JPH04287686A - 無胞子性菌株バシラス・サチリス sms275 - Google Patents

無胞子性菌株バシラス・サチリス sms275

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JPH04287686A
JPH04287686A JP3355272A JP35527291A JPH04287686A JP H04287686 A JPH04287686 A JP H04287686A JP 3355272 A JP3355272 A JP 3355272A JP 35527291 A JP35527291 A JP 35527291A JP H04287686 A JPH04287686 A JP H04287686A
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sms275
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plasmid
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ジャンニ・フラスコッティ
Paola Cosmina
パオラ・コスミーナ
Guido Grandi
ギード・グランディ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、無胞子性菌株バシラス・サチリ
ス(Bacillussubtilis)SMS275
(CMS 432.90)及び異質生成物の製造のため
の宿主−ベクター系における宿主としての該菌株の使用
に係る。
【0002】当分野では、ある種の生産系(この用語は
、タンパク質又はポリペプチドをコード付ける遺伝子を
含有する発現ベクターと該ベクターを含有する宿主との
組合せを意味する)を使用する発酵法によるタンパク質
及びポリペプチドの製造が知られている。現在市場にあ
る多くの(遺伝子)組換え生成物は、大腸菌(Esch
erichia coli)、CHO細胞又はサッカロ
ミセス・セレビシアエ(Saccaromyces c
erevisiae)を宿主として使用した生産系の利
用によって生成されたものである。
【0003】しかしながら、これらの系は完全には満足
できるものではなく、従って、当分野では、基本的には
、たとえばバシラス属菌(Bacillus)及びスト
レプトミセス属菌(Streptomyces)又は酵
母のような細菌、クルフェロミセス・ラクチス(Klu
yveromyces lactis)及びヤロヴィア
・リポリチカ(Yarrowia lipolytic
a)のような真菌又は昆虫細胞の如き宿主組織の使用に
基づく異質生成物生産用の他の生産系を提供することが
求められている。工業的見地からみて理想の生産系は、
容易に精製され、天然のタンパク質と同じ生物活性を有
する組換え生成物の生産を高収率かつ経済的に注目に値
するコストで実施し得るものである。このような系は下
記のもので構成される。 1)細胞中にコピーが多数存在し、細胞内において目的
の生成物が高収率で生産されるように安定して保存され
る強い調節エレメント(プロモーター及びターミネータ
ー)を含有するベクター。 2)異種遺伝子により提供される指令を正確に実行して
、天然生成物と同一の生成物の生産を可能とし、コマー
シャルレベルでの培養に好適である[すなわち、耐性で
あり、高密度に増殖でき、栄養因子に関する要求があま
り過酷でなく、安全(すなわち毒性の汚染物を生産しな
い)である]宿主。
【0004】現在、組換え生成物の生産用発現系の開発
に当たりバシラス・サチリス(Bacillus su
btilis)(以降、B.サチリスと表示する)が注
目されている。実際、B.サチリスは、完全な非病原性
であり、培地中に遺伝子発現生成物を分泌でき、大規模
な生育が容易であるため、バイオテクノロジーの見地か
ら特に注目される微生物である。医薬品工業及び食品工
業にとって興味深い異質タンパク質及びポリペプチドの
発現用宿主としてB.サチリスを使用することは、これ
ら生成物の生産方法の許可を受けるための重要な要因で
ある。しかしながら、微生物の使用に関する禁忌の1つ
は、ある種の生理的生育条件下における胞子形成の能力
による。事実、化学的−物理的試薬に対する高い抵抗性
によって特徴づけられる胞子は、最も一般的な環境条件
下で生残る大きい可能性を有する。医薬及び食品の分野
で興味深い生成物の製法においてB.サチリスの組換え
菌株を使用することは、胞子が外部環境に分散される可
能性が低いことを示さない場合には、法律上の規制を受
けることになる。 B.サチリスにおける内生胞子の形成は、細胞の生理系
及び超微細構造における変化(生育栄養源が限定される
条件に対する応答の結果として)によって生ずる細胞分
化過程である。胞子形成(平均して37℃において6な
いし8時間で行われる)の間に、細胞は一連の良好に限
定された形態学的段階を受ける。この段階は胞子嚢内で
の増殖形への交代細胞形である内生胞子の形成によって
終わる。これらの段階(慣例的に段階0−VIIとして
定義される)は、異なる遺伝子(spo遺伝子)によっ
てコード付けられる一連の物質を要求する。当分野では
、化学試薬又は物理試剤によるspo遺伝子の突然変異
により、又はインビトロでの変異誘発技術の利用により
胞子を生産しないB.サチリスの菌株(無胞子性菌株)
を調製することが知られている。胞子の形成を生じなく
なった突然変異体は、理論的には、異質タンパク質の生
産に使用される。しかしながら、突然変異体のいくつか
のものは、spo−表現型の不安定性、発現ベクターを
安定に保存できないこと、菌株内に存在するベクターの
コピー数が少ないことにより、B.サチリスの無胞子性
発現用の系の開発に関して完全には満足できる宿主では
ないことが明らかになっている。
【0005】発明者らは、上述の問題点を解消するB.
サチリスの無胞子性突然変異体を新たに単離した。この
突然変異体(SMS275として公知)は1990年1
0月5日付けでCentraalbureau Voo
r Schimmelculturesに寄託してあり
、その受託番号はCBS 432.90である。このよ
うに、本発明の目的は、無胞子性菌株バシラス・サチリ
ス SMS275を提供することにある。本発明の他の
目的は、異質生成物の生産用宿主−ベクター系における
宿主としての該菌株の使用にある。本発明の他の目的は
、異質生成物をコード付ける遺伝子を含有する発現ベク
ターによる無胞子性菌株バシラス・サチリス SMS2
75の形質転換、好適な培地中での形質転換菌株バシラ
ス・サチリス SMS275の生育及びこのようにして
生産された遺伝子発現生成物の分離及び精製を包含する
所望の異質生成物の製法にある。特に、本発明による無
胞子性菌株バシラス・サチリス SMS275は、遺伝
子マーカー spoII:D−、Leu(ロイシンの不
存在下では最小培地中で生育しない)、pyrD1(ウ
ラシルの不存在下では最小培地中で生育しない)、ap
r−及びnpr−(セリンプロテアーゼ及びニュートラ
ルプロテアーゼを生育しない)によって特徴づけられる
。該菌株はspo−表現型を安定して保存でき(実際の
ところ、胞子形成性への逆戻りの頻度は約10−8であ
る)、複製可能な発現ベクターの多数のコピーを安定に
保存できる。
【0006】本発明による無胞子性菌株を構成するに当
たり使用できる方法は、B.サチリスの胞子形成菌株に
ついてトランスポゾンにより突然変異を生じさせ、この
ようにして生成した無胞子性突然変異体を単離すること
からなる。トランスポゾンは、移動可能で、ゲノム内の
異なった位置に挿入され、宿主の菌株に新たに遺伝性特
性を付与するDNAのエレメントである。事実、ゲノム
内の部位に挿入された後、トランスポゾン(抗生物質に
対する耐性をコード付ける遺伝子を含有する)は遺伝子
の配列を中断する(表現型突然変異によって表示される
)と共に、宿主に特殊な抗生物質に対する耐性を付与す
る。本発明の1具体例によれば、トランスポゾンTN9
17(Tomich及びClewell,J.Bact
eriol.,(1980),141:1366−15
74)(中でも、抗生物質のエリスロマイシン(Em)
に対する耐性をコード付ける)を使用する。トランスポ
ゾンの挿入による突然変異は、公知技術による接合又は
形質転換によって行われる。特に、本発明による無胞子
性菌株は、野生形(胞子形成性)の菌株B.サチリス 
SMS118を、バシラス属菌において複製されないも
のであって、トランスポゾンTN917を含有するプラ
スミドで形質転換させ、エリスロマイシンを添加した培
地で突然変異菌株を選別することによって調製される。 実際のところ、理論上では、トランスポゾンTN917
が胞子形成性菌株の染色体DNA内に一体化されたクロ
ーンのみがこの培地で生育できる。
【0007】この目的に好適なプラスミドは、たとえば
pTV1TS、pTV32TS、又はpTV51TS(
Youngmannら,Regulation of 
Prokaryotic development,I
.Smith,R.A.Slepacky及びP.Se
ttlow編,American Soc.for M
icrobiology,p65−87,1989)で
ある。一方、トランスポゾンTN917は、プラスミド
pAD2[Tomich及びClewell,J.Ba
cteriol.,(1980),141:1366−
1574]から単離され、B.サチリス内で複製されな
いプラスミドに導入される。エリスロマイシン耐性クロ
ーンの非胞子形成特性を、光学顕微鏡での分析及び胞子
形成培地上での直接表示(胞子を形成するコロニーは数
日後には褐色に着色するが、無胞子性のコロニーは白色
のままであり、溶菌する傾向がある)の両方によってテ
ストした。分析したいくつかのEm耐性(Emr)形質
転換体はspo−表現型を示した。spoII:D遺伝
子内における変異を含むspo−形質転換体の1つ(S
MS275と称す)を、さらにleu、pyrD1、a
pr−及びnpr−遺伝子型の安定性をチェックするた
めテストに供した。Leu及びpyrD1マーカーの分
析を、ロイシン及びウラシルの不存在下及び存在下、最
小培地で菌株SMS275を生育することによって行っ
た。両化合物を含有する培地でのみ生育する菌株の能力
はマーカーの安定性を示すものである。また、apr−
及びnpr−マーカーの分析を、カゼインを濃度1%で
含有する最大培地(たとえばVY培地又はTBAB培地
(DIFCO)など)で菌株SMS275を平板培養す
ることによって行った。SMS275の周りに暈輪が存
在しないことは、該菌株が2種のプロテアーゼを生産し
ないことを表示する。最後に、菌株SMS275のsp
o−表現型の安定性を、該菌株を高温で処理することに
より検定した。 このテストは、胞子を生成し得ない菌株(spo−表現
型)は短時間の高温処理に対する抵抗性が低下するとの
事実に基づくものである。熱処理は細胞を破壊するが、
胞子を破壊しないため、平面培地上で生育するコロニー
は、液体培地中での生育の間に生成され、最大培地上で
平板培養される際に発芽し得る胞子に由来するものであ
る。 この目的のため、菌株SMS275を胞子形成培地にお
いて37℃で約24時間生育させ、ついで80℃で約1
0分間熱処理した。ついで、培養物の好適な希釈物を、
カナマイシン及びクロラムフェニコールを含有する最大
培地で平板培養し、生きている細胞(CFU)を計数し
た。データの分析結果は、菌株SMS275がspo+
表現型に逆戻りする頻度は1×10−8より小であるこ
とを示した。このように、菌株B.サチリス SMS2
75は、所望の異質生成物の生産用宿主−ベクター系に
おける宿主としての使用に特に適していると思われる。
【0008】本発明による方法は、たとえば無胞子性菌
株を、所望の異質生成物をコード付ける遺伝子を含有す
る複製可能な発現ベクターで形質転換させ、このように
して形質転換した無胞子性菌株を好適な条件下で生育さ
せ、最後に、得られた遺伝子発現生成物を単離し、精製
することからなる。好適なベクターは、各種実験室及び
コレクションセンターから利用できるB.サチリスにお
いて複製可能なプラスミドの中から選択される。これら
ベクターによるB.サチリス SMS275細胞の形質
転換は、常法の1つを利用して行われる。無胞子性菌株
B.サチリス SMS275は、たとえば酵素(α−ア
ミラーゼ、β−アミラーゼ等)の如き原核性ポリペプチ
ド、又はたとえばインターロイキン、インターフェロン
、ヒト生長ホルモン、又はこれらの前駆体の如き真核性
ポリペプチドをコード付ける遺伝子の発現用宿主として
有用である。本発明の1具体例によれば、ヨーロッパ特
許公開第321940号に開示された如く、ヒト生長ホ
ルモンの前駆体をコード付けるDNA配列を含有するプ
ラスミド pSM274で菌株B.サチリス SMS2
75を形質転換させる。ついで、形質転換された菌株を
、炭素源、窒素源及びミネラル塩を含有する培地におい
て、光学密度(波長600nmで測定)約3−4まで生
育させる。
【0009】つづいて、プラスミドの安定性及び菌株S
MS275(pSM274)のhGH前駆体の生産能力
を測定する。その結果は、プラスミド pSM274が
安定であること(多数のコピーが細胞中に存在する)を
示した(図1)。さらに、菌株から抽出された総可溶性
タンパク質の電気泳動分析では、ヒト生長ホルモンの前
駆体に相当するバンドの存在を示した。菌株B.サチリ
ス SMS275(pSM274)の生存度を、グリセ
リン中に6カ月間維持した培地1ml当たりの生存細胞
の数(CFU/ml)の測定によって評価した。得られ
た結果は、これらが保持された条件下において細胞の生
存度が良好であること及びspo−表現型が安定である
ことを示した。プラスミド pSM274を含有する無
胞子性菌株B.サチリス SMS275を1990年1
0月5日付けでCentraalbureau Voo
r Schimmelcuturesに寄託してあり、
受託番号はCBS 433.90である。
【0010】後述の比較例は、SMS275以外のB.
サチリス spo−菌株をプラスミド pSM274で
形質転換させる例を開示する。プラスミドの安定性及び
ペアーの数について及びspo−表現型の安定性につい
て分析を行った際、これらの菌株は下記の結果を示した
。 −spoOF変異を有する菌株SMS268内では、プ
ラスミド pSM274は構造的には不安定である。 −spoIIA1変異を有する菌株SMS270内では
、野生形菌株SMS118内におけるよりも少ないプラ
スミド pSM274のコピーが存在する。 −spoIIF96変異を有する菌株SMS272内で
は、プラスミドは安定であり、コピーの数は野生形菌株
SMS118内におけるものに匹敵する。しかしながら
、顕微鏡観察によって行った評価では、この菌株はかな
り高い頻度でspo+表現型を要求する傾向があった。 さらに、菌株SMS272は、たとえばグリセリン中に
維持される際には、菌株SMS275(pSM274)
よりも生存度が低いことを示す。事実、グリセリンの添
加後、培地1ml当たり生存細胞の数は3.7×107
 CFU/mlであり、7日後、この値は73%に低下
し、19日後では68%に、40日後では約54%に低
下した。これらの理由から、菌株SMS272は、工業
的発酵処理における使用には適していない。
【0011】次に図面について詳述する。図1及び図2
の写真はアーガロースゲル上で行ったプラスミド pS
M274のDNAの電気泳動の結果を示すものである。 図1において、1:pSM274コントロール(未消化
)、2:EcoRI及びHind IIIで消化したp
SM274コントロール、3:菌株SMS275(pS
M274)から抽出したプラスミドDNA(未消化)、
4:菌株SMS275(pSM274)から抽出し、E
coRI及びHind IIIで消化したプラスミドD
NA、5:分子量基準である。 図2において、1−4:菌株spoIID SMS27
5(pSM274)の2つのクローンから抽出されたプ
ラスミドDNAであって、1及び3は未消化のDNA、
2及び4はEcoRI及びHind IIIで消化した
DNAであり;5−8;菌株spoIIA1 SMS2
70(pSM274)の2つのクローンから抽出された
プラスミドDNAであって、5及び7は未消化のDNA
、6及び8はEcoRI及びHind IIIで消化し
たDNAであり;9は分子量基準であり;10−13:
菌株spoIIF96 SMS272(pSM274)
の2つのクローンから抽出されたプラスミドDNAであ
って、10及び12は未消化のDNA、11及び13は
EcoRI及びHind IIIで消化したDNAであ
り;14及び15:菌株spoOF SMS228(p
SM274)の1つのクローンから抽出されたプラスミ
ドDNAであって、14は未消化のDNA、15はEc
oRI及びHindIIIで消化したDNAである。図
3は、菌株SMS275(pSM274)から抽出され
たタンパク質の12.5%ナトリウムドデシルポリアク
リルアミドゲル(SDS−PAGE)における電気泳動
の結果を示す写真である。図中、Aは標準(部分的に精
製したhGH前駆体)であり;BはhGH前駆体をコー
ド付ける配列を含有しないコントロールプラスミド p
SM214によって形質転換された菌株275から抽出
されたタンパク質であり;C−F:プラスミド pSM
274によって形質転換された菌株SMS275の4つ
のクローンから抽出されたタンパク質である。以下の実
施例は本発明を説明するものであり、これらに限定され
ない。
【0012】実施例1 無胞子性菌株B.サチリス SMS275の構成Con
tente及びDubnauによって開示された方法(
Mol.Genetics,(1979),167:2
51−258)に従い、トランスポゾンTn917を含
有するプラスミドDNA pTV5TS(1μg)を使
用してコンピテントB.サチリス SMS118細胞を
形質転換させた。ついで、細胞をVY最大培地(vea
l infusion)(veal infusion
 broth(DIFCO)25g/リットル、酵母エ
キス5g/リットル及び寒天(DIFCO)20g/リ
ットル)20ml上で平板培養し、該プレート上にエリ
スロマイシン 125μg/mlを含有するソフト寒天
5mlを注加し、プレートを37℃でさらに18時間イ
ンキュベートすることによって形質転換体を選別した。 エリスロマイシン耐性(Emr)形質転換体(すなわち
、染色体レベルで同種の組換えが行われたもの)を、胞
子を形成しない能力に関するテストに供した。この目的
のため、Emrコロニーを、下記組成を有するScha
effer胞子形成培地(pH7.0)のプレート上に
移し、37℃で生育させた。 普通ブロス(DIFCO)            8
.0 g/リットルKCl             
             1.0 g/リットルMg
SO4                      
  1.25×10−1g/リットル寒天(DIFCO
)                  16.0 g
/リットルMnCl2・4H2O          
         0.98×10−3 g/リットル
FeSO4・7H2O               
    2.78×10−4 g/リットルNa2SO
4                       1
.42×10−1 g/リットルH2O       
                   1.0 リッ
トル数日後、光学顕微鏡での観察、及びコロニーの形態
的変成の実施によって胞子の形成を測定した。胞子を形
成したコロニーは実際に象徴的な褐色に着色し、一方、
無胞子性のコロニーは透明のままであり、溶菌する傾向
を示した。上述の如く得られた結果から、無胞子性表現
型(spo−)を有するいくつかのEmr形質転換体を
単離することができた。spoII:D遺伝子内に変異
を有するこれら形質転換体の1つをSMS275と表示
した。
【0013】実施例2 菌株SMS275の特性表示 菌株SMS275について、さらに、遺伝子性マーカー
 apr−、npr−、leu、pyrD1及びspo
−の安定性をチェックするため検定を行った。詳述すれ
ば、(i)生育培地における菌株のプロテアーゼ活性が
低いこと(セリンプロテアーゼ遺伝子(apr)及びニ
ュートラルプロテアーゼ遺伝子(npr)が不活性化さ
れたことを示す)、(ii)ロイシン及びウラシルの非
存在下、最小培地において菌株が生育しないこと及び、
(iii)非胞子形性能をチェックするためテストを行
った。カゼイン1%を含有するVY最大培地に菌株SM
S272を平板培養することによりプロテアーゼ活性を
測定した(Tomaら、J.Bacteriol.,(
1986),147:740−743)。セリンプロテ
アーゼ及びニュートラルプロテアーゼの作用によるコロ
ニーの周囲における特徴的な加水分解暈輪の不存在は、
これら2つの酵素が分泌されていないことを示す。菌株
SMS275から単離されたコロニーはいずれも加水分
解暈輪をもたない。しかしながら、ロイシン(leu)
及びウラシル(pyrD1)に関する栄養要求について
は、P.YoungmanによりPlasmids:a
 practical approach,K.G.H
ardy編,IRL Press,(1986),79
−103に記載された組成を有する最小培地(生育ファ
クターを含まない)、leu(50μg/ml)のみ含
有する最小培地、ウラシル(50μg/ml)のみ含有
する最小培地、及び両方を含む最小培地で菌株を平板培
養することによってコントロールテストを行った。両方
の栄養ファクターを含有する培地でのみ生育が観察され
た。これより、遺伝子性マーカー leu及びpyrD
1の安定性が確認された。最後に、細胞の総量に関連し
て生成する胞子の量を測定し、同時に、エリスロマイシ
ンによる選択的圧力の不存在下におけるspo−表現型
の安定性をチェックした。該分析は、胞子を生成し得な
い菌株は短時間の高温処理に対する抵抗性が小さいとの
事実に基づくものである。それぞれSchaeffer
液状胞子形成培地10mlを収容するフラスコ(100
ml)2個に、それぞれ菌株SMS275及び胞子形成
性菌株SMS181(コントロール)を接種し、初めに
37℃で24時間、ついで80℃で10分間インキュベ
ートした。ついで、培養物の一定量を適当に希釈し、各
希釈物0.1mlを、抗生物質を補充したVY最大培地
で平板培養した。室温で生育後、生存する細胞(CFU
)を80℃での処理の前後で計数した。
【0014】加熱処理は細胞を破壊するが、胞子を破壊
しないため、平板培地上で生育したコロニーは、37℃
における液体培地中での生育の間に生成し、最大培地上
で平板培養する際に発芽し得る胞子に由来するものであ
る。表1は上記テストの結果(CFU/mlで表示)を
示す。
【表1】 注1:表中の数値は3回の測定結果の平均値である。 注2:t.q.:希釈していない培養物(0.1ml)
−   :加熱処理前 +   :加熱処理後 データの分析から、下記の事項が認められる。 i)37℃で生育させた菌株SMS118及びSMS2
75の培養物中に存在する細胞の数は、それぞれ1.9
×108 CFU/ml及び1×108 CFU/ml
である。 ii)菌株SMS275がspo+表現型に逆戻りする
頻度は1×10−8より小であり、熱処理に対して生残
るSMS275及びSMS118の百分率の間の比率は
0.001%より小である。 iii)37℃、24時間後に生成され、最大培地で発
芽し得る胞子の量は、胞子形成性菌株SMS118につ
いては1.4×105であり、非胞子形成性菌株SMS
275については0である。 液状培地中、37℃での培養をエリスロマイシンの不存
在下で行っているのであるから、80℃における熱処理
後にSMS275コロニーが全く存在しないことは、菌
株SMS275によって獲得されたspo−特性が非常
に安定であることを示す。実際、細胞はトランスポゾン
を失っていると思われるが、無胞子性表現型を保持して
いる。
【0015】実施例3 プラスミド pSM274による菌株SMS275の形
質転換コンピテントB.サチリス SMS275細胞を
プラスミド pSM274(10ng)で形質転換させ
、ついで、カナマイシン5μg/ml及びクロラムフェ
ニコール5μg/mlを含有するVY最大培地のプレー
ト上、37℃で18時間培養して形質転換体を選別した
。Recombinant DNA Techniqu
es:an introduction[Rodrig
uez及びTait編,Addison−Wesley
 Publishing Company,(1983
),164]に記載された急速抽出法によって耐性コロ
ニーの1つから単離したプラスミドDNAの一定量を、
制限酵素EcoRI及びHind III(BRL)に
より、該酵素の供給者の情報に従って消化した。 ついで、消化したプラスミドDNA 2μリットル及び
未消化の同じDNA 2μリットルを0.8%アーガロ
ースゲル上に負荷し、同様にプラスミド pSM274
(コントロール)(2μリットル)(前記のものと同じ
酵素で処理したもの及び処理していないもの)及びいく
つかの分子量基準を負荷した。図1に示す結果は、B.
サチリス SMS275クローンから単離し、制限酵素
で消化したプラスミド pSM274が予想される移動
速度を示し、pSM274のものと一致する消化パター
ンを示すことを表した。実際、6700bp及び800
bpの長さ(それぞれプラスミドベクター及びヒト生長
ホルモンをコード付けるインサートに相当)を有する2
つのフラグメントに相当する2つのバンドを、脱色後、
臭化エチジウムで溶解させた。菌株B.サチリス SM
S275(pSM274)のhGH前駆体を生成する能
力を、該菌株をVY培地10ml中、37℃で18時間
生育させ、溶解させた細胞から抽出された可溶性の総タ
ンパク質を12.5%SDS−PAGE上で電気泳動さ
せ、クマシーブルーで染色することによって分析してチ
ェックした。タンパク質抽出物中におけるヒト生長ホル
モン前駆体に相当するバンドの存在が図3に見られる。
【0016】比較例 spoIIF96、spoIIA1及びspoOF変異
を有する無胞子性菌株の形質転換 それぞれspoIIF96、spoIIA1及びspo
OF変異を有する無胞子性菌株B.サチリスSMS26
8、SMS270及びSMS272をプラスミド pS
M274で形質転換させ、ついでプラスミドの安定性、
存在するプラスミドのコピーの数及びspo−表現型の
安定性をチェックするためテストを行った。図2から見
られるように、spoOF変異を有する菌株においては
プラスミド pSM274は不安定であり、spoII
A1変異を有する菌株内に存在するプラスミドのコピー
の数は菌株SMS118内よりも少ない。これに対して
、spoIIF96菌株はプラスミドを安定状態で保持
しており、そのコピー数は菌株SMS118の場合に匹
敵するものである。しかしながら、spo−の安定性を
チェックするためにテストした際、この菌株は顕微鏡観
察によって行った評価では、かなり高い頻度でspo−
表現型を要求する傾向を示した。
【0017】実施例4 無胞子性菌株SMS275及びSMS272の生存度の
分析菌株SMS275の生存度をチェックするため、グ
リセリン中で4つの細胞ブランクを調製した。実際には
、菌株SMS275(pSM274)及び菌株SMS2
72(pSM274)の予培養物(100ml)2つを
下記処方のTYM培地中で調製した。 トリプトン                  13
g/リットル酵母エキス              
    3g/リットルマルトース         
         40g/リットルカナマイシン  
              5mg/リットルクロラ
ムフェニコール        5mg/リットルフラ
スコを220rpmで撹拌し、37℃で24時間インキ
ュベートした。それぞれTYM培地1リットルを収容す
る2つの発酵槽(2リットル)に、予培養物の1つを1
00ml接種した(初期光学密度(O.D.):660
nmにおいて0.190)。空気を0.5v/v/分で
充填しながら、800rpm、pH7.0で発酵を行っ
た。O.D.3.0まで15時間発酵を行った後、培養
物を遠心処理し、細胞を回収した。ついで、サンプル2
mlにグリセリンを最終濃度15%となるまで補充し、
−80℃に維持した。調製の日から6カ月後、グリセリ
ン内におけるサンプル中の生存細胞(コロニー形成単位
−CFU)の量を測定した。このテストは、グリセリン
中のサンプルの一定量を培地で希釈し、直ちに希釈物0
.1mlを寒天を含有し、抗生物質(カナマイシン及び
クロラムフェニコール)を含有又は含有しないTBAB
最大生育培地上で平板培養することによって実施される
。SMS275(pSM274)については、グリセリ
ン中のサンプル1ml当たりの生存細胞数は2.4×1
08 CFU/mlであった。該分析を抗生物質(カナ
マイシン及びクロラムフェニコール)の存在下又は不存
在下で実施した。これらの結果は、利用した保存条件下
においてSMS275細胞の安定性及び生存率が良好で
あることを示した。しかしながら、SMS272(pS
M274)について得られたCFU値は生存率が低いこ
とを示した。実際のところ、グリセリンの添加後では、
3.7×107 CFU/mlの値が測定された。7日
後、この値は73%に低下し、19日後では68%に、
40日後では約54%に低下した。菌株SMS274(
pSM274)の培養物についても、実施例2及び3に
記載の如く分析したところ、プラスミドは安定であり、
hGH前駆体をコード付ける遺伝子の配列が無傷である
ことを示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスミド pSM274のDNAの電気泳動
の結果を示す写真である。
【図2】菌株spoIID SMS275(pSM27
4)のクローンから抽出されたプラスミドDNAの電気
泳動の結果を示す写真である。
【図3】菌株SMS275(pSM274)から抽出さ
れたタンパク質の電気泳動の結果を示す写真である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胞子形成性に逆戻りする頻度が10−8よ
    り小であり、遺伝子性マーカー leu,pyrD1,
    apr−及びnpr−、及びSpoII:Dを有するこ
    とによって特徴づけられる、無胞子性菌株バシラス・サ
    チリス SMS275(CBS 432.90)。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、組換えDN
    A技術による異質ポリペプチド及びタンパク質又はこれ
    らの前駆体の製造に使用される宿主−ベクター系の宿主
    として使用されるものである、無胞子性菌株バシラス・
    サチリス SMS275。
  3. 【請求項3】請求項2記載のものにおいて、前記ベクタ
    ーが、異質ポリペプチド又はタンパク質又はこれらの前
    駆体をコード付ける遺伝子を含むバシラス・サチリス内
    において発現可能なプラスミドである、無胞子性菌株バ
    シラス・サチリス SMS275。
  4. 【請求項4】請求項3記載のものにおいて、前記プラス
    ミドがヒト生長ホルモンの前駆体をコード付ける遺伝子
    を含有するものである、無胞子性菌株バシラス・サチリ
    ス SMS275。
  5. 【請求項5】請求項4記載のものにおいて、前記プラス
    ミドがpSM274(CBS 75288)である、無
    胞子性菌株バシラス・サチリス SMS275。
  6. 【請求項6】受託番号CBS 433.90で寄託され
    ている請求項5記載の無胞子性菌株バシラス・サチリス
     SMS275(pSM274)。
  7. 【請求項7】異質ポリペプチド及びタンパク質又はこれ
    らの前駆体を製造する方法において、バシラス属菌内で
    発現可能であり、前記異質ポリペプチド又はタンパク質
    又はこれらの前駆体をコード付ける遺伝子を含有するベ
    クターによって形質転換させた請求項1記載の菌株バシ
    ラス・サチリス SMS275を、炭素源、窒素源、ミ
    ネラル塩、ロイシン及びウラシルを含有する培地中で生
    育させ、遺伝子発現生成物を回収することを特徴とする
    、異質ポリペプチド及びタンパク質又はこれらの前駆体
    の製法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の製法において、前記バシラ
    ス・サチリスがCBS433.90である、異質ポリペ
    プチド及びタンパク質又はこれらの前駆体の製法。
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