JPH0428776A - インクジェット用記録液 - Google Patents

インクジェット用記録液

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JPH0428776A
JPH0428776A JP2134478A JP13447890A JPH0428776A JP H0428776 A JPH0428776 A JP H0428776A JP 2134478 A JP2134478 A JP 2134478A JP 13447890 A JP13447890 A JP 13447890A JP H0428776 A JPH0428776 A JP H0428776A
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JP
Japan
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recording liquid
pigment
plasma
water
oxygen
Prior art date
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Pending
Application number
JP2134478A
Other languages
English (en)
Inventor
Seishiro Ito
征司郎 伊藤
Hiroshi Takimoto
滝本 浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Publication of JPH0428776A publication Critical patent/JPH0428776A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェット記録に適した、顔料を用いた記
録液に関する。
〔従来の技術〕
インクジェット記録方式は騒音が少ないこと、ランニン
グコストが安いこと、カラー化が容易であること等の特
徴があり、近年急速に普及しつつある。インクジェット
記録に用いる記録液の着色剤としては、通常、酸性染料
、直接性染料等の水溶性染料が用いられているが、耐光
性、耐水性等堅牢性の面で十分とはいえず、改良が検討
されている。
水溶性染料の耐光性、耐水性を改良するため、例えば特
開昭64−62372、特開昭64−48873、特開
昭64−16880、特開昭63289079等に記載
されている如く、多くの提案がなされているが未だ十分
ではない。
一方、着色剤として顔料を用いる方法も古くから研究さ
れており、例えば特開昭47−12104、特開昭56
−147859、特開昭56−147863、特開昭5
6−147869、特開昭56−157468、特開昭
57−21466、特開昭62−74973等多くの出
願がなされている。
着色剤とひて顔料を用いた場合、耐光性、耐水性は、染
料に比べて格段に向上するものの記録液としての保存安
定性が劣るため実用化されるまでに至っていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は記録した画像の耐光性、耐水性が高くかつ、記
録液としての保存安定性、吐出安定性に優れたインクジ
ェット用記録液−の提供を目的とするものでありこの目
的は非平衡プラズマにより処理した顔料を用いることに
より達せられるとの新規な知見に基くものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨は、水性媒体及び非平衡プラズマにより処
理した顔料を含有するインクジェット記録液に存し、該
記録液は、必要に応じて分散剤を含有することも出来る
本発明における、非平衡プラズマとは、電子温度とガス
温度の間に熱的な平衡関係が成立していないプラズマの
ことを意味し、プラズマガス温度が低いため、低温プラ
ズマともよばれている。すなわち低圧状態で発生させる
低温プラズマでは、電場によって電子の加速できる距離
が常圧時よりもはるかに長く、そのため、電子の平均運
動エネルギーは10eV前後(電子温度:敵方K)にも
達するが、一方では、気体分子と電子との衝突頻度も常
圧時よりはるかに少ないので、電子の運動エネルギーを
気体分子があまり吸収せず、前記した様にプラズマガス
温度が低いものとなる。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明においては、非平衡プラズマ(以下、プラズマと
略記する)で処理した顔料を使用するが、処理方法は特
に制限されない。一般に、気体をプラズマ状態に変える
ためには、気体を電離させる必要があり、この手段とし
てはグロー放電、コロナ放電、高周波放電、マイクロ波
放電等が挙げられるが、電極を反応容器の外部に設ける
ことが可能な高周波放電が有利である。
高周波としては電波法による規制により、13゜56M
Hzの高周波を利用するのが便利である。
出力としては、5Wより小さいと処理に長時間を要し、
100Wより大きいと顔料の灰化が起るため通常5〜1
00Wの範囲で適用されるが、更に好ましくは30〜6
0wの範囲で選ばれる。
プラズマとして用いるガスとしては、酸素、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ールの様なグリコール類が用いられ、これらは単独でも
混合しても用いることが出来る。
グリコール類を用いる場合は、グリコール類の蒸気圧が
低いためグリコール類の中に酸素をバブリングさせた気
体をプラズマ化して処理に゛使用するか、あるいは顔料
をグリコール類中に懸濁させた状態で酸素プラズマで処
理する方法を採ることもできる。
酸素及び/又はグリコール類のガス圧としては、0.5
Torrより小さいと処理に長時間を要し、10To 
r rより大きいとプラズマ状態が安定化しないため、
通常0.5〜l OTo r rが適当である。
プラズマガスで処理する時間は、処理される顔料の種類
、高周波出力、ガス圧等によって異なり画一的に定めら
れないが、通常数時間以内程度行われる。顔料のプラズ
マ処理を第1図に一例として示す処理装置の概略図に従
って説明する。まず、処理を施す顔料を、場合によりグ
リコール類と一緒に反応容器(K)に入れて密閉した後
、真空ポンプにより容器内の圧力を所定の圧力に減し、
続いて酸素等の気体を(A)より所定量導入し、−定の
圧力とする。その間顔料はスターラー(D。
E)等により均一に攪拌される。次いで、高周波発生装
置()()を作動させてプラズマガスを発生させ、一定
時間顔料を処理する。処理後、容器内の圧力を常圧にも
どし、顔料は必要に応じ洗浄、乾燥した後使用に供され
る。本発明の記録液においてプラズマ処理を施して使用
される顔料としては、アゾ系、フタロシアニン系、キナ
クリドン系の他力−ボンブラックが挙げられるが、とり
わけPigment  Ycllow−74、−154
、Pigment  Red−5、−122、Pigm
ent  Blue−15が好ましい。
上記顔料の記録液中の含有量としては、記録液全重量に
対して0.5〜10wt%の範囲、好ましくは1〜7w
t%の範囲が挙げられる。
本発明の記録液に用いられる水性媒体としては、水の池
水溶性有機溶剤としてエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール
(#200)、ポリエチレンゲリコール(#400)、
グリセリン、Nメチル−ピロリドン、N−エチル−ピロ
リドン、N−ビニル−ピロリドン、1,3−ジメチル−
イミダゾリジノン、エチレングリコールモノアリルエー
テル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル等を含有しているの
が好ましく、水溶性有機溶剤の含有量としては、記録液
全重量に対し、0〜50重量%の範囲が挙げられる。
本発明によりプラズマ処理した顔料を用いた記録液の性
能が秀れていることの詳細は必ずしも明確ではないが、
顔料表面をプラズマ処理することにより、顔料表面にカ
ルボキシル基や水酸基が導入され表面が親水化されるた
めと推定され、その結果分散安定性が著しく改良され、
加えて分散剤を用いた場合に比べて耐水性もより一層良
好となるのである。プラズマ処理した顔料の分散性は良
く分散剤を用いなくてもかなり安定であるが、より分散
性を安定化させるためにノニオン系、アニオン系、カチ
オン系の分散剤を用いても良く、就中カチオン系分散剤
が有効である。
これら分散剤の含有量としては、顔料の重量に対して1
0〜70重量%の範囲、好ましくは15〜50重量%の
範囲が挙げられる。
更に本発明の記録液に0.01〜3重量%の界面活性剤
を添加することにより印字後の速乾性を改良することが
できる。
又、本発明の記録液に尿素、カプロラクタムを添加する
ことにより吐出安定性を更に改良することもできる。
〔発明の効果〕
本発明の記録液は、インクジェット記録用として用いら
れ、記録画像の耐光性、耐水性に優れている他記録液と
しての保存安定性、吐出安定性も著しく良好である。
〔実施例〕
本発明を以下の参考例及び実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの参考例及び実施例により何等
限定されるものではない。
尚、参考例は図−1に示す装置を用いて行った。
参考例1 カーボンブラックの酸素プラズマ処理 三菱カーボンブラック#45(登録商標:三菱化成■製
造)10gを反応容器に入れ密閉後、スターシーでかく
はんしながら真空ポンプを作動させて容器内の圧力を0
.3TOrrにした。真空ポンプを作動させたまま、酸
素を反応容器に導入し、3Torrとした。
高周波発生装置TX−100(伊藤超短波■製造)を1
3.56MHz、30wで作動させて酸素プラズマを発
生させ、顔料(カーボンブラック)の処理を4時間行っ
た。
参考例2 カーボンブラックの酸素−エチレングリコールプラズマ
処理 参考例1における酸素の代りに、エチレングリコール中
をバブリングさせた酸素を供給した他は、参考例1と同
様にして顔料(カーボンブラック)を処理した。
参考例3 Pigment  Red122の酸素−ジエチレング
リコールプラズマ処理 Pigment  Red122(大日本インキ化学工
業■製造)5g及びジエチレングリコール200gを反
応容器に入れ密閉後、スターシーで攪拌しながら真空ポ
ンプを作動させて容器内の圧力を7Torrにした。真
空ポンプを作動させたままかつその圧力を維持して酸素
を導入し参考例1と同様の高周波発生装置を用い50w
で作動させて酸素プラズマを発生させ、顔料を1時間処
理した。処理後、反応器を常圧にもどし、顔料を別した
後水洗次いで乾燥した。
実施例1 記録液の組成        使用量(g)ポリエチレ
ングリコール(#200)    15参考例1の顔料
              3水        残
量 合    計            100上記の各
成分を容器にとり平均0.5mm径のガラスピーズ13
0mj2と共にサンドグラインダ−(五十嵐機械製造■
製造)を用いて20時間粉砕処理を行った。孔径3μの
テフロンフィルターで加圧 過したのち、真空ポンプ及
び超音波洗浄機を用いて脱気処理し記録液を調製した。
得られた記録液を用いて、インクジェットプリンター(
20−735、シャープ株式会社製造)を用いて電子写
真用紙(富士ゼロックス■製造)にインクジェット記録
を行ない、下記(a)。
(b)及び(c)の方法に従って、諸評価を行った。
(a)記録画像の耐光性 キセノンフェードメーター(スガ試験機■製造)を用い
て印字物を100時間照射した後の変退色は小さかった
(b)保存安定性 記録液をテフロン容器に密閉し、60℃で1ケ月保存し
た後でもゲル化することなく、又、沈降物も認められな
かった。
(C)吐出安定性 室温下48時間の連続吐出を行ったが終始安定した高品
質の記録が行えた。
実施例2 記録液の組成 ジエチレングリコール 参考例3の顔料 使用量(g) 合    計            100上記組成
物を用い、実施例1と同様にして記録液を調整し、(a
)、(b)、(c)の諸評価を行った結果いずれも良好
であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、プラズマ処理を行う処理装置の一例の概略図
であり、図中のA−にの記号は夫々次のことを表わす。 A:流量計、B:バルブ、C:球状フィルターD:攪拌
子、E:マグネテイツクスターラー、F:高周波コイル
、G:マツチング回路、H:高周波発生機、I:バルブ
、J:圧力計、K:容器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非平衡プラズマにより処理した顔料及び水性媒体
    を含有することを特徴とするインクジェット用記録液。
JP2134478A 1990-05-24 1990-05-24 インクジェット用記録液 Pending JPH0428776A (ja)

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JP2134478A JPH0428776A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 インクジェット用記録液

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JP2134478A JPH0428776A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 インクジェット用記録液

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ID=15129267

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JP2134478A Pending JPH0428776A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 インクジェット用記録液

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