、クーポン券の利用率が高まるにつれて膨大
な作業量となるうえ、メーカークーポンである場合には
集計をもとに各卸問屋やメーカー別に請求書等を作成し
なければならず、このような請求作業も手作業で行わな
ければならず、作業が著しく煩雑となるという未解決の
課題がある。

【０００４】また、クーポン券の発行・告知に関しては
広告媒体等を通じて行わねばならず、発行までに多くの
時間と費用がかかると共に、消費者が各種クーポン券を
広告媒体等から収集する必要があるうえ、各種クーポン
券を携帯する必要があり、これが煩わしいという未解決
の課題もある。そこで、本発明は、上記従来例の未解決
の課題に着目してなされたものであり、クーポン情報の
入力を容易に行うことができると共に、クーポンの使用
状況、決裁等のクーポン管理を自動的に行うことができ
るクーポン管理システムを提供することを目的としてい
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に係るクーポン管理システムは、所定のク
ーポン情報を記録したクーポンカードを発行するクーポ
ンカード発行手段と、該クーポンカード発行手段で発行
されたクーポンカードのクーポン情報を読取る情報読取
手段と、該情報読取手段で読取ったクーポン情報に基づ
いて所定の割引決裁を行う割引決裁手段とを備えたこと
を特徴としている。また、請求項２に係るクーポン管理
システムは、所定のクーポン情報を記録したクーポンカ
ードを発行するクーポンカード発行手段と、該クーポン
カード発行手段で発行されたクーポンカードのクーポン
情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段で読取っ
たクーポン情報に基づいて所定の割引決裁を行う割引決
裁手段と、前記クーポンカード発行手段のカード発行情
報、前記情報読取手段で読取ったクーポン情報及び前記
割引決裁手段での割引決裁情報に基づいてクーポン管理
を行う管理手段とを備えたことを特徴としている。ここ
で、管理手段としては、メーカークーポンに対応させて
、メーカー側管理部と小売店側管理部とで構成し、これ
ら両者間でクーポン情報の設定、決裁等を行うようにす
ることが望ましい。

【０００６】

【作用】請求項１のクーポン管理システムにおいては、
消費者にクーポンカード発行手段で、所定のクーポン情
報（商品コード、有効期限、クーポン権利登録数等）を
記録したクーポンカードを発行する。そして、消費者が
クーポンカードを小売店に持参して、商品を購入する際
に、これを提出することにより、情報読取手段でクーポ
ン情報を読取り、これを割引決裁手段に送ることにより
、この割引決裁手段で、割引額の精算処理及びクーポン
使用商品の登録等の所定の割引決裁を行う。また、請求
項２のクーポン管理システムにおいては、上記作用に加
えて、割引決裁後に、管理手段で、クーポンカード発行
情報、クーポン情報、及び割引決裁情報に基づいて商品
別のクーポン使用状況、販売量等のクーポン管理を行う
。そして、クーポンがメーカークーポンであるときには
、管理手段をメーカー用管理部と小売店用管理部とで構
成し、メーカー用管理部で所定のクーポン情報を設定し
てこれを小売店用管理部に送信し、小売店用管理部で、
所定の割引決裁を行うと共に、カード発行情報、利用情
報、決裁情報等をメーカー用管理部に送信して、メーカ
ー用管理部で小売店毎のクーポン利用状況を正確に把握
することができる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明の一実施例を示す概略構成図であり
、１はメーカー側処理装置、２は小売店側処理装置であ
る。メーカー側処理装置１は、ホストコンピュータ３と
これに接続されたメーカー側管理部としてのクーポン管
理端末４とで構成されている。クーポン管理端末４は、
メーカークーポン管理部４ａとストアクーポン管理部４
ｂとを有し、メーカークーポン管理部４ａでクーポン種
別、商品種別、割引数、決裁条件等のメーカークーポン
情報を設定し、これをデータ回線５を介して小売店側処
理装置２に送信すると共に、小売店側処理装置２から送
信されるカード発行情報、利用情報、決裁情報を受信し
て、所定のクーポン管理を行い、ストアクーポン管理部
４ｂでは、メーカー協賛のストアクーポンのカード発行
情報、利用情報、決裁情報を受信して、所定のクーポン
管理を行う。

【０００８】小売店側処理装置２は、小売店全体を管理
するホストコンピュータ６と、これに接続された小売店
用管理部としてのクーポン管理端末７と、このクーポン
管理端末７に接続されたインフォメーションサービス端
末機８、クーポンカード発行機９及びカード端末機１０
を有するＰＯＳレジスタ１１とを備えている。クーポン
管理端末７は、メーカー側処理装置１のクーポン管理端
末４とデータ回線５を介して接続されており、クーポン
管理端末４からのクーポン情報を管理するメーカークー
ポン管理部７ａと、メーカーと協賛して設定する協賛ス
トアクーポンを管理する協賛ストアクーポン管理部７ｂ
と、小売店独自のクーポン情報を管理するストアクーポ
ン管理部７ｃとを備えている。各管理部７ａ〜７ｃで設
定されたクーポン情報は、インフォメーションサービス
端末機８及びクーポンカード発行機９に送信される。

【０００９】インフォメーションサービス端末機８は、
図示しないがクーポンの発行状況等の案内情報を選択す
るキーボード、選択された案内情報を表示するＣＲＴデ
ィスプレイ等のディスプレイを少なくとも備えており、
キーボードから入力される選択情報をもとに該当するク
ーポン情報を選択してディスプレイに表示すると共に、
必要に応じて所定の用紙に印字する。クーポンカード発
行機９は、図示しないが少なくとも発行要求ボタン、ク
ーポン選択ボタン、選択解除ボタン等の選択ボタンと、
クーポン対象商品名等の表示データを表示するＣＲＴデ
ィスプレイ等のディスプレイと、クーポンカードに所定
のクーポン情報を記録して発行するカードライタとを備
えており、発行要求ボタンを押下することにより、図２
に示す処理を実行して、先ずステップ■ａで、クーポン
対象商品メニューをディスプレイに表示する。このクー
ポン対象商品メニューは、メーカー別、商品分類別及び
割引金額（割引率）別等をボタンで指定することにより
、任意の種別で表示される。

【００１０】ここで、メーカー別クーポン対象商品メニ
ューは、図３（ａ）　に示すように、メーカー名表示欄
２１、商品名表示欄２２、商品分類名表示欄２３及び有
効期限表示欄２４が設けられている。また、商品分類別
クーポン対象商品メニューは、図３（ｂ）　に示すよう
に、商品分類表示欄２５、商品名表示欄２６、メーカー
名表示欄２７、販売単位表示欄２８、販売価格表示欄２
９、割引価格表示欄３０及び有効期限表示欄３１が設け
られている。さらに、割引金額別クーポン対象メニュー
は、図３（ｃ）　に示すように、割引金額範囲表示欄３
２、商品名表示欄３３、商品分類表示欄３４、販売単位
表示欄３５、販売価格表示欄３６、割引価格表示欄３７
及び有効期限表示欄３８が設けられている。

【００１１】次いで、ステップ■ｂに移行して、消費者
が選択した商品名、個数等の商品権利登録処理を行い、
次いでステップ■ｃに移行して、商品登録が終了したか
否かを判定する。この判定は、登録終了ボタンが押下さ
れたか否かによって判定し、登録終了ボタンが押下され
ていないときには、ステップ■ｂに戻って再度商品権利
登録処理を行い、登録終了ボタンが押下されたときには
、ステップ■ｄに移行して選択した商品情報を図５に示
すようにディスプレイに表示してからステップ■ｅに移
行する。

【００１２】このステップ■ｅでは、選択情報が消費者
の所望とするクーポン情報と合致するか否かを判定する
。この判定は、例えば消費者が所定の合致キーを押下し
たか否かで行い、合致キーが押下されていないときには
、選択情報の追加又は訂正があるものと判断して前記ス
テップ■ｂに戻り、合致キーが押下されたときには、選
択情報と所望のクーポン情報とが合致しているものと判
断してステップ■ｆに移行して、所定情報と、上記選択
情報とを例えば磁気カードの磁気ストライプのような情
報記録欄に記録したクーポンカードを発行する。

【００１３】ここで、クーポンカードの情報記録欄には
、図４に示すように、企業コード記録欄４１、店番号記
録欄４２、発券管理番号記録欄４３、発行日記録欄４４
、該当カードにクーポン権利が存在するか否かを表す媒
体有効フラグ記録欄４５、該当カードに存在しているク
ーポン権利対象商品数を表す有効クーポン商品数記録欄
４６及び複数のクーポン情報記録欄４７を備えている。 ここで、各クーポン情報記録欄４７は、商品コード記録
欄４７ａ、有効期限記録欄４７ｂ、登録したクーポン権
利数を記録するクーポン権利登録数記録欄４７ｃ及び使
用可能なクーポン権利残数を記録する有効クーポン権利
数記録欄４７ｄの４つの記録欄で構成されている。

【００１４】次いで、ステップ■ｇに移行して、カード
に記録した発行情報をクーポン管理端末７に送出してか
ら処理を終了する。カード端末機１０は、クーポンカー
ド発行機９で発行されたクーポンカードが挿入されると
、その情報記録欄に記録された各情報を読取ると共に、
必要情報を書き換えるカードリーダライタを備えており
、このカードリーダライタで読取ったクーポンカード情
報をＰＯＳレジスタ１１に送出すると共に、ＰＯＳレジ
スタ１１から後述するクーポン決裁データを受信したと
きに商品決裁個数を減算して更新記録し、クーポン有効
権利の残数が在るか否かを判定し、残数があるときには
そのままカードを排出し、残数が零であるときには媒体
有効フラグ記録欄４５に“１”を記録してからカードを
排出する。

【００１５】すなわち、図６に示すように、クーポンカ
ードがカードリーダライタに挿入されることにより処理
を開始し、先ずステップ■ａでクーポンカードが有効で
あるか否かを判定し、無効カードであるときには、ステ
ップ■ｂに移行してカードを排出してから処理を終了し
、有効カードであるときには、ステップ■ｃに移行して
、クーポンカードの各種情報を読込み、商品コード、有
効期限等のクーポン情報を確認し、次いでステップ■ｄ
に移行して、有効クーポン権利が存在するか否かを判定
する。この判定は媒体有効フラグが零にリセットされて
いるか否かを判定することにより行い、有効フラグが“
０”にリセットされているときには有効クーポン権利が
消滅しているものと判断して前記ステップ■ｂに移行し
、有効フラグが“１”にセットされているときにはステ
ップ■ｅに移行する。

【００１６】このステップ■ｅでは、有効クーポン権利
数が存在するクーポン権利情報をＰＯＳレジスタ１１に
送信し、次いでステップ■ｆに移行して、ＰＯＳレジス
タ１１からクーポン決裁データを受信したか否かを判定
し、クーポン決裁データを受信していないときには受信
するまで待機し、クーポン決裁データを受信したときに
はステップ■ｇに移行して、該当する商品の商品個数を
減算してその結果を有効クーポン権利数記録欄４７ｄに
更新記録し、次いでステップ■ｈに移行して、クーポン
権利が存在するか否かを判定し、クーポン権利が存在す
る場合には、前記ステップ■ｂに移行し、クーポン権利
が存在しないときには、ステップ■ｉに移行して媒体有
効フラグ記録欄４５の有効フラグを“０”にリセットし
てからステップ■ｂに移行する。

【００１７】ＰＯＳレジスタ１１は、商品に貼付された
バーコード等の識別コードを読取るコード読取機を備え
ており、カード端末機１０からのクーポンカード情報を
受信した後、コード読取機で商品コードを読取ることに
より、クーポン対象商品であるか否かを判定すると共に
、クーポン権利が存在するか否かを判定し、クーポン対
象商品であってクーポン権利が存在する場合には、クー
ポン権利を“１”だけ減算した後、割引金額を登録して
該当商品の購買金額を算出し、次いで割引決裁情報を登
録し、登録が終了したときにクーポン決裁データをカー
ド端末機１０に送信してから全購入価格から割引金額を
減算した合計額を算出し、これを記憶し、且つレシート
に印字して処理を終了する。

【００１８】すなわち、図７に示すように、ステップ■
ａでカード端末機１０からクーポンカード情報を受信し
たか否かを判定し、クーポンカード情報を受信していな
いときには、クーポンを利用しない通常の購入であると
判断してステップ■ｂに移行して、商品の識別コードを
コード読取機で読取って商品データを登録し、次いでス
テップ■ｃに移行して、登録が終了したか否かを判定す
る。この判定は、例えば合計キーを押下したか否かによ
って判定し、合計キーが押下されていないときには、登
録が未終了であるものと判断してステップ■ｂに戻り、
合計キーが押下されたときには登録が完了したものと判
断してステップ■ｄに移行し、購入商品、販売価格、購
入合計金額等をレシートに印字してから処理を終了する
。

【００１９】また、ステップ■ａの判定結果が、カード
端末機１０からクーポンカード情報を受信したものであ
るときには、ステップ■ｅに移行して、前記ステップ■
ｂと同様の商品登録処理を行い、次いでステップ■ｆに
移行して、登録商品がクーポン対象商品であるか否かを
判定し、クーポン対象商品であるときにはステップ■ｇ
に移行して、有効クーポン権利があるか否かを判定し、
有効クーポン権利があるときには、ステップ■ｈに移行
して、予め設定された該当商品のクーポン権利数から“
１”を減算した値を新たなクーポン権利数として更新記
憶し、次いでステップ■ｉに移行して、該当商品の割引
金額を登録して該当商品購買金額を算出し、次いでステ
ップ■ｊに移行して商品コード及び決裁個数を表す割引
決裁情報を登録する。次いで、ステップ■ｋに移行して
、前記ステップ■ｃと同様に登録終了か否かを判定し、
登録未終了であるときには、前記ステップ■ｅに戻り、
登録終了であるときにはステップ■ｌに移行して、登録
されたクーポン決裁データをカードリーダライタに送信
してから前記ステップ■ｄに移行する。

【００２０】次に、上記実施例の動作を説明する。メー
カーが新製品の発売時等にメーカークーポンを発行する
場合には、メーカー側処理装置１のクーポン管理端末４
におけるメーカークーポン管理部４ａで、クーポン種別
、商品種別、割引数、決裁条件等の所定条件を設定し、
これをメーカークーポン情報としてデータ回線５を介し
て小売店側処理装置２に送信する。このメーカークーポ
ン情報を小売店側処理装置２におけるクーポン管理端末
７で受信すると、そのメーカークーポン情報をメーカー
クーポン管理部７ａに格納する。

【００２１】この状態で、小売店に消費者が来訪して、
インフォメーションサービス端末機８を操作することに
より、現在発行可能な日，週単位のクーポン情報を表示
し、必要なクーポン情報を選択し、これを必要に応じて
印字する。このようにして、必要なクーポン情報を決定
した消費者は、例えば隣接したクーポンカード発行機９
を操作することにより、メーカー別、商品分類別、割引
金額別等のクーポン対象商品メニューを表示させ（ステ
ップ■ａ）、この商品メニューから所望のクーポン情報
を選択して、そのクーポン権利（商品名，個数）を登録
し（ステップ■ｂ）、商品登録が終了すると、商品選択
情報をディスプレイに画面表示する（ステップ■ｄ）。 そして、表示された商品選択情報が所望のクーポン情報
と一致するときには、確認キーを押下することにより、
クーポンカードが発行され（ステップ■ｆ）、次いでク
ーポンカードに記録されたクーポン情報等のカード発行
情報がクーポン管理端末７に送信される。

【００２２】消費者は発行されたクーポンカードを携帯
して、クーポン対象商品を含めたバーコード等の識別コ
ードを貼付した商品を順次選択してからこれら商品を会
計所に持参する。この会計所で、先ずＰＯＳレジスタ１
１の取扱者にクーポンカードを提出する。取扱者がクー
ポンカードをカード端末機１０に挿入すると、このカー
ド端末機１０でクーポン処理が実行される。すなわち、
有効カードであるか否かを判定し（ステップ■ａ）、有
効カードであるときには、その記録欄に記録されている
商品コード，有効期限等のクーポン権利をチェックし（
ステップ■ｃ）、クーポン権利が存在する場合には、そ
のクーポン情報をＰＯＳレジスタ１１に送信する。

【００２３】ＰＯＳレジスタでは、カード端末機１０か
らのクーポン情報を受信すると、ステップ■ａからステ
ップ■ｅに移行してクーポン決裁処理を実行する。すな
わち、取扱者が消費者が持参した商品の識別コードをコ
ード読取機で個別に読取り、商品識別コードが入力され
る毎に、クーポン対象商品であるか否かを判定し（ステ
ップ■ｆ）、クーポン対象商品であるときには、送信さ
れたクーポン情報を参照してクーポン権利が存在するか
否かを判定し、クーポン権利が存在するときには、ステ
ップ■ｈに移行して、予め設定された該当商品のクーポ
ン権利数を“１”だけ減算した値を新たなクーポン権利
数として更新記憶し、次いで、クーポンによる割引金額
を登録して該当商品販売額を算出し（ステップ■ｉ）、
次いで、商品コード、決裁個数等の割引決裁情報を登録
する（ステップ■ｊ）。以上の操作を消費者が持参した
商品の全てに対して繰り返し、全ての商品についての処
理が終了すると、ステップ■ｌに移行して、ステップ■
ｊで登録されたクーポン決裁データをカード端末機１０
に送信し、次いでレシート印字処理を行ってから処理を
終了する。

【００２４】一方、ＰＯＳレジスタ１１からのクーポン
決裁データをカード端末機１０で受信すると、該当する
商品のクーポン情報中の有効クーポン権利数を減算して
新たな有効クーポン権利数を算出し、これを有効クーポ
ン権利数記録欄４７ｄに更新記録すると共に、有効クー
ポン権利数記録欄４７ｄが１以上のクーポン情報がある
か否かを検索し、該当するクーポン情報があるときには
そのままクーポンカードを排出し、全ての商品のクーポ
ン情報中の有効クーポン権利数が零であるときには、媒
体有効フラグ記録欄４５の有効フラグを“０”にリセッ
トしてからクーポンカードを排出する。

【００２５】そして、ＰＯＳレジスタ１１に登録された
割引決裁情報は、日単位等の定期的にクーポン管理端末
７のメーカークーポン管理部７ａに送信されて格納され
る。このため、メーカークーポン管理部７ａには、クー
ポンカード発行機９からのクーポンカード発行情報、ク
ーポンの利用情報及び決裁情報が格納されることになり
、これがデータ回線５を介してメーカー側処理装置１の
クーポン管理端末３に定期的に送信され、そのメーカー
クーポン管理部４ａに格納される。したがって、メーカ
ークーポン管理部４ａに格納されたクーポンに関する各
種情報を分析することにより、クーポンに要求されてい
る各種機能の分析を人手に頼ることなく正確且つ迅速に
行うことができる。

【００２６】また、小売店でメーカーと協賛してクーポ
ンを設定する場合には、収集されたクーポン情報が、ス
トアクーポン管理部４ｂ及び協賛ストアクーポン管理部
７ｂで管理されることを除いては、上述したと同様の処
理が実行されて、クーポンの決裁を自動的に行う。さら
に、小売店独自でクーポンを設定する場合には、そのク
ーポン管理端末７のストアクーポン管理部７ｃでクーポ
ン情報を設定し、これをインフォメーションサービス端
末機８、クーポンカード発行機９に送信して、クーポン
カードを発行すると共に、発行したクーポンカードをカ
ード端末機１０で処理してＰＯＳレジスタ１１で決裁処
理を行うことにより、クーポンの決裁を自動的に行う。 なお、上記実施例では、クーポンカードとして磁気カー
ドを適用した場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、ＩＣカード等の他の情報を記録可能な
カードを適用することもでき、さらに磁気カードとして
は、単に磁気記録を行うだけでなく、商品登録日、商品
名、割引権利数、決裁日等を印字可能な履歴印字部を有
する履歴印字式カードを適用することもできる。

【００２７】また、上記実施例では、クーポンカードに
単に商品に関するクーポン情報のみを記録する場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、消費
者の年令、性別等の顧客情報を合わせて記録することに
より、より正確なクーポン機能を発揮することができる
。さらに、上記実施例では、メーカー側処理装置１と小
売店側処理装置２とをデータ回線５で接続した場合につ
いて説明したが、これに限らず両者を切り離して磁気デ
ィスク等の記憶媒体を介してデータの授受を行うように
してもよい。さらにまた、インフォメーションサービス
端末機８とクーポンカード発行機９とは別体に構成する
必要はなく、両者を一体化するようにしてもよい。また
、媒体有効フラグ記録欄４５の有効フラグが“０”にリ
セットされたクーポンカード或いは有効クーポン商品数
が少ないカードは、クーポンカード発行機９で再登録す
るようにしてもよい。

【００２８】

【発明の効果】以上のように、請求項１に係るクーポン
管理システムによれば、クーポンカードをカード発行手
段で自動的に発行すると共に、発行されたクーポンカー
ドのクーポン情報を情報読取手段で読取り、該情報読取
手段で読取ったクーポン情報に基づいて割引決裁手段で
所定の割引決裁を行うようにしたので、１枚のクーポン
カードに複数のクーポン対象商品を登録することが可能
となり携帯の煩わしさを解消することができると共に、
クーポン管理を人手を煩わすことなく自動的に行うこと
ができるうえ、クーポンカードの発行も迅速且つ廉価に
行うことができる効果が得られる。

【００２９】また、請求項２に係るクーポン管理システ
ムによれば、クーポンカード発行手段のカード発行情報
、情報読取手段で読取ったクーポン情報及び割引決裁手
段での割引決裁情報に基づいてクーポン管理を行う管理
手段を備えているので、上記請求項１の効果に加えて、
クーポン機能の分析処理を迅速且つ正確に行うことがで
きる効果が得られる。

【００３０】さらに、請求項３に係るクーポン管理シス
テムによれば、管理手段がメーカー側管理部と小売店側
管理部とで構成されているので、メーカーが設定するメ
ーカークーポンである場合に、メーカーと小売店との間
の決裁を自動的に行うことができると共に、メーカーで
のクーポン機能の分析処理を迅速且つ正確に行うことが
できる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す概略構成図。

【図２】クーポンカード発行機の処理手順の一例を示す
フローチャート。

【図３】クーポンカード発行機のクーポン対象商品メニ
ューを示す説明図。

【図４】クーポンカードの記録フォーマットの一例を示
す説明図。

【図５】クーポンカード発行機の商品登録情報の表示状
態を示す説明図。

【図６】カード端末機の処理手順の一例を示すフローチ
ャート。

【図７】ＰＯＳレジスタの処理手順の一例を示すフロー
チャート。

【符号の説明】

１　　　　　　メーカー側処理装置 ２　　　　　　小売店側処理装置 ４　　　　　　クーポン管理端末 ５　　　　　　データ回線 ７　　　　　　クーポン管理端末 ８　　　　　　インフォメーションサービス端末機９　
　　　　　クーポンカード発行機 １０　　　　カード端末機 １１　　　　ＰＯＳレジスタ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　所定のクーポン情報を記録したクーポ
   ンカードを発行するクーポンカード発行手段と、該クー
   ポンカード発行手段で発行されたクーポンカードのクー
   ポン情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段で読
   取ったクーポン情報に基づいて所定の割引決裁を行う割
   引決裁手段とを備えたことを特徴とするクーポン管理シ
   ステム。
2. 【請求項２】　　所定のクーポン情報を記録したクーポ
   ンカードを発行するクーポンカード発行手段と、該クー
   ポンカード発行手段で発行されたクーポンカードのクー
   ポン情報を読取る情報読取手段と、該情報読取手段で読
   取ったクーポン情報に基づいて所定の割引決裁を行う割
   引決裁手段と、前記クーポンカード発行手段のカード発
   行情報、前記情報読取手段で読取ったクーポン情報及び
   前記割引決裁手段での割引決裁情報に基づいてクーポン
   管理を行う管理手段とを備えたことを特徴とするクーポ
   ン管理システム。
3. 【請求項３】　　前記管理手段は、データ回線を介して
   接続されたメーカー用管理部と小売用管理部とで構成さ
   れ、メーカー用管理部でクーポン情報を生成してこれを
   小売用管理部に送信し、当該小売用管理部でカード発行
   情報、クーポン情報及び割引決裁情報に基づいてクーポ
   ン管理を行うと共に、各情報をメーカー用管理部に送信
   することを特徴とする請求項２記載のクーポン管理シス
   テム。