JPH0428212Y2 - - Google Patents

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JPH0428212Y2
JPH0428212Y2 JP1984084745U JP8474584U JPH0428212Y2 JP H0428212 Y2 JPH0428212 Y2 JP H0428212Y2 JP 1984084745 U JP1984084745 U JP 1984084745U JP 8474584 U JP8474584 U JP 8474584U JP H0428212 Y2 JPH0428212 Y2 JP H0428212Y2
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JP
Japan
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diode
circuit board
printed circuit
coil
rotor
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JP1984084745U
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JPS612775U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はブラシレス発電機に係り、とくに回転
子ヨークに巻装された界磁コイルの両端をダイオ
ードを介して短絡するように接続したブラシレス
発電機に関する。
〔背景技術とその問題点〕
界磁コイルを回転子ヨークに巻装するととも
に、このコイルの両端をダイオードを介して短絡
し、さらに固定子側に電機子コイルに対して電気
角で90度ずれた位置にコンデンサコイルを設ける
ようにしたブラシレス発電機は、単相同期機の逆
相分回転磁界による界磁誘導起電力を半波整流す
る場合の自励効果を発電機に応用したものであつ
て、非常に簡単なブラシレス構造の発電機とする
ことができる。
そしてこのような発電機においては、上述の如
く回転子ヨークに巻装された界磁コイルの両端を
ダイオードと接続するようにしており、しかもこ
のダイオードが回転子側に保持される構造とな
る。従つて何らかの手段によつてこのダイオード
を回転子に保持しなければならない。このため
に、例えば実開昭57−135887号公報には、界磁コ
イルが巻装されるボビンにプレート部を形成し、
このプレート部に上記ダイオードを保持させると
ともに、プレート部に形成された突起によつてこ
のダイオードのリード線を保持するようにした発
電機が開示されている。
このような従来のダイオードの保持構造によれ
ば、回転子の回転に伴う遠心力が、上記リード線
に加わることになる。従つてこのような構造によ
れば、遠心力によつてダイオードが脱落する心配
がある。また従来のこのような方法によると、ダ
イオードとコイルとの接続の際に、上記ダイオー
ドのリード線を折曲げてからげなければならず、
作業が複雑になるとともに、これによつて自動化
の障害となつていた。
〔考案の目的〕 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、界磁コイルと接続されかつ回転子側
に保持されるダイオードをより確実に保持すると
ともに、このダイオードの接続あるいは取付け作
業が簡単になり、これによつて自動化が可能なブ
ラシレス発電機を提供することを目的とするもの
である。
〔考案の概要〕
本考案は、回転子ヨークに界磁コイルを巻装す
るとともに、この界磁コイルの両端を短絡するよ
うにダイオードを接続し、これに対して固定子側
には電機子コイルを設けるとともに、該電機子コ
イルに対して電気角で90度ずれた位置にコンデン
サコイルを設けるようにしたブラシレス発電機に
おいて、前記ダイオードをプリント基板上にマウ
ントするとともに、前記界磁コイルを前記回転子
ヨークに巻装するボビンに形成された一対の区画
壁に互に対向するように溝を形成し、この溝に前
記プリント基板の両側のエツジを係止し、前記ダ
イオードが前記プリント基板に対して回転中心側
に位置しかつ該プリント基板が円周方向に配され
るように保持するようにしたことを特徴とするブ
ラシレス発電機に関するものであつて、これによ
つてダイオードの保持を確実にするとともに、そ
の接続あるいは取付けの作業の合理化を達成する
ようにしたものである。
〔実施例〕
以下本考案を図示の一実施例につき説明する。
第3図は本考案の一実施例に係るブラシレス発電
機の概略を示すものであつて、このブラシレス発
電機は回転子ヨーク1を備えている。回転子ヨー
ク1には、一対の界磁コイル2が巻装されてい
る。これらの界磁コイル2の両端は、ダイオード
3と抵抗4の並列回路と接続されている。これに
対して固定子5は、電機子コイル6を備えてお
り、この電機子コイル6はスイツチ7を介して負
荷8と接続されるようになつている。またこの電
機子コイル6に対して電気角で90度ずれた位置に
コンデンサコイル9が設けられており、このコン
デンサコイル9の両端はコンデンサ10と接続さ
れるようになつている。
つぎにこのようなブラシレス発電機の作動の原
理を説明すると、外部から回転子ヨーク1を駆動
することによつて、この回転子ヨーク1の残留磁
気による極めて低い誘導起電力によつて、コンデ
ンサコイル9に進相電流が流れ、その自励現象に
より次第にコンデンサコイル9の端子間電圧が上
昇する。従つてこれによつてコイル9に流れる進
相電流も増大する。そしてその単相電機子反作用
によつて界磁コイル2に誘電起電力を生じ、この
起電力をダイオード3によつて半波整流すること
による界磁の自励効果と相俟つて、発電機の端子
電圧が所定の値に上昇する。従つてこのことか
ら、スイツチ7を閉じておくことによつて、電機
子コイル6で得られる発電出力を負荷8に供給す
ることが可能になる。なお上記ダイオード3と並
列に接続されている抵抗4は、上記ダイオード3
を保護するためのものであつて、逆方向の急峻な
電圧の上昇を吸収するようにしている。
つぎにこのブラシレス発電機の回転子の構造に
ついて第4図および第5図を参照しながら説明す
ると、この回転子は一対のボビン11,12を備
えており、これらのボビン11,12が軸線方向
から回転子ヨーク1を挟むように取付けられてお
り、しかもこのボビン11,12を介してヨーク
1に上記界磁コイル2が巻装されるようになつて
いる。そしてボビン11,12には筒状部13が
連設されており、この筒状部13内に回転軸14
が挿入されている。そして一対の界磁コイル2
は、上記筒状部13を横切るようにボビン11,
12にそれぞれ形成されている一対の区画壁15
によつて区分されるようになつている。これらの
区画壁15は、合成樹脂成形体から成るボビン1
1,12に一対に形成されている。
つぎにこのようにして構成された回転子のボビ
ン11,12に巻装された界磁コイル2に接続さ
れている上記ダイオード3および抵抗4の保持の
ための構造について説明すると、第4図および第
5図に示すように、ボビン11,12の一対の区
画壁15の間には、プリント基板16が保持され
ており、このプリント基板16にダイオード3と
抵抗4とがマウントされている。
この構造をさらに詳細に説明すれば、第1図に
および第2図に示すように、一対の区画壁15に
は、互に対向するようにそれぞれ条溝17が形成
されており、この条溝17にプリント基板16の
幅方向の両端のエツジの部分が係止されている。
そしてこのプリント基板16には、予めダイオー
ド3と抵抗4とがそれぞれマウントされるととも
に、これらのダイオード3および抵抗4は、第3
図に示す回路を形成するように、プリント基板1
6のパターンを介して、界磁コイル2の両端と接
続されている。そしてプリント基板16の幅方向
の両側のエツジの部分を受入れる条溝17の上端
は、このプリント基板16を装着した後に加熱さ
れて熱変形部分18を形成するようになつてお
り、これによつてプリント基板16の脱落を防止
するようにしている。
このように本実施例に係るブラシレス発電機に
おいては、界磁コイル2と接続されるダイオード
3および抵抗4をプリント基板16にマウントす
るとともに、このプリント基板16をボビン1
1,12の区画壁15に形成された条溝17に挿
入して保持するようにしている。従つてこれらの
部品3,4の保持が非常に確実になるとともに、
ダイオード3および抵抗4のリード脚をコイルの
端部とからげて接続する作業が必要でなくなり、
半田デイツプによつて接続することが可能とな
る。従つてこれらの部品3,4の取付け作業の自
動化も可能になる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、ダイオードをプリント
基板上にマウントするとともに、界磁コイルを回
転子ヨークに巻装するボビンに形成された一対の
区画壁に互いに対向するように溝を形成し、この
溝に前記プリント基板の両側のエツジを係止し、
ダイオードがプリント基板に対して回転中心側に
位置しかつ上記プリント基板が円周方向に配され
るように保持するようにしたものである。
従つて簡単な構造によつてダイオードをマウン
トしたプリント基板を確実に保持することができ
るとともに、このダイオードの接続の作業が容易
になり、その自動化も可能になる。
またダイオードをプリント基板にマウントして
ボビンの溝に係止させて取付けるだけでよく、ダ
イオードを収納するケースや樹脂による封入が不
要になる。このようにダイオードをプリント基板
上にマウントしてボビンに直接取付けるようにし
ているために、ダイオードの放熱性が良好にな
る。
またダイオードがプリント基板に対して回転中
心側に位置するようになつているために、回転子
の回転に伴つてダイオードに遠心力が生じても、
この遠心力がプリント基板によつて受けられるよ
うになり、遠心力によつてダイオードがプリント
基板から脱落することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るブラシレス発
電機のダイオードおよび抵抗の取付け構造を示す
要部平面図、第2図は同要部正面図、第3図はこ
のブラシレス発電機の回路図、第4図は同発電機
のロータの平面図、第5図は同正面図である。 なお図面に用いた符号において、1……回転子
ヨーク、2……界磁コイル、3……ダイオード、
4……抵抗、5……固定子、6……電機子コイ
ル、7……スイツチ、8……負荷、9……コンデ
ンサコイル、10……コンデンサ、11,12…
…ボビン、13……筒状部、14……回転軸、1
5……区画壁、16……プリント基板、17……
条溝、18……熱変形部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転子ヨークに界磁コイルを巻装するととも
    に、この界磁コイルの両端を短絡するようにダイ
    オードを接続し、これに対して固定子側には電機
    子コイルを設けるとともに、該電機子コイルに対
    して電気角で90度ずれた位置にコンデンサコイル
    を設けるようにしたブラシレス発電機において、 前記ダイオードをプリント基板上にマウントす
    るとともに、前記界磁コイルを前記回転子ヨーク
    に巻装するボビンに形成された一対の区画壁に互
    いに対向するように溝を形成し、この溝に前記プ
    リント基板の両側のエツジを係止し、前記ダイオ
    ードが前記プリント基板に対して回転中心側に位
    置しかつ該プリント基板が円周方向に配されるよ
    うに保持するようにしたことを特徴とするブラシ
    レス発電機。
JP8474584U 1984-06-07 1984-06-07 ブラシレス発電機 Granted JPS612775U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8474584U JPS612775U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 ブラシレス発電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8474584U JPS612775U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 ブラシレス発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS612775U JPS612775U (ja) 1986-01-09
JPH0428212Y2 true JPH0428212Y2 (ja) 1992-07-08

Family

ID=30634509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8474584U Granted JPS612775U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 ブラシレス発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS612775U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57135886U (ja) * 1981-02-19 1982-08-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS612775U (ja) 1986-01-09

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