JPH04291617A - 磁気テープのデータ読み出し制御方式 - Google Patents

磁気テープのデータ読み出し制御方式

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JPH04291617A
JPH04291617A JP3056832A JP5683291A JPH04291617A JP H04291617 A JPH04291617 A JP H04291617A JP 3056832 A JP3056832 A JP 3056832A JP 5683291 A JP5683291 A JP 5683291A JP H04291617 A JPH04291617 A JP H04291617A
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JP
Japan
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JP3056832A
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Hidehiko Tanaka
英彦 田中
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮データからなる複
数のパケットを1物理ブロックとして記録するいわゆる
拡張データ記録方式により記録された磁気テープのため
のデータ読み出し制御方式に関する。
【0002】ANSI(アメリカ規格協会)から磁気テ
ープのための新しいデータ記録フォーマットである「拡
張データ記録方式」(Extended Magnet
ic Tape Format)が発表された。図5に
その記録フォーマットを示す。このフォーマットは、パ
ケット格納のためのデータブロック、データブロック内
の先頭パケット番号を格納したデータブロックID、デ
ータブロックパッドから構成されており、データブロッ
ク内には、複数個のパケットと、格納されたパケットの
数を示すカウントフィールドを格納するようになってい
る。
【0003】また、各パケットは、パケットヘッダ、パ
ケットデータを格納するためのデータエリア、パケット
トレーラの3つの部分から構成されている。パケットヘ
ッダは、物理ブロック番号識別用のブロックID、パケ
ットオフセット、パケットトレーラ長、フラグ、リザー
ブ、誤り検出のためのヘッダ用CRC1からなり、パケ
ットトレーラは、圧縮前の生のデータ(ホストデータ)
の論理ブロック長、圧縮前の生のデータについての論理
ブロック用CRC2、圧縮後のパケットデータのための
圧縮ブロック用CRC3、トレーラパッド、パケット用
CRC4から構成されている。
【0004】
【従来の技術】図6に、前記拡張データ記録方式におけ
る従来のデータの書き込み方法と読み出し方法を示す。 磁気テープに対するデータの書き込みと読み出しは、磁
気テープの送りと停止を1物理ブロック単位で次々と繰
り返すことにより行われるものである。
【0005】すなわち、データの書き込みの場合、論理
ブロックを構成する図(A)の各ホストデータD1,D
2,D3,…を図(B)に示すようにデータ圧縮した後
(以後、このデータ圧縮後の論理ブロックを「パケット
」という)、このパケットP1,P2,P3,…を図(
C)に示すように複数個づつ連結(図6では各3個づつ
連結)して1物理ブロックとし、物理ブロック単位で磁
気テープの送りと停止を繰り返しながら順次記録してい
く。そして、この記録の際に、各物理ブロックのカウン
トフィールド部分に当該物理ブロックに格納されている
パケット数を書き込むとともに、データブロックID部
分に当該物理ブロックに格納されているパケットの先頭
パケット番号を書き込むようにしている。
【0006】一方、データの読み出しは、物理ブロック
単位で磁気テープの送りと停止を繰り返しながら、各物
理ブロック中のパケットデータをシーケンシャルに読み
出すことにより行われる。このデータの読み出し時に、
ある物理ブロックにエラーが発生し、そのカウントフィ
ールドに記録されているパケット数を読み取れなかった
場合、当該物理ブロックに記録されたパケットの数のチ
ェックができなくなるため、磁気ヘッドを当該エラーの
発生した物理ブロックの直後のインターブロックギャッ
プ(IBG)位置で停止させ、データの読み出しを強制
的に中止している。
【0007】例えば、図6において2番目の物理ブロッ
クに着目すると、この2番目の物理ブロック内には、P
4,P5,P6の3個のパケットが格納されている。し
たがって、この2番目の物理ブロックのデータ読み出し
に際し、上位装置(ホストコンピュータなど)において
3個のパケットデータを読み取るために計3回の順方向
読み取りコマンド(“space”または“read”
)が発行され、これに引き続いて4個目の順方向読み取
りコマンドが発行されれば、次の3番目の物理ブロック
のパケットデータの読み出し動作への移行が可能となり
、データの読み出しを継続することができる。
【0008】しかし、この2番目の物理ブロックにエラ
ーが発生し、そのカウントフィールドのパケット数が読
み取れなかった場合、2番目の物理ブロックに含まれる
パケット数のチェックができなくなり、2番目の物理ブ
ロックに対する順方向読み取りコマンドを発行すること
ができないので、データの読み出しを当該エラー位置で
強制的に中止せざるを得なかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
においては、物理ブロック中に記録されているパケット
数を読み取ることができなかった場合、その時点でデー
タの読み出しを強制的に中止するため、それ以降の物理
ブロックのデータの読み出しが不可能になるという問題
があった。
【0010】また、従来は、エラーの発生した物理ブロ
ックから読み出されたパケットデータについてはすべて
不良データとみなして廃棄するようにしており、エラー
の発生した物理ブロックのデータ損傷が大きいという問
題があった。
【0011】本発明は、前記事情に基づきなされたもの
で、請求項1記載の発明の目的とするところは、データ
の読み出し中に、物理ブロック中に記録されているパケ
ット数の読み取りエラーが発生した場合でも、データの
読み出し動作を停止することなく、そのまま次の物理ブ
ロック以降に対してもデータの読出を継続することので
きるデータ読み出し制御方式を提供することである。
【0012】また、請求項2記載の発明の目的とすると
ころは、データ読み出し中に何らかのエラーが発生した
場合、エラーの発生した物理ブロック中の異常のないパ
ケットデータについては正常なデータとして読み出し、
エラーの発生した物理ブロックのデータ損傷を最小限に
食い止めるようにした磁気テープのデータ読み出し制御
方式を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
、請求項1記載の発明は、圧縮データからなる複数のパ
ケットを1物理ブロックとして記録され、物理ブロック
中に少なくとも当該物理ブロックに含まれているパケッ
トの数と先頭パケットの番号が記録された磁気テープの
データ読み出し制御方式において、所望の物理ブロック
を読み出す際に、物理ブロック中に記録されているパケ
ット数を読み出せない場合、該エラーの発生した物理ブ
ロックの次の物理ブロックを読み出して次の物理ブロッ
ク中に記録されている先頭パケット番号を読み出し、該
読み出した先頭パケット番号と、前記エラーの発生した
物理ブロックの1つ前の物理ブロック中に記録されてい
るパケット数とを用いてエラーの発生した物理ブロック
のパケット数を算出し、該算出したパケット数を上位装
置側へ通知し、上位装置側で当該パケット数分だけ順方
向読み取りコマンドを発行した後、前記エラーの発生し
た物理ブロックの次の物理ブロックからデータの読み出
しを再開するようにしたものである。
【0014】また、請求項2記載の発明は、圧縮データ
からなる複数のパケットを1物理ブロックとして記録さ
れ、物理ブロック中に少なくとも各パケットについての
誤り検出符号が記録された磁気テープのデータ読み出し
制御方式において、所望の物理ブロックを読み出す際に
読み取りエラーが発生した場合、当該エラーの発生した
物理ブロック中の各パケットに含まれている誤り検出符
号を用いて当該物理ブロック中の各パケットのデータの
誤り検出を行い、誤りのないパケットについては正常デ
ータとして読み出すようにしたものである。
【0015】
【作  用】図1に、請求項1記載のデータ読み出し制
御方式の原理説明図を示す。なお、図中の各記号および
各数値は図6のものと同一である。いま、2番目の物理
ブロックのカウントフィールドのパケット数の読み出し
エラー(図中の×印)が発生した場合、磁気ヘッドはこ
のエラーの発生した2番目の物理ブロックの直後のIB
G2の位置で従来と同様に一旦停止する。
【0016】しかし、本発明の場合、このIBG1位置
で停止した磁気ヘッドを再び駆動し、次の3番目の物理
ブロックのデータを強制的に読み出す。そして、この3
番目の物理ブロック中のデータブロックIDに記録され
ている先頭パケット番号=P7を読み出す。
【0017】一方、1番目の物理ブロックについては、
既にそのカウントフィールドに記録されているパケット
数=3が正常に読み取られ、メモリなどに格納されてい
る。したがって、この1番目の物理ブロックから読み出
されたパケット数=3と、前記3番目の物理ブロックの
から読み出された先頭パケット番号=P7を用いれば、
読み取りエラーの発生した2番目の物理ブロックの不明
なパケット数Nを次の式から求めることができる。 N=(次の物理ブロックの先頭パケット番号)−(1つ
前の物理ブロックのパケット数)−1
【0018】前記例の場合、3番目の物理ブロックの先
頭パケット番号は7番目のパケットであることを示す(
P7)であり、また、1番目の物理ブロックのパケット
数は3個であるから、N=(P7)−3−1=3となり
、エラーの発生した2番目の物理ブロックのパケット数
として3個が得られる。図6を参照すれば、この得られ
たパケット数N=3がエラーの発生した2番目の物理ブ
ロックについての正しいパケット数であることが明らか
である。
【0019】前記のようにして、エラーの発生した2番
目の物理ブロックのパケット数を算出した後、IBG3
の位置に停止している磁気ヘッドを再びエラーの発生し
た2番目の物理ブロックの直後のIBG2位置まで戻す
【0020】そして、前記算出された2番目の物理ブロ
ックのパケット数N=3を磁気テープ装置の読み出し制
御を行っている上位装置へ通知し、上位装置においてこ
のエラーの発生した2番目の物理ブロックのための順方
向読み取りコマンド(“space”または“read
”)を3回発行し、次の3番目の物理ブロックへ処理を
スキップする。
【0021】この結果、エラーの発生した2番目の物理
ブロックの3個のパケットデータについてはあたかも正
常な読み取り動作が行われたと同様の扱いとなる。した
がって、次の順方向読み取りコマンドが発行されれば、
3番目の物理ブロックに対するデータの読み出しが可能
となり、従来のようにエラーの発生した2番目の物理ブ
ロック位置でデータの読み出しが中止されるようなこと
がなくなる。
【0022】ところで、前記請求項1記載のデータ読み
出し制御方式の場合、エラーの発生した物理ブロックに
ついては、当該物理ブロック内のすべてのパケットデー
タを不良データとして廃棄した上で、次の物理ブロック
へ処理をスキップした。そこで、請求項2記載のデータ
読み出し制御方式は、これらの点を考慮して、エラーの
発生した物理ブロック中の異常のないパケットデータに
ついては読み出すようにし、エラーの発生した物理ブロ
ックのデータ損傷ができるだけ小さくなるように工夫し
たものである。
【0023】図2に、請求項2記載のデータ読み出し制
御方式の原理説明図を示す。この図2は、図5の記録フ
ォーマットの各パケット中に含まれている4つの誤り検
出符号CRC1〜CRC4が、どの範囲のデータについ
ての誤り検出を行うものであるかを示したものである。
【0024】図2から明らかなように、CRC1はパケ
ットヘッダ全体にかかる誤り検出符号、CRC2は復元
後の生のホストデータについての誤り検出符号、CRC
3はデータ圧縮後のパケットエリアのデータ,論理ブロ
ック長およびCRC2にかかる誤り検出符号、CRC4
はデータ圧縮後のデータエリアのデータおよびパケット
トレーラ全体にかかる誤り検出符号である。したがって
、この4つの誤り検出符号CRC1〜CRC4を用いれ
ば、各パケットについて誤りを検出することができる。
【0025】そこで、請求項2記載のデータ読み出し制
御方式は、データ読み出し中に、前記カウントフィール
ドエラーを含む何らかのエラーが発生した場合に、当該
エラーの発生した物理ブロック中の各パケットの誤り検
出符号CRC1〜CRC4を用いて当該物理ブロック内
の各パケットについての誤り検出を行い、異常なしと判
定されたパケットについては正常データとして読み出す
ようにしたものである。
【0026】したがって、この請求項2記載の制御方式
の場合、データ読み出し中に何らかのエラーが発生して
も、従来のようにこのエラーの発生した物理ブロック中
のすべてのパケットデータが廃棄されるようなことがな
くなり、エラーの発生した物理ブロックのデータ損傷を
最小限に食い止めることができる。
【0027】なお、この請求項2記載のデータ読み出し
制御方式と、前記した請求項1記載のデータ読み出し制
御方式とを組み合わせれば、エラーの発生した物理ブロ
ックのデータ損傷を最小限に食い止めながら、さらに当
該エラーの発生した物理ブロック以降の物理ブロックに
たいしても引き続いてデータの読み出しを継続すること
のできる磁気テープ装置を構成することができる。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図3は、請求項1記載のデータ読み出し制御
方式を適用して構成した磁気テープ装置の一実施例を示
す。図中、1は磁気ヘッドやテープ駆動機構などから構
成された磁気テープユニット(MTU)、2は磁気テー
プユニット1により読み出されたデータを“1”“0”
のディジタルデータに復調するデータ復調回路、3はデ
ータフォーマットやリードエラーをチェックする復調デ
ータ用フォーマッタ(FMT)、4は復調された物理ブ
ロック中から先頭パケット番号を与えるデータブロック
ID(図5参照)を読み出すデータブロックID抽出回
路、5は復調された物理ブロック中からパケット数を示
すカウントフィールド(CF)部分を取り出すカウント
フィールド削除および抽出回路である。
【0029】6はIBA(インターナルバスアダプタ)
用のフォーマッタ(FMT)、7はフォーマッタ用プロ
セッサ(MPU)、8は読み出された復調データを格納
するためのマルチブロックバッファ(MBB)、9はマ
ルチブロックバッファ8に格納されたパケットデータの
数など、必要な読み込み情報を記録するためのコントロ
ールインターフェース・テーブル(CIT)、10はI
BA(インターナルバスアダプタ)用のホストインター
フェース・コントロール回路(HIC)、11はデータ
転送回路、12はデータ転送用のプロセッサ(MPU)
、13は上位装置(ホストコンピュータなど)との間で
データ転送を行うチャンネルインターフェースである。
【0030】次に、前記実施例の動作を説明する。磁気
テープユニット1によって磁気テープ上からデータが物
理ブロック単位で読み出されると、この読み出されたデ
ータはデータ復調回路2において“1”“0”のディジ
タルデータに復調された後、復調データ用フォーマッタ
3に送られる。復調データ用フォーマッタ3は、この復
調データが図5に示す規定のフォーマット構成になるか
、またリードエラーがないかなど、必要なチェクを行っ
た後、このチェック後の復調データをデータブロックI
D抽出回路4と、カウントフィールド削除および抽出回
路5に送る。
【0031】データブロックID抽出回路4は、物理ブ
ロック中のデータブロックID(図5参照)を抽出し、
FMT用プロセッサ7に送る。同様に、カウントフィー
ルド削除および抽出回路5は、物理ブロック中のカウン
トフィールド(図5参照)を分離抽出し、FMT用プロ
セッサ7に送る。
【0032】FMT用プロセッサ7は、データブロック
ID抽出回路4より送られてくるデータブロックIDか
ら当該物理ブロックに格納されている先頭パケット番号
を読み取るとともに、カウントフィールド削除および抽
出回路5より送られてくるカウントフィールドから当該
物理ブロックに格納されているパケット数を読み取り、
これら先頭パケット番号とパケット数をIBA用フォー
マッタ6を介してコントロールインターフェース・テー
ブル9に格納する。また、読み出された物理ブロック中
の各パケットデータは、カウントフィールド削除および
抽出回路5、IBA用フォーマッタ6を介してマルチブ
ロックバッファ8に格納される。
【0033】そして、マルチブロックバッファ8に格納
されたパケットデータと、コントロールインターフェー
ス・テーブル9に格納された読み取り情報は、データ転
送用プロセッサ12の制御の下に、IBA用ホストイン
ターフェース・コントロール回路10、データ転送回路
11、チャンネルインターフェース13を介して物理ブ
ロック単位でホスト側へ順次転送される。
【0034】いま、ある物理ブロックを読み出している
最中に、カウントフィールドの読み取りエラーが発生す
ると、復調データ用フォーマッタ3から送られてくるエ
ラー情報によりフォーマッタ用プロセッサ7がこれを識
別する。
【0035】例えば、図1に例示したように、2番目の
物理ブロックでカウントフィールドの読み取りエラーが
発生したものとすると、復調データ用フォーマッタ3か
らこの2番目の物理ブロックのカウントフィールドの読
み取りエラー情報が出力され、フォーマッタ用プロセッ
サ7がこの読み取りエラーを識別する。エラーの発生し
た2番目の物理ブロックのデータ読み出し動作が終わる
と、磁気テープ装置1の磁気ヘッドは従来と同様に、こ
のエラーの発生した2番目の物理ブロックの直後のIB
G2の位置で一旦停止される。
【0036】次いで、フォーマッタ用プロセッサ7は、
磁気テープユニット1を制御し、次の3番目の物理ブロ
ックのデータの読み出しを行う。そして、この3番目の
物理ブロック中から、そのデータブロックIDに記録さ
れている3番目の物理ブロックの先頭パケット番号P7
を読み取る。磁気テープ装置1の磁気ヘッドは、この3
番目の物理ブロックのデータの読み出しを終了すると、
IBG3位置で停止される。
【0037】このようにして、3番目の物理ブロックの
先頭パケット番号P7を読み取った後、フォーマッタ用
プロセッサ7は、該3番目の物理ブロックの先頭パケッ
ト番号=P7と、既に正常に読み取られてコントロール
インターフェース・テーブル9内に格納されている1番
目の物理ブロックのカウントフィールドのパケット数=
3を用いて、エラーの発生した2番目の物理ブロックの
パケット数Nを前述した算出式に基づいて計算する。そ
して、その算出結果をコントロールインターフェース・
テーブル9に格納する。今の例の場合、カウントフィー
ルドの読み取りエラーの発生した2番目の物理ブロック
のパケット数Nは(P7)−3−1=3となる。
【0038】次いで、フォーマッタ用プロセッサ7は磁
気テープユニット1を制御してテープを逆送りし、磁気
ヘッドをエラーの発生した2番目の物理ブロック直後の
IBG2の位置に戻すとともに、2番目の物理ブロック
にエラーが発生したことを示すエラー情報をコントロー
ルインターフェース・テーブル9に登録する。
【0039】データ転送用プロセッサ12は、IBA用
ホストインターフェース・コントロール回路10を介し
て、コントロールインターフェース・テーブル9から2
番目の物理ブロックのエラー情報を読み出し、データ転
送回路11、チャンネルインターフェース13を介して
上位装置へ転送する。
【0040】前記エラー情報を受信した上位装置は、エ
ラーの発生した2番目の物理ブロックのための順方向読
み取りコマンド(“space”または“read”)
を3回発行し、エラーの発生した2番目の物理ブロック
についてはパケットデータの読み取り行うことなく次の
3番目の物理ブロックへ処理をスキップする。これによ
り、3番目以降の物理ブロックについてデータの読み出
しを継続することができるようになる。
【0041】図4は、請求項2記載のデータ読み出し制
御方式を適用して構成した磁気テープ装置の一実施例を
示す。図中、14はパケットヘッダ削除および抽出回路
、15はパケットトレーラ削除回路、16はホストデー
タ復元回路、17〜20は誤り検出用のCRCチェック
回路、21は圧縮データおよびパケットトレーラ認識回
路である。なお、図1と同一の回路には同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0042】次に、前記実施例の動作を説明する。磁気
テープユニット1によって磁気テープ上からデータが物
理ブロック単位で読み出されると、この読み出されたデ
ータはデータ復調回路2において“1”“0”のディジ
タルデータに復調された後、復調データ用フォーマッタ
3に送られる。
【0043】復調データ用フォーマッタ3は、この復調
データが図5に示す規定のフォーマット構成になるか、
またリードエラーがないかなど、必要なチェクを行った
後、IBA用フォーマッタ6を介して、このチェック後
の復調データをマルチブロックバッファ8に格納すると
ともに、その時の必要な読み取り情報をコントロールイ
ンターフェース・テーブル9に記録する。
【0044】パケットヘッダ削除および抽出回路14は
、IBA用ホストインターフェースコントロール10を
介して前記マルチブロックバッファ8中から物理ブロッ
クの各パケットを順次読み出す。そして、読み出したパ
ケットからパケットヘッダを分離し、CRC1チェック
回路17へ送る。パケットヘッダ中には、図2に明らか
なように、パケットヘッダ全体にかかるヘッダ用誤り検
出符号CRC1が含まれている。CRC1チェック回路
17は、このヘッダ用誤り検出符号CRC1を用いて当
該パケットのパケットヘッダについての誤りチェックを
行い、そのチェック結果をデータ転送用プロセッサ12
に送る。
【0045】一方、前記パケットヘッダ削除および抽出
回路14においてパケットヘッダを削除された後の残り
のパケット部分は、パケットトレーラ削除回路15に送
られるとともに、圧縮データおよびパケットトレーラ認
識回路21、CRC3チェック回路19、CRC4チェ
ック回路20に送られる。
【0046】CRC3チェック回路19は、送られてき
たパケットのパケットトレーラ中に含まれている圧縮ブ
ロック用誤り検出符号CRC3(図2参照)を用いて、
当該パケットのデータエリアに格納されている復元前の
圧縮データ、論理ブロック長および論理ブロック用CR
C2について誤りチェックを行い、そのチェック結果を
データ転送用プロセッサ12に送る。
【0047】また、CRC4チェック回路20は、送ら
れてきたパケットのパケットトレーラ中に含まれている
パケット用誤り検出符号CRC4(図2参照)を用いて
、当該パケットのデータエリアに格納されている復元前
の圧縮データ、論理ブロック長、論理ブロック用CRC
2およびトレーラパッドについての誤りチェックを行い
、そのチェック結果をデータ転送用プロセッサ12に送
る。
【0048】パケットトレーラ削除回路15は、パケッ
トヘッダ削除および抽出回路14から送られてきたパケ
ット中から圧縮ブロック用CRC3、トレーラパッドお
よびパケット用CRC4を削除し、残りのデータエリア
、論理ブロック長および論理ブロック用CRC2からな
るパケットホストデータ復元回路16に送る。
【0049】ホストデータ復元回路16は、パケットト
レーラ削除回路15から送られてきたパケットのデータ
エリアに格納されている圧縮データ(図6(B))をデ
コードして元の生のホストデータ(図6(A))に復元
した後、チャンネルインターフェース13を介して上位
装置へ転送する。
【0050】CRC2チェック回路18は、パケット内
の論理ブロック用誤り検出符号CRC2を用いて、前記
ホストデータ復元回路16で復元された生のホストデー
タ(図6(A))の誤りチェックを行い、そのチェック
結果をデータ転送用プロセッサ12に送る。
【0051】データ転送用プロセッサ12は、前記のよ
うにした得られた当該パケットについての4つの誤り検
出結果CRC1〜CRC4に基づいて当該パケットに異
常があるか否かを判定する。すなわち、CRC1〜CR
C4のいずれもが正しい場合、上位装置へ転送された当
該パケットの復元データは正常なデータであると判定し
、当該パケットデータが正常データであることを示す正
常情報をチャンネルインターフェース13を介して上位
装置へ通知する。
【0052】一方、CRC1〜CRC4のいずれか1つ
にでも異常がある場合、上位装置へ転送された当該パケ
ットの復元データは正常なデータではないと判定し、当
該パケットデータが異常データであることを示す異常情
報をチャンネルインターフェース13を介して上位装置
へ通知する。
【0053】上位装置は、前記パケット毎に送られてく
る正常または異常情報に基づいて異常のないパケットの
データのみを取り出す。この結果、エラーの発生した物
理ブロック中から正常なパケットデータのみを読み出す
ことができ、物理ブロックに読み出しエラーが発生した
場合でも、エラーの発生した物理ブロックに含まれるす
べてのパケットデータを破棄する必要がなくなり、エラ
ーの発生した物理ブロックのデータ損傷を最小限に食い
止めることができる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
請求項1記載のデータ読み出し制御方式によれば、デー
タの読み出し中に、物理ブロック中に記録されているパ
ケット数の読み取りエラーが発生した場合でも、データ
の読み出し動作を停止することなく、そのまま次の物理
ブロック以降に対してもデータの読み出しを継続するこ
とができる。
【0055】また、請求項2記載のデータ読み出し制御
方式によれば、物理ブロックに何らかの読み出しエラー
が発生した場合、物理ブロック中の各パケットに記録さ
れている誤り検出符号を用いて各パケットデータの誤り
検出を行い、誤りのないパケットについては正常データ
として読み出すようにしたので、エラーの発生した物理
ブロックのデータ損傷を最小限に食い止めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一のデータ読み出し制御方式の原理
説明図である。
【図2】本発明の第二のデータ読み出し制御方式の原理
説明図である。
【図3】本発明の第一のデータ読み出し制御方式を適用
して構成した磁気テープ装置の例を示す図である。
【図4】本発明の第二のデータ読み出し制御方式を適用
して構成した磁気テープ装置の例を示す図である。
【図5】拡張データ記録方式のデータ記録フォーマット
を示す図である。
【図6】拡張データ記録方式における従来のデータの書
き込み方法と読み出し方法の例を示す図である。
【符号の説明】 D1〜D9    ホストデータ(論理ブロック)P1
〜P9    パケット(圧縮データ)IBG    
    インターブロックギャップCRC1〜4  誤
り検出符号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧縮データからなる複数のパケットを
    1物理ブロックとして記録され、物理ブロック中に少な
    くとも当該物理ブロックに含まれているパケットの数と
    先頭パケットの番号が記録された磁気テープのデータ読
    み出し制御方式において、所望の物理ブロックを読み出
    す際に、物理ブロック中に記録されているパケット数を
    読み出せない場合、該エラーの発生した物理ブロックの
    次の物理ブロックを読み出して次の物理ブロック中に記
    録されている先頭パケット番号を読み出し、該読み出し
    た先頭パケット番号と、前記エラーの発生した物理ブロ
    ックの1つ前の物理ブロック中に記録されているパケッ
    ト数とを用いてエラーの発生した物理ブロックのパケッ
    ト数を算出し、該算出したパケット数を上位装置側へ通
    知し、上位装置側で当該パケット数分だけ順方向読み取
    りコマンドを発行した後、前記エラーの発生した物理ブ
    ロックの次の物理ブロックからデータの読み出しを再開
    することを特徴とする磁気テープのデータ読み出し制御
    方式。
  2. 【請求項2】  圧縮データからなる複数のパケットを
    1物理ブロックとして記録され、物理ブロック中に少な
    くとも各パケットについての誤り検出符号が記録された
    磁気テープのデータ読み出し制御方式において、所望の
    物理ブロックを読み出す際に読み取りエラーが発生した
    場合、当該エラーの発生した物理ブロック中の各パケッ
    トに含まれている誤り検出符号を用いて当該物理ブロッ
    ク中の各パケットのデータの誤り検出を行い、誤りのな
    いパケットについては正常データとして読み出すことを
    特徴とする磁気テープのデータ読み出し制御方式。
JP3056832A 1991-03-20 1991-03-20 磁気テープのデータ読み出し制御方式 Withdrawn JPH04291617A (ja)

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