JPH04292682A - ウレタンフォーム用難燃接着剤組成物 - Google Patents

ウレタンフォーム用難燃接着剤組成物

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Publication number
JPH04292682A
JPH04292682A JP8039091A JP8039091A JPH04292682A JP H04292682 A JPH04292682 A JP H04292682A JP 8039091 A JP8039091 A JP 8039091A JP 8039091 A JP8039091 A JP 8039091A JP H04292682 A JPH04292682 A JP H04292682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
urethane foam
adhesive composition
flame retardant
retardant adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8039091A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Ishikawa
宜明 石川
Yukio Nagasaka
長坂 幸雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atom Chemical Paint Co Ltd
Original Assignee
Atom Chemical Paint Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Atom Chemical Paint Co Ltd filed Critical Atom Chemical Paint Co Ltd
Priority to JP8039091A priority Critical patent/JPH04292682A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウレタンフォームの加工
分野で使用されるのに好適な難燃接着剤組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ウレタンフォームは従来から主に断熱材
や緩衝材として使用されているが、ウレタンフォームは
火災にさらされると燃焼するため、難燃性に変性された
ものや難燃性の添加剤による加工が行われている。緩衝
材として使用される場合、二次加工としてウレタンフォ
ームの寸法安定性や補強を目的として繊維や紙などの基
材を貼り合わせる方法が行われており、ここに接着剤が
使用されている。ウレタンフォームと基材は難燃処理し
たものが使用され、自動車内装用の部材の場合、自動車
安全規格(MVSS)に合格することが義務づけられて
いる。しかし、これらを貼り合わせる接着剤は必ずしも
難燃化されているものが使用されておらず、貼り合わさ
れた加工品の難燃化は十分ではないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】現在、次第に難燃規
格が強化されてきているため、ウレタンフォームや基材
の難燃化とともに、接着剤においても難燃化の要望が強
い。接着剤の難燃化は難燃剤を多量に添加することによ
って可能であるが、この場合には多量の難燃剤の添加が
原因で接着剤としての物性が損なわれることはもちろん
であるが、多量に添加しても難燃効果が充分でないこと
が多い。また水性樹脂との混和性が悪く安定性などの問
題がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明者等は、ウレタ
ンフォームの種類、厚み、基材の厚み、種類により、難
燃性が変化しない接着剤を鋭意検討した結果、水性樹脂
をベースに必須成分としこれはグアニジン化合物と、臭
化アンモニウム及びまたは、ハロゲン含有リン酸エステ
ル類とを含有してなる本発明の難燃接着剤組成物によっ
て達成されることを見いだした。すなわち、本発明は、
水性樹脂をベースとし、これにグアニジン化合物と、臭
化アンモニウム及び/またはハロゲン含有リン酸エステ
ル類とを含有してなるウレタンフォーム用難燃接着剤組
成物を提供するものである。
【0005】本発明の難燃性接着剤のベースとして使用
する水性樹脂としては一般的に接着剤として使用されて
いる樹脂であり、本発明の難燃剤との混和性の良いもの
なら特に限定しないが、ポリマー自身難燃性のある、ポ
リ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化
ビニリデン系樹脂が好ましい。中でもポリ酢酸ビニル系
の樹脂は安価であり、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化
ビニリデン系樹脂のように燃焼時に有毒ガスの発生がな
いため、特に好ましい。本発明の難燃剤成分を水性樹脂
に単独で配合したものは以下に示すように、基材とウレ
タンフォームの接着剤として充分な難燃効果は発揮でき
ない。すなわち、グアニジン化合物単独の場合はその発
泡作用により、基布の燃焼抑制効果はあるがウレタンフ
ォームの燃焼抑制効果は乏しい。また臭化アンモニウム
及びまたはハロゲン含有リン酸エステル類はウレタンフ
ォームの難燃効果は優れているが基材とウレタンフォー
ムが混合して溶融すると効果が低下する。基材とウレタ
ンフォームを一般的な接着剤で貼り付けたものの燃焼状
態を観察するとウレタンフォームが溶融収縮してウレタ
ンフォーム側に基材が巻き込むようになり、燃焼する。 本発明はグアニジン化合物の発泡作用を利用して基材を
ウレタンフォームから遠ざけて、基材の溶融物とウレタ
ンフォームの溶融物が混合しにくくすることでウレタン
フォームの溶融物の燃焼を抑制する臭化アンモニウム及
びまたはハロゲン含有リン酸エステル類の難燃効果が有
効に発揮できることを見いだした。
【0006】グアニジン化合物は水性樹脂との混和性が
良いため紙・繊維などの分野において難燃剤として使用
されているが、単独の添加では効果を出すまでの添加量
が多く、難燃性は良くなったとしても、接着剤としての
物性が大幅に低下する。また、臭化アンモニウムは無機
難燃剤として他のハロゲン化合物より優れた難燃性があ
るが、難燃性を発揮するには添加量を多くする必要があ
り、臭気の問題や接着剤としての物性が大幅に低下する
。ハロゲン含有リン酸エステル類はウレタンフォームの
難燃化には効果があることは周知の事実であるが、基材
とウレタンフォームとの接着剤として使用し場合、接着
力は大幅に向上するが、多量に使用すると粘着性が大き
くなり、基材とウレタンフォームの溶融物の難燃化には
効果が不十分である。臭化アンモニウムとハロゲン含有
リン酸エステル類を併用すると更に接着効果を向上させ
、接着剤の固形分を高くでき、難燃効果も向上させるこ
とができる。本発明者等は水性樹脂をベースにグアニジ
ン化合物と、臭化アンモニウム及びまたはハロゲン含有
リン酸エステル類とを含有してなる本発明によって、接
着剤としての性能を低下させずに、優れた難燃効果を持
つ難燃接着剤組成物を見いだした。
【0007】本発明の難燃性接着剤の必須成分であるグ
アニジン化合物にはスルファミン酸グアニジン、リン酸
グアニジン、硫酸グアニジン、塩酸グアニジン、及びそ
の他の酸グアニジンがあり、これらの中から一種または
それ以上使用することができるが、水溶性であることか
ら水性樹脂との混和性が良好なスルファミン酸グアニジ
ンが好適に用いられる。臭化アンモニウムは無機系難燃
剤として優れた効果があり、混和性も良好である。ハロ
ゲン含有リン酸エステル類はトリス(β−クロロエチル
)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェ
ート、トリス(ジブロモプロピル)ホスフェート、トリ
ス(クロロブロモプロピル)ホスフェートなどがあり、
これらの中から一種またはそれ以上使用することができ
る。臭化アンモニウムまたはハロゲン含有リン酸エステ
ル類をグアニジン化合物と併用するか、両方をグアニジ
ン化合物と併用することによって更に効果が顕著であり
、難燃性を大幅に向上できる。
【0008】本発明の難燃接着剤組成物は上記配合成分
以外に着色剤、充填剤、酸化防止剤、増粘剤、防カビ剤
、分散剤、造膜助剤などを必要に応じて含有させること
がでる。基材としてはアクリル樹脂、ウレタン樹脂、ナ
イロン、ビニロン、ポリエステル樹脂などの合成繊維や
綿、麻、ウールなどの天然繊維の織布、不織布、紙など
シートが挙げられる。本発明による難燃性効果が発揮で
きる範囲として、グアニジン化合物と臭化アンモニウム
との併用の場合はグアニジン化合物を最低でも5%以上
含有する必要がある。グアニジン化合物が5%以上で臭
化アンモニウムが5%未満では難燃効果が劣り、両方の
合計が30%を越える範囲では接着力の低下を起こすた
め好ましくない。よってグアニジン化合物5〜25%、
臭化アンモニウム5〜25%の範囲で使用し、両方の合
計が水性樹脂の固形分に対して30%以下で使用するの
がよい。混合比率はこの範囲内であれば特に限定しない
【0009】また、グアニジン化合物とハロゲン含有リ
ン酸エステル類の併用の場合、グアニジン化合物は水性
樹脂固形分に対して5〜30%の使用範囲であり、ハロ
ゲン含有リン酸エステル類は5〜35%の使用範囲であ
る。 グアニジン化合物が5%以上で、ハロゲン含有リン酸エ
ステル類が5%未満では難燃効果が劣り、35%を越え
ると難燃性は良好であるが粘着性が大きくなり実用的で
はない。よって両方の合計が65%以下で使用するのが
よい。混合比率はこの範囲内であれば特に限定しない。
【0010】グアニジン化合物と臭化アンモニウム及び
ハロゲン含有リン酸エステル類の併用の場合はグアニジ
ン化合物は最低でも5%以上使用する必要があり、グア
ニジン化合物は5%〜25%、臭化アンモニウムは5%
〜25%の範囲であり、かつ両方の合計が30%以下で
あり更にハロゲン含有リン酸エステル類は5〜35%の
範囲で使用する。よって3者併用の場合の合計は65%
以下で使用するのがよい。混合比率はこの範囲内であれ
ば特に限定しない。
【0011】
【発明の効果】本発明の難燃性接着剤組成物は、基材と
ウレタンフォームとの接着剤として、良好な接着性を維
持しながら、ウレタンフォームの種類、厚みや基材の種
類、厚みの影響を受けずに、優れた難燃効果を発揮する
ものであり、その効果は顕著である。以下に実施例を示
すが本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 アピノン101(スルファミン酸グアニジン:(株)三
和ケミカル製)15部と臭化アンモニウム15部を水5
0部に溶解した水溶液を、ポリ酢酸ビニルエマルジョン
 182部(固形分= 100部)に加え均一に混合し
、増粘剤30部とその他の助剤15部を加えて接着剤を
作製した。この接着剤を厚さ3mmのウレタンフォーム
上に約40g/m2になるように塗布し、ナイロン製の
基材を貼り付けて乾燥させ、テストサンプルとした。こ
れをMVSS試験No.302により燃焼速度を測定し
、4inch/分以内であれば合格とした。接着性は基
布とウレタンフォームの端を持って引っ張り、容易に剥
がれなければ合格とした。粘着性は基布の表面に粘着感
がなければ合格とした。各成分の配合割合および試験結
果を表1に示す。 実施例2〜4
【0012】表1の配合成分で実施例1と同様に接着剤
を作製し、同様なテストを行った。試験結果を表1に示
す。 比較例1〜4 実施例1と同様に接着剤を作製し、同様なテストを行っ
た。試験結果を表1に示す。
【0013】
【表1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水性樹脂をベースとしグアニジン化合
    物と、臭化アンモニウム及び/またはハロゲン含有リン
    酸エステル類とを含有してなるウレタンフォーム用難燃
    接着剤組成物。
  2. 【請求項2】  水性樹脂がポリ酢酸ビニル系、ポリ塩
    化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系の樹脂である請求項
    1に記載のウレタンフォーム用難燃接着剤組成物。
  3. 【請求項3】  グアニジン化合物はスルファミン酸グ
    アニジンである請求項1または2に記載のウレタンフォ
    ーム用難燃接着剤組成物。
JP8039091A 1991-03-20 1991-03-20 ウレタンフォーム用難燃接着剤組成物 Pending JPH04292682A (ja)

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JP8039091A JPH04292682A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 ウレタンフォーム用難燃接着剤組成物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07292152A (ja) * 1994-04-26 1995-11-07 Jiro Fujimasu 発泡樹脂用防炎剤組成物
WO2011087384A1 (en) * 2010-01-14 2011-07-21 Termo Organika Sp. Z O.O. Styrene polymers and method of preparing styrene polymers

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