JPH04290754A - 圧電素子駆動回路 - Google Patents

圧電素子駆動回路

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JPH04290754A
JPH04290754A JP3055080A JP5508091A JPH04290754A JP H04290754 A JPH04290754 A JP H04290754A JP 3055080 A JP3055080 A JP 3055080A JP 5508091 A JP5508091 A JP 5508091A JP H04290754 A JPH04290754 A JP H04290754A
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JP
Japan
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piezoelectric element
switch means
drive circuit
circuit
element drive
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JP3055080A
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Inventor
Satoshi Yoshino
吉野 悟志
Akihiro Abe
明宏 阿部
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子駆動回路に関
し、更に詳しくは、ワイヤドットプリンタ装置のワイヤ
ピン駆動部に使用される圧電素子を作動させる圧電素子
駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤドットプリンタ装置は、ワイヤピ
ンの前後動によって印字リボンのインク成分を印字用紙
に転写する。従来のワイヤドットプリンタ装置は、電磁
力によってワイヤピンを駆動している。
【0003】近年、ワイヤピンが圧電素子に取り付けら
れた形式のワイヤドットプリンタ装置が出現している。 公知のように、圧電素子は電気エネルギーを機械的エネ
ルギーに変換する。かかるワイヤドットプリンタ装置に
おいては、電界をかけられた圧電素子が機械的に歪むこ
とを利用して、ワイヤピンが変位される。圧電素子は、
駆動機構を小型且つ軽量化する利点がある。
【0004】圧電素子に電界をかけるために、従来、ブ
ーストアップ回路あるいはステップアップ回路が使用さ
れている。
【0005】この回路は、図8に例示するとおり、イン
ダクタンスL、スイッチ手段SW、ダイオードD、及び
圧電素子Pから成る。圧電素子Pはコンデンサと見なし
得る。
【0006】この回路は、スイッチ手段SWを閉じるこ
とにより、電源V0からインダクタンスLに電流を流す
。インダクタンスLに所定の電磁エネルギーが蓄えられ
たとき、スイッチ手段SWを開く。インダクタンスLに
蓄えられた電磁エネルギーによって、圧電素子Pをコン
デンサと見なせば、ダイオードDを通してコンデンサが
充電される。言い替えれば、電源V0 より高い電位の
電界が圧電素子Pにかけられ、圧電素子Pは機械的に歪
み、その結果圧電素子Pに取り付けられたワイヤピン(
図示せず)が変位する。
【0007】図8に示した圧電素子駆動回路を改良した
電流回生型の駆動回路が検討されている。このような圧
電素子駆動回路を図9に例示する。
【0008】図9の駆動回路は、インダクタンスLと、
コンデンサとみなし得る圧電素子Pと、電源V0 及び
インダクタンスLに接続された第1のスイッチ手段SW
1と、第1のスイッチ手段SW1に並列に接続された第
1のダイオードD1と、インダクタンスL、電源V0 
及び圧電素子Pに接続された第2のスイッチ手段SW2
と、第2のスイッチ手段SW2に並列に接続された第2
のダイオードD2と、インダクタンスL及び圧電素子P
に接続された第3のスイッチ手段SW3と、第3のスイ
ッチ手段SW3に並列に接続された第3のダイオードD
3とから成る。
【0009】この回路は、第1のスイッチ手段SW1及
び第2のスイッチ手段SW2を閉じることによって、イ
ンダクタンスLに電磁エネルギーが蓄えられる。第1の
スイッチ手段SW1を閉じたまま、第2のスイッチ手段
SW2を開くと、インダクタンスLと電源V0 とが共
振し、発生したフライバックエネルギーによって圧電素
子Pには電源V0 より高い電界がかかる。この状態は
、圧電素子Pをコンデンサと見なせば、フライバックエ
ネルギーによってコンデンサが充電されたと考えること
ができる。所定時間経過後、第1のスイッチ手段SW1
を開く。電界がかかった圧電素子Pは機械的に歪み、そ
の結果圧電素子Pに取り付けられたワイヤピン(図示せ
ず)が変位する。
【0010】ワイヤピンによる印字作動が終了すると、
圧電素子Pに生じていた機械的歪みが解放され、ワイヤ
ピンは元の状態に戻り始める。圧電素子Pによって機械
的エネルギーが電気エネルギーに変換される。第3のス
イッチ手段SW3が閉じられるとLC共振が生じ、圧電
素子Pによって発生した電気エネルギーは回生電流とし
てダイオードD1を経由して電源V0 に流れる。最終
的に圧電素子Pに発生した電気エネルギーの全ては電源
V0 に回生される。この状態は、圧電素子Pをコンデ
ンサと見なせば、コンデンサが完全に放電したと考える
ことができる。
【0011】コンデンサの静電容量は、ε(S/d)で
表される。ここで、εは絶縁体の誘電率、Sは電極の面
積、dは電極間距離である。
【0012】上述のとおり、ワイヤピンは圧電素子Pに
取り付けられているので、圧電素子Pをコンデンサと考
えれば、dはワイヤピンの変位量の関数である。また、
コンデンサに蓄えられるエネルギーは、(CV2 )/
2  で表される。コンデンサに蓄えられるエネルギー
を一定とすれば、電極間距離dが大きくなる程、コンデ
ンサにかかる電圧は高くなる。
【0013】ワイヤドットプリンタ装置においては、上
述のとおり、圧電素子駆動回路によって圧電素子には電
源より高い電圧が加えられる。電界をかけられた圧電素
子が機械的に歪み、これによってワイヤピンが変位させ
られる。変位後のワイヤピンがその状態に保持される場
合、圧電素子をコンデンサと見なすと、コンデンサの両
端にかかる電圧Vpは、概ね一定電圧に保持される。以
下、本明細書においてはこのような状態を「圧電素子の
正常作動」と呼ぶ。
【0014】ワイヤピンの作動終了後、圧電素子Pから
回生電流が流れる。圧電素子Pをコンデンサと見なせば
、コンデンサの両端にかかる電圧Vpは低下し、最終的
に0ボルトになる。このような電圧Vpの変化を図10
の上段に実線にて示す。更に、電圧Vpの変化に対応す
る、図9に示したスイッチ手段SW1、SW2及びSW
3の開閉状態を各々図10の下段に示す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】電界をかけられた圧電
素子が機械的に歪み、これによってワイヤピンが変位さ
せられた後に、ワイヤピンがその状態に保持されず、元
の位置に向かって変位する場合がある。例えば、ワイヤ
ピンが印字用紙に強く当たり、その反力で元の位置に向
かって変位する場合がある。このようなワイヤピンの変
位状態に異常が発生した場合には、先に説明したように
、圧電素子をコンデンサと見なせば、電極間距離dが狭
くなることに相当する。以下本明細書においては、この
ような状態を「圧電素子の異常作動」と呼ぶ。したがっ
て、コンデンサの両端にかかる電圧Vpが低下する結果
となる。この状態を、図10の上段の電圧Vpの変化中
破線Aで示す。
【0016】例えば、電圧Vpが電源V0 の電圧近く
にまで低下すると、図9の第3のスイッチ手段SW3が
閉じたにも拘らず、LC共振が生じにくくなり、圧電素
子Pから回生電流が流れにくくなり、電圧Vpに変化が
生じないか、たとえ生じても僅かである。即ち、少なく
とも圧電素子Pに生じた回生電流がゼロに低下すること
がない。この状態を図10の上段の電圧Vpの変化中破
線Bで示す。圧電素子Pをコンデンサと見なした場合、
コンデンサは完全に放電した状態にはならない。このた
め、ワイヤピンが元の状態に復帰することができないと
いう問題が生じる。
【0017】ワイヤドットプリンタ装置全体の電圧低下
あるいは電圧遮断が生じ、ワイヤドットプリンタ装置全
体の作動が停止した場合(以下、このような状態を「装
置全体の作動停止」と呼ぶこともある)、従来の電磁力
を用いたワイヤドットプリンタ装置においては、変位し
たワイヤピンは元の状態に直ちに復帰することができる
【0018】ところが、圧電素子を使用するワイヤドッ
トプリンタにおいては、装置全体の作動停止の場合、圧
電素子によって生じた回生電流は回路からのリークによ
ってしか流れない。したがって、電圧Vpが直ちにゼロ
にはならず、ワイヤピンが元の状態に復帰するために相
当の時間を要する。印字リボンあるいは印字用紙が動く
と、これらにワイヤピンが引っかかり、ワイヤピンが破
損する虞れがある。
【0019】したがって、本発明の目的の1つは、ワイ
ヤピンの変位状態に異常が発生した場合に、ワイヤピン
を変位前の元の状態に直ちに復帰させることができるワ
イヤドットプリンタ装置の圧電素子駆動回路を提供する
ことにある。
【0020】本発明の別の目的は、ワイヤドットプリン
タ装置全体の作動が停止した場合、ワイヤピンを変位前
の元の状態に直ちに復帰させることができる圧電素子駆
動回路を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明の
第1の態様により、圧電素子Pを含むLC共振回路を備
え、LC共振及びフライバック方式により圧電素子Pを
作動させる圧電素子駆動回路であって、該LC共振回路
とは別の、抵抗Rを含む放電回路30が設けられている
ことを特徴とする圧電素子駆動回路によって達成される
【0022】上記の別の目的は、本発明の第2の態様に
より、圧電素子Pを含むLC共振回路を備え、LC共振
及びフライバック方式により圧電素子Pを作動させる圧
電素子駆動回路であって、該LC共振回路とは別の、抵
抗Rを含む放電回路40と、圧電素子Pを含む装置全体
の電圧低下あるいは電圧遮断を検出するドライブカット
手段10とが設けられ、該ドライブカット手段10によ
って、前記放電回路40が制御されることを特徴とする
圧電素子駆動回路によって達成される。
【0023】本発明の第1及び第2の態様の圧電素子駆
動回路においては、前記LC共振回路は、インダクタン
スLと、コンデンサと見なし得る圧電素子Pと、電源V
0 及びインダクタンスLに接続された第1のスイッチ
手段SW1と、該第1のスイッチ手段SW1に並列に接
続された第1のダイオードD1と、インダクタンスL、
電源V0 、及び圧電素子Pに接続された第2のスイッ
チ手段SW2と、該第2のスイッチ手段SW2に並列に
接続された第2のダイオードD2と、インダクタンスL
及び圧電素子Pに接続された第3のスイッチ手段SW3
と、該第3のスイッチ手段SW3に並列に接続された第
3のダイオードD3と、から成り、圧電素子Pにて発生
した回生電流が、前記第3のスイッチ手段SW3を閉じ
ることにより第1のダイオードD1を経由して電源V0
に回生されることが好ましい。
【0024】本発明の第1及び第2の態様の圧電素子駆
動回路には、前記放電回路30、40が圧電素子Pと並
列に設けられていることが好ましい。
【0025】本発明の第1の態様の圧電素子駆動回路に
は、第4のスイッチ手段SW4が設けられていることが
好ましい。
【0026】あるいは、本発明の第1の態様の圧電素子
駆動回路には、前記放電回路30が圧電素子Pと第2の
スイッチ手段SW2との間に設けられていることが好ま
しい。
【0027】本発明の第2の態様の圧電素子駆動回路に
おいては、前記放電回路40に第4のスイッチ手段SW
4が設けられ、該第4のスイッチ手段SW4が前記ドラ
イブカット手段10によって制御されることが好ましい
【0028】あるいは、本発明の第2の態様の圧電素子
駆動回路においては、放電回路40が、圧電素子Pと第
2のスイッチ手段SW2との間に設けられ、該第2のス
イッチ手段SW2が前記ドライブカット手段10によっ
て制御されることが好ましい。
【0029】本発明の第2の態様の圧電素子駆動回路に
おいては、前記ドライブカット手段10が、圧電素子P
を含む装置全体の電圧低下あるいは電圧遮断を検出する
電圧検出手段20と、該電圧検出手段20の作動によっ
て開にされる第5のスイッチ手段22と、該該第5のス
イッチ手段22によって制御され、前記第4のスイッチ
手段SW4あるいは前記第2のスイッチ手段SW2を制
御する制御手段24、とから成ることが好ましい。
【0030】
【作用】本来ゼロとなるべき圧電素子Pによって発生し
た電気エネルギーは放電回路30、40により熱に変換
される。したがって、ワイヤピンの変位状態の異常ある
いはワイヤドットプリンタ装置全体の作動停止が生じた
場合でも、ワイヤピンは変位前の元の状態に直ちに復帰
することができる。
【0031】
【実施例】以下、図1乃至図7を参照して本発明の圧電
素子駆動回路を説明する。図中、同一符号は同一又は相
当部を示す。
【0032】図1に本発明の圧電素子駆動回路の第1の
態様に基づく第1の実施例の回路構成を示す。
【0033】図1の駆動回路において、LC共振回路は
、インダクタンスLと、コンデンサと見なし得る圧電素
子Pと、電源V0 及びインダクタンスLに接続された
第1のスイッチ手段SW1と、第1のスイッチ手段SW
1に並列に接続された第1のダイオードD1と、インダ
クタンスL、電源V0 及び圧電素子Pに接続された第
2のスイッチ手段SW2と、第2のスイッチ手段SW2
に並列に接続された第2のダイオードD2と、インダク
タンスL及び圧電素子Pに接続された第3のスイッチ手
段SW3と、第3のスイッチ手段SW3に並列に接続さ
れた第3のダイオードD3とから成る。
【0034】図1に示す圧電素子駆動回路は、圧電素子
Pに並列に接続された放電回路301 を更に備えてい
る。放電回路301 は、抵抗Rと第4のスイッチ手段
SW4から成る。
【0035】図1に示す圧電素子駆動回路の作動を以下
説明する。
【0036】第1のスイッチ手段SW1及び第2のスイ
ッチ手段SW2を閉じることによって、インダクタンス
Lに電磁エネルギーが蓄えられる。第1のスイッチ手段
SW1を閉じたまま、第2のスイッチ手段SW2を開く
と、インダクタンスLと電源V0 とが共振し、発生し
たフライバックエネルギーによって圧電素子Pには電源
V0 より高い電界が加えられる。所定時間経過後、第
1のスイッチ手段SW1を開く。電界がかかった圧電素
子Pは機械的に歪み、その結果圧電素子Pに取り付けら
れたワイヤピン(図示せず)が変位する。
【0037】圧電素子の正常作動の場合、ワイヤピンに
よる印字作動が終了すると、圧電素子Pに生じていた機
械的歪みが解放され、ワイヤピンは元の状態に戻り始め
る。圧電素子Pによって機械的エネルギーが電気エネル
ギーに変換される。
【0038】第3のスイッチ手段SW3が閉じられると
LC共振が生じ、圧電素子Pによって発生した電気エネ
ルギーは回生電流としてダイオードD1を経由して電源
V0 に流れる。最終的に圧電素子Pに発生した電気エ
ネルギーの全ては電源V0 に回生される。
【0039】このような圧電素子をコンデンサと見なし
た場合のコンデンサの両端の電圧Vpの変化を図2の上
段に実線にて示す。更に、電圧Vpの変化に対応する、
図1に示したスイッチ手段SW1、SW2及びSW3の
開閉状態を各々図2に示す。なお、スイッチ手段SW1
、SW2、SW3の各々は、公知のいかなるスイッチ制
御手段(図示せず)によっても制御され得る。
【0040】圧電素子Pの異常作動の場合には、先に説
明したように、電圧Vpが低下する。この状態を、図2
の上段の電圧Vpの変化中破線Aで示す。
【0041】この場合、図1の第3のスイッチ手段SW
3が閉じたにも拘らず、LC共振が生じにくくなる。こ
のため、圧電素子Pから回生電流が流れにくくなり、電
圧Vpに変化が生じないか、たとえ生じても僅かである
。少なくとも圧電素子Pに生じた電気エネルギーがゼロ
に低下することはない。この状態を図2の上段の電圧V
pの変化中破線Bで示す。
【0042】このような場合、第3のスイッチ手段SW
3が閉となるや否や、第4のスイッチ手段SW4が閉じ
る。これによって、圧電素子Pに生じた回生電流は放電
回路301 を介して接地され、回生電流は放電回路3
01に設けられた抵抗Rによって熱に変換される。した
がって、圧電素子Pに生じた電気エネルギーは速やかに
ゼロになる。その結果、圧電素子Pは機械的歪みの生じ
ていない元の状態に戻り、圧電素子Pに取り付けられた
ワイヤピンも元の状態に復帰し得る。第4のスイッチ手
段SW4の開閉状態を図2の最下段に、電圧Vpの変化
を図2の上段の破線Cにて示す。
【0043】第4のスイッチ手段SW4の開閉は圧電素
子Pの両端の電圧を検出することにより制御することが
できる。あるいは、第3のスイッチ手段SW3が開とな
った後、第4のスイッチ手段SW4が所定時間の間閉じ
た状態となるように制御することもできる。
【0044】図3に本発明の圧電素子駆動回路の第1の
態様に基づく第2の実施例の回路構成を示す。図1に示
す回路と異なり、図3に示す回路においては、放電回路
302 は第2のスイッチ手段SW2と圧電素子Pとの
間に設けられ、第4のスイッチ手段SW4は除かれてい
る。また、第2のスイッチ手段SW2にはダイオードD
21が設けられている。
【0045】圧電素子Pの正常作動の場合における電圧
Vpの変化を図4の上段に実線で示し、圧電素子Pの作
動異常の場合の電圧Vpの変化を、図4の上段に破線A
及びBで示す。
【0046】圧電素子Pの異常作動の場合、第3のスイ
ッチ手段SW3が開いた後、第2のスイッチ手段SW2
が再度閉じる。これによって、圧電素子Pに生じた回生
電流は放電回路302 を介して接地され、回生電流は
放電回路302 に設けられた抵抗Rによって熱に変換
される。したがって、圧電素子Pに生じた電気エネルギ
ーは速やかにゼロになる。第2のスイッチ手段SW2の
開閉状態を図4に示す。また、電圧Vpの変化を図4の
上段の破線Cにて示す。
【0047】第2のスイッチ手段SW2の再度の閉開は
圧電素子Pの両端の電圧を検出することにより制御する
ことができる。あるいは、第3のスイッチ手段SW3が
開となった後、第2のスイッチ手段SW2が所定時間の
間閉じた状態となるように制御することもできる。
【0048】図5に本発明の圧電素子駆動回路の第2の
態様に基づく実施例の回路構成を示す。図5に示す圧電
素子駆動回路は、第2のスイッチ手段SW2を制御する
ためのドライブカット手段10が設けられている点を除
き、図3に示した回路構成と同じである。
【0049】ドライブカット手段10の詳細を図6に示
す。ドライブカット手段10は、圧電素子Pを含む装置
全体の電圧低下あるいは電圧遮断を検出する電圧検出手
段20と、該電圧検出手段20の作動によって開にされ
る第5のスイッチ手段22と、該第5のスイッチ手段2
2によって制御され、第2のスイッチ手段SW2を閉に
する制御手段24とから成る。
【0050】電圧検出手段20は、基準電圧Vrefと
ワイヤドットプリンタ装置全体を作動させる電源からの
電圧Vsの各々が入力されるコンパレータから成ること
が望ましい。
【0051】第5のスイッチ手段22は、トランジスタ
Tr11及びTr12から成ることが好ましいが、サイ
リスタ、機械的スイッチから構成することもできる。ト
ランジスタTr11のベースは電圧検出手段20の出力
部に接続されている。トランジスタTr12は、ベース
がトランジスタTr11のコレクタに接続され、コレク
タが例えば印字リボンや印字用紙を駆動するモーターを
制御するモーター制御手段(図示せず)に接続され、エ
ミッタが適当な電源に接続されていることが望ましい。
【0052】第2のスイッチ手段SW2を制御する制御
手段24は、その入力部の各々が、トランジスタTr1
1のエミッタ及び圧電素子制御信号に接続され、出力部
がトランジスタとすることができる第2のスイッチ手段
SW2のベースに接続されたORゲートであることが望
ましい。
【0053】図6及び図7を参照して、ドライブカット
手段10の作動を説明する。
【0054】ワイヤドットプリンタ装置全体の電圧Vs
が図7の最上段に示すように低下し、基準電圧Vref
以下になったとする。このとき、電圧検出手段20の出
力はH状態からL状態に変化する。この結果、トランジ
スタTr11はオフになり、圧電素子駆動回路の電源も
遮断される。トランジスタTr11がオフになるので、
トランジスタTr12もオフになり、モーター制御手段
もオフになる。
【0055】第2のスイッチ手段SW2を制御する制御
手段24のトランジスタTr11に接続された入力部は
H状態になる。したがって、圧電素子Pを作動させるた
めの圧電素子制御信号の状態如何に拘らず、制御手段2
4の出力はH状態になり、第2のスイッチ手段SW2は
閉になる。これによって、圧電素子Pに生じた回生電流
は放電回路40を介して接地され、回生電流は放電回路
40に設けられた抵抗Rによって熱に変換される。した
がって、ワイヤピンは元の状態に直ちに復帰する。
【0056】なお、図6に示すドライブカット手段10
を、図1に示す第4のスイッチ手段SW4の制御に用い
ることができる。スイッチ手段の各々をトランジスタ、
サイリスタあるいは機械的スイッチにて構成することが
できる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の圧電素子
駆動回路によれば、本来ゼロとなるべき圧電素子に生じ
た電気エネルギーが放電回路によって熱に変換される。 したがって、ワイヤピンの変位状態の異常あるいはワイ
ヤドットプリンタ装置全体の作動停止が生じた場合でも
、ワイヤピンは変位前の元の状態に直ちに復帰すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電素子駆動回路の第1の態様の第1
の実施例の構成図である。
【図2】図1に示す本発明の圧電素子駆動回路の作動状
態を示す図である。
【図3】本発明の圧電素子駆動回路の第1の態様の第2
の実施例の構成図である。
【図4】図3に示す本発明の圧電素子駆動回路の作動状
態を示す図である。
【図5】本発明の圧電素子駆動回路の第2の態様の実施
例の構成図である。
【図6】図5に示す本発明の圧電素子駆動回路における
ドライブカット手段の構成を示す回路図である。
【図7】図6に示すドライブカット手段の作動状態を示
す図である。
【図8】従来の圧電素子駆動回路(ブートアップ回路)
の構成図である。
【図9】従来の電流回生型の圧電素子駆動回路の一例を
示す構成図である。
【図10】図9に示す圧電素子駆動回路の作動状態を示
す図である。
【符号の説明】
V0    圧電素子駆動回路の電源 SW1  第1のスイッチ手段 SW2  第2のスイッチ手段 SW3  第3のスイッチ手段 SW4  第4のスイッチ手段 D1    第1のダイオード D2    第2のダイオード D3    第3のダイオード D21  ダイオード L      インダクタンス P      圧電素子 R      抵抗 10    ドライブカット手段 20    電圧検出手段 22    第5のスイッチ手段 24    第2のスイッチ手段SW2を閉にする制御
手段30(301 、302 )    放電回路40
    放電回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧電素子(P) を含むLC共振回路
    を備え、LC共振及びフライバック方式により圧電素子
    (P) を作動させる圧電素子駆動回路であって、該L
    C共振回路とは別に、抵抗(R)を含む放電回路(30
    )が設けられていることを特徴とする圧電素子駆動回路
  2. 【請求項2】  前記LC共振回路は、インダクタンス
    (L) と、コンデンサとみなし得る圧電素子(P) 
    と、電源(V0)及びインダクタンス(L) に接続さ
    れた第1のスイッチ手段(SW1) と、該第1のスイ
    ッチ手段(SW1) に並列に接続された第1のダイオ
    ード(D1)と、インダクタンス(L) 、電源(V0
    )、及び圧電素子(P) に接続された第2のスイッチ
    手段(SW2) と、該第2のスイッチ手段(SW2)
     に並列に接続された第2のダイオード(D2)と、イ
    ンダクタンス(L) 及び圧電素子(P) に接続され
    た第3のスイッチ手段(SW3)と、該第3のスイッチ
    手段(SW3) に並列に接続された第3のダイオード
    (D3)と、から成り、圧電素子(P) にて発生した
    回生電流が、前記第3のスイッチ手段(SW3) を閉
    じることにより第1のダイオード(D1)を経由して電
    源(V0)に回生されることを特徴とする請求項1に記
    載の圧電素子駆動回路。
  3. 【請求項3】  前記放電回路(30)が圧電素子(P
    ) と並列に設けられていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の圧電素子駆動回路。
  4. 【請求項4】  前記放電回路(30)には第4のスイ
    ッチ手段(SW4)が設けられていることを特徴とする
    請求項3に記載の圧電素子駆動回路。
  5. 【請求項5】  前記放電回路(30)が、圧電素子(
    P) と第2のスイッチ手段(SW2) との間に設け
    られていることを特徴とする請求項2に記載の圧電素子
    駆動回路。
  6. 【請求項6】  圧電素子(P) を含むLC共振回路
    を備え、LC共振及びフライバック方式により圧電素子
    (P) を作動させる圧電素子駆動回路であって、該L
    C共振回路とは別の、抵抗(R) を含む放電回路(4
    0)と、圧電素子(P) を含む装置全体の電圧低下あ
    るいは電圧遮断を検出するドライブカット手段(10)
    と、が設けられ、該ドライブカット手段(10)によっ
    て、前記放電回路(40)が制御されることを特徴とす
    る圧電素子駆動回路。
  7. 【請求項7】  前記LC共振回路は、インダクタンス
    (L) と、コンデンサと見なし得る圧電素子(P) 
    と、電源(V0)及びインダクタンス(L) に接続さ
    れた第1のスイッチ手段(SW1) と、該第1のスイ
    ッチ手段(SW1) に並列に接続された第1のダイオ
    ード(D1)と、インダクタンス(L) 、電源(V0
    )、及び圧電素子(P) に接続された第2のスイッチ
    手段(SW2) と、該第2のスイッチ手段(SW2)
     に並列に接続された第2のダイオード(D2)と、イ
    ンダクタンス(L) 及び圧電素子(P) に接続され
    た第3のスイッチ手段(SW3)と、該第3のスイッチ
    手段(SW3) に並列に接続された第3のダイオード
    (D3)と、から成り、圧電素子(P) にて発生した
    回生電流が、前記第3のスイッチ手段(SW3) を閉
    じることにより第1のダイオード(D1)を経由して電
    源(V0)に回生されることを特徴とする請求項6に記
    載の圧電素子駆動回路。
  8. 【請求項8】  前記放電回路(40)が圧電素子(P
    ) と並列に設けられていることを特徴とする請求項6
    又は請求項7に記載の圧電素子駆動回路。
  9. 【請求項9】  前記放電回路(40)には第4のスイ
    ッチ手段(SW4)が設けられ、該第4のスイッチ手段
    (SW4) が前記ドライブカット手段(10)によっ
    て制御されることを特徴とする請求項8に記載の圧電素
    子駆動回路。
  10. 【請求項10】  前記放電回路(40)が、圧電素子
    (P) と第2のスイッチ手段(SW2) との間に設
    けられ、該第2のスイッチ手段(SW2) が前記ドラ
    イブカット手段(10)によって制御されることを特徴
    とする請求項7に記載の圧電素子駆動回路。
  11. 【請求項11】  前記ドライブカット手段(10)は
    、圧電素子(P) を含む装置全体の電圧低下あるいは
    電圧遮断を検出する電圧検出手段(20)と、該電圧検
    出手段(20)の作動によって開にされる第5のスイッ
    チ手段(22)と、該第5のスイッチ手段(22)によ
    って制御され、前記第4のスイッチ手段(SW4)ある
    いは前記第2のスイッチ手段(SW2) を制御する制
    御手段(24)と、から成ることを特徴とする請求項9
    又は請求項10に記載の圧電素子駆動回路。
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