JPH04290416A - チップ型lc複合部品とその製造方法 - Google Patents

チップ型lc複合部品とその製造方法

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JPH04290416A
JPH04290416A JP8148891A JP8148891A JPH04290416A JP H04290416 A JPH04290416 A JP H04290416A JP 8148891 A JP8148891 A JP 8148891A JP 8148891 A JP8148891 A JP 8148891A JP H04290416 A JPH04290416 A JP H04290416A
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JP
Japan
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sheet
coil
magnetic
conductor line
around
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Pending
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JP8148891A
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English (en)
Inventor
Takehiro Konoike
健弘 鴻池
Yukio Sakabe
行雄 坂部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8148891A priority Critical patent/JPH04290416A/ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種の電子回路に用
いるチップ型LC複合部品およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路の小型化、高集積化およ
び高周波化にともない、小型で表面実装可能なチップ型
LC複合部品の需要が高まっている。従来、この種のL
C複合部品としては、コイルとコンデンサを基板上に配
置して接合した後、樹脂等でモールドして作製するハイ
ブリッド型LC複合部品が知られている。あるいは、磁
性体と渦巻き状の導体パターンとを交互に印刷して形成
したコイル部並びに誘電体と容量電極とを交互に印刷し
て形成したコンデンサ部の両者を重ね合わせて作製する
積層型LC複合部品が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら従来
のチップ型LC複合部品は、ハイブリッド型および積層
型の何れにおいてもその構造および製造工程が複雑で量
産性に劣り、製造コストが高いという問題点があった。
【0004】そこで、この発明の課題は、構造が簡単で
量産性に優れ、しかも製造コストが安価なチップ型LC
複合部品とその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、この発明に係るチップ型LC複合部品は、(a) 
磁性体の棒を芯にして、導体線路を形成した磁性体シー
トを巻き、磁性体シートの外周縁部で前記導体線路を連
結して磁性体棒の周囲にコイル状のパターンを形成した
コイル部と、(b) 前記コイル部の外周を取り巻く誘
電体シート上に形成された容量電極からなるコンデンサ
部とを備え、(c) 前記コイル部のコイル状パターン
とコンデンサ部の容量電極とが電気的に接続しているこ
と、を特徴とする。
【0006】また、この発明に係るチップ型LC複合部
品の製造方法は、(d) 磁性体グリーンシートの表面
に導体線路を形成する工程と、(e) 磁性体からなる
棒を芯にして前記シートを巻く工程と、(f) シート
の外周縁部で前記導体線路を連結してコイルを形成する
工程と、(g) 容量電極を形成した誘電体グリーンシ
ートを前記コイル部の外周部に巻く工程と、(h) 前
記コイル部と誘電体グリーンシート上の容量電極とを電
気的に接続すると共に一体的に組立てる工程と、(i)
 前記コイル状パターンまたは容量電極の少なくともい
ずれか一方に接続する外部電極を前記組立体の表面に設
ける工程と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明に係るチップ型LC複合部品は、コイ
ル状のパターンが磁性体からなる棒の周囲に配設され、
かつ該コイルの外側には磁性体からなるシートが配設さ
れるため、該コイル状パターンに電流が流れると、発生
した磁束の大部分が前記磁性体棒と磁性体シートの内部
を通る閉磁路構造をとり、いわゆる通常の有心トロイダ
ルコイルと同様の機能が発揮される。しかも、前記コイ
ル部の外周部には薄い誘電体シートが巻かれており、こ
の誘電体シートがコンデンサとして機能するため、コン
デンサ部のために部品寸法が大幅に拡大する恐れもない
【0008】次に、この発明に係るチップ型LC複合部
品の製造方法によれば、磁性体の芯に導体線路を形成し
た磁性体シートを巻くことによってコイルが形成され、
さらにその外周部に誘電体シートを巻くことによってコ
ンデンサが形成されるため、従来の積層型LC複合部品
のように磁性体と導体パターンとを順に積み重ねてゆく
必要がなくなり、工程期間の短縮を図ることができると
共に製造工程が簡略化される。
【0009】
【実施例】以下、この発明に係るチップ型LC複合部品
とその製造方法の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。
【0010】この実施例ではコイル状パターンの巻数が
4回巻きのLC複合部品を説明するが、導体線路の幅、
形成位置、本数を変えることにより、所望の巻数のもの
が得られる。
【0011】まず、コイル部8製作のために、図1に示
すように、磁性体グリーンシート1が準備される。この
磁性体シート1は、例えばFe2O3を主成分とするフ
ェライト磁性体粉末をバインダおよび溶剤等と混練して
ペースト状にし、厚さ十数〜数十μmの薄いシート状に
したものであり、所望の厚みを得るために前記シートを
複数枚圧着する場合もある。
【0012】次に、前記磁性体グリーンシートと同様の
組成、即ち、Fe2O3 を主成分とするフェライト磁
性体粉末にバインダを加えたものをプレス成形機等で円
柱状の成形した磁性体棒2が準備される。
【0013】シート1の上下面および外周端面には銀ペ
ースト等を使用して、導体線路3、4、5、6、7をス
クリーン印刷等の方法で形成する。導体線路3はシート
1の上面に形成され、一方の終端はシート1の左奥側壁
面に延在して引出し電極3aをなし、他方の終端3bは
シート1の左手前側壁面から下面に回り込んでいる。導
体線路4、5、6はシート1の上面に形成され、それぞ
れの一方の端部はシート1の手前側壁面から下面に回り
込んでいる。導体線路7はシート1の上面に形成され、
その終端はシート1の右奥側壁面に延在して引出し電極
7aをなしている。ここで、導体線路4の終端4bは、
誘電体シート上の容量電極と接続する目的で他の終端3
b、5b、6bに比べて少し長くなっている。
【0014】次に、図2に示すように磁性体棒2を芯に
して導体線路が形成されたシート1を巻く。このとき、
シート1に形成された導体線路3の終端3bは、磁性体
棒2を芯にしてシート1を巻くことによってシート1上
の導体線路4の終端4aに連結接続され、以下順に導体
線路4−5−6−7と連結接続されて4回巻きのコイル
状のパターンを形成することとなる。こうして磁性体シ
ートからなる棒2の周囲に4回巻きのコイル状パターン
が配設され、その両終端は、シート1に形成された導体
線路3の引出し電極3aおよび導体線路7の引出し電極
7aとなる。
【0015】このようにして図3に示すようなコイル部
8が形成され、次にコイル部8に容量電極10、11を
両面に備えた誘電体シート9を巻く。この誘電体シート
9は、例えばTiO2を主成分とする誘電体粉末をバイ
ンダおよび溶剤等と混練してペースト状にし、厚さ十数
〜数十μmの薄いシート状にしたものであり、所望の厚
みを得るために前記シートを複数枚圧着する場合もある
。シート9の上下面には銀ペースト等を使用して、容量
電極10、11をスクリーン印刷等の方法で形成する。 容量電極10の一方の終端10aは、コイル部の導体線
路4の終端4bと連結接続される。コンデンサ部はこの
実施例のように1層構造でもよいし、容量電極と誘電体
シートを交互に積層した積層コンデンサ構造にしてもよ
い。
【0016】ここでは、磁性体の芯に導体線路を形成し
た磁性体シートを巻くことによってコイルが形成され、
さらにその外周部に誘電体シートを巻くことによってコ
ンデンサが形成されるため、従来の積層体LC複合部品
のように磁性体と導体パターンとを順に積み重ねてゆく
必要がなくなり、工程期間の短縮を図ることができると
共に製造工程が簡略化される。
【0017】磁性体棒2に磁性体シート1および誘電体
シート9を巻いたものは、冷間静水圧成形機に装入され
た後加圧され、圧着される。図4はこうして圧着せしめ
た圧着体12を側面から眺めたところである。この圧着
体を焼成炉にいれて所定の焼成温度並びに時間で一体的
に焼成処理して図5に示した焼結体13を得る。
【0018】次に、焼結体13には、図6に示すように
、引出し電極3a、7aにそれぞれ接続する外部電極1
4、15が形成される。また、誘電体シート9の容量電
極11はそのまま外部電極となる。ここで、外部電極1
1、14および15には、金属製キャップを用いてもよ
いし、銀ペースト等を塗布後焼成してもよい。こうして
、プリント配線基板等に表面実装可能なチップ型LC複
合部品が得られる。
【0019】得られたチップ型LC複合部品は、そのコ
イル状パターンに電流が流れると、発生した磁束の大部
分が前記磁性体棒と磁性体シートの内部を通る閉磁路構
造をとり、いわゆる通常の有心トロイダルコイルと同様
の機能が発揮される。しかも、前記コイル部の外周部に
は薄い誘電体シートが巻かれており、この誘電体シート
がコンデンサとして機能するため、コンデンサ部のため
に部品寸法が大幅に拡大する恐れもない。
【0020】図7には、得られたチップ型LC複合部品
の等価電気回路図を示す。コイル状パターンは導体線路
4の終端4bの部分で2個のインダクタンスL1 、L
2 に分割され、これらのインダクタンスL1 、L2
 は外部電極14、15間に直列に接続されている。ま
た、導体線路4の終端4bに電気的に接続されている容
量電極10と容量電極11の間にはコンデンサC1 が
形成されている。
【0021】なお、この発明に係るチップ型LC複合部
品とその製造方法は、前記実施例に限定するものではな
く、その要旨の範囲内で種々に変形することができる。
【0022】前記実施例では、T型のLC複合部品の場
合を説明したが、コイル部とコンデンサ部の接続個所を
変更することによって、L型やπ型のLC複合部品を構
成することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、コイ
ル状のパターンが磁性体からなる棒の周囲に配設され、
かつ該コイルの外側には磁性体からなるシートが配設さ
れるため、該コイル状パターンに電流が流れると、発生
した磁束の大部分が前記磁性体棒と磁性体シートの内部
を通る閉磁路構造をとり、いわゆる通常の有心トロイダ
ルコイルと同様の機能が発揮される。しかも、前記コイ
ル部の外周部には薄い誘電体シートが巻かれており、こ
の誘電体シートがコンデンサとして機能するため、コン
デンサ部のために部品寸法が大幅に拡大する恐れもない
【0024】また、この発明に係るチップ型LC複合部
品の製造に際し、磁性体の芯に導体線路を形成した磁性
体シートを巻くことによってコイルを形成し、さらにそ
の外周部に誘電体シートを巻くことによってコンデンサ
を形成すれば、従来の積層型LC複合部品のように磁性
体と導体パターンとを順に積み重ねてゆく必要がなくな
り、工程期間の短縮を図ることができると共に製造工程
が簡略化されて、量産性に優れ、しかも製造コストの安
価なチップ型LC複合部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁性体グリーンシートおよび磁性体棒の分解斜
視図。
【図2】磁性体棒を芯にして磁性体シートを巻く状態の
斜視図。
【図3】コイル部および誘電体グリーンシートの分解斜
視図。
【図4】圧着体の斜視図。
【図5】焼結体の斜視図。
【図6】完成品の斜視図。
【図7】完成品の等価電気回路図。
【符号の説明】
1                  磁性体グリー
ンシート2                  磁性
体の棒状成形体3、4、5、6、7  導体線路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  磁性体の棒を芯にして、導体線路を形
    成した磁性体シートを巻き、磁性体シートの外周縁部で
    前記導体線路を連結して磁性体棒の周囲にコイル状のパ
    ターンを形成したコイル部と、前記コイル部の外周を取
    り巻く誘電体シート上に形成された容量電極からなるコ
    ンデンサ部とを備え、前記コイル部のコイル状パターン
    とコンデンサ部の容量電極とが電気的に接続しているこ
    とを特徴とするチップ型LC複合部品。
  2. 【請求項2】  磁性体グリーンシートの表面に導体線
    路を形成する工程と、磁性体からなる棒を芯にして前記
    シートを巻く工程と、シートの外周縁部で前記導体線路
    を連結してコイルを形成する工程と、容量電極を形成し
    た誘電体グリーンシートを前記コイル部の外周部に巻く
    工程と、前記コイル部と誘電体グリーンシート上の容量
    電極とを電気的に接続すると共に一体的に組立てる工程
    と、前記コイル状パターンまたは容量電極の少なくとも
    いずれか一方に接続する外部電極を前記組立体の表面に
    設ける工程とを備えたことを特徴とするチップ型LC複
    合部品の製造方法。
JP8148891A 1991-03-19 1991-03-19 チップ型lc複合部品とその製造方法 Pending JPH04290416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015076593A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 電磁コイル、及び位置センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015076593A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 電磁コイル、及び位置センサ

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