JPH04292509A - 4サイクル内燃機関の弁作動機構 - Google Patents
4サイクル内燃機関の弁作動機構Info
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- JPH04292509A JPH04292509A JP8057691A JP8057691A JPH04292509A JP H04292509 A JPH04292509 A JP H04292509A JP 8057691 A JP8057691 A JP 8057691A JP 8057691 A JP8057691 A JP 8057691A JP H04292509 A JPH04292509 A JP H04292509A
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- rocker arm
- valve
- low
- speed cam
- cam
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims abstract description 21
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1つのシリンダに複数の
吸気弁および排気弁を備えた4サイクル内燃機関の弁作
動機構に関する。
吸気弁および排気弁を備えた4サイクル内燃機関の弁作
動機構に関する。
【0002】
【従来技術】従来、1個のシリンダの一側に少くとも2
個の吸気弁と他側に少くとも2個の排気弁を並設し、該
2個の吸気弁の一方と、該2個の排気弁の一方とを内燃
機関の運転状況に応じて休止自在とした4サイクル内燃
機関が知られており、例えば特開昭58−82034号
公報に示されている。
個の吸気弁と他側に少くとも2個の排気弁を並設し、該
2個の吸気弁の一方と、該2個の排気弁の一方とを内燃
機関の運転状況に応じて休止自在とした4サイクル内燃
機関が知られており、例えば特開昭58−82034号
公報に示されている。
【0003】この機関においては、各弁のロッカアーム
がそれぞれ別個のカムにより制御され、高速運転域では
すべての弁が作動するが、低速運転域あるいは低負荷運
転域では前記一方の吸気弁(サブ吸気弁)および排気弁
(サブ排気弁)のロッカアームが不作動状態となり、こ
れらの弁が休止するようになされている。
がそれぞれ別個のカムにより制御され、高速運転域では
すべての弁が作動するが、低速運転域あるいは低負荷運
転域では前記一方の吸気弁(サブ吸気弁)および排気弁
(サブ排気弁)のロッカアームが不作動状態となり、こ
れらの弁が休止するようになされている。
【0004】
【解決しようとする課題】このような内燃機関において
は、回転数対トルク特性線図上において、1弁作動のト
ルク曲線と2弁作動のトルク曲線とが交叉する点の近傍
で弁作動態様の切換えが行われるが、該交叉点近傍にお
ける両トルク曲線の勾配が相違するので、この部分にト
ルクの谷ができてしまう。
は、回転数対トルク特性線図上において、1弁作動のト
ルク曲線と2弁作動のトルク曲線とが交叉する点の近傍
で弁作動態様の切換えが行われるが、該交叉点近傍にお
ける両トルク曲線の勾配が相違するので、この部分にト
ルクの谷ができてしまう。
【0005】従って本発明は、このトルクの谷を解消し
て低速域から中速域を経て高速域へスムーズに移行でき
る弁作動機構を提供しようとするものである。
て低速域から中速域を経て高速域へスムーズに移行でき
る弁作動機構を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】このため、本
発明においては、1つのシリンダにそれぞれ少くとも2
個の吸気弁および排気弁を設けた4サイクル内燃機関の
、前記2個の吸気弁もしくは排気弁を作動させる弁作動
機構において、カム軸に、総開角が広くリフトが高い高
速用カムと、該カムより総開角が狭くリフトが低い2個
の低速用カムとを設け、ロッカアーム軸に、前記2個の
弁のうち一方の弁を作動させる第1のロッカアームと、
他方の弁を作動させる第2のロッカアームと、第1の補
助ロッカアームと、第2の補助ロッカアームとを並列さ
せてそれぞれ枢動自在に装着し、前記高速用カムを前記
第1の補助ロッカアームに、前記2個の低速用カムの一
方を前記第1のロッカアームに、他方の低速用カムを前
記第2の補助ロッカアームにそれぞれ接触係合させ、前
記4個のロッカアームをこれらがそれぞれ分離された状
態、前記第2の補助ロッカアームと第2のロッカアーム
とが一体に連結された状態および前記4個のロッカアー
ム全部が一体に連結された状態に選択的に切替え得るロ
ッカアーム連結手段を設ける。
発明においては、1つのシリンダにそれぞれ少くとも2
個の吸気弁および排気弁を設けた4サイクル内燃機関の
、前記2個の吸気弁もしくは排気弁を作動させる弁作動
機構において、カム軸に、総開角が広くリフトが高い高
速用カムと、該カムより総開角が狭くリフトが低い2個
の低速用カムとを設け、ロッカアーム軸に、前記2個の
弁のうち一方の弁を作動させる第1のロッカアームと、
他方の弁を作動させる第2のロッカアームと、第1の補
助ロッカアームと、第2の補助ロッカアームとを並列さ
せてそれぞれ枢動自在に装着し、前記高速用カムを前記
第1の補助ロッカアームに、前記2個の低速用カムの一
方を前記第1のロッカアームに、他方の低速用カムを前
記第2の補助ロッカアームにそれぞれ接触係合させ、前
記4個のロッカアームをこれらがそれぞれ分離された状
態、前記第2の補助ロッカアームと第2のロッカアーム
とが一体に連結された状態および前記4個のロッカアー
ム全部が一体に連結された状態に選択的に切替え得るロ
ッカアーム連結手段を設ける。
【0007】この弁作動機構は次のように作用する。先
ず、機関の低回転数域(低速域)においては、4個のロ
ッカアームがそれぞれ分離された状態すなわち4個のロ
ッカアームがそれぞれ単独で揺動できる状態にする。こ
の状態では一方の弁は、一方の低速用カムが接触係合し
ている第1のロッカアームによって作動されるが、他方
の弁を作動させる第2のロッカアームはいずれのカムと
も接触係合していないので揺動せず、該弁は休止する。
ず、機関の低回転数域(低速域)においては、4個のロ
ッカアームがそれぞれ分離された状態すなわち4個のロ
ッカアームがそれぞれ単独で揺動できる状態にする。こ
の状態では一方の弁は、一方の低速用カムが接触係合し
ている第1のロッカアームによって作動されるが、他方
の弁を作動させる第2のロッカアームはいずれのカムと
も接触係合していないので揺動せず、該弁は休止する。
【0008】次いで、機関回転数が中速域に入ると、ロ
ッカアーム連結手段により、第2の補助ロッカアームと
第2のロッカアームとが一体に連結された状態にする。 この状態では他の低速用カムによる第2の補助ロッカア
ームの揺動運転が第2のロッカアームに伝えられるので
他方の弁も作動し、かくして2個の弁が作動するように
なる。ただしこの場合、他方の弁の総開角およびリフト
量は一方の弁と同様に比較的小さい値におさえられてい
る。
ッカアーム連結手段により、第2の補助ロッカアームと
第2のロッカアームとが一体に連結された状態にする。 この状態では他の低速用カムによる第2の補助ロッカア
ームの揺動運転が第2のロッカアームに伝えられるので
他方の弁も作動し、かくして2個の弁が作動するように
なる。ただしこの場合、他方の弁の総開角およびリフト
量は一方の弁と同様に比較的小さい値におさえられてい
る。
【0009】さらに、機関回転数が高速域に入ると、ロ
ッカアーム連結手段により、4個のロッカアーム全部が
一体に連結された状態にする。この状態では全部のロッ
カアームが一様に揺動するが、高速用カムの総開角およ
びリフト量が低速用カムの総開角およびリフト量より大
きいので、低速用カムによってロッカアームに与えられ
る筈の揺動運動は、高速用カムによって与えられるさら
に大きな揺動運動によって打ち勝たれ、結局2個の弁が
ともに高速用カムに相当する大きな総開角およびリフト
量で作動して、機関出力を一段と高める。
ッカアーム連結手段により、4個のロッカアーム全部が
一体に連結された状態にする。この状態では全部のロッ
カアームが一様に揺動するが、高速用カムの総開角およ
びリフト量が低速用カムの総開角およびリフト量より大
きいので、低速用カムによってロッカアームに与えられ
る筈の揺動運動は、高速用カムによって与えられるさら
に大きな揺動運動によって打ち勝たれ、結局2個の弁が
ともに高速用カムに相当する大きな総開角およびリフト
量で作動して、機関出力を一段と高める。
【0010】かくして機関のトルクは低速域から中速域
を経て高速域へなめらかにつながって行き、弁作動様式
の切換え点近傍においてトルクの谷を生ずることがなく
、また中速域においては加速に十分な余裕出力が得られ
る。
を経て高速域へなめらかにつながって行き、弁作動様式
の切換え点近傍においてトルクの谷を生ずることがなく
、また中速域においては加速に十分な余裕出力が得られ
る。
【0011】
【実 施 例】図1は本発明による弁作動機構を備
えた4サイクル内燃機関のシリンダ頭部を示す概略平面
図、図2は図1のII−II 線にほぼ沿う断面図であ
る。
えた4サイクル内燃機関のシリンダ頭部を示す概略平面
図、図2は図1のII−II 線にほぼ沿う断面図であ
る。
【0012】1はシリンダ、2はピストン、3は燃焼室
で、燃焼室3の頂壁に小径吸気ポート4と大径吸気ポー
ト5の2つの吸気ポートおよび小径排気ポート6と大径
排気ポート7の2つの排気ポートが開口しており、各開
口部(弁口)がそれぞれ小径吸気弁8、大径吸気弁9、
小径排気弁10および大径排気弁11によって開閉され
る。 12は点火栓である。
で、燃焼室3の頂壁に小径吸気ポート4と大径吸気ポー
ト5の2つの吸気ポートおよび小径排気ポート6と大径
排気ポート7の2つの排気ポートが開口しており、各開
口部(弁口)がそれぞれ小径吸気弁8、大径吸気弁9、
小径排気弁10および大径排気弁11によって開閉され
る。 12は点火栓である。
【0013】吸気弁8,9および排気弁10,11の上
方にそれぞれロッカアーム軸13、ロッカアーム14、
カム軸15、高速用カム16および低速用カム17から
成る弁作動機構18A,18Bが設けられている。これ
らの弁作動機構18A,18Bの構成は同じであるので
、以下弁作動機構18Aについて詳細に説明する。
方にそれぞれロッカアーム軸13、ロッカアーム14、
カム軸15、高速用カム16および低速用カム17から
成る弁作動機構18A,18Bが設けられている。これ
らの弁作動機構18A,18Bの構成は同じであるので
、以下弁作動機構18Aについて詳細に説明する。
【0014】例えば図3に弁作動機構18Aの構成が説
明的に示されているが、該図および図2から分るように
、吸気弁8,9の上方外側を連てロッカアーム軸13が
配設され、このロッカアーム軸13に、小径吸気弁8の
頭部に当接してこれを作動させる第1のロッカアーム1
4aと、大径吸気弁9の当部に当接してこれを作動させ
る第2のロッカアーム14bとが枢着され、さらにロッ
カアーム14a,14bの間に第1および第2の補助ロ
ッカアーム14c,14dが配設され、同様にロッカア
ーム軸13に枢着されている。これらのロッカアームの
上方を横切って延びるカム軸15には1個の高速用カム
16と2個の低速用カム17a,17bとが、高速用カ
ム16を真中に挟んで設けられており、低速用カム17
aはロッカアーム14aに、高速用カム16はロッカア
ーム14cに、低速用カム17bはロッカアーム14d
にそれぞれ接触係合している。
明的に示されているが、該図および図2から分るように
、吸気弁8,9の上方外側を連てロッカアーム軸13が
配設され、このロッカアーム軸13に、小径吸気弁8の
頭部に当接してこれを作動させる第1のロッカアーム1
4aと、大径吸気弁9の当部に当接してこれを作動させ
る第2のロッカアーム14bとが枢着され、さらにロッ
カアーム14a,14bの間に第1および第2の補助ロ
ッカアーム14c,14dが配設され、同様にロッカア
ーム軸13に枢着されている。これらのロッカアームの
上方を横切って延びるカム軸15には1個の高速用カム
16と2個の低速用カム17a,17bとが、高速用カ
ム16を真中に挟んで設けられており、低速用カム17
aはロッカアーム14aに、高速用カム16はロッカア
ーム14cに、低速用カム17bはロッカアーム14d
にそれぞれ接触係合している。
【0015】図6は、高速用カム16のリフト曲線aと
低速用カム17a,17bのリフト曲線bとを重ねて示
した線図であるが、同図から分かるように、低速用カム
17a,17bの総開角Tbは高速用カム16の総開角
Taより小さく、また低速用カム17a,17bのリフ
ト量Lbも高速用カム16のリフト量Laより小さく、
従って低速用カム17a,17bのリフト曲線bは高速
用カム16のリフト曲線aの中に完全に入り込んでいる
。本実施例においては、低速用カム17aと低速用カム
17bとは同一のリフト曲線を有している。
低速用カム17a,17bのリフト曲線bとを重ねて示
した線図であるが、同図から分かるように、低速用カム
17a,17bの総開角Tbは高速用カム16の総開角
Taより小さく、また低速用カム17a,17bのリフ
ト量Lbも高速用カム16のリフト量Laより小さく、
従って低速用カム17a,17bのリフト曲線bは高速
用カム16のリフト曲線aの中に完全に入り込んでいる
。本実施例においては、低速用カム17aと低速用カム
17bとは同一のリフト曲線を有している。
【0016】ロッカアーム14a,14c,14d,1
4bには、これらを横方向に貫くピン孔19が設けられ
ている。 ただしロッカアーム14aとロッカアーム14bのピン
孔部分19a,19bはいずれも有底円筒状に形成され
ている。 ピン孔19にはロッカアーム14b側から順に切替えピ
ン20b,20d,20cおよびストッパ部片21が摺
動自在に嵌装されている。切替えピン20b,20d,
20cの長さはそれぞれ対応するロッカアーム14b,
14d、14cのピン孔部分19b,19d,19c長
さにほぼ等しい。そしてストッパ部片21はスプリング
22によって切替えピン20c側へ押圧されており、か
つその小径の軸部分はピン孔部分19aからロッカアー
ム14aの側方へ突出できるようになっている。
4bには、これらを横方向に貫くピン孔19が設けられ
ている。 ただしロッカアーム14aとロッカアーム14bのピン
孔部分19a,19bはいずれも有底円筒状に形成され
ている。 ピン孔19にはロッカアーム14b側から順に切替えピ
ン20b,20d,20cおよびストッパ部片21が摺
動自在に嵌装されている。切替えピン20b,20d,
20cの長さはそれぞれ対応するロッカアーム14b,
14d、14cのピン孔部分19b,19d,19c長
さにほぼ等しい。そしてストッパ部片21はスプリング
22によって切替えピン20c側へ押圧されており、か
つその小径の軸部分はピン孔部分19aからロッカアー
ム14aの側方へ突出できるようになっている。
【0017】さらに、ロッカアーム軸13に関してピン
孔19と反対側に、ロッカアーム14bとロッカアーム
14dとにまたがって同様なピン孔23が設けられてお
り、ロッカアーム14b側のピン孔部分23bに切替え
ピン24が嵌装され、ロッカアーム14d側のピン孔部
分23dにストッパ部片25がスプリング26により付
勢されて嵌装されている。
孔19と反対側に、ロッカアーム14bとロッカアーム
14dとにまたがって同様なピン孔23が設けられてお
り、ロッカアーム14b側のピン孔部分23bに切替え
ピン24が嵌装され、ロッカアーム14d側のピン孔部
分23dにストッパ部片25がスプリング26により付
勢されて嵌装されている。
【0018】ロッカアーム軸13は中空軸で、内部は油
通路27となっている。そしてこの油通路27内にスプ
ール弁28が摺動可能に嵌装されており、その上方(図
3において上方、以下同じ)からスプール弁28内に圧
油が供給されるようになっている。スプール弁28のピ
ン孔19側には、上方の給油側に連通する給油ポート2
9aと、下方の排油側に連通する排油ポート30aとが
設けられており、ピン孔23側にも同様に給油ポート2
9bと排油ポート30bとが前記ポート29a,30a
とは高さを違えて設けられている。一方、ロッカアーム
14dには、前記ピン孔部分19bの底部を油通路27
に連通させる連通路31aと、前記ピン孔部分23bの
底部を油通路27に連通させる連通路31bとが設けら
れている。
通路27となっている。そしてこの油通路27内にスプ
ール弁28が摺動可能に嵌装されており、その上方(図
3において上方、以下同じ)からスプール弁28内に圧
油が供給されるようになっている。スプール弁28のピ
ン孔19側には、上方の給油側に連通する給油ポート2
9aと、下方の排油側に連通する排油ポート30aとが
設けられており、ピン孔23側にも同様に給油ポート2
9bと排油ポート30bとが前記ポート29a,30a
とは高さを違えて設けられている。一方、ロッカアーム
14dには、前記ピン孔部分19bの底部を油通路27
に連通させる連通路31aと、前記ピン孔部分23bの
底部を油通路27に連通させる連通路31bとが設けら
れている。
【0019】図3においては、スプール弁28が油通路
27内において上方位置を占め、ピン孔部分19bおよ
び23b内の圧油が連通路31a、排油ポート30aお
よび連通路31b、排油ポート30bを通じて油通路2
7に排出されている。従って切替えピン20b,20d
,20cはストッパ部片21を介してスプリング22に
より押し上げられ、それぞれロッカアーム14b,14
d,14c内に納まっている。同様に切替えピン24は
ストッパ部片25を介してスプリング26により押し上
げられ、ロッカアーム14b内に納まっている。この状
態では、ロッカアーム14a,14c,14dはそれぞ
れ低速用カム17a、高速用カム16、低速用カム17
bによって独立に揺動し、ロッカアーム14bはいずれ
のカムによっても作動されない。すなわち大径吸気弁9
は休止し、小径吸気弁8は低速用カム17aによって作
動され小さいリフトで開閉する。この弁作動様式は低速
低負荷時に用いられ、混合気は小径吸気ポート4および
小さいリフトで開かれた小径吸気弁8を通じて比較的大
きな流速で燃焼室3に吸引され、燃焼室3内に強いスワ
ールを生成させて燃焼を良好にする。
27内において上方位置を占め、ピン孔部分19bおよ
び23b内の圧油が連通路31a、排油ポート30aお
よび連通路31b、排油ポート30bを通じて油通路2
7に排出されている。従って切替えピン20b,20d
,20cはストッパ部片21を介してスプリング22に
より押し上げられ、それぞれロッカアーム14b,14
d,14c内に納まっている。同様に切替えピン24は
ストッパ部片25を介してスプリング26により押し上
げられ、ロッカアーム14b内に納まっている。この状
態では、ロッカアーム14a,14c,14dはそれぞ
れ低速用カム17a、高速用カム16、低速用カム17
bによって独立に揺動し、ロッカアーム14bはいずれ
のカムによっても作動されない。すなわち大径吸気弁9
は休止し、小径吸気弁8は低速用カム17aによって作
動され小さいリフトで開閉する。この弁作動様式は低速
低負荷時に用いられ、混合気は小径吸気ポート4および
小さいリフトで開かれた小径吸気弁8を通じて比較的大
きな流速で燃焼室3に吸引され、燃焼室3内に強いスワ
ールを生成させて燃焼を良好にする。
【0020】機関の中速域においては、スプール弁28
を図4に示すように中間位置に摺動させる。この位置で
は、ピン孔部分19bは依然として排油ポート30aを
介して油通路27の排油側に連通しているので、ピン孔
19内の各切替えピン20の位置は変わらないが、ピン
孔部分23bには給油ポート29bを通じて圧油が供給
され、切替えピン24は油圧により押し下げられてロッ
カアーム14bとロッカアーム14dとにまたがる位置
を占めて、ロッカアーム14bとロッカアーム14dと
を一体的に揺動するように連結する。従って低速用カム
17bによるロッカアーム14dの揺動運動がロッカア
ーム14bに伝えられるので大径吸気弁9が作動する。 かくして小径吸気弁8と大径吸気弁9の両方が作動する
が、この時の両弁の総開角およびリフト量は低速用カム
17a,17bに応じた比較的小さい値におさえられて
いる。
を図4に示すように中間位置に摺動させる。この位置で
は、ピン孔部分19bは依然として排油ポート30aを
介して油通路27の排油側に連通しているので、ピン孔
19内の各切替えピン20の位置は変わらないが、ピン
孔部分23bには給油ポート29bを通じて圧油が供給
され、切替えピン24は油圧により押し下げられてロッ
カアーム14bとロッカアーム14dとにまたがる位置
を占めて、ロッカアーム14bとロッカアーム14dと
を一体的に揺動するように連結する。従って低速用カム
17bによるロッカアーム14dの揺動運動がロッカア
ーム14bに伝えられるので大径吸気弁9が作動する。 かくして小径吸気弁8と大径吸気弁9の両方が作動する
が、この時の両弁の総開角およびリフト量は低速用カム
17a,17bに応じた比較的小さい値におさえられて
いる。
【0021】機関回転数がさらに高速域に入ると、スプ
ール弁28を図5に示すように最下方位置に摺動させる
。 この位置においてはピン孔部分19bも給油ポート29
aを通じて油通路27の給油側へ連通するので、各切替
えピン20b,20d,20cが隣接するロッカアーム
間にまたがる位置を占め、4個のロッカアーム全部が一
体に連結された状態になる。この状態では全部のロッカ
アームが一様に揺動するが、高速用カム16の総開角お
よびリフト量が低速用カム17a,17bの総開角およ
びリフト量より大きいので、低速用カム17a,17b
によってロッカアームに与えられる揺動運動は、高速用
カム16によって与えられるさらに大きな揺動運動によ
って打ち勝たれ、結局2個の弁8,9がともに高速用カ
ム16に相当する大きな総開角およびリフト量で作動し
て、機関出力を一段と高める。
ール弁28を図5に示すように最下方位置に摺動させる
。 この位置においてはピン孔部分19bも給油ポート29
aを通じて油通路27の給油側へ連通するので、各切替
えピン20b,20d,20cが隣接するロッカアーム
間にまたがる位置を占め、4個のロッカアーム全部が一
体に連結された状態になる。この状態では全部のロッカ
アームが一様に揺動するが、高速用カム16の総開角お
よびリフト量が低速用カム17a,17bの総開角およ
びリフト量より大きいので、低速用カム17a,17b
によってロッカアームに与えられる揺動運動は、高速用
カム16によって与えられるさらに大きな揺動運動によ
って打ち勝たれ、結局2個の弁8,9がともに高速用カ
ム16に相当する大きな総開角およびリフト量で作動し
て、機関出力を一段と高める。
【0022】図8は上記低速域、中速域および高速域に
おける小径弁と大径弁の作動状態をリフト曲線により示
して表にまとめたものであり、高速用カム16に対応す
るリフト量の大きな曲線aと、低速用カム17に対応す
るリフト量の小さな曲線bとを、図6と同様に重ね合わ
せて示してあるが、各弁は実線で示した方の曲線に従っ
て作動する。
おける小径弁と大径弁の作動状態をリフト曲線により示
して表にまとめたものであり、高速用カム16に対応す
るリフト量の大きな曲線aと、低速用カム17に対応す
るリフト量の小さな曲線bとを、図6と同様に重ね合わ
せて示してあるが、各弁は実線で示した方の曲線に従っ
て作動する。
【0023】図10は横軸に回転数Ne をとり、縦軸
にトルクTをとって機関のトルク特性を示したグラフで
、点線Aは、図8に低速域として示したように、小径弁
だけを低速用カム17により作動させた時のトルク曲線
であり、波線Bは、図8に中速域として示したように、
小径弁および大径弁をいずれも低速用カム17により作
動させた時のトルク曲線であり、実線Cは、図8に高速
域として示したように、小径弁および大径弁をいずれも
高速用カム16により作動させた時のトルク曲線である
。図10から分かるように、回転数の上昇に応じて、低
速域の曲線Aから中速域の曲線Bを経て高速域の曲線C
に移行することにより、曲線Aから直接曲線Cに移る場
合に生ずるトルクの谷が解消し、機関のトルクは低速域
から中速域を経て高速域へなめらかにつながって行き、
また中速域においては加速に十分な余裕出力が得られる
。
にトルクTをとって機関のトルク特性を示したグラフで
、点線Aは、図8に低速域として示したように、小径弁
だけを低速用カム17により作動させた時のトルク曲線
であり、波線Bは、図8に中速域として示したように、
小径弁および大径弁をいずれも低速用カム17により作
動させた時のトルク曲線であり、実線Cは、図8に高速
域として示したように、小径弁および大径弁をいずれも
高速用カム16により作動させた時のトルク曲線である
。図10から分かるように、回転数の上昇に応じて、低
速域の曲線Aから中速域の曲線Bを経て高速域の曲線C
に移行することにより、曲線Aから直接曲線Cに移る場
合に生ずるトルクの谷が解消し、機関のトルクは低速域
から中速域を経て高速域へなめらかにつながって行き、
また中速域においては加速に十分な余裕出力が得られる
。
【0024】上記実施例においては2つの低速用カム1
7a,17bを同一形状のものにしたが、図7に示すよ
うに、低速用カム17bの代りに、総開角およびリフト
量を高速用カム16と低速用カム17aとの中間の大き
さとした中速用カム32を設けてもよい。図9はこのよ
うな中速用カム32を設けた時の各弁のリフト曲線を示
す図8と同様な図であり、cが中速用カム32に対応す
るリフト曲線である。この場合には機関のトルクは図1
0において曲線Aから曲線Dを経て曲線Cに移り、機関
の諸元、仕様によってはより滑かな出力特性が得られる
。
7a,17bを同一形状のものにしたが、図7に示すよ
うに、低速用カム17bの代りに、総開角およびリフト
量を高速用カム16と低速用カム17aとの中間の大き
さとした中速用カム32を設けてもよい。図9はこのよ
うな中速用カム32を設けた時の各弁のリフト曲線を示
す図8と同様な図であり、cが中速用カム32に対応す
るリフト曲線である。この場合には機関のトルクは図1
0において曲線Aから曲線Dを経て曲線Cに移り、機関
の諸元、仕様によってはより滑かな出力特性が得られる
。
【0025】弁作動様式の切替えは上記のように回転数
Ne をパラメータとして切替えるようにしてもよいが
、あるいはスロットル開度または吸気管負圧によってあ
らわされる負荷をパラメータとして負荷によって切替え
るようにしてもよい。
Ne をパラメータとして切替えるようにしてもよいが
、あるいはスロットル開度または吸気管負圧によってあ
らわされる負荷をパラメータとして負荷によって切替え
るようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の弁作動機構によれば、1つのシ
リンダにそれぞれ少くとも2個の吸気弁および排気弁を
設けた4サイクル内燃機関の、前記2個の吸気弁もしく
は排気弁を、1方の弁を休止させることと、2個の弁の
開角、リフトの組合わせを変えることとによって、3段
階の様式に切替えて作動させることができるので、機関
のトルクを低速域から中速域を経て高速域へなめらかに
つなげて行くことができ、弁作動様式の切替え点近傍に
おいてトルクの谷を生ずることがなく、また中速域にお
いては加速に十分な余裕出力が得られる。
リンダにそれぞれ少くとも2個の吸気弁および排気弁を
設けた4サイクル内燃機関の、前記2個の吸気弁もしく
は排気弁を、1方の弁を休止させることと、2個の弁の
開角、リフトの組合わせを変えることとによって、3段
階の様式に切替えて作動させることができるので、機関
のトルクを低速域から中速域を経て高速域へなめらかに
つなげて行くことができ、弁作動様式の切替え点近傍に
おいてトルクの谷を生ずることがなく、また中速域にお
いては加速に十分な余裕出力が得られる。
【図1】本発明による弁作動機構を備えた4サイクル内
燃機関のシリンダ頭部を示す概略平面図である。
燃機関のシリンダ頭部を示す概略平面図である。
【図2】図1のII−II 線にほぼ沿う断面図である
。
。
【図3】弁作動機構の低速域における状態を示す平断面
図である。
図である。
【図4】弁作動機構の中速域における状態を示す平断面
図である。
図である。
【図5】弁作動機構の高速域における状態を示す平断面
図である。
図である。
【図6】高速用カムと低速用カムのリフト曲線を示す線
図である。
図である。
【図7】本発明の他の実施例におけるカム軸を示す図面
である。
である。
【図8】図2ないし図6に示した弁作動機構により作動
される2つの弁の作動状態をリフト曲線により示して表
示した図面である。
される2つの弁の作動状態をリフト曲線により示して表
示した図面である。
【図9】図7に示したカム軸を採用した時の各弁の作動
状態を示す図8と同様な図面である。
状態を示す図8と同様な図面である。
【図10】本発明による機関のトルク特性を示すグラフ
である。
である。
1…シリンダ、2…ピストン、3…燃焼室、4…小径吸
気ポート、5…大径吸気ポート、6…小径排気ポート、
7…大径排気ポート、8…小径吸気弁、9…大径吸気弁
、10…小径排気弁、11…大径排気弁、12…点火栓
、13…ロッカアーム軸、14…ロッカアーム、15…
カム軸、16…高速用カム、17…低速用カム、18…
弁作動機構、19…ピン孔、20…切替えピン、21…
ストッパ部片、22…スプリング、23…ピン孔、24
…切替えピン、25…ストッパ部片、26…スプリング
、27…油通路、28…スプール弁、29…給油ポート
、30…排油ポート、31…連通路、32…中速用カム
。
気ポート、5…大径吸気ポート、6…小径排気ポート、
7…大径排気ポート、8…小径吸気弁、9…大径吸気弁
、10…小径排気弁、11…大径排気弁、12…点火栓
、13…ロッカアーム軸、14…ロッカアーム、15…
カム軸、16…高速用カム、17…低速用カム、18…
弁作動機構、19…ピン孔、20…切替えピン、21…
ストッパ部片、22…スプリング、23…ピン孔、24
…切替えピン、25…ストッパ部片、26…スプリング
、27…油通路、28…スプール弁、29…給油ポート
、30…排油ポート、31…連通路、32…中速用カム
。
Claims (2)
- 【請求項1】 1つのシリンダにそれぞれ少くとも2
個の吸気弁および排気弁を設けた4サイクル内燃機関の
、前記2個の吸気弁もしくは排気弁を作動させる弁作動
機構において、カム軸に、総開角が広くリフトが高い高
速用カムと、該カムより総開角が狭くリフトが低い2個
の低速用カムとを設け、ロッカアーム軸に、前記2個の
弁のうち一方の弁を作動させる第1のロッカアームと、
他方の弁を作動させる第2のロッカアームと、第1の補
助ロッカアームと、第2の補助ロッカアームとを並列さ
せてそれぞれ枢動自在に装着し、前記高速用カムを前記
第1の補助ロッカアームに、前記2個の低速用カムの一
方を前記第1のロッカアームに、他方の低速用カムを前
記第2の補助ロッカアームにそれぞれ接触係合させ、前
記4個のロッカアームを、これらがそれぞれ分離された
状態、前記第2の補助ロッカアームと第2のロッカアー
ムとが一体に連結された状態および前記4個のロッカア
ーム全部が一体に連結された状態に選択的に切替え得る
ロッカアーム連結手段を設けたことを特徴とする4サイ
クル内燃機関の弁作動機構。 - 【請求項2】 前記他方の低速用カムの総開角および
リフトを前記一方の低速用カムの総開角およびリフトよ
り大きくしたことを特徴とする請求項1記載の弁作動機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8057691A JP2844131B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 4サイクル内燃機関の弁作動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8057691A JP2844131B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 4サイクル内燃機関の弁作動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292509A true JPH04292509A (ja) | 1992-10-16 |
JP2844131B2 JP2844131B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=13722170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8057691A Expired - Fee Related JP2844131B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 4サイクル内燃機関の弁作動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2844131B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002221013A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-09 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
US7051687B2 (en) | 2001-01-19 | 2006-05-30 | Honda Giken Kogya Kabushiki Kaisha | Valve operation controller |
JP2011157969A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Dr Ing Hcf Porsche Ag | 内燃機関 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP8057691A patent/JP2844131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7051687B2 (en) | 2001-01-19 | 2006-05-30 | Honda Giken Kogya Kabushiki Kaisha | Valve operation controller |
KR100815035B1 (ko) * | 2001-01-19 | 2008-03-18 | 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 | 내연 기관의 밸브 작동 제어 장치 |
JP2002221013A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-09 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
JP2011157969A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Dr Ing Hcf Porsche Ag | 内燃機関 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2844131B2 (ja) | 1999-01-06 |
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