JPH0428234Y2 - - Google Patents

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JPH0428234Y2
JPH0428234Y2 JP1987080117U JP8011787U JPH0428234Y2 JP H0428234 Y2 JPH0428234 Y2 JP H0428234Y2 JP 1987080117 U JP1987080117 U JP 1987080117U JP 8011787 U JP8011787 U JP 8011787U JP H0428234 Y2 JPH0428234 Y2 JP H0428234Y2
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motor
braking
braking device
excitation winding
relay
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は永久磁石を有するモータを電気的に制
動するモータの制動装置の改良に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、このようなモータの制動装置として、例
えば第8図に示すものがあつた。
図で、1はモータで例えば減速機を介さないで
駆動対象を直接駆動するダイレクト・ドライブ・
モータである。2はモータ1の駆動時にモータ駆
動信号に応じてモータ1の励磁巻線3を励磁して
モータを駆動するモータドライバ、4は接点a1
に接続されたときには励磁巻線3をモータドライ
バ2に接続し、接点a2側に接続されたときには励
磁巻線3を短絡する短絡するリレーである。5は
リレー駆動信号によりリレー4を駆動するリレー
ドライバである。
このような制動装置で、通常のモータ駆動時に
は、リレードライバ5によりリレー4を接点a1
に接続し、モータドライバ2で励磁巻線3を励磁
してモータ1を駆動する。
モータを制動する場合は、リレー4を接点a2
に接続し、励磁巻線3を短絡し、励磁巻線3の巻
線抵抗によつて運動エネルギーをジユール熱とし
て消費させてモータを停止させる。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、巻線に誘起される電圧が交流であるブ
ラシレスDCモータにこのような制動装置を適用
した場合には、モータの回転が速いと、励磁巻線
3を短絡したときに励磁巻線3のインダクタンス
と抵抗によつて作られるインピーダンスが高いた
め、短絡回路に流れる電流が小さくなる。これに
よつて、ジユール熱として消費されるモータの運
動エネルギーが小さくなり、制動効果が悪くなる
という問題点があつた。
本考案はこのような問題点を除去するためにな
されたものであり、高速回転しているモータを効
率よく制動できるモータの制動装置を実現するこ
とを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、 永久磁石を有するモータを電気的に制動するモ
ータの制動装置において、 制動時にモータの励磁巻線をコンデンサを介し
て短絡する制動手段を有することを特徴とするモ
ータの制動装置である。
[実施例] 以下、図面を用いて本考案を説明する。
第1図は本考案にかかるモータの制動装置の一
実施例の構成図である。第1図で第8図と同一の
ものは同一符号を付ける。
第1図で、Cは接点a2に両端が接続されたコン
デンサである。本考案の特徴はこのコンデンサC
を設けたところにある。
請求範囲でいう制動手段は、コンデンサC、リ
レー4及びリレードライバ5からなるものであ
る。
次に、このような制動回路の動作について説明
する。
第2図は第1図の制動装置の動作説明図であ
り、aはリレー駆動信号、bは励磁巻線3に流れ
る電流のタイムチヤートである。
通常のモータ駆動を行う場合は、リレー駆動信
号はローレベルになり、リレー4は接点a1側に接
続され、モータドライバ2により励磁巻線3には
駆動電流が流れる。
モータを制動する場合は、リレー駆動信号はハ
イレベルになり、リレー4は接点a2側に接続され
る。これによつて、励磁巻線3はコンデンサCを
介して短絡される。このときの等価回路は第3図
のようになる。
第3図で、LとRは励磁巻線3のインダクタン
スと抵抗、Vは制動時に発生する逆起電圧であ
る。この等価回路に流れる電流I1は次のようにな
る。
ω:逆起電圧Vの角周波数 この式ではコンデンサCの容量もCで表わす。
一方、第8図の制動装置では、制動時の等価回
路は第4図のようになる。この制動回路に流れる
電流I2は次のようになる。
式と式で表わされる電流I1とI2の角周波数
ωの関係を第5図に示す。
モータの回転が速いときはロータが速く回転す
るため、逆起電圧の周波数が大きくなり、ωが大
きくなる。
第5図に示されるように、モータの回転が速い
ときすなわちωが大きいときは、本考案にかかる
制動装置の方が第8図の制動装置に比べて励磁コ
イル3に流れる電流が大きくなる。これによつ
て、本考案にかかる制動装置の方が高速回転のモ
ータを制動するときに励磁巻線3に大きな電流が
流れ、ジユール熱として消費されるエネルギーが
大きくなり、制動効果が良好になる。
第6図は本考案にかかるモータの制動装置の他
の実施例の構成図である。
図で、SWはコンデンサCの両端に接続された
スイツチである。6及び7は励磁巻線3の両端電
圧(交流電圧)を直流電圧にするダイオードとフ
イルタである。8は直流にされた電圧を基準電圧
Vγと比較し、比較結果に応じてスイツチSWをオ
ン・オフするコンパレータである。
このような制動装置で、モータを制動する場合
に、モータの回転がおそいときは、コンパレータ
の出力でスイツチSWを閉じて励磁巻線3を短絡
させてモータを制動する。モータの回転が速いと
きは、コンパレータの出力でスイツチSWを開
く。これによつて、励磁巻線3がコンデンサCを
介して短絡され、第1図の回路と同様にしてモー
タが制動される。モータの回転速度が速いときは
励磁巻線3の両端電圧の波高値が高く、おそいと
きは波高値が低くなるため、コンパレータ8はモ
ータの回転速度に応じた比較結果を出力する。基
準電圧Vγは、第5図の電流I0が流れているとき
に励磁巻線3の両端に発生する電圧に設定されて
いる。
第7図は本考案にかかるモータの制動装置の他
の実施例の要部構成図である。
図で、接点a2には、コンデンサとスイツチを直
列接続した回路が複数個並列に接続されている。
各コンデンサC1〜Coはそれぞれ容量が異なるも
のである。
このような制動装置では、制動時に、モータの
回転数に応じてスイツチSW1〜SWoを選択的に閉
じて励磁巻線3にコンデンサC1〜Coのいずれか
を接続する。
スイツチの開閉信号は第6図のダイオード6、
フイルタ7及びコンパレータ8を複数段積み重ね
た回路から与える。
この制動装置では、制動時にモータの回転数に
応じてより適切なコンデンサを選ぶことができ
る。
なお、実施例では単相モータを示しているが、
これに限らず多相モータであつてもよい。
また、リレー4の代りにトランジスタスイツチ
等を用いてもよい。
[効果] 本考案によれば、制動時にモータの励磁巻線は
コンデンサを介して短絡されるため、モータが高
速で回転していても短絡回路のインピーダンスの
増大が抑えられる。これによつて、短絡回路に流
れる電流が大きくなり、高速回転しているモータ
を効率よく制動できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるモータノ制動装置の一
実施例の構成図、第2図は第1図の制動装置の動
作説明図、第3図は制動時における第1図の制動
装置の等価回路図、第4図は制動時における第8
図の回路の等価回路図、第5図は第3図及び第4
図の回路に流れる電流と角振動数の関係を示した
図、第6図及び第7図は本考案にかかるモータの
制動装置の他の実施例を示した図、第8図は従来
におけるモータの制動装置の構成例を示した図で
ある。 1……モータ、3……励磁巻線、4……リレ
ー、C……コンデンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 永久磁石を有するモータを電気的に制動するモ
    ータの制動装置において、 制動時にモータの励磁巻線をコンデンサを介し
    て短絡する制動手段を有することを特徴とするモ
    ータの制動装置。
JP1987080117U 1987-05-27 1987-05-27 Expired JPH0428234Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987080117U JPH0428234Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987080117U JPH0428234Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63191896U JPS63191896U (ja) 1988-12-09
JPH0428234Y2 true JPH0428234Y2 (ja) 1992-07-08

Family

ID=30930628

Family Applications (1)

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JP1987080117U Expired JPH0428234Y2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27

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JP (1) JPH0428234Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60152728U (ja) * 1984-03-23 1985-10-11 松下電工株式会社 天窓構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63191896U (ja) 1988-12-09

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