JPH04283511A - 2剤型皮膚貼着体 - Google Patents

2剤型皮膚貼着体

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JPH04283511A
JPH04283511A JP7477491A JP7477491A JPH04283511A JP H04283511 A JPH04283511 A JP H04283511A JP 7477491 A JP7477491 A JP 7477491A JP 7477491 A JP7477491 A JP 7477491A JP H04283511 A JPH04283511 A JP H04283511A
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JP
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powder
agent
sodium
water
acid
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JP7477491A
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Kenichiro Okamura
謙一郎 岡村
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Sansho Kaken KK
Original Assignee
Sansho Kaken KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、製造後長期間を経ても
当初と同様の貼着性および冷涼感が得られる2剤型の皮
膚貼着体に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ハイドロゲルとは、ポリマー骨格の隙間
に水を大量に包含しているゲルを言い、酵素・菌体の固
定化担体、保水剤、保温・保冷用熱媒体、ソフトコンタ
クトレンズ、徐放性農薬基体、徐放性芳香剤基体、仮保
護皮膜、疑似餌をはじめ、様々な用途に使われている。 【0003】ハイドロゲルの骨格成分となるポリマーと
しては、水溶性または親水性を有する天然高分子または
合成高分子が用いられるが、このうち合成高分子として
は、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、水溶性
アクリル共重合体、ポリアクリルアミド、ポリエチレン
オキサイド、ポリビニルピロリドンなどが用いられてい
る。 【0004】目の周辺、顔面、手足、腰、背中などに刺
激を与えたり、薬効成分を浸透させることは、美容、健
康、治療、覚醒、疲労回復、緊張緩和、精神安定等の目
的に有効である。ハイドロゲルは、このような目的のた
めにも利用されている。 【0005】たとえば特開平1−230659号公報に
は、「水以外にポリビニルアルコール(PVA)と2価
の金属塩(塩化カルシウム等)を主成分とすることを特
徴とする粘着性PVAハイドロゲル組成物。」が示され
ており、このハイドロゲル組成物中に経皮適用可能な生
理活性物質を含有させることも示されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述の特開平1−23
0659号公報に開示のハイドロゲル組成物は、低温で
も柔軟さが保たれる上、適度の粘着性を有するため皮膚
への貼着が可能であるという特徴を有するので、興味あ
るものである。 【0007】しかしながらこのハイドロゲル組成物から
得たシートは、たとえ密封包装を行っても、製造後流通
過程を経て使用に供されるまでの期間が長いと、人体の
皮膚に適用した場合に貼着性が損なわれたり、所期の冷
涼感が得られないことがある。また個人差はあるものの
、皮膚貼着時に痛みを感じたり、長時間の貼着により炎
症を起こしたりすることもある。 【0008】本発明は、このような背景下において、製
造後長期間を経ても当初と同様の貼着性および冷涼感が
得られと共に、皮膚にやさしい2剤型の皮膚貼着体を提
供することを目的になされたものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の2剤型皮膚貼着
体は、シート状のハイドロゲル成形体よりなるA剤と、
水溶性または親水性物質の粉体または水性液よりなるB
剤とからなるものである。この場合、A剤とB剤との少
なくとも一方に薬効成分が含まれていることが特に望ま
しい。 【0010】以下本発明を詳細に説明する。 【0011】A剤はシート状のハイドロゲル成形体より
なる。ハイドロゲルとしては、水溶性または親水性を有
する高分子を含水状態でゲル化させたハイドロゲルであ
れば種々のものがいずれも用いられる。ここで水溶性ま
たは親水性高分子としては、ポリビニルアルコール、ポ
リアクリル酸塩、水溶性アクリル共重合体、ポリアクリ
ルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリ
ドン、カルボキシビニルポリマー、メチルセルロース、
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ポリビニルメチルエーテル、デンプン類、アルギン
酸塩、カラギーナン、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴ
ム、トラガントゴムなどがあげられる。ゲル化は、加熱
により得られた水溶液の冷却または冷凍、金属化合物・
ホウ素化合物・アルデヒド類・染料・多価アルコール・
高級脂肪酸またはそのエステル・界面活性剤等のゲル化
能を有する物質の添加をはじめとする種々の方法によっ
て達成できる。 【0012】特に好ましいハイドロゲルは、ポリビニル
アルコール、水、尿素および2価金属塩よりなる組成物
から得られたハイドロゲルであるので、以下このハイド
ロゲルを主に説明を行うこととする。 【0013】このハイドロゲルの形成に用いるポリビニ
ルアルコールとしては、種々の重合度およびケン化度の
ポリビニルアルコール、あるいは「共重合変性」ポリビ
ニルアルコールや「後変性」ポリビニルアルコールが用
いられ、代表的なものは、重合度500以上、ケン化度
80モル%以上のポリビニルアルコールである。また、
2価金属塩としては、亜鉛、カルシウム、バリウム、ス
トロンチウム、ビスマス、マグネシウムなどの2価金属
の塩化物、臭化物、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、乳酸塩
、クエン酸塩、シュウ酸塩、グルコン酸塩、安息香酸塩
などのうち水溶性を有するものが用いられるが、安全性
、コスト、ゲル化能などを総合考慮すると、塩化カルシ
ウムが最適である。 【0014】上述の各成分の配合割合は、全体を100
重量部とするとき、ポリビニルアルコールが3〜30重
量部、水が50〜94重量部、尿素が2〜30重量部、
2価金属塩が1〜30重量部とすることが多い。ポリビ
ニルアルコールの過少は成形体の強度不足を招き、その
過多は柔軟性を損なう。尿素の存在は、冷涼感の向上、
皮膚刺激性の緩和、薬効成分の皮膚への浸透性の向上、
ゲル強度の調節などの点で有利である。ただしその量が
余りに多くなると全体の物性バランスを崩す。2価金属
塩の過少はゲル強度の不足を招き、その過多は皮膚刺激
性を生ずる。 【0015】各成分の配合順序は任意であり、配合後の
組成物を適当な支持面、容器、型に流し込んで冷凍すれ
ば、平面状または型に応じた形状(たとえば顔の形に合
わせて凹凸形状)のシート状のハイドロゲル成形体が得
られる。このシート状のハイドロゲル成形体の厚さに特
に限定はないが、0.1 〜3mm程度とすることが多
い。 【0016】成形に際して流し込み面に予め不織布等の
ウエブを敷いておいたり、あるいは流し込んだ上から不
織布等のウエブを積層したりすることによりハイドロゲ
ル成形体の片面を不織布等で覆うようにすることもでき
る。 【0017】成形時に目的形状を有するものを作ること
もできるが、成形時には広巾のシート状のものを作り、
これを適宜裁断したり、打ち抜いたりして、アイマスク
、フェースマスクなどのマスク状、手足、腰部等に巻回
するバンド状、顔面、腕、背中等への貼着に適した形状
のシート状にすることもできる。 【0018】B剤は水溶性または親水性物質の粉体また
は水性液よりなる。水溶性または親水性物質としては、
(1) 水溶性または親水性高分子、(2) 水溶性ビ
タミン類、天然植物から水蒸気蒸留・抽出・圧搾等によ
り得た精油のうち水溶性または親水性成分を含むものな
ど、水溶性または親水性を有する薬効成分、(3) 各
種の水溶性塩類、(4) 化粧品用保湿剤などがあげら
れ、これらは適宜組み合わせて用いることもできる。な
お水性液とは、水または水と水混和性有機溶剤との混合
溶剤を媒体とする溶液、分散液、ペースト、クリームな
どをいう。 【0019】(1) としては、ポリビニルアルコール
、ポリアクリル酸塩、水溶性アクリル共重合体、ポリア
クリルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピ
ロリドン、カルボキシビニルポリマー、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ポリビニルメチルエーテル、デンプン類、アル
ギン酸塩、カラギーナン、ゼラチン、カゼイン、アラビ
アゴム、トラガントゴムなどがあげられる。 【0020】(2) については、後述の薬効成分と共
通するものもあるので後述する。 【0021】(3) としては、塩化ナトリウム、リン
酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、ピロリン酸ナト
リウム、ポリリン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、
グルコン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムなどが例示さ
れる。 【0022】(4) としては、グリセリン、プロピレ
ングリコール、ソルビトール、1,3−ブチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、乳酸ソーダなどがあげ
られる。 【0023】A剤とB剤との少なくとも一方には、薬効
成分が含まれていることが望ましい。一般的には、A剤
側には薬効成分を含めないかあるいは経時安定性の良い
薬効成分を含有させ、B剤側は薬効成分そのものとする
かあるいは薬効成分を含むもので構成する。薬効成分の
添加量は有効量とする。 【0024】薬効成分としては、(a) ビタミン類、
その塩類または誘導体、(b) ホルモン類由来物質、
(c) アミノ酸由来物質、その塩類または誘導体、(
d) 和漢生薬や動・鉱・植物由来の抽出物、その塩類
またはその誘導体、(e) 消炎、収斂または紫外線吸
収などに対する効果剤、(f) 殺菌または防腐剤、(
g) その他の有機薬品、(h) その他の無機薬品な
どが用いられる。これらのうち水溶性または親水性を有
するものは、上述のB剤の(2) としても用いること
ができる。以下、(a) 〜(h) の具体例をあげる
ことにする。 【0025】(a) としては、ビタミンB1 類(チ
アミン塩酸塩、チアミン硝酸塩、チアミンリン酸塩、対
称型チアミンジスルフィド誘導体、非対称型チアミンジ
スルフィド誘導体)、ビタミンB2 類(リボフラビン
、フラビンモノヌクレオチド、リボフラビン酪酸エステ
ル)、ビタミンB6 類(塩酸ピリドキシン、5’−リ
ン酸ピリドキサール、ジカプリル酸ピリドキシン、ジパ
ルミチン酸ピリドキシン、トリパルミチン酸ピリドキシ
ン)、ビタミンB20類(シアノコバラミン、ヒドロキ
ソコバラミン、デオキシアデノシルコバラミン、メチル
コバラミン)、ナイアシン(ニコチン酸、ニコチン酸ア
ミド、ニコチン酸ベンジル)、パントテン酸(パントテ
ン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム、アセチルパ
ントテニルエチルエーテル、パントテニルエチルエーテ
ル、DL−パントテニールアルコール、アラントインD
L−パントテニールアルコール)などのパントテン酸類
、ビタミンD2類(エルゴカルシフェロール)、ビタミ
ンH類(ビオチン)、葉酸、コリン類(コリン)、イノ
シトール、ビタミンC類(アスコルビン酸、アスコルビ
ン酸ナトリウム、ステアリン酸アスコルビル、パルミチ
ン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、アス
コルビン酸リン酸マグネシウム、L−アスコルビン酸硫
酸エステル二ナトリウム)などがあげられる。 【0026】(b) としては、男性ホルモン類(テス
トステロン、アンドロステロン、17−メチルステロン
、フルオキシメステロン)、男性ホルモン類蛋白同化ホ
ルモン類(エチルナンドロール、スタノゾロール、フラ
ザボール、オキシサンドロン)、女性ホルモン類、卵胞
ホルモン(エストラジオール、エストロン、エチニルエ
ストラジオール、ジエチルスチルベストロール、ヘキセ
ストロール)、糖質副腎皮質ホルモン(コルチゾン、ヒ
ドロコルチゾン、プレドニゾン、プレドニゾロン、ベタ
メサゾン、フルオシノロンアセトニド)、副腎髄質ホル
モン(アドレナリン、ノルアドレナリン)、脳下垂体前
葉ホルモン(成長ホルモン、卵胞刺激ホルモン、黄体形
成ホルモン、プロラクチン副腎皮質刺激ホルモン、甲状
腺刺激ホルモン)、脳下垂体中葉ホルモン(メラミン細
胞刺激ホルモン)、脳下垂体後葉ホルモン(バソプレッ
シン、オキシトシン)、甲状腺ホルモン(チロキシン)
、副甲状腺ホルモン(バラソルモン)、すい臓ホルモン
(インシュリン)、唾液腺ホルモン(パロチン)、プロ
スタグランジン、胎盤性腺刺激ホルモンなどがあげられ
る。 【0027】(c) としては、L−アスパラギン酸、
アスパラギン酸二カリウム、L−アスパラギン酸ナトリ
ウム、アスパラギン酸カリウム、アセチル−L−アスパ
ラギン酸ジエチル、アセチルシスチンジメチル、L−ア
ラニン、DL−アラニン、L−アルギニン、DL−アル
ギニン、イプシロンアミノカプロン酸、塩酸リジン、グ
リシルグリシン、グリシン、グルタチオン、酢酸DL−
メチオニン、L−シスチン、DL−セリン、L−セリン
、L−トリプトファン、パルミトイルグルタミン酸、D
L−ピロリドンカルボン酸、L−ピロリドンカルボン酸
、L−グルタミン酸一ナトリウム、L−グルタミン酸、
アミノ酸・糖混合物、アセチル−L−グルタミン酸、L
−メチオニン、DL−メチオニン、アセチル−L−メチ
オニン、アセチル−DL−メチオニン、L−スレオニン
などがあげられる。 【0028】(d) としては、アセンヤク末、アマチ
ャ末、アラビアゴム末、アロエ末、エイジツ末、オウゴ
ン末、オウバク末、オウレン末、オンジ末、カノコソウ
末、カンゾウ末、キキョウ末、キョウニン末、クジン末
、ケイヒ末、ゲンチアナ末、ゲンノショウコ末、コウブ
シ末、乾燥酵母、コウボク末、コロンボ末、サンキライ
末、サンシン末、サンショ末、ジキタリス末、シャクヤ
ク末、シュクシャ末、ショウキョウ末、セネガ末、セン
キュウ末、センナ末、センブリ末、ソウジュツ末、ダイ
オウ末、タクシャ末、チクセツニンジン末、チョウジ末
、トウガラシ末、トウキ末、トコン末、ニガキ末、ビャ
クジュ末、ブクリウ末、プロテイン銀、ボタンピ末、ボ
レイ末、ヨクイニン末、リュウタン末、アルブミン末、
アロエ抽出末、オートミール末、オリス根末、海藻末、
加水分解ケラチン末、加水分解コラーゲン末、加水分解
ゼラチン末、カミツレ末、乾燥クロレラ、カンゾウ抽出
末、グリチルレチン酸三ナトリウム、黒砂糖、黒砂糖抽
出末、白糖、シコニン、シルクパウダー、セージ、ベニ
バナ赤、ベニバナ黄、マルチトール、ローズマリーエキ
ス、ウコンエキス、オレイル加水分解コラーゲン、加水
分解カゼインナトリウム、クインスシードエキス末、ク
チナシ黄、混合異性化糖、ニンニクエキス、ヒアルロン
酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ペクチン、ムクロジエキ
ス、卵白(非熱凝固)、リボ核酸、リボ核酸ナトリウム
塩、麻セルロースパウダー、酵母エキス、水溶性コラー
ゲン末、デボキシリボ核酸、デボキシリボ核酸ナトリウ
ム、マルトース、マロニエエキス末、加水分解エラスチ
ン末、酵母多糖体粉末、シイタケエキス末、セージエキ
ス末、トサカ抽出末、ニンジンエキス末、カキエキス、
牛乳糖蛋白、クワ抽出末、鶏卵末、小麦胚芽脱脂粉末、
脱脂コメヌカ、トウキセンカ末、凍結乾燥コラーゲン末
、ヘチマ末、レモン果汁末、ワレモコウ抽出末、アロエ
ベラパウダー、カゼインナトリウム、オレオイル加水分
解コラーゲン、D−マンニット、ソルビット、塩化リゾ
チーム、キシリット、サッカリン、サッカリンナトリウ
ム、脱脂粉乳、γ−オリザノール、含糖ペプシン、パン
クレアチン、トリプシンなどがあげられる。 【0029】(e) としては、アラントイン、アラン
トインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジ
ヒドロキシルアルミニウム、アロエ、グアイアズレンス
ルホン酸ナトリウム、グリチルリチン酸、グリチルリチ
ン酸ジカリウム、グリチルリチン酸メチル、グリチルリ
チン酸モノアンモニウム、β− グリチルレチン酸、グ
リチルレチン酸グリセリル、グリチルリチン酸ステアリ
ル、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸フ
ェニル、サリチル酸メチル、ヒノキチオール、ウロカニ
ン酸、オキシベンゾン、2−(2−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、パラアミノ安息香
酸エチル、オキシベンゾンスルホン酸、オキシベンゾン
スルホン酸 (三水塩) ジヒドロキシジメトキシベン
ゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジ
スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、
テトラヒドロキシベンゾフェノン、その他無機顔料など
があげられる。 【0030】(f) としては、安息香酸、安息香酸ナ
トリウム、イソプロピルメチルフェノール、塩酸リゾチ
ーム、塩酸クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノー
ル、感光素101号、感光素202号、感光素301号
、感光素401号、クロラミンT、クロールキシレノー
ル、クロールクレゾール、クロールブタノール、臭化ド
ミフェン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、チモール
、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、トリクロロ
カルバニリド、トリクロサン、トリプロムサラン、パラ
オキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パ
ラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジ
ル、パラオキシ安息香酸メチル、パラクロルフェノール
、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、ホウ酸、ホウ砂
、チオキソロンなどがあげられる。 【0031】(g) としては、エデト酸二ナトリウム
、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、塩酸
ジフェンヒドラミン、カテコール、クエン酸、クエン酸
ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、コハク酸二ナトリ
ウム、シュウ酸ナトリウム、トリリン酸アデノシン、尿
素、ピロガロール、フィチン酸、無水クエン酸、リン酸
アデノシンなどがあげられる。 【0032】(h) としては、亜硫酸水素ナトリウム
、イオウ、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩酸、過ホ
ウ酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、酸化アルミニウム
、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、臭素酸カリウム
、臭素酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、チオ硫酸ナトリウム、歯磨用リン酸水素ナトリウ
ム、ピロ亜硫酸ナトリウム、ピロリン酸カルシウム、ピ
ロリン酸ナトリウム、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウ
ム、ポリリン酸ナトリウム、無水亜硫酸ナトリウム、無
水ピロリン酸ナトリウム、無水リン酸三ナトリウム、メ
タリン酸ナトリウム、モノフルオルリン酸ナトリウム、
焼セッコウ、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、硫
酸ナトリウム、硫酸バリウム、リン酸、リン酸三ナトリ
ウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二水素カリウム、
リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウムなど
があげられる。 【0033】これらの中では、化粧品として広く使われ
ている薬効成分、たとえば、天然植物からのエキス(ア
ロエエキス、霊芝エキス、生薬エキス等)、ビタミン類
(ビタミンA、B、C、D、E、H、パントテン酸等)
、ホルモン類(卵胞ホルモン、副腎皮質ホルモン等)、
抗ヒスタミン剤(ジフェニンヒドラジン、配糖体系、ジ
フェニルイミダゾール系、アズレン誘導体等)、収斂剤
、アミノ酸類、酵素剤、アラントイン、β−コレスタノ
ール、オイル類、ヒノキチオール、スクワラン、粘液質
、界面活性剤などが重要であり、パップ剤として使われ
ているメントール、ハッカ、カンファー、サリチル酸エ
ステル、カプサイシン、トウガラシエキスなども重要で
ある。 【0034】本発明においては、A剤は耐透湿性を有す
る包材に包装されるか容器に収容した形態とする。B剤
は、それが粉体であるときは、シート上に散布状に付着
した状態で耐透湿性包材に包装された形態とするのが便
利であり、それが水性液であるときは、容器に収容した
形態とする。 【0035】本発明の2剤型貼着体は、美容・化粧用、
健康用、医療用の材料として有用である。 【0036】 【作用】本発明の2剤型貼着体を使用するにあたっては
、包材または容器からA剤を取り出し、ついでそのA剤
にB剤を転写(B剤がシート上に散布状に付着している
粉体であるとき)または塗布(B剤が容器に収容された
水性液であるとき)する。 【0037】このようにすると、A剤上のB剤がA剤の
内部から水分を吸い出して溶解または湿潤し、A剤表面
が粘着性を帯びるようになるので、そのまま単に目の周
り、顔面、手足、腰部等に貼着または巻回すればよい。 巻回に際し両端部を重ね合わせるようにすると、引張力
が加わっても容易には剥落しないようになる。 【0038】本発明の2剤型貼着体を使用するにあたっ
ては、水溶性粘着付与物質を組成物中に配合させた場合
には、そのまま単に目の周り、顔面、手足、腰部等に貼
着または巻回すればよい。 【0039】 【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明する
。以下「部」とあるのは重量部である。 【0040】実施例1 平均重合度1700、ケン化度99.5モル%のポリビ
ニルアルコール、純度99.0重量%以上の尿素、およ
び2価金属塩としての塩化カルシウム二水塩を水に投入
して加熱溶解することにより、下記の処方の組成物を調
製した。 【0041】                          
               試料 No.    
                    成    
分          No.1      No.2
      No.3      No.4     
         ポリビニルアルコール    10
部      10部      15部      
15部              水       
               70部      6
5部      65部      65部     
         尿素              
       5部      10部       
5部       −               
 CaCl2 ・2H2O            1
5部      15部      15部     
 20部           【0042】上記の組成物をポリエチレンフィルム上に
流延してからその上にもう1枚のポリエチレンフィルム
を置き、−20℃の冷凍庫中に入れて1昼夜放置した。 これにより厚さ 0.8mmのシート状のハイドロゲル
からなるA剤が得られたので、所定の大きさに裁断して
から、両側のポリエチレンフィルムを剥離除去し、1枚
ずつ耐透湿性包材中に密封包装した。 【0043】また、別途ポリエステルフィルムの片面に
アロエエキス末を散布状に付着させたB剤を準備し、耐
透湿性包材で密封包装した。ポリエステルフィルムに対
するアロエエキス末の付着は、静電気を利用して容易に
達成することができる。 【0044】No.1〜No.4のA剤は、いずれも製
造後しばらくの期間は良好な皮膚貼着性を有するが、密
封包装しておいても、1ケ月、2ケ月というように日時
を経るにつれ皮膚貼着性が低下していく傾向がある。ま
た、No.1〜No.3のA剤は皮膚刺激性を有しない
が、尿素を配合していないNo.4のA剤は若干の皮膚
刺激性を有する。 【0045】製造後3ケ月を経たNo.1〜No.4の
A剤は、密封包装しておいてもほとんど皮膚貼着性を有
せず、また皮膚に接触させたときの冷涼感が不足するこ
とがわかった。 【0046】そこで、この3ケ月経過後のA剤のうちN
o.1〜No.3のものを用い、上記のB剤を包材から
取り出してそのアロエエキス末付着面をA剤に接触させ
たところ、数10秒後にはアロエエキス末が溶解すると
共に、A剤表面の粘着力が回復したので、B剤側のフィ
ルムを取り除いてから皮膚に当接したところ、容易に皮
膚に粘着し、手を離しても剥落しなかった。このときの
冷涼感は極めて好ましく、また皮膚刺激性は全く認めら
れなかった。 【0047】実施例2 平均重合度1800、ケン化度99.0モル%のポリビ
ニルアルコール10部、純度99.0%重量以上の尿素
10部、2価金属塩としての塩化カルシウム二水塩10
部、および 0.2部の霊芝抽出末を水70部に投入し
て加熱溶解した。 【0048】ついで、この組成物をポリエチレンフィル
ム上に流延してからその上に不織布を置き、−20℃の
冷凍庫中に入れて1昼夜放置した。これにより厚さ1m
mのシート状のハイドロゲルからなるA剤が得られたの
で、アイマスク状に裁断および打ち抜いてから、ポリエ
チレンフィルムのみを剥離除去し、1枚ずつ耐透湿性包
材中に密封包装した。 【0049】また、別途ポリエステルフィルムの片面に
薬効成分としてのビタミンCを乳糖に担持させた粉末を
散布状に付着させたB剤を準備し、耐透湿性包材で密封
包装した。 【0050】このようにして得たA剤およびB剤を3ケ
月放置した後、包材から取り出し、B剤の粉末付着面を
A剤の不織布非積層面に接触させたところ、数10秒後
には粉末が溶解すると共に、A剤表面の粘着力が回復し
たので、B剤側のフィルムを取り除いてから皮膚に当接
したところ、容易に皮膚に粘着し、手を離しても剥落し
なかった。このときの冷涼感は極めて好ましく、また皮
膚刺激性は全く認められなかった。 【0051】実施例3 B剤として、カルボキシビニルポリマーの稀薄水溶液に
ヨモギエキスを添加したものをプラスチックス容器に収
容したものを用意した。 【0052】実施例2のA剤(製造後3ケ月経過したも
の)を包材から取り出し、その不織布非積層面に上記の
B剤を薄く塗布した。20〜30秒後経過後、そのB剤
塗布側の面を皮膚に当接したところ、容易に皮膚に粘着
し、手を離しても剥落しなかった。このときの冷涼感は
極めて好ましく、また皮膚刺激性は全く認められなかっ
た。 【0053】 【発明の効果】本発明の2剤型皮膚貼着体にあっては、
A剤が製造後長期間を経て皮膚に対する粘着性が低下し
たり、冷涼感が低下しているような場合でも、A剤にB
剤を適用することにより確実に皮膚貼着性を回復し、か
つ好ましい冷涼感が得られる。 【0054】また、A剤中に予め薬効成分を含有させて
おくことは可能でも、含有可能な薬効成分には限定があ
る上、長期間を経ると薬効成分が変質するおそれがある
が、本発明においてはA剤に含有させにくい薬効成分や
変質しやすい薬効成分であっても、B剤として安定な形
(たとえば粉体)で保存しておくことができるので、皮
膚への適用時に薬効成分の効果を最大限に発揮させるこ
とができる。 【0055】本発明の2剤型皮膚貼着体は形態が特異で
ある上、使用時の操作に安心感があり、さらには皮膚に
適用した場合に好ましい使用感があるので、使用者に充
分な満足感を与えることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状のハイドロゲル成形体よりなるA
    剤と、水溶性または親水性物質の粉体または水性液より
    なるB剤とからなる2剤型皮膚貼着体。
  2. 【請求項2】A剤とB剤との少なくとも一方に薬効成分
    が含まれている請求項1記載の2剤型皮膚貼着体。
  3. 【請求項3】A剤が、ポリビニルアルコール、水、尿素
    および2価金属塩よりなる組成物から形成されている請
    求項1または2記載の2剤型皮膚貼着体。
  4. 【請求項4】B剤が水溶性または親水性物質の粉体であ
    り、かつ該粉体がシート上に散布状に付着した形態にあ
    る請求項1記載の2剤型皮膚貼着体。
JP7477491A 1991-03-13 1991-03-13 2剤型皮膚貼着体 Withdrawn JPH04283511A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6171594B1 (en) 1996-07-10 2001-01-09 Colorplast A//S Adhesive agent and use of such agent
JP2007031601A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The ハイドロゲル
WO2023037908A1 (ja) * 2021-09-09 2023-03-16 株式会社資生堂 二液型皮膚改善化粧料
WO2024053472A1 (ja) * 2022-09-07 2024-03-14 ピアス株式会社 皮膚用化粧料キット

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