JPH04292197A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、洗濯から乾燥までの行
程を全自動で行なう洗濯乾燥機（以下、洗乾機と略す）
に係り、さらに詳細には、温風発生装置と熱交換器とが
別駆動からなる洗乾機に関する。

【０００２】

【従来の技術】先に提案した先行技術としては、乾燥の
運転初期から熱交換器（以下、熱交と略す）へ冷却水を
流し始める運転方法をとっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の運転方法では、
乾燥行程のスタートから熱交に冷却水を流すため、温風
が冷却されながら徐々に温度を上げて予熱していくため
、恒率期間に達するまでの時間が掛りすぎ、していは乾
燥時間が長くなることになる。また、熱交の冷却水とし
て水道水を使用しているので、使用量が増大し、ランニ
ングコストがアップする。

【０００４】本発明の目的は、上記不具合いを解決する
ことにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的は、乾燥行程の
予熱期間、即ちスタートからなる時間，熱交の冷却水を
止めることで、予熱期間の時間を短かくでき、乾燥運転
時間が短縮できる洗乾機を提供することにある。

【０００６】

【作用】乾燥行程の予熱期間に冷却水を止めるのは、予
熱をできるだけ短い時間に行なうことが目的で、予熱時
は湿布からの蒸発を促進するための予備段階であり、湿
布が蒸発し易い温度に、如何に速く立上げるかがポイン
トになる。また、洗濯槽及び外槽が、熱容量の大きい金
属（例えばステンレス鋼）から成っていると予熱するの
に時間が掛かる。従って、蒸発し易い温度に、速やかに
立上げるためには、熱交の冷却水を止め、循環風の風温
低下を抑え、高温度の風温を与えることで、湿布を含め
た周囲の温度を速やかに立上げ、予熱時間を短かくし、
乾燥時間の短縮を計かることができる。

【０００７】

【実施例】図１は本発明の洗濯乾燥機の全体構造図、図
２は本発明洗濯乾燥機の洗濯行程の内部構造傾斜図、図
３は本発明洗濯乾燥機の乾燥行程の内部構造傾斜図をそ
れぞれ示す。外枠１内に吊棒２及び防振ばね３により、
回動ベース４を介して、回動ビーム５が一体的に固着さ
れた外槽６を防振支持する。外槽６内には、該外槽６と
横断面形状がほぼ同形で、しかも洗濯脱水及び乾燥を兼
ねる洗濯槽７を設ける。洗濯槽７の上端には、バランス
リング８を摩擦溶着または溶接により取付ける。洗濯槽
７内の側壁には、乾燥時に於ける布回動用のリフタ７ａ
を等間隔に複数個設け、その間に多数の縦溝７ｂを等間
隔に設ける。また多数の脱水穴７ｃを設ける。洗濯槽７
の内底中央には、パルセータ９を回動自在に装着する。 外槽６の上端には、該外槽６と洗濯槽７との間に洗濯物
が落下するのを防止するためにインナーカバー１０を固
定する。外槽６の外底部には、排水装置１１とパルセー
タ９及び洗濯槽７を回転するための駆動装置１２とをベ
ース１３を介して取付ける。排水装置１１は、外槽６の
内底部に連結したバルブ１４とこのバルブ１４に連結し
た排水ホース１５を備えている。排水ホース１５は外枠
１を固定しているベース１６の排水口１６ａに連結して
ある。排水口１６ａからの水は付属ホース（図示せず）
により外部へ排出される。駆動装置には、洗濯用モータ
１７と乾燥用モータ（図示せず）とをクラッチ機構１８
にベルト１９，２０を介して、掛けられ、パルセータ９
及び洗濯槽７へ伝達する。傾斜回動装置２１は外槽６に
固定した回動モータ２２と回動モータ２２の出力軸に固
定したアーム２３と回動ビーム５に設けたクランク軸２
４とを回動自在に軸支したクランク２５から成る。

【０００８】インナーカバー１０には洗濯物の出し入れ
を行なう衣類投入口２６と、該衣類投入口２６を被うフ
タ２７と水受２８が設けてある。トップカバー２９には
給水弁３０とソフナー投入器３１とが設けてあり、イン
ナーカバー１０上の水受２８に給水弁３０からの水を注
入する。給水弁３０の一方には除湿用の給水ホース３２
が接続されている。乾燥機構は図２，図３に示す。外枠
１にファン３３を固定しファン３３はファンモータ３４
とベルト３５掛けにて駆動する。ファン３３は羽根３６
とケーシング３７からなり、ファンの吸入口３８にはフ
ィルター３９が設けてある。第２図にフィルターを外し
た状態を示す。ファン３３の吐出口４０はヒータ４１を
収納したヒータケース４２の入口と接続してある。外槽
６の底部に設けた温風出口４３の近傍に、ノズル４４を
装着したダクト４５の一方の口を接続し、他方の口をフ
ァン吸入部４６とフレキシブルホース４７にて接続する
。ノズル４４の入口は給水ホース３２と接続し、出口は
ダクト４５内にのぞいている。また、ヒータケース４２
の温風出口部４８とインナーカバー１０に設けた温風入
口４９とをフレキシブルホース４７にて接続し、温風循
環系を構成する。動作について説明すると、洗い→すす
ぎ→脱水の洗濯行程は図１あるいは図２に示すごとく、
外槽６が縦の状態で行ない、乾燥行程は図３に示すごと
く外槽６が横の状態で行なう。フレキシブルホースにて
配管された温風循環系は、外槽６が横の状態で追従でき
る様に取付けてある。フタ２７を開き、衣類を洗濯槽７
内に投入する。衣類投入後、フタ２７を閉じ、洗濯行程
を開始する。洗濯行程が終了すると、回動モータ２２に
通電してリンク機構により外槽６を横に傾斜回動させる
。所定の角度に回動したら、続いて乾燥行程が開始する
。除湿方法は衣類の湿分を含んだ温風にノズル４４から
スプレーされ水を直接当てることで熱交換を行ない、湿
気を凝縮捕集する。

【０００９】乾燥運転がスタートする時、熱交の冷却水
は止めておき、本実施例では乾燥行程の予熱期間に相当
する時間、即ち１０〜３０分間冷却水を止めることで、
循環風温５０を高め、予熱期間の立上り速度を速めるこ
とができる。即ち、予熱期間にＴ時間つめることができ
れば、乾燥時間もＴ時間つまることになる。

【００１０】

【発明の効果】本発明によれば、次の様な効果がある。

【００１１】１）乾燥運転初期に熱交の冷却水を止める
ので、循環風温の立上りが速く、予熱期間を短かくする
ことができ、乾燥時間の短縮が計れる。

【００１２】２）予熱期間のある時間、冷却水を止める
ので、使用水量を節減でき、ランニングコストを下げる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の洗乾機の正面図である。

【図２】洗濯行程の動作状態図である。

【図３】乾燥行程の動作状態図である。

【図４】循環風温の温度変化を示す図である。

【符号の説明】

１…外枠、２…吊棒、３…防振バネ、４…回動ベース、
６…外槽、７…洗濯槽、３３…ファン、４１…ＰＴＣ、
５０…循環風温。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】外枠内に垂直に弾性支持された外槽と、外
   槽内に回転自在に軸支された洗濯槽と洗濯槽底部に設け
   た回転翼と外槽上面を被っているカバーと、外槽を水平
   方向に傾斜させる傾斜回動装置と乾燥装置とを備えた洗
   濯乾燥機に於いて、乾燥運転初期からある時間冷却水を
   止めることを特徴とする洗濯乾燥機。