JP2634790B2 - 防炎用組成物 - Google Patents
防炎用組成物Info
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- JP2634790B2 JP2634790B2 JP19714995A JP19714995A JP2634790B2 JP 2634790 B2 JP2634790 B2 JP 2634790B2 JP 19714995 A JP19714995 A JP 19714995A JP 19714995 A JP19714995 A JP 19714995A JP 2634790 B2 JP2634790 B2 JP 2634790B2
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Fireproofing Substances (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙類、繊維類、木材類及
びそれらを含む若しくは、それらで造られた建材類その
他の物品類等の可燃性または易燃性物品に施して、優れ
た防炎難燃性を付与出来、しかも、被施用体に不都合な
着色変色などを生じさせる恐れが無く、且つ、貯蔵安定
性も良い防炎用組成物に関する。
びそれらを含む若しくは、それらで造られた建材類その
他の物品類等の可燃性または易燃性物品に施して、優れ
た防炎難燃性を付与出来、しかも、被施用体に不都合な
着色変色などを生じさせる恐れが無く、且つ、貯蔵安定
性も良い防炎用組成物に関する。
【0002】
【技術的背景】従来、燐含有化合物等を含有する防炎組
成物が種々提案されて来たが、満足し得る防炎効果が発
揮し得なかったり、着色、変色、変質等の不都合を生ず
る恐れがあって、利用範囲の制約を受けたり、貯蔵安定
性が悪く施用の時期に制約を受けたり、価格が高価の
為、利用範囲の制約を受けたりする、幾つかの欠点を持
っていた。
成物が種々提案されて来たが、満足し得る防炎効果が発
揮し得なかったり、着色、変色、変質等の不都合を生ず
る恐れがあって、利用範囲の制約を受けたり、貯蔵安定
性が悪く施用の時期に制約を受けたり、価格が高価の
為、利用範囲の制約を受けたりする、幾つかの欠点を持
っていた。
【0003】
【発明の目的】本発明は、上述の欠点を克服した安価且
つ効果的な防炎用組成物を提供することを目的とする。
つ効果的な防炎用組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の構成、作用】上記目的を達成するために、本発
明は、 (1) 珪酸ソーダ5〜10重量部、好ましくは6〜8
重量部に水95〜90重量部、好ましくは94〜92重
量部を加え、良く撹拌した後の組成物25〜40重量部 (2) 塩化カルシウム、5〜10重量部、好ましくは
6〜8重量部に水95〜90重量部好ましくは、94〜
92重量部を加えて、少なくとも1時間放置した組成物
30〜45重量部 (3) 燐酸アンモン20〜40重量部、好ましくは、
30〜35重量部に水80〜60重量部、好ましくは7
0〜65重量部を加え、合計量100重量部とした混合
物を混合後、少なくとも3時間放置した組成物5〜15
重量部 (4) 燐酸グアニジン20〜40重量部、好ましく
は、30〜35重量部に水80〜60重量部、好ましく
は、70〜65重量部を加え、合計量100重量部とし
た混合物を混合後、少なくとも3時間放置した組成物5
〜15重量部 (5) スルファミン酸アンモン20〜40重量部、好
ましくは30〜35重量部に水80〜60重量部、好ま
しくは70〜65重量部を加えて合計量100重量部と
した混合物を混合後、少なくとも1時間放置した組成物
5〜15重量部を合計量100重量部と成るように配合
してなる防炎用組成物を提供する。
明は、 (1) 珪酸ソーダ5〜10重量部、好ましくは6〜8
重量部に水95〜90重量部、好ましくは94〜92重
量部を加え、良く撹拌した後の組成物25〜40重量部 (2) 塩化カルシウム、5〜10重量部、好ましくは
6〜8重量部に水95〜90重量部好ましくは、94〜
92重量部を加えて、少なくとも1時間放置した組成物
30〜45重量部 (3) 燐酸アンモン20〜40重量部、好ましくは、
30〜35重量部に水80〜60重量部、好ましくは7
0〜65重量部を加え、合計量100重量部とした混合
物を混合後、少なくとも3時間放置した組成物5〜15
重量部 (4) 燐酸グアニジン20〜40重量部、好ましく
は、30〜35重量部に水80〜60重量部、好ましく
は、70〜65重量部を加え、合計量100重量部とし
た混合物を混合後、少なくとも3時間放置した組成物5
〜15重量部 (5) スルファミン酸アンモン20〜40重量部、好
ましくは30〜35重量部に水80〜60重量部、好ま
しくは70〜65重量部を加えて合計量100重量部と
した混合物を混合後、少なくとも1時間放置した組成物
5〜15重量部を合計量100重量部と成るように配合
してなる防炎用組成物を提供する。
【0005】本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、前記
(1)(2)(3)(4)及び(5)で規定した特定の
放置時間を経過した組成物を、夫々別個に調製しておい
てから、前記重量範囲を満足するように、配合した組成
物は、これらを一度に配合したり、または別個に調製し
ても放置時間を経過させずに直ちに配合した際に生ずる
不都合な凝集もしくはゲル化現象を生ぜずに安定な液体
組成物となり、且つ、優れた防炎効果を示し、しかも、
被施用体に不都合な着色、変色、変質などを生ずる恐れ
なく、且つ、安価に提供出来る優れた防炎用組成物とな
ることを見出した。
(1)(2)(3)(4)及び(5)で規定した特定の
放置時間を経過した組成物を、夫々別個に調製しておい
てから、前記重量範囲を満足するように、配合した組成
物は、これらを一度に配合したり、または別個に調製し
ても放置時間を経過させずに直ちに配合した際に生ずる
不都合な凝集もしくはゲル化現象を生ぜずに安定な液体
組成物となり、且つ、優れた防炎効果を示し、しかも、
被施用体に不都合な着色、変色、変質などを生ずる恐れ
なく、且つ、安価に提供出来る優れた防炎用組成物とな
ることを見出した。
【0006】本発明の組成物は、珪酸ソーダ、塩化カル
シウム、燐酸グアニジン、燐酸アンモン及びスルファミ
ン酸アンモンを含む液状組成物であるが、これは上記の
如く別々に調製され且つ放置時間を経た後配合される。
シウム、燐酸グアニジン、燐酸アンモン及びスルファミ
ン酸アンモンを含む液状組成物であるが、これは上記の
如く別々に調製され且つ放置時間を経た後配合される。
【0007】上記各配合成分の混合後放置時間を省略す
ると、安定な組成物が得難く、又、これら配合成分を一
緒にはじめから水と混合すると凝集若しくはゲル化し
て、満足な液剤を提供することが出来ない。組成物
(1)(2)(3)(4)(5)に於ける各成分濃度
は、優れた防炎効果を示すのに適した濃度であり、安定
な目的組成物とするに特に好ましい濃度である。
ると、安定な組成物が得難く、又、これら配合成分を一
緒にはじめから水と混合すると凝集若しくはゲル化し
て、満足な液剤を提供することが出来ない。組成物
(1)(2)(3)(4)(5)に於ける各成分濃度
は、優れた防炎効果を示すのに適した濃度であり、安定
な目的組成物とするに特に好ましい濃度である。
【0008】本発明の組成物においては、これら各配合
用組成物を、(1)の組成物25〜40重量部、(2)
の組成物30〜45重量部、(3)の組成物5〜15重
量部、(4)の組成物5〜15重量部及び(5)の組成
物5〜15重量部の割合で合計100重量部となるよう
に配合することが、各配合用組成物の調整後放置する時
間と共に重要である。放置条件を満足しても、上記配合
割合範囲を逸脱すると満足すべき防炎効果が得られなく
なる。
用組成物を、(1)の組成物25〜40重量部、(2)
の組成物30〜45重量部、(3)の組成物5〜15重
量部、(4)の組成物5〜15重量部及び(5)の組成
物5〜15重量部の割合で合計100重量部となるよう
に配合することが、各配合用組成物の調整後放置する時
間と共に重要である。放置条件を満足しても、上記配合
割合範囲を逸脱すると満足すべき防炎効果が得られなく
なる。
【0009】本発明の組成物は、配合液のままでもまた
はエアースプレー剤の形でも用いることができ、紙類、
繊維類、繊維製品類、木材類、これらで造られたまたは
これらを含む建材その他各種の物品類あるいはこれらを
用いた各種製品、建造物、調度品などに含浸乾燥または
コーテイング乾燥して優れた防炎効果を達成させること
が出来る。
はエアースプレー剤の形でも用いることができ、紙類、
繊維類、繊維製品類、木材類、これらで造られたまたは
これらを含む建材その他各種の物品類あるいはこれらを
用いた各種製品、建造物、調度品などに含浸乾燥または
コーテイング乾燥して優れた防炎効果を達成させること
が出来る。
【0010】
【実施例】以下実施例により、本発明を更に詳しく説明
する。
する。
【0011】実施例1〜3、比較例1〜3 表1に示す組成割合、及び放置時間後の各成分組成物
を、表1に示す配合割合で配合した。
を、表1に示す配合割合で配合した。
【0012】上記実施例1〜3の配合物及び比較例1〜
3の配合物を用い、綿カナキン3号布をテスト布とし
て、薬剤付着量21wt%の条件で、消防法1分加熱試
験(JIS L−1004)及び着炎後3秒加熱試験
(JIS L−1004)を行った。その結果は表2の
通りである。表の値は各々3回テスト平均値である。
3の配合物を用い、綿カナキン3号布をテスト布とし
て、薬剤付着量21wt%の条件で、消防法1分加熱試
験(JIS L−1004)及び着炎後3秒加熱試験
(JIS L−1004)を行った。その結果は表2の
通りである。表の値は各々3回テスト平均値である。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【発明の効果】本発明の防炎用組成物は、紙類、繊維
類、木材類等に施して、不都合な着色変色などを生じさ
せることなく、優れた防炎難燃性を付与することがで
き、しかも組成物の貯蔵安定性も良好である。
類、木材類等に施して、不都合な着色変色などを生じさ
せることなく、優れた防炎難燃性を付与することがで
き、しかも組成物の貯蔵安定性も良好である。
Claims (1)
- 【請求項1】(1) 珪酸ソーダ5〜10重量部に水9
5〜90重量部を加え合計100重量部とした混合物を
良く撹拌した組成物25〜40重量部、(2) 塩化カ
ルシウム5〜10重量部に水95〜90重量部を加えて
合計100重量部とした混合物を混合後、少なくとも1
時間放置した組成物30〜45重量部、(3) 燐酸ア
ンモン20〜40重量部に水80〜60重量部を加えて
合計100重量部とした混合物を混合後、少なくとも3
時間放置した組成物5〜15重量部、(4) 燐酸グア
ニジン20〜40重量部に水80〜60重量部を加えて
合計量100重量部とした混合物を混合後少なくとも3
時間放置した組成物5〜15重量部、及び(5) スル
ファミン酸アンモン20〜40重量部に水80〜60重
量部を加えて合計100重量部とした混合物を混合後、
少なくとも1時間放置した組成物5〜15重量部を合計
100重量部となるように、配合してなる防炎用組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19714995A JP2634790B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 防炎用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19714995A JP2634790B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 防炎用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924507A JPH0924507A (ja) | 1997-01-28 |
JP2634790B2 true JP2634790B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=16369585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19714995A Expired - Fee Related JP2634790B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 防炎用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2634790B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100699591B1 (ko) * | 2004-09-20 | 2007-03-26 | 전창호 | 난연성 스티로폼의 난연성 첨가물 |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP19714995A patent/JP2634790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0924507A (ja) | 1997-01-28 |
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Legal Events
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