JPH04284332A - ナトリウム高圧ランプの放電管の製造方法および装置 - Google Patents

ナトリウム高圧ランプの放電管の製造方法および装置

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JPH04284332A
JPH04284332A JP3326540A JP32654091A JPH04284332A JP H04284332 A JPH04284332 A JP H04284332A JP 3326540 A JP3326540 A JP 3326540A JP 32654091 A JP32654091 A JP 32654091A JP H04284332 A JPH04284332 A JP H04284332A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はナトリウム高圧ランプの
放電管の製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飽和形ナトリウム高圧ランプを製造する
ための公知の方法は一般に充填物質としてナトリウムア
マルガムを使用している。例えばヨーロッパ特許第12
2052号明細書によれば、ポンプ管の無い第1電極系
を封着後ナトリウムアマルガムから成る充填物を放電管
内に導入することが公知である。その後洗浄し希ガスを
充填した後、第2電極系が取付けられて封着される。こ
の製造方法の場合内部を不活性な雰囲気にしたグローブ
ボックスが必要である。それゆえこの充填方法は高価で
面倒である。
【0003】米国特許第4156550号明細書によれ
ば、ナトリウムがアジ化物(NaN3 )として使用さ
れる非飽和形ナトリウム高圧ランプの充填方法が公知で
ある。アジ化ナトリウムは溶媒内で溶解される。溶液は
容器内に入れられ、溶媒は蒸発させられる。その後、容
器は放電管に取付けられた電極系のポンプ管内へ入れら
れる。同時に水銀がチタン含有化合物としてポンプ管内
へ入れられる。ホンプ管は閉塞後に段階的に加熱され、
それによりアジ化ナトリウムが分解し、ナトリウムと水
銀とが遊離する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な製造方法は複雑で時間が掛かり、しかも多くの製造工
程を有する。またこの製造方法は、アジ化ナトリウムを
最小充填量(放電管のcm3 当たり0.02〜0.1
53mg)に制限され、飽和形ナトリウム高圧ランプの
製造には適さない。
【0005】そこで本発明は、製造が簡単かつ時間節約
にて実施されしかも大規模な大量生産に適するような飽
和形ナトリウム高圧ランプの放電管の製造方法および装
置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明による製造方法は、次の工程、a)固
体のガラス鑞材料と共に、2つの電極系と2つの開口端
部を有するセラミック放電管とを準備する工程と、 b)放電管の第1端部内に第1電極系を取付け、封着す
る工程と、 c)放電管の第2端部を通してNaN3 (アジ化ナト
リウム)の形のナトリウム含有充填物を導入する工程と
、d1)放電管の第2端部に第2電極系を取付ける工程
と、 d2)第2端部を加熱する工程と、 d3)第1端部におけるアジ化物が分解してパルス状圧
力上昇となって現れるまで圧力の同時監視を行う工程と
、 e)パルス状圧力上昇が減少した後に希ガスまたは希ガ
ス混合体を導入する工程と、 f)放電管を冷却する工程と、から成り、その際第2電
極系の封着は工程d2)と工程e)との間に行うことを
特徴とする。
【0007】このような課題を解決するために、本発明
による製造装置は、収容体が放電管を保持するために1
つまたは複数の垂直孔を有し、次のような寸法を有する
、即ち、孔の直径は放電管の外径よりも0.4〜6mm
大きく、孔の深さは放電管の長さの少なくとも1/3の
大きさである、ことを特徴とする。
【0008】
【作用】飽和形ナトリウム高圧ランプにおいてもアジ化
ナトリムウを使用することは専門家の間でも従来認識さ
れていなかった。
【0009】本発明による方法においては、ナトリウム
はアジ化ナトリウムの形で、第1端部に予め電極系が取
付けられているセラミック放電管内に充填される。その
後第2電極系を封着した後、放電管の第1端部を加熱し
、その加熱はセラミックス内の熱伝導によって第1端部
に存在するアジ化ナトリウムを分解させる。
【0010】
【発明の効果】本発明と、上述した米国特許第4156
550号明細書に記載されている充填方法との相違は、
加熱を行うための分離形機器を省略することができ、そ
して加熱を行うために必要なエネルギーコストを節約す
ることができることである。さらに、充填工程の期間は
著しく短縮される。本発明による製造方法は、放電管の
一端部での分解プロセスを放電管の他端部での封止プロ
セスに結合するという従来は考えられなかったことを利
用する。このことは最初は所定のランプ型式(70W)
だけにおいて達成可能であるように見えた。しかしなが
ら、本発明の価値は、そうこうしている間に、本発明に
よる方法が飽和形ナトリウム高圧ランプの全ての種類に
おいて(例えば消費電力1000Wのランプにおいても
同様に)使用することができるように柔軟に対処するこ
とに成功することによってさらに拡大された。
【0011】さらに本発明の利点は、アマルガムを充填
された放電管を製造するための公知の製造工程を僅かに
変更するだけでよいことである。
【0012】本発明の他の利点は、炉内に補助的な加熱
装置によるスペースの問題を生ずることなく、従来の融
解炉を継続使用することができることである。放電管を
保持するための公知の収容体はそのために決められた融
解炉の容積に合わせられる。補助的な加熱装置は従って
もはや余分なスペースを取らない。炉の僅かな容積はさ
らに充填ガスを節約するための条件である。このことは
特に高価なキセノンを使用する際には重要である。
【0013】本発明の他の利点は、ナトリウムを純粋な
形態では使用しないことである。即ち純粋なナトリウム
は固体でもまたは液体でも取扱が面倒である。その反応
性のためにナトリウムはグローブボックス内で送入され
なければならない。さらに、固体の場合にはその粘着性
の問題がある。液体配量は非常に面倒である。というの
は、ナトリウムは熱浴槽内で液状に維持されなければな
らないからである。さらに、ナトリウム滴は、付着力に
よって配量管またはセラミック壁に付着し続けるという
好ましくない特性を有している。
【0014】これとは反対に、アジ化ナトリウムは空気
に対して感応せず、容易に取扱可能である。これによっ
て本発明による方法はグローブボックスが無くても製造
を行うことができる。
【0015】本発明による方法によれば、特に水銀の無
いナトリウム高圧ランプがグローブボックスを使用する
ことなく大規模に製造され得る。このランプは環境を汚
染しないために一般照明用としても関心が高まっている
【0016】本発明よる方法に基づいてナトリウム高圧
ランプの放電管を製造するためには、先ず第1電極系が
融解炉内で加熱されることによって例えばガラス鑞によ
りセラミック放電管の第1端部に固定される。その後ア
ジ化ナトリウムが充填され、このことは空気中またはグ
ローブボックス内で行われ得る。アジ化ナトリウムは丸
剤または粒状体の形で有利に導入される。市販の粉末の
使用は信頼できない。というのは、この場合には、粉末
が充填の際に放電管の壁または下方に存在する電極に付
着するという危険があるからである。その結果、生成さ
れたナトリウムは早期の分解および蒸発もしくは不完全
な分解を生ぜしめられる。そのために、アジ化ナトリウ
ムは円筒状または球状丸剤の形で使用される。例えば、
2mgまたは5mgの丸剤が適する。ランプ型式に応じ
て1〜5個の丸剤が必要である。
【0017】丸剤は約0.7〜2mmの直径を有する。 この値は丸剤が放電管壁と電極系との間を通って放電管
の第1端部へ到達し得るようにするという要求によって
制限される。その場合、放電管を斜めに傾けることが推
奨される。さらに、放電管壁に沿う滑り落ちが僅かな震
動によって促進され得る。
【0018】充填後、先ずガラス鑞リングを備えた第2
電極系が放電管の上方の第2端部に取付けられる。その
後、放電管は収容体の孔内に差込まれる。放電管の第2
端部はその後に融解炉内で加熱される。融解炉はこの段
階においては真空である。放電管と収容体の壁との如何
なる接触をも回避することは必要ではない。というのは
、接触が点状に行われ、特に真空の際に点接触に起因す
る不所望な早期の放電管冷却が無視し得るからである。 放電管と収容体との間の輻射による熱伝導は同様に無視
し得る。
【0019】放電管の壁内での熱伝導によって、収容体
の下部に位置する放電管の第1端部(この第1端部内に
アジ化ナトリウムが存在する)が徐々に加熱される。そ
の際に加熱電力は一定に保持される。放電管の第1端部
の温度が標準的な加熱時間1〜5分後に約320゜Cに
到達すると、アジ化ナトリウムはナトリウムと窒素ガス
とに分解する。加熱開始からアジ化ナトリウムの分解ま
でに要する時間は放電管の長さとセラミック材料(通常
Al2 O3 )の熱伝導率とに依存する。その際この
熱伝導率が、アジ化ナトリウムの分解のために必要な温
度が本発明による方法にとって好ましいこの加熱時間内
に直ちに得られるような大きさであると都合が良い。
【0020】アジ化ナトリウムが分解すると、1mgの
NaN3 から約0.35mgのナトリウムが生成され
る。生成された窒素ガスは同時に放電管の上端部を通っ
て融解炉内へ漏出し、吸出される。その際、融解炉内に
急激な圧力上昇が発生し、その期間は約30〜60秒で
ある。アジ化ナトリウムの分解の完全終了は予め与えら
れた基本値への圧力降下によって示される。この値に到
達すると、希ガスまたは希ガス混合体が融解炉内へ導入
され、従って放電管内へも導入される。ガスの責務は先
ず冷却によって、第2端部からさらに供給される熱によ
り放電管の第1端部が引き続いて加熱されるのを阻止す
ることにある。第1端部の温度はつまり加熱プロセスの
間約400゜Cを越えてはならない。というのは、さも
なければ、生成されたナトリウムの相当量が蒸発してし
まうからである。
【0021】ガスは冷却作用の他に、以下に述べる本発
明による第1の実施態様において説明するように、点弧
ガスの従来の機能をも有利に有することができる。
【0022】ガスの冷却作用は放電管の収容体の寸法を
綿密に選定することによって有利に促進され得る。主要
なパラメータは収容体の孔の直径および深さである。孔
の深さは放電管の長さの約1/3〜2/3にすべきであ
る。放電管と孔との間の隙間は0.2〜3mmの大きさ
にすべきである。
【0023】融解炉内へガスを導入すると、放電管と収
容体との間の熱伝導は飛躍的に高まり、それにより第1
端部の温度上昇は約350゜Cに止められるかまたは逆
にされる。それによってナトリウムの相当量の蒸発が回
避される。最後に放電管は冷却される(工程f)。この
工程は同様に融解炉内で行うことができ、それゆえ全て
の工程を行う際にグローブボックスは省略され得る。
【0024】次に本発明による方法の2つの実施態様に
ついて詳細に説明する。
【0025】本発明による方法の第1の実施態様は小形
放電管および小消費電力タイプ(例えば70W)に対し
て特に適している。この場合、冷却ガスは同時に放電管
の充填物に対する点弧ガスを形成することができるので
望ましい。両電極系の軸として、例えば、閉塞された管
(特にニオブ管)、中実な棒、または同様にサーメット
の様式に基づいて集積された栓系が使用され得る。第2
電極系を取付けた後、放電管の第2端部は融解炉内で先
ずガラス鑞の融点以下で融点に近い温度に加熱される。 アジ化ナトリウムが分解し圧力が基本値に降下した後、
希ガスが融解炉内へ導入される。この希ガスは既に述べ
たように冷却ガスとして作用する。加熱電力を高める(
工程e2)ことによって最後にガラス鑞が溶融し、放電
管の第2端部が気密に密封される(工程e3)。この工
程は約0.5〜2分間を必要とする。冷却ガスの導入は
その際に既に終了しているので、その一部分は所望の方
法で放電管内へ閉じ込められ、点弧ガスおよび緩衝ガス
の公知の機能を有する。希ガスとしては特に高い光収量
を保証するキセノンが有利に使用される。しかしキセノ
ンの代わりに例えば良好な冷却作用と特に良好な点弧特
性とを有するNe/Arペニング混合体が同様に使用さ
れ得る。
【0026】この第1の実施態様において融解炉内で放
電管の第2端部を加熱することは、2つの目的、即ち第
2端部を封止するという第1の目的と、第1端部におけ
るアジ化ナトリウムを分解するという第2の目的とを達
成する。ガスの導入も同様に2つの目的、即ち第1端部
を冷却するという第1の目的と、放電管に点弧ガスを充
填するという第2の目的とを有する。従ってこの実施例
においては、理想的な方法でそれぞれ2つの機能を有す
る措置が2回施され、それゆえこの実施態様は特に時間
とコストの節約とに寄与する。
【0027】本発明による方法の第2の実施態様は、少
なくとも1つの電極系がポンプ管を装備している放電管
に対して適し、しかも高消費電力タイプ(例えば100
0W)の比較的長い放電管に対しても特に適する。この
第2の実施態様においては工程eにとってガスの冷却作
用だけが重要である。従って、良好な熱伝導率を有する
希ガス(例えばアルゴン)が使用される。このアルゴン
はキセノンに対して非常に安価であるという利点を有し
ている。第2電極系を取付けた後、融解炉内において放
電管の第2端部の温度は加熱電力を高めることによりガ
ラス鑞の溶融温度以上にもたらされる。この封止の終了
後、温度は加熱電力の低減によってガラス鑞の凝固温度
以下でそれに近い温度に低下させられ、加熱電力は一定
に保持される。その際に放電管の第1端部はアジ化ナト
リウムの分解が行われるまで続けて加熱される。第2封
着はその際には即ち第1実施態様とは反対に既に完成し
ている。基本値への圧力降下後加熱が遮断され、同時に
冷却ガスが融解炉内へ有利に導入される。放電管内には
金属ナトリウムが存在するので、この放電管はその後空
気遮断の下に、最良にはグローブボックス内で、融解炉
から取出されなければならない。この第2の実施態様の
利点は取出し後に開口ポンプ管を通して充填物(例えば
水銀)に対して他の添加物を添加できることである。最
後に点弧ガスがポンプ管を通して導入され、ポンプ管が
閉塞される。
【0028】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
【0029】第1実施例として、図1および図2に基づ
いて以下において70Wの消費電力を有するポンプ管の
無いナトリウム高圧ランプの製造について説明する。
【0030】先ず公知のように2つの電極系が準備され
る。両電極系は閉塞されたニオブ管から形成された電極
軸から構成され、その先端にはタングステン棒が溶接さ
れている。放電側にはこのタングステン棒上にフィラメ
ントが取付けられている。ニオブ管上にはガラス鑞リン
グが中心に取付けられている。
【0031】放電管は気密に焼結されたAl2 O3 
製栓を両端部に備えたAl2 O3 製セラミック管で
ある。第1栓の中央開口部内には先ず第1電極系がガラ
ス鑞リングと共に挿入され、適当な装置内で加熱される
ことにより封着される。この装置は例えば第2封着のた
めにも同様に使用される融解炉である。一端側が閉塞さ
れた放電管は冷却される。0.9mmの直径と2mmの
長さとを有する4個のアジ化ナトリウム製丸剤が第2端
部の開口部を通って導入される。放電管は若干斜めに傾
けられ、それにより丸剤は管壁に沿って下方へ滑り落ち
るかまたは転がり落ち、第1電極系の下方のセラミック
栓上に到達する。丸剤の滑りは放電管を僅かに叩いたり
または震動させたりすることによって促進される。丸剤
は電極フィラメントと管壁との間の領域に挟まらない程
小さくなければならない。放電管は収容体の孔内に挿入
される。 その後、ガラス鑞リングを含めた第2電極系が垂直に直
立した放電管に緩く取付けられる。アジ化ナトリウム製
丸剤の充填は空気中で行われる。収容体は上部に放電管
を収容するための1つまたは複数の孔が設けられている
金属製の中実レール(またはリング)から主として構成
されている。その他の説明は図3を参照して行う。収容
体は室温にある。必要な場合にはしかしながら収容体は
予め冷やされ得る。
【0032】今、次の第2封着のために収容体は融解炉
内へ入れられ、約10−4mbの真空を作られる。両部
品はきちきちに整合し、それゆえキセノンを充填すべき
炉容積は比較的小さく保たれる。
【0033】図1には圧力変化(曲線Iおよび左縦座標
)と加熱変化(曲線IIおよび右縦座標)とが放電管の
第2端部の封止のための時間に依存して示されている。
【0034】U字状グラファイト弓形金具の形の電気的
に駆動される抵抗加熱装置(または他の加熱機構、例え
ば加熱フィラメントまたはCO2 レーザ)によって、
放電管の上方に存在する第2端部が一定の加熱電力で約
4分間加熱される(図2の破線曲線)。この予備加熱の
期間はランプ型式に応じて1〜6分間続き、放電管の上
端部は約1250゜Cの温度に到達する。この温度は、
ガラス鑞の溶融温度(1300゜C)よりも約50゜C
低い。この温度はガラス鑞が脱気されるがまだ溶融しな
い温度であることを考慮して決められる。即ち選定すべ
き温度は、標準的な溶融温度が1100〜1300゜C
であるガラス鑞の種類に依存する。予備加熱において、
熱は放電管上部の第2端部から放電管のセラミック材料
を通って、アジ化ナトリウムが存在する放電管下部の第
1端部へ伝導される。図示の実施例においては図2の破
線曲線として示されているように、約3分後、放電管の
下端部はアジ化ナトリウムの分解が始まる約320゜C
の温度に達する。窒素ガスの発生は排気された融解炉内
の圧力の急上昇によって示されている(図1の曲線I)
。 約14×10−3mbの最大値に到達後約30秒後には
圧力は再び残留ガス圧へ2桁以上降下する。最大値は分
解されたアジ化ナトリウムの量に比例し、融解炉の容積
とポンプ出力とに反比例する。
【0035】マノメータによってこの圧力上昇が記録さ
れ、上昇前の値への降下は加熱(封着)の第2段階のた
めのトリガとして使用される。予備加熱の期間はそれゆ
え最初から決められない。分解の終了を示す圧力の減少
後、放電管の第1端部の温度は約350゜Cに高められ
る。それ以上の上昇はキセノンガスが融解炉およびコー
ルドブリッジ内へ入れられることによって阻止される(
図1および図2における矢印A)。同時に加熱電圧は1
6Vから18Vへ高められ、それにより加熱電力および
第2端部の温度が増大し、一方放電管の下端部の温度降
下が生じる(図2)。
【0036】放電管の上端部の温度は高い加熱電力のた
めにガラス鑞の融点以上に上昇する。約30秒後にガラ
ス鑞は溶融し、放電管端部の電極系は密封される(図1
の矢印B)。この時点に至るまで放電管内部のキセノン
充填圧力はずっと前から調節されている。コールドブリ
ッジが有効になるために重要なことは、孔の壁から放電
管壁まで正確な間隔が保持されることである。その大き
さはこの実施例においては0.25mmである。本来の
封着工程は約3分間続く。その終了後に放電管は融解炉
で冷却される。
【0037】図3は孔内に放電管が保持されている直線
状収容体(レール)の概略断面図を示す。放電管1のセ
ラミック管は57mmの長さであり、電極系を備えてい
ない。このセラミック管は収容体3の孔2内に38mm
の長さに亘って挿入され、一方放電管の上側部分4(1
9mmの長さ)は収容体の上部から突出している。放電
管1は4.5mmの外径を有し、一方孔5の直径は5m
mである。放電管の下端部5は既に気密に封着された電
極系6を有している。図3にはそれぞれ2mgの4個の
アジ化ナトリウム製丸剤7が示されている。これらの丸
剤7は融解炉の外から予め充填されたものである。放電
管1の上端部8には封着のために第2電極系が取付けら
れているが、この上端部はグラファイトヒータの両脚部
9によって包囲されている。
【0038】本発明の第2実施例は400Wの消費電力
を有するランプ用の放電管の製造方法に関する。この消
費電力の場合、放電管は70Wタイプの放電管に比較し
て約2倍の長さであり、それゆえ放電管の上端部から下
端部に至るセラミックス内の熱伝導は相応して長い。従
って、図3において破線10で示されているように、孔
の上端部はV字状に拡開することができるという利点が
奏される。それによってヒータ9から放電管1への熱放
射が多く反射される。
【0039】本発明による製造方法の第3実施例を図4
および図5に基づいて説明する。この第3実施例は第2
電極系がポンプ管を有する70Wランプである。他の工
程が示されない場合には、第1実施例と同じ工程が行わ
れるものとする。第1電極系を封着しそしてアジ化ナト
リウム製丸剤を充填した後、孔を備えたニオブ管の形の
ポンプ管を含む第2電極系にはガラス鑞リングが取付け
られる。放電管の第2端部は融解炉内のグローブボック
ス内で先ず非常に強く加熱され(加熱電圧20Vに相当
する曲線II、図5の曲線部a)、それにより放電管の
第2端部の温度は直ちにガラス鑞の溶融温度(約130
0゜C)以上になる(図5の実線曲線)。同時に、第2
端部から隔たっている第1端部の温度が第1実施例と同
様に素早く上昇する(図5の破線曲線)。封着が密であ
る場合(図4の矢印B)、第2端部の温度がガラス鑞の
凝固温度以下に降下するように(図5の曲線部b)、加
熱電力は低下する(図4および図5の矢印C)。放電管
の第1端部の温度はゆっくりではあるがさらに上昇し、
それによりアジ化ナトリウムが分解して圧力上昇が記録
される(図4の曲線I)。圧力が残留ガス値へ減少した
後、加熱が遮断され、同時にキセノンが融解炉内へ導入
される(図4および図5の矢印A)。収容体に対してこ
のようにして生成されたコールドブリッジは第1端部の
温度を迅速に降下させ(図5の曲線部c)、それによっ
て生成されたナトリウムの蒸発が回避される。
【0040】放電管を室温へ徐々に冷却した後、放電管
は炉から取出される。冷却ガス(アルゴン)の排出後、
ポンプ管を通して点弧ガス(キセノン)が充填され、ホ
ンプ管はその後グローブボックス内で閉塞される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に使用される70Wナトリウム高圧
ランプ用の放電管の第2端部を封止する際の融解炉内の
圧力の時間的変化(曲線I)と加熱手段の電圧(曲線I
I)とを示す特性図。
【図2】図1に基づいて封止を行う際の放電管の第2端
部の温度変化(実線)と第1端部の温度変化(破線)と
を示す特性図。
【図3】放電管を装備した融解装置を示す断面図。
【図4】第2実施例に使用された70Wナトリウム高圧
ランプ用の放電管の第2端部を封止する際の融解炉内の
圧力の時間的変化(曲線I)と加熱手段の電圧(曲線I
I)とを示す特性図。
【図5】図4に基づいて封止を行う際の放電管の第2端
部の温度変化(実線)と第1端部の温度変化(破線)と
を示す特性図。
【符号の説明】
1  放電管 2  孔 3  収容体 4  放電管の上側部分 5  孔 6  電極系 7  アジ化ナトリウム製丸剤 8  放電管の上端部 9  グラファイトヒータの脚部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次の工程、 a)固体のガラス鑞材料と共に2つの電極系と2つの開
    口端部を有するセラミック放電管とを準備する工程と、
    b)放電管の第1端部内に第1電極系を取付けて封着す
    る工程と、 c)放電管の第2端部を通してNaN3 (アジ化ナト
    リウム)の形のナトリウム含有充填物を導入する工程と
    、d1)放電管の第2端部に第2電極系を取付ける工程
    と、 d2)放電管の第2端部を加熱する工程と、d3)放電
    管の第1端部におけるアジ化物が分解してパルス状圧力
    上昇となって現れるまで圧力の同時監視を行う工程と、 e)パルス状圧力上昇が減少した後に希ガスまたは希ガ
    ス混合体を導入する工程と、 f)放電管を冷却する工程と、から成り、その際第2電
    極系の封着は工程d2)と工程e)との間に行うことを
    特徴とするナトリウム高圧ランプの放電管の製造方法。
  2. 【請求項2】  ガスは同時に充填物の構成成分として
    の点弧ガスの機能と放電管の第1端部に対する冷却ガス
    の機能とを有し、両電極系はポンプ管を有さず、工程d
    2)および工程e)は次のような工程、d2)第2端部
    をガラス鑞の融点以下の温度に加熱する工程と、 e1)まだ閉塞されていない第2端部を通して点弧ガス
    および冷却ガスを導入する工程と、 e2)第2端部のガラス鑞を溶融させるために加熱電力
    を高める工程と、e3)封着を完成させる工程と、に変
    えられることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】  第2電極系はポンプ管を有し、ガスは
    第1端部に対する冷却ガスの機能を有し、前記工程d)
    および工程e)は次のような工程、 d2A)第2電極系が封着されるまで第2端部をガラス
    鑞の融点以上の温度に加熱する工程と、d2B)加熱電
    力を減少させ、それにより第2端部の温度をガラス鑞の
    凝固温度以下に低下させる工程と、d4)加熱工程を終
    了する工程と、 e)冷却ガスを導入する工程と、に変えられ、さらに次
    の補助的な工程g) g)炉から放電管を取出し、ポンプ管を通して点弧ガス
    を充填し、その後ポンプ管を閉塞する工程と、が付加さ
    れることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】  工程a)〜工程d1)が空気中で行わ
    れることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  5. 【請求項5】  工程d2)および工程d3)が真空中
    で行われることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  6. 【請求項6】  放電管が工程b)と工程d2)との間
    の時点に収容体内に挿入されることを特徴とする請求項
    1記載の製造方法。
  7. 【請求項7】  収容体が放電管を保持するために1つ
    または複数の垂直孔を有し、次のような寸法を有する、
    即ち、孔の直径は放電管の外径よりも0.4〜6mm大
    きく、孔の深さは放電管の長さの少なくとも1/3の大
    きさである、ことを特徴とする請求項6記載の製造方法
    を実施するための製造装置。
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